- 22.3.1 雨
-
母の入院・病状などで、多くの方から、はげましのメッセージやメールを頂きました。
誠にありがとうございます。この場を借りてではありますが、御礼申し上げます。
涙なくしては読めないものも多く、皆様の温かい心に触れさせて頂き、本当に感謝しております。
ご心配をおかけして申し訳ありません。
先ほど母から電話があり、少し回復した(個室から大部屋へ戻れた)と申しておりました。
明日、担当医師と面会し、今後の方針などを確認させて頂く予定にしております。
上手く事が運ぶことをお祈り下さい。
午前中に少し時間があった(1時間ほど)ので、近所に梅を観に行こうとドアを開けたところ、顔に冷たい物が。
あれ?あれれ?
雨で酒。
お出かけは即中止。
出かける前だったのが、幸いかも。
天気予報は、本格的な(横殴りの)雨になると言っておりました。
残念。(天気予報ぐらい確認して行動しろよな!何て言わないで!)
まあ、また機会はあるでしょう。(あるかな?)
恨みの雨ではなく、吉兆であると信じ、気を取り直して、仕事に向かいま酒。
- 22.3.2 無念
-
なんで、こんな奴が医者やねん?!
母の担当医師と面会中のこと。
わざわざ時間を取って頂いたことには感謝している。
しかし、言うことが毎回違う。
「病院外診療は可能なのですよね」の私の問いに、
「あかんかも知れんな〜」と他人事のように言う。
思わず、机に拳を叩きつけてしまった。
しまった!という思いはあったが、もう止まらない。
「先生が可能だと仰ったから、こちらはそれに合わせて動いているのですよ。それを今さら」
「医事課に聞いてみるわ」
こちらの剣幕におののいたのか、のらりくらりの態度を一変し、席を立つ医師。
しかし、その数秒後。
「やっぱりあかんみたいやわ」
よくぞ、この段階で言葉を飲みこんだものだと、自分を褒めてあげたい。
以前の私なら、即、つかみかかっていただろう。
ただ、人質を取られている身で無謀なことはできない。
「気持ちは分かるよ。けどね。私は単に一企業の歯車なのよ。出来ることと出来ないことがあるのは分かってもらえないかな?」だと。
あかんわ。この男。
人の命を預かる資格はないわ。
これ以上言っても無駄だとは思ったが、最低限の言質は取り付けなければ。
医事課の人にも立ち合ってもらい、確認しようと試みたが、医事課の人は一切口を開かない。
首を縦に振るか、アイコンタクトで頷くだけだった。
だめだ!こりゃ!!この病院自体、腐ってる。
受け入れ先のない状態で宣言はできなかったが、私の心は転院しかあり得ないという結論に至った。
もちろん、利用できる間はこの施設も利用させてもらうつもりではいるが・・・。
私の考えが間違っているのだろうか?
この日記を読まれた方で、諭して下さろうとお思いの方がいらっしゃれば、ご意見お待ち致しております。
- 22.3.3 梅
-
酒を呑んでも鬱憤は晴れなかった。
場所はいつもの民族博物館。
午前中はふて寝を決め込もうかとも思ったが、陽気につられて梅を観に出かけた。
しかし、ゆっくりできるほどの時間はない。
せいぜい1時間か?
梅を観るのは3年ぶり。
五分咲きといったところだろうか。
蝋梅も残っており、菜の花もきれいだった。
滞在時間は30分ちょっと。おひな様も見ずに公園を後にしたが、少しは気分転換になったかな。
- 22.3.4 情緒不安定
-
自分でも分かっている。
今の私は、情緒不安定。
毎年、この時期に少しおかしくなる自覚はあった。
過去の日記を見て再認識した次第だが、程度の差はあれ大抵この時期が危ない。
鍛え上げた(つもりの)生徒達を送り出したあとの空虚感と相まって、次の学年の生徒達(受験生?)に感じる物足りなさ。
仕上がった(はずの?)卒業生とまだまだまだまだ発展途上の子達を比べてはいけない(圧倒的な学力差だものね)のだろうが、そのギャップの大きさには、ため息を禁じ得ない。
そんな毎日なのだ。この時期は、毎年ね。
加えて、今回は個人的な事情も影響している。
酒も呑まずに爆睡できるなんて何年ぶりだろう。
慥かに、精神的にかなり追い込まれている。
ちょっとしたことで腹を立てたり、悲しくなったり。
例えば、スーパーのCMに涙ぐむ私。おかしいでしょ。
母の買い物につき合っていた頃は、その時間を(正直申せば)疎ましく思っていた。
「もう〜。早くしてよ。バナナの見た目なんて大して違わないやんか。私は忙しいのよ!」とね。
けれど、今はその時間が懐かしい。
生徒達には、極力(個人的な)感情を抑えて接しているつもりだが、ついつい、きつい口調になってしまっていることもある。
しまった!と、思ってももう後の祭り。
気をつけなければと、反省の毎日。(さらに、ストレスがたまるってか?)
ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 22.3.5 記憶
-
何故だろう?
40年ほど前の記憶が突然蘇ってきた。
楽しい思い出なら嬉しいのだが、けして良い思い出ではない。
敢えて封印してきたつもりはないのだが、いや、無意識のうちに消そうとしていたのかも知れぬ。
何か良からぬことの兆候なのか?
我が人生の中でも最悪の時代。
それを忘れて、善人面するなよ!という神の啓示か。
過去は受け止めなければならないのだろうが、正直言ってキツい。
- 22.3.6 トリオ
-
卒業生が訪ねてきてくれた。
彼等は久し振りの登場だ。
以前、入試本番の真っ最中だったか、直前だったかに「行っても良いですか?」と連絡があったが、「来るな!」と即答したが、あれは何年前だっただろうか?※
いつも3人揃ってやって来る。
高校時代は、「一体何の用?」と聞き糺したくなるくらい、何も話さずただ3人でゴニョゴニョしていた。
私が授業中だったせいもあるが、私と一言も話さずに帰って行ったこともあったっけ。
そんな彼等も大学を卒業し、今春からは社会人。
に、なるはずだったのだが・・・。
進路をしっかり見すえている者あり、まだ模索中の者もあり、まあ、人生いろいろで酒ね。
まあ、みんな元気で嬉しかったぞ。
※ 2年前の彼等の成人式の時で酒た。
- 22.3.7 アナザーストーリーズ
-
『アナザーストーリーズ』なる番組を初めて見た。
フォーライフの特集があったからと、ハニーが録画してくれたのだ。
ファーライフ。ご存知の方は少ないだろう。
だって、私が高校生になるかならないかの頃の話だものね。
それでも当時(1975年)は、一大センセーショナルなニュースだったのよ。
だって、拓カ・陽水・泉谷・小室が手を組み、新しいレコード会社を作るっていうのだからさ。
番組を見て、初めて知った事実も多かった。
少年(=何も世間を知らない)だった私は、単に「すげ〜すげ〜!」と大騒ぎしていただけだったが、この番組を通じて、大人の事情を少し垣間見ることができた。
正直、今でも彼等の主張には100%の共感はできないが、「ふ〜ん。そうだったのね」って、感じかな。
拓カに憧れ、自由に生きるんだと自分に言いきかせ、勝手気ままに生きていた私。
あの頃はそんな自分に満足していたが、家庭を持ち、責任も芽生えるにつれ、いつもでも自分勝手ではいけないと思い始めた。
とは口だけで、今でも我が儘ばかりで、ハニーには苦労ばかりかけているのだが。(御免ね。ハニー!いつもありがとう)
アナザーストーリーズ。成る程ね!と唸ってしまった。
制作者側の意図の押しつけがやや鼻にはついたが、結構、深い番組だと思えた。
機会があれば、また観たいかな。
- 22.3.8 金粉
-
少し前向きに考えるようにしてみた。
ちょっとだけ良いことがあったので、ハニーとお祝い。
現実をありのままに受け止め、諦めるのではなく、チャンスを窺う。
悲観する必要はない。必ず道は拓ける。そう信じるしかないだろう。
お気づきになっただろうか。
読書するカッパの横に金粉が浮かんでいることに。
健康でいられることは、有り難いことだ。
日常に感謝しつつ、乾杯。(お酒はいただいた銘酒)
ちょっと呑みすぎたけど、おかげで元気になりま酒た。
- 22.3.9 深見東州
-
以前から気にはなっていた。
この男、何者やねんとね。
宗教家らしいが、電車の広告等で見る限りはコメディアン?え?ミュージシャンなの?
深見東州なる人物。興味深いが、謎じゃ。
先日、訪れてくれた卒業生の1人が本をプレゼントしてくれた。
「ぼくの人生を変えた本です。先生も読んで見て下さい」と言い残して、置いていったのが、その深見東州の本だった。
早速読んでみた。
もっともな事が書いてある。
胡散臭い部分もあるが、成る程ね!と頷けることの方が多い。
2冊もくれたからまだ読み終えていないが、結構面白い。
ただ、少し心配。
これをプレゼントしてくれた子は、純粋な子なのだ。良い意味で言えばピュア、悪く言えば世間知らず。
人を疑うことを知らず、環境に染まりやすい。
変な宗教などにはまらなければ良いのだが・・・。
まあ、杞憂で終わることを願いたい。
- 22.3.10 電話
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電話は鳴らなかった。
すっと、朗報を待っていたのに・・・。
25期生の大学入試結果はどうだったのだろう。
数人の保護者からはメールをもらっていたが、やっぱ直接喜びの声を聞きたいじゃない。
かかってきたのは、怪しい不審電話だけだった。
「大阪市役所からです。国民給付金の・・・」と、自動音声が。
着信番号は3880669496482。
0669496482は大阪労働局の番号なのだが、388は怪しすぎる。
ネットで調べると、国際電話のようだが、中国の詐欺グループかもとのことだった。
「申請される方は9番を押して下さい」と言われ、思わず9番をプッシュしてしまった私。
おバカで酒。
皆さんもお気をつけて。
そんなことより25期生のみんな。連絡待ってるぞ!
- 22.3.11 平和?
-
日々を無事に生きられること。
それがどれだけ有り難いことか。
私たちは、そのことに気がつかず、些細なことに心を乱され、文句ばかり言っている。
なんて、お目出度いというか、愚かというか。
自分が今いるステージがいかに恵まれているのかが、分からないからなのだろう。
無理はない。人はプラスしか見ようとしない。
そもそも、ほとんどの人は不幸を味わったことがないのだからさ。
かく言う私とて、平常(現在の幸せ)を当たり前のように甘受している。
だから、こんな偉そうなことを言う資格はこれっぽっちもない。
しかし、忘れてはいけないことくらいは分かっているつもりだ。
天災(人災?)で命を失った人たちの無念と、突如最愛の人を失った人たちの哀しさだけは。
過去(たった10年ほど前の事だぞ)の教訓を忘れ、目先の利益だけで再び原発依存に向かっているわが国。
おかしいとは思わないで酒か?
リーダーがバカだと苦しむのは国民。
あれ?これって、ロシヤや日本だけの話じゃないね。一般家庭にも当てはまる図式で酒ね。
要らんことを言いすぎま酒た。
ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 22.3.12 陽気
-
いきなり暑くなった。
何じゃ、この陽気は。
ダウンなんて着ていられないや。(実際、汗だくになりま酒た)
やっと、春の到来かな?
- 22.3.13 唐揚げ
-
もうすぐ、卒業記念パーティーだ。
例年、サンドイッチを供していた(一人に1パック)が、年によっては大量に残る。
オードブルのようなものの方が良いのではと、スタッフから提言を受けた。
唐揚げなら喜ばれますよ、と言われ、サンドイッチは止めて、唐揚げに決定。
で、先ほど注文してきたのだが・・・。
う〜ん。チョッピリ不安。
100個は多かったかな?3kg弱だもんね。
ま、育ち盛りの連中だ。容易く平らげてくれるだろう。
お残しは許しませんで〜!
- 22.3.14 お返し
-
仕返しとちゃうで。お返しやで。
生徒達からもらったバレンタインデーのプレゼント。
そのお返しなのね。
これが、結構悩むのだ。毎年。
あ!去年は悩まなかった。だって0だったもんね(笑)。
過剰なお返しで本気になられて(勘違いされて)も困るしね。(え?ならんってか?!)
だから、いつもハニーに付き添ってもらい、ハニーのアドバイスに従って決めている。(私のセンスは論外らしい)
今回も、私がこれでいい!と決めた後に、(私には内緒で)お菓子を追加してくれた。
どちらも、私なら絶対にチョイスしないだろうグッズだけに、驚き以上に感謝しかない。
生徒達もきっと喜んでくれるだろう。
え?そのハニーにはお返ししたの!って?
はい、ご心配なく。(長男のお嫁さんにも忘れていないで酒よ)
ワインをプレゼントさせて頂きま酒た。
え?女房酔わせてどうするの!ってかい?
ご存知の方いらっしゃいま酒か?
中野良子さん。色っぽかったで酒よね〜。
- 22.3.15 焦燥感
-
私は一体、何に焦っているのか?
「天気もいいし、河津桜でも観に行かない?」と、折角ハニーが提案してくれたのに、
「やらなあかん仕事あるから」と、断ってしまった。
そりゃ、慥かに仕事は山積みだ。
資料作成、教材作成、授業準備など(当たり前のことだが)、やってもやっても終わりはない。
だが、教材作成にしても、今日明日に必要なものではない。
多くは春期集中講座に使用する教材の改訂だし、急を要するものではない。(え?講習会は1週間後?!)
質の高い授業を提供するために、より良い教材を用意するのは当然だし、授業のレベルをより上げるためには、教材の(構成)改良は不可欠だ。
だから、毎年、前年の授業の感触を元に手を加えている。(+の場合は嬉しいが、−の改訂は結構きつい)
まあ、それにしても大して時間はかからない。
じゃ、今の私の焦り(?)は何が原因なのだ。
何故、見えない不安に煽られているのか?
午前中から事務所に入り、ひたすら作業。そこまでする必要はあるのか?
思い当たる節は多い。
母の病状次第では、いつ病院からの要請があるかも知れぬ。
いや、そもそも私自身、いつまで健康でいられるか?の保証はないのだ。
新型コロナウイルス(いつまで新型やねん?)の感染リスクも高まるばかりで、いつ誰が感染してもおかしくない状況が続いている。
これらの、漠然とした不安が募り、
「グズグズしている場合ではない。今できることは、今すぐやらねば」
と、強迫観念にも似た思いに囚われているのだろう。
ただ、気持ちに余裕がなくなると、思わぬ失敗も出てくる。
生徒への対応にもトゲが出たり、つまらんミスも増えたりと。
そう、緊張ばかりでは身も心も保たない。
そうだ。せめて明日は少しのんびりしようか。
講習会が始まったら、朝から晩までの毎日だしね。
- 22.3.16 桜
-
行ってきま酒た。桜を観にね。
初めはハニーも行ったことのない所を訪れる予定だった。
ネットで知った所だったのだが、散々彷徨った挙げ句、辿り着けず、おまけに途中でむっちゃ狭い道に入りこみ、車が立ち往生。焦ったわ。
結局、ハニーのかつて行ったことのある所(佐保川沿い)に案内してもらった。
満開で酒た。
河津桜って、ソメイヨシノより少し色が濃いのかな。
川面に映るピンクもきれいで酒たが、上手く撮影できておりませんで酒た。
右の写真は暗いで酒が、メジロがたくさん飛んで来たので。え?これが目白押し?!
前半の迷子で時間を取ったので、結構慌ただしかったが、それでも、一足早い春を満喫。
おかげで元気になりま酒た。
- 22.3.17 いろいろあるね
-
事務所のPCの調子が悪い。
フリーズではないのだが、しばらく席を外していると、画面が真っ黒になっている。
ESCキーを押しても復帰せず、電源を落とす(強制終了)しかない。
こんな状態がここ1週間ほど続いている。
購入してまだ半年も経っていないのに。
ずっと作業を続けている間はそんな症状は起こらないのだが、この子、かまってちゃんなのか?
昨日も動かなくなり、ため息と共に本日何回目かの強制終了に及ぼうとしたとき、スタッフが
「掃除機が突然動かなくなりました」と報告に来た。
「そんなアホな」と確かめに行ったが、慥かに動かない。
モーター部分がやたら熱くなっている。
もしやと思い、フタを外してみると、集塵袋がずれており、フィルターに埃がびっしり。
成る程、吸い込もうとしているのに、吸い込めないからオーバーヒートしたのかも。
埃を取りのぞき(スゴイ量だった)、モーターが冷めるのを待つ。
ウイ〜ン!と言う音が聞こえた時には、正直ホッとしたぞ。
いい加減な使い方をされたから、ゾウさん(お鼻が長いから勝手に命名しているのだが)が怒ったんだね。
ごめんね。これからはもっと大切に扱うよ。
ゾウさんの不機嫌の理由は分かったが、パソ子ちゃんの方は原因不明だ。
あ〜あ。意味不明の事が続くと、気分が滅入るわ。
理解不能の人の考えとかさ。
あ?そもそも人の気持ちなんて分かるはずないわね。
- 22.3.18 KF94
-
機嫌を直したゾウさんのパワーはすごかった。
今までの吸引力とはまるで違う。みるみるうちにどんどん吸い込んでいく。
思わず、予定外の場所まで掃除してしまったじゃないか。
正しく使えば、ちゃんと能力を発揮してくれるのね。これは、機械に限らず人間もか?
(パソ子ちゃんの方は、小まめにシャットダウンすることで取りあえずしのごうかと思っておりま酒)
昨日からKF94なるマスクを使っている。
ちょっと立体型でカッコイイ。
散髪屋さんのマスターが教えてくれたのだ。
値段はピンキリだけど、キリから始めてみま酒た。
点け心地は○。息もしやすい。
私はすぐに鼻が出てしまう傾向がある(授業ビデオで確認)が、これなら大丈夫かな。(やっぱり少しはずれるけど)
マスター曰く「KF94は韓国製だけど、中国製のKN95はパチモンやから要注意」だそうだ。
マスク一つで何が変わるんや!と言われるかも知れないが、防げるものなら防ぎたい。
まんぼうが解除になったからって、安心なんて絶対にできないものね。
- 22.3.19 ショック
-
灘中学校・高等学校校長の和田孫博先生が退官される。
昨日、息子から聞いた。
灘の校長先生には、どの方にも大変お世話になった。
勝山先生(私が入学したときの校長先生)・吉田先生(中学のとき担任だった)・河合先生(教育講演会をお願いした)。
しかし、歴代の校長先生の中でも、一番お世話になったのは和田先生だ。
和田先生にも教育講演会をお願いした。長男卒業の年だからもう12年前か。
先生は私の5年上の先輩にあたる。
野球部の顧問でいらっしゃったのだが、水泳部のOB会にもよく参加して下さる。(プールがドームになったのは先生のおかげだと伺った)
堅苦しくはなく、私なんぞにも気軽に声をかけて下さる気さくなお方で、同じテーブルでお酒を頂いたこともある。
何より、長男が母校に教師として戻れたのは、先生のおかげだと私は信じている。
まだまだお続けになると思っていただけに、この報せにはとても驚いた。
参与として、これからも学校には関わられるとは聞いたが、やはり、非常に残念だ。
来週、ご挨拶に伺う。
言葉では言い尽くせないほどお世話になった。
感謝の念を上手く伝えられるだろうか。いや、伝えなければ。
- 22.3.20 窓拭き
-
怖かった〜!
高い所大チライの私。
その私が、窓から身を乗り出して、なじぇ窓拭きしてるのか?!
え?何かの罰ゲーム?
ちゃいまんがな。
明日の卒業記念パーティー。折角だから、少しでもきれいな部屋で彼等の門出を祝いたいという、切ない親心なのよ。
あっという間に、雑巾は真っ黒け。
それもそのはず、窓拭きなんて何年ぶりだろう。5年ぶり?いやもっとか?
けして、怠けていたわけじゃないのよ。
ここ数年、教室の周りで相次ぐマンション建設。その工事の粉塵たるや凄まじいもので、いくらきれいにしても切りがないからさ。
1時間ほどかかった。
磨き上げたつもりでも、正直、ピカピカになったとは言い難い。
だって、窓拭きってさ。必ず筋が残るのよね。
プロなら完璧に仕上げられるだろうが、所詮は素人の、しかも震えながらの作業だからさ。
自己満足に過ぎないレベルで酒が、どうかお許しを。
- 22.3.21 ブラインド
-
窓はやはり不完全だった。明るいところで見ると、拭きむらや拭き残しが目立った。
取りあえず、もう一回拭き直したけどね。しかし、じゃ〜ん!ご覧下さい。
素敵でしょ!
きれいでしょ!
良い感じでしょ!!
そう、教室にブラインドが取り付けられたので酒よ。
教室の真向かいに建設されたマンション。
そこからだと教室内が丸見えになるのだ。
どうしようかな〜?と悩んでいたところ、31期生の保護者が聞いてくれた。
「先生。何か欲しいものないですか?」とね。
「え〜!良いんで酒か?」すかさず付け込む私。
「ロールカーテンがあれば嬉しいな」と、厚かましくもおねだりしてしまった訳で酒。
お世話になっている家具屋さんにお願いした。
ところが、そのお方曰く、「カーテンだと風でヒラヒラしますよ。ブラインドの方が良いと思います」
「けど、それじゃ、値段の方が・・・」
「上代は10万円を超えますね。それに工賃とかを入れると・・・。でも、何とかしますよ」と言って下さった。
甘えるのが大好きな私。お任せしま酒とお願いした。
結局、価格は上代の半額以下に。さらに工賃も取らずにやって下さった。
何と言うことだ。これじゃ持ち出しじゃないのか?
網戸の時にもお世話になったのに。Nさま、本当にありがとうございま酒。
さて、準備は整った。
あとは、主役達の登場を待つばかり。
さあ、どこからでもかかってこい。
- 22.3.22 記憶喪失
-
あれ?どうして私は夜道を一人歩いているのだろう。
時計を見れば24:00を回っている。
おかしいな〜。
パーティが終わり、片付けをした辺りまでは記憶にある。
しかし、その後の記憶が飛んでいる。
ハニーといっしょに帰ったはずなのに、何故かハニーはいない。
と、その時、電話が鳴った。ハニーからだ。
「どこにいるの?」
私が訊きたい。ハニーは自宅に戻っていた。
最寄り駅でいっしょに降りたという。なのに、私は一人また(わざわざ最終)電車に乗ったようだ。
訳分からん。
まあ、仕方ないか。
パーティ開始から5時間以上呑み続けていたものね。
楽しかった記憶まで無くさずに済んだのが、せめてもの救いか。
反省!
- 22.3.23 和田校長
-
母校を訪ねるのは久し振り。
入試応援では校門までなので、校舎内に入るのは3年前の文化祭以来か。
え?何しに行ったのかって?
もちろん、退官される和田校長にご挨拶で酒よ。
校長室には既に次の校長先生が入られているそうで、応接室でお目にかかった。
春休みの期間中なれど、クラブの試合で出勤していた長男も、同席させて頂いた。
この部屋に入るのも久し振り。教頭先生にご挨拶に伺って以来だ。
退官される理由を伺った。
体調不良とかではないとのことで一安心。一言で言えば、組織の活性化を図るためだそうだ。
ICTなどに疎い私よりも・・・と仰っていたが、教育って生で教えてなんぼでしょ。と思わず出かけた言葉を飲みこんだ。
先生が灘校で過ごされた年月は52年(生徒時代の6年間を含む)にもなられるそうだ。
ひょええ〜!まさに、人生のほとんどを灘校と共に生きてこられたことになる。
一番の思い出はと伺うと、「やっぱり震災やな」と即答された。
きっととんでもなく辛い思い出なのだろう。もう一度教育講演会を、とお願いしたが、今後はもう表に出るつもりはない。と仰った。
おそらく、次の校長や教頭の立場を気遣われてのことなのだろう。
残念であるが、仕方あるまい。
では、最後のお願いにと、いっしょに写真を撮っていただいた。
今後は、『嘉納治五郎100年の旅』に出られるそうだ。
お元気でお過ごし下さい。って、言うほどのお年ではないので酒が。
本当にお世話になりました。
ありがとうございま酒。
- 22.3.24 墓参り
-
親不孝にも程がある。
一体いつから行っていなかったのだろう。
この日記によれば、2年前の夏以来だ。
え〜!いくら何でもご無沙汰過ぎるだろう。
いや、昨年は記憶にないし、もしかしたら本当かも。
親父も呆れているに違いない。
ごめんなさい。
今後は、もう少しお参りいたしま酒。
- 22.3.25 枕
-
買っちゃった。
ちょっと高かったけど、テンピュールの枕。
早速使ってみたが、悪くない。
今までは、寝返りを打つ度に枕の位置を調整しなければいけなかったが、その必要はなく、安定している。
これで安眠が約束できるなら、高くはないだろう。
大いに期待したいところだが、見る夢の内容はあまり変わりない。
相変わらず、意味不明の算数の問題を解いていたり、授業の風景だったりね。
まあ、今後に期待しようか。
え?どんな夢を期待しているの?ってかい。
フフフ。ヒミツじゃ。
- 22.3.26 LAN
-
ショック!もう古いのか?!
まるで私の事を言われているみたいだった。
事務所のネットワークが繋がらなくなった。
スタッフのノートパソコンから私のデスクトップにアクセスできなくなったのだ。
いつものことながら、突然だったし、原因は不明だ。
あれこれやってみた(一応2時間ほど格闘したのよ)が、やはり繋がらなかったので、お世話になっている業者にSOS。
本来、その業者の方にお願いするのは筋違い。(だって、そこは印刷機や事務用品を取り扱っている会社で、電機屋さんではないものね)
ただ、コピー機は今もその会社を通じてリースしている。
それにつけ込んで、「困ったときは助けてね」と30年ほど前に交わした約束に、今なお縋っている状況なのだ。
ところが、専門家でも原因は分からなかった。
2時間ほどかかったかな。取りあえず、応急処置で繋げていただいた。
もう一度出直しますとのことだったが、その方曰く
「NASとかサーバーを置かれては如何ですか?」
「え?LANはもう古いの?」
「いえ、ただこのようにPCからPCだとバージョンが変わる度に設定し直さなければなりませんし、トラブルも起きやすいことは確かです」
「ふ〜ん」と、私。
寂しいな〜。そうか、私はもう時代遅れなのか?今の時代には通用しないのね。
NASは聞いたことがある。中規模以上の事務所ならピッタリのシステムだろう。
しかし、そのための費用がいくらかかるかも知っている私。
「そうしま酒」とは絶対に言えなかった。
結局、騙し騙し今の状況で凌いでいくしかないのだろう。
相変わらず、気まぐれパソ子ちゃんのご機嫌は悪いしね。
- 22.3.27 『女のいない男たち』
-
村上春樹の小説。
村上春樹は、私には難解すぎて苦手なのだが、映画「ドライブ・マイ・カー」の原作だと聞いたから読んでみた。
やっぱり難しかった。
複雑すぎる。そりゃ、人の心は簡単に分かるはずなかろうが、こと男女間の話になると、私にはサッパリだ。
賞を獲るくらいの映画だから、観に行こうかとも思っていたが、こりゃあかんわ。
それにしても、この話から映画を作るのだから、クリエーターの力ってすごいのね。
映画と言えば、「とんび」が公開されるそうだ。
時間があれば、是非観に行きたい。いや、時間がなくても観に行きたい。
いっぱいいっぱい泣くだろうけどね。写真は息子達が幼い頃(1〜2歳)に使っていた手袋。
こんなに小さかったんだ。
可愛かったな〜。(今も可愛いけどね)
え?!サイズがこれじゃ伝わらない?まあ、良いか。 - 22.3.28 10時間
-
流石に疲れた。
久し振りの10時間授業。
最後は叱る気力も失せていた。(途中で大爆発したからね)
この講習会中、あと1日10時間授業の日がある。
体調を整え気力を充実させておかねば。
雑音は一切シャットアウトしてね。
- 22.3.29 朗報
-
え?うっそ〜ん!正直、我が耳を疑った。
25期生が嬉しい報せを携えて会いに来てくれた。
「大学に合格しました」とね。
素直に喜べば良いじゃないか。なのに、なんで「うっそ〜ん!」何て言うのだ。このへそ曲がりめ!!
日頃から私の事を偏屈ジジイと思いこんでいる方々なら、きっとそう思われることだろう。
ちゃいまんがな。そこまで私は傲慢ではありません。
その子は、一度報告に来てくれているのだ。
「大学あきませんでした」とね。
後期を受けるとは聞いていなかったので、なんで?と???が頭の中を飛び交ったのだ。
「追加合格が来たのです!」と教えてくれた。
「ひょえ〜!酒ご〜い!そりゃ、おめでとう!!」
それにしても、大学にも追加合格があるんだ。
「後期試験で医学部に合格した人(1人)が歯学部の合格を辞退したので、回ってきました」とのこと。
「じゃあ、ギリギリアウトだったのね」
「そうです」
いや、なんにしろ目出度い。目出度い。
「祝杯を上げようぜ!」
「いや、まだ未成年ですから」と言われてしまった。
皆の衆も喜んで下され。彼はスタッフとして働いてくれるそうで酒。
どうぞ、ヨロシクね。
- 22.3.30 我が儘比べ
-
「歴史は繰り返す」とはよく言ったもの。
何も100%理解してもらおうなんて甘えたことを考えてはいない。
けど、ある程度は分かってもらえていると思っていた。
甘やかされて育った子は、ガマンを知らない。
自分の要求が通らなければ、暴れる。愚図る。泣き叫ぶ。これじゃ、ただの駄々っ子じゃないか。
そして、保護者はそれを容認する。原因を考えずに、今の状況からの脱出だけを要求する。
まるですべての非が相手側にあるかのように。
一方、私はそれを認めない。
そこに至った経緯を見直せと言う。
こんな我が儘比べみたいな事を、いつまで繰り返せばよいのか。
要求ばかりの保護者も多い。もちろん、一部の人に限られるが。
利用するだけ利用してやれとでも考えているのだろうか。
冗談じゃない。私は機械ではない。感情を持った人間だ。
そろそろ限界。もう無理かな。
けど、精一杯がんばっている子もいるからな〜
- 22.3.31 自習初日
-
6年生にとって、初の自習日。
初めが肝心と、気を引き締めさせた。
過去の反省(なあなあの雰囲気のまま始めてしまい、大した効果を得られなかったことがある)を活かしてね。
驚いた。
想像以上にみな真剣に取り組んでいた。
8時間以上、誰一人私語はなし。(初の快挙?)
いいぞ。いいぞ。
天才じゃないんだから、努力で補うしかない。
自宅でもこれほど集中してくれていたら良いのだけど。
みんな頑張れ。私も頑張るわ。