- 15.3.1 接待?
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初めての経験だ。
教え子達と呑むことは多けれど、教え子にご馳走してもらうのは。
今宵は、教え子との呑み会。
今回のデートは、実は半年以上前から約束だけはしていた。
「今度は僕たちにご馳走させて下さい。先生の誕生祝いにでも」とね。
なかなか予定が合わず、延び延びになっていたが、今宵めでたく実現した。
え?僕たち?
そうで酒!二人は兄弟なので酒。
先ほど帰宅。
結構呑んだが、乗り過ごすこともなく、無事で酒た。
「いつもお世話になっていますから、せめて今日くらいは」の言葉に甘え、財布は一切開かなかったが、元気を頂いているのは本当は私の方なのに。
すまないね。今回は遠慮無くご馳走になっておくよ。
ほんま、おおきに!何よりも嬉しいのはその気持ち。しかと受け止めましたぞよ。
彼らは、先日、母親を温泉に招待したと言っていた。
いろいろ複雑な事情があるのだが、それにしても親孝行な息子たちだ。
その際にも、土産に美味しい地酒を頂いた。
いつもすびばせんね〜!
今度お返しするからね。って、とりあえず、来週もヨロピコね!
- 15.3.2 TIFFANY
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やたらと緊張した。
貧乏人の僻みなのだろうか。店の佇まいから、いきなり威圧感を覚えた。
意を決して足を一歩踏み入れる。
絨毯が敷き詰められた薄暗い照明の廊下を歩くと、少し明るい場所に出た。
キレイなお姉さん、キチッとした服装の男性が、こちらに視線を投げかける。
「おう!おっさん。何の用や。ここはあんたが来るようなとことちゃうで!」と言われているような気がして、立っているだけでドキドキした。
「あ、あの〜」と言いかけて、口ごもる。
次の瞬間、別の店員さんと目が合った。
店員さんの表情が変わる。驚いたような顔で私を見たかと思ったら、微笑んでくれた。
「あ!いたいた。○○ちゃんだ」私もホッとした。
先日もらった手紙を頼りに、教え子に会いに彼女の働いている店に行ったのだ。
彼女はちょうど接客中だった。堂々とした接客ぶりで、安心した。
待っている間キョロキョロと店内を見渡すが、やはり落ち着かない。きっと、田舎者丸出しだっただろう。
そのお客さん(若いカップルだった。リッチなんだね〜)を見送った後、彼女は戻ってきてくれた。
少しだけ話をした。元気そうだったが、ますます細くなっていたのには驚いた。
「痩せたんちゃう」と聞くと、「はい。もう痩せたと言うよりは『こけて』ますね」と笑っていたが、大丈夫だろうか。
「今日からここ2階(ブライダルだそうだ)で働いているのですよ」と言っていた。無理をしていなければ良いのだが・・・。
このような空間が似合う素敵な女性になった現在の彼女と、生徒だった頃の姿がなかなか一致せず、終始、当惑気味の私。
最近、宝石鑑定の資格試験を受けたらしく、「久し振りに頭使いましたわ」と笑った顔に、やっと昔の面影を見いだすことができた。
妹さん(現役のタカラジェンヌ)とは、毎日電話していると言っていた。家族と一緒だから大丈夫だろう。
あまり仕事の邪魔をしてはいかんと、早々に切り上げたが、店の外まで出てきてくれて、いつまでも見送ってくれた。
ハニーはしきりに「やっぱりキレイわ〜!(お肌も、指も、爪もむっちゃきれい!)うらやまし〜!!」と感心していた。
え?結局、TIFFANYまで行って、何を買ったんやって?
ふふふ。ひみつじゃ。って、そんなん、手が出ませんがな。
けど、ホワイトデー用のプレゼントは、ちゃんと買いましたぜ。近くの東急ハンズでね。
- 15.3.3 延期
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「ホームページが見られなくなる!」と、大騒ぎしたのは、昨年末のこと。
慌てて、次のレンタルサーバー(有料だけど)を見つけ、移行手続きをした。受験前の一番忙しい時期だというのに、どえらい迷惑じゃ。
それでも、2月いっぱいでサービスを停止すると言われたのなら仕方ない。
告知の期間も必要だし、のんびりしてはいられない。
まあ、2ヶ月以上猶予があったおかげで、新しいアドレスも定着してきたようだ(新しく設置したカウンターによると、古いHPとではアクセスが3週間ほどで既に500以上の差になったことから、そう判断しても良かろう)し、まずはめでたしめでたしか。
「ああ、いよいよお別れだなぁ」と涙ながらの訣別をしたのは、数日前。
ところが、月が変わった今でも、あれ?以前のアドレスで見られるではないか。
「え〜!ウッソ〜ン」久し振りにウッソ〜ンダンスを踊ったぞ。
不審に思い、プロバイダーからの連絡を見ると、
”NTTコミュニケーションズは、2015年2月28日をもちましてOCNのオプションサービス「Page ON」を終了させていただきましたが、未だ多くのお客さまがコンテンツの移行を終了されていない状況を鑑み、お客さまのコンテンツデータにつきましては2015年5月31日までアクセス可能な期間を設けます”と、あった。
「騙された〜!」と嘆くべきだろうか。いや、「ふ〜ん。そうなの?」と達観すべきか?
答えは自ずと知れているが、どっこい、そこはケチな私のこと。
「じゃ、その間の料金どうにかしてよ!」と言いたくなるのは、可笑しいで酒か?やっぱ、可笑しいで酒よね。(たかだか月額100円ちょっとだしね)
けど、冷静になれば「無料でなければ、HPなんてどうでもいいや!」と考える人が多かったから招いた結果と分かりそうなものだが、プロバイダー側にしてみればそんなはずはないと思いたくなるのだろう。その気持ちも分かるような気がするが。
- 15.3.4 ムースケーキ
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噂のムースケーキゲット!
ハニーが発売日に探したときは、売り切れだったらしいが、教室の近所のセブンイレブンには大量にあった。
たしかに可愛い。
これを食べるには、かなりの勇気が要るだろう。リアルさは、「ひよこ饅頭」の上を行く。
けど、食べちゃうもんね〜!
食べちゃったもんね〜!さて、そのお味は・・・。
美味しかったで酒よ。
ケーキの中に入っているコリコリしたものも斬新な感覚だったし、甘さの中にも酸味が利いていてグッド!
ただ、個人的にはやや甘すぎたかな。
1個300円近い価格を考えると、そうそう食べるわけにもいかんかな。
残酷だし!って、今更言うな〜!
- 15.3.5 茶
-
人生いくつになっても初めてのことはある。
←いきなり、オッサンのアップが出てきて驚かれただろう。
不快な思いをさせて申し訳ないが、これには訳がある。
今日、生まれて初めて髪を染めた。
所謂、ヘアマニキュアってやつだ。
マスターに尋ねる。
「何色があるので酒か?」
「ピンクなんてどないでしょ?」
「それいいかも!」危なくニワトリになるところだった。
「マニキュアだと、"黒"か"焦げ茶"ですよ」と言われ、
「じゃ。"はげ茶"で!」と決まった。
先ずは散髪。これはいつもと同じ。しかし、妙にドキドキする。
いつもより少し長めにカットしてもらった。よう分からんが、その方が良いらしい。
いよいよ、マニキュア開始。ケープから何まで黒ずくめにされた。魔法使いみたいだ。
ていねいに、一櫛ずつ刷子で塗ってもらう。塗るというよりは練り込む感じに近いか。
おお!真っ黒になった!
げ!思っていたよりも変だ。鏡に映る顔は、まるで「なすび」。へただけ黒く、実は丸々と艶光りしている。結構美味そう。
(ハイ、最近またぽっちゃりとしてきま酒た。そりゃ、あんだけ『食っては寝。食っては寝』をくり返せばね)
これで終わりかと思ったら、ラップで頭をぐるぐる巻きに。ますます「なすび」だ。
天使の輪が頭上で回っている。すっぽりかぶるおばはんパーマをイメージしていたが、最近は違うのね。
待つこと十数分?もっと長いかと思っていたが、以外と短い時間だった。
ラップを外されシャンプー。(折角付いた色が流されて勿体ないと思うのは、貧乏性の証で酒ね)心なしか、やたらと丁寧だった。
ほい、できあがり!
洗髪前は真っ黒に思えたが、あれ不思議。慥かに茶色だ。いや、焦げ茶と言うより赤茶色?
違和感は否めない(まあ、じきに慣れるだろう)が、少しは若返ったかな。
さあ、周りの反響は如何に?
- 15.3.6 反応
-
「あれ?なんか変!」
「どっひゃ〜!どないしたん?」(腰抜かさんばかりに驚くか?)
「紫や〜!」(あほんだら、ハゲ茶色じゃ)
生徒達の反応は似たり寄ったり。
「赤いね〜!」が一番多かったかな。これじゃ、『泣いた赤鬼』で酒。
「髪減ったん?」次男からのメール。「ぼくも減った」と悲しんでいた。
「毛の多い人も少ない人も同じ料金なの?損やね」これは母。(言わなきゃ気が付かなかったくせに)
それにしても、なんでやね〜ん。
どぼちて、誰一人として、「素敵!」とか「良い感じ!」って言わへんの。
なじぇ??もしかして、照れてるの?
結論!
「世間は、私が思っているほど、私のことなんぞ気にしていない」
あ〜あ。まあ、仕方ないけどね。
- 15.3.7 子持ちこんにゃく
-
今宵も教え子達と。(先週ご馳走になったお返しで酒)
前回よりメンバーも増えて賑やかになった。
土砂降りの雨の中、近くのおでん屋へ向かう。初めて行く店だ。
庶民的な雰囲気で、私は気に入ったのだが・・・。
え?料理はおでんだけ??
そんなわけはなかろうと思うのだが、メニューにはおでんしか載っていない。
「まあ、いいわ」と、次々に注文した。
どの品も美味しかった。レベルはそこそこ高いのかな。
しばらくして、女将さん(若かったで酒よ。30後半かと思ったら40代とのこと。って、訊いたんか〜い!)がボードを持ってきた。
「本日のお薦め」だ。(私達が通されたのは2階席。お薦めボードは下にあったようだ)
「もっと、早よ持ってこんか〜い!」と、みな声には出さねど思いは同じ?
そこで、見慣れぬ文字が目に飛び込んできた。
『子持ちコンニャク』??何じゃそりゃ〜!
教え子に尋ねる。(彼もこの店は初めてなのだが、予約をしてくれたのは彼だから、知っているかも)
「あ!知ってますよ。ほら・・・」と、説明してくれたのは、どう考えても『子持ちワカメ』だった。
以降、諸説が飛び交う。一々紹介するのは面倒なのでパスするが、結局、「コンニャクは芋からできる=植物だろ!」で意見は統一された。
「百聞は一見にしかず」とよく言われるが、私の持論は少し異なる。
「見て分からんものは聞いても分からん」。
当然注文したが、供されたのはこれ。
正直、拍子抜け。あれ?ただのコンニャクやん!
いや、よく見ると、中に何やらすり込んである。魚卵のようだ。
なるほど、だから子持ちなのか。
お味の方は・・・。はい、これまた微妙。絶賛とまではいかないかな。
宴もたけなわ。けど、呑んでいるばかりじゃないぞ。
教え子の相談も受けた。
「己に自信が持てず、思考がネガティブになりがち」だと言っていた。
即座に否定させてもらった。
「どうして、自分の素晴らしさに気が付かないのだ?」とね。
彼の良さを、実例とともに挙げさせてもらったが、不思議だ。
今どきの若者なら、もっと自分を(けして過大評価ではなく)知っているのかと思っていた。
在籍中には面と向かって褒めたことはないが、私は彼らの素晴らしさをよく知っている。
教え子の長所なら、誰であれ即座に100以上は軽く挙げられる。
なのに、当の本人はね。
それでも、話を聞きやや安心したような表情を浮かべていたから、少しは私のアドバイスも役に立ったのかも。
今宵も楽しい酒だった。
明日が怖いが、とりあえずハッピーハッピー!
- 15.3.8 麗
-
麗と書いて「うらら」と読む。
実は生徒の名前だ。彼女が卒業してからもう20年になる。
笑顔の可愛い素敵な子だった。
本人はきっと知らないだろうが、私は彼女の名前を日に数回叫んでいる。
私の教材は全てプリント。表にNo.1が印刷され、裏がNo.2になっている。
そう、教材の裏に入る度に叫ぶのだ。
「う〜ら〜ら〜!」とね。
知らない人が聞いたら、変態かと思うかも知れない。
最近では、生徒達も一緒になって叫んでくれている。(学年にもよるが、半数近くの素直な生徒は)
麗ちゃん、ごめんね。断りもなく、毎日叫んで。
彼女の家は、教室の割と近所(と言っても2〜3kmは離れている)なのだが、未だに声が届いたとの報せはない。
長い間会っていないし、年賀状の返事もとんと来なくなったが、元気にしてるかな〜。
会いたいな〜。
- 15.3.9 ウグイス
-
生憎の雨。されど挫けない。初志貫徹。これぞ、男!カッパちゃん。
などと、大袈裟に言うほどのことではない。
折角のオフに、くすぶっているのは勿体ない。はい、それだけで酒!
明日からハニーとは、しばらく会えなくなるしね。
午前中は、素敵な方々と歓談。
仕事上のつき合いではあるのだが、それを忘れてしまうほど、魅力的な人たちだ。お目にかかると思うだけでも心が弾む。
この方々のお話を伺っていると、身が引き締まる思いはもちろんだが、何より心が清浄になる。
己の矮小さが情けなくなると同時に、自分の有るべき姿も見えてくる。
おそらく、未熟な私を教え諭して下さっているのだろう。
涙ながらのお別れをし(してないか?)、いざ行かん。
目指すは、大阪城公園じゃ。梅ちゃんが私達を待ってるぜ!
駅に着いた途端、雨が激しくなってきた。
う〜ん、最悪。けど、ここは前向きに考えよう。この雨だ。きっと見物客は少ないはずだとね。
ところがどっこい。観光客には天候は無関係なのね。すれ違う人の半数以上は、日本語を話していなかった。
実は、大阪城公園の梅林を訪れるのは初めて。
ネット情報では5分咲きとあったが、もう少し咲いているじゃないの?
花びらが散っている木もあったが、まだまだこれからのような木も多い。あ、だから5分咲きか?
左の写真は「淋子梅」という紅梅だが、面白い梅もあった。
「思いのまま」という梅は、紅梅と白梅が混ざっている。成程、思いのままなのね。
羨ましい限りじゃ。って、私が言っちゃいかんかな。
ピントがボケているのはご愛敬。お許し下され。
足下のぬかるみに気を取られながら歩いていると、驚くべき光景に出会った。
一本の木にウグイスが群集しているのだ。
「え?え?え〜!」
そもそも、生のウグイスすら未だかつて見たことのない私。
それが、一本の木に群がっている。次から次へと飛んできて、銘々の枝に止まる。
何をしているのかと凝視すれば、どうやら花の蜜を吸っているようだ。
それにしても、こんな大群、見たこともない。って、さっきも言ったか。
急いでシャッターを切るが、人の足音がするだけでもみな飛び去ってしまう。
何枚か撮ったつもりでいたが、上手く収められたものは殆ど無かった。
残念、無念、また来年。唯一こちらを向いている貴重な一枚をどうぞ。ま、これもボケているけどね。
ところが、ここでさらに驚くべき事実判明。
ハニー曰く、「(これって)ウグイスじゃないんじゃない?」
「ウッソ〜ン!」 うっそんダンスを踊ったら、傘を落としてしまったぞ。
そう言われれば、慥かに目の周りが黒くない。ウグイスは黒いはず。お疑いの方は、花札をご覧あれ。
流石はハニーだ。札のさばきも一流だし!って、博徒とちゃいまんがな。
そうだ!こいつら、ウグイスではない。ホーホケキョとも啼いていないしね。
さすれば、おのれら一体、何者じゃ!
「名を名乗れ!」
返事はなかったが、正体は程なく判明。
メジロで酒た。
目の周りが白いからね。(って、それだけか〜い!)
残念と言えばもう一つ。
園内の案内板には、→と共に、梅林・桃林とあった(英語でもplum garden&peach gardenとあった)のに、肝心の桃が一向に見当たらない。
売店のおばちゃんにも尋ねたが、結局は見つけられなかった。
謎じゃ。桃は何処じゃ。何処にあったのじゃ?
ご存じの方は教えて下され。
次行くときは、晴れていたら良いな〜。
- 15.3.10 寒〜!
-
寒!寒!寒〜!
雪まで降ってきた。(すぐ止んだけど)
春はまだ遠い。
気分も冴えないし、今日はこれで。
と、思ったが、それじゃ、あまりに意味不明すぎ?!
実は、教え子達から朗報がサッパリ届かないのよ。
届くのは、残念な報せばかり。
一体どうしたんだろ。
でも、待つしかない。まさか、一人一人に聞くわけにもいかないしね。
今日からしばらく独身。
寒さが余計にこたえるわ!
- 15.3.11 宣伝効果?
-
「期間限定」とか「今だけですよ」とかの文言に弱いのは、私だけではなかったようだ。
「ハゲ茶色の髪の私を見られるのは今だけ!」とメールに書いて送ったからか、今日の全体保護者会は集まりが良かった。
ほぼ全員の方に出席していただけたし、中には午前午後両方参加の方もいらっしゃった。
いや、保護者の熱意を茶化したらいけませんね。
オッサンのはげ頭なんてどうでも良いので酒。
大事なのは、我が子の未来。
はい、分かっておりま酒。反省! - 15.3.12 友来る
-
一度目覚めたが、二度寝。携帯の電源が切れていた。
再び目覚めたのは10時前。慌てたね〜。
メールが入っていた。仲良し俊ちゃんからだ。
「げ!え!こっちに来るって?」彼は神奈川在住。
急遽、昼ご飯食べよ!ということになった。
急いで支度したが、結局少し待たせてしまった。
彼と会うのは、一昨年の暮れ以来。
お母様の具合が思わしくなくて、戻ってきたらしい。
本人は平気そうだったが、さぞかし心配だろう。
一緒に写真に写ろうと思ったが、まさかのデジカメ電池切れ。予備の電池に入れ替えても反応しない。
残念無念、また来年。男前同士のツーショットを期待されていた方々には申し訳ない。
デジカメは、故障かと思いきや、電池が2つとも残量が0になっていただけのようだ。(ホッ)
食事の後、喫茶店に行ったら、面白い事があった。
外国人が、店員に何やら話しかけている。どうやら道を尋ねているようだ。
私は英語がからきし(↓のスペルも分からないレベル)だが、彼なら大丈夫だろう。
「メイアイヘルプユー」と彼が話しかけると、何やら会話が成立していた。
「この人達、ホテル123という所行きたいんやって」
「え?よっしゃ!ほな私が連れてったろ!」
外国人達(若いカップルで酒た。女の子は中々の美人)も、店員も驚いていた。
良いってことよ!日本人の深情けよ!(可愛子ちゃんだったからじゃないぞ。だって、そのホテル、教室の真ん前なんだも〜ん)
俊ちゃんとは、仕方ない。ここでお別れ。また会おうね。
「カモーン」手振りで通じたようだ。
「フエア〜ドゥユーカムフローム?」
「フロームトーキョー」
「え?まじ?」
「なんちゃらかんちゃらイタリア!トスカーナなんちゃら」
「オ〜!イタ〜リア!遠いでんな」
どれほど通じたのかは分からないが、何とか無事に案内できた。
「ヒアー」
「オーサンキュー」
「どういたしまして。ほなまた。ごきげんよう」
相手には意味不明だっただろう。
イタリア人と話?したのは、初めてだ。
あ、しまった。カンポーキ!が通じるか、試すの忘れた。
- 15.3.13 教え子現る
-
友と別れ、イタリア人を案内し、個人保護者会も無事終了。
途中、母から何度か電話が入っていたようだ。
母の携帯に掛けるが、繋がらない。一瞬、嫌な予感がしたが、何のことはなかった。携帯が故障していたようだ。
「今日は、色々あるな〜」と、一息つくかつかないかのうちに、今度は
「お客様です。卒業生の方がお見えです」と、職員が告げた。
可愛らしい女の子が立っていた。
「え〜と〜・・・?」
「え〜!うそ〜!まじ!!」
「う〜んとね〜。え〜とね〜」
彼女は次々ヒントを繰り出すが、どうも名前が浮かばない。
「○○とちがうしな〜」
「その○○です!」
「え〜!」今度は私が驚いた。
よくよく見れば、慥かに○○ちゃんだが、髪は金色だし。随分スリムになっているし、化粧もしている。
町ですれ違ったら、絶対に分からない。
彼女とは、最近FACEBOOKで友達になったところだったが、実際には何年も会っていない。
現在は大学生で、2時間以上欠けて自宅から通っていると言っていた。
なかなか頑張っているようだ。
思い出話に花が咲く。外見は大人になったが、話しぶりなどは当時のままだった。
「先生ほど恐い人、私は知りません」と何度も言っていたが、大きな誤解だな〜。
高校時代には、駅などで何度か私を見かけたらしいが、よう声かけませんでした、と言う。
ものすごく疲れた顔をしてはったし、恐かったから、らしいのだが、外でへらへらしていたらおかしいやろ。
けど、どこで誰に見られているか分からないのだから、無様な姿は晒すべきではないと、改めて思った。
「やっと先生とお話しできた!すっきりした〜!」と意味不明?の言葉を残し、嵐のように去って行った彼女。
また、おいで。元気で頑張るんだぞ。
今度私を見かけたら、遠慮せずに声かけろ!
- 15.3.14 ピンチ
-
予感はしてたんだ。
え?春の予感?ちゃうよ!
恋の予感?もっとちゃうよ!
そんな良いもんとちゃいま酒!嫌な予感で酒がな!!
数日前から喉に違和感が。
生徒相手に大声を出しすぎたせいかと思っていたが、咳も出始めた。
風邪ひいたかな?
すぐに薬を飲んだが、一人暮らしの部屋は寒い。
睡眠不足も続いている。回復するどころか、悪化したようだ。
やばいな〜。今日は午後から東京に行く予定なのだが、大丈夫だろうか。
せめて、少しでも早く眠ろう。
起きたら、元気になっていると良いのだが・・・。
お休みなさい!現在まだ0:10。うふ!
- 15.3.15 弾丸ツアー
-
年は取りたくないものだ。
正直、まだ疲れが残っている。土曜日。6年生の授業を終え、急いで新大阪へ。
予約の新幹線には余裕で間に合ったが、席に着くやいなや、いきなり眠りこけていたようだ。
幸い、富士山通過前には目覚め、その勇壮な姿を拝むことはできた。
目指すは川崎。行くのは初めてだ。意外に都会で驚いた。
そこで、長男の所属していたダンスサークルの卒業公演が催されるのだ。
今回、長男はOBとして出演する。
彼は2代前にそのサークルの部長をしていた。
人間関係の複雑さ、人を束ねる難しさ、などで、随分悩んでいた。
それが原因か、それとも単に忙しかったからかは分からぬが、自分の代の卒業公演には出ていない。
ダンスを止めて、いきなり太った彼。この公演に向け、結構練習したそうだが、果たしてどれほど以前の切れが蘇ったか。
おそらく今回が、本当のラストステージになるだろう。
ほな、観に行かな!
けど、授業が・・・。でも、行きたい。
と言うことで、一部の生徒には迷惑を掛けることにはなるが、今回の弾丸ツアーを企てたのだ。
しっかり、観て参りま酒た。
若者たちの生命力あふれる踊りには、ただただ圧倒された。
エネルギーの躍動?上手く表現はできないが、素晴らしいものを目の当たりにさせてもらい、少しだけ(気分が)若返った。
長男が打ち込んできたダンス。その全てを1回観ただけで理解するのは難しいが、少し彼の想いが分かったように感じた。
胸が熱くなった。親バカで申し訳ない。
「よく頑張ったね!」彼の笑顔に向かって、そう伝えるのが精一杯だった。
さて、私に残された時間はあとわずか。
ゆっくりと再会を楽しむ余裕なんてありゃしない。
夜行バスの出発時刻は23:25。場所は池袋。
少しでも長く一緒にいたいからと、池袋の店を予約したのだが、所詮は田舎者の浅知恵。都会は広かった。
次男曰く、「(この店から)バス乗り場までかなりあるで〜」実際30分近くかかった。
遅れてきた長男とは、結局30分も一緒にいられなかった。
バスの到着が30分以上遅れたので、もう少しゆっくりできたのだが、それこそ結果論。前もって延着が分かるはずはない。
さらばじゃ、最愛の息子たちよ。元気で暮らせ!
バスは、なぜかむっちゃ揺れた。揺れで、何度も目が覚めた。
このままどこかに衝突するのではないかと思ったほどだ。
天王寺着8:10。
はい、何とか無事に戻りま酒た。けど、やっぱ、この年で夜行バスはキツい。
さあ、今日はゆっくり眠るぞ。
あ、いけね、洗濯せなあかんのやった。
- 15.3.16 寝汗
-
寝汗というのは、文字通り「寝てかく汗」だと思っていた。
慥かに、今回も寝ていたことは間違いない。けど、横になった訳ではない。
単に、寝過ごしただけなのだ。それも(ほんの?)十数分。
その僅か数駅の間に、これほど汗をかくとは・・・。
自分でも驚いたが、ダッシュを数本かました後のようにびっしょりだった。
その汗がひき、帰り道の涼しい?いや寒かったこと。
(ねあせを盗汗と書いた小説を読んだ覚えもある)
これで、快方に向かうと信じたい。
そもそも、今日は起き上がれるような状態ではなかった。
先日からの風邪が悪化。これがピークと思いたいが、今朝目覚めたときは酷い状態だった。
頭は痛いわ、声は出ないし、立っていられない。熱?測らなかったが、それは大したことはなかったと思う。
しかし、個人保護者会の予定も入れていた(キャンセルも面倒だ)し、何より今日は教え子(11期生)との再会の日なのだ。
たかだか風邪ごときで、寝ている訳にはいかぬ。
彼と会うのは10年以上ぶりになる。
時の流れの残酷さよ!あの可愛かった(それこそアイドルと言っても良い程の超美形の)彼。
その彼が、うっすらとひげを生やして登場した。
昔の面影はもちろんあるものの、(ホントに小さかった彼が)背も高くなっていて驚いた。
そりゃね、何時までも小学生じゃないわな。(彼も12年ぶりかなと言っていた)
進路で悩んでいると、相談を受けたのが、昨年の夏のこと。
目標に突き進む=己の生きる道 と信じている私としては、彼の生き方を全面的に応援したい。
ただ、あまり無責任なことも言えぬ。
今宵も、私の経験をふまえて話をさせてもらったが、そもそも私の生き方って参考になるのだろうか。
人生の岐路に立ったとき、選ぶのならば、それは後悔しない方。
これは私の持論(と言うより当然で酒ね)。私はそう生きてきた。だから、我が人生に一切の後悔はない。
見栄でも意地でもなく、自分が納得できる道を選ぶべきだ。たとえ、それが世間一般の評価からすればとんでもない選択だとしてもね。
そんなことを、朦朧とした意識の中で話させてもらったが、ピントのずれた話ではなかっただろうか。
モチベーションの維持だけでも大変なのに、それを向上させていかねばならないのだ。そうしなければ、夢には届かない。
そして、その大変さは本人でなければ分からない。
私は彼を追い詰めただけなのかも知れないと思うと、いたたまれなくなるが、いや、私は彼のセンスの良さ、才能の素晴らしさを知っている。
けして、無責任に焚きつけたつもりはない。彼ならできるはずだ。
どちらの道を選んでも、それは彼の人生。
現状と照らし合わせながら、しっかり見極めて欲しい。
そして、これと決めたなら、とことん突き進め。後悔している暇はない。
また会おう。それが何年後でも良い。君が納得できる道を歩き始めたときにさ。
そのときは、また呑もうね。それまで私はきっと生きているぞ。
- 15.3.17 同級生
-
風邪のせいで頭がおかしくなってしまったのだろうか。
先程から涙が止まらない。流星ワゴンのせいだけではなかろう。
昨日の教え子の相談。
正直、私の乏しい経験だけでは判断がつかない。
悩んだ末、同級生達に相談してみることにした。
少し前ならば、一人一人を訪ね、時間を取ってもらい、相談に乗ってもらうしかなかった(実際、昨日は本当にそうしようと思っていた)のだろうが、いや待てよ。
ふと閃いた。最近はメーリングリスト(=ML)なる便利なものが存在するではないか。
メールを一つ送れば、それがそのMLに登録されている人全員に届くのだ。
(HOPESでもMLを構築したいのだが、呼びかけに応じてくれた者があまりに少なく、現在保留状態)
少し躊躇したが、MLに頼らせてもらった。
何故ためらったかって?それは・・・。
学年でも異端児だった私。なんせ不真面目。その上、尖った性格で、白黒をはっきりつけたがる、とにかく嫌な奴だった。(本人が言うのだから間違いない)
そんな私の願いを、誰が真剣に受け止めてくれるだろうか。
また、こいついい加減な事言ってるわ!と、軽くスルーされるのではなかろうか。
それが心配だったのだ。
ところが・・・。
なんと、早速、返事が来た。
しかも、卒業以来会っていない人からもだ。
みな、親身になって答えてくれている。ありがたい。
教え子には、すぐさま転送させてもらった。
(たった1日で10数人から熱いメッセージを頂いた)
嬉しいな〜。本当に嬉しい。
しかし、喜ぶと同時に、情けなく、そして恥ずかしくなった。
私は、一体彼らの何処を見ていたのだろうか。
慥かに、母校の同級生達は優秀だ。それを証拠に、現在彼らは社会のあらゆる分野で活躍している。
ただ、優秀であるが故に、人間関係力の面ではやや欠けているような人も多い。
と、当時の私は思っていた。(こいつら、面白くね〜!とね)
恥ずかしくなったのは、それが間違いだったことに、ようやく気が付いたからだ。
努力を放棄して好き勝手に生きてきた私が、才能があるだけではなく、その上に人に言えない努力を積み重ねてきた彼らを、どうして評価できようか。
みんな良い奴ばかりだったんだ。それを分かろうとしなかった私。
全くもって思い上がっていた。その惨めな姿には、我ながら呆れるばかりだ。
同級生の皆様。
この場を借りてではありますが、思い上がっていた自分を反省し、今までの失礼の数々をお詫び申し上げます。
けど、今になって、いくら悔いても仕方ない。詫びを入れても手遅れだ。
じゃあ、どうすれば良い。
明日から(いや今から)謙虚に生きていくしかない。
変われるかな。いや、変わると誓うのだ。
- 15.3.18 奇跡(40数年ぶり)
-
こんなことってあるんやね。
FACEBOOKでお友達のコメントに書き込みしたら、別の方からの書き込み。
「小学校時代の同級生で(あなたと)同姓同名の人を知っています」
驚いた。ふ〜ん。そんなことあるんや。
けど、私の名前はそうそうある名前ではない。しかも、その小学校は私の出身小学校だ。
と言うことは・・・。
「それって、私やん!」
気が付くまでに少し時間がかかったのは、呆けていたのではないぞ。きっと風邪のせいだ。
ところが、私にはその方の名前の記憶がない。
いや、女性だから名前が変わったのだろう。下の名前で記憶をたどるが、なかなか思い出せなかった。
気になると寝付けない。夜中に、小学校の卒業アルバムを探すが、見つけられず断念。
誰だろうかと気になるし、咳が酷くて苦しかったが、それでもいつの間にか眠りに落ちていた。
先ほどPCを覗いたら、その方から友達申請が来ていた。
ちゃんと旧姓でね。
いきなり蘇る記憶。
割と仲良くしてもらっていた女の子だった。
慥か、当時は小柄で顔に少しソバカスがあって・・・。
もちろん、友達は承認だ。
程なく、メッセージが届いた。少しだけやりとりをした。
懐かしいな〜。
「今でもチビやで」と言っていた。
彼女とは小学校卒業以来、一度も会っていない。
え〜と、再会はまだしていないが、もしも叶えば43年ぶり?
世間は狭いと言うより、やはりこれは奇跡に近いだろう。
当時の同級生達は、どうしているのかな。
急に会いたくなってきたぞ。
- 15.3.19 おかえり!
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ハニーが帰ってきた。往復とも夜行バスでだから、さぞ疲れただろう。
「しばらくゆっくりすれば良いさ」と言ってあげたいところだが、現在、家の中はひどい状態。
数日前からの風邪で私は全く何をする気力も起きず、家事を一切していない。
掃除はもちろん、洗濯や洗い物、ゴミ出しすら行っていない。
この惨状を見て、ハニーはどう思っただろうか。
悲鳴は聞こえなかったが、息子たちの部屋をやっと片付けてホッとする間もなく、帰ったと思ったらこれだもんね。
ごめんね。ハニー!
しかし、私は体調は依然として最悪だが、ハニーのおかげで、気力が少し戻ってきた。
この調子なら、全快の日も近いかな。
- 15.3.20 前日
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微妙だな。
大分、回復はしたが、まだ全快じゃない。
明日までには、治したかったんだけどな〜。
え?何故かって?
そりゃ、明日が1年で一番嬉しい日だからで酒よ。
そう!明日は卒業記念パーティ。通称『たこ焼きパーティ』なのだ。
24期生。過去の最少人数だったけど、私にとっては忘れられないメンバーだ。
信頼関係の大切さなど、多くの事を学ばせていただいた。
その彼らを迎えるのだ。体調不良では失礼だろう。
設営準備も先程終了。
心を込めて、磨き上げさせていただいた。
ど〜だ!キレイだろ!!
おかげで汗だくじゃ。これで、風邪が治れば良いので酒が。
さ、そろそろ帰ろ!
- 15.3.21 良い一日
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見事に晴れた。穏やかな陽ざし。まさに春そのもの。
まあ、戸外で行うわけではないから、天気は関係ないのだが、そこは気分の問題よ。
今日は『たこ焼きパーティ』なのだ!
開始予定時刻は13:00。
ところが、10分前になっても誰も現れない。
こちらは、気合い入れまくりで、かぶり物までして待っているというのに。
ようやくエレベーターが上がってきた。
やっと来た!「いらっしゃ〜い!」と出迎えたら、注文していた軽食を運んできてくれた業者さんだった。
いまさら、アフロヘアーを取るわけにはいかない。取ったところで、その下にはカッパ頭が控えている。
業者さんは引き攣った笑顔で「楽しそうですね」と言い残し、去って行った。
定刻少し過ぎに、全員が揃った。
乾〜杯!楽しいパーティの始まりだ。
たくさん話したし、いっぱい呑んだ。
2次会がお開きになったのは、いつだったのだろう。
とにかく、最高に楽しい一日で酒た。
おかげで、風邪も(気分的には)ほぼ完治やな。
まだ咳は出るし、相変わらずのガラガラ声だけどね。
- 15.3.22 流星ワゴン
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「TVは見ちゃいかん!」と、生徒達には言っているくせに・・・。
結局、全話見てしまった。『流星ワゴン』。
ぶつぶつ文句言いながらも、最後はやっぱり泣いてしまうのよね。しかも、毎回。
「重松清のバカ!」って、完全な八つ当たり。
もう一度原作を読み返してみよう。と、強く誓った呑ちゃんで酒た。
- 15.3.23 自習室初日
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「ぬるい。ぬるすぎる!」
声には出さねど、いきなりの長嘆息だ!
今日は新6年生にとって初の教室開放日。
早い話が「空いている部屋を自習用に使って良いよ。だからおいで!」と言う日なのだ。
午前中から開放し、夕方まで自由に使える。
「さて、どんな様子かな?」
講習会中、私にとって唯一の午後出勤が許されている今日、それに甘えて昼頃に顔を出したのだが、失敗だった。
「しまった!もっと早く来くべきだった」と、自分の甘さに唇をかんだ。
張り詰めた空気が全くない。全員がリラックスしまくり。
「先ずはやるべき事を書き上げてから取りかかるように」と指導しているのだが、それを実行している者が誰もいない。
ただ何となく来て、何となくやっているだけ。
そりゃ、おしゃべりしているような不埒な奴はいない。
しかし、絶対にこれだけは仕上げるんだ!という気迫や意気込みは、全く感じられなかった。
あかんがな。これじゃ、意味がない。
かといって、いきなり雷を落としても逆効果だ。
それとなく諭し、緊張感を持たせるようにしたが、こんなものなのか。生徒達の意識なんて。
正直、がっかりした。
と同時に、なるほどなと納得もした。
授業中は、みな集中してしっかり取り組んでいる。
なのに、あの仕上がりの悪さは何なのだ?!教えた事がほとんど身についていない。
特にこの学年はそのギャップが大きい。
どうしてだろうか?理解に苦しみ、ずっと頭を悩めていたが、やっとその原因が(少しだけ)分かった。
彼らにしてみれば、これでも自宅より集中していたのだろう。
私の注意にきょとんとした顔をしている者もいたのだから。
と、すれば、自宅でどれほどのんびり過ごしているのだ?推して知るべし、とは正にこのことだ。
危機感を持てと言っても、馬の耳に念仏。そりゃそうだ。
どんな危険が迫っているのか全く気が付かない者に、「危ない!そっちへ行っちゃ、いかん!」といくら叫んだところで、その声が届くはずはないのだ。
先ずは、意識改革からだな。
その意味では、私も良い勉強をさせてもらった。
とりあえずは、一歩前進と喜んでおこうか。
って、ぬるいかな〜?
- 15.3.24 発車メロディ
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「大阪環状線の全19駅にその駅にちなんだ発車メロディが導入される予定らしい。こりゃ、楽しみだ」
と書いたのは、去年の5月のこと。
全て揃うのはいつなのかと、以来、気にはかけていた。
そう言えば、先日、鶴橋駅で聞き慣れない音を耳にしたような気がしたが、あの駅の騒がしさはいつものこと。まさか、あれが発車メロディだとは思わなかった。
本日、我が寺田町駅でも注意して聴いてみた。
おお!何か鳴ってる。
けど、ショック!全く知らない曲だった。
どうやら、全て完成したらしい。(今月の22日だそうだ)
全19駅のリストはこちら。
大阪 『やっぱ好きやねん/やしきたかじん』
福島 『夢想花/円広志』
野田 『一週間/ロシア民謡』
西九条 『アメリカン・パトロール/アメリカ民謡』
弁天町 『線路は続くよどこまでも/アメリカ民謡』
大正 『てぃんさぐぬ花/沖縄県民謡』
芦原橋 『祭/芦原橋太鼓集団「怒」作曲』
今宮 『大黒様/文部省唱歌』
新今宮 『交響曲第9番「新世界より」/ドヴォルザーク作曲』
天王寺 『あの鐘を鳴らすのはあなた/和田アキ子』
寺田町 『Life Goes On/韻シスト』
桃谷 『酒と泪と男と女/河島英五』
鶴橋 『ヨーデル食べ放題/桂雀三郎 with まんぷくブラザース』
玉造 『メリーさんのひつじ/アメリカ民謡』
森ノ宮 『森のくまさん/アメリカ民謡』
大阪城公園 『法螺貝/オリジナル』
京橋 『 ゆかいな牧場(大阪うまいもんの歌)/アメリカ民謡』
桜ノ宮 『さくらんぼ/大塚 愛』
天満 『花火/aiko』
めでたい!めでたい!と喜ぶべきなのだろうか?
いや、私は、正直がっかりした。
寺田町駅が飛び抜けてショボい!桃谷駅とトレードして欲しいな〜!
だって、一体何がテーマなのだ?何をアピールしたいのか、全く分からない。
最近、車輌もやたら派手なものが走っているが、それとて意味不明。
たまに、面白いなと感じることはあるが、圧倒的に不可解なものの方が多い。
まあ、所詮、世の中は訳の分からないことばかり。
時代に乗り遅れた老人の戯言と聞き流して下され。
- 15.3.25 『おれは直角』
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小山ゆうの名作中の名作『おれは直角』。
時代は幕末。主人公は、萩の明倫館に学ぶ「石垣直角」
正義感にあふれ、曲がったことが大嫌い。弱きを助け、悪には敢然と立ち向かう。
その名の通り、動きは全て直角だ。曲がるときも直角にしか曲がらない。剣の達人で必殺技は「直角切り」。
残念ながら、実在の人物ではない。漫画のキャラクターなのだ。
しかし、私は、授業で直角を説明するときに彼を必ず登場させるから、生徒達は全員知っている(はず)。
初めてこの作品と出会ったのは、私の中学時代。その時の感動は今でも忘れられない。あまりの衝撃に、口の中の焼きそばを全て噴き出したほどだ。
時は流れてそれから30年。数年前にふと、もう一度読んでみたくなり探したのだが、既に絶版になっていた。
それでも、探せばあるものだ。古本のサイトで見つけたときは大喜び。迷わず全巻注文した。
というようなことを、以前も日記に書いたように思うのだが、いくら探しても見つからなかった。
では、何故今さら書くのか。
実は卒業生の1人に『おれは直角』全巻を貸していたのだが、昨日その卒業生が遊びに来てくれた。
で、石垣直角とは、1年半ぶりの再会と相成ったわけだ。
その卒業生と、昨夜は、初めての店に行った。
大衆店だが、やたらと繁盛していた。活気のある店はその活気がさらに客を呼ぶのだろう。私も見倣わなければならないな。
席に着くまで10分ほど待たされたが、いつもはもっと混んでいるのだと、隣り合わせた客は言っていた。
慥かに、料理の味もそこそこだし、酒のラインナップも豊富だった。また行こうっと!
- 15.3.26 世代交代
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スタッフのSくん。4年もの間、私を助けてくれた。
その彼が今日でスタッフを卒業した。4月からは社会人として働くからだ。
彼の新しい職場は小学校。きっと生徒達に慕われる素敵な先生になるだろう。
彼の送別会も開きたかったのだが、すまない。予定が合わず、今回は見送らせてもらった。
また、おいで。その時は、じっくり呑みましょうぜ。
別れがあれば、出会いもある。
本日新しいスタッフが誕生した。
なんと、知る人ぞ知る(知らない人は全く知らないだろうが)あのOくんだ。
「大学生になったら働きに行きますからね」の言葉を信じ、私は彼の登場を1年前から待っていた。
もちろん、彼がウソをついていたわけではない。
大学生になるのに、時間がかかっただけだ。
念願叶って、と言えば良いのか、満を持してのデビューなのだ。
Oくん。これからよろしくね。
生徒や卒業生、保護者のみなさまも、愛すべきキャラクターの彼をどうぞよろしくお願いしま酒!
- 15.3.27 開幕
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プロ野球、開幕!
待ちに待ったこの瞬間!と言いたいところだが、よくよく考えてみれば、贔屓のチームが勝とうが負けようが、私の人生が変わるわけではない。
せいぜい、勝てばちょっと嬉しいくらいだ。
年々、情熱?が薄くなっているのを感じる。
野球に限らず、喜怒哀楽の全てが以前より小さくなっている。
う〜ん、これってどうなのだろう。
歓迎すべき状況なのだろうか?
それとも、人間として終わりつつあるのかな?
お!どうやら勝ったようだ。
先ずは、めでたしめでたし。かな?
- 15.3.28 幸せ
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この塾を開設した頃、私は願った。
「今、教えている子ども達と酒を呑み交わす日が来ることを!」とね。
幸いにして、その夢は実現している。
連日のように、教え子達がやって来てくれる。
つい先日まで、「誰からも何の連絡が無い」と気を揉んでいたのが、ウソのようだ。(もちろん、未だに連絡が無い子達のことは心配しているぞ)
昨夜も卒業生と呑んだ。
「お前、呑める方か?」
「大丈夫ですよ。結構いけます!」
その言葉を信じ、連れて行ったのだが・・・。
「居酒屋と焼き鳥屋。どっちが良い?」
「焼き鳥で!」即答だった。
(お!こいつ、いける口やな)と期待が膨らむ。
「じゃ、汚い店とキレイな店とやったら、どっちが良い?」
「いや〜!混んでない方がいいっすね!」
(言うな〜!ますます楽しみじゃ!)
リクエストにお応えし、小ぎれいな店に案内する。
「何にする?」
「(もちろん)生ビールで!」
(やった〜!こいつは本物や!)
先ずは、乾〜杯!
料理も美味い。話も弾むし、酒も弾む。やっぱ、酒の味は相手次第やな。
生ビールを2杯早々と飲み干し、そろそろ日本酒に切り替えようかと思った頃、ふと彼の手元を見ると、
あれれ?まだ一杯目のビールが半分以上残っているじゃないか。
(まあ、いいか。ゆっくり呑めば良い。飲みつぶれられて介抱するのも億劫だし)
その店は結構日本酒が揃っている。私は勝手に呑ませてもらおう。
ところが、私が3杯目の日本酒を頼もうとしているのに、彼はなかなかおかわりを注文しない。
少し強引に促すと「じゃ、お水下さい」
「え〜!」驚いていると、「最後に、アイスクリームも」と言った。
アイスクリームを食べている子の前で酒を呑む。
う〜ん。まるで親子だ。
けど、よく考えてみれば親子以上に年は離れているのだから、このシーンも別に不思議ではないのか。
まあ、いいや。
既に東京で一人暮らしをしているという彼。
今度会うときには、もう少し呑めるようになっているだろう。
元気に暮らせ!(ますます親子やな)
幸せな時間を過ごせたことに感謝!
- 15.3.29 渋滞
-
奈良の路は狭い。対向車とすれ違う時には神経を使う。
今朝、おばあさんが手押し車を押しながら歩いていた。
道の真ん中ではないのだが・・・。
後ろには車の列が。
ちょっとした渋滞が起きていた。
けど、誰もクラクションなんて鳴らさない。
ほのぼのとした春の風景。
- 15.3.30 始動
-
6:15起床
7:30出発
8:30事務所入り
と、まあ、ここまではいつも通り。講習会中とは言え、春はまだ楽だ。
PCをONにして、先ずは、6年生にモーニングコール。
電話かけが終わる頃には、メールチェックまで完了しているはずなのだが・・・。
最近、PCの起動が遅い。
春だから眠たいのだろうか。ぐずぐずして、なかなか動いてくれない。
イラチの私は、思わず電源を手を伸ばしかけるが、今までの痛い経験が、すんでのところで、思い留ませる。
昨日など再起動まで20分近くかかった。その間、何もできない。
まあ、しゃーないか。
世の中の全員が朝からフルパワーで動き回ったらせわしいだけだ。
ふと、寝ぼすけだった次男を思い出した。
元気にしているか。のんびりできるときは、ゆっくりすれば良い。けど、動くべき時はしゃんと動くんだぞ。
- 15.3.31 160km
-
スゴい幼稚園児がいるもんだ。
先日の「探偵ナイトスクープ」。ご覧になった方もいるだろう。
「息子が、大阪の自宅から三重の祖父母宅まで自転車で行きたいと言っている。アシストしてもらえないか」という依頼だった。
ところが、その息子というのがまだ5才。幼稚園を卒園したばかりで、まだ小学校入学前だ。しかもその距離たるや160km以上。
ぎえ〜!大人でも大変な距離だ。いや、私なら絶対に無理だ。
探偵は麒麟の田村裕。あのホームレス中学生だ。
果たして、160kmは踏破できるのだろうか。
時速10kmで走り続けたとしても16時間以上。しかも、平坦な路ではない。
初日は50kmで終了。関節は痛むし、当然、筋肉痛も。
疲労の余り、最後は目も開けていられないようなフラフラ状態だった。
そりゃそうだ。普段は午後8時30分には寝ている幼稚園児なのだ。就寝時間はとうに過ぎている。路上でそのまま眠りかけたのも頷ける。
一体どこで休んだのか、食事はどうしたのか、謎は残るが、翌朝は昨日ストップした場所から、元気に出発。
そしてなんと残り100km以上を10数時間かけて走りきったのだ。
弱音を吐くこともなく、泣きそうになりながらも見事ゴール。
彼の道中のつぶやきがまた面白い。ポジティブ思考そのもの。とても5歳児のセリフとは思えない。
目標があったからこそ為し得た偉業だろうが、それにしてもスゴい。
私ももらい泣きしてしまった。
たかだか数時間の授業で、しんどいやら疲れたやらと言ってる自分が情けない。
慥かに、休みもなしで朝から晩までが続くと疲れるけどさ、睡眠を充分に取りさえすれば大丈夫。(昨夜は10時間近く眠ったぞ)
要は気力の問題じゃ。
ファイト〜オ〜!