カッパの日記 

2020年8月

20.8.1 人生

 還暦を迎え、いきなり弱気になったのだろうか。
 最近よく「私の人生って何だったのだろう?」と考えることがある。

 私は、今日まで、人を否定し続けて生きてきた。ように思う。
 人の言葉を疑うだけで、信じようともせず、結局また裏切られるのだと、勝手に思いこんでいた。

 その所為だろう。私には友人が少ない。
 手放しで相手を受け容れられないのだ。
 自業自得ではあるが、そろそろこんな生き方を止めたくなってきた。

 心が疲れているのかな?無理をせずに少し休もうか。

20.8.2 早寝早起き

 心が動かない時は、何をしていても楽しくない。
 そんな時は、眠るしかない。

 と言うことで、私は最近むっちゃ早寝早起き。
 21時台には横になっている事が多い。
 で、目覚めるのは大抵4:00前後。

 え?ただの老人の生活パターンやん!てか?
 慥かにね。(じゃ、今日は夜更かしだ)

 ま、眠れるうちに寝ておきましょう。
 夢の世界もドロドロしていて、あまり嬉しくはないので酒けどね。

20.8.3 因果

 信じるから騙されるのか。
 以前はそれでも何とか平気だったが、最近はあかん。心が保たない。
 じゃあ、信じなければ良いのか。
 そんな奴には、子どもを教える資格がない。
 そろそろ潮時かな。

20.8.4 1日2回

 教室の柱時計の調子がおかしくなった。
 正しい時刻を示すのは1日2回だけ。
 早い話が動かなくなったのだ。

 電池ボックスが腐敗して接触が悪くなっていたのは以前から。
 何とかつないで動くようにしたのだが、今度は秒針が・・・。
 年のせいか(そりゃ長年動き続けていたのだからね)、上り坂がきつくなってしまったようだ。
 6までは楽勝に動く。けど、9から12のあたりで息切れを起こすのだ。

 この時計は、卒業生が記念に贈ってくれたもの。1期生からだったかな。(え、じゃあ、もう30年選手だ)
 捨ててしまうには忍びない。(4期生がくれた時計も既に動かなくなって久しいが、まだ残してある)

 修理をお願いするしかないのだが、メーカーに出すつもりはあまりない。
 町の時計屋さん(職人さんが一人でやっているようなね)に預けて、
 「こりゃ、厳しいですわ」
 「そうですか。でも、捨てるわけにはいかんのですよ」(と事情を話す)
 「なるほどね。う〜ん。難しいけど何とかやってあげましょう」
 こんなやり取りを期待しているので酒が、妄想が過ぎますかね。

 どなたか、素敵な職人さんをご存知の方、いらっしゃいませんか?

20.8.5 代引き詐欺

 不在連絡票が入っていた。
 聞いたことのない所からだし、しかも代引きだ。

 怪しい。
 私は代引きで注文することは滅多にない。
 代引き限定でしか注文を受け付けられない場合を除けば、皆無と言って良いだろう。
 「詐欺?」の言葉が、真っ先に頭に浮かんだ。
 調べてみると。怪しい情報がたくさん出てくるではないか。

 不在で良かったと、ほっと胸をなで下ろす。
 もし、ハニーが不審に思いながらも支払った後なら、面倒なことになっていただろう。
 念のため、息子達にも確認した。プレゼントを代引きで送るなんてことは絶対にあり得ないだろうと思いつつね。
 やはり違った。
 となると、この品物はどう考えても怪しい。

 最後に、依頼主に書かれている会社をネットで検索した。
 次の瞬間、記憶が繋がった。
 「あ!見たことあるサイトだ」
 さらに、記憶が蘇る。
 「このサイトのこの商品(鯛飯セット)。確かに注文したわ!」
 どうして代引きを指定したのかは謎だが、私がポチったのは間違いない。

 お騒せいたしま酒た。
 単なる発注ミス及び私の発注忘れで酒た。
 全て私が悪いので酒。
 ごめんな謝意!

20.8.6 真夏の温泉

 まさか、8月の頭に休みがもらえるなんて思ってもいなかった。
 けど、今年は特別。集中講座ならぬ分散講座のおかげだ。
 真に、心が崩壊寸前だった私には、休養が必要だった。
 じゃあ、近場の温泉にでも行こうか。もちろん、日帰りでね。
 ちょうど手頃なクーポンが見つかり、即ゲット。

 温泉だけでは物足りなかろうと、近辺の観光地も調べたが、あまりないのね。
 プラネタリウムは、生憎、休館日だった。(月〜水と休館ってありえへんやろ)
 神社とお寺を回ることにして、いざ出発。

 事故渋滞の影響で、近場のくせに思いのほか時間がかかった。
 予定では、先ずは湖を眺めながら凉をとるつもりでいたのだが、湖(=ダム)は素通り。(それ程、絶景でもなかったしね)
 いきなり温泉に向かった。

 温泉は、とりたてて賞賛するほどのものではなかった。
 全体に昭和の臭いが漂う、良く言えばレトロ。まあ正直、時代遅れかな。
 しかし、想像通りだったためか、期待外れの感は全く無かった。
 何も考えず、湯に浸かっていると、少しずつ心がほぐれていく。
 回転風呂だけは、理解に苦しむ存在だったけどね。
 「美味しくありません」と但し書きがついていた温泉の水は、結構美味だった。

 食事は『ひつまぶし』を頂いた。
 実は『ひつまぶし』なるものを食するのは初めてのこと。
 ネットで食べ方を調べつつ、ハニーと仲良く頂く。
 鰻は脂がのっていて美味しかったで酒よ。
 ただ、食堂(大宴会場?)をおばさん一人で切り盛りするのは無理だろう。(いつもは3人いてはるらしいけどね)
 常連さん達は「かまへんかまへん」と言いつつ、セルフで色々してはった。

 神社は広々としていた。清和源氏ゆかりの神社らしく、源満仲が祀ってあった。(誰?)
 ただ(あ、名前が多田神社だからではないよ)、私はあまりの暑さに軽い熱中症に陥っていたようだ。
 意識がぼんやりとして、何を見ても心が動かない。(え、いつもと同じ?)

金太郎の手拭い  続けて、お寺(満願寺)。こちらは、坂田金時ゆかりの地らしい。
 なかなか素敵な庭園があり、桜の季節なら、さぞ素晴らしい眺めだろう。
 しかし、何と言っても暑い。暑すぎる。リンドウが咲いていたが、炎天下では秋の気配は感じられない。
 このお寺はあらゆる願いが叶うらしいが、謙虚な私は1つだけお願いをしてきた。
 記念の品は何にしよう。しばし、金太郎飴と迷ったが、手拭いをチョイス。まあ、使うことはないだろうが。

 結論。真夏の温泉は悪くない。
 けど、ついでにあちこち巡るのは賢いとは言えない。
 温泉だけにすべきであった。と、反省。

20.8.7 熱帯夜

 夜間の最低気温が25℃を下回らない夜のことを、熱帯夜という。

 そんなことは小学生でも知っているが、昨夜はその寝苦しさを実感した。
 いつもならば、酔いとともに眠りに落ちるのだが、タイミングの悪いことに昨日は休肝日。
 なかなか寝付けなかった。

 冷房を強めにし、いつの間にか眠っていたが、操作を間違えたのであろう。
 タイマーをかけ忘れ、目覚めた時は少し喉が痛かった。

 今日が立秋とは思えない。しばらくはこんな晩が続くのだろう。
 良質の睡眠を上手に取りたいものだ。

20.8.8 汗だく

 立秋なんてまるでウソだ。
 少し移動しただけでも滝のような汗。あっという間に汗だくだ。

 普段は、自宅と教室の往復だけの私だが、昨日はちょっとお出かけ、難波まで。
 え?一体何をしに?
 よくぞ聞いて下さった。
 時計の修理で困っていたところ、卒業生の保護者が教えて下さったのだ。
 「古い時計でも修理しますよ」というお店をね。
 正確にはお店ではなく、お店を紹介してくれる協会だったが、嬉しいじゃないで酒か。(S様いつもありがとうございま酒
 そんな団体があることすら知らなかった私。大喜びで、早速問い合わせた。

 とにかく持ってきてと言われ、掛け時計と柱時計の両方を持ち込んだ。
 思っていたより小さな事務所だった。
 応対して下さったのは、私と同じくらいの年の女性。
 汗だくの私を見て、キンキンに冷えたアイスコーヒーを下さった。
 ところが、時計を見て、意外そうな顔をされた。
 もっと高級な時計(アンティーク時計の類)が持ち込まれるケースが多いのだろうか。
 事情を説明すると、さらに驚いた表情を浮かべ「直るかどうかは分からないけど、預かりますね」と言って下さった。

 帰りも当然汗だくに。
 汗が引くまで1時間近くかかったが、何か嬉しい。
 でも、今後、街中を出歩く時は替えの下着は必要だな。

 先ほど、連絡があった。(驚くべきスピード対応だ)
 昨日の事務所からではなく、時計店からだ。
 なんと、直るらしい。うわ〜い!うわ〜い!
 掛け時計はムーブメント総取り替えになるそうだ。
 恐る恐る、代金を尋ねると、それぞれ1万円だと言われた。
 少し粘ると、あっさり3000円安くしてもらえた。
 わ〜い!わ〜い!しかも、修理が終われば届けて下さるそうだ。

 全てはS様のおかげで酒。あじがとうごじゃりま酒た。

20.8.9 鯛三昧

 めでたい事があったわけではないのだが、ここ数日鯛ばかり食べている。

 代引き詐欺かと騒いだ鯛飯セットが、結構なボリュームだったのだ。
 2夜連続で鯛シャブをいただき、明日は鯛飯。しかも、まだ、鯛茶漬けが残っている。

 この猛暑の最中、連日鍋というのも狂気の沙汰だが(実際、汗まみれで必死に食べている)、これが美味いのだ。
 ハニーは毎回、老人2人には多すぎるだろうと思える量の具材を用意してくれるし、私もそれを絶対に拒否しない。
 当然、満腹で食べきれず、翌朝は具だくさんの雑炊(本来、雑炊たるもの。残った具は捨て、出汁だけで食するのが通らしいが、全く気にしない)を食す。
 で、朝から満腹。

 こりゃ、痩せないはずだ。
 まあ良い。幸せなのだから。

20.8.10 新兵器

オートディスペンサー  何に見えま酒?
 え?ムーミンの顔?
 ブッブッー!慥かに少し似ているけどね。
 正解は、オートディスペンサー。
 私は初めて見ま酒た。

 何をするものかって?
 自動でアルコールの手指消毒をしてくれるという、とんでもない便利グッズなので酒よ。
 ノズルの下に手をかざすだけで、中の液体(アルコール=あくまでも消毒用)が噴射される。
 ひょえ〜!驚きま酒たね。

 アルコール消毒液を寄贈して下さった方が、その消毒液の減りが悪いのを見て、
 「飾っとくだけじゃあかん!もっと使わさな!!」と、持ってきて下さったのだ。
 ありがたや〜!ありがたや〜!感激で酒!!
 新しい物が珍しいから喜んでいるのではないぞ。
 「少しでもリスクを減らし、安全に授業をして下さいね」という、気持ちが込められているからだ。

 皆の衆。バンバン使おう。
 何も難しくはない。掌をノズルの下に持っていくだけなのだからね。

20.8.11 夢見

 熱帯夜が続き、なかなか寝付けないことは、先日も書いた。

 眠りが浅かろうが深かろうが、私は眠ると必ず夢を見るのだが、実は、その夢見があまり良くない。
 お盆が近いせいだろうか、亡くなった人ばかり出てくるのだ。
 父が出てきたり、恩師が出てきたり、最近ではお世話になった人達が交代で登場する。

 何かメッセージがあるのだろうか。
 それとも警告。
 え!お迎え?まさかね。
 亡くなった人は夢の中では話をしないと聞くが、彼等は全員話をしてくれる。
 中には、大声で意味不明なことを喚いている方もいた。

 夢はその人の潜在意識のなせる業、とも聞く。
 となると、私は狂ってしまったのだろうか。
 登場するのは全員男性だし、どうせ見るなら美女とのデートなどを願いたいものだ。

20.8.12 大ボケ

 暑さで頭がおかしくなったようだ。
 日にちを1日勘違いしていた。
 今日は8月13日なのだが、12日と思いこんでいた。
 と言うことで、昨日(8月12日)の日記はありません。
 ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

20.8.13 おやつ

おやつ  自習に来ている6年生のために、おやつの買い出し。
 普段、高級なお菓子を食べ慣れている良家のお嬢様お坊ちゃまの口には合わないかも知れないが、まあ、気は心という事で。
 中には、品目を指定してくるとんでもない奴もいたが、わざわざその為に走り回るほどのサービス精神は持ち合わせてはいない。
 ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

20.8.14 だる重

 うな重ではありません。だる重=「ダルおも」と読んで下され。
 深キョン(実は割と好き)のCMで見たことあるでしょ。

 昨日は、座っているだけなのに、足がだるかった。
 むくみがあるわけではないのだが・・・。

 ネットで調べたら、色々と書いてあった。
 思い当たることもあるし、該当しない症状も。
 何なのだろう。
 けど、素人が勝手に思いこむのは、危険極まりない。
 よって、気にしないことに決定。

 取りあえず、昨夜は湿布を貼りまくって眠った。(効能は知らん)
 まあ、立っていないときに座っているのは、当たり前だしね。
 いつもは、立ち時間>>座り時間。そのバランスが少し崩れたからなのかな。

20.8.15 不覚

 悔しい。非常に悔しい。
 昨日のことだ。
 事務所を閉め、エレベーターに乗り、帰宅の途につく。
 たったその1分ほどの間の出来事なのだが・・・。

 私は気がつかなかった。
 自分の腕が蚊にかまれていることに。

 痒みを覚えて肘を見ると、なんと3箇所もかまれていた。
 情けない。
 3箇所もかまれて、気がつかないなんて。

 帰りの電車の中で、一人「痒い〜の〜!」と呟いていた私であった。

20.8.16 酷暑

復活掛け時計  教室に入ると、エアコンの温度表示は32度を超えていた。
 おそらく新記録だ。

 先ず、窓を開け換気。
 しかし、外から入ってくる熱気の方が熱い。
 次に、エアコンのスイッチを入れる。と同時に、扇風機もオン。
 みるみるうちに、温度は下がっていく。
 大抵5分もしないうちに25度くらいになる。
 これなら、生徒達が来ても「暑〜!」とはならないだろう。

 それにしても酷暑が続く。
 30年前にHOPESを開設した夏はもっと暑かった(なんせ教室は最上階で、エアコン点けても37℃以上あったもんね)。
 それに比べれば遙かに楽だが、私を含め生徒達の耐性は明らかに落ちている。

 今日も暑い。
 どうか、一日、無事に乗り切れま酒ように。

復活掛け時計  写真は、修理が終わった時計たち
 届けて下さった(=修理して下さった)のは、とても感じの良い方だった。
 改めて、多くの人に感謝。
 電波時計ではないけど、今日から事務所の時計はこれにしよう。
 10数年(20年?)ぶりの復活だ。

20.8.17 通勤事情

 朝の電車がやたらと混んでいた。(満員という程じゃないけどね、今までに比べたらさ)
 ああ、そうか。世間はお盆休みが明けたんだ。

 雲一つ無い青空が、恨めしく思える。
 今日も暑い1日が始まる。
 ふぁいと〜!お〜!

20.8.18 心配性

 母の調子が悪いと聞いたのは、昨日のこと。
 午前中にハニーが様子を見にいってくれたのだが、本人曰く「病院には行かなくても良い」との事。
 ところが、夕方、再び電話があったらしい。しかし、ハニーは出られなかったと言う。

 少しいやな予感がして、電話をかけたが(携帯も家の電話も)繋がらない。
 時刻は21:00を回っている。
 おそらくもう眠っているからなのだろうが、念のために実家に行ってみた。

 はい、ぐっすり眠っていま酒た。
 母の寝顔を見るのは、入院していたとき以来だ。
 クーラーも作動していたし、大丈夫だろうと、声も掛けずに家をあとにした。

 大騒ぎすることもなかったのだろう。
 顔を見たところで、何かが良くなるわけでもない。
 ただ、私が安心したいだけの自己満足に過ぎないのだが、取りあえずホッとした。

 今朝、電話で少し話せた。
 「大丈夫よ」とのことだが、親は子どもにはたいてい大丈夫だとしか言わない。
 油断せずに経過を見守りたいと思う。

20.8.19 蜂の巣と墓参りと温泉

 雲一つ無い青空が恨めしい。
 折角のオフなのにね。

 実家の軒下に蜂の巣が。
 大した大きさではないのだが、何かあってからでは遅い。
 ハチ駆除の業者に依頼し、除去してもらった。
 でも、結構かかるのね。

 その後、ハニーと一緒に墓参り。
 お盆も終わり、すっかり遅くなってしまった。
 親父ごめんね。
 炎天下、しかも13:00〜14:00という常識ハズレの時間帯に行うお墓の掃除は、何かの罰ゲームかと思えるほどの過酷さだった。

 汗を流しに近くの天然温泉(スーパー銭湯?)へ。
 初めて行く場所だったが、意外と近かった。
 割と混んでいた。
 ホストか?と思える若者達のバカはしゃぎぶりが気に入らなかったが、また来ても良いかなと言うレベル。

 暑い一日が終わった。
 さあ、暑さに負けずに明日もがんばろう。
 その為には、早寝早起きだ。
 その前に、ちょこっと乾杯だ!
 もちろん、今日もお鍋でね。

20.8.20 首振り

 ハンディファンなるものをご存知だろうか。
 高校生あたりがよく持っている、ミニ扇風機のようなものだ。

 実は、我が家にもある。しかも2台もね。
 一つは2年ほど前私が購入した物で、もう一つはハニーが知人からもらった。
 しかし、ハニーのハンディファンには置き台がない。
 だから、涼むためには、手で持っていなければならない。
 本人はそれでも良いと言っていたが、熱帯夜にハンディファンを握りしめて、コアラのように眠っている姿を見たら可哀想になった。
 「よし、新しい物を買ってあげよう」
 最初は遠慮しきりのハニーだったが、しつこく勧めると「じゃあ、首振り機能の付いている物が良いわ」と言う。
 「それじゃまるで扇風機じゃないか」とも思ったが、実は扇風機の風が苦手な私。それにハンディファンの方が、扇風機よりかなり安い。
 でも、首振り機能付きとなると、結構値が張る。
 「いや、いや。愛しいハニーの願いだ。ケチってどうする」と、思いつつも、ひたすら安いものを探すセコい男。

 あった!むっちゃ安い。1280円。しかも送料無料だ。
 探せばある物だ。と満足げな私。
 届いた品物を手にし、ハニーも嬉しそうだ。
 と、喜んでいられたのは、昨日までのお話。

 遠慮がちに、ハニーが言った。
 「この首振りって?」
 「え?どうした?」と、よくよく見ると・・・。
 慥かに首は振る。上下にね。それも、手で動かせばさ。
 が〜ん!自動じゃない。
 騙された〜!いや、商品説明には自動なんて一言も書いていなかった。
 勝手に「当然自動、それも左右にと」思い込んだ私がバカだったのだ。

 悲しそうなハニー。
 仕方が無い。
 はい、注文しま酒たよ。今度は大丈夫のはず(きっとね)。
 もうすぐ届くだろう。

 4台のファンディファンに囲まれて、我が家は暑さ知らず!どーだ。参ったか。
 とほほ、扇風機にすれば良かったわ。

20.8.21 雷

 6年生にとって、夏休み最後の自習の日。
 最終日にしてようやく質問が出だした。

 遅いっちゅうねん!
 いや、これも一つの進歩と認めよう。

 そんなこんなで、むっちゃ忙しかった。
 生徒達が帰り、ようやくホットしたのも束の間。
 俄に空が曇り、雷が鳴り始めた。

 げ!帰れない。雨も本降りだ。
 生徒達は無事だったろうか?

 幸い、小一時間で雨は止んだが、未だ事務所にいる私。
 嗚呼、夏も終わりだ。

20.8.22 100万ポイント

 楽天カードの累積獲得ポイントが100万を超えた。
 楽天で購入を始めて10年ちょっとだから、それ程大した数ではないかも知れない。
 しかし、やはり100万は少なくはないだろう。

 一体今までいくら使ったんや?と考えると、恐ろしい気もする。
 100円で1ポイントだから1億円?いやいや、キャンペーンや5倍ポイントデ−等を利用しているから、流石にそこまでではない。
 書籍が一番多いかな?いや、高額な商品では電化製品化かも?
 安物買いの銭失いを何度も経験しているから、素直には喜べないが、このポイントで100万円分の買い物ができたことも慥か。
 有り難いことだ。
 けど、正直、やや複雑な気分。

20.8.23 パスワード

 ネットにアクセスするためには、パスワードが必要。
 そのこと自体には文句はない。
 問題は、自分のパスワードを直ぐ忘れてしまう、この情けない頭なのだ。

 PCのキーボードでパスワードを入力するのは、さほど苦ではない。
 けど、携帯から入力するのは、とても面倒くさい。
 簡単なパスワードじゃセキュリティに不安が残る。
 かと言って長すぎると覚えられない。

 先日、携帯からアクセスする必要があり、パスワードを入力したのだが・・・。
 何故か入れない。
 記憶間違いするはずはないほど簡単なパスワードなのに。

 入力したパスワードを表示してみて、思わず笑ってしまった。
 takayuki(タカユキ)がvakayuki(バカユキ)になっていたのだ。
 携帯のTとVは同じキーだからね。
 
 けど、このままバカユキにした方が良いのかも知れない。
 だって、自分のパスワードをほら。晒しているのだからね。

20.8.24 海

 海が見たくなったので・・・。
 ちょっくら行ってくらい。
 探さないでね。

20.8.25 淡路島

 海が見えた。そりゃ、橋(明石海峡大橋)は海の上を走っているのだからね。
 それでも、いきなりハイテンションの私。
 運転しながらではゆっくり眺めることはできないので、橋を渡った次のSAで車を停めた。

たまねぎスープ  面白いSAだった。
 地域限定の商品券が配られている。5000円で6000円分使えるらしい。当然ゲット。
 蛇口から出てくる無料のたまねぎスープは、残念ながらコロナの影響で飲むことはできなかったが、その券で地ビールを購入。
 いきなり土産を購入するのは愚行だが、商品券が使えるし、まあ車だから大丈夫だろうと思ったのね。

 そう、今回の目的地は淡路島なのだ。
 今回の旅の目的の一つは『明石焼きを食べる』。
 橋を渡る前に高速を降りるべきだったのだが、渡ってしまったのは仕方ない。
 SAにはなかったので、明石焼きを求めて車を走らせた。
 SAで商品券を配っていたお兄さんに「地元の人ならお好み焼き屋さんで食べますよ」と聞いたので、お好み焼き屋を探すが、中々見つからない。
 結局、空腹に負け「しらす丼」で妥協してしまった。

チランドシア  宿だけは決めていたが、下調べも不十分で、具体的なプランを立てていなかったため、移動だけに時間を取られてしまった。
 あっちへ行ったりこっちへ行ったりで、結局、淡路島の北から南まで2往復はしたな。反省。
 淡路ワールドパークONOKOROは、老夫婦の行くところではなかった。暑いし、30分もいなかったな。
 奇跡の星植物館で、珍しい植物を見つける。
 「チランドシア」というらしい。意外と廉価だったので購入。
 花が咲くのが楽しみだ。

 宿の食事は文句なし。
 風呂もまあまあのレベルかな。ほぼ貸し切り状態だったしね。
 土産用に買ったビールまで飲んでしまったのはおバカで酒たけどね。
 テレビも見ずに、早めに就寝。

20.8.26 徳島

 折角、淡路島まで来たのだから、そのまま帰るのは勿体ない。
 四国はもう目と鼻の先だ。
 大鳴門橋を渡り、徳島へ。

 先ずは、渦潮を見ることに。
 高所恐怖症の私には少々辛いシチュエーションだったが、圧倒的な壮観に次第に恐怖も薄らいでいった。
 それにしてもすごい潮風だった。帽子が吹き飛ばされないようにずっと押さえていた。

 急に、徳島ラーメンが食べたくなって、少し離れた店まで。美味しかったが、高速を使う必要は無かったな。
 食事の後は「大塚国際美術館」へ。先ほどの大鳴門橋架橋記念館の直ぐそばなので、また移動に時間を取られてしまった。

呑ちゃんの叫び  噂には聞いていたが、これほどだとは思わなかった。
 これだけの名画を次々と見せつけられたら「もうお腹一杯」と言うしかない。
 モナリザやビーナス。ゴッホやピカソまであったぞ。
 芸術とは無縁の私でも知っている名画ばかりだった。
 正直、疲れ果ててしまった。
 1日で見るのは到底無理だと言われるのも肯ける。
 それでも、ハニーはまた来ると言っていた。

 酷暑にも負けず、無事に帰宅できたことに感謝したい。

20.8.27 宝くじ

 「当たるはずはない」と思いながらも、「もしかして」と淡い期待を抱いてしまう。
 庶民の心の弱さにつけこんだ、射幸心を煽る卑怯極まりない国の施策。これが宝くじだ。

 そう、私は宝くじを憎んでいる。
 宝くじのCMに出演しているだけで、その俳優が嫌いになったこともある。

 しかも、近年、当選金額はどんどん高額になっていく一方だ。
 前後賞含めて7億?要らんやろ。そんなもん当たったら、人生狂うで。

 え!狂っても良い?てか。
 そうで酒ね。今回ばかりは私もそう思いま酒たよ。
 楽を求めるためではなく、己の生きがいを失わないためにね。

 でも、やっぱりその考えは、間違っておりま酒た。

 え?偉そうに言うだけ言って、もしかして、買うてたんか〜い!
 はい。けど、外れま酒た。かすりもしませんで酒たよ。
 あ〜あ!世の中そんなに甘ないわな。

20.8.28 首相辞任

 安倍さんが辞めた。
 驚きよりも、やっぱりなの感の方が強かった。

 体調不良が表向きの原因らしいが、私は身も心も疲れ果ててしまったのではないかと思う。
 コロナウイルスの感染拡大防止のために、不眠不休で陣頭指揮を執り、色々な策も講じてきたが、やることなすこと全てケチをつけられ、自民党内部でも、応援するどころか足を引っ張るようなバカばかり。

 偉いと思うよ。よく頑張りなさった。
 しばらくは、ゆっくりされたら良い。
 いささか無責任のような気もするが、なりたがっている奴らが沢山いるのだから、後はそいつらに任せたら良いんじゃない。
 お疲れ様で酒た。

 けど、日本という国は、一体どうなっていくのだろう。
 私ごときが心配しても仕方ないが、それでも心配じゃ。

20.8.29 電気代

 覚悟はしていたよ。今月の教室の電気代。
 ある程度はかかるだろうとね。

 ある程度はね。けどさ・・・。
 冷暖房の要らない時期なら(照明代だけなので)せいぜい3万円程なのに、今月は7万円超。

 そりゃそうだわな。
 毎日、冷房(風量は最大)かけながら、換気のために窓は開放。さらに扇風機も回し続けだものね。
 救いは、午前中の授業が少なかった分、照明代が軽減されたことかな。
 仕方ないとは言え、ちょっとビビった。

 予め用意していたお金では足りず、銀行に慌てて走った私。残があって良かったわ。

20.8.30 ふたたび

 けして、楽がしたいわけではない。
 けど、生徒達が学校へ行っているときに、授業はできない。

 今年の講習会。授業の総時間数は例年より多くとることができた。4月から追加授業を行ったからね。
 しかし、例年の40日間、朝から晩までみっちりの授業に比べたら、スカスカの感は否めない。

 そのおかげ?で、今年は8月に旅行が2回もできる。
 え?また、行くの!てかい?
 しょーよ、しょーしょー。

 こんな事初めてだし、恐らく最後だろう。
 連休ではないから、一泊だけ。
 今回もせわしい旅になるだろうが、温泉に浸かって、のんびりしたいと思う。

 探さないで下さいね。

20.8.31 避暑

 避暑に来たのに、どうして汗びしょ?
 夏だから、仕方が無いでしょ!てかい。

 今回の旅のテーマは「涼しいところへ行こう!」だ。
 実は、ここ数年、同じテーマに挑戦している。
 昨年は「高原で星空鑑賞」で、一昨年は「琵琶湖で涼もう」だったな。
 けど、思えば、いずれも避暑とは程遠かったような。

 今回選んだのは、洞川温泉。以前から候補には挙がっていたのだが、夏に温泉もなかろうと躊躇していたのだった。
 それでも、近場で無理なく行けそうだと言うことで決定。

 近くには鍾乳洞があるらしい。しかも2つも。これは外せまい。
 先ずは、お寺(龍泉寺)に参拝。此処に車を停めさせてもらい、1つ目の鍾乳洞(面不動鍾乳洞)へ。
 モノレールもあったが、行列がすごかったので歩いて登ることに。
 実際、距離は大してなかったが、真夏に坂を登るのは無謀だったか。(汗だくその1)
 しかし、そのおかげか、鍾乳洞内は正に別天地。気温5度が天国のように思えた(まだ天国には行ったことないけどね)。
 下りも歩く。まあ、これは楽勝。景色も良いしね。
 お!遠くに吊り橋が見えるぞ。行ってみようじゃないか。
 ところが、橋までの道がわからない。散々迷った挙げ句、人に尋ねるが、むこうも旅人。「僕達も探しているんですよ」と言われた。(汗だくその2)
 地元の人に尋ねてようやく判明。「歩いて15分程よ」と言われたが、しかしこれまた山の細い上り坂。(汗だくその3)
 吊り橋からの眺めは、絶景だったらしい。
 え?「らしい」って、渡ってないの?
 いいえ、もちろん渡りましたよ。けど、怖いからずっとハニーの背中だけを見つめていたのね。景色を眺める余裕なんて全くない。
 当初の計画では、もう一つの鍾乳洞にもチャレンジするつもりだったが、この段階で残りの体力はほぼゼロに。(まだ昼過ぎなのにね)
 一旦、宿に入って、近くの店で遅めの昼食を取ることにした。
 ハニーを店に残し、一人宿を目指す。宿はすぐ見つかったが、駐車場が見当たらない。
 そのまま車を走らせ、少し行ったところで宿に電話。「宿まで来たら教える」と言われた。
 丁寧に教えてもらいま酒たよ。地図までもらって、道順もね。けど、宿から歩いて5分程度の場所だったのに、どうして車で10分以上の道を指示するの。(汗だくその4)

 宿は「レトロ」そのものだった。
 全ての設備が古い。部屋もお風呂もトイレもね。(部屋に冷蔵庫無いのよ。ビールがぬるい)
 いえ、不満ではないので酒よ。ただ、疲れ果てて、心が躍らなかっただけで酒。
 次の日に備えて、早めに就寝。
 アルコールもそこそこになんて、自分でも信じられなかったけどさ。

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