- 20.9.1 清流
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今回の旅。ここまで散々文句ばかりを書いてきたが、良いこともあったぞ。
夜は涼しかったのだ。エアコンなしでぐっすり眠れた。
明け方は寒さを覚えるほどにね。
おかげで早起き。
さあ出発だ。いざ、2つ目の鍾乳洞(五代松鍾乳洞)へ。
前日の教訓を活かし、今度は迷わずモノレールを選ぶ。
最大斜度34.5度の急勾配は、結構スリリングだった。
この鍾乳洞は、なんとガイド付き。一瞬?マークが頭の中を飛び交ったが、直ぐに納得。
洞窟内は狭くて坂が険しい。ガイドさんがいなければ危険極まりないのだ。
いきなり頭を天井にぶつけて、ヘルメットのおかげで難を逃れたが、肝を冷やした。
とにかく狭い。まともに立っていられる場所など殆ど無い。
立派な鍾乳洞なのだけどね。ここまで石柱が成長するには9000年ほどかかったとみられると説明してもらった。
洞窟内には、何故かカエルが3匹いたが、何をエサに生きているのだろう。まさか9000年前から棲んでいるわけじゃあるまいが。
鍾乳洞のそばには『ごろごろ水』(名水百選にも選ばれているらしい)の採水場があった。
数台の車が停まっており、みなタンクに水を汲み入れていた。
私たちも汲ませてもらったが、以外と冷たくない。飲んでみても、格別の味とは思えなかった。まあ、違いのわからん男やからね。少し車を走らせ、次なる目的地。みたらい渓谷へ。
此処は素晴らしかった。
景色も素晴らしかったが、何より水がきれい。驚くほど澄んでいる。しかも冷たい。
川で泳いでいる若者に交じって、私も飛びこみたくなった。
しかし、この老いさばらえた醜い体を人目にさらす勇気もなく、(もちろん水着の用意も無いし)断念。
遊歩道があったので、しばし登ってみたが、噴き出す汗にこれまた断念。
しかし、途中で引き返して正解だった。何でも洞川温泉まで続いており、片道1時間半かかるらしい。
流石に、役の行者たちの修行場だったことはある。
テレビ局のカメラも来ていた。
インタビューされたらどうしようと、一瞬身構えたがあっさり無視された。
弁財天の神社(天河大辨財天社)にも立ち寄った。
有名芸能人達(長渕剛や松任谷由実など)も参拝したという、芸能の神様らしいが、芸ごとには無縁の私。願い事もせずに立ち去った。
折角来たのに、勿体なかったかな。
ひたすら車を走らせ、14:00には帰宅。
それから出社。なんとか授業には間に合った。
- 20.9.2 死角
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教室の入り口に設置したセンサー。なかなか役立っている。
以前のセンサーおなら版が大不評だっただけに、このセンサーの有能さが際立つ。
しかし、たまに反応しないことが。
大人だとまず100%反応するのだが、生徒だと無反応のときがあるのだ。
奇妙なこともあるものだ。
色々調べてみた。
身長が原因だろうか。
しゃがんで入る。反応した。
角度だろうか。
ビンゴ!ある位置からだと反応しないことが分かった。
ふふふ。面白い。
センサーの死角を突いて、教室に無音で侵入する。
まるで、新しいゲームのようだ。
昨日は2勝2敗だった。
これから勝率を上げていきたい。
やや、苦しい姿勢を強いられるけどね。
みなさんもどうで酒か?
- 20.9.3 説明会
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塾対象の学校説明会のラッシュが始まった。
かなり絞って参加させてもらうが、それでも10校は下らない。
以前にも書いたが、説明会には、学校で行われるものとホテルなどの別会場で行われるものがある。
私が好きなのは、もちろん学校で行われる説明会。
だって、卒業生達に会えるもんね。
ところが、昨日訪れた学校では、校内見学があったにもかかわらず、卒業生には会えなかった。
私が気がつかなかっただけかも知れぬ。教室の中まで入ってキョロキョロしていたから、隠れられたのかも。
今日の学校は、予め誰がどの教室にいるかを調べて下さっていたので、全員に会うことができた。
コロナの影響で、文化祭が学内限定となったのは残念だが、それでも生き生きと準備に取り組む姿には好感が持てた。
ある生徒は「劇(ロミオとジュリエット)で主役をやります」と教えてくれた。
ジュリエット役か?と突っ込んだら、笑っていた。観たかったな〜。
新任の校長先生にもご挨拶。
校長室はとにかく緊張する。高校時代のトラウマやな。
失礼なこともたくさん申し上げたが、殆どは軽く受け応えして下さった。
一回だけ、顔色を変えられた。(焦ったな〜)
「御校の生徒達はのんびりしていますよね」と、けして批判ではなく良い意味で申し上げたつもりだったが、この時ばかりは「のんびりはしていません。素を大切にし、そのまま行動しているだけです」と強い口調で仰った。
まあ、私が心配するまでもないだろう。この学校の良さ(学校らしい学校)が失われることはあるまいと思いたい。
残念だったのは、恒例の昼食会が取りやめになったこと。
いつも、食事を頂きながら色々な方とお話しし(早い話がグダグダと)最後まで残っている私。
まあ、今回も一番最後まで残っていたけどね。
明日はオンラインで参加の予定。さて、どんな感じになるのだろうか。
- 20.9.4 zoomミーティング
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今日の説明会は、zoomミーティングでの参加。
行けない距離ではなかったが、(在籍している教え子がいないので)楽をさせてもらった。
けど、あかんね。
はっきり言って、何も伝わってこなかった。何も響いてこなかったのだ。
伝える側の熱量が足りないのではないだろう。
受け取る側の姿勢に問題があるのだ。
zoomだと、自分の姿を晒さないでも参加できる。
早い話が、向こうにはこちらがどんな格好で参加しているか見えないのだ。(一応、服は着ていま酒たよ)
緊張感がまるでない。
オンライン呑み会の方がはるかに臨場感があった。
実は、珈琲を飲みながら話を聞いていた私。ごめんな謝意。
オンライン授業も、きっとこれと同じなのだろう。
コロナのせいで、ビデオ配信で授業を行っていた時期があったが、その時は、生徒達がまるで理解していないことを嘆いた。
改めて、授業は対面に限ると感じたが、いざ自分が受け取る側に立ってみれば、いかにハードルの高いことを生徒達に要求していたかが、良く分かった。
大人でもこれだ。子どもなら仕方ないかな、とね。(けど、ほんまはあかんねんで!)
もう一校、zoomミーティング形式の説明会に参加する予定だ。
今度は、もっと気を引き締めて臨みたいと思う。
- 20.9.5 理解と容認
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理解することと容認することは違う。と思う。
私は、哲学者でもなければ心理学者でもない。
あくまでも私見だし、上手く表現する事はできないだろうから、厳しい批判は何卒ご勘弁頂きたい。
例えば、生徒が苦しんでいるとしよう。稀に、ストレスからか過激な行動をとる生徒もいる。
彼等の苦しみを分かろうとする事は、とても大切だ。
たとえ解決方法が分からなくても、相手の立場に立って一緒に考える。
これは「理解」になるだろう。○のはず。(否定より理解は、教育の基本ではなかろうか)
しかし、苦しいから何をしても良いと、全てを許すことを「容認」と言うのであれば、それは間違いだ。
「理解」して欲しいと望むのはわかる。けど、何もかも「容認」して欲しいと要求するのは、明らかにおかしい。
そんなのは、単なる甘え。ただの我が儘だ。
そして、もし我が儘を認めてしまえば、彼等は更につけ上がるだけ。
その意味では、保護者の「容認」は△で、生徒達が求める「容認」は×になるだろう。
ここからは、あえて極論を言わせてもらおう。
ストレスが原因だからと何をしても良いと言うのなら、人を傷つけても許されることになる。
そもそも、この程度の苦しさを乗り切れないならば、受験なんてしなくても良い。
受験は資格を得る為だけのものではない。苦しさを乗り越える鍛錬でもあるはずなのだから。
最近の生徒達に、私が極端な違和感を覚えるのは、自分に甘すぎる者が多すぎるから。
保護者に甘え、恵まれた環境に甘え、さらに文句まで言う。
努力はいやだ。結果だけ欲しいだと。笑わすんじゃない。
繰り返し言わせてもらおう。
そんな奴らは、受験なんてしなくてよい。
たったこれくらいの壁を乗り越えられずに、どうすると言うのか。
今後の人生でも、問題にぶち当たる度に逃げ回るつもりかい。(全てを誰かのせいにしてね)
けど、願わくば気付いていただきたい。
そんな我が儘な子を育てているのは、保護者の過保護と過干渉が一因であることに。
昨夜の『探偵ナイトスクープ』(2話目)を見て、一層その感が強まった。
- 20.9.6 かい〜の〜!
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う〜ん。困った。(続けて読むなよ)
書くことがない。
いや、書くことはあるのだが、どれもこれも小ネタ過ぎて、書く気になれない。
脳が停止状態に近いのかも。(←終わってるヤン)
とにかく、集中できないのだ。
何故かって?
痒いのよ。ひたすら痒いのよ。
別に飼っているわけじゃないのだけど、蚊がね。
換気のためにドアを開放しているからさ、よく遊びに来るのよね。
そのままお帰りいただきたいのに、ついでに、血〜吸うたろか〜!てね。
馬鹿な蚊め。
私のような老人の血を吸っても美味しくないのが分からないのかな。
まあ、蚊も子孫を残すために必死なのだろうけどさ。
え?散々引っ張ってこの程度のネタかよ!てか?
はい、今の私にはこれが精一杯。
蚊、叩いた(っ)たか?
寄るな蚊!馬鹿なるよ。
やっぱりダメだ。脳が働かない。かい〜の〜!
- 20.9.7 秋の味覚
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ハニーの実家から届いた葡萄。
とても美味しかった。
そう、私はワインも好きだが、酒に変身する前の葡萄も好きなのだ。
残暑はまだまだ厳しいが、少しだけ秋を感じることができた。
感謝だ!
さあ、がんばろう!!
- 20.9.8 想い
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想いが伝わらないもどかしさ。
長年ずっと感じ続けている。
しかし、それを受け取る側のせいにしてはいけない。
多くの場合、それは発信者側、即ち自分に原因があるのだ。
伝える技術も足りなければ、工夫も足りない。
そもそも、絶対に伝えるんだと言う熱意すら失いつつあったかも知れぬ。
その事に気がつかされた、今日のとある学校の説明会。
参加して良かった。
感謝で酒。(けして、マツタケご飯が食べられたからとか、ブドウがデザートに出たとかからではないぞ)
私にはまだまだ謙虚さが足りない。
- 20.9.9 難問
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「私に解けない問題は無い!」と、声高に叫びたい私。
しかし、ただし・・・が続く。
「私に解けない問題は無い!ただし、中学入試の問題においては」とね。
そんな私だが、今回は、流石にお手上げだ。
「ハニーの誕生日の祝いをしようよ」と、長男からLine。
ありがたい話だが、その日は、生憎、朝から晩まで授業三昧。月に一度の10時間授業の日だった。
残念ながらとその旨を伝えると、別の日を提案してくれた。
わ〜い!その日なら早く上がれるぞ。
「よろしくお願い致しま酒!」と喜んで返信。
すると、「良い店知らん?」と即レスが返る。
久し振りだから、お嫁ちゃんも一緒にと思い、「お嫁ちゃんの好きなものは?」と、尋ねると・・・。
「サツマイモが好きやわ」と、返ってきた。
う〜ん。困った。(続けて読むなよ)
私としては、当然ながら、呑むつもり。
けど、お嫁ちゃんは呑めない。
それ故、好みのジャンルを尋ねたのだが、あまりの返答に戸惑ってしまった。
「探してみるわ」と答えたが、実は全く思いつかない。
どなたか助けて下され。
サツマイモの料理が美味くて、呑める(できれば日本酒)ところ。
ご存知ないで酒か?
- 20.9.10 気合い
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6年生の個人保護者会終了。
3日間かけて、全員の保護者にお目にかかった。
保護者の気持ちは痛いほど分かる。
この期に及んでも、まだなお本気になりきれない不甲斐ない我が子に、心が穏やかでいられるわけはない。
それ故、つい口を出してしまう。逆効果だと知りながらも、時にはなじることも。
子どもは子どもで、自分がいけないことは分かっていても、素直に注意、叱責を受け容れることができない。
口答えをするならまだマシで、多くの場合は拗ねて黙り込む。心の中では「何も分かっていないくせに」と親を罵りながらね。
その反抗的な態度に、親の感情は高ぶるばかり。冷静さを保ちきれず、エンドレスのバトルに突入。
口論の後の親の気持ちは、言うまでもないだろう。
情けないし、悔しい。それに加えて最愛の我が子に要らぬ事まで言ってしまった後悔で、泣きたいような気持ち。いや、実際泣いていることもあるだろう。
「もう止めよう。こんな事をくり返していても無意味だ。この子に受験は無理だったのだ」という思いが、虚しさとともに胸中をよぎる。
しかし、時が経ち、冷静な心理状態に戻ると、やはり「ここで諦めても良いのか」と考え出す。
諦めたら終わりだ。しかし、このままでは無理なことも分かる。
本当は、子どもが本気になるしか事態を改善する方法はないのだが、
「もっと効果的な方法はないだろうか。そうだ!あのハゲに聞こう」となるのだ。
その後の保護者の要求は、人それぞれ。
控え目な人もいれば、強引な人もいる。(その人の人柄がそのまま表れるね)
過去には、全てを私のせいにし、無理難題を押しつける人もいた。
気持ちは十分に分かるので、ある程度は「分かりました」とお答えするが、流石に限界がある。
無理難題を押しつける人は、私が自分と同じ気持ちでいることに気がついていないのだ。
自分は被害者、そして加害者は私と決めつけているような人もいた。
今回は、そこまでの要求はなかったが、結構な無茶ぶりはあった。
残された時間は多くはないが、まだ何とかぎりぎり間に合う。
いや、間に合わせなければならないのだ。大丈夫。私なら不可能を可能にできる。
ただし、本人が本気になることが絶対不可欠な条件となるが。
さあ、相当気合いを入れて臨まなければならないぞ。
一人一人に別教材を用意するのだから、当然、時間もかかる。
睡眠不足で、既にへばり気味だが、慣れるしかない。
まあ、なんとかなるだろう。
- 20.9.11 ネクタイ
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先日までは、外出する際には、ほぼ完全にノーネクタイだった。
ネクタイ着用が望ましい場合なら、近くまではノーネクタイで移動、会場に入る直前にネクタイをする。てな感じ。
だって、暑いんだも〜ん。
授業中ですら、ノーネクタイで授業させてもらったことがある。
昔なら考えられなかったことだが、マスクをしながら大声で授業、その上ネクタイとまでとなると、熱中症で斃れかねない。
そう、私はもう若くないのだ。
けど、ようやく、ネクタイをして出歩けるような気候になった。
嬉しい限りだ。
確実に、季節は移ろっているのね。
まだ上着を着ると、あっという間に汗まみれにはなるけどさ。
- 20.9.12 説明会
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塾対象の説明会はたけなわなれど、一方、塾対象の説明会を行わない中学校も多い。(灘・甲陽・東大寺・星光・神戸女学院など)
老舗のプライドてか?いや、嫌らしい言い方はするまい。
伝統校はわざわざ塾に頼らなくても生徒が集まるのだ。
それ故、それらの学校を受験する生徒がいる場合、これまで私は、保護者対象の説明会に(混じって)参加していた。
ところが、今年はコロナのせいで、説明会は完全予約制。
参加するには、ネットで申し込む必要があり、先ずは登録しなければならない。
正直、面倒で気は進まぬが、仕方あるまい。
さて、作業にかかるか。
保護者氏名。もちろん私だ。
受験生の生年月日?え、誰にしよう。まあ、自分で良いか?と、思いきや。
あれれ?生年月日の欄には1960年生まれの選択肢がないではないか。
そりゃ、そうだわな。還暦過ぎて中学に入学する奴はおらんわね。
う〜ん、困った。(続けて読むなよ)
取りあえず、学校に問い合わせた。
すると、なんと、保護者と受験生しか受け付けていないと言うではないか。
(名前を告げても、どうにもならないの一点張り。声が若かったから仕方ないのか。けど、お前素人か?)
今回の状況ゆえの措置。分からなくもないが、それでも異を唱えたい。
中学入試のことなら、これでも私は一応専門家。たとえ、変更点があったとしても、改めて一から説明を聞く必要は無い。
しかし、そもそも、私が知りたいのは入試要項の類いではない。
入り口(入り方)より、もっともっと大切なことがある。そう、学校の教育方針にブレがないかを確認したいのだ。
保護者の立場で見て、この学校に生徒(我が子)を預けても大丈夫だろうか?入学したら成長できるだろうか?とね。
非常に残念だ。その一点を確かめたいだけなのにね。
まあ、なんとかするつもりだけどさ。
- 20.9.13 身分不相応
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なぜか、すっかり恒例となってしまったおばば様とのお誕生日会。
当初は、お孫さん(=教え子)の合格祝いを兼ねて3月を予定していたのだが、コロナのせいもあり、彼の帰阪に合わせて、ようやく行うことができた。
おばば様は、毎回素敵な店をセッチングして下さる。
今回は、若者に合わせて焼肉。
焼き肉屋さんにはピンからキリまであるが、なんと安倍首相も訪れたことがあるという高級店だ。
変な格好して行かれへんなと、少々気合いを入れて臨んだ。
しかし、緊張していたのはビールを一口呑むまでの話。
一度アルコールを口にしてしまえば、あとはいつもと同じ。
高級店だろうが、大衆レベルの店だろうが、関係なくなる。
もちろん、味も一流だったが、つくづく思うのだ。
私に高級店は必要ないと。
はっきり言って、身分不相応。猫に小判。猫には鰹節をあげておけばいいのだからさ。
終始、ご機嫌さまだったが、帰りはキッチリ寝過ごしてしまった。
ハニーと2人だったのに、あ〜情けない。 - 20.9.14 資料作成
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全く進歩のない男だ。
毎年同じ事を言っている。
保護者会は明日。
なのに、必要な資料はまだ半分しか存在していない。
本当は、のんびり日記なんかを書いている場合じゃないんだけどね。
さあ、ボチボチ取りかかるか。
徹夜だけはしたくないな。
- 20.9.15 保護者会
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3時間ほど眠った。
資料は未完成(学校に問い合わせる必要があったため)なれど、取りあえず形にはなった。
頭はぼーっとしていたが、意識はまだある。
これなら大丈夫だろう。
参加者は少なかったが、想いは伝えられたのではないだろうか。
「保護者の立ち位置」という、難しいテーマだったけどね。
全体保護者会終了後は、放心状態。殆ど仕事にならなかったな。
今から授業だ。
さあ、全開で行くぜ。
- 20.9.16 心斎橋
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たくさん歩いた。万歩計によれば17000歩強。
本町から心斎橋近辺をグルグルと、ひたすら彷徨い続けた。
幸い、暑さもピークを過ぎたから、それほど苦ではなかったが、流石に疲れた。
午前中はお仕事。
午後からの授業はないのでハニーとデート。
長い間、服の一枚も買ってあげられなかったので、せめて誕生日の祝いにとね。
しかし、遠慮ばかりのハニー。
ゲットしたのは、冠婚葬祭用の黒マスクと白ハンカチ(ともにクール仕様)くらい。
こんな調子じゃ、当然、時間はかからない。(最終的にはお気に入りが見つかったけどね)
一応、祝いの席は用意していたが、それは夕方から。買い物が済んでもまだ数時間もある。
さて、何をしよう。
そうだ。大丸に行こう。宝石店で教え子が働いていたはずだ。
改装後の大丸を訪れるのは初めて。
素敵な空間だったが、売り場は縮小されていて、教え子の姿は見当たらなかった。
結局、トイレに入って出てきただけ。高級ブランドに縁は無いしね。
次は近くの東急ハンズへ。
しかし、そこで驚愕の事実を知ることになる。
ハンズ閉店。三宮のハンズに続いての閉店だ。
近日移転オープンとはあったが、大丈夫なのだろうか。
ユニクロに行ったり、私とは縁のなさそうな若者向けの店を覗いたりしながら、時間を潰す。
けど、もう限界。
時間は早かったが、予約していた店に向かった。
- 20.9.17 祝!ハニー
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初めて行く店だと、必ず迷う私。ほぼ100%の確率でだ。(どーだ!まいったか?)
何故かって?地図が読めないからだ。
グーグルマップがあるじゃない?てか。ふぉふぉふぉ。東西南北の判別できない私にとっては、無用の長物。却って迷う、グルグルマップだ。
2回目でも迷う。自分でも不思議だが、飲み屋だとよほど近くに目印になるスポットがない限り、これまた迷子率は50%近い。
1回目で散々彷徨ったのなら辺りを覚えているのではないかって?
甘いね。パニック状態で手当たり次第に箱を開けていって、当たりが出た箱を覚えていられるかい?
それにさ。私は呑んだら記憶を無くすのだ。と、キッパリ!
けれど、ハニーが一緒なら大丈夫。彼女は私のナビゲーター。人生においてもね。情けないけど、車のを運転も、一人じゃ不安でたまらない。
昨夜、行った店には過去に10回近く訪れている。昨年は息子とも行ったし、旧友と再会したのもこの店だ。
しかし、今回も少し迷った。ハニーもいたのにね。
何故なら、今年になって移転したからだ。
それでも、開店30分前には到着してしまった。
普通なら入れてもらえない。けど、そこは20年来の付き合いだ。嫌な顔1つせず招き入れてもらえた。以前の店より少し広くなっていたかな。やや高級感は薄れたが、そんなの関係ない。
店主の笑顔と美味い料理。それに美味い酒。ほかに何が要るというのだ。
奇しくも、店主は卒業生も在籍している北海道のとある学校のOBにあたる。
今回は、彼の高校時代の思い出話に腹を抱えて笑わせてもらった。
おっと、今回の主役はハニーだった。
ハニーおめれとう!
愛を込めて年の数だけのバラを。
え?何本あるのかって?フフフ、ひみちゅ!数えちゃダメで酒よ。
- 20.9.18 ステーキ
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教室のそばにステーキ屋ができた。
以前は、ホルモン焼き屋だった場所(行ったことないけど)だ。
先月オープンで、割引券も配っていたので、試しに行ってみた。
けして、高級店ではない。
なんせ、ステーキランチが1000円以下で食べられるのだから。
一時期流行った「いきなり!ステーキ」のような店なのだろうか。
昼時に行ったものだから、満席。
「お、こんだけ混んでいるのなら、美味いのかも?」と、期待がふくらみ始める。
待つこと数分。安い方から2番目のランチを注文した。
150gでも結構なボリュームだ。これでご飯のお替わり自由なのだから、安いわな。
しかし、肉が固い。
ナイフでもなかなか切れない。
経験したことのない歯ごたえだ。
おまけに筋が歯に詰まる。
どうやら、私のような年寄りが食べる物ではなかったようだ。
腹が張って夕飯もあまり食べられなかったくらいだから、コストパフォーマンスは良い(2食で900円?)のだろうが、もういいや!って感じ。
あ、けして、悪口が言いたいのではないので酒よ。
ただ、私には合わなかっただけのお話。
- 20.9.19 チコった
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「チコちゃんに叱られる!」
一時ほどではないにしろ、私の中では依然として根強い人気なのだ。(見ていない分の録画はたまる一方だが)
今朝の放送を、出かける準備をしながら聞いていた。
耳に飛びこんできたのは「算数(数学)を勉強するのは何故?」。
お!これは正解を出さねば。と、取りあえず答えてみた。
ただ、いつもストレートな答えでは通用しない。
今回もどうせひねられた答えだろうと思いきや、なんと、チコってしまった。(チコるとは、正解を出すこと)
初の快挙だ。
まあ、私はこの道のプロを自認しているのだから、間違えるはずはないのだけどさ。(なんて偉そうに言うなって?)
え?正解は何で酒か?って。
もちろん、「論理的思考能力を高めるため〜!」で酒よ。
- 20.9.20 秋の気配
-
めっきり涼しくなった。
今日は、エアコンを使わないで授業ができた。
通勤時には、上着なしでは寒いほど。(上着を着ていたら暑いけどね)
虫の声も聞こえているし、もう秋なのね。
世間は4連休。
行楽には良い季節かな。
けど、この連休でまた感染が拡大しなければ良いのだが。
おっと、偉そうなことは言えない。
今宵は、息子夫婦と会食でミナミまで。
ハニーの誕生日祝いをしてくれるという。
なんと孝行な息子だろう。
今宵こそ、呑みすぎないように注意せねば。
- 20.9.21 家族
-
家族って良いな。
たとえ、一緒に暮らしていなくても、繋がっているというか。心が通い合っているというか。
そんなことを感じた、昨夜の会食だった。
例によって、心斎橋でひとり迷子の私。(ハニーとは別行動だったもんね。ッテ威張るな)
前から歩いて来た2人連れに声を掛けられた。
おかしい。こんな所で知り合いに会うはずはない。怪しい。用心せねば。
と、身構えたら、息子夫婦だった。
何という偶然。(何という遺伝子)彼等も迷っていたらしい。
仲良く迷っていたら、店の前にハニーが待っていた。
お嫁ちゃんの「サツマイモ」リクエストに応えられるか、たくさん疑問符が飛び交ったが、天ぷらの店をチョイスした。
高級そうな店構えに、ややビビる私。
いざ、店内に。けど、中はいたって普通。
まあ、設えは大事だろうが、それが全てではない。割烹や料亭とかの高級店ではないのだからさ。
先ずは乾杯。
料理は美味しかった。日本酒もある程度揃っていた。
そもそも、息子と呑む酒が不味いわけはない。
とりとめない近況報告から、いつしか話題は息子の悩み(相談)に。
人間関係で、心を痛めているらしい。
かねてより、私は彼に「教師には3つの対応力が必要だ」と言っていた。
「目を向ける相手。先ずは生徒。次は保護者。そして最後は教師仲間」とね。
もちろん、社会人なのだからそれだけではないのだろうが、特に教師たるもの、この3者との関係を上手く保たなければやっていけない。
そんなことは十分分かっている彼だが、それでもいろいろあるようだ。
立場が変われば、考え方を変える必要も出てくるしね。
私の視線から思うことを言わせてもらったが、少しは気休めになったかな。
追加で、安納芋の天ぷらも頼むことができ、お嫁ちゃんも喜んでくれたようだ。
しかし、会計が予想以上に高くつき、息子達には申し訳ないことをした。
また会いたいな。離れていてもみんな家族だよ。
ところで、次男は元気にしているだろうか。
ラインは偶に入るが、しばらく会っていない。
会いたいよ〜。
- 20.9.22 コンタクト
-
視界がぼやける。
ついに、老いが目にまで回ってきたか?
試しに、目に指を入れてみたら、痛かった。
そうか、コンタクトをつけ忘れていたのだ。
幸い、授業は4時間だけ。
さほど不自由は感じなかったが、帰宅後、思いのほか疲れている事に気付く。
やっぱ、ダメね。10代の頃の体に戻りたいわ。
- 20.9.23 健忘症
-
ボーっと生きてんじゃないぞ!
チコちゃんでなくても、今の私を見れば、多くの人は言うだろう。
墓参りに行ったのに、線香を忘れていた。
親父にすまんと謝りつつ、車に乗りこむと、電話が鳴った。
お世話になっている業者からだ。
「あ〜!」思わず叫ぶ。
しまった。今日会う約束していたんだった。
昨日のコンタクトに続き、今日は人と会う約束まで失念していた。
ここまで来たら、単なるボケだと笑っていられない。
来週は、とある学校の訪問もある。
今からでも、手帳買おうかな?
- 20.9.24 苦手
-
生徒相手にはいつも偉そうに言っている私。
大変な思い違いに気がついた。
例えば、算数の授業で、初めての問題に戸惑う生徒がいるとしよう。
初めてだから、できなくて当たり前。もちろん叱ったりはしない。
それ故、(私なりに精一杯)ていねいに説明をする。
ほとんどの場合、生徒達は理解してくれる。
ところが、説明を受けた後でもまだ理解できていない生徒も、稀にはいる。
その生徒に対し、私は「なぜ」と感じてしまうのだ。
分かって当たり前。私の説明を聞いて分からないはずはない。とね。
そりゃ、そうだ。
私は40年以上毎日算数を教えているし、解いている。
経験では誰にも劣らないだろう。解けない問題は無いなどと嘯いているが、解けて当たり前。
私はプロだ。解けない方がおかしい。
しかし、生徒は初めて経験するのだ。
どんなていねいな説明を受けたところで、分からないこともあったとしても、不思議ではない。
大きな思い違いをしていた。とんでもない思い上がりと言った方が良いだろう。
一度聞いただけで、分かる子ばかりではないのだ。
誰だって苦手はある。専門家ばかりではないのだから。
かく言う私。算数以外は苦手だらけ。
役所や銀行に提出する書類にはいつも悩まされている。
ずっと他人任せ(税理士さんや社労士さん)にしてきたからか。
いや、PCに関しても同じだし、料理なんて全くできない。
よくよく考えてみれば(考えるまでもなく)、私が人並みにできるのは、算数しかないのだ。
所詮は、小学生相手に偉そうに言っているだけのつまらない人間。それが私だ。
あ〜恥ずかしい。どうしてこんな簡単なことに気がつかなかったのだろう。
本当に情けない。
- 20.9.25 追悼文集
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恩師の追悼文集が届いた。
まだ全てに目を通したわけではないのだが、素晴らしいものに仕上がっていた。
恩師の若かりし日から晩年までの写真。
私は先生の若い頃を存じ上げないので、その端正な顔立ちに、失礼ながら些かの驚きを禁じ得なかった。
恩師との思い出を綴った水泳部員達の追悼文。
全てが心温まるものばかり。
涙を誘うものは殆ど無く、先生の温かいお人柄をよく表している面白いエピソードの方が多かった。
哀しさよりも懐かしさが勝った。
改めて、先生には感謝を申し上げたい。
「ええ人生やった。楽しかった!」
表紙(先生の写真の上)に書かれていた。
いつ仰った言葉なのだろう。
素晴らしいお言葉。
私も、最期には、こう言って逝きたいものだ。
この文集は、家宝に決定で酒ね。
読むときは手袋をして読まなければ。(持ってないけど)
- 20.9.26 バカ正直
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大阪府が、コロナウイルスの感染拡大防止に協力し、休業した企業に助成金を出すという。
フトモモな話だ。
「まあ、私には関係ないか」と思っていたのだが・・・。
税理士さんから「営業所(教室)が大阪にある場合は助成金の対象になるよ」と聞き、
「それなら申請させていただこう」と、慣れぬ作業に四苦八苦しながらも、何とか申請を終了させたのは、3ヶ月前の事。
先日、申請書に不備があるとのメールが届き、修正して再申請。
昨日、またメールが届いた。まだ不備があるらしい。
「もう、訳分からん」と、電話で直接問い合わせた。
その結果、私は対象外である事が判明した。
私が授業を中止していたのは3月。
対象になるのは4月末から5月らしい。
休業期間はいつでしたかと聞かれ、正直に答えたのだが・・・。
まあ、これ自体は仕方あるまい。
けど、もしそこで私がウソを言ったとしても、それは通用したのではないか。
もちろん、不正はいけないことだが、チョッピリ損をしたような気分。
だって、50万円はでかいからね。正直、当てにしていたしさ。
結局、バカ正直は損をする?
いや、つまらんことを言ってはいかん。
本当に困っている人の為の制度なのだから、セコい考えは捨てよう。
「清く・正しく・美しく」
これが私の生きる道!なのだからね。
- 20.9.27 隠し事
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誰でも、人には言えない秘密の一つや二つを、心に秘めているものだ。
そして、その秘密を自分の胸の内に仕舞いきれなくなったとき、大抵人は涙を流す。
懺悔の気持ちからだろうか。
重荷を下ろし、ホットするからだろうか。
とにかく、少し心が軽くなるのは慥かだろう。
ハニーが泣いていたのは別の理由だけどね。
意味不明で、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 20.9.28 85歳
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今日は母の誕生日。
85歳になった。
あちこち、体の不調は訴えているが、おかげさまで元気だ。
有り難いことだ。
共に過ごせる時間をもう少し増やせると良いのだが。
いつまでも、健康で長生きして下さいね。
- 20.9.29 心が折れそう
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もう、ダメかも。
もう、やってられない。
理解してもらえないのは私のせいか。私の努力不足か。
慥かにね。
けど、誰一人理解者がいない状態で、がんばれと言われても、正直しんどい。
保護者は要求ばかりで、子どもができないのは、私のせいだとばかりに責め立てる。
当の本人達は、中途半端なことしかしてこない。
私の指導スタイル(黙って俺についてこい。俺に任せろ。大丈夫だから)が通用しないなら、私はもう身を引こう。
残念だけど、仕方あるまい。
- 20.9.30 28歳
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今日は次男の誕生日。
28歳になった。
長い間会っていない。
元気にしているのだろうか。
仕方ない。そうだ!会いに行こう。
待ってろよ。