カッパの日記 

2012年4月

12.4.1 新人さん

 可愛い可愛い新人さん登場。
 15期生のMさん。
 え?いつもとトーンが違うって。
 ふふふ。良く気がつきま酒たね。
 そう、新人さんは女の子なので酒よ。
 エイプリルフールだけど、ウソじゃないぞ。
 女性スタッフは久しぶり。
 これで、少しは事務所の雰囲気も変わるかな。

12.4.2 空の青

 今さらながら、「どうして空は青いのだろう?」

 調べてみた。

 太陽の光は波長が長い順に、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色がある。
 波長が長いと、大気層をそのまま通過するが、短い光は大気中の分子にぶつかり、四方八方に拡散する。
 地上付近で最も散らばる光は青で、見上げた空も青く見える。
 湿度の高い時期には空気中の水蒸気に黄や緑の光も反射し、空は白っぽく見えるが、逆に空気が乾燥する冬には鮮やかな青空になる。
 ついでに、海の青は。
 水分子は波長の長い光ほど吸収する性質を持っている。
 吸収されにくい紫やあの光は海底や水中の浮遊物に反射するが、紫の光は弱いため、海全体が青く見える。
 と言うことらしい。(参考文献 読売新聞)

 ふ〜ん。分かったような分からないような。
 けど、わかったふりをしておこう。
 だから、秋の空は高く見えるのね。

木星 昨日の帰り。夕方に見上げた空はきれいだった。
 夕闇が忍びより、漆黒の闇につつまれる直前、空は見事な青に染まる。
 夕日の赤もまだ残っており、低い所には赤と青のグラデーションが美しかった。
 慌ててハニーを呼びに行ったが、並んで見上げたときには、もう赤は消えていた。
 一応、カメラに収めたが、木星の上に輝く金星は写っていなかった。
 縦に撮れば良かったのかな〜。いや、縦に撮ったんだけどな〜。
 ボケボケじゃん。

12.4.3 嵐

 メリーポピンズになったみたいだ。
 16:00現在。雨はほとんど降っていないが、風がきつい。
 生徒を送った帰りのこと。
 思わず飛ばされそうになった。
 傘がでんぐり返る。
 小学生なら大喜びしそうだ。
 向こうから、婆ちゃんがフラフラと飛んできた。
 目が合う。
 「かなわんわ」と、笑っている。
 全く知らない人だったが、「気をつけて」と、微笑み返す。
 どうぞご無事でと見送ったが、こちらもそんな余裕があるわけじゃない。
 おっと、また、傘がでんぐり返った。

 警報も出ているようだ。気象図は、日本中、真っ赤っか。
 被害が出なければよいが。
 今宵は早く帰ろう!と言いたい所だが、宴会の予定が入っている。
 酔っ払って飛ばされないように気をつけよ!っと。
 え?アンタの重さじゃ心配ないって?
 はい、ごもっとも。ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

12.4.4 丸5年

 このコーナー「カッパの日記」を書き始めて5年になった。
 思えば、よくぞ毎日下らんことばかり書き続けたものだ。
 正直、書くことが思い浮かばない日も多かったが、「毎日書いてこそ日記」と私なりのこだわり、いや、半ば意地で続けてきたようなものだ。
 現在のアクセス数は161062。確実に何分の一かは私自身のもの(開くたびにカウントされるのね)だが、多くの人達に支えられ、おかげでここまで来ることが出来た。

 改めて言うまでもないが、私の日記はエッセイと呼べるレベルではない。
 ぼやきに近い。文章もはっきり言ってヘタクソだ。
 にもかかわらず、読んで下さる方がいる。感謝の念に堪えない。
 おおきにありがとう。そして、どうぞこれからもどうぞよろしく。

 私自身、エッセイに関してははっきりと好みが分かれる。
 お気に入りの作家のエッセイなら読んでいて面白く感じるが、あまり知らない人の場合「こいつ何言ってるねん」と敵意むき出しで読むことも多い。
 結局、どこまでその人物を受け容れられるかにかかってくるのだろう。
 そう考えると、私は恵まれている。
 万人に愛されるキャラでないことは百も承知。経営が順調でないのも、私のこの性格が災いしているのは確かだ。
 けれど、私はウソをつきたくない。
 自分の気持ちを誤魔化して愛想笑いはしたくない。
 そのくせ、(理解して欲しいとは言えないが)誤解して欲しくはない。
 厄介な性格だ。結局、我が儘?きっと、欲が深いのだろう。
 誤解解消に日記が少しでも役に立ってくれればと思うのだが・・・。
 え?やっぱ、虫が良すぎる?ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

12.4.5 サル以下

 謎じゃ。全く持って謎じゃ。
 HPに、先日のパーティの写真をUPした。
 と言っても、作業のほとんどはスタッフのK君(ほら、あの救世主で酒よ)にやってもらったのだが・・・。
 追加の作業があったので、帰宅後私も同じことをやってみた。

 ところが・・・。
 かれこれもう1時間以上悪戦苦闘している。
 で、冒頭の文句を繰り返すことになる。
 謎じゃ。全く持って謎じゃ。
 同じソフト(Adobe Photoshop Elements)を使っているのに、同じことができない。
 具体的に言うと、サイズ変更する際に単位がpixelにならないのだ。
 どうしてだろう。全くわからない。
 もういいや!今日は諦めた。明日、事務所でやろうっと。

 そう言えば思い出した。
 「サルでも分かる○○」なる本を読んだとき、ちっとも分からなかったことを・・・。
 そうか、カッパはサル以下なのね。

12.4.6 気分晴れ

 今日は爽やかな気分。体調も悪くない。
 メンタルとフィジカルが連動しているのがつくづく実感できる。
 けして楽な1日ではない(授業6時間に面談1件)のだが、何となくウキウキしている。
 季節や天候のせいだけではないだろう。やはり相手(生徒)次第かな?
 せめて今日1日、今の気分が続きま酒ように。
 さあ、授業開始じゃ!

12.4.7 花冷え

 この時期の寒の戻りを「花冷え」と言うらしい。
 今日もやたらと寒かった。雪でも降るんじゃないだろうかと思ったほどだ。
 こちらはまだまだだが、桜が各地で見頃を迎えていると聞く。
 冷たい空気の中で凛と咲く桜も素敵(特に夜桜がきれいだろうな〜)だが、こんな日に花見をしたらさぞ寒かろう。

 そうそう、寒いと言えば、我が贔屓チームの打線。ありゃ一体何事じゃ。
 評論家になるつもりはないが、何とかならんのかいな。
 私の講習会中の秘かな楽しみは、野球観戦(普段はまず観ることができないので)なのに。
 観戦した日は全て負けている。と言うより、まだ1つしか勝っていないじゃないか。
 とほほ。元気の源を奪わないでくれ〜!

12.4.8 春期終了

 春期集中講座、無事終了。
 80点かな?自己採点で。

 体力面に不安があったが、何とか乗り切れた。(+10点)
 一部のいい加減な生徒に心を乱してしまった。(-20点)
 教材をほぼ全て改訂した。(+10点)
 授業に集中できた。(+10点)
 授業以外のことができなかった。問題集改訂など。(-20点)
 家庭を全く顧みなかった。(-10点)

 今日はゆっくり眠ろう。
 明日からのために。

12.4.9 ピンク

大阪城のサクラ

 綺麗なピンク色だった。正直、意外!

 3週間ぶりのオフを満喫するぜ!
 と、今日も早起き。ルンルンルン。(6時前には勝手に目が覚めてしまうのね)
 天気は快晴。青空が広がり、外も暖か。さあ、出発だ。

 先ずは、義兄の勤務している病院へ。
 え?え?病院?!
 御心配召されるな。ただの(といっても無料じゃないぞ)定期検診でござる。(2年ぶりだけど)
 最近、浅田次郎の時代小説を読んでいるものだから、どうしても大袈裟な口調になってしまうのじゃ。許されよ!

 今日のメニューは、採血・腹部エコー・胃カメラ・胸部レントゲン。
 楽勝でござるよ。
 以前は、胃カメラが最大の難敵だったが、鼻から通す細いものにしてもらってからはノープロブレム。反射があれほどきつかった私でも余裕のよっちゃんよ。
 今回も自分の胃の中を映像で見ながら、説明を聞いた。
 あまり気持ちの良いものではないが、意外と綺麗なピンク色でビックリ。
 随所に見られる水ぶくれのようなものも、軽い胃炎程度だろうとのことで、先ずは一安心。
 それでも、結構消耗してしまった。病院という所は居るだけで疲れる。言っちゃ悪いが、負のエネルギーが充ち満ちている。

 さあ、次はハニーとデート。
 元気はないが、ファイト〜!オ〜!
 先ずは昼食。断食明けで腹ぺこだ。お代わり自由だったので、しっかり2人前食べてしまった。(後悔!)

 さて、どこで花見をしようか。
 尼崎まで来たから、神戸辺りも考えたのだが、結局は近場で無難な大阪城へ。
 7分咲きってところかな。満開の桜も素敵だが、咲きそろう前の桜も綺麗だ。
 人があまりに多いのには閉口したが、穏やかな(いや汗ばむくらいの陽気だった)午後、春を満喫することができた。

 来週は京都に行く予定。だが、おそらく保ってはくれないだろうな〜。

12.4.10 イチゴ

 今朝の食卓に苺が並んだ。
 「お!今年初で酒ね」
 ハニーと目が合う。
 2人とも同じことを思い出している。

 苺と言えば、次男だ。
 いくつ位だっただろう。幼稚園に行く前だったかな。
 店頭に並んでいる苺を見つけて、
 「イチゴ!イチゴ!」と嬉しそうに言った次男。
 「安くなったら買ってあげるね」とハニー。
 次の日。
 買い物をしていたハニーがふと気付くと次男がいない。
 見ると、向こうから大きな箱を抱えた次男がよろめきながら歩いてくる。
 「イチゴ!イチゴ!安かったよ!」
 全然安くはなかったらしいが、ハニーは思わず笑ってしまい、
 「そう!良かったね。ありがとう」と、苺を買ったそうだ。

 最近、息子達のことをよく思い出す。元気にしているのだろうか。

12.4.11 ある別れ

 お坊さんにも、「退職」というものがあるのね。知らなかった〜。
 いつもお世話になっているお坊さん。私と同い年だけど、学年は1つ上。
 とても気さくな素敵な方で、私は兄のように慕っている。もちろん、この日記にも何度かご登場頂いている。(環境プレゼント等々)
 ところが、突然だった。今日のお勤めの際に、
 「個人的な事情で申し訳ないのですが、6月で私退職いたします」と仰っるではないか。
 驚いた。
 たしかに、お寺の住職でいらっしゃりながら、教務所にお勤めになられているから、組織の一員であることは間違いないのだけれど・・・。
 お坊さんって、もっと自由な立場なのかと思っていた。

 非常に残念だ。
 この方に出会って、私は考えを改めた。己が何と小さい世界に拘っていたのだろうと恥ずかしくなったのだ。
 相談したことも多い。けど、もっともっと沢山のことを教えて頂きたかったのに。

 父が亡くなり、色々なことが全く分からず、困りはてて訪ねた教務所で、応対して下さったのがこのお方。
 当時、娘さんが中学受験をされた直後だったこともあり、私の仕事にも理解を示して下さり、話が弾んだことを覚えている。
 無理を申して、毎月のお参りをお願いしたのが、ついこの間のようだ。
 以来10数年に及ぶお付き合いとなった。

 大の阪神ファンで、いつか球場で、敵味方に分かれて応援したいと思っていたのだが・・・。
 え?あれ。これはまだ実現可能だぞ。
 そうだ、これからは個人的にお付き合いさせてもらえればいいのだ。
 よ〜し。元気が出て来たぞ。
 え?そりゃあんた。虫が良すぎませんか?!ってかい。
 う〜ん。気にしない、気にしない。御仏の御心は広いのじゃ。

12.4.12 請求書

 毎月届く請求書。うんざりしてしまう。
 こんな事を言ったらいけないのだが、総額を見てため息をつくだけで、一々明細は見ない。
 まして、WEBの請求書なんて「ああ、またメールが来たな」くらいなもんだ。

 今日、たまたま一つの請求書をチェックした。
 「あれ?何じゃこりゃ?」
 月会費???モバオク???

 身に覚えは・・・ある。
 確か間違って購入したチケットをオークションに出した時に、会員登録したんだった。
 その時は「すぐ退会しなくっちゃ」と思っていたのだが、すっかり忘れていた。
 何と言うことだ。無駄な会費を何ヶ月も払い続けていたことになる。
 どれ位になるのだろう。え〜!20ヶ月!!
 以前にも、携帯のゲームサイトに登録したまま放置していたことがあったが、幸いその時は割と早く気がついた。
 けど、今回は痛い。

 一度、色々な年会費をチェックし直した方が良さそうだ。

12.4.13 恨みの雨

 雨が好きな人は少ないだろう。
 私も好きではないが、大嫌いという程でもない。
 ただ、この時期の雨は恨めしい。

 一雨ごとに散っていく桜。
 幸せな時間が終わっていくように感じてしまう。
 いつまでも咲いていて、と願うこと自体無理なのは分かっている。
 けれど、せめて今しばらく春の余韻に浸っていたい。

 永遠の幸せをとは言わない。けど、叶うことなれば、時間よ止まれ。
 人の夢と書いて、儚い。なるほどね。

12.4.14 がべさん

 我が家では、蛾のことを「がべさん」と呼ぶ。
 何故か?
 息子達が幼い時に勘違いをしたまま、今に至っているのである。

 我が家では、蛾を殺さない。
 何故か?
 蛾は死んだ人が姿を変えて会いに来てくれたのだ、と信じているからだ。

 誰が言い出した訳でもない。けど、不思議と誰も異論を挟まない。
 私なぞ、半ば本気でそう思い込んでいる。

 夜中に迷い込んだ蛾。何となく優しげに見えるのだ。
 今夜は、誰が会いに来てくれたんだろう。
 何を伝えに来てくれたのだろう。
 警告?忠告?それとも誘い?

 殺さず、追い出さずとも、次の朝にはいつの間にか居なくなっているから、不思議だ。

12.4.15 嗚呼!日曜日

 長かった〜。やっと授業終了。流石に8時間はこたえた。

 今朝は辛かった。目覚めた時には、昨夜の酒がたっぷりと残っていた。
 教え子と酌み交わす酒は格別だ。だが、嬉しくてついつい呑み過ぎてしまう。
 授業の後で(昨日も7時間)疲れもあったのだろう。電車に乗ったまでは覚えているが、途中で記憶を失い、久しぶりに寝過ごしてしまった。帰りの電車があろう筈もなく、ハニーに救出してもらった。ゴメンね。ハニー!

 一般人とは違い、私にとっては、土曜・日曜が一番ハード。
 (その分平日は楽なのだが)特に日曜は食事をする時間もない。
 それ故、土曜はいつも休肝日にしている。それを破った私が一番悪いのだけどね。

 幸い、事務所に到着する頃にはすっかり酒は抜けていたが、絶好調〜!(中畑か?)と言う訳にはいかなかった。
 はい、以後気をつけま酒。

 それにしても、生徒達もよく頑張る。
 彼らも、土曜日は9時間、日曜日は8時間授業を受けているのだ。
 ひえ〜!私より多いじゃないか。脱毛!!

12.4.16 一目千本

吉野のサクラ

 かねてから「いつか観たいね」と、ハニーと言っていた吉野の桜。
 本日、やっとその機会を得た。

 天気は、生憎の曇天。予報では「午後からは雨」だったが、来週だとおそらく時機を逸しているだろうからと、不安ながらも決行した。
 「平日だしそんなに人はいないはず。けど(まあ呑むこともあるだろうから)電車で行こう!」と、相成ったのだが・・・。

 甘かった。
 世の中暇な人が多いのね。吉野行きの特急は全て満席。各駅停車で2時間近くかかり、移動だけで疲れてしまった。(それでも車は避けて正解だったと思う。電車から眺める道路は車が殆ど進んでいなかった)
 やっと到着。しかし、そこはすでに、人・人・人。
 たった3分間乗るだけのケーブルに小一時間並び、そこから後も人ごみで真っ直ぐ歩くこともかなわない。
 これじゃ、桜を観に来たのか、人を見に来たのかわからない。
 しかも、雲行きは怪しく、案の定、少しばかり歩いただけで、ぽつり、ぽつり。
 初めは小降りだったため、傘ナシでも平気だったが、いつしか本格的に降り出した。
 雨に煙る桜の山も風情があったが、正直「何でやね〜ん!」とテンションだだ下がり。

 諦めムードで「どこまで行く?」と、ため息混じりの会話を交わすハニーとカッパ。
 ご機嫌が直ったのは、「吉水神社」に着いてから。
 雨は激しくなっていたが、『世界遺産』の文字に惹かれ、ちょっと覗いてみようかと・・・。
 あ〜!「一目千本」とは、このことなのか。
 境内からは、中千本が遠くに見える。満開とはいかぬが、見事な咲きっぷりだ。
 さらに、最初は、雨宿り程度に考えていただけだったが、中の展示を見て驚いた。
 え?弁慶のヤリ?義経のヨロイ?え?え?小野道風の額?一休さんの書?
 さらには、太閤さんの居室まで。ホントに本物?と言いたくなってくる。
 一体何なのこの神社。

義経のヨロイ       弁慶のヤリ

 桜は見事だし、庭も素敵。入館料を払うのを躊躇っていた自分が情けなくなった。
 こりゃすごい!と感心しきりで、すっかり元気回復。
 「さあ、次行くぞ。目指すは奥千本!」
 しかし、雨はますます激しさを増すばかり。やむなく断念した。  あまご
 それにしても、沿道に店が多いのには驚いた。
 和紙・吉野葛・柿の葉寿司の店がずらりと並ぶ。陀羅尼助丸の店まであった。
 そこで見つけた一軒のお店。「鮎・あまごの塩焼き」とある。
 こりゃ、通り過ぎる訳にはいかんやろ。
 ちょうど小腹が空いていたこともあり、桜鮎とどちらにしようかと悩んだ末、あまごの塩焼きを注文した。大変美味で酒た。
 下千本
 帰りは、ケーブルには乗らず、下千本の中を歩く。
 大正解。やっと、桜の国に来ていることを実感できた。
 「七曲がりの坂」は、本当に七回曲がっていた。

 多少寒かったが、最後は「本当に来て良かった」と思える素敵な1日となった。
 天気が良ければ、最高だっただろうな〜。

12.4.17 中古本

 『おれは直角』ご存じだろうか。
 小山ゆうの名作中の名作だ。(え?小山ゆう?誰それ?何て言わないで。『がんばれ元気』の作者と言えばお分かりだろうか)

 舞台は幕末。萩明倫館に「石垣直角」なる青年がいた。
 曲がったことが大嫌いな彼。歩く時は必ず直進。角を曲がる際にはぴったし90度で曲がる。
 必殺技は「直角斬り」・・・。

 授業で「直角」の定義を教える時には必ず話題に上るから、生徒達は「石垣直角」なる人物の存在は知っている。ただし、半信半疑だ。
 なかなか信じようとしない生徒たちの為に、仕方ない。現物を見せようと、購入することにした。(本当は私が読みたかっただけ?)
 しかし、何と言っても30年以上前の作品。しかもコミック。
 いまだに売れているとは考えにくい。新品が存在しているはずはなく、実際色々探してみたのだが見つからない。
 ただ、中古本ならあった。

 中古の本に関しては余りよいイメージを持っていなかった私。
 ボロボロじゃないんだろうか。汚れていたり破れていたりはしないのだろうか。
 注文してからも、正直、不安がいっぱいだった。

 その本が届いた。
 うん。これなら大丈夫。大して汚れていない。安心した。
 今後、本は全て中古でも良いかなと、さえ思えるレベルだ。

 さあ、楽しみがまた増えた。
 先ずは30年ぶりに私が読んでみよう。生徒達に見せるのはその後じゃ。

12.4.18 洟水

 I can't stop the hanamizu〜!
 堪え切れ〜ず 洟水が止まらな〜い♪

 ほら、アンリの名曲にもあるじゃない。

 情けない話だが、最近(外に出ると)洟水が止まらなくなる。
 一体何故?

 今ごろ花粉症?
 たしかに、花粉症は今まで症状がなかった人でも突然現れると聞く。
 う〜ん。でもそんなにデリケートな病気に私が罹る筈はない。
 耳鼻科に行くべきなのか?
 けど、(世の中の耳鼻科の先生方ごめんなさいね)耳鼻科ってやたら治療が長引く様な気がして、躊躇ってしまう。
 即断即決。はい!アンタの症状はこれ。これで解決!ってのが嬉しいんだけどな〜。

 じゃあ、風邪?
 う〜ん。それも違うと思う。熱はないし、咳も出ない。体のだるさもないし、どちらかと言えば、普段より元気だ。
 頭がさくさくとは働かないのは事実だが、これは仕方ないでしょ。

 ま、もう少し様子を見ようか。

 (翌日判明)電車内の冷房が原因かも知れません。

12.4.19 変だから

 個人保護者会。基本的には保護者と私たちとの面談だが、たまに生徒本人を交えて三者懇談の形を取ることがある。
 昨夜は、三者懇談だった。
 子どもが親の言うことを聞かない(信じない)と嘆かれていたのだ。

  私 :「お母さんがどうして君のことを注意するか分かるか?」
 生徒:「???」
  私 :「じゃ、ヒント。例えば道行く人がおかしな格好をしていたとしよう。裸でもいいや。私はその人に一々文句を言うだろうか?」
 生徒:「言わない」
  私 :「それは何故だと思う?」
 生徒:「???」
  私 :「それはね、私にとってその人は、どうでも良い存在だからだよ」
 生徒:「分かった」
  私 :「そうか。分かったか。じゃ、お母さんが君のことを注意するのは?」
 生徒:「ぼくが変だから!」
  私 :「・・・。(目を輝かせて、キッパリ言うな〜!!)」

 力が抜けていく共に、軽く目眩を覚えた。
 お前は、裸で歩いているおっさんよりも変なのか?だから、君のお母さんは見るに見かねて注意するのか。
 あ〜!この子が親の気持ちを理解するのは、いつの日か。
 私の戦いは、限りなく続く。
 まあ、私も親の気持ちが分かったのは20才を越えてからだったけどね。

12.4.20 見逃した〜

 ハニーからメール。
 「もう、淋しくなってメールしてくるのは分かるけど、こちらはお仕事中。我慢しな謝意」などとぼやきつつ、メールを開いた。
 「○○(長男の名前)がテレビに映っていたと、実家から電話があったよ」とのこと。
 お〜!それは目出度い。昨年の次男の出演に引き続き、快挙だ。

 しかし、「今回は・・・見逃しました&録画もしていません」と続いていた。
 仕方ない。そうそう、偶然が続いてたまるか。
 前回はたまたま見ていただけで、しかも何故か録画までしていたらしい。これだけでも奇跡に近いのに、今回まで録画していたら、一日中全ての番組録画しているの?と疑ってしまいたくなる。

 どうやら、長男が部長を務めているダンスサークルがTBSの取材を受けたようだ。
 折しも新入生歓迎会のシーズン。イッキ飲みで死亡事故まで起こっていることに関する番組だったそうだが、一体彼は何を喋ったのだろう。
 前もって報せてくれたら、見逃さなかったのにな〜。
 ま、残念だけど、諦めよ。

 それにしても、全く音沙汰のない息子達め。う〜ん。元気にしているのだろうか。

12.4.21 全国学力テスト

 算数の問題を新聞で見た。
 う〜ん。簡単。
 あのレベルは、特別な勉強をしていない小学生にとっては、どうなのだろう。
 けして難しくはないのだろうが、簡単でもないのかも知れない。
 そう思うと、私の居る世界はやはり特殊なのだろう。
 いつのまにか、それを当たり前と考えていたが、私は(ある意味)スーパー小学生を相手にしていたのね。
 もっと、彼らを尊敬しよう!(か?)

12.4.22 女子校

 とある学校の文化祭に行って来ま酒た。
 生憎の荒天、しかもハードな日曜日と悪条件が重なれば、足取りも重くなろうところだが、ふふふふふ。今回はノープロブレム。些細なことは一向に気にならないのだ。
 「可愛い教え子の誘いとあれば、たとえ嵐だろうが、行かぬ訳にはいかんじゃろ」と言うのは建て前で、
 教え子の保護者は「お忙しいのにわざわざお越し下さって」と恐縮しきりだったが、
 「女子校に堂々と入り込める滅多にないチャンス。しかも若き頃の憧れのUS。この機会を逃してなるものか!」と言うのが、正直なところ。
 この前行ったのは、え〜、中学2年?だったから、38年ぶり?。
 (当時はなかった)駅からすぐだと聞いていたのに、方向音痴のカッパちゃん。迷いに迷って、結局30分以上かかって、やっと到着。肌寒く感じるほどの天候にもかかわらず、汗を拭き拭き「暑いで酒ね〜」と言ったら、受付のお嬢様からはとっっっっっても冷たい視線を浴びてしまった。それにしても芦屋の町並みは流石で酒ね〜。豪邸だらけ。

 折しも新校舎が完成したばかりで、教室も廊下もピッカピカ。
 吹き抜けのある素敵な校舎になっていた。
 眼下に海が一望でき、思わず「おお〜!これは酒ごい!」と叫ぶカッパちゃん。私は海が見えるだけでご機嫌なのだ。幸い、誰にも聞かれはしなかったが、嬉しそうに写真を撮る姿は、どこから見てもおかしなオッサン。
 偶然、水泳部の後輩にも出会った。相変わらずカッコイイ奴め。お嬢さんが在校生だそうだ。
 近々、母校で授業(卒業生による土曜講座)をすると言っていた。ここでも「すげ〜!」と叫ぶカッパちゃん。今度はしっかり注目されてしまった。
 展示類は一切見向きもせずに、ひたすら生徒達を眺めていた私。やっぱり変なオッサンだ。
 制服は当時のまんま。中学1年生はすぐわかる。セーラー服のラインが真っ白だ。
 他の子達も可愛らしい。いいね〜!すれた感じの子は一人もいなかった。(出会わなかっただけではあるまい)

 最後に、今日の感想。
 「女子校はとっても良い香りがしま酒!お薦めで酒!(だ、だ、誰に?)」

12.4.23 読了

 休日なんてあっという間に終わってしまう。
 本当はお出かけの予定だったが、昨日張り切りすぎた?せいだろうか。体のあちこちが痛い。起床も遅かった(10:00って寝過ぎ?)ので、今回は予定変更。のんびり過ごすことにした。

 1日あれば、さぞ、いろんな事ができるだろう。と思いきや、
 洗車(半年以上していなかった)して、ビデオ観て、買い物行って、またビデオ。(もちろん、呑んではいるが)
 気がつけば(現在23:00)、いつもの帰宅時刻とほぼ同じ。あ〜!1日が終わってしまった。

 ただ、収穫もあった。
 先日購入した『おれは直角』全8巻を読み切ることができた。
 30数年ぶりに読んだが、ところどころ鮮明に蘇る記憶。結構、憶えているもので酒ね。
 いや〜。感動しま酒た。
 人を疑うことを知らない純粋無垢な心。正義感に満ちあふれ、曲がったことは絶対に許さない。
 主人公の「石垣直角」。実に素晴らしい青年だ。
 今の若者達には失われてしまった?ピュアな情熱を持っている。
 初めはただの暴れん坊だった彼も、まわりの人々に感化され、次第に成長していく。
 面白いだけではない。一大ヒューマンスペクタルドラマと言っても良いだろう。
 たまたま観たビデオ『武士の家計簿』と時代背景が似ていることもあって、直角の母が由紀恵様と被ってしまった(由紀恵様、年取ったな〜)が、そんなことはどうでも良い。
 流石は、名作中の名作!全く知らなかったが、テレビアニメにもなっていたらしい。
 お薦めで酒。(ご希望があれば貸し出し致しま酒よ)

 さ〜って。明日からまた、厳しい現実が待っている。がんばろう!

12.4.24 筍

 私は筍が好きだ。
 秘密にしていたのだが、どこかから漏れ伝わったのだろう。
 先週、ハニーの実家から大量に筍が送られてきた。
 その日から始まった「筍三昧」の日々。
 筍ご飯は言うまでもなく、煮物、炒め物。よくぞこれだけ調理方法があるものだと感心してしまう。
 筍の饗宴と言っても良いだろう。どれも大層美味しかった。
 しかし、ハニーから悲しい宣言。
 今朝の筍ご飯で「やっと使い切った」と言うではないか。
 この1週間、すっかり堪能させてもらったが、まだ食べ足りない。
 ハニーよ。何か忘れていませんか?
 そう「筍の天ぷら」を。あと「筍の刺身」も食べたいな〜。

 あ〜、こんなこと書いていたら、無性に腹が減ってきた。
 よ〜し、帰ろう!

12.4.25 初夏

 先週、電車に初めて冷房が入った時は、憤りを覚えた。
 「アホちゃうけ?!おかげでこちらは洟水が止まらないやんか!」と。
 けど、今日などは、冷房がかかっていないのが???
 季節の移り変わりは早い。本当に早い。
 カーディガンを脱いだけど、それでも暑く感じた。

 そろそろ夏で酒ね。

12.4.26 

 ハニーの頭痛が治まったかと思いきや、今度は私だ。
 え?頭痛って感染するの?
 いや、おそらく私の頭痛は一過性だろう。ハニーの方が10000倍心配だ・・・。

 左目の突発的な痛みに始まり(おそらくコンタクトのトラブルだろうが)、疝痛?左側頭部から頭頂部にかけて、禿げていく感じ?(いや、そんな経験はない)痛みが上っていくような気がするのだ。

 酒を呑んだら治まったから、きっと大したことはないはず。
 だが、最近特に体力の衰えを実感しているカッパちゃん。
 加齢によるものだけならば良いのだけれどな〜。

12.4.27 人相

 私の顔。皆がウットリするような美形でないのはもちろんだが、そんな悪人面でもないと思う。ただ、長い時間正視に耐えるレベルではない。

 月に一度の苦行の時間。それは、散髪。
 普段、鏡などほとんど覗きもしないが、この時間だけは自分の顔とにらめっこしていなければならない。
 薄くなる一方の頭髪を嘆くだけでなく、シャープさを失ってきたあごのラインなどを眺めながら、人知れずため息をつくのである。
 実際、滑稽な姿だ。
 シャンプーをする際につける前掛け?(ケープって言うのかな?)をしている姿は、よく言えば「お地蔵さん」だが、悪し様に言えば「ゆで卵が笑っている」ようにしか見えない。
 それ故、髪を切ってもらって居る間、できれば目を瞑っていたいのだが、店の人と馴染みともなるとずっと眠ったふりをしている訳にもいかない。

 昨日も話が弾んだ。
 しかし、マスター。肋骨を骨折していた。
 「ちょっとぶつけただけ」と仰っていたが、そんなに簡単に折れるものなのだろうか。
 確かに、くしゃみをしただけでも折れることもあるとは聞くが・・・。
 「年を取ると弱くなるんですよ」と笑っておられたが、私より少し年上なだけで、見た目も十分若々しい。う〜ん。私も気をつけなければならないのだろうか。
 ところで、このマスター。意外と情熱家であることが判明した。
 「由紀恵様は美しい」と言う話から、何故か中国語の話になった。
 マスターは、中国で生活されていた経験をお持ちで、奥様ともそこで出会われたのだ。
 「知り合われた頃、会話は何語でしたか」と尋ねると、片言の中国語だったとの返事。
 「じゃあ、中国語で奥様を口説かれたので酒ね」と言うと、奥様が
 「この人、ろくに喋れもしないのに、私に中国語で詩を書いて贈ってきたのよ」と言われた。
 「へぇ〜!ロマンチストですね。今もその詩は残っていますか」と訊くと、
 「この前の大げんかで、全て処分しました!!」との返事。
 流石に、それ以上は尋ねることが出来なかったが、意外な一面を見たような気がして、嬉しくなってしまった。

 来月には、マスターの骨も繋がっていることだろう。
 私の顔がスマートになっていることはないだろうが・・・。

12.4.28 浅田次郎

 彼の著作を読み始めて、かれこれ1年になる。
 何冊読んだだろうか。40冊位かな〜と思って数えたら、正解!現在41冊で酒た。
 もちろん全作品を読んだ訳ではないが、すっかりはまってしまった。
 どこに?一言では言えないが、彼の作品の魅力だけではなく、彼のアウトローな生き方とウソをつかない性格に惹かれている面が多いと思う。

 先日、読んだ『天国までの百マイル』。そのビデオをようやく観ることができた。10年以上前の作品だった。
 物語のあらすじは・・・。
 「主人公は事業に失敗して借金まみれになり、最後は破産してすべての財産と妻子を失う。友人の会社に拾ってもらい、何をするでもなく給料をもらっているが、それは子供の養育費としてすべて右から左に消えてしまい、現在は中年ホステスに食わせてもらっている状態。そんな彼のところに、母が心臓発作で倒れたという知らせが届く。大学病院の教授は難手術に二の足を踏むが、それは黙って死を待つようなもの。若い医師から世界的にも評価が高い心臓外科の名医がいると聞かされ、母親を自分の運転するバンに乗せてその病院まで運ぼうとする。東京の病院からその病院までの移動距離は160キロ。ちょうど100マイルである。」
 というもの。

 浅田次郎の体験に基づいた、ほぼ実話だと言うから驚かされる。
 いい話で酒。間違いなく泣ける。
 小説を読んだ時も泣いたが、映画を観て、また泣いた。
 配役が素晴らしい。時任三郎も八千草薫もはまり役だが、何と言っても大竹しのぶ。大した演技力だ。
 ビデオには、浅田次郎へのインタビューもおまけで付いていた。ふふふ、得した気分だ。
 お薦めで酒よ。

12.4.29 みんなの悩み

 晴天の霹靂とは、まさにこのこと。
 とんでもない話を聞いたのは、一昨日。
 昨日は善後策のために数人が集まった。

 と言っても、どうしようもない問題だから、解決も何もありゃしない。
 放っておくしかないのだが・・・。

 結論。
 他人が人の人生に口を挟むことは出来ない。
 会は存続。ただし、問題行動を起こした人は除名。

 そう、拓郎さんも言っている。
  人が幸せになるのを批判する権利は誰にもない
  みんな幸せになっていいんだ
  人に迷惑さえかけなければね♪  とね。

 さて、その後は各自が悩みを話し出した。
 みんな、珍しく?熱かった。
 感じたこと。
 みんな一生懸命生きている。
 とりあえず、橋下はパンチ!

 意味不明で、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

12.4.30 YouTube

 連休である。でもお出かけはしない。
 昨夜からひたすらYouTubeで拓郎さんやみゆきさんを聴いている。
 YouTubeってはまるよね。
 1曲聴けば次が聴きたくなる。だんだん最初のテーマ?からは離れていくけどね。
 音質に関してどうのこうの言うつもりは全くない。
 あれは、忘れてかけていた記憶をつないでくれるもの、なんて、大袈裟だろうか……。

 音楽ではないが、一つ探しているものがある。
 先日の長男がテレビに映ったビデオだ。
 なかなか見つからない。そりゃそうだ。誰かがUPしなきゃ流れないものね。

 そうそう、YouTubeと言えば、思いがけず、教え子達の姿を見ることができた。
 D先生。有難うございま酒!

←前の月へ ↑先頭へ 次の月へ→

Copyright © 2001-2024 HOPES