カッパの日記 

2010年8月

10.8.1 『今度は愛妻家』

 昨夜観たもう1本のビデオは『今度は愛妻家』。
 仕事もしない、家事もしない、妻への愛情も希薄なダメダメ夫を豊川悦司が、そんな夫に愛想を尽かしながらも世話を焼く妻を薬師丸ひろ子が演じている。
 最初は「何じゃコイツ!ダメな奴!」と笑いながら観ていたが、ストーリーのあちこちで「あれ?何か変だな」と思えるシーンが出てくる。
 その謎は、後半で見事に解き明かされる。そこから私は泣かされっぱなし。
 「愛する者はいつまでもそばに居てくれる」と、私もついつい思い込みがちだが、それは身勝手な思い違いに過ぎない。失ってからその大きさを知る前に、今をもっと大切にしなければと、改めて感じさせられた珠玉の一編で酒た。

10.8.2 一人

 今宵は一人で乾杯だ〜!
 え?とうとう逃げられたかって?
 ちゃいまんがな。たまたまで酒よ。

 デパ地下であてを買い込む。いつものことだが、ついつい余計なものばかりに目が移る。空腹時の食品売り場はデンジャラスゾーンだ。タイムセールも魅力的だし、気がつけば油物ばかり買っていた。(絶対食べきれないって)

 それにしても暑い!思考が停止しそう。
 このままだと、家に辿り着く前に、どこかで避難しているかもね。

 無事帰宅。結局全部食べちゃった。
 ああ、痩せる気がしね〜!

10.8.3 もういや

 いささか大人気なかったか。
 子どもだもん。ウソはつくさ。ごまかしもするさ。
 それは分かっていた。けど、許せなかった。
 一度や二度ではない。おそらくその子に注意をしなかった日はなかっただろう。
 お互いもうイヤになっていたのだ。何度も同じことを言うのも聞かされるのも。
 だんだん、彼の目が反抗的になってきていたのは、気づいていた。
 それでも、無意味な学習スタイルは改めなければ仕方ない。だから、同じ注意をくり返す。
 しかし、一向に改まらない。
 保護者を呼んで注意もした。不本意ではあったが、家庭学習に関しては協力してもらおうと考えたのだ。しかし効果はなかった。
 そりゃそうさ、本人は悪いと思っていないのだから。いや、むしろ正しいと信じているのだから、直そうとするはずはない。
 そのことを分かっていながら、私は一体何がしたかったのだろう。
 単に自分の指示に従わせたかっただけなのか?思い通りにならないからと、意地になっていたのだろうか?
 そうではないと思いたいが、実際のところはわからない。
 何故なら、結果的には全く効果のない注意をくり返していただけにすぎないのだから。
 おそらく、もう彼と会うことはないだろう。二度と彼に注意することもないが、彼が自分の非に気付くこともないはずだ。
 虚しさだけが残った。ああ、自己嫌悪。

10.8.4 出欠状況

 4日後に迫った同窓会。締め切りはとうに過ぎたが、まだボチボチ葉書が届く。
 中高生の部は、参加表明してくれたのが40名弱。出席率3割は少々淋しい気もするが、まあこんなものだろう。受験学年の参加が少ないのは仕方ない。
 当日の食事を予約した。大した物は用意できないが、せいぜい腹を減らせて来ておくれ!
 悲しいのは大人の部。30名ほどしか集まらないようだ。一応全学年が来てくれるのだが・・・。
 色々用事もあるのだろう。しかし、返事もよこさない者が圧倒的に多いのはどういうことだ。300枚も案内を出したのに、意思表明があったのは半分にも満たない。
 ああ、情けない。参加不参加に○を付け、投函するだけなのに、それすらできないのか。
 毎回返事をくれない人達には、今後案内を出すのは止めようかな。
 いや、来てもらえるだけで有難いのに、文句を言ってはバチが当たる。そもそも卒業してから10年以上になるのに、覚えている方が珍しいのかも知れない。
 けれど、私の生徒達に対する想いと彼らの想いとの違いがはっきりしたようにも思え、とても淋しい。
 

10.8.5 補助輪理論

 昨日は更新できなかった。
 意識ははっきりしていたのだが、気力が萎えていたようだ。

 教え子のI君が訪ねてきてくれた。東京で会ってからもう半年になる。
 話の中で出てきた彼の論理が面白かった。
 「最近は人の寿命が延びた。昔だと50と言えば人生の終盤をイメージしたが、今は違う。
 高齢化に伴い、低年齢も幅が広がっているのではないか。子どものような大人が増えた。
 単純に2倍するわけにはいかないが、現代の20台は以前なら10台のようなもの。
 その証左に40過ぎても人間的に未成熟な人はいくらでもいる。
 子どもに対するケアにも同じことが言え、その期間が長くなっているのではないだろうか。
 本来ならば、保護者が子どもに干渉するのは小学生低学年までだが、今の時代はいつまでも構い続ける保護者が実に多い」
 「そうだよね〜。いつまでも干渉しすぎるのは良くないよね〜」と呑。
 「ところが、実はそうでもないかも知れないのですよ」と彼は続けた。
 「保護者のサポートは、自転車の補助輪のようなもの。補助輪は、いつまでもつけておく必要はないが、もしなければ自転車に乗れない子が増えるかも知れない。
 そう考えると、補助輪は全くの害ではない。人生が長くなった分、補助輪をつける期間がある程度長くなっても仕方ないでしょう」
 「う〜ん。なるほどね」
 「でも、その補助輪の役目をする者自体が間違っていたら仕方ないですけどね」

 教え子に教えられた呑ちゃん。今回は彼から元気をもらった。
 

10.8.6 寅さん

 そう、あの『車寅次郎』。おそらく知らない人はいないだろう。
 その寅さんに、ハニーがはまった。
 DVDを借りてきて、毎日観ている。
 もちろん私も一緒に観ているが、いや〜。やっぱり良いで酒ね。
 ストーリーは毎回同じ。変わり映えのしない展開だが、それでも面白い。
 やっぱ、彼独特の人間性かな。
 さ、今日も観るぞ。

10.8.7 3分の1

 1/3と書くと日付みたいになってしまうので、3分の1。
 あれよあれよという間に、夏期講習も3分の1が過ぎた。

 ここで、呑ちゃんにインタビュー
 充実感?う〜ん。厳しいで酒ね。
 達成感?0ですね。
 満足感?マイナスかな。
 疲労感?あまりない。

 最低だな。私は一体何をしてきたのだろう。
 一日一日は懸命に生きているつもりだが、やり遂げたという感じではない。
 そうだな。仕事をしたというより、ただ働いたって感じに近いかも。
 いかん。いかん。気持ちを入れかえなければ・・・。
 明日は同窓会。教え子達にしょぼくれた顔は見せられない。

10.8.8 予感

 今日は同窓会。中高生の部は2年ぶり。大人の部は、え?いつからだろう。あ、3年ぶりだった。とっても楽しみ。
 けど、少し嫌な予感がする。
 呑ちゃん。今日は記憶をなくすな。うん。きっと!

 昨夜はあまり眠れなかった。楽しみでと言うより、明日はゆっくりで良いからと夜更かしをしたが、いつもと同じ5:30に目が覚めてしまったのだ。
 体調はあまり良くない。頭は痛いし、情緒も不安定。

 だから、今のうちから日記を書いておくのだ。
 今晩はオークション(生涯初参加)の〆切もあるし、本当は酔っぱらっていちゃいけないんだけどな〜。
 じゃ、呑むなって!
 う〜ん。無理!!ときっぱり。

10.8.9 大同窓会

 集いも集ったり、中高生40名、大人30名。
 みんな元気な顔を見せてくれた。
 一瞬誰?と思う者もいたが、よくよく見ると当時の面影をちゃんと残していた。
 学年も学校もバラバラだけど、和気あいあいあとした雰囲気の中、会は進んだ。
 カッパちゃんは昼から呑み続けていたが、途中で水を飲んだ効果があってか、最後まで記憶を失うことはなかった。
 ただ、やはり予感はあたるもの。撮ったつもりの写真は殆ど全てがぼけていた。
 少しずつではあるが、全員と話も出来た。みなの成長ぶりが、とても嬉しかった。
 皆の衆!また会おう!

 おかげで少しは回復した呑ちゃん。明日からもう一度頑張りま酒。

10.8.10 燈花会

燈花会

 「夏になると、奈良公園の方で、夜な夜な何かやってるらしい」
 以前からウワサには聞いていたけど、まだ確かめたことはなかった。
 昨日、ついに探検に。と言っても、どこで何をやっているのかは知らぬままだったが・・・。

 先ず、東大寺の二月堂にお参り。
 なんでも、昨日は、その日参詣すると46,000回参詣したのと同じ功徳が得られると伝えられる「およく」と言う日だったらしい。なんという省エネ!有り難や〜!
 小雨がぱらつく中、軽装で出かけたが、いや〜蒸すわ蒸すわ。二月堂に着くまでにすっかりバテてしまった。(あ〜情けない)
 けど、ま、これで46000回分の功徳が得られたのならば、文句は言えないわな。
 万燈明を供えると、福引きをひくことができ、私は昆布茶を、ハニーは扇子をいただいた。御利益完了?

 ここで初めて、燈花会の開始が19:00であることを知る。が〜ん!まだ2時間以上もある。
 「どこ行こう?」
 「ふぉふぉふぉ!良い所があるよ」
 乗り気でないハニーを無理矢理誘い、いざビヤガーデンへ。
 野外で呑むビールは美味い。時折、吹き渡る風が涼を運んでくれる。
 運良く大道芸をやっていた。(私は大好きなのだ)
 やんややんやと盛り上がる。私たちはビールで上機嫌だったが、シラフの人達にはさぞかしうるさい中年夫婦だったろう。
 良い塩梅に辺りも暗くなってきた。
  東大寺を眺む  

 いざ、燈花会へ。
 おお!幻想的な光が!!
 なかなか良い雰囲気だ。
 これで、奈良公園独特のあの匂い(お分かりで酒よね。夏場はまた格別で酒よ〜ん)さえなければ、最高なのにね〜!
 ハニーは名残惜しそうにしていたが、既にバテバテのカッパを気遣い、
 「また行こうね!」と可愛く言ってくれた。
 ありがとう、ハニー。
 けど、ごめん。正直、微妙で酒。
 

10.8.11 またもや故障

 機械のトラブルが続く。今度は我が家だ。
 先ず、お湯が出なくなった。
 夏だから水風呂も気持ちいいんだけど、やはりお風呂はお湯に浸かりたい。
 シャワーだけだときれいになった気がしない。
 って普段から体はこすらないカッパちゃんだけど・・・。
 そう言えば20代の頃、一夏プールのシャワーだけで済ましたら、秋に皮膚病にかかったこともあったっけ。
 次はPC。ネットに接続できなくなった。
 とうとう寿命かと思いきや、他のPCも同じだから別の原因だろう。
 プロバイダーに連絡したら、昨日の落雷が原因だろうとのこと。
 ただ、困ったことに全く仕事にならない。
 これほどまでネットに依存していたのかと、改めて驚いてしまった。
 ま、明日中には直るらしいから待つしかないか。
 ハニーも体のあちこちが痛いって言うし、ホント参ってしまう。
 

10.8.12 復旧?

 無事復旧?いや、正確には半分だけ復旧か。
 ネットの方は、完全に復旧した。めでたしめでたし。
 それにしてもたった2日で溜まったメールは200通以上。もう、嫌になっちゃう。
 けど、お風呂の方は、応急措置でとりあえず復旧。
 久しぶり?にお湯を浴びることができた。やっぱりお風呂はお湯だわな。
 ところが、問題はこれから。
 業者曰く「一旦修理しても半年後にはまた壊れる可能性が大」らしい。
 「じゃ、すっかり直すにはいくらかかる?」
 「業者の言い分通りだと40万程度だって!」
 「え〜!40万?!ぼっくりするな〜もう。やってられんぜよ」
 「でも、やらなもっと困るしな〜。何でやね〜ん!!」ちゅうのが本音で酒。

10.8.13 チケット顛末記

 全ては、私のクリックミスから始まった。
 算数オリンピックの応援で上京する事になり、折角だから前日入りして、息子と野球観戦を楽しもうと考えた。
 おお!阪神戦がドームで行われるではないか。
 「夏休み最後の土曜日。チケットは入手困難だろうなあ。けど、プレリザーブで申し込んだら何とかなるわい」
 と、安易に考えていたのが甘かった。
 先行予約のチャンスは2回あった。しかし、第5希望まで申し込んだのに、ことごとく外れ。
 無念。一般発売に賭けるしかなくなった。厳しい戦いが待っていそうだ。
 案の定、ネットはなかなか繋がらない。何とか繋がったが、そこでまさかの大チョンボ。
 日にちを間違えて申し込んでしまったのだ。
 再度申し込みし、立ち見のチケットはゲットしたのだが・・・。

 ここから私の悪あがきが始まった。
 オークションには手を出すわ。わざわざチケット屋の会員になり、高額チケットを申し込むわ。
 今思うと正気の沙汰ではなかった。
 オークションは3度目の挑戦で辛うじて内野席をゲット。それでも正規の2倍の金額だ。
 やれやれ、一安心だ。じゃ、予約しておいたチケット屋の方をキャンセルするか。
 ところが、予約完了を知らせるメールを見て青ざめた。
 「一旦予約されたチケットは、返品交換およびキャンセルは、できません」とある。
 『予約』の定義を勝手に解釈し、甘く考えていたようだ。
 慌ててチケット屋に電話をするが、
 「キャンセルは一切認められない。申し込みの際の注意事項にも(一番下に小さく)書いてある」  と優しく教えてくれた。
 料金を振り込まないで逃げるという手もあるかと思ったが、そりゃ卑怯者だろ。
 一応、念のために確認したら、「何度でも督促をさせて頂きます」とのお返事。やっぱり、やばそうだ。
 さて、だぶついたチケット(何と4枚も)、どうしようか。また誰かに譲るか。
 けど、今回かけた金額は少々ハンパじゃない。何とかならないだろうか。
 そこで呑ちゃん。一計を案じた。
 購入したチケットをもう一度チケット屋に売るのだ。
 正確に言うと、『売る』のではなく『委託』するのだ。
 もちろん、損することは確かだ。運良く売れたとしても損。売れなければ・・・。ひえ〜!
 賢い方法ではないが、他に思いつかなかった。せめて買い手が付くことを祈りたい。

 正直。もう懲り懲りだ。今回は高い授業料を払ったと諦めよう。

10.8.14 波泳会

 今年も参加してきま酒た。波泳会(中学高校の水泳部のOB会)。
 恩師(85才のご高齢にもかかわらずお元気だった)ともお話しすることができたし、懐かしい先輩方とも多数お会いすることができた。

 改めて気が付く。
 ああ、私の原点はここだったんだ!と。
 今さら言うのもおかしな話だが、水泳部員でなかったら今の私は存在していなかっただろう。
 最初は泳げなかった私だが、中学高校の5年間一日も練習を休まず、泳ぎに明け暮れた。
 口に出すのも恥ずかしいレベルだったが、がんばればがんばるだけ成果は数字で表れ(元が低かったから伸び代も大きかっただけなのだが)、またそれが励みとなった。
 練習中一度も手を抜かなかったことが、私の誇りであり、今の私を支えている。

 さて、総会終了。
 先輩方に呑みに誘って頂いていたのだが、何故か途中ではぐれてしまったカッパちゃん。
 それでもきっちり別のメンバーと呑んでいた。
 しかし、途中で眠ってしまっていたようで、大変失礼をしてしまった。ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
 う〜ん。恐るべしアルコールパワー。ビール(一口)+ワイン(10数杯)+ビール(生2丁)+日本酒(覚えてない)!
 過去のレポート?はこちら。2009年2008年2007年

10.8.15 ふちゅ〜!

 幼い頃の長男は、私の顔を見ると、本当に嬉しそうに笑ってくれた。
 意味不明の言葉「ふちゅ〜!」を連発しながら、満面の笑みで私を受け入れてくれた。
 その人なつっこい笑顔が帰ってきた。
 髪の色は前よりも赤みを増していたが、少々はにかみながら「ただいま」と言った。
 少し痩せたか。それでも、まあ元気そうで一安心。
 ただ、あまり長い期間こちらにいられる訳ではない。
 また、友達の多い彼のこと。帰省の間も、家でじっとしているとは考えられない。
 それでも、一日くらいは付き合ってくれるだろう。
 彼からもらった酒を一緒に呑むのが楽しみだ。

10.8.16 休日終了

 炎天下の中、球児達は懸命に白球を追いかけている。
 冷房の効いた部屋の中で私はボンヤリ画面を眺めている。
 くさってる。2日間、全く何も建設的なことをしていない。
 明日から仕事だというのに、リフレッシュもチャージも何にもできていない。
 体調も今一つだし、これでいいのか?!カッパちゃん。

 せめて今宵、息子と酒を酌み交わすことで、回復したいと思う。
 さあ、乾杯じゃ。

10.8.17 不調

 メンタル面なのか、それとも単なる体調不良か。
 とにかく元気が出ない。
 体は熱いし、頭はボーッとする。
 水分を摂るが、すぐに体外に。
 こりゃやばい。早く休もう。

 昨夜、息子と呑んだ酒は、美味かった。酒の味は相手次第だもんね。
 

10.8.18 復調

 少し快復した。軽い熱中症だったようで酒。
 色々とアドバイスを下さった方々、有難うございま酒た。(ポカリ飲んでクエン酸飲んで、保冷剤で頭冷やしましたで酒)
 もともと胃腸が弱っていたところに、2日間大して動いてもいないのに、冷房にあたって冷たいものばかり呑んでいたから、体のバランスがくずれてしまったのだろう。
 しかし、つくづく体と気持ちが連動しているのがわかった。
 体調が悪いとマイナス思考しか働かない。
 本当は、もう一日くらい養生した方がよいのだが、今日はスタッフの送別会。
 呑まんわけにはいかんじゃろ?!
 

10.8.19 ボールペン

 カッパのボールペンはペリカン。
 書き味が抜群で、一発で気に入りもう20年近く愛用している。
 と言っても1本をずっと使っていたわけではない。現在は3代目かな。
 初代は私が呑みつぶれていた日に家出をしたきり、いまだ帰らず。
 2代目は落下事故で複雑骨折。退院はしたものの全快せず、相次ぐ事故で昇天。
 3代目はしばらく行方不明になっていたが、先日テーブルの上で発見。
 「おかえり〜!」
 「うん。ただいま」
 再会を喜び合ったのも束の間、どこか違和感がある。
 書けることが書けるが、いつもの滑らかさはなく、どことなく別人のような感じなのだ。
 ハニーに尋ねる。
 「最近ボールペン洗濯しなかった?」
 「・・・。ごめん。洗濯機の中で見つけたの」
 「・・・(やっぱり)」
 これで合点がいった。内部が割れていたのは、洗濯槽の中で受け続けたダメージが原因だったのね。
 ごめんね。痛かったよね。全て私が悪いのよ。
 瀕死の重傷を負った3代目。本来ならすぐに入院させてやりたいところだが、よもよもの事情でしばらくは自宅療養してもらうことに。
 待っててね。必ず直してあげるからね。
   

10.8.20 さあ反撃じゃ

 プロ野球、ペナントレースもたけなわ。
 まさかの3連敗(いや4連敗か)を喫し、3位に転落の我が贔屓チーム。
 一体どうしたんだい?
 (いろいろ原因はあるのだろうけど)気合いを入れて踏ん張ったらんかい!
 明日は応援に行くから、頑張れよ!
 ま、今日は一矢報いたようだけど。

10.8.21 ドーム

 東京も暑かった!
 息子と上野で待ち合わせ。会う前にすでに汗だくのカッパちゃん。
 アメ横には初めて行ったが、面白い街で酒ね〜!
 マグロの冊が並んでいる。大トロ5000円なり。3500円のもある。うまそ〜!
 ところが、売り子?の兄ちゃん達の言葉に驚く。「安いよ!安いよ!みんな1000円!」
 何でやね〜ん!
 全てこの調子。値札いらんやん!?

 遅めの昼食を取り(ここではアルコールはぐっと我慢)、ドームへ急ぐ。
 すでに試合は始まっており、初回に相手チームが得点まで挙げていた。
 今回チケットでは大騒ぎしたが、私達の席は2階席。結構見やすい場所でヤレヤレか。
 試合は見事逆転勝利!めでたし、めでたし!

 今からお世話になっている?教え子達と会食。
 むっちゃ楽しみ!
 喉はカラカラだが、もうしばらくガマン。

 続きは明日

10.8.22 算数オリンピック

 今日も東京は暑かった。

 ところが、夜中、寒さで目が覚めた。
 「何やねん!この寒さは?それより、此処どこや?」
 記憶が繋がるまで少々時間がかかった。
 そうだ!教え子2人+息子で呑んでいたのだった。
 暑気払いを兼ねて、昨夜のメニューは「もつ鍋」。
 最初イメージしていたえぐさはなく、大変上品なお味。白金と通天閣の違いを感じさせられま酒た。
 教え子達同志は初対面だったが、すぐに意気投合したようだ!私と別れた後も呑み直したらしい。ま、2人とも自慢の教え子だもんね。
 私は何とか宿にはたどり着いたものの、そのまま意識を失っていたようだ。
 枕元にある無意味な買い物が私の酩酊具合を物語っていた。
 缶ビール2本、しかも1本だけロングサイズ。水2リットル。こいつのおかげで帰りの荷物の重かったこと!さらには惣菜2品。あれほど食って呑んでまだ食うか?しかし驚くことに1つ完食していた。バンまで買い込んでいる。それも賞味期限切れのおつとめ品ばかり。結局捨てることになるのに馬鹿で酒ね〜!

 意識が戻ると同時に、今回の上京の目的を思い出した。
 「遊びじゃないのよ、涙はハッハッ〜ン♪」何て歌ってる場合じゃなかった。
 算数オリンピックの応援に来ていたのだった。
 それだけではない。会場で一番大きな部屋を任されていたのだった。
 意識が戻るとともに責任の重さを感じ始めた。結局、そのまま朝を迎えた。
 と言っても、一人でではない。強力な助っ人がいたのだ。息子と彼のクラスメートたち2人。「般若軍団」と名づけられていた。
 さて、二日酔いのカッパちゃんはどうなったのか?
 続きはまた後ほど。

10.8.23 試験監督

 全国から集まった精鋭達。どの子も賢そうな顔をしていた。(いや、実際賢いんだって!)
 私が任されたのは6年生140人の部屋。大きいぞ〜!
 最初の準備(名札を机の上に並べていく)だけで汗まみれになってしまった。
 一汗かいたら、アルコールが抜けていい感じになってきたが、とりあえずしばらくネクタイは外しておいた方が良さそうだ。
 マイクのテストも完了。いや〜!マイクを持つと、緊張しま酒な〜。
 試験開始40分前。生徒の入室開始。当然ながら保護者もゾロゾロ付いて来る。
 お偉い様からは「生徒だけを入室させた方が楽だよ」とアドバイスを受けていたが、数年前の我が身を思い返せば、そうそう無碍な態度もとれない。
 どうぞどうぞお入り下さい。
 早速、あちらこちらで記念撮影開始。次第に部屋はごった返してきた。
 ここで私は一旦持ち場を離れて、我が生徒の元へ。卑怯者なんて言わないで!
 また彼の会場が離れているんだ。無事会えたが、一往復しただけでこれまた汗だく。
 急いで受け持ちの教室に戻ると、ひゃ〜!大混雑だ。
 でも大丈夫。マイクなしでも私の声は教室の後ろにまで届く。一声だけで静かになった。
 賢い子たちだけあって、説明もしっかり聞いてくれる。指示した通りの行動をしてくれるので嬉しくなってしまう。(結局マイクは一度も使わなかった)
 開始10分前には、保護者の方々も大人しく退室して下さった。
 少し気になるのは、TV局の撮影クルーの出入り。
 何でも、アナウンサーの一人が子供達と一緒にオリンピックの問題に挑戦するらしく、その様子や会場の状況を撮影するためらしい。
 ま、集中力のある子供達だから大丈夫だろう。
 私にもカメラが向けられていたが、どうせカットされるだろう。気にせず振る舞わせてもらった。 
 一瞬姿も映ったが、声だけ出演していた模様。http://www.news24.jp/articles/2010/08/23/07165264.html
 さあ、決勝開始だ。
 オリンピックの決勝大会は、前半後半各60分に分けられているが、途中の休憩は10分だけなので生徒達にとっては結構ハードだ。
 でも流石で酒ね。誰も一言も発さない。黙々と取り組んでいる。(う〜ん。うちの生徒達にも見習わせたい)後半はトイレに立つ子も増えたが、あの集中力は見事なものだ。
 途中、鼻血を出した子がいたが、予想以上にスムーズに執り行うことができた。流石は「般若軍団」てか?
 試験の後、採点業務を少しばかり手伝って、本日のお役目無事終了。
 各グループの要人様方に息子を紹介することもでき、めでたしめでたし。
 ピーター・フランクル先生とも話をすることができた。わ〜い。わ〜い。
 その後、軍団で遅めの昼食をとる。彼らの会話から息子の普段の様子を垣間見ることができ、大変有意義な一時であった。(う〜ん。結構遊んでいるようだ)

 とてもとても楽しい2日間で酒た。皆の衆!サンクス!

10.8.24 吉報

 卒業生からメールが届いた。
 先日の同窓会にも来ていなかったし、随分長い間会っていない子からだ。
 就職が内定したらしい。このご時世に大したものだ。めでたし!めでたし。

 文中に、こんな下りがあった。以下、抜粋&一部修正

 HOPESに通っていたころは、第一志望が○○中学校で△△中学校には行きたくないと思ってましたが、今では△△中学で学べてよかったと思います。
 また、大学も□□大学という地方大学に行きましたが、それでよかったと感じています。
 要は、その環境で自分がどう動くかが大事で、たとえば大学で言うと困ったときに教授から救いの手を出してもらえるように普段から信頼関係を築くことが大事であると考えるようになりました。
 当時は、毎回のように怒られていましたが、(その度に)その場だけ反省していたような気がします。
 でも大学生になり大学院生になって、怒られていたことのありがたみを深く感じています。
 今さらですが、当時は怒り続けていただきありがとうございました。

 確かに彼にはよく注意した。何度言っても改まらず、こちらも我慢の限界。(あれ?今も昔も変わらないな)
 「もう辞めるかい?」と尋ねたとき、「はい!」と嬉しそうに返事されたことを覚えている。
 それでも4年間通い続けてくれた。他にも思い出は多いが、ここでは書き尽くせない。
 随分成長したものだ。ぜひ一度会ってみたいと思う。

10.8.25 カッパ

カッパのプレゼント

 夏休みもあと1週間。結構へばってきた私を見るに見かねてか、ある保護者からプレゼントを頂いた。
 何と、カッパの枕とストラップ。お守りもある。
 「このカッパ達が先生の体と心をいやしてくれますように・・・」と手紙まで添えて。
 有難うございます。元気になりました。
 枕はこの時期に使うと汗で一発でズクズクになりそうなので、しばらく枕元に飾っておこう。
 ストラップは携帯に付けたらあまりに巨大だったので、キーホルダーに。
 お守りは財布に入れさせて頂きま酒た。
 さあ、がんばるべ。ファイト〜!オ〜!

10.8.26 写真整理

 今日は超!楽な日。授業はたったの3時間。しかも14:00終了。
 これで涼しければ、ハニーとデートしようかと思っていたのだが・・・。
 ただ今17:00。まだ事務所にいる。
 なぜじゃ?どうしてじゃ?
 早くしなくてはしなくてはと思い続けていた、写真整理にようやく手をつけたからなのだ。
 応援大会の写真は枚数も少ない。楽勝だった。
 問題は同窓会。大人の部は割と楽にできたが、中学・高校の部で意外と手間取っている。
 写真が1枚見当たらない。あかん、家に帰って探そう。
 何とか今日中に終わらせて、参加してくれたみんなへの手紙も早く書き終えたいのだが・・・。
 

10.8.27 完成

カッパの呑ちゃん

 やっとできた。同窓会の写真。さきほどUPしま酒た。
 昨日仕上げるつもりだったが、写真は見つけたものの作業をする気力も体力も全く残っておらず、20:00にはすでに就寝していたカッパちゃん。
 おまけに首が痛くて(寝違えたのではない)、本当に○○で首が回らないだなんてシャレにならない。
 ようやく少し楽になってきたが、午前中は水を呑むのも一苦労という情けない状態だった。
 さて、写真はどうだろう。ミスがないことを祈りたい。一応全員の顔が写っているようにしたつもりだが・・・。  

10.8.28 みんなありがとう

遠野物語のカッパ

 みんなが応援してくれている!
 メッセージをくれたり、お土産をくれたり、本当にありがたい!
 今日は卒業生が訪ねて来てくれたし、保護者からは素敵なプレゼント。大家さんからは朝鮮人参を頂いた!

 わかっている。誰もこんなおっさんが好きなわけではない!
 みんな、「オイお前!え〜かげんにせ〜よ〜!」って思っていらっしゃるのだ。
 命より大事な子どもを預けて頂いた上、命の次に大切なお金を払って下さっている。
 だからこんな私でも応援して下さるのだ。
 分かっているなら、いつまでもグダグダ言ってはいられない。

 みんなありがとう!
 ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
 一日も早く回復したいと思っておりま酒。

10.8.29 原因解明

 首の痛みの原因がわかった(かも)。
 枕だ!
 どちらかと言えば、硬い枕が好みのカッパちゃん。広辞苑を枕代わりにしていたこともある。
 しかし、それは若い頃の話。当時はまだ首に筋力もあった。
 あちこち弱くなっているのに今までと同じように枕を高くしていた。
 横になった時、体と頭が同じ高さになるのが理想だと聞いたが、私の場合は頭の方がはるかに高い。
 これじゃ、首が疲れるのも当たり前?
 早速ハニーに高さを調整してもらった。
 おかげさまで、少し楽になったように思う。ありがとうハニー!

10.8.30 終了

 スタッフのみんなには悪いが、(1日早く)今日で私の夏休みは終了した。
 正直、最悪の夏だった。充実感もへったくれもない。
 自己採点にすれば30点かな?いやもっと低いかも。
 全て私が悪いのだ。自業自得。自縄自縛。何と言われても返す言葉もない。
 勝手に生徒達に期待し、彼らが思い通りに動かないからと言って裏切られたように感じる。
 彼らにすれば良い迷惑だったかも知れぬ。精一杯がんばっているつもりなのに、文句ばかり言われ・・・。
 謙虚に反省しま酒。
 けど、ストレートが一番好きなのに、目くらましの投球ばかり要求されているような、違和感がぬぐえ切れなかった。
 指導に対していささか自信を失いつつあるのも事実だ。
 ただ、立ち直るチャンス(エポックメーキングちゅうやつで酒かい?)は何度かあったはず。
 折角、天が与えてくれたチャンスをみすみす逃し、またずぶずぶと底なし沼に沈んでいったカッパちゃん。哀れでも何でもない。もうずっと溺れとけ!
 この自己嫌悪から立ち直るにはもうしばらく時間がかかるように思う。

10.8.31 リフレッシュデイ

 今日は一日遊ぶのじゃ!
 全てハニーのセッティング。ありがとうハニー!
 先ずは岩盤浴。
 この暑い中、何の行?とお思いの方も多いだろうが、生来のMと言うことで・・・。
 実際、暑かったし、つらかった。けど、すっきりした。
 この前行ってから2年以上になるかな?以前の問題点も改善されており、感心感心!
 流した汗はおそらく2リットル以上。体重も1kg以上減り、満足満足。

 次はコンサート。
 開演まで少し時間があったので、立ち呑みやで一杯。
 なかなか良い店だった。汗をかいた分は回収したね。
 ほろ酔い加減で会場へ。
 そこでちょっとした事件が。

 続きはまた明日。

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