カッパの日記 

2020年11月

20.11.1 反対

 都構想が反対否決された。
 大阪市民ではない私だが、以前にも書いた理由で、快く思っていなかった。

 けして、構想が否決されて喜んでいるわけではない。
 ただ、何でも思い通りになる訳じゃないぞ!とだけは、言わせてもらいたい。
 5年の間に2回も住民投票なんて、いくら何でも自分勝手。
 自分たちが正しい。黙って言うこと聞いときゃ良い(そこまで言ってはいないだろうが)なんて、あんたら何様?
 思い上がりが過ぎるのじゃないか。

 もっとも、反対派も「大阪市がなくなります。何が何でも反対しましょう」と言っているだけで、代案があるわけではなさそうだ。
 これを機にお互いが歩み寄って、自分たちの権力闘争のためではなく、真に市民のために動くようになってもらいたいと願う。

 部外者が偉そうに言って、申し訳ありませんで酒た。

20.11.2 靴磨き

 夜中に汗だくになっていた私。
 一度横になったが、何を思ったか、靴磨きを始めていたのだ。

 先日、雨の日用の靴を購入した。
 これまで雨の日には、履き古したものを履いて出勤していたが、授業をボロ靴で行うのには抵抗があった。
 そこで、事務所に授業用の靴を常備し、履き替えて授業をしていたが、意外に面倒で、そのままのこともしばしば。
 と言うわけで、通販で安いものを探し、『防水・防滑』とあったものを購入したのだ。

 明日は天気が崩れるらしいと聞いていたから、早速履いてみようかな。
 いや、それなら、その前に墨を入れておかなくてはと思い、夜中の作業となったのだ。

 あれ?キツい。
 サイズはいつもと同じなのに何故?
 足がむくんでいるからか。
 いや、それだけではなさそうだ。
 靴紐を付ける羽根の下の部分(タンと言うらしい)が固定されていないため、足を入れる度に巻き込まれてしまう。
 さらに、踵の部分(バックステェイ)が柔らかすぎるのか、履こうとするとこれまた巻き込まれ、踵を踏んだような状態になってしまう。
 磨き終わり、喜び勇んで足を入れたが、履くだけで汗だく。足まで攣る始末。
 スタイルは気に入っていただけに、残念だ。
 時間が急くときは、履かない方が賢そうだ。
 けどまあ、その内慣れるかな。

 目覚めると、外は雨が降っていた。
 早速デビューさせてみようかな。
 今日は靴を脱ぐ予定もないしね。

20.11.3 文化の日

 例年ならば、この日は某学校のスクールフェアに出かけている私。(え?どの学校かバレバレ?)
 ところが、今年はコロナ禍で中止。
 歴代で一番進学者の多い学校で、現在も数名在籍している。会えるのを楽しみにしていただけに、非常に残念だ。
 まあ、その学校に限らず、今年は文化祭を中止にしたり、行っても内部の生徒と保護者だけに公開としたりの学校が多い。
 仕方ないのかも知れないが、とても寂しい。
 早く収まってくれないかな〜。

20.11.4 血糖値

 保護者から興味深いお話を伺った。

 「集中力が切れるのは、血糖のせい」らしい。
 「エネルギーがなくなると思考力が低下し、集中力も切れる。ガソリンが切れると車が走らないのと同じ」だそうだ。
 成る程ね。
 さらに伺うと、
 「結局は『消化力』が大切。食べた物が上手く体内に取り入れられ蓄えられていれば、血糖値が低下した際にホルモンが分泌され補給されるが、消化力が弱いと・・・」
 途中からは内容が(私には)高度すぎて理解が追いつかなかったが、ストレス耐性もこの消化力に大いに関係しているらしい。
 対策を伺うと、
 「全員に当てはまるケースではないので難しいが、ホルモンが上手く分泌されない者は一時的に甘い物を与えて血糖値を上げても効果が無い。
  間食させるよりも、食事の際のおかずのようなものを時間をおいて与えた方が良い」と教えて下さった。
 その見極めは、食後3時間の様子から判断できるそうなのだが、これは保護者でなければ分からないだろう。

 難しいお話だったが、生徒指導には大いに参考になると感銘を受けた。流石は専門家で酒ね。
 集中力が切れた者に対して、どう接するべきか。
 頭ごなしに叱るのではなく、体質的な事も原因しているのでは?と一歩踏みとどまるのは、大切なことだと思う。
 全てのケースを把握するのは難しいだろうけどね。

 ありがとうございま酒た。
 勉強になりま酒た。また教えて下さいね。

20.11.5 暖房

 教室に暖房を入れた。
 例年より少し早いが、今年は仕方ない。換気のために窓を開放しているのだから。

 暖気が流れ込み、少しだけホットした。
 が、それも束の間。
 一人の生徒が「暑いです」と言った。
 「仕方ない」と、暖房を切った。

 少しくらい我慢できんか。我が儘放題言いやがって。
 こっちは、手がかじかんで、震えているというのに。

 まあ、子どもと老人じゃ比べようもないか。
 結局、若さの違いなのね。

20.11.6 美女2人

 珍しいこともあるものだ。
 立て続けに二人の美女と遭遇した。
 もちろん、世間の美女達がそうそう私を知っているわけもなく、お二人とも元保護者なのだが。
 ほんの数分、話をしただけだが、嬉しかった。
 がんばる元気が湧いてきた。なんて、つくづく単純な私で酒。

20.11.7 往生際

 国民性の違いなのか。
 今回のアメリカ大統領選を見ていると、どう考えてもトランプ氏に分がないように思える。
 しかし、彼は諦めない。必死にあがいている。

 私には『往生際が悪い』(=みっともない)としか思えないのだが、アメリカでは「諦めないのが美徳だ」という考えもあるらしい。
 果たして、どうなのだろう。結局、勝った者が正義なのか?

 さて、私の携わっている中学入試ではどうだ。
 努力もせずに、微かな望みにしがみつくのは『往生際が悪い』と言えよう。
 しかし、最後の最後まで歯を食いしばり、目標に向かって努力し続ける事は、素晴らしいことだ。
 両者の間には、(一見似ているようでも)決定的な違いがあるのだが、問題はそのことを本人達が気付いているかどうかだ。
 ただ、その審判を下すのは私の役割ではない。

 いや、そもそも人のことを言える立場ではない。
 往生際の悪い生き方をするか、潔く負けを認めるか。悩むところだ。

20.11.8 シューキーパー

 先日購入した靴がハズレだったので、凝りもせず別の店舗でさらに安い靴を注文した。
 今回も雨の日用にと考え、今回は本革ではなく合皮を選んだ。
 届いたものを空けてみると、あれ?靴の中に何か入っていた。
 通常、紙が詰めてある場合が多いのだが、バネが付いていて靴を内側から押し上げている。
 おお!これがシューキーパーか。
 初めて見るもの触れるものには弱い私。感動すら覚えた。

 これを使えば、靴が長持ちするな。型崩れもしないだろうし。
 さらに、ふと思いついた。
 先日の靴もこのような器具を使って、内側から押せば、皮が伸びて少しは履きやすくなるのではないか?とね。

 早速、検索。
 あるわあるわ。シューツリーとも言うらしい。
 商品レビューを見ると、少し大きめのサイズを購入し、靴を履きやすくさせる為に使用している意見もチラホラ見られた。
 同じような事を考える人はいるもんだ。と少し嬉しくなった。

 さて、どれにしようかな〜。
 最初は、安いものでいいかな。
 けど、余り嵌まりすぎないようにしなければ。
 「刀の束」の戒めもあるしね。

20.11.9 『大切な人』

 平松愛理の新曲
 愛理ちゃんのことは、この日記にも何度か書かせてもらった。
 最近では、行けなかったけど彼女のコンサートのことかな。

 お父様の1周忌を迎え、書き上げた曲らしい。
 素敵な曲だった。
 彼女らしい、無理矢理?笑えるエピソードを織り込むあたりは、何かかえって痛々しくも思えたが、素敵なお父様だったことが十分伝わってきた。
 彼女がご両親にいかに愛されて育ててもらったこともね。

 彼女ほどの才能がある人なら、大切な人との思い出をこのような形で残すこともできるが、私たち凡人にはそれは叶わない。
 しかし、誰もが胸にしまっているのだ。大事な大事な思い出としてね。

 さて、彼女の新曲。お聞きになった方。如何でしたか。
 私は、こんな曲があっても良いのじゃないかなと思いま酒。
 聴く人の心がポッと暖かくなるようなね。

20.11.10 『閻魔堂沙羅の推理奇譚』

 たまたま見始めたドラマ「閻魔堂沙羅の推理奇譚」
 (新聞の番組欄で紹介されていて面白そうに思えたからで、けして「チコちゃんに叱られる!」に出演していたヒロイン中条あやみが美しく思えたからではないぞ)

 閻魔大王の娘「沙羅」が、現世に未練を残し殺され生き返りを願う死者に、自分殺しの犯人を当てさせる推理ゲームを仕掛ける話で、原作は木元哉多という人の小説らしい。
 ロジックの展開は、教え子で作家になった円居晩を彷彿させるが、彼の作品ほど複雑ではない。
 軽い感覚で見れば、それなりに楽しめるドラマになっている。

 まあ、私に天国は無縁だろうから、天国か地獄かの選択を迫られることもないだろうが、もしもこんな小娘に裁かれ、死後の世界を決められるのなら、う〜ん。
 やっぱり、嫌かな。

 全8話だそうだ。まあ、息抜きにしばらく見てみようかな。

20.11.11 引退セレモニー

 奇しくも、二人のプロ野球選手の引退セレモニーを見ることができた。
 一人は岩隈久志投手。もう一人は藤川球児投手だ。
 お二人とも、私が改めて言うまでもなく、時代を席巻された偉大な選手である。
 両人の引退セレモニーを見られた幸運には感謝したい。

 岩隈氏は、メジャーから日本球界に復帰したものの公式戦での復活はならなかったが、それでも彼の生き態に異を唱える人はいないだろう。
 それほど真摯に野球と向き合い、かつ自分を支えてくれた人への感謝を忘れず、驕らずひたすら真面目に生きてきた(らしい)。
 家族を大切に思う姿は、セレモニーの中でもうかがえ、私は感涙を禁じ得なかった。

 しかし、岩熊氏以上に感動を覚えたのが、藤川球児投手。
 ライバルチーム(?)の選手ではあるが、私は彼が大好き
 正直で、真っ直ぐで、行動に嘘偽りがない。(と思う。え?同じ事言ってる?)
 苦境にもめげず、何度も這い上がってきた彼の球史は、誰もがご存知のはず。
 日本球界で抑え投手としてのNo.1の地位を確立し、満を期してメジャー挑戦。
 しかし、メジャーでは(おそらく彼にしては)不本意な成績しか残せず、十分な活躍をできないまま3年で帰国。
 ところが、いきなりのプロ復帰はならず、先ずは独立リーグで活躍。NPBでの完全復活を目指す。
 並の人間なら、ここで心が折れるだろう。
 でも、彼は諦めなかった。精進を重ね、ついに甲子園のマウンドに戻ってきたのだ。
 私は、彼のピッチングもさることながら、それ以上にその不屈の精神に賞賛を送りたい。

 今回のセレモニーでも、彼の人柄がそのまま伝わってきた。
 けして、器用な人間ではないのだろう。セレモニーのスピーチにしても、原稿を読み上げているだけ。はっきり言って、不細工極まりない。
 しかし、それで良いのだ。彼は、世の中を口先一つで渡り歩いているようなペラペラで下らない人間ではない。
 体一つで多くの人を魅了し、多くの人へ、元気だけではなく、生きる勇気まで与えてくれたのだ。

 セレモニーの間中、私は涙が止まらなかった。
 彼の清々しい表情を眺め、祝福の拍手を送りながら、羨ましいとも感じていた。
 できることなら、私も己の夢を実現させ、充実した気持ちで身を引きたいものだ。とね。
 完全燃焼した者だけに与えられる勲章。
 しかし、私にはまだそれを得る資格は無い。

20.11.12 クレーム

 センサーが反応し、チャイムが来客を報せる。
 こんな時間に誰だろうと指導を中断し、出てみると、入り口には見知らぬ人が立っていた。

 「文句があって来ました」開口一番がこれだ。
 「隣のマンションの者ですが、送迎の車が邪魔で迷惑しています」とのこと。
 おかしいな。マンションの駐車場を塞ぐような停め方をしている車はないはずなのに、と思いつつも話を聞く。
 「駐車場に入るときに大回りをしなければならないから」だと言う。
 それくらい大したことないやん、と思ったが、一応頭を下げる。
 こっちは、そのマンション建設の際にどんだけ騒音などで迷惑したと思てんねん!と反論も頭をよぎったが、この手のタイプの人がそこまで気が利くはずはない。
 そんなことは関係ない!と喚かれるのが関の山だろうと、がまんした。
 その後も散々グチグチと言われたが、済みませんと言うより他はない。
 念のために「お名前を教えて頂けますか」と尋ねると、「なんでアンタに言わなあかんねん」と叫び、「気分悪いわ」と去って行った。

 生徒も減って、最近は駐車に関するトラブルも無くなっていたのに、残念だ。
 慥かに、保護者の中には「ありえへんやろ」と思うような停め方をする人もいる。
 HOPES通信などで注意を促してはいるが、そのような人はまず通信の類い(メールもそうだし、この日記なんて絶対にね)は読まない。
 困ったもんだ。

 クレームは、つけられる方も嫌だが、実はつける方も嫌な思いをしている。
 中には、クレームを言う事で欲求不満を解消するような人もいるだろうが、それとてこちらに非があるからなのだ。
 反省すべき点は反省し、改めていかなければならない。
 けど(正直言えば)憂鬱だな〜。また保護者に一から説明しなければならないなんてね。

20.11.13 『ルビィ』

 10月の自殺者は2000人を超えたという。
 そんな折、重松清の小説『ルビィ』を読んだ。
 自殺した女子高生と、自殺した中年の作家の魂が、これから死ぬ予定の7人を救う旅に出るという話だ。

 誰も死にたくなるような想いに駆られることはあるはず。
 しかし、多くの人は実行に移す前に思い留まる。私もそうだった。
 遺された者の気持ちを考えると、自分勝手は許されないなと思ったからだ。
 最愛の者達を悲しませるくらいなら、苦しくても、現世にとどまってあがいた方がマシだろう。とね。

 しかし、自殺してしまう人が後を絶たないのは、厳然たる事実。
 彼等は、本当にどうしようもない状況に追い込まれてしまったから命を絶つのだろう。
 たとえどんな状況下でも選択肢はまだいくつか残っているかも知れないのだが、「死ぬより他に道はない」という考えに脳が支配されてしまうのか。
 悲しいことだ。

 小説は、いささか現実離れしすぎているように思えた。
 と言うより、作者の勝手な思い込みに、いささか鼻白んだと言った方が正しいか。
 ネタバレになるからこれ以上は書かないけどね。
 重松清。好きなんだけどね〜。

20.11.14 予定

 冬期の時間割を作成(中)。
 作業自体はさほど困難ではなく、いろいろ解消しなければならない問題はあるにせよ、むしろパズルを解くような感覚で、結構楽しみながら取り組めている。

 しかし、それと同時に次年度のことまで考えなければならないのが、少々気が重いのだ。
 不確定要素が多すぎるからだ。
 まあ、あらゆる可能性を探ってはみるが、さて、どうなることやら。

 しかし、それにしても時の経つのは早い。

 さあ、先ずは時間割を完成させようか。

20.11.15 防護柵

 JR鶴橋駅のホームに防護柵ができた。

 結構長い間、工事の途中だったような気がする。
 まだ内回りだけだが、ようやく完成だ。

 私は降車時にしかまだ使っていないが、なかなか感じが良い。
 シュッと開いて、サッと降りる。格好良いってか?!
 いやいや、個人の感覚なんてどうでも良い。
 これで少しは安全になるだろう。だって、朝のラッシュ時なんてホームから人が溢れそうだったものね。

 早く、外回りも完成して欲しいな〜。

20.11.16 失敗

 やはり、これは失敗と言わざるを得ないだろう。

 怪しげなサプリに手を出し、チャコールダイエットを始めてから早1ヶ月。
 減らない。一向に体重は減らない。
 むしろ太った。

 元より、代謝は良い方なので、1日に1〜2kgの増減は当たり前だったのだが、最近はゾウさんばかり。
 体重計は、少し前なら絶叫するような数字を連日示すが、その数字を見ても何も感じなくなった自分が恐ろしい。
 ハニーと二人で「(お互い)まん丸顔だね」と笑う。「満月夫婦だ。円満だ」などと喜んでいて良いのだろうか。

 いかん。なんとかせねば。バカがさらなる怪しげなサプリに手を出す前にね。

20.11.17 驚愕の・・・

 現在、午前2時30分。
 冬期集中講座の時間割を作成中。だったのだが、恐ろしいことに気がついて、心が萎えてしまった。
 (だからと言って、日記なんぞを書いている場合ではないのだが・・・)

 時間割を作る前に、今年度の残りの授業数と教材を調べてみた。
 学年末が近づいているのだから、当然の作業だ。
 例年、各学年とも使用する教材の数はほぼ変わらない。
 多少の増減はあるにせよ、少しくらいなら何とでも調整できる。(冬期もあるしね)
 ところが、あれれ?全然足りないぞ。
 それも全学年。しかも、1本2本のレベルではない。

 おかしい。謎じゃ。
 「きっと、気のせい。勘違いだろう」と、自分に言い聞かせる。
 しかし、いくら数え直しても同じ。
 なじぇ?

 程なく、原因は判明した。
 今年は、コロナで学校が休校期間中に、どんどん追加授業を入れた。
 夏期講習の内容も前倒しにしたため、夏期用の教材が足らなくなり、新規で数本ずつ作成した。
 けれど、それでも足りず、従来なら夏以降に使用していた教材も使ってしまっていたのだ。

 うわ〜!えらいこっちゃ!
 ただでさえ目が回りそうな学年末。
 6年生の仕上げに集中したいのに、新規の教材作成が10本?
 寝てる間ないやん。

 けど、まだ、今気がついて良かった。
 今から取りかかれば、冬休みは6年生の指導に没頭できる。
 ラッキー!と喜んでおこうか。

 え?時間割はどうなったって?
 まずい!非常〜にマズい。
 もう3時だ。しかし、まだほぼ白紙の状態。
 まずい!非常〜にマズい。

20.11.18 売り切れ?

 なんとか、徹夜は免れることができた。
 時間割及びスタッフの配置を作り終えたのは午前6時過ぎ。
 倒れるように寝床にもぐりこんだが、何故か3時間ほどで目が覚めてしまった。

 当初の予定では、インフルエンザの予防接種を受けるつもりだった。
 起床時刻次第だな〜と思っていたが、急げばなんとか午前中の受診に間に合う。
 よっしゃ〜!行くぜ!
 ところが、念のためにと電話で確認すると、
 「インフルエンザの予防接種のお申し込みでしたら、受付は終了致しました」とのつれないお返事。
 「うっそ〜ん!」
 うっそ〜んダンスを3回は踊ったな。

 いやいや、一つくらいは残っているでしょ。
 「実はこれ、他ならぬ先生の事で酒からどうぞ!」
 なんてシチュエーションを妄想しながら、訪ねてみたのだが・・・。(その病院は卒業生の親御さんがされている)
 「ありません!」とキッパリ。
 なんでも、今年は予防接種を受ける人が多いそうだ。
 ぐわ〜ん!

 慌てて、地元(奈良)の医院に問い合わせるが、繋がらない。
 どうしよう?
 実際、昨年、インフルエンザに罹っているだけに、まあ良いか?では済ませられない。
 ダメもとで、もう一軒(これまた卒業生の親御さんのところ)の医院に問い合わせると「まだありま酒よ」とのこと。
 助かった。
 これで大丈夫だとは言えないが、一つだけ安心の根拠ができた。

 ありがとうございま酒。
 でも、痛くしたら嫌で酒よ!

20.11.19 ダルマ

 前日がんばったのには訳がある。
 オフを目一杯楽しみたかったからだ。(やっぱり、やり残しの仕事があると、気がかりでしょ)
 目標がないと人は頑張れないというのは真実で酒ね。

 雲一つ無い青空の下、目指すは箕面『勝尾寺』だ。
 ネットで紅葉スポットを探している内に辿り着いたのだが、勝尾寺は勝負運の開ける寺としても有名だ。
 ハニーも初めて訪れる場所で、いやが上にも心が弾む。  

紅葉2020  素晴らしい景色だった。
 山の上だから、さぞかし寒かろうと温かい格好で臨んだが、好天も手伝い、暑いのなんのって。すっかり汗をかいてしまった。
 あちらこちらにダルマが置いてある。参拝客がおみくじダルマを置いて帰ったもののようだ。
 中には、どうやってこんな所に?と思えるような場所に置かれているダルマもあった。(木の上とか滝の中とかね)  

紅葉2020  おみくじは私たちも引いた(ハニーは末吉、私は小吉だった)が、ダルマは持ち帰った。
 想像以上に大きなお寺で、かなり歩いた。けど、景色が素晴らしいので、疲れは感じなかった。
 池の上にかかるスモークも幻想的だったし、色とりどりの山茶花が美しかった。
 機会があればまた訪れたいと思う。そのときは、ライトアップされている紅葉も見たいものだ。

 一旦帰宅し、今度はお街に繰り出した。
 ある人達と会食を予定していたのだが、先方の都合が悪くなりキャンセル。
 私たちも止めても良かったが、それじゃお店に申し訳なさ過ぎる。
 行って良かった。楽しい時を過ごさせてもらった。思いもかけぬ朗報に触れることもできたしね。

 幸せな一日で酒た。ハニーあじがとう。

20.11.20 注射迷子

 タイトルの字が間違いじゃないの?かって。
 いや、駐車ではありません。注射で酒。

 インフルエンザの予防接種を受けて来た。
 卒業生の親御さんのやっておられる病院でだ。
 久し振りだったが、何度かお邪魔したことがあるので、まさか迷うことはないだろうと、高を括っていたのだが・・・。

 「今日は近道をするぞ!」と張り切って教室を出発したのは、11時30分少し前。
 ところが、10年の月日は大きかった。※
 慥かに近くまで来ているはずなのだが、病院が見つからない。(いつもの道で行けば良かったかと、後悔してももう遅い)
 診察券で住所を確認。○○二丁目となっている。
 目の前の家の住所を見ると○○一丁目。よし、もうすぐだ。
 ところが、しばらく歩くと○○三丁目に着いてしまった。
 え?二丁目は何処?通りがかる人に手当たり次第に尋ねるが、要領を得ない。明らかにでたらめを言う人までいた。
 診療時間は12時まで。時刻はどんどん迫って来る。
 仕方が無い、恥を忍んで、病院に電話をかけた。
 さらに迷うこと、10分ちょっと。やっと辿り着いた。(玄関では、電話で道を教えて下さった方が、心配そうに立っておられた)
 すっかり汗だくの私。
 受付での検温はアウトになる始末。(時間をおいて測ったら今度は35.7度でセーフ。気化熱のおかげで酒ね)

 注射をしてもらい、先生としばし歓談。
 コロナのワクチンは、直ぐには射たないように。と念を押された。
 教え子は2人とも医学部に進学し、お兄ちゃんはもうお医者さんになっているという。
 時の経つのは早いもんだ。

 帰りは迷いませんで酒たよ。
 ところが、途中で、傘を病院に忘れたことに気がつく。
 恥かきついでに戻ろうかとも思ったが、体の方が言うことを聞かず、断念。
 いま、Yシャツ1枚でこれを書いておりま酒。
 汗は少しひいたが、まだ暑い。
 風邪ひかんようにせな。何のために、予防注射してもらったか分からんからね。

 ※ 10年ではありませんで酒た。3年前にもお世話になっておりま酒た。

20.11.21 めぐりズム

 呑んだ日の晩は、あっという間に意識を失うのだが、呑まない日はなかなか寝付けぬ事が多い。
 そこで、先日から「めぐりズム」なるアイマスクを着けて寝ている。
 CMを見ていたハニーが「これ良いらしいよ」と言ったのがきっかけだ。

 慥かに、着けるといつの間にか眠りに落ちている。
 ただ、難点もある。
 アイマスクだから当然なのだが、何も見えなくなるのだ。
 夜中に目が覚めたときに、真っ暗なのであわてた私(←おバカ)。
 効能が20〜30分ほどで切れるのも残念。
 二度寝するとき着け直しても、何の香りもしなければ暖かくもならない。(これまた当然か)

 香りはいろいろあるようだ。
 ラベンダーは少しキツかった。「時を駆けるオッサン」になれるかと思ったのだけどさ。(わかんねだろ〜な〜!)

 しばらくは、使ってみたいと思う。(取りあえず、半年分はキープした)
 ちょっと贅沢な気もするけどね。

20.11.22 怪

 電気系のことはさっぱりの私。
 PC本体に異常があるのか、単なるソフトの不具合なのかは分からぬが、最近ちょくちょくファイルが消える。
 単なるボケで保存し忘れただけかと思っていたが、フォルダーごと消えていたのには些か驚かされた。
 (なんて、暢気なことを言っていても良いのだろうか)

 ファイルのバックアップ用に、私はインターネットディスクなるものを使っている。
 作成した文書は全てインターネットディスクに預け、事務所のデスクトップ、ノートPC、家庭の3台で同期を取って保存している。
 非常に重宝しているのだが、容量が小さいのが難点か。ホームページ関連のデータも全てここに預けてあるのですぐに満杯になってしまうのだ。
 そのため、現在は容量を有料で追加し、使用している。

 先週、事務所のノートPCのインターネットディスクが使えなくなった。
 同期を取ろうとすると「原因不明のエラーです」と言われる。
 「アンタが(原因)分からんのやったら、私に分かるはずはない。しゃーないわな」とPCにつぶやき、対策を放置。
 不便ではあるが、まあサブだし、こまめにUSBメモリーで移動させれば、使えぬことはない。
 ところが、今朝は、昨日までデスクトップに貼り付けていた文書が、丸ごと消えていた。

 不吉じゃ。何か良からぬことが起きる前ぶれか。

20.11.23 副反応

 副反応。
 聞いたことがなかったが、ワクチンを接種した後に、稀に起こる症状らしい。

 ハニーの体調が悪くなった。
 ほぼ行動を共にしている私たち(同じものを食べ、同じ所に出かけている)なので、思い当たる節はない。
 あ!一つあった。
 予防接種を同じ日に違う医院で受けたのだ。

 私はなんともなかったのだが、ハニーは頻りに、注射の跡が腫れているとか、重だるいとか訴えていた。
 あまりまともに取り合わなかったのが悔やまれる。
 翌日、なんと発熱。
 えらいこっちゃ!どないしよ!コロナの可能性も否定はできない。
 けど、病院は3連休でお休み。
 新型コロナ発熱患者受診相談窓口に問い合わせると、予防接種の副反応の疑いがあるとのこと。
 一日様子を見て、熱が引かなければワクチン接種した医院に行ってくれ、と言われた(らしい)。

 ハニーから報せを受けた後、しばらくは何も考えられないし、何も手につかなくなった。
 授業でもミス連発。足し算間違うわ、割り算できないわ、条件読み落とすわ、と正に最悪の状態。
 つくづく、自分が弱い人間だと思い知らされた。  

良い夫婦の日  一夜明け、幸い、ハニーは熱も下がり、元気になった。
 取りあえずは、めでたしめでたし。
 しかし、大事は免れたと言っても安心はできない。より一層の注意が必要だ。
 皆様もくれぐれもご用心をね。

 写真は本文とは無関係。11/22(いいふうふの日)記念のケーキで酒!
 こんなの食べるから太るんやね。まあ、全快記念という事で。

20.11.24 喪中

 この時期、「喪中につき、新年のご挨拶は控えさせて頂きます」の葉書がよく届く。
 今年も既に何枚か届いたが、その殆どは卒業生の祖父母に当たる方で、直接お目にかかったことのない方ばかり。
 だからと言って、軽んじているわけではない。
 世の中、死んでも良い人なんて誰もいないのだし、遺された者の悲しみは当人にしか分からないのだからね。

 とは言え、今回はかなり堪えた。
 2期生からの報せだ。
 思わず、葉書の文面に「ウソやろ!」と叫んでしまった。
 お母様がお亡くなりになった、とあった。

 直ぐに電話。
 20数年前の携帯番号だったが、幸い繋がった。
 「何で?ご病気やったん?」
 「はい、そうです」
 「大変やったね」と言葉をかけるが、はっきり言って慰めにもならない。
 ほんの1月ほど前の事だったらしい。

 お母様と私は年齢も大して変わらない。
 何度かお酒をご一緒したこともあるし、我が家に訪ねて下さったことのある数少ない保護者のお一人だ。
 つい先日も、ハニーと「お元気なのかしらね」と話をしていたところだった。
 陽気なお人柄で、声を聞くだけでこちらが元気になる、素敵でパワフルなお方だった。
 どれほどお世話になったことか。
 10年以上ご無沙汰していたが、また必ずお目にかかれると信じていただけに、残念で仕方ない。

 ご冥福をお祈りいたします。

20.11.25 伊集院静

 最近、また伊集院静の小説を読んでいる。
 またと言うのは、一時期、小説は読み漁っていたのだが、エッセイはどうしても読む気になれず、次第に離れていったのだ。
 エッセイは何か偉そうに思えたのだ。
 もちろん私の偏見だろうが、不倫男に偉そうに言われるのには抵抗があり過ぎた。次々に美人女優と結婚している彼が羨ましかったのかな?
 ただ、文章はきれいだ。
 言葉の切り取り方が素敵だと思う。
 『東京クルージング』を読んだが、あと数冊購入している。
 ま、ボチボチ読むベ。

20.11.26 神の声

 横断歩道を渡ろうとすると、誰かが私に囁いた。
 「おい、そこの若いの。行くんじゃない。戻るのじゃ!」と。
 しかし、振り返っても誰もいない。そもそも私は若くないし。
 「誰じゃ!誰なのじゃ?」と問うても返事はない。
 気のせいかと、そのまま進もうとしたが、振り返ったときに目に入ったのは「宝くじ売り場」の幟。
 「おお!そうか!!さっきのは神のお告げか」
 売り場には、今日は一粒万倍日とまで書いてあった。

 神様。あじがとうごじゃりま酒。
 これで、私もお金持ち。
 やっと、貧乏神さんとはお別れで酒ね。

 え?まさか。ちょっと待ってよ。
 いやいや、そんなことはないだろう。

 あなた様は、私が各地の神社にお詣りする度にお賽銭を上げ続けた「良い神様」で酒よね。
 まさか、「貧乏神とワシは親友やねん」てことはないで酒よね。

 真実は、大晦日に明らかになるはず。
 信じて待つとしよう。

20.11.27 病院

 母の病院に半日つきあった。
 退院後の定期検診のようなもので、けして病状が悪化したわけではないのだが・・・。

 年齢のせいもあるのだろうが、最近の母はめっきり衰えた。
 膝が痛いらしく、歩くのが非常に辛そうだ。当然、歩みも遅い。
 肝機能はさして悪くなっていなかったが、運動機能の方は目に見えて低下している。
 リハビリも行っているのだが、なかなか快復しない。見ているこちらが辛くなる。
 このまま衰えてしまうのだろうか。
 いや、苦しいだろうががんばってもらい、以前のような姿を再び見たいものだ。

 それにしても、病院という所、時間の流れ方が異様だ。
 明らかに外界とは違うと思う。非常にゆっくり流れている。
 それ故、いくら待たされても余り気にならない。
 いや、逆か?あまりに待たされる時間が長いから、感覚がおかしくなってしまうのか。
 診療で待たされ、会計で待たされ、とどめは薬局で待たされる。
 今回も予約をしていたにもかかわらず、3時間以上かかってしまった。

 まあ、私がつきそうのは稀なこと。
 いつもはハニーがつきあってくれている。
 申し訳ない。いつもあじがとうね。

20.11.28 びちょびちょ

 加湿器を購入した。
 目覚めると喉が乾燥して、痛いことが数回あったからだ。

 結構真剣に選んだ。(実際に電機屋まで足を運ぶのは珍しいこと)
 スチーム式・超音波式・気化式など、色々なタイプがあることを初めて知った。
 価格もピンからキリまである。
 随分悩んだが、良いとこ取りと謳われていたハイブリッド式とよばれるタイプを選んだ。

 早速使用した。
 静音だと言われていても無音ではない。枕元に設置したからなのだが、音は割と(気にすれば)気になるかな。
 まあ、めぐりズムを装着すれば直ぐに眠れるから、許せるレベルだろう。
 実際、あっという間に眠りに落ちていた。

 夜中に目が覚めた。
 何か変だ。
 スマホを充電しようと、手探りで充電器を探したのだが、おかしい。濡れている。
 感電でもしたら大事だと、しっかり拭いたが、ちょっとだけ濡れているというレベルではなかった。
 それでも、あまり深く考えず、そのまま二度寝したが、再び目覚めて驚いた。
 ハニーが騒いでいる。
 「びちょびちょなのよ」
 実際、水まきでもしたの?と思うほどのびちょびちょ具合だ。
 床の間(のようなところ)に設置していたのだが、隣におられる七福神もびしょ濡れ(ゴメンナサイね)、時計も水晶玉(謎)も水没状態だった。

 一番弱い設定にしていたのに、この態だ。
 価格だけに気を取られ、湿度調整機能の有無を確認しなかったのが悔やまれる。
 喉は痛くなかったが、この状態じゃ頭が痛い。
 あ〜あ。また、無駄遣いをしてしまった。
 取りあえず、タイマーをかけて最小時間で使ってみようかな。

20.11.29 誤字

 注意力散漫に加え、ボケも入ってきているのだろうか、最近誤字が著しい。
 いや、パソコンの変換ミス(に気がつかないこと)が一番の理由だと思いたいのだが・・・。

 特に、保護者や生徒に向けて公表しているHOPES通信でのミスは、致命的なエラーだ。
 あまりに酷いと、私の学力が疑われてしまう。
 正直、恥ずかしいのレベルを超えて、情けない。

 恥を忍んで、再現してみよう。
 ○ 避難することで最悪のケースは避けられる → × 非難(HOPES通信1367号)
 ○ 密をさける → × 蜜をさける(HOPES通信1372号)
 教材でのミスはさらに多い。
 ○ 栄養分 → × 栄養便(5年理科)
 ○ つま先 → × つま咲貴(4年理科)
 ○ 〜になると → × 〜に成る都(過去、多数)

 後ろの2例は生徒名に変換してしまっている。
 ギリギリ笑って許されるレベルかも知れないが、それにしても恥ずかしい。
 もっとしっかりチェックしなければ・・・。

20.11.30 糸

 中島みゆきの『糸』がずっと頭の中でリフレインしている。
 授業終了から1時間以上経った。
 誰もいない教室で、私はひたすら「糸」と格闘している。

 バランスボール。
 ご存知だろうか。体幹トレーニングで用いるふわふわクッションのようなものとは違う。
 小球が5つほど吊されており、端の球を持ち上げて手を離すと、隣の球に当たり、次々とカチカチと小気味良い音を立てるおもちゃだ。
 理科の実験のために購入していたのだが、カウンターの上に置いていたら、生徒達には気に入られたようで、みな通る度に触れ、弾む球の様子を見て喜んでいる。
 しかし、ノーマルな遊び方では我慢できないのが子どもの常。
 2個を持ち上げてぶつけてみたり、両側のボールを同時に持ち上げて放してみたりと、色々な事を試している。
 それはそれで学習効果もあり、喜ばしいことだと、何も言わずに見守っていたのだが・・・。
 無理な動きをさせると、糸が絡まることがある。
 まあ、絡まっても、その直後なら割と簡単に治せる。
 しかし、中には、絡まったものをバレないように隠したり、「私じゃないわ」と知らん顔で帰ってしまったりする不届き者もいるのだ。

 今日の状態は酷かった。見るも無惨に、これでもかというくらいに絡まっていた。
 誰の仕業かは分からない。
 見えぬ相手に腹を立てても仕方ないので、やれやれと修復に乗り出したのだが・・・。

 文頭に戻っていただきたい。

 こうなったら意地だ。
 何が何でも直してみせる。
 けど、状況は一向に改善されない。
 いかん。終電の時刻が近づいてきた。『糸』を口ずさんでいる場合じゃない。
 残念。無念。続きは・・・。

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