カッパの日記 

2009年11月

09.11.1 ひざ

 術後の痛みは薄らいできた。しかし、まだ急な動きはできない。
 歩行に支障はないが、やはり無意識に患部をかばって歩いているのだろう。
 そのためか、昨日から右膝が痛くてかなわない。
 人の体は良くできているとつくづく思う。みなどこかで繋がっているのだ。

 今日は恐れていた9時間授業。何とか無事終了することができた。
 途中、数回大声を出した。その度に小さな痛みが走ったが、まあ大したことはない。
 ただ、いつものようにずっと立ってはいられなかった。
 生徒諸君よ。楽しやがって何て思わないでおくれ!
 それにしても、人が痛そうにするたびに笑う子って、一体何を考えているんだろう。

09.11.2 解禁

 ふぉ〜ふぉふぉ!ふぉ〜ふぉふぉ!
 朝から病院へ。手術後初めての診察だ。
 尋ねたいことは数点あった。

 Q1 ひざの痛みの原因は? 
 Q2 腰から下にできている斑模様は何?
 Q3 抜糸はいつ?
 Q4 お風呂はいつからOK?
 Q5 お酒はいつからOK?

 全ての疑問が解消した。流石は名医だ。

 A1 患部をかばって歩くから
 A2 内出血。余り歩かないように(って、無理!)
 A3 その必要のない手術だったようだ。(すげ〜!)
 A4 シャワーは既に良かったらしい。風呂は明後日から

 何より嬉しいのは、
 A5 今日からOK

 うわ〜いうわ〜い。嬉しいな〜!
 1週間もアルコールを抜いたのは何年ぶりだろうか。
 今日のお酒はきっと沁みるだろうな〜。

09.11.3 スクールフェア

 今日はとある学校のスクールフェアー。  何年ぶりだろう。この学校の文化祭に出かけたのは。
 以前は毎年出かけていたのだが、新校舎建設の工事のため入場制限などがあり、足が遠のいていた。

 この学校は、卒業生が一番多く入学している学校だ。(タイトルでどこかはバレバレだろうが)
 現在も10数名が通っている。残念なことに会えたのは半分以下だったが、元気そうな姿が見ることができ嬉しかった。

 校舎はとても美しかった。木のぬくもりを感じさせる階段や廊下(上履きを忘れて靴下で歩いたからではないぞ)で、とってもいい感じ。少し函館ラ・サールを彷彿させる所がある。100年建築を謳うだけのことはあるのかも知れない。

 HOPESの在校生にも数人会うことが出来た。しっかり見て何かを感じ取ってもらえたらと思う。

 さあ、今から6年生の合格判定テストだ。今日は難関校向けのテスト。
 私が用意した難問にどれだけ対応してくれるだろうか。

09.11.4 早いもんだ

 今日は完全オフ!久しぶりによく眠れた。(入院中は眠るというよりは仕方なしに横になっている感じで、ゆっくりした気がしなかった)
 しかし、のんびりもしていられない。今日は長男の個人懇談がある。しかも最終回だ!

 それにしても早いものだ。入学してからもう6年が過ぎようとしている。
 初めてこの学校を彼が訪れたのは彼が4年生の時。私の母校だったこともあり、文化祭に連れて行った。以来、入りたくて入りたくてたまらなくなったようだ。
 「何とかこの学校で学びたい」その思いだけで頑張った3年間。
 幸いにして入学を許可された時の彼の喜びは、いまだに忘れられない。本当につい昨日のようだ。
 私達(親)にすればあっという間に過ぎてしまったような気もするが、彼にしてみればいろいろなことがあったのだろう。順風満帆の学校生活ではなかったはずだ。人間関係の難しさを知り、またそれを乗りこえ真の友人にも巡り会えたと思う。
 このような素晴らしい環境を与えて下さった学校、そして教師の方々には本当に感謝している。成績だけで生徒を評価しないのはもちろんのこと、強制や競争意識の扇動?も全く無く、彼は本当に自らの意志で行動することができた。

 あと数ヶ月で、彼はこの学校を卒業する。
 そして次のステージにはばたくはずなのだが・・・。

 今は隣で寝息を立てている。
 おい!本当に大丈夫なのか?
 「ごめんなちゃい」はあきませんで〜。
 いらんとこだけ私の真似せんでもいいからね。

09.11.5 困った

 術後の経過は良好なれど、新たなる悩みが・・・。
 見事に太った。
 手術前よりすでに3kg増。このまま増加し続けるのだろうか?
 あんまり動き回っちゃ行かんと言われているし、どうすりゃいいんだ。
 食べなきゃ良いのか?う〜ん。どうするべきか。 

09.11.6 ニューヨーク

 久しぶりのニューヨーク。
 何か触れるのが怖いような。踏み込んではいけない聖域であるかのように、躊躇していた。
 しかし、何も変わっていなかった。
 透明な状態を予想していた私にとって、白濁したそれは意外ではあったが、次第に私を暖かく包み込んでくれた。
 触れられたらキズが疼くかと怖れていたが、それも杞憂だった。

 あ〜。気持ちよかった〜!10日ぶりの入浴。
 ちなみに、NYには行ったことありましぇーん  

09.11.7 日本一

 いよっ!日本一!
 言われてみたいセリフではある。
 けど、言われたことはない。
 密かに目指したことはある。
 日本一の算数の先生。日本一の親バカ。日本一の愛妻家。
 どれも達成できなかった。
 努力が足りないんだよね。結局。

 おめでとう。巨人軍!
 最高のメンバーが人の何倍も努力し続けた結果だと思う。
 心から素晴らしいと敬服する。松井選手もね。

09.11.8 身勝手

 疲れた〜!授業にではない。保護者との対応においてである。
 子どもが自己中心的なのはまあ仕方ない。
 しかし、子どもを見れば親が見える。
 『子は親を演じる最高の役者である』
 これは私が敬愛するI先生のお言葉だが、まさにその通り。
 たとえば、生徒に注意したことを家庭に伝えたとしよう。
 そのときの、保護者の反応は・・・。
 以前なら、先ず子どもの不始末を詫びたもんだ。
 しかし、今は違う。
 先ず非を認めない。すぐに他人のせいにする。
 挙げ句は、それがどうしたの?ときたもんだ。
 おかしいだろ!それは。
 もっと事態をまともに受けとめてもらいたい。
 私が家庭に連絡を入れるのはよっぽどのことなのだ。
 開き直ると言うより、責任放棄に近いケースもある。
 「先生から叱っておいて下さい」だと。
 逆じゃないか?
 「重々言って聞かせますので、今回はお許し下さい」
 と、そこまで言えとは言わないが、
 「私が言っても聞かないのですよ〜」とは何たることか。
 こんなことを書いていると、
 「サービス業たるもの、我慢すべし!」
 と言われるかも知れないが、やはり最近の保護者はおかしいのではと思う。

09.11.9 経過良好

 今日は診察の日。  朝一の診察に入れて頂いているから、早起き(6時起き)。
 そのため少々眠たい。待っている間にうとうとしてしまい、電光掲示板の自分の番号に気が付かず、看護師さんに注意されてしまった。
 経過は良好のようだ。フフ!
 溜まった水を抜くとき、少し痛みが走ったが、きっと大したことはないのだろう。
 何せ自分には徹底的に甘い呑ちゃん。何事にも大袈裟である。(どーだ?参ったか!)
 痛いのはからきし駄目だし、血を見るだけで気が遠くなる。(情けな〜)
 これでも一度は医学部を受験したこともあるのになぁ〜(-_-;)

09.11.10 雨

 午後から降りだした雨はまだ止まない。明日も降り続くのだろうか。
 さて、雨をモチーフにした歌は、数多くあれど・・・。
 みなさんなら何を思い浮かべるだろうか。
 真っ先に、三善英史の「雨」が浮かんだ私。次が八代亜紀の「雨の慕情」てか。何でやね〜ん。(でも事実)
 落ち着け。終電にはまだ少し時間がある。ゆっくり思い出すんだ。

 ポピュラーなところでは「傘がない」(井上陽水)かな。
 私は「冷たい雨が降っている」(吉田拓郎)が好きだった。
 いや、やはり雨と言えば「雨が空から降れば」(小室等)だろう。名曲中の名曲だ。拓郎さんも歌っているが、これは小室等の方が良い感じ。
 拓郎さんでは、「ある雨の日の情景」(その昔ギターの練習をしたのを思い出す)や「いつか夜の雨が」も素晴らしいが、今の心境は、やっぱり「たどり着いたらいつも雨降り」だな。
 さて、そろそろヤバイ時間だ。まにあうかもしれない。今なら!てか?

 無事帰宅。雨は小降りになっていた。
 で、何で「雨の御堂筋」やねん。どれだけ歌謡曲に侵されている中年?もういやや!
 動画をいろいろと貼りつけてみま酒た。どうぞみなさまもお楽しみ下され!

09.11.11 お鮨

 前回食べたのは、長男の誕生日だったから、もう半年にもなるのか。
 決して裕福ではない我が家にとって、鮨はやはり特別なご馳走なのだ。
 で、今日は何の記念日かって?
 う〜ん。特別な何かがあるわけではない。
 強いて言えば、
 「ハニーは京都にお出かけ、パパは1人お留守番、退院後初の家族団らんの日なのになんでじゃ〜!!記念日」かな。
 「しょっぼ〜!」なんて言わないでおくれ!
 だから?と言うわけでもないが、今日は大トロは封印した。
 中トロを注文しようとしたら、
 「そのお金で鮪が3倍買えるやん」と長男の指摘。
 「はい、ごもっとも」と、中トロも諦めた。
 その程度の記念日では、鮨の値打ちはないと言われるのであれば、
 「今日も家族全員健康だ!どーだまいったか!!記念日」もプラスしておこう。
 家族が揃うことは嬉しいことだ。
 あと何回このような機会が持てるかは分からないが、今の幸せに乾杯!
 「え?まだ呑むの〜」と遠くからハニーのラブコールが聞こえる。

09.11.12 ハサミ

 昨日のこと。食事がすんで、長男が「今から100均行ってくるわ」と言う。
 「何が要るねん?」
 「う〜ん。ハサミやねん」
 「ハサミって、あの紙切るハサミ?」
 「そうやで」(当たり前やんかなに言うとるんこの酔っぱらいは)と言いたげな視線。
 「事務所にいくらでもあるから持って来たるわ。急ぐんか?」
 「別に急がへんけど、今使ってるのは、幼稚園の時のお道具箱に入っていたやつやねん」
 「なに〜?!!」
 驚いた。物持ちが良いのは知っていたが、そこまで大事にしているとは知らなかった。
 さらに驚いた。
 「ぼくのもそうやで」
 あの新しい物好きの次男までもが・・・。
 ハサミくらい買ってやる。いくらでも買ってやる。
 「切れなくなってきたものは捨てている」と言うと、白い目で見られた。
 少し情けないような、しかしちょっぴり嬉しくなったひとときだった。

09.11.13 眠れない夜

 オフコースの曲♪じゃないぞ。じゃあ、西城秀樹かって?同じやっちゅうねん。
 昨日は眠れなかった。結局朝までPCいじって遊んでいた。あ、少しは仕事もしたけどね。
 理由は簡単。
 その前の日に寝過ぎたのだ。
 何と14時間!最近では間違いなく新記録だ。連続ではないが、まだまだ眠れそうだった。
 そりゃ反動がきても当然か。
 もう一つ理由はある。
 最近太ってしまった。でも運動はできないので、ならば食わずにいようと、呑まない時は帰ってから食べるのを控えているのだ。
 代わりに授業前には何か食べようと思っているのだが、昨日は(美人の)来客があったため、何も食べることができなかった。
 おかげで、腹が減って腹が減って、目が冴えてしまった。
 朝方少しだけ眠ったが、やはり空腹で目が覚めた。
 結局、朝からバカ食い。おやつも大量に摂取し、今もなお食べ続けている。
 あ〜、あかん。こりゃ、痩せるはずないわ。
 それにしても、内容のない幸せな日記だこと。ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

09.11.14 命運

 昨日の愚行のせいで、体調ボロボロ。
 それでも、何故か一日中ハイテンション。ご機嫌だったが、頭は動いていなかった。
 教材を作るのに何時間かかったことか。宿題だけで2時間弱は情けない限りだ。

 さて今から少し眠る。
 目が覚めれば、命運の日だ。
 ある意味では、私への評価が下される。
 今さら繕っても仕方ない。ありのままの自分を分かってもらうだけだが、果たして吉と出るのか。それとも・・・。
 皆の衆!幸運を祈っておいて下され!

 運と言えばスクラッチの宝くじ。1000万の魅惑に負けて購入したが、あきまへん。世の中そんなに甘くないで酒な〜!
 (何年ぶりだろうか?まあ今回は勝負に出る程じゃなかったから良しとしよう。って100%言い訳で酒!ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!)

09.11.15 ハズレ

 人の心は分からぬものだ。
 けっこう期待していただけに、今回は少なからぬダメージを受けた。
 でも、それは私の勝手な思い込みというもの。
 人には人の考えがあり、生き方もある。
 敢えて茨の道を選んだ彼にエールを贈ろう!

09.11.16 差し入れ

 遅い昼食を取った直後だった。
 来客があるのを忘れていた訳ではない。ただ、先客をお見送りしたあと、空腹を覚え、ふらふらっと入ってしまったのだ。
 初めての店ではない。数回行って、その度に後悔していた。
 なのに何故?
 ランチメニューに惹かれたのだ。好物ばかり組み合わされている。チャーハン・カレーラーメン。
 さらにはその値段の安さ。店に入った瞬間、過去の失敗は忘れていた。
 一口食べて思い出すのだから、始末に負えない。結局、ラーメンを半分以上残して店を出た。
 そこに来客。
 いつも何かと心遣い下さるその方は、今回も「皆さんでどうぞ」と差し入れを下さった。
 美味しそうなサンドイッチだった。しかもボリュームたっぷりのカツサンド。
 うーん、流石に食べられない。
 後悔先に立たず。

 ところが、気がついた時にはサンドイッチを口にしていた、お茶目なカッパちゃん。
 こりゃ痩せないわ。

09.11.17 職場の教養

 昨日お見えになったのはM先輩。
 先輩はいつも何かと気づかって下さる。
 昨日もわざわざ退院のお祝いだとワインを持ってきて下さった。
 ありがたい。さっそく頂こう。って、そんな話じゃない。

 自己中心的で思い上がった私のことを心配して、色々とアドバイスをして下さるのだ。
 それもダイレクトに言うと私がへそを曲げるかと思われているのか、ヒントを与えるような形でサジェストして下さる。
 今回お持ち下さったのは「職場の教養」という小冊子。
 倫理研究所という社団法人が発行しているそうだ。
 決して「読んでみなさい。為になるから」なんて仰らない。
 「なかなか面白いですよ。多少こじつけの所もありますが」と、やんわり。
 「じゃ、読んでみようかな〜」という私の気持ちを上手く引っ張り出される。
 早速読んでみた。
 1日1話の形式で短い話が載っている。
 良い話がたくさんあった。
 その法人に加入しようとまでは思わないが、教えられるところも多く、大いに為になった。
 先輩。いつも有難うございま酒。  

09.11.18 紅葉

紅葉09

 ハニーとドライブ。久しぶりだ。
 目的地は京都(嵐山高雄パークウエイ)。
 紅葉を楽しみにしていたのだが、おかしい。この時期なら真っ盛りのハズと思いきや、殆ど色づいていない。ここにも温暖化の影響か。
 昼食(あまり美味しくはなかった)後、少し嵐山を散策。昨日からの冷えこみで寒かった。
 しかし、私は汗を流して歩いていた。「キッショ〜!」なんて言わないの!
 途中で見つけた『世界一辛い一味・七味』の看板に惹かれ、立ち寄った小物屋にそれはあった。辛さには弱いくせに辛い物好きの困った男だ。
 そもそも名前がスゴイじゃないか。
 −『舞妓はんひぃ〜ひぃ』−
 断じて、私の願望ではない。ちゃんと実在するのだ。
 パッケージには、舞妓さんがあまりの辛さに悲鳴を上げている姿が描かれている。
 早速試食してみる。おそるおそる舐めてみた。
 あかん。並の辛さじゃない。
 今まで隠していたが、実は、私には特別な機能がある。
 辛さセンサーがついており、辛いものが体内に入ると頭から汗が吹き出るようになっているのだ。
 舐めた瞬間に汗が出て来た。センサー作動!(思い出しただけで、今も汗が吹き出している)初めは、シャレで買おうかと思ったが、あまりに強烈すぎるので断念。結局、マイルドな『柚一味』にした。
 映画『舞妓Haaaan!!!』の出演者がTVでも紹介していたらしく、有名なのだそうなのだ。

 ドライブ(デート?)は楽しかった。
 見頃はまだとはいえそれなりに色づいていたし、寒かったけど晴れ間も覗いていた。
 数年遅れになった次男のお礼参りも無事?済ませることができ、途中で変な人達にも遭遇したことなど、帰りの車が渋滞で動かなかったことを除けば、非常に面白い一日だったと言えるだろう。
 やっぱり、好きな女性と過ごす時間は嬉しいものだ。
 近い?老後が少し見えた呑ちゃんかも?

09.11.19 才能と努力

 私のような凡人レベルの話ではない。
 例えば一流のアーティスト。彼らの作品は、努力次第でどうこうなるものではない。天賦の才能としか言えないのではないだろうか?
 もちろん感性を磨く為には、努力もしているのだろうが、それがどれほどのものなのか想像もつかない。
 画家・作家・音楽家(ここではプレイヤーはあえて除外しよう)・無から創造することができる芸術家たちは全て、先ず才能ありきのように思えてしまう。
 羨ましいなどと言ったら、無い物ねだりの僻み根性に思われるだろうが、正直私には無いものばかりだから仕方ない。
 まあ、初めからない分、才能の枯渇に悩む事もないのだろうが・・・。

09.11.20 流星

 2日ほど前だったろうか。帰宅途中、わが家までもうすぐの所で、夜空に何かが光った。
 初めはライトが目に入ったかと思ったが、続けてもう一度。
 「おお!これは流れ星かも?!」
 滅多にないことなので、嬉しくなった。
 10年以上前のことだ。○○流星群が見られるとのニュースに、明け方までハニーと凍えながら目を凝らしていたが、その時は見つけられなかった。
 期待しすぎると幸運は逃げていくのだろうか。
 今回のは「しし座流星群」だったようだ。
 予期していなかった上に、本当に一瞬だったので、願いごとをする間はなかった。
 お願いたくさんあったんだけどな〜。  

09.11.21 綱渡り

 ここ数日の私の仕事ぶりは、綱渡りと言うか、その日暮らしと言うか、非常にバタバタしている。
 翌日の教材ができていなかったり、当日のテストを直前まで作っていたり。
 どうしてしまったのか?10年前ならいざ知らず「こんなの久しぶりだなぁ〜」なんて言っていられない。
 まあ、不意の来客が続いたこともあるが、そんなことは言い訳にはならない。
 もっと余裕を持って行動しなければ、いつかとんでもないミスをおこしかねない。
 この時期の失敗はミスで終わらないことが多いから、もっと気を引き締めていこう。
 と言いつつ、しばらくこの状況から脱却できそうもないくせに、今日も今から用事でお出掛け。懲りないカッパちゃんなのだ。

 会合終了!
 清々しい時間を過ごせた。
 素敵なご夫婦で酒た。

09.11.22 揺れる

 授業終了直後に電話が鳴った。保護者からだ。
 迎えに行けなくなったので、その旨を伝えて欲しいとのことだった。
 すでにその生徒は教室を出ている。
 すぐに追いかけたが、見あたらない。
 他の生徒によると、別の方向に歩いていったらしい。
 そんなに遠くには行っていないだろうと、辺りを走りまわるカッパちゃん。
 しばらく探したが、ついに見つからなかった。
 途中、美人に出会えてラッキー!
 違う。そんなことを言っている場合じゃない。
 すぐ保護者に連絡。じゃあ携帯に連絡してみますとのことで、事なきを得た。
 それにしても、おかしな事もあるものだ。1分もないタイムラグなのに・・・。

 ところで、走っていて感じたこと。
 重い。体が異常に重い。
 ドスン、ドスン。冗談じゃなくそんな感じだ。
 走るたびに贅肉が揺れる。
 こりゃ何とかせねば、本当にヤバイぞ。

09.11.23 再会

 以前よく通った、とある飲み屋。
 久しぶりに行こうかと思い、電話をした。
 聞こえてきたのは馴染みの若女将の声。
 いつものように「今から行くからねー」と告げると
 「もうお店はやっていないのよ」と申し訳なさそうな声。
 「え〜!いつ?」
 「もう半年になるわ」
 「じゃあ今は?」
 「別の場所でお店しているの」
 と話をしたのが、数ヶ月前。

 さて、本日。
 昼食どこで食べようかとさまよった挙げ句、危なく先日の後悔を繰り返すところだったが、結局入ったのは吉野家(高級料亭ぽく『よしのけ』と読んでね)
 注文をして顔を上げた途端に、声をかけられた。
 正面の客からだ。
 え?!こんな美人の知り合いはいない!
 と、一瞬分からなかったが、なんと若女将だった。(そろそろコンタクト作り替えなあかんかな〜)
 カウンター越しにしばし会話。
 席を移ろうかとも考えたが、隣にはご主人もいらっしゃるので思いとどまった。
 名刺をいただいてお別れした。
 こりゃ近いうちに行かな!なあ、そのなのにいちゃん!

09.11.24 これっぽっちも

 昨夜のワインは美味かった。
 ちょっと変わっていて、微発泡。まるでジュースみたいな甘口だったが、いつものように私が「お前ももっと呑みや。呑まへんのやったら呑んじゃうぞ」と言ったら、珍しく「ダメ」とハニーが答えたほどだった。
 早速ネットで探して注文!クラノオト(1本1500円)で酒!

 さて、ご機嫌で眠りに就いた呑ちゃんだったが、突然起きて叫んだそうだ。
 「愛しているよ」と。
 そこまでは普通(十分に変で酒が、私にとっては日常)。しかし、次のセリフにハニーは悩んだ。

 「これっぽっちも!」

 さらに「本当だよ」とニッコリ笑って言うや、再び大鼾で寝たらしい。

 日本語としておかしいと、今朝指摘されたが、寝言にまで責任は持てない。
 敢えて言い訳させてもらうならば、
 「愛しているよ!これっぽっちも (ウソはないよ) 本当だよ」
 と言いたかったのだと思う。
 ウン。そうしておこう

09.11.25 今さら

 いつの間に休日を楽しみにするようになってしまったのか。(以前ならそんなことを言う奴はそれだけで軽蔑していたのに)
 やるべき事は変わらない。当然ながら何もしなければ何も進歩はない。
 なのに休日。「今日は休みだから何もしないぞ!」てか?
 バカ野郎。そんなことを言っても良いのは、精一杯がんばってがんばって、それでも休むことは許されず、限界までがんばった奴だけだ。
 そいつが「少し疲れた。ちょっとだけ休もうか」と言うのなら分かるが、今の私にその資格は全くない。そんな私が休日を楽しみにするなんて、ただの現実逃避に過ぎない。
 されど休日。情けないけど言い訳だけは達者になった。
 「明日からの為に体を休め、英気を養おう!」そうかいそうかい。大したもんだ。

 一体何に対して毒づいているのだろう。1日をダラダラと過ごした自分への後悔か。
 最低限のことはしたけれど、結局明日からの自分を追いつめただけに終わった。

 自己嫌悪に陥りながらも、酔いに漂い、ようやく30年ぶりの大同総会のDVDを見た。
 わからん。こいつら一体誰やねん。
 最近会った数人は流石に分かる。しかし、大半は識別不能。
 一番分かりやすかったのは、恩師のクマ先生か。
 実は、今週末に1人の友と再会する。お互い分かると良いのだが・・・      

09.11.26 文壇デビュー

 ビッグニュースだ。
 教え子の保護者からメールが届いた。
 余りに久しぶりなのに驚いたが、読んでもっと驚いた。
 その教え子が作家としてデビューしたらしい。
 どっひゃ〜!
 今週の文春に書評が載っていると書いてある。早速買って帰宅時に読んだ。
 作品も是非読んでみたいものだ。生徒時代から理屈っぽい子ではあったが、まさかミステリー作家になろうとは。

 以下、文春の千街晶之氏の書評より転載

 『丸太町ルヴォワール』円居挽(まどいばん)のデビュー作(講談社BOX 1400円+税)は、若者向けのレーベルから刊行されたため、年長の本格ミステリーファンの視野に入らないおそれもある。しかしこれは、新本格の牙城のイメージがある講談社ノベルズから刊行されなかったのが不思議なくらいの傑作本格ミステリーなのだ。
 昔の貴族の私闘に由来する「双龍会」なる私設裁判が今も京都に伝わっている・・・という設定のもと、三年前に祖父を殺めたという嫌疑をかけられている若者をめぐって、黄龍師(検察官)と青龍師(弁護士)が丁々発止の論戦を繰り広げる。
 リーガル・ミステリー的設定のもと、多重解決のロジカルな面白さと、ロマンティックな恋愛小説の要素が緊密に融合しているのが本書の特色。特に印象的なのは登場人物の会話で、ここまで才気煥発なやりとりを書ける作家は、新人ではちょっと珍しい。少し気が早いが、来年度の本格ミステリーのベストテン候補の資格あり。採点は★★★★1/2。(★五つで満点)

 スゲ〜スゲ〜!べた褒めやんか〜!

09.11.27 週刊誌

 週刊文春。昨日初めて購入して読んだ。
 何だこりゃ!はっきり言って下らない。
 正直な感想である。
 ほとんどが「誰々さんはこう言っていますよ〜」という論調の記事ばかりで、ライター自身の意見というものが全く感じられなかった。
 週刊誌というものは全てこうなのか?
 少なからぬショックを受けた。
 そしてその記事の断片をしたり顔で吹聴する人々。ああ、これが見出し人間なのか。
 拓郎さんの名曲ひらひらを思い出した。

09.11.28 一歩先

 その日暮らしの毎日。明日の教材を前日に作り、数時間後に必要なものを慌てて準備する。
 それはそれで切迫感があり、決して嫌いではない(Mで酒ね〜)。
 けれど、そんなことばかりしているから、いつも追いつめられているように感じるのだ。
 例えばこの日記。毎日書かなければならない理由などどこにもない。
 一日でも空いたらそれっきりになってしまう自分が怖いだけ。書きたいときに書けばいいんだ。こんなもの。
 なのに勝手にルールを作り、それに縛られている。なんて愚かなんだろう。
 しかし、仕事はそんなわけにはいかない。間に合わせなければ意味がないし、準備がいい加減だと良い授業はできない。
 そもそも、行き当たりばったりのことをしていては、生徒を指導する資格すらない。

 では、どうするべきか。
 と、今日風呂に入りながら考えた。

 答えは簡単だった。
 一日先を考えて行動すればよいのだ。(今ごろになって気が付くなんておそ〜!)
 私に何日も先なんて絶対に無理だから、せめて一日。

 とりあえず、今日実行してみた。
 気持ちがとても楽になった。これからも心がけたい。

 と言うことで、今から旧友に会ってきま酒。
 これで、心おきなく呑めるぞ・・・。

09.11.29 注射

 家族揃ってインフルエンザの予防注射に。
 近所のかかりつけの医院は予約が取れなかったので、知り合いの方に無理を言ってお願いした。
 と言っても「新型インフルエンザ」ではない。その方が仰るには、ワクチンの副作用がはっきりしないうちは勧められないそうなのだ。
 注射をしてもらった上に、予防に効果があるという漢方薬まで頂いた。
 注射が苦手の長男は、少し気分が悪くなったようだが、これでもう大丈夫。油断はできないが、一安心だ。

09.11.30 寒いよ〜

 教室のエアコンが故障した。
 真夏でなくて良かった。つくづくそう思う。前回は夏期講習のまっ最中で、悲惨だった。
 それに比べりゃ!と、喜んでばかりもいられない。そろそろ寒くなるこの時期。生徒の体調が心配だ。
 まあ、子どもは体温が高いから部屋自体はそんなに寒くはならない。むしろ、心配なのは中年コンビの方か?
 簡易型のヒーターで当面凌ごうと思うが無理かな〜。
 早く直らないかな〜。

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