- 13.12.1 携帯
-
気が付いたのは、電車に乗ってからだった。
時刻を見ようと、胸に手をやるが、あれ?ない。ポケットはペッタンコだった。
しまった!出がけに充電していたのを思い出した。
まあ、仕方あるまい。1日くらいなんとかなるだろう。
無事に1日終了。
最初は違和感があった。何度も胸に手をやり、その度に苦笑する。
けど、次第に慣れてきた。そもそも今日は忙しかった。携帯の存在すら忘れていた。
結論。なくても平気!
そりゃ多少の不便は感じたが、無けりゃないで、どうにかなるものだ。
帰りの車中。
携帯やスマフォにしがみついている周りの人たちが馬鹿に見えた。
明日も一日電源オフにしておこうかな。
- 13.12.2 挨拶
-
最近増えていないか?当たり前の挨拶ができない奴が。
生徒達でもそうだ。何も言わずに教室に入ってくる子が多い。
おかしくないか?
ここは君の家か?それとも無人の専用ルームか?
たとえ、そうだとしても、無言で入室はないだろう。
家でも「ただいま」くらいは言うはずだ。
私が下僕なら話は別だ。「ようこそいらっしゃいました」とかしずかせていただこう。
一応、全員に「いらっしゃ〜い!」は必ず言うけどね。
内気な故に声が出せない子もいるかも知れぬ。
それでも、私は再入場させる。
「ちゃんと挨拶しなさいって」ね。
子ども達は素直に従うが、問題は大人だ。
流石に「こんにちは」くらいは言うが、それ以上のことは無理なようだ。
例えば、私が何かを振る舞ったとしよう。
当然ながら、誰だってその席では礼を言う。
けど、次に会ったとき、殆どの者は知らん振りなのだ。
そりゃ、世間のオバサン達のように、顔を見るたびに「先日はお世話になりました。ありがとうございました」とまで言えとは言わぬ。
(そもそも、その先日がいつのことだったのか?また一体私が何をしたのか?など覚えていないことの方が多い)
だけど、小学生や中学生ならいざ知らず、20歳を越えているなら「この前はどうも」くらいは言えるのではないか?
中には、こちらが金を払うのが当然のように思っている奴も少なくない。
まあ、そんな奴とは次第に縁遠くなる。当たり前だろう。(おかげで飲みに行く奴が大分減った)
こんな例を挙げればきりが無い。当たり前のコミュニケーションがとれない奴ばかりだ。
結局、そんな奴らは自分が全てなのだ。仕事も生活も自分さえ良ければそれで十分。他人のことなど関係ない。
かく言う私も、偉そうに言う資格はないかも知れない。他山の石とさせてもらおう。
- 13.12.3 キーボード
-
止めときゃ良かった。どうせ分かりもしないし、使いこなせもしないのだから・・・。
「windows8.1に無料アップグレードできま酒よ」という画面がPC上に現れたのは、つい数日前のこと。
困ったことに、無知のくせに新しい物好きの私。
しかも、私の好きな「無料」や「グレードアップ」(正しくは違うけど)と言う言葉が並んでいる。
一も二もなく飛びついた。そう!私は小心者のくせに、後先を考えない所があるのだ(どーだ!まいったか?)
「ふん!こんなの簡単さ」と無事アップグレード完了。(だって、何もしていない)
しかし、次の瞬間から後悔が始まった。
おかしいのだ。日本語入力ができない。
windows8をインストールした後にも、似たような現象が起きた。
その時は、いろいろ検索し何とか普通に入力できるようになったのだが、今回は前にも増して意味不明だ。
誰か助けてくれないかな〜?
「え?助けてあげる!」ってかい。
嬉しいね〜!では、今の症状を数例挙げよう。
括弧( )は、今までならばシフト8とシフト9だったが、今は、一つ右にずれてシフト9とシフト0。
括弧「 」は、逆に一つ左の@キーと一つ上の「 のキーで出てくる。
「 " 」に至っては出てもこない。私の好きな「〜」も同じだ。
「え?ちゃんと打てているじゃないか?!」で酒か?
ちゃいまんがな。出てこない文字は全てコピー&ペーストで酒がな。
たった今、「&」も一つ右にずれているのを発見した。
そもそも、変換キーは働かない。長いバーを押すと変換できる。(まあ、これはワープロソフトにはよくあるから違和感はあまりないが)
「じゃあ、その位置を覚えたら良いんじゃない?」なんて、気楽に言わないで!
ブラインドタッチもできない私に、どうしろと言うの?
幸い、ローマ字の部分は以前のままなので文字は打てるので酒が・・・。
この症状の回避策をご存じの方。いらっしゃっいましたら、遠慮は要りません。どうか教えてちょんまげ!
- 13.12.4 迷子
-
久し振りに着る礼服(冬用)は、なんとパッツンパッツンだった。
ハニーが憐れんだような微笑みを投げかける。
「入試が済んだらまた走るから」と心の中で言い訳をする。
現実から目を背けまくっている私。体重計には久しく乗っていない。
「一体今何kgあるのだろう?」考えても仕方がないが、恐ろしくなってくる。
そんなことを悩んでいる時間はない。
知人の不幸を駅前の看板で知ったのは、昨日のこと。
通夜と告別式の日時が記してあった。
「保護者会の前なら、たぶん参列できるだろう」
地図で会場を確認すると、教室からそれほど遠くはなさそうだ。
それでも、方向音痴のコンテストがあったら入賞する自信がある私。念のために、時間に余裕を持って1時間前には教室に入った。
いざいかん。地図を片手にブラブラと。幸い天気は穏やかだ。
心の中で決めていた。
「今日(こそ)は人に道を尋ねないぞ!」と。
「ふふ〜ん。地図ではこう行けといっているが、騙されないぞ。こちらが近道だな。どーだ!まいったか?」
ぶつぶつ言いながらも、知らない町を歩く興奮が、私をハイにさせる。
数十分後。次第に不安になってきた。
「まだかな?まだかな〜?学研のおばちゃんまだかな〜?」
目指す町名にたどり着いたので、安心していたら、違う町名に出てしまった。
「あれ?どっかで間違えたのかな」
仕方がない。早くも誓いを破る。たったの1時間も守れなかったとは情けない。
3人くらいに聞いたかな〜。
やっと到着。開式の予定時刻の15分前だった。
「ふ〜!何とか間に合った」
「うん?おかしいな。誰もいないぞ」
とりあえず、無人の会館のドアを開ける。
「すびばせ〜ん!」中から人が出てきた。
「本日○○様の告別式があると伺ったので酒が・・・」
途端に、その人の表情が曇る。
「はい。けれど、ここではないのですよ。ここは本館。会場は西館になっております」
「じぇじぇじぇ!」
「地図を持って参りますから、少々お待ち下さい」
「本館と西館だったらすぐそばじゃないのか?」と怪訝に思っていると、別の方が現れた。
「今からお車でご案内いたします」
車で10分ほど走っただろうか。いや、5分だな。開式には、間に合ったのだから。
車は、ひたすら私が歩いて来た道を戻る。目指す会場は、駅のすぐそばだった。
平身低頭で、礼を述べ、神妙な面持ちで告別式に臨んだ。
実は、ハンカチを使っていたのは涙のためではない。
汗だくだったのだ。けど、このことは内緒だぞ。
さあ、今から保護者会だ。
- 13.12.5 御礼
-
おかげさまで、キーボードは元に戻りま酒た。あじがとうございま酒!
保護者会は、満員御礼でございま酒た。用意した資料が足りなくなるほど。あじがとうございま酒!
お世話になっているお方から、銘酒が届きま酒た。あじがとうございま酒!
そして、私は今日も元気に生きていま酒。あじがとうございま酒!
ああ、何て私は幸せなんだ。
- 13.12.6 髪
-
またもや失敗。
「あれ?髪型変えた?」
「ふぉふぉふぉ!惜しかったわね。1日遅かったのよ」
ついこの間、バッサリと長い髪をショートにしたばかりだから、油断していた。
まあ慥かに、その前日は忙しくて、ろくにハニーの顔を見ていなかったが・・・。
生徒が髪を切ったらすぐに気がつく。
昨日会ったお坊さんが散髪していたのにも気がついたのに・・・。
どうして最愛の女性の変化には気づかないのだろう。
謎じゃ。
実は、今日、私も久し振りに散髪をした。
鏡の中には、ボンレスハムのようなてるてる坊主が写っていた。
さて、一体何人の生徒が私の変化に気がつくだろうか。
ちなみに、職員は無反応だった。
- 13.12.7 目眩
-
大したことはないのだろうが、数日前から目眩に似たような症状が起きている。
立ちくらみ?違うな。フワッと倒れそうになる。たまたま寝起きだったからか。
単に寝不足だろうか?疲れもあることは慥かだが・・・。
実験をしてみることにした。
理科でも良く行われる、対照実験だ。
1.飲酒が原因かどうか。
深酒をした次の日と呑まなかった次の日の状態を比べる。
全く同じ状態は作れないが、とりあえず、試してみよう。
2.お酒の銘柄に関係があるか。
目眩がした前の日に呑んだのは、原酒。濃い酒が次の日に影響をもたらしたのか。
今度は、違う種類のお酒で試してみよう。
3.寝不足は影響するか。
単純な比較では確認できないだろうが、一度たっぷり寝てみようか。
4.食事が原因か?
最近、昼食をとると、胃もたれする。
一回抜いたら、割とすっきりした。
何も食べても起こるので、食べたものの種類ではなさそうだ。
とりあえず、外食は控えた方が良さそうだ。
けど、これは実験にはならないな。
おそらく、いろいろな要因が重なっているのだろう。
原因は特定できないかも知れないが、とにかくまだまだ倒れるわけにはいかん。
がんばれ、カッパちゃん。ふぁいと〜!お〜!
- 13.12.8 犯罪小説
-
意図したわけではないが、最近読んでいる小説。悪い奴の話が多い。
奥田英朗は3作続けて(「最悪」・「無理」・「真夜中のマーチ」)だったし、伊坂幸太郎(「マリア・ビートル」)までも・・・。
偶々だろうが、犯罪小説?が重なった。
「謎解きはディナーのあとで」は流石に範疇が違うだろうが、まあそれでも事件(=犯罪)をネタにはしている。
犯罪小説は、そもそも好きなジャンルではない。人が死ぬ話は大嫌いだし、人を騙す話も面白いとは思わない。
なのに、何故?
作者で小説を選んでいるからだろうか?
好きな作家が犯罪小説作家?まさかとは思うが、浅田次郎も犯罪小説あがりだったし、重松清だって全くのメルヘン作家?ではない。(有能な人はいろんな分野に精通しているのだろう)
けど、平穏無事な人生を送っている人が、刺激を求めてもしくは違う世界に興味を持って、というなら分からなくもないが、私はそんなに穏やかな人生を送っているつもりはない。実生活がジェットコースターそのものだ。
ギャンブルに傾倒していた頃は「この世界なら私が主人公」みたいなノリもあったが、家庭を持ってからは、そんな幻を追いかけている暇はなくなったし、その気も失せた。
そもそも、自分の意思で行動していれば非現実に縋る必要は無い。だって、全ては自分次第なのだから。
じゃあ、何故だ。現実の行動は潜在意識のなせる業ではないのか?
え?犯罪を犯したいってか?
あり得ない。世の中で一番嫌いなのが893で、次がチンピラ。その次は詐欺師かな。おっと、口だけの政治家も大嫌いだぞ。
いやいや、嫌い者だらけで、言い出したらキリがない。アホは大嫌いだし、責任感のない奴も嫌い。そうだ!ウソつきが一番嫌いだったんだ。
(え?自己嫌悪で酒かってかい?失礼な。けど、思い当たることは多いかも・・・。)
清廉潔白を気取っているわけではないが、そんな私が(今更)アウトローの世界に惹かれるはずはないだろう。
う〜ん。偶然が重なって、偏っただけだと思いたい。
せめて、精神のバランスが崩れていないことを願おうか。 - 13.12.9 Xmasモード
-
あと2週間でXmas。さすがに、街中Xmasモード一色だ。
ケーキ屋さんやブティック。貴金属店。まあ、仕方ないだろう。向こうも商売だしね。
けど、けどね。
今日見かけたのは、仏具屋さんのXmasデコレーション。
いくらなんでも、こりゃあかんやろ。仏さんがクリスマスを祝ったらあかんという決まりはないけどさ。
ついでに愚痴らせてもらえば、民家の外壁に施されるイルミネーション。
あれって、ドキッとするのね。苦手を通り越して、体に悪いのよ。
私が帰宅するのは、大抵日が変わるか変わらないかの頃。
坂道を上りながら、
「あ〜、もう少しで我が家だ。(ハニー待ってろよ)」
と、ノスタルジーの塊状態のカッパちゃん。
ところが、最後の角を曲がるやいなや、目に飛び込んでくるのはドギツイ電飾。
分かるでしょ!え?分かりませんか?
夜道を月明かりの下、様々なことに思いを巡らせながら、しみじみ歩いているとしましょう。(う〜ん、良い感じで酒よね)
次の瞬間、ネオン街に迷い込んだかの如く、目の前がチッカ、チッカ!パッカ、パッカ!いきなり昼間の明るさで酒よ。眩しいちゅうねん!
幸い、今年はまだ一軒だけだが、数年前からは数軒が競い合うかのように連なっている。
「もういや!」と叫びたくなると言うより、泣きたくなる。
一日の疲れが癒やされるどころか、神経逆なで。疲れ倍増。ストレス爆発。
ほんま、いい加減にせな、しまいにゃ暴れるで!
やっぱ、イルミネーションは都会に限るわな。
まあ、それも長い間見ていないけど・・・。
- 13.12.10 液体窒素
-
「どうして、僕にだけこんなのができるの?」
目に涙を浮かべながら訴える息子。まだ幼稚園児の頃だ。
指先にできたイボを取るために、液体窒素をつけられていた。
何度も何度も。相当痛かったはずだ。
私は、後ろから肩を抱く手に力を込めるしかできなかった。
それから十数年。
「どうして、ボキュにはこんなのができるの?」
今度は、私がベッドの上で呟いていた。
「それはね、ジジイになった証拠なのよ」と、医師が答える。
頭にイボができているのに気がついたのは夏の終わり頃。
無理矢理取ったら、結構血が出て、落ち武者みたいになってしまった。
一旦なくなって喜んでいたのだが、嬉しくないことは繰り返されるものだ。
放って置いても良かったのだが・・・。
「もし今、先生の手元が狂って、ビーカー一杯の液体窒素が頭に降り注がれたら?」
と考えると、少し緊張はしたが、治療自体はあっという間に済んだ。
綿棒につけた液体窒素をチョンチョンと患部につけるだけだ。
けれど、結構痛かった。
当時の息子よ。偉かったぞ。よく我慢したな!
完治はあり得ないそうだ。しばらくしたらまた出てくるらしい。
ボキュ、いやだだな〜!
- 13.12.11 Y先生
-
「あ!校長先生からだ」
昨日届いた郵便物。いつもの封書とは少し違う。
「はは〜ん。あれかな?」
思わず頬が緩んだ。
校長先生には大変お世話になっている。
先日もわざわざご訪問下さり、教え子(もう高3)の近況をお伝え下さった。
「防衛大(文系)に合格したんですよ」と、我が事のように喜んで下さっていた。
「まだ前受け段階で酒から・・・。それに、あいつすぐ緩む所がありますから、油断するな!とお伝え下さい」と申し上げたが、本人はちゃんと受け止めただろうか。
その日は体調を崩されていた校長先生。激務が続いているからだろう。元気になられていると良いのだが。
その際、同行されていたのがY先生。
Y先生は柔道家であられ、私の恩師のH先生とも知己の仲でいらっしゃる。思えば、不思議な縁だ。
以前、一緒に食事をさせていただいたときに、いつもダンディなY先生に
「若い頃はむっちゃもてはったでしょ」と言うと、
「分かりますか?実はそうなんです」と茶目っ気たっぷりで返された。
「昔のビデオがありますが、ご覧になりますか」と仰ったので、一も二もなくお願いした。
けれど、先生は社交辞令と受け止められたのだろう。なかなか見せていただけないので、再度催促したら、この度送って下さったのだ。
早速、拝見した。
ニュースステーションともう一つABCの報道番組で取り上げられた時の映像だった。
Y先生が顧問をされていたS学院の柔道部が、創部4年で全国大会優勝を成し遂げ、Y先生は一躍注目の的になったのだ。
と言うのは、20数年前のお話。
う〜ん。さすがに若い。そして、格好いい。素敵だ。でも、それは、今も昔も変わらない。
先生の生徒に対する愛情が伝わってくる素晴らしいビデオだった。
「夢は、教え子の子どもに柔道を教えること」と仰っていた。
ハニーと一緒に観ながら感動していたカッパちゃん。
ますます、Y先生のファンになった。
今度お目にかかるのが楽しみだ。
- 13.12.12 不調
-
何となくだが、今日は気分が乗らない。
人間誰にでも、そんなことはあるのだろうが、上手く歯車がかみ合わないと言うか、しっくりこないと言うか・・・。
午前中。
HPの新年度のコース及び時間割を少しいじったら、微妙にずれが生じ、見苦しくなった。
よく見ないと気がつかない程度なのだが、気にくわない。
直すことは可能だろうが、細かい作業が必要で、その気になれなかった。
出社後。
そろそろ年賀状の作成にかからなければいけない。
先ずは宛名だけでも完了しまおうと思ったが、名簿のファイルが見当たらない。
今年の同窓会で全員に通知を出したから、絶対にあるはずなのに・・・。
かれこれ2時間以上探しているが、まだ見つからない。PCの調子も今一つだ。
次第に気力も失せてきた。
気分直しに食事に出たが、たまには変わったものでも食べようかと思ったのがアダになった。
ちっとも美味くなかった。辛いだけで、汗だくにはなったが、全然すっきりしない。これも気分のせいなのか。
こんな時は、何もしないに限る。
何て言っていられたら気楽なんだけどね。
この日記を書いていても、ちっとも楽しくない。
読んで下さった方には申し訳ないが、全然面白くないはずだ。
ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
授業をしたら、元気になりま酒た。お騒がせいたしま酒た。
名簿のファイルも別のPCから見つかりま酒た。
- 13.12.13 ブック・オフ
-
現在、私とハニーは4畳半で寝起きしている。
本当は6畳間なのだが、私の荷物が占拠しているため、ものすご〜く狭いのだ。
実質、3畳くらいしか居住空間はないかも知れぬ。想像できるだろうか。この狭さ。
思い立って、文庫本を処分することにした。
先ずは、段ボールに作者別に詰め込んでいく。
いや〜、よくもまあこんなに買ったもんだ。
浅田次郎だけで1箱。重松清でまた1箱。石田衣良だけでも1箱になったのには驚いた。
で、こちらは保存用。と言ったら、ハニーに睨まれた。
まあ、今回はとりあえずと言うことで、それ以外を処分することに。
それでも、100冊は優にあっただろう。
ほこりまみれになりながら、古い雑誌(5年分)も片づけた。
まだまだ整理せねばならないのだが(だって、ほんの半畳ほど広くなっただけだもん)、出社の時間が迫ってきた。
後はハニーに任せて出発だ。
先ほどメールが届いた。
ブック・オフで、文庫本は3030円。雑誌は10円で引き取ってもらえたらしい。
わ〜い。わ〜い!今日はご馳走が食べられるぞ。
- 13.12.14 リスト
-
しまった!
今更だけど、読んだ本(購入した本)のリストを作っておけば良かった。
絶対に、間違えてもう一度同じ本を買うことがあるだろうから・・・。
あ〜あ、お馬鹿だな〜。
- 13.12.15 寒波
-
各地で大雪が降っているらしい。
いや、日本だけではなく、エジプトでも降っているらしい。何でも122年ぶりの降雪だと、さっきのTVで言っていた。
「え?エジプトって、砂漠じゃないの?」思わず耳を疑った。
「砂漠に雪を降らせましょう」って言ったのは、伊坂幸太郎だったっけ?
たしかに寒いのだろうが、私はその寒さをさほど実感していない。
今日でも、朝に事務所に入ってから帰路に着くまでの14時間以上、一歩も外に出なかった。
行き帰りに寒さを感じるとしても、ほんの僅かな時間だ。これで文句を言ったら、罰が当たる。
思えば、なんと恵まれた環境なのか。
たとえ、食事に出る時間も無く、ひたすら授業をするしか無いとしても、外の天気とは無縁でいられるのだから。
いやいや、愚痴っぽく聞こえるかも知れないが、本当にありがたいことだ。
もちろん、環境がだけではない。私にとって天職とは、正にこの仕事だろう。
欲を言えばキリが無い。そりゃ、もっと気楽な身分でいたいと思ったこともある。
けれど、教えることができる、生徒達と関わることができる、それだけで十分幸せなのだ。
生徒達も素直な良い子ばかりだし(皮肉じゃないぞ)、おかげで、毎日楽しく過ごさせていただいている。
一体、これ以上何を望むと言うのだ。
そうだ。
我慢ができないのは、私の器が小さいからであって、欲を望むのは、私がまだどん底を知らないからなのだ。
そもそも、寒さを感じないでいられる。その幸せにだけでも感謝しなければなるまい。
ありがとう。ウニシロ!
ヒートテックのおかげで、今日も心まで暖かだ。
- 13.12.16 恋文大賞
-
「恋文大賞」なるものの存在を知ったのは、つい先日のこと。
掲載されていた新聞によると、京都の和紙会社が「言葉にすると気恥ずかしくても、手紙なら素直になれる。伝えたくても、伝えられなかった相手に、その熱い思いを手紙にしたため、届けよう」と呼びかけ、募集を始めたらしい。
今年で4年目だという。
新聞に掲載されていた恋文は、福知山線の事故で亡くなった伴侶に宛てたものだった。
こんな素晴らしい手紙があるのか。洗練された文章ではなかったが、稚拙でも真心は伝わる。読んでいて私は、涙を禁じ得なかった。
ところが、ネットで調べると、その作品は大賞ではなかった。
うっそーん!これで佳作?
もっと読みたいと思うのも、当然だろう。
あった、あった!ちゃんと出版されている。
残念ながら、文庫本ではなかったが、仕方ない。少々高いが(ブック・オフで得た資金もあるし)、読みたい欲求には勝てなかった。
注文した本が届き、ただいま少しずつ読ませていただいている。
けど、こりゃあかん。
読み進めることなんて、とてもじゃないができやしない。
一話読んでは涙を流し、ため息をついてはまた本を開く。
この調子だと、読み終わるまでどれだけかかることか。
けど、そんなの関係ねぇ!
これは、虚構の世界(小説)ではないのだ。
本当の真心に触れられる。なんて素晴らしいことか。
こんな私でも心がキレイに(いや、なれるのであればだが)なる。この感動は、何物にも代えがたい。
お勧めで酒よ! - 13.12.17 mixi
-
「一杯になったら棄てるしかないじゃない」
言い訳がましく、呟く私。
結局、私は器が小さかったのだ。
才能もないのにマルチを気取ってきた見栄っ張りの哀れな末路だ。
こうなりゃ、全てを棄てるしない。
けれど・・・。
「己の限界が見えているくせに、まだ抗うか?」
「うん。もう少しだけ・・・」と、自問自答。自己完結の自己満足。
とりあえず、一番軽いものを棄ててみた。
mixi。
SNSの草分け的存在で、一時は「一番確実に連絡を取れる方法=mixiのメッセージ」とまで言われたものだが、今や完全に廃れている。
そのmixiにも日記のコーナーがある。
書いた日記にレスがつくのが嬉しくて、訪問者も殆どいなくなった今も、しつこくしがみついていたのだが・・・。
必ず毎日UPしようなんて自分を縛ったのがいけなかったのか。何だか面倒に思えてきたのだ。
このHPの日記をコピーして貼り付けるだけの作業なのに、最近はそれすら煩わしい。
「自然体」
これは、私の尊敬する方のお言葉。頂いた色紙は、我が家に飾ってある。
「無理をしたら面白くないで酒よ!」と、教えようとして下さったのだろう。
当時はあまり腑に落ちなかったが、ようやく少し分かってきた。
お礼を申し上げたいが、その方はmixiユーザー。この日記を読んで下さる可能性は、極めて低い。
う〜ん。どうしゅれば良いのかな〜。
あ!そうだ。来月お目にかかるんだった。た〜のしみだな〜!
さて、次は何を棄てようか?
- 13.12.18 住所録
-
現在、私の机の上はひどい状態だ。
一時期(ほんの一瞬)きれいになっていたのだが、それが、遠い昔のように思える。
数日前から兆候は出始めていたから、こうなるのは時間の問題だったのかも知れない。
何がどこにあるのかさっぱり分からん。
目の前には20年分の卒業生名簿。右手と左手には数年分の年賀状。おまけに宛名だけを印刷した年賀状が500枚。
「ちょっと片づけようかな〜」なんてレベルはとうに越しているし、その気にもなれない。
住所録と格闘を始めて5時間以上。もっとこまめに更新しておくべきだった。
後悔先に立たずとはまさにこのこと。いつもそうだ。(←お馬鹿!)
ようやく、不完全ながらも、変更すべきデータは直せたが、悲しいかな、連絡先不明者は毎年増えている。
今年は一体、何枚の年賀状が舞い戻ってくるのだろう。
おっと、その前に年賀状。
すっかりできあがったような気になっていたが、全然完成していないんだった。
完成どころか、まだ、卒業生の宛名を書いただけだ。
う〜ん。これはなかなかピンチで酒ぞ!
- 13.12.19 まだまだ発展途上?
-
授業中に気がついた。
「お!これはもしかしたら?」
ある問題を解くのに、別の解法を思いついたのだ。
検証してみたら、合っていた。
「おお〜!一大発見だ!」
大喜びで、生徒達に伝えた。
「ど〜だ!酒ごいだろ〜!まいったか?」
生徒達も、感動してくれた。
しかし、よくよく考えてみれば、理論的には当たり前だった。
ガック〜!
当然のことで、得意になっていた自分が情けない。
まだまだ未熟だ。いや、せめて発展途上と言わせてもらおう。
え?どんな問題で酒かって?
ふふふ。そりは秘密じゃ!(そんなもん、カッコ悪くて言えるか〜い!)
- 13.12.20 雪
-
家を出たときの青空に騙された。
生駒のトンネルを越えると、曇り空に。
鶴橋につく頃は、みぞれが降ってきた。
駅を出ると、あちゃ〜。雪だ。
傘を置いてきたことが悔やまれる。
小走りで行きたくても、路はべちょべちょ。滑って転んでスッテンテンなんてことになりかねない。
コートを頭からかぶり、連行される犯人みたいだ。
今はまた青空が覗いている。
どうやらタイミングが悪かったようだ。
各地で、雪の被害が出ないことを祈ろう。
- 13.12.21 ラストチャンス
-
昨日は冷えた。風がビュービュー。この冬初めて、寒いと感じた。
さて、今日から冬の講習会。
受験生達にとっては、正真正銘のラストチャンスだ。
寒さに負けず、がんばれ!
いや、寒さなんて、熱い心で忘れるんだ。
私も、がんばろ!
カッパちゃん。ファイト〜!おお〜!
- 13.12.22 年賀状
画期的な出来事だ。
この時期に年賀状が完成しているなんて。
まあ、正確に言えば、まだ完成ではない。
ちょこっと添え書きをしようかななんて、殊勝な事を考えている。
それにしても、なかなか壮観で酒ね。500枚の年賀嬢。いや年賀状。
これが札束だったらな〜。- 13.12.23 同窓忘年会
-
やはり、無謀だったかな。
講習会初日の晩に、宴会に参加するのは・・・。
昨日は、一日身体がだるかった。
イスラエル式の乾杯(小さなグラスをテーブルにぶつけ、奇声を上げて一気呑み)で、狂乱の夜は始まった。
口当たりの良い酒だったが、聞けばテキーラにウォッカを混ぜたものだという。空きっ腹にはこたえるわけだ。
中高のミニ同窓会。総勢15名が集まった。
その日、みんなは、午前中にお亡くなりになった恩師のお宅へご挨拶。
その後「橋本武先生を偲ぶ会」(盛会だったらしい)。尼崎での宴会を経て、梅田に流れてきたのだ。
私は2次会からの参加だったが、当然ながら、既にできあがっている者も多い。
世間では立派な弁護士先生で通っている有名人もその一人。
「昔はこんな奴じゃなかったのにな〜」と思いつつも、目の前でぼろぼろに崩壊して行く様には大笑いさせてもらった。
テレビでおなじみの有名人もいる。と言うより、このイスラエル料理の店は彼の紹介だ。
今回は、特別ゲストとして彼の大ファンだという女性をお連れした。当然、席は彼の隣だ。
イスラエルワインの蘊蓄を彼が語り始めた。途端に件の弁護士が叫ぶ。
「お〜い。このワイン、ニューヨーク産やで!」
あちゃ〜!面目丸つぶれ!だけど、そもそも誰も彼の話を真剣には聞いていない。その女性を除いては・・・。
弁護士先生だけではない、他のメンバーも次第に崩れ始める。もちろん私もだ。
何を話したか、叫んだか。何を食べたか、呑んだか。訳が分からなくなってくる。
もともと喧しい店だったし、完全なカオス状態だ。
みんなで仲良く記念撮影もしたっけな。
明日ある我が身。いや、小心者の私は早々に失礼したが、目覚めたのはいつもの終着駅。電車に乗った途端に眠りこけていたのだろう。
タフな友人達は、その後、新地に繰り出したそうだ。
ただ、弁護士先生の行方を知る者は誰もいない。無事を祈りたい。
- 13.12.24 How much?
-
今朝は、目覚めと供にカチッとスイッチが入った。
う〜ん。素晴らしい。体調も万全だ。
何となく、良いことがありそうな予感。
予感的中。午後にハニーから届いたメール。
件名はハマチ。
はまち?How much?
写真は一応UPするが、携帯画像だから見にくいだろう。
私も現物は見ていない。けど、食べた本人が言うのだから間違いない。
すげ〜!ハマチだった。
ハニーの実家から届いた丸ごと一匹。
ハニーがさばいてくれた。
半身を刺身と鍋に。
生まれて初めて、「ブリしゃぶ」ならぬ「ハマチしゃぶ」を頂いた。
むっちゃ美味かった。
「ほんまはブリちゃうの?」何度か疑った。
私の知る限りでは、最高のハマチだった。
けど、けど、無念。
とうてい二人では食べきれなかった。
カマの塩焼きも楽しみなんだけどな〜。
少し早いけど、24日(イヴ)の日記としてUPしてしまおう。
- 13.12.25 聖夜
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イブの晩に日本酒呑んだらいかんのか?え?一体そんなの誰が決めた。
と、いきなり絡みま酒たが・・・。
だって、カマの塩焼き、ワインじゃ呑めんでしょ。
それに、いただいた美味しいお酒もあることで酒し。
と言うことで、メリークリ酒マス!
ただ、贅沢を言ってはいかんのだが、ハマチづくしも少々飽きてきた。
美味しいことは美味しい。でも、ハマチは脂も多い。
たくさん食べると、もたれてくるのだ。
何という恐れ多い悩みだろう。
けど、何事も適量が一番。幸せの量にしたってね。
- 13.12.26 退会
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大切なものを失った。いや、手放したと言った方が良いか。
波泳会。中高時代に所属していた水泳部のOB会のことだ。
その幹事を仰せつかって3年。このことは、以前にも書いた。
お手伝いさせてもらうことに、不満はない。むしろ光栄に思う。
そもそも現在の私があるのは、水泳部のおかげ。
どんなに苦しいときでも笑っていられたのは、そこで培った根性や精神力の賜物だ。
だから、幹事のご指命を頂いたときは、「これで少しは恩返しができる」と喜んだものだ。
柄にもなく舞い上がってしまい、己の力量も顧みず、二つ返事で引き受けた。
1年目。勝手も分からずただウロウロするばかりだった。先輩方に失礼ばかりではなかったろうか。
2年目。何をすべきか、少しずつ分かってきた。私の役目は、総会の案内作成と出欠とりまとめ(=名簿管理)。プラス当日の雑事だ。
3年目。創部80周年の記念イベントを開くことになった。準備委員会のようなものが結成され、打ち合わせが何度も行われた。
ただ、その会合に私はそうそう出席できない。他のメンバーには随分と迷惑をかけた。
その頃から「幹事はもう無理だ。身を引かせてもらいたい」と、考えるようになっていた。
総会は、80周年記念にふさわしく、大々的に執り行われ、そして無事に終了。
素晴らしい時間を過ごさせてもらった。大いに語り、笑い、そして呑んだが、私の気持ちは妙に冷めていた。
「ああ、これが最後なんだな」と思うと、はしゃぎきれない自分がいた。
総会終了後、会長に辞意を伝えたが、明確な返事はいただけなかった。
どうして辞めさせてもらえないのだろう。
うやむやにされるのも嫌だったが、わざわざ蒸し返す気もせず、すっきりしない気分の日々が続いた。
そのうち、あれこれ悩むのが面倒くさくなってきた。
「もう、いい。もう、どうでもいいや!」
そもそも、仕事も付き合いも両方こなせるほど私の器は大きくない。
なのに、いい顔をしようとするから、こんなに疲れるんだ。
気がついたら、メーリングリストの退会ボタンをクリックしていた。
その晩、早速、一人の先輩から電話があった。
「幹事を退いた身で、総会に顔を出すことはできない」と申し上げると、
「そんなこと、気にするはない」と言って下さった。
しかし、いくら私が鈍感でも、そこまで厚顔無恥ではない。
しきりに翻意を促されたが、ごめんなさいとしか言えなかった。
あ〜あ。終わってしまった。
恩師にも、憧れの先輩方にも、もうお目にかかることはないんだ。
泣きたいくらいに悲しいが、全ては身から出たさび。誰のせいでもない、自分が悪いのだ。
私の青春そのものだった水泳部。本当に感謝している。
波泳会の今後の発展を願うばかりだ。
- 13.12.27 「クリスマスの約束」
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小田和正の「クリスマスの約束」。
イブの晩に放映されていた番組を観た。
小田和正は、嫌いじゃないがよく知らない。オフコース(=曲はわりと好き)のメンバーだった位の知識しかない。
じゃ、何故観る?
ふぉふぉふぉ!そりゃもちろん。出演者に拓郎さんの名前があったからで酒よ。
小田和正一人のステージではなく、ゲスト達との共演のようだ。
ところが、いきなり拓カさんの出番だった。
「落陽」から始まり、「今日からそして明日まで」そして「今はまだ人生を語らず」と続く。
私からすれば、卒倒しそうな曲のパレードなのだが、観客のノリは今ひとつ。
何故だろう???
そうか!わかった!
これは、拓カのステージではないのだ。彼はゲストの中の一人に過ぎない。
観客はあくまでも小田和正のファン。
そりゃ、無理だわな。「落陽」で泣けるわけないよね。
テレビの前で一人浮いていたカッパちゃんで酒た。
次から次へと出てくるメンバーも素敵だったが、あかん。私は今のミュージシャンを知らなさすぎる。
素敵な曲も多かったが、明日も早いので、とりあえず今日はここまで。
- 13.12.28 ラッキーアイテム
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あまりゲンを担ぐ方ではないが、「この服を着た日には良い事があった」とか「こんな夢を見た日には良くない事が起きた」とかは、結構覚えている。
もちろんすぐに忘れてしまうのだが、同じようなことが続くと、「あれこの前も」と、以前のことを思い出す。
例えば、カッパのおパンツを穿いていた日に(そんなのあったらのお話で酒よ)良い事があったとしよう。
1回だけなら偶然だが、カッパのおパンツを穿いた別の日にまた嬉しい出来事があれば、カッパおパンツ=私のラッキーアイテムとなるのだ。
しかし、カッパおパンツの日(しつこいけど、例えばだからね)に今度は悪い事が起きたら、その段階でラッキーアイテムは取り消し、終了だ。
現在進行中のラッキーアイテムは「靴」。
靴は一足ばかりを履いているとすぐに傷むので、一応何足かを履き分けている。雨の日用とか普段履きとかね。
ある一足を履いていたとき、ちょっと良い事が続いた。
と言っても、電車に間に合ったとか、電車で座れたとか、どうでもよいような事ばかりなのだが(つくづく人間の小ささが見えま酒ね〜)、嬉しいことは嬉しい。
意識しすぎると、良い事が起きなければ(悪いことが起きていなくても)期待を裏切られたように思え、あまり良くないのだろうが、今日はあえてその靴を履いてみた。
携帯電話は忘れたが、電車では座れた。(ちゃう!そんなんのためとはちゃう!)
今日は良い事があるのだ。絶対に!
いや、なくてはならないのだ。
何かって?
フフフ。ひ・み・つ!と言いたいところだが、生徒にはいきなり当てられたので、告白しよう。
次男が帰ってくるのだ!!
彼の誕生日(入院騒ぎ)以来だから、ほぼ3ヶ月ぶりだ。
楽しみだな〜!
- 13.12.29 ぬる燗
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私は普段、お酒は冷やで呑む。
けれど、頂いたお酒が「燗酒金賞受賞」とあったので、ぬる燗にして呑んでみた。
意外と、美味かった。
まず、香りが広がる。そして口に含むと、ぱぁ〜っと味が広がる。
口当たりも柔らかだ。冷やで呑むときのきりっとした感じはないが、穏やかでホッとする(ホットだけに?)
陳腐な表現しか出来ないのが情けないが、正直、燗酒を見直した。
私の敬愛するI先生は「日本酒は燗に限る。それもぬる燗に」と仰っていた。
そう言えば、先生と「上かん屋」に行く約束は、いつ果たされるのだろうか。来年あたりなら嬉しいな。
- 13.12.30 幸?不幸?
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「良い話と悪い話があるんだけど」と言われたら、どちらから聞きたい?
おっと、良い話だけとかはだめ酒よ!
え?やっぱり。
じゃ、悪い話から。
トイレの水漏れが激しくなった。
つい先日も似たようなことがあったと思ったら、去年の正月だった。
その時は、ハニーに任せっきりで一切関知しなかったが、ハニーは広告チラシが入っていた会社に頼んだようだ。
○○シ○ンとかはよく聞くが、はっきり言って、CMを大々的に打っているような所は絶対にあかん。
その時は、パッキン交換とかで済んだが、2年も経たないうちに同じ症状。
ネットで調べ(この段階で騙されている?)いろいろ問い合わせたら、「いくら何でも2年はないでしょ」とのこと。
もちろん、セールストークを鵜呑みにするほど馬鹿ではないが、聞けば聞くほど胡散臭い世界だった。
今回のリサーチの結果(?)分かったこと。
緊急対応してくれる所は、料金が高い。
他社より1円でも高ければと謳っているだけあって、横並びだ。
お!ここは良心的と思ったら、奈良が対応エリアから外れていた。
やっと、一軒見つけたと思ったら、
「お急ぎで酒か?」と聞かれた。
「それ程でも」と返事をしたら、
「年末でしょ。ちょうど公共事業の工事が入りまして、早くても年明けの・・・」と言われた。
「ふ〜ん。どこの公共事業?」って訊こうかとも思ったが、詮無きことかと諦めた。
結局、その日まで大洪水にならないことを祈るしかなかった。
さて、お待ちかね。では、良いニュースを。
長男も帰宅。やっと、全員が揃った。
家族全員で迎える正月はいつ以来だろう。おそらく3年ぶりか?
年明け早々には東京に行くらしいが、つかの間の幸せを満喫したいと思う。
- 13.12.31 友、遠方より来たらず
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私の一番の親友。名前をMと言う。
昨夜、彼から電話が入っていた。
その頃私は、電話があったのも気がつかず、久々の家族団らんに酔いしれていた。
留守録には「また明日かけるわ」とメッセージが残されていたが、
私は「正月やから帰ってくるねんで。久し振りやな〜。3年ぶりか」と、勝手に再会を決めつけ、舞い上がっていた。
午前中に、待ちきれずに電話をかけた。
「今どこ?」
「(大阪の彼の)実家や」との返事を期待していたが、
「静岡や」と言うではないか。
「え〜!そうなん」内心の落胆を隠しきれず、声のトーンが下がる。
「そう、しかも仕事中!」
「???何で?」
昨年転職したのだと言う。
「大変やってんで!」って、そりゃそうだろう。
精神的にも追い詰められていたらしい。
「何で言うてくれへんかったんや(水くさいやないか)!」と友を責めたが、親友だからこそ言えなかったのかも知れない。
もちろん、会ったところで、果たして役に立てたかどうかは怪しいが、それでもね。
声は元気そうだったので安心したが、何の力にもなれなかった自分が悔しい。
今度、必ず会おうぜ!近いうちにな。