- 18.11.1 B級グルメ
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旅の楽しみの一つは、ご当地の食や文化に触れることにある。
まあ、私の場合は地酒や地ビールが専らではあるが、テレビを見るならローカル局(特にCM)、新聞を読むなら地方版かな。
今回の旅では、ほぼSAごとに休憩していたおかげで、色々珍しいものを見ることが出来た。
越前B級グルメのボルガライス(オムライスにとんかつが乗っている)や、福井B級グルメのソースカツ丼は実際に食した。
(ボルガライスは結構美味。しかし、ソースカツ丼はカツがあまりに貧弱で、まともな店なら美味いのだろうが、残念!)
福井限定の恐竜コカコーラは写真だけ。
限定商品に弱いハニーは見るもの見るもの欲しそうにしていたけどね。
五郎島金時のポッキーは生徒達への土産に購入。反応はまあまあだったかな。
午前中、あちこちを見て回ったものだから、出発は12:00直前になった。
小さな街だが、見所は結構多い。
片岡鶴太郎工芸館なるものがあったり(彼の美術館はあちこちに存在するようだ)、芭蕉の館があったりね。
(芭蕉と山中がどんな関係があるのかと不思議ではあったが、旅の途中に逗留したそうだ。庭が素敵だった。俳句は分からんが)中でも、無限庵なる所はなかなか良かった。
お茶のことなどまるで知らない私だが、管内を案内してくれた老婆(ゾンビではない。年の割(80は超えているだろう)には美しかったぞ)の説明に頻りと頷く。
展示物や調度品には「触らないで下さい」と張り紙がしてあるのに、「まあ、触ってみて下さい」とほとんど全てを触らしてもらえたのはラッキーなのか、ギャグなのか?
少し足を伸ばして訪ねたお寺は、残念ながら無人なのか、誰も出てきてくれなかったけどね。
写真は道すがら見つけた可憐な花。(名前は知らない)
さあ、急がなくては、授業に間に合わなくなる。
再び、250km超のドライブだ。
ところが、ハニーが隣で舟を漕ぎ出した頃、私も睡魔に襲われた。
時間的に余裕はないのだが、SAに車を停め、シートを倒して仮眠を取った。横になるやいなや、高鼾だったそうだ。(自分の鼾で目が覚めたのは初めてだ)
幸い、その後は眠くなることもなく快適なドライブ。
渋滞の表示には肝を冷やしたが、ナビを無視して独自のルートを取ったら、何とか間に合った。危ない危ない。
天候には恵まれなかったが、とても楽しい旅だった。
次の機会は半年後か?けど、それまでにはナビを更新しておかねば。
- 18.11.2 ハロウィーン
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ハロウィーンなんてちらいだ!
社運を賭して挑んだハロウィーンジャンボ。前後賞ふくめて5億円。
ゲットできたと信じて疑わなかったのに、まさかのハズレ!
3000枚も購入したのに、かすりもしなかった。
もう一度言おう。
ハロウィーンなんて大嫌いだ〜!
そもそも、なんで、異民族のお盆を日本人が騒がなきゃいけないの。
理解しがたいわ。
※ 信じないで下さいね。3000枚×→3000円○で酒よ。それでも痛いわ!
- 18.11.3 蒲団
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急に寒くなった。寒いのは北陸だけかと思ったら、こちらもすっかり秋だ。
いつまでも、タオルケットと掛け布団ではいられない。
ということで、先日から毛布と蒲団のセットに切り替えた。
(毛布=ふーふぁ。蒲団=ブートントン。と言っていた我が子達が懐かしい)
おかげで、寒さで夜中に目覚めることなく、ぐっすりと眠れた。
ま、明け方は蒲団を跳ねていたけどね。
- 18.11.4 電話機
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最近、事務所の電話機がおかしい。
取ったら切れる。直後に圏外の表示になったり、充電中と出たり。
着歴を見て折り返しているのだが、面倒なこと極まりない。
スタイルが気に入っていたので、買い換えるのも忍びない。
けど、不都合の方が問題だ。
ハニーに相談すると「電池じゃない?」の一言。
そうだ!きっとそうだ!
よ〜し、早速取り替えるぞ。
で、どうなったかって?
まあ、そう、あせるでない。
結果は、刮目して待たれよ!
- 18.11.5 インク
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そろそろ年賀状の季節。(まだまだ用意はしないけど、イラスト集だけは買った)
自宅のプリンターは、半年ほど前に買い換えたばかり。
まだあまり使っていないが、それでもインクは減っていく。
でも、大丈夫。互換インクだけど、ちゃんと準備してあるものね。
お!一度に3色も交換ランプが点滅したぞ。
「そーか、お腹が減ったか。よしよし、待ってろ。今、交換してやるからな」と、プリンターに囁く変なオッサン。
交換の手順は、良く分かっている。以前の機種と同じ要領だ。
セット完了。さて、互換インクの色はどうかな〜。と、印刷を試みたが・・・。
エラーランプが点灯している。
何故か、インクを認識しない。
「うっそ〜ん!純正じゃないとダメなの。そんなわがまま言わないでよ」と、再びなだめすかすようにプリンターに囁く、やっぱり変なオッサン。
でも、素直に従ってくれないプリンター。
「そんなインクはイヤ!絶対にイヤ」とばかりに、頑として受け付けようとしない。
「この〜!わがまま娘、言う事きかんと返品するぞ!」と脅してもムダだった。
じゃじゃ馬の調教は苦手だ。
仕方が無い。インクの方を返品するか。開封してしまったけどさ。
購入履歴を調べ、念のためインクの対応機種を確認してみると、驚愕の事実が判明した。
対応機種に私のプリンターの番号がないではないか。
私のプリンターの番号は8130だが、対応しているのは8030。
が〜ん!私がうっかりしていたのか。
それとも、安さに惹かれて10番違いくらい何とかなるわと思ったのか。
あ〜あ、これぞ「安物買いの銭失い」の典型。正におバカで酒。
- 18.11.6 脳レベル
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最近すっかりチコちゃんにはまっている呑ちゃん(5才)で酒。
前回の放送では、「どうして中高年男性はオヤジギャグを言うのか?」が取り上げられていた。
私は単純に「オヤジだから」だと思ったが、番組では脳の働きを基に解説していた。
(以下、記憶を辿って再現するが、なんせ呑みながらだったもので、不確か極まりない。誤りはご容赦を)
なんでも記憶を司るのは側頭葉で、右脳の大脳新皮質(連合野と呼ばれる部分)だそうだ。特に言語の記憶はそこに蓄えられるらしい。
そこは30代後半から発達するそうで、1つの言葉から連想される言葉(所謂ダジャレ)は、その言葉と記憶が結びついた産物なのだ。
一方、感情をコントロールするのは前頭葉の部分なのだそうだが、こちらは年令とともに働きが低下する。
中高年男性の場合、知識の蓄えが増える一方、恥じらいを失っていくので、平気でオヤジギャグを口にすることができると言うのだ。
私もよくオヤジギャグを口にする。低学年の生徒には受けるが、6年生くらいになると軽くスルーされることが多い。
番組では、前頭葉の機能は、60才と12才で同等レベルだと言っていた。
あ、なるほどね。だから私は小学生レベルのことを平気で言えるのね。(○○コとか○○チとかさ)
でも、これで私が下品な人間ではないことが証明された。
私という人間が下品なのではなく、脳レベルの低下が原因だったのね。
わ〜い!わ〜い!チコちゃん有難う。
え?違う?まあ、良いではないか。
所詮、私は小学生レベルなのだから。
- 18.11.7 立冬あれこれ
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立冬なんてウソだろう。
今日は暑い。
昨日、生徒達のメールには「寒くなったから注意!」と書いたのに、どうしてくれる。
予防注射をしてきた。(いや、正確には射たれたのだが)
「痛くないですよね」と尋ねると、「痛いですよ」と言われ、実際、痛かった。
「これで大丈夫で酒よね」と聞くと「分かりません」。
「え〜!」思わず、ウッソーンダンスを踊りかけた私。
「予防注射より確実な方法がありますが」と、秘策を授けて下さった。
けど、秘策だけに内緒にしておいて欲しいとのことだったので、ヒ・ミ・ツ!
折角、お街まで出たので、昼食は豪勢に取ろう(いや、実は節食しなきゃいけないので酒。体重がホントにヤバい)と、普段行かない店に行った。
50周年で半額と聞いていたからだ。
おお!行列が出来ている。やっぱりね。と嬉しそうに列に加わった。
メニューを渡してくれた店員さんに、「今日、半額で酒よね」と尋ねたが「違います」とキッパリ!
半額になるのは来週で、行列はたまたま外国人のグループが大挙して押しかけていただけのようだ。
「しゅみませ〜ん」と、列から離れたカッパちゃん。
別のお店(そこもそこそこ混んでいた)で、腹一杯食べて、汗だくになってしまった。
大阪ならではの定食、禁断の「ご飯もの+麺」のセットだ。
こりゃしばらく、痩せる気がしないわ。
電池が届いた。純正品ではなく、同等品。しかも対応機種一覧に子機の番号はなかったが、大丈夫だろう。ちゃんと反応したし。
これで、電話が切れる心配はなくなった(はず)。
目出度し、目出度し。どんどん掛けてきてね!
実は、届いた品物は電池だけではない。
送料を無料にするために、ある秘密兵器もいっしょに購入したのだ。
その名がすごい。聞いて驚くな。
「くるくるまわしてごっそり取れる!」毛づまりごっそりパイプ職人スリム。(←正式名称で酒よ)
まだ試していないが、果たしてどれほど効果があるのだろうか。楽しみだ。 - 18.11.8 チョーク
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チョークは私にとって無くてはならぬもの。
愛用していたチョークメーカー(羽衣チョーク)の廃業を知ったのは4年前。
その時はパニックになった。
慌てて、可能な限り取り寄せようとするも、いい加減なショップに騙され、突如、注文をキャンセルされた。
(店名も晒してやる。オフィスジャパン。この店にだけは二度と係らない)
「入荷に努めます。また連絡します」の言葉を信じた私が馬鹿なのか。結局、待てど暮らせど一切連絡は無かった。
それでも何とか5年分ほどは確保したが、使えば減るのは当然のこと。残り50箱ほどになってしまった。
さて、どうしよう。
当時は、「このチョークがなくなったら私も仕事を辞めるか」などと、半ば本気で考えていた。(スタッフに恵まれなかったせいもあるが、実際酷い状況だった)
現在も、経営状態がさほど改善されたわけではない。
それでも、健康でいられる間は授業をし続けると心に決めた私。あと何年保つかは分からぬが、まだ辞めるわけにはいかん。
と言うことで、代わりのチョークを探していたのだが、羽衣の技術を韓国のメーカーが引き継いだとか聞いていたが、国内のメーカーも同等クラスの生産を始めたらしい。
試しに2ダースほど注文してみた。
書き心地は若干滑らかさに欠ける。しかし、使えないレベルではない。
チョーク界のロールスロイスと言われた羽衣チョークと比べること自体、無理があるのだ。
取りあえずは一安心、と言ったところか。
でも、ネットって怖いね。生産していないはずの羽衣チョーク。僅かに未だ流通しているようだ。
しかし、驚くのはその価格。
当時は1箱500円ほどで入手可能だったが、今はその30倍。
ひえ〜!1箱15000円以上。1本200円以上だ。
え、じゃあ、教室にある在庫を売ったら儲かるかもね。
- 18.11.9 血圧
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「血圧高めですね〜」と、医師から言われた。
「いつもこんな数値ですか?」
「え〜!あまり意識したことありません」
「定期的に計ってみて下さい」
「家には血圧計ありません」
「じゃ、買って下さい」
「そうしま酒」
で、注文した血圧計が昨日届いた。
早速計ってみた。
上が150下が85。高いのか低いのか分からん。
今朝のデータは上が153。下が100。
わ〜い!ピッタリだ!などと、喜んでいて良いのだろうか。
「先生は直ぐに怒りはるから、血圧高いでしょ」などと、その医師には言われたが、こんな温厚な私のどこを見てそのような偏見を持たれるのだろうか。
サッパリ分からん。謎じゃ!
その血圧計は、データが記憶されるそう(優れものじゃ)なので、しばらく続けて計ってみようかな。
ところで、血圧高いと何がいけないのだろう?
少し、調べて見た。
動脈硬化から、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血だと!げ!いけないことだらけやン。
なになに。血圧コントロールの4本柱。何じゃこりゃ?
「減塩」「肥満解消」「節酒」「運動」を心がけるべしだと。
やばい!どれも実行できていない。
塩辛い物は大好きだし、体重は増加の一途をたどっている。運動は全くしていないし、節酒なんてとんでもな〜い!
でも、これはここだけのヒミツにしておこう。
「はい、生活習慣の改善には、十分心がけておりま酒!」
と、日記には書いておこう。 - 18.11.10 授業放棄
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とうとう限界を超えた。
ダメだこいつら。まともにやっているのは1人だけ。
その1人には申し訳ないが、こちらも人間だ。やる気の無い奴を相手に、和やかな授業なんて出来ない。
予定していた授業(質問受け付け)を取りやめ、自習にした。
口先だけのウソやごまかしはもう沢山。
解いてこいと言われた問題を、何故やらぬ。自分の志望校の問題じゃないのか。
「忘れていました」「持ってくるの忘れました」「プリント無くしました」良い度胸じゃないか。
今までは「ダメじゃないか〜、もう」と、改めてプリントを配っていたが、あと2ヶ月で受験本番を迎える奴らに甘い顔をしていても意味が無い。
HOPES通信に「全ては自己責任でお願い致します」と書き、休載宣言まで出したのに、反応したのは一部の保護者だけ。
本人達には何の兆しも見えない。言われた事すらしてこない。
楽をしたけりゃすれば良い。後で泣くのは私じゃない。
しかし、この時期でここまで馬鹿な連中は初めてだ。現実の厳しさが全く分かっていない。
- 18.11.11 数学
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中学高校時代の水泳部の1学年下に数学家がいる。
本職は違うのだが、数学への造詣が深く(東大理学部数学科卒だもんね)、(趣味?で)数学書の翻訳をしている。
私とは比較にならぬほど優秀なのだが、そこは一応先輩を立ててくれていて(ありがたい話だ)、彼が訳した数学書の新刊が出る度に、その本を贈ってくれる。
私の職業を知っていて、「問題作りの何かのヒントになれば」と言ってくれるのだが、一つだけ彼は大きな勘違いをしている。
私はもう、数学ができる賢い高校生ではない。
算数しかできない小学生レベルのおっさんなのだ。
彼の扱う数学のレベルと私の頭脳レベルはかけ離れすぎている。
そう、早い話が難しすぎてサッパリ分からんのだ。
いつも挑戦することはするのだが、たいてい翌日にはギブアップ。
今までに贈ってくれた本で本棚の飾りができるほどだ。(おバカで申し訳ない)
今回も面白そうな本を贈ってくれた。
『ディック・ヘスの圧倒的パズルワールド』とある。
副題に「発想・根気・思考力で挑む」とあるのが、少し気になる(今の私にはそれらの全てが欠けているからね)が・・・。
早速、挑戦。
お!今度は分かりそう。(なものもある)
正解できたものを一つだけ紹介しよう。(正解できたのが一つだけではないぞ)Aは奇数の数字1,3,5,7,9すべてをある順序で含む5桁の数とし、Bは偶数の数字2,4,6,8,0すべてをある順序で含む5桁の数とする。BがAの倍数になることはありえるだろうか。
どうで酒。これなら灘中の入試問題あたりに応用されそうじゃないで酒か。
え?正解はってか。
九去法(生徒諸君にも教えてあるぞ)をご存知の方なら分かるでしょうが、「ありえない」が正解で酒た。
Aを9で割ったときの余りは7。Bは2。7×○→2になるのは最小で○=8のときだけど、それだとBは6桁になってしまうからね。
今回は、諦めずに、もう少し楽しませてもらおうか。
K氏。いつも有難うね。
- 18.11.12 書
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特定の学校の宣伝をするつもりはないのだが・・・。
とある学校の先生がお見えになった。
お話を伺っている内に、あるパンフレットに目が止まった。
「この字上手ですね。生徒さんの作品ですか?」
「そうです。書道部の子の作品です」
「面白いですね。ひらがなのゆめも含まれていますし」
「そうなんです。この子「ゆめちゃん」て言うのですよ」
「え〜!」
若干、話を盛られている気もしたが、大袈裟に驚いておいた。本名なのだろうか。
そう言えば、先日説明会に伺ったときの、学校ビデオにも書道部のパフォーマンスが紹介されていたな。
「対外的な紹介活動が盛んになられましたね」と言うと、「この3年ほどですかね」と素直に喜んで下さった。
「と言うより、今まで(の活動)がなさ過ぎたのですよね」と率直に言うと、照れ笑いで返された。
この先生とは気が合いそうだ。
学校の魅力をどんどんアピールするのはよいことだと思う。今後の活動にも大いに期待したい。
- 18.11.13 冷静に
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いつか見たドラマで、キョンキョンがよく言っていたな。(知らんわな〜)
「冷静に」ってさ。
私が心がけるべき事は、正にこの「冷静になれ!」だ。
感情をコントロールできず、すぐ短絡的な行動に走ってしまう。
これじゃいけない。
若い頃に比べて、多少は改善されたとは思うが、まだまだ足りない。
大いに反省せねば。
そうだ。切れそうになったときは、キョンキョンを思い出そう。
彼女に言われたと思えば、腹も立たないしね。
- 18.11.14 死語
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オヤジの特徴の一つに「いつまでも古い流行語を言い続ける」がある。
私も例に漏れず、よく使う。
「だめよ〜!ダメダメ」や「よっこいしょういち」など、私にすれば授業中の常套句なのだが、どうやら、それらは死語の部類に入るらしい。
流石に、「じぇじぇじぇ」は使わなくなったが。
先日もハニーに指摘された。
「そだね〜!」と返事をすると、
「今時使っている人、もういないよ」と言われた。
「そんなことないわい。北海道の人は使ってる(はずや)わ」と反論。
するとハニー曰く
「そだね〜」
はい、幸せなバカップルで酒。
- 18.11.15 お別れ
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一つの時代が終わった。
今朝、ある方の葬儀に参列してきた。
入院したと娘さんから伺ったのは、この前の日曜日。
金曜日(2日前)の事らしく、「じゃあ、近々見舞いにでも」とお答えしたばかり。(実際、今週の金曜日に行く予定だった)
ところが、火曜日に突然の電話。
「先ほど病院から、父が今日の午後に亡くなったと連絡がありました」
え〜!信じられない。あまりに急だ。
娘さん曰く「日曜日に行ったときは、普通に起きて、歩いて、話していたのに」
最後にお目にかかったのは、5年前。教え子の結婚式だった。
その時「また呑もうや」と言って下さり、「はい必ず」と返事したのに、ついに約束は果たせなかった。
訃報を受けてからの私は、心ここにあらずの状態。
いろいろなことが次から次へと思い出されて、授業の合間も涙があふれる。一人になったらもうダメだ。涙が止まらない。
例えば、塾を立ち上げたときのこと。
氏の強気にどれほど助けられたか。暗中模索の状態で、私一人だったら不安に押しつぶされていただろう。
今思えば、随分つまらぬことで、一喜一憂していたものだ。
おかげで、順調とは言えぬが、なんとかスタートを切ることができた。
保護者への対応は氏にほぼ任せ、私は教科の指導に専念できた。
毎日、必死だった。若かったから、体も無理が利いたのだろうが、ほとんど寝ていない日が何日も続いた。
それでも一期生を送り出すことができた。
オープン当初は、天王寺は地下室(上は焼き肉屋)、奈良は靴屋さんの上を借りて授業をしていたが、次の年には今の天王寺教室に移転できた。
呑みにもよく行ったし、旅行にも何度か連れて行ってもらった。(それ以来、社員旅行なんて行っていない)
息子達もよく可愛がっていただいた。
当時の写真が出てきた。まあ、何と私の若いことか。髪の毛もあったしね。
思えば、あの頃が一番楽しかったのかも知れぬ。
「自由に生きる。思いのまま、風のように」
一時期かかわっただけの私が言う立場ではないが、氏の人生を表現するにはふさわしい言葉ではないだろうか。
おそらく悔いの無い人生を送られたのだと思う。
棺の中の氏は、穏やかな顔で眠っておられた。
「ありがとうございました。あの世でまた一緒に呑みましょう」と、最後のご挨拶をさせていただいた。
返事はなかったが、きっと待っていて下さるに違いない。
さようなら 大田 明 先生
本当にありがとうございました
安らかにお休み下さい
- 18.11.16 訃報続き
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喪中を知らせる葉書が届く度に、ドキッとする。
今までなら、顔もよく知らない親戚とか、保護者の親(生徒の祖父母)が多かったが、最近は身近な人が多くなってきた。
生徒の保護者(私より若いことも)の場合は、驚きと共に「何故?どうして」と考えてしまう。
昨日届いた葉書には、お世話になった先生がお亡くなりになったとあった。
何と言うことだ。
最近はご無沙汰していたが、風の噂ではお元気だと聞いていたのに。
この先生にも大変お世話になった。
何度呑みに連れて行ってもらった事か。
一時期は教育顧問をお願いしていた事もある。
沢山のことを教えて頂いた。
どんどん私の回りからお世話になった方がいなくなっていく。
寂しい限りだ。
- 18.11.17 錯覚
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身近な人やお世話になった方が相次いで亡くなったからか、それとも最近読んだ小説(原田宗男『どこにもない短編集』)の影響なのか、 はたまた少しだけ見たTV(世にも奇妙な物語)のせいなのか、確たる理由は分からない。
しかし、時折「私は誰なのだ」という感覚にとらわれる。
一体私は誰なのだ。自分では自分だと思いこんでいるが、本当にそうなのか。
さらに突き詰めれば、私は生きているのか死んでいるのか。
私が存在している(と思っている)世界は、現実なのか幻なのか。
本当はとうの昔に肉体は消滅していて、精神(=魂?)だけが残っているのではないのか。
以前にも似たような疑問が生じて、しばし悩んだことがある。
そのときは、どんな結論を出したのだろうか。
記憶に残っていないから、そのうち忘れてしまったのかも知れない。(きっとそうだろう)
さて、今回はどうなることやら。
気のせいなら良いのだが・・・。
- 18.11.18 ヌーボー
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暗い話ばかりではないぞ。
今宵は、ワインで乾杯じゃ。
え?何に乾杯?何て聞かないの!
取りあえず、ヌーボーが呑めたことにかな。(解禁からは数日経っているけどね)
早く帰宅できる日は鍋と決まっている。
ワインに合う鍋?
チーズフォンジュしかなかろう。
と言うことで、ハニーに無理を言って用意をお願いした。
あれって、具が色々あるから面白いんだよね。流石に油揚は却下されたけどさ。
我が家で、食するのは久し振り。
最初は串に刺して上品に頂いていたが、最後は結局いつものぶち込み。
ま、美味しけりゃ良いでしょ。
調子に乗って、ロゼと赤を両方とも空けてしまった。
え?新種のできばえ?
そんなん、知らんがな。
美味しかったりゃ良いんとちゃう?
お休みなさい。
- 18.11.19 寒くない?
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11月も半ばを過ぎれば当たり前なのかも知れないが、最近少し寒くないだろうか?
上着は先月から冬物に。下着も既に数日前からヒートテックに代えている。
おかげで、日中寒さを感じることはないが、帰宅時にはコートが欲しいと思うこともある。
半袖の生徒達に「寒いよね」と言ったら鼻で笑われた。
年を取ったからか?
いや、断じて言おう。
お前らがおかしいんじゃ〜!
あれ?けど、私も小学生時代は、年中半ズボンだったな。
まあ、そのズボン。お尻も前も鼻水でテカテカに光っていたけどね。
げ〜!キモ〜!!なんて言うなかれ。
当時は、そんな子どもばっかりだったんだよ。
って言っても、きっと、わかんね〜だろうな〜! - 18.11.20 故障
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突如、メールの送受信ができなくなった。
げ!生徒達へのメール、まだ終わってないのに。
まあ、PC子ちゃん。いつものご機嫌斜めだろう。と高を括っていたが、再起動をかけても繋がらない。
自宅のPC。受信はできるが送信はできない。
ついに、事務所のPCもか。
けど、それだと困るんだけどな〜。
何度試みても結果は同じ。
おかしい。ネットは繋がる。
サーバーのサイトを見ると、故障発生で「メールにログインできない」とあった。
良かった良かった。
こちらのせいではないのだから、時間が解決してくれるはず。
生徒諸君。明日には届くから待っててね〜。 - 18.11.21 カパルくん
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なに〜!カッパのキャラクターが「ゆるキャラグランプリ」にて日本一に輝いただと〜!!
目出度いことだ。
カッパ一族の末裔としては、喜ばずにはいられない。
どれどれ?
ふ〜ん。この子が「カパルくん」か。
これと言って印象的なキャラじゃないんだけど。
どうしてこいつがグランプリなのか。謎じゃ。
おっと、いけない。仲間を貶すなんて最低だ。
人の風上にも置けない。いや、カッパの川下にも置けない奴だ。
ところで、今回の「ゆるキャラグランプリ」では、投票に組織票があり、不正だとか騒がれたらしいが、果たしてどうなんだろう。
自社製品を宣伝するのと同じじゃないのかな。むしろ、企業努力を褒めてあげても良いのではないか。
私には悪いことだとは思えないのだけどな〜。(おかしい?)
ま、そのおかげで、仲間が1位になれたのだけどさ。何か複雑じゃ。
え?どうでも良いってか?
慥かにそうで酒ね。けど、私も一応カッパだしさ。
- 18.11.22 時間割
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冬期集中講座の時間割を作成した。
う〜ん。なかなかタイトだ。
連日朝一から授業で、一日も休みはない。ま、当然かな。
けど、2学年の授業を平行して行うため、スタッフにも朝から来てもらわなければならない。
一抹の不安は残るが、まあ、短い期間だから大丈夫だろう。
6年生にとっては、これが正真正銘の土壇場になる。
さあ、皆の衆。ラストチャンスで酒よ。
- 18.11.23 散歩
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天気が良かったので、朝からお散歩。
なんて、気楽なことは言ってられない。
世間は休日なれど、私は午前中から授業。
なのに、環状線は止まっている。何でじゃ!
こうなりゃ歩くしかないじゃないか。
と言うことで、2駅分歩いた。(久し振りだ)
しかし、思わぬ新発見も有り、得した気分。
いつもは夜見ている景色も明るいと感じが違うのだ。
まあ、たまには歩くのも良いかな。
これ(ぽっち)でダイエットができれば、嬉しいのだけどね。
- 18.11.24 間違い発見
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何とも恥ずかしい限りだ。
解答ミスが判明した。
教材のタイプミスや宿題解答の間違いは(偶には?)ある。
しかし、そんな時には(目の前にいる生徒達相手だけに)すぐ訂正を出せる。(だから、許される訳ではないが)
ところが、今回見つかった間違いは、それが不可能だ。
何故なら、それは30年ほど前に私が出版した問題集の中の1題なのだから。
先ずは、問題を見て頂こうか。
その問題集は、難易度及び出題頻度に応じて3つのレベルに分けて編集したのだが、この問題は、そのレベル1に選んだもの。
おそらく「こんなの簡単だわい」と、舐めきっていたのだろう。
慥かに当時の私は、解けない問題など無かったし、どんな問題でも数秒で解くだけの自信もあった。
その思い上がりが招いたミスなのだが、本当に情けない。
賢明なる諸君なら、複数の正解があるのは瞬時にお分かりだろうが、愚かな私は4つだけ答えを示した。
しかし、正解はもっともっと多かったのだ。その何倍もね。(16通りかな)
その問題集は今では絶版。これ以上の恥を晒さぬに済むことを、せめてもの幸いと思いたい。
ただ、絶版の理由を出版社が学習参考書から手を引いたからだと思っていたが、実はもっと違うことが原因だったのではと思うと、冷や汗が流れる。
はい、もっと謙虚になりま酒。これからは。
って、もう遅い? - 18.11.25 2000円札
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久し振りにお目にかかった。
長男が中学生の時以来だから、10年以上前になるか。保護者から預かったテスト代金。
あれ?5000円?多すぎるぞ。と思ったら、2000円札だった。
驚いた。今でも流通しているのか。
少し調べてみると、今でも流通しているそうだ。
ただし、入金はできても出金はできないらしい。
こりゃ貴重品だ。
新札に近い状態だったし、記念に取っておこうかな?
けど、金欠状態だから、すぐに使ってしまうかもね。
- 18.11.26 夢
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嫌な夢を見た。
悪いことが起きなければ良いのだが・・・。
- 18.11.27 聞き飽きた
-
最近やたらと耳にするフレーズ。
「平成最後の○○」
もう、ええっちゅうねん!
特に、イベント関連に多い。
何でもかんでも商売に結びつけようとするさもしさ。
うんざりやわ。
こちらは「平成最後の中学入試」で頭いっぱいや!
- 18.11.28 エッシャ−
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死に神め。とうとう、私の同級生にまで手を出しやがった。
友人の訃報を受け、動揺している。
ネットニュースでその報を知ったのだが、まさか?と我が目を疑った。
退院して、順調に回復しているものだとばかり思っていたのに、残念で仕方ない。
そんな心境で展覧会なんて行くもんじゃないね。
全く心が動かなかった。
エッシャー展。あべのハルカスで行われていると聞き、絶対行くぞと楽しみにしていたのだが・・・。
エッシャー展には、大分昔(息子達がまだ小学生だった頃?いや、もっと前?)に東京で行われているときに、行ったことがある。
だまし絵(錯視)で有名だが、その理屈は私には分からない。
ほえ〜!ふへ〜!と感嘆するばかりだ。(なんちゅう感嘆符やねん)
全く楽しめない心境だったので、早々に会場を後にした。もったいな〜。
今夜の通夜には顔を出させてもらうつもりだが、切ないな。
生徒諸君。ちらっと迷惑を掛けるが、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 18.11.29 さらば友よ
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友に最後の別れをしてきた。
けど、まだ、頭の切り替えができていない。
早すぎるやないか。あほんだら。
好きなように生きやがって、とことん勝手な奴や。
遺された仲間のことも少しくらい考えんかい。
みんな、おまえのファンやってんぞ。
無茶苦茶な奴やったけど、みんなおまえのこと好きやってんぞ。
もう、一緒に呑まれへんやないか。
心の中でいくら叫んでも、返事はない。
棺の中で静かに眠る友。
物言わぬ彼に、最後の酒を呑ませてきた。
お前の好きやった獺祭やぞ。
同級生達の手で、口の周りを湿らすだけだったが、満足してくれたか。
え?飲み足りん?
あほ!天国で待っとれ!そのうちみんな行くから、また騒ごうぜ!
昨日の、通夜はまるでミニ同窓会の様相。10数名の同級生が集まった。
人は悲しくても笑えるんやな。
ただ、やはりみなショックを受けていたようだ。
いつもになくハイテンションの強面の大学教授。
いつも通りに飲みつぶれ眠っていた弁護士もいたけどね。
彼の悪口を言いながらも、みな悔しそうだった。
そりゃそうだ。彼は俺たちのスターだったのだから。
寂しくなるな〜。
- 18.11.30 獺祭
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旭酒造のHPによると、獺祭と命名した由来は
弊社の所在地である獺越の地名の由来は「川上村に古い獺がいて、子供を化かして当村まで追越してきた」ので獺越と称するようになったといわれておりますが(出典;地下上申)、この地名から一字をとって銘柄を「獺祭」と命名しております。獺祭の言葉の意味は、獺が捕らえた魚を岸に並べてまるで祭りをするようにみえるところから、詩や文をつくる時多くの参考資料等を広げちらす事をさします。
とあるが、
獺祭から思い起こされるのは、明治の日本文学に革命を起こしたといわれる正岡子規が自らを獺祭書屋主人と号した事です。「酒造りは夢創り、拓こう日本酒新時代」をキャッチフレーズに伝統とか手造りという言葉に安住することなく、変革と革新の中からより優れた酒を創り出そうとする弊社の酒名に「獺祭」と命名した由来はこんな思いからです。
同級生によると、「勝谷君が『獺祭は僕が命名してプロデュースしたんだよ』と言っていた」らしい。
まあ、彼の著書に「獺祭 この国を動かした酒 (扶桑社新書)」があるし、実際、この酒が脚光を浴びる前からあちこちで紹介もしていたらしいから、あながちウソではないのだろうが・・・。
今後、獺祭を呑む機会があれば、その度に彼のことを思い出したい。