- 18.3.1 天才
-
数学者岡潔のドラマ「天才を育てた女房」を観た。
岡潔という人物については、名前を聞いたことがある程度で、殆ど知らなかった。
天才故に周りから理解してもらえず、しかし彼の妻だけは彼を信じて支え続ける。
素晴らしい話だ。ドラマだから少しは脚色があるだろうが、ほぼ実話だろう。
とても感動した。
彼とは比べものにはならないが、私も周りから理解されているとは言い難い。
自分の想いを貫く難しさは少しだけ分かる。
支えてくれている人たちの有り難さも感じている。
私はまだまだ足りない。もっと精進しなければ・・・。
ふと、彼のことを思い出してしまった。元気でいるだろうか?
- 18.3.2 負の感情
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負の感情が抑えきれなくなる。
良くないことだとは分かっている。
しかし、そういうことが偶に起こる。
そんな時は、誰とも話したくない。
口を開けば、余計な事を言ってしまいそうだから。
そんな時は、眠るに限る。
酒を呑んで、ひたすら眠る。
目が覚めたら、気分も変わっているだろう。
そう願いたい。
- 18.3.3 おかえり
-
27期生達が帰ってきた。
と言っても、彼らが旅に出ていたわけではないのだが・・・。
中学幾何コースの授業が始まったのだ。
入学準備講座ではない。
10回限定ではあるが、幾何の面白さを知ってもらい、なおかつ論理的思考を身につけてもらうための講座だ。
本当ならば1年間くらいみっちりやりたいのだが、(以前は半年間やっていた)定期考査のたびに欠席する者が多く、また学校によってその時期がまちまちなので、足並みが揃わないため、断念した経緯がある。
生徒達は熱心に授業を受けてくれた。
私もノリノリで話させてもらえたし、非常に楽しかった。
少しだけ大人びたかなと思える生徒もいた。
短い間だけど、みんなヨロシクね。
- 18.3.4 開花
-
月ヶ瀬で買った鉢植えの梅。
部屋の中に置いておいたら、あっという間に開花した。
もらった枝も花をつけたし、家の中が一気に春らしくなった。
室内で花見ができるなんて最高だね。
けど、わ〜いわ〜い!と喜んでばかりもいられない。
母がインフルエンザに罹ったようだ。
今は少し下がったが、39度を超える高熱が続いたらしい。
病院には行ったそうだが、心配だ。
早く回復してもらいたい。(3/5平熱に戻りま酒た)
- 18.3.5 探し物と買い物
-
生徒に見せると約束した本。
教室にあるかと思っていたが見つからず、自宅捜索。
しかし、埃まみれになりながらの捜索活動も空しく、ついに発見できず。
まあ、不要物を少し処分できたから良しとしようか。
今日は来客が相次いだ。
午前中に一校。午後からまたもう一校の先生がお見えになった。
その合間を縫って、買い物へ。
卒業記念パーティのためのグッズを色々と揃えた。そのとき見つけた、カッパのハンコ。
思わず購入。
エロガッパのシールやバッチもあったけど、こちらはパス。
当然で酒よ。だって、呑ちゃん、紳士だも〜ん。
- 18.3.6 17期生
-
17期生といえば、もう22歳。立派な成人だ。
昨夜は、そんな大人2人と呑んだ。
一人は現在スタッフとして働いてくれているOくん。
以前は毎晩のようにスタッフと呑んでいた私だが、最近はとんとご無沙汰で、彼と呑むのはまだ2回目。
そのOくんと仲の良かったHくん(幼稚園時代からの付き合いだと言うから驚く)が少し前に訪ねてくれた。
しかし、その日は既に予定が入っていたため、また後日ということで昨日になったのだ。
場所はいつもの居酒屋さん。
先ずはビールでかと思いきや、いきなりウイスキーと焼酎から始まった。
オーダーする料理も私の好みとは微妙に違う。そりゃそうだね、年の差35は大きいよね。
私の頭の中では「永遠の子ども」だった彼らだが、しっかりしたことも言うようになり、それなりの成長を見せてくれた。
ただ、まだ「立派な大人」とまではなりきれていないような面も残っていた。
まあ、自分の22歳を思い出しても似たようなものだっただろう。
彼らの今後の成長を楽しみにしたい。
店を出たのは結構遅かった。幸い、まだ終電は出ておらず、何とか間に合ったのだが、目覚めたのは終点の駅だった。
ごめんね、ハニー。迎えに来てもらって。
タクシーに乗るお金も残っていなかったのよ。
反省。
- 18.3.7 故意?
-
今日のタイトルが、「恋」ならばどれほど嬉しかっただろうか・・・。
とある学校から訪問を受けた。
今年は入学者もいることだし、よろしくお願いしますと、ひたすら低姿勢で応対するつもりでいた。
やって来たのは、若い女性。
一瞬不安がよぎる。案の定、こちらの質問には曖昧な返答ばかり。
それでもにこやかに話を続けていた。大人でしょ。
しかし、手渡された入試問題を見て、顔色が変わった。
まただ。
誰かが解いた跡がある。
もういい加減にしてよ。
一度なら偶々と言えるかも知れないが、流石に2年も続くとね。
「これはわざとですか?」と、心ならずも言わせてもらった。
こんなことで学校を判断するつもりは毛頭ないが、甚だ残念である。
付き合い方を少し考え直させてもらおうかな。
- 18.3.8 雨
-
「春に三日の晴れなし」だとか、「春雷」「春一番」など、春の荒天を表す言葉は多い。
今日も激しい雨が降るらしいと聞いて、傘を持って出かけた。
しかし、事務所に入るまでに雨には遭わず、帰る頃には雨が上がっていた。(途中は激しかったらしいが、私は一歩も外に出ていない)
さて、この傘どうしよう。
折角持ってきたけど、置いて帰ろうか。
いやいや、万が一と言うこともある。持って帰ろう。
珍しく、予感があたった。
電車を降りたら、なんと土砂降り。
まさに”rain cats and dogs”だった。
おかげで、濡れずに済んだ。
明日は暖かくなるらしい。
三寒四温の言葉通りだ。
こうして少しずつ春になっていくのね。
しかし、いくらネタに困ったとは言え、天気のことを書くようになったらあかんね。
この日記ももう終わりかな。
- 18.3.9 恩師退官
-
中高でお世話になった先生が退官された。
もちろん、直接連絡があったわけではなく、校長先生のFacebookで知っただけなのだが。
中学1年生の時から6年間受け持っていただいた。
息子もお世話になったし、クラブで可愛がってもらった教え子もいる。
息子の在校時代には、いつお目にかかっても「お!親バカ、また来たか」だったし、息子の卒業後も進路のことで色々とアドバイスを下さった。
何より、私の未成熟極まりない(恥ずかしい)時代をよくご存知なのだから、永遠に頭が上がらない。
私の卒業式のときに掛けて下さったお言葉は「おまえ、予備校の試験には落ちるなよ」だった。
お世話になった先生がまた一人、現役を退かれた。(お亡くなりになった先生方も多い)
定年退職なのだから仕方ないとは思うが、寂しい限りだ。
2年前にお目にかかって以来ご無沙汰だったが、幸い、写真を見る限りでは相変わらず若々しいお顔だった。
先生。ありがとうございました。いつまでもお元気でいて下さい。
- 18.3.10 ささくれ
-
気持ちが荒んでいる。
原因に、心当たりはあるものの、特定はできない。
今の症状?
簡単に言えば、他人を認められない。
例えば、好きな作家の一フレーズに「何でこんな稚拙な表現を選ぶのか」と突っ込んでみたり(恐らく作者の意図に気がつくのはかなり先のことだろう)、観ているテレビに「下らない」「つまらない」を連発してみたり。
こんな調子じゃ、身近にいる者達はたまったもんじゃない。
大人なら、まだ躱す術も知っていようが、子ども(生徒達)は、そこまで長けていない。
気を利かせたつもりの発言が、火に油になることも。
解決策?
私も馬鹿ではない(つもり)。それこそ、躱す術は山ほど身につけている(はずだ)。
しかし、どれも根本的な解決には繋がらない。
あ〜あ。困ったものだ。
しばらくは、この情緒不安定と付き合うしかないのかな。
- 18.3.11 検査結果
-
健康診断の結果が届いた。
正直、素人には判断つきかねる点ばかりだった。
笑い飛ばせるならばそれまでなのだろうが、要再検査の項目もあったも慥かだ。
一度誰かにアドバイスをいただけたらと思う。
ただ、私は治療のための入院はしたくない。
長期の休みになると、生徒達に迷惑がかかるからだ。
もちろん、緊急にの話ではないが、今の気持ちは「明日より今」かな。
健康の大切さ、年を取るごとに、しみじみと感じる。
- 18.3.12 同級生
-
こんな事ってあるんだ。
先ずは、この日記を読んで頂きたい。
誰か知っていたら教えて頂戴。と書いて締めてある。
そしたら、なんとご本人が連絡をくれた。
小学校4年生の夏に別れて(彼が転校してしまった)以来だから、え〜と47年ぶりか?
「偶然Facebookのページにつながり、そこから塾のホームページに辿り着いた」とメールにはあった。
彼も私のことは覚えていてくれたらしい。
嬉しいな〜嬉しいな〜。
今度会おうという事になっているが、まだ日取りは決定していない。
でも、はたして、お互い相手を認識できるだろうか。
- 18.3.13 3期生と9期生
-
日曜日のお話。
大学入試が終わり、21期生の数人が報告に来てくれた。
残念ながら、希望通りの進学を決めた者はいなかったが、まあ倦土重来を期待しよう。
本来なら、もっと話を聞いてあげるべきだったのだが、生憎その日は先約があった。
3期生と9期生の2人と食事に行く予定にしてたのだ。
3期生の子とは20数年ぶりに会う。しかも女の子。
けして浪人決定の野郎達と彼女を天秤に掛けたわけではない。
悪く思うなよ。あくまでも先約を優先しただけだ。
それにしても、人の縁とは不思議なものだ。
3期生と9期生の2人に血の繋がりはない。
だけど、兄弟なのだ。
2人の親同士が再婚したのだ。
私も初めて聞いたときは驚いたが、本人達はそれ以上の衝撃だったに違いない。
「まあ、もう慣れましたけどね」と笑っていたが・・・。
いやいや、そんな事情を詮索するための宴会ではない。
9期生の就職を祝うのがメインだったのだ。
紆余曲折を経て、やっと自分の夢を叶えた彼。
よくがんばったね。途中から酔いも手伝い涙を流していた私。
これからも精一杯生きろよ!応援しているからね。
- 18.3.14 ホワイトデイ
-
義理だとは分かっていても、最近は一応お返しをすることにしている。
先日、街に出かけたとき(この表現、なんちゅう田舎もんや)、見つけたグッズ。
なんでも上手く育てたら花が咲くらしい。(写真は撮っていない。だって、他人様にあげる物だからね)
それにお菓子を添えて、もらった生徒達には渡すことができた。
けど、何か忘れている。
心に引っかかる物があるのだが、それが何か分からない。
あ!そうだ!
やっと分かった。
ハニーにお返しをしていなかったんだ。
げ!どうしよう。
真心なんて、要らんって言われるよね。
けど、お金もないしな〜。
ま、その内まとめて。と言うことで・・・。
ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 18.3.15 失意
-
必要以上に自分を良く見せようとは思わない。
しかし、誤解されるのは嫌だし、低く見られるのも嫌だ。
人の心は分からない。
だから、仕方ないことかも知れない。
しかし、善意を悪意に取られたり、偏見や先入観で判断されたりするのは、正直辛い。
気にしなきゃいいやん。
それは分かっているのだけどね。
あ〜あ!元気出ないわ。
- 18.3.16 満員御礼
-
今日は全体保護者会。
生憎の悪天候にもかかわらず、なんとほぼ全員の方が出席して下さった。(午前の部)
会の開始10分前にはゼロだったのに、話し始めてからボチボチと。気がつけば満席状態。
嬉しいけど、緊張したわ。
モチベーションを維持するための方法を私なりに話させてもらったが、上手く伝わっただろうか。
ここで再現するつもりはないけどね。
疲れはしたが、心地よい充足感が伴った。と、自己満足。(相変わらず甘いね、自分には)
私の想いが(保護者経由ででも)生徒達に届くことを願うばかりだ。
- 18.3.17 花粉症
-
長男が帰ってきた。
花粉症になって。
花粉症。正しくは「季節性アレルギー性鼻炎」と言うそうだ。
こいつは、突然発症するらしい。
去年まで大丈夫だからと安心はできないと聞く。
少し調べてみた。
花粉症とは、体内に花粉(アレルゲン)が入ってきたとき、それを排除しようとする、「免疫反応」によって、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状が起こることをいいます。
だそうだ。けど、難しくて分からないや。
花粉症の主な原因は、抗原抗体反応によるものです。空気中を浮遊しているスギ・ヒノキ・イネの花粉などのアレルゲン(抗原)が鼻粘膜に付着すると、体内に抗体が作られ、肥満細胞という名の細胞とくっつきます。
その後、再びアレルゲンが侵入すると、肥満細胞からヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が放出され、ヒスタミン受容体(ヒスタミンを受ける鍵穴)と結合し、鼻水、鼻づまり、くしゃみ等のアレルギー反応を起こします。
どうやら、症状を抑えることはできるようだが、完全に治すことはできないみたいだ。
気の毒だとしか言いようがない。
毎日、グラウンドに何時間も立っているから、防ぎようもないのだろう。
薬は飲んでいたが、辛そうだった。
おさらばしたくてもできないのなら、上手く付き合っていくしかないのかな。
- 18.3.18 レフリー
-
サッカーは審判のことをレフリーと言うらしい。
いや、正確にはレフェリー【referee】だそうだ。
ボクシング・レスリング・サッカー・バレーボール・バスケットボールなどの、審判員または主審のことだ。
長男は、サッカー部の顧問をしているので、公式戦でレフリーを務めることもある。
高校の試合では、主審が大人で線審(副審)は生徒の場合も多いそうだが、主審は結構大変らしい。
ラフプレイもあるし、勝敗を左右するような微妙なタイミングを瞬時に判断しなければならないからだ。
昨夜は、そんな彼の苦労話を「ほう、ほう」と肯きながら聞かせてもらった。
楽しい時間は穏やかに流れていたのだが、酔いも手伝ってか、私が突然、声を荒げてハニーを攻撃してしまった。
一瞬、空気が凍りついた。
そこでレフリーの登場だ。
どのような裁定を下してくれるのかと期待したが、
「まあ、そこは大人同士で解決してや」とつれない返事。
しかし、慥かにその通りだ。
タイミング良く突っ込んでくれたおかげで、それ以上場の空気は険悪にならなかったし、名ジャッジだったと言えよう。
息子に感謝だ。
日が変わった頃に、私がダウンし、宴はおひらきに。
今度はいつ会えるだろうか。次は、次男も一緒に呑みたいものだ。
長男は、この時期は呑み会が多いと言っていた。ただでさえ忙しいのだから、体にはくれぐれも注意してもらいたい。
- 18.3.19 天満
-
昨夜は天満で呑んだ。
何故、天満?
30年来の友人とだったが、久し振りだったので少し変わった店に行こうかと考えたのだ。
もちろん初めて行く店だ。
完全予約制の焼き鳥屋。(2週間以上前の予約は受け付けない)
来店は必ず全員が揃ってから。入店時刻が遅くなっても早くなっても、必ず事前に連絡を入れること。
等と、やたら、しばりの多い店で、おまけに完全禁煙。私は構わないが、友人は割とヘビースモーカー。
いつ暴れ出すかと心配したが、杞憂に終わった。(お互い、いい年だもんね)
慥かに美味しかったし、日本酒のレベルも高かった。
愛想が良いとは言えないが、夫婦2人で切り盛りしているのだから、まあ許せる範囲か。
次回は、ハニーと行ってみようか。
友人は変わっていなかった。
話しぶりも、話す内容も、全く昔のままで、嬉しくなってしまった。
還暦を過ぎたとは言え、少しも老いを感じさせないしね。
それにしても天満という街。
底知れないエネルギーを感じさせる。
駅前は飲み屋がずらりと並んでいるし、いや駅前だけではない。ずっと奥まで続いている。
しかも、どの店も大抵満員。入店待ちの行列が出来ている店もあった。屋台にも人があふれ、賑やかだ。
元気があればいくらでもハシゴができそうだ。(私たちは、大人しく1軒だけで帰ったが)
実際、私の同級生はよく天満に出現しているらしい。
コストパフォーマンスが高いのが人気の所以だろうか。
侮れない。探険してみる価値はありそうだ。(時間はないけどさ)
- 18.3.20 立方体
-
ボンドにも消費期限があることを初めて知った。
先日の授業で立体の切断を取り扱った。
黒板に書く図でもある程度は理解できるだろうが、実物を見た方が絶対に早い。
今までは、生徒達にはこう言っていた。
「お家に帰ったらこう言うんだよ。『冷や奴が食べたい。絶対食べたい!』ってね。
そしてね。食べるときは『ナイフで食べたい』って言うんだよ。
切れないナイフってあるでしょ。それを使うんだぞ。包丁は絶対にダメだからね。
そして、豆腐をそのナイフで切って、その切断面をよく観察するんだ。けど、写真は要らないよ」とね。
あ、冷や奴も豆腐一丁丸ごと食べたいって言うのだぞ。麻婆豆腐は絶対にダメだよ」
ところが、中には豆腐が嫌いな生徒もいる。
そんな生徒には「羊羹で」と言ってきたが、羊羹となると値が張る。
苦情が来たこともあったっけ。
そんなわけで、今回は実演すること。
お掃除用のスポンジを買ってきて、それを立方体に。
けど、それだと小さすぎるから、先ずは重ねて大きなサイズにしなければならない。
教室にあったボンドを使おうとしたが、古すぎて全く役に立たなかったのだ。(あ〜、くどい説明)
調べてみると、大体1〜2年で使い切るようにとあった。
こりゃあかんはずや。だって、10年以上前の物だからね。
さて、本日切断してみた。
割と上手く切れたのではないだろうか。
生徒達も喜んでくれたし、全く同じ物が2つ出来た時は、私も少し感動した。
実は、立方体を作ってくれたのはハニーだ。ホントにありがとね。
ところで・・・。
今日は、明日のパーティに備え、散髪に行くつもりにしていた。
しかし、が〜ん!お店休みで酒た。第2第3火曜はお休みだったのね。先週の火曜日が休みだったからてっきり隔週かと思っておりま酒た。
とほほ。どないしよ?
ま、ハゲやし。切っても切らんでも同じか?
- 18.3.21 パーティ
-
「1年の内、一番楽しい日はいつか?」と問われれば、私は間違いなく『たこ焼きパーティ』の日を挙げるだろう。
今年も無事行うことができた。
しかし、いつもにましてバタバタだった。
明け方は大雨。
事務所に入ったのは8:00前。雨足はまだ強い。
午前中に授業を入れていたが、それより先ず散髪だ。
店のシャッターが開くと同時に駆け込み(8:30)、無理を言って超特急で仕上げてもらった。
幸い間に合ったが、後数分遅れていたら、2番目の客になり、間に合わないところだった。
授業をしていると、ぞろぞろと数名の卒業生(21期生)が入ってきた。
前日にもらったメール「明日行ってもいいですか?」には、「明日はたこ焼きやから君たちの相手はしてやられへんで」と返事をしたのだが、その返事はなく、いきなり現れた。
まあ、久し振りに会う生徒達に「帰れ!」とも言えない。
取りあえず、パーティにも参加してもらおうか。食事の用意はしていないが、何とかなるだろう。
ところがスタッフが現れない。準備もあるから11:00には来るようにと命じていたのに、ホント頼りにならない奴ばかりだ。
卒業生とゆっくり言葉を交わす暇もない。授業をしながら、追加の注文を出したり、手伝いに来てくれたハニーに指示を出したり。
授業は無事終わったが、居残りの生徒までいる始末。可哀想だが、かまっているヒマはない。
飲み物を調達、銀行にも行き、何とか出迎えの用意は調った。
12:00を回った頃から、主役の27期生達が登場。
その頃は雨も上がり、(私の中では)良い感じになってきた。
定刻になり、パーティ開始。
さあ、乾杯だ。
いや〜、呑んだ!呑んだ!ビールに日本酒、ワインにまた日本酒と。用意していた一升なんてすぐになくなり、当日頂いたお酒まで飲み干してしまった。
21期生達も盛り上げてくれたし、楽しい時間を過ごせた。
いつもは危うくなる意識と記憶も、今回は割としっかり残っていたように思う。
さあ、充電はバッチリ完了。
明日から春期の講習会。またバリバリやるで。
- 18.3.22 モテ期?
-
有り難い話だ。
最近、新規の入塾問い合わせが多い。
ひとえに、紹介して下さった方のおかげだ。
しかし、手放しでは喜べない。
低学年の方もいらっしゃるが、新6年生が多いのだ。しかも集団授業ではなく、個別授業を希望する方ばかり。
もちろん何とか対応して差し上げたいのだが、もうダメだ。とうとう、空き時間がなくなってしまった。
もともと、時間に余裕があるわけでなし、やりくりをして調整していたのだが、2時間枠はもう皆無。残るは1時間枠が2つだけ。
どうしたことだ。これはまぐれか。それとも、モテ期なのか?
ただ、引き受けたからには、絶対に責任は持つ。
忙しいだなんて言っていられない。
さあ、がんばるぞ!
- 18.3.23 卒業ハイチュウ
-
こんなのあるんだ。
ありがとう!
そちゅ業生達に配りま酒。
ウケは良かったでチュよ!
- 18.3.24 23期生
-
ドヤドヤと足音が響いたかと思うと、いきなり数人が乱入してきた。
最初は、何事か分からなかった。
あれ??よく見れば知った顔がいる。
けど、何しに来たの?
そして、他の人たちは誰?
一瞬、パニックに陥りそうだった。
「お前ら、高1やんな?」
「はい、そうです。全員で来ました」
ようやく納得できた。
23期生が遊びに来てくれたのだ。
誰か分からなかった事を言い訳するつもりはない。
この時期の生徒の成長は著しい。
3年ぶりに会う者もいれば、化粧をしている子までいた。
話をしているうちに昔のイメージは蘇ってきたが、街でいきなり声を掛けられたら、おそらく誰か分からなかっだろう。
それほど、みんな大きくなっていた。
生憎、私は授業中だった。
「なんでこの時間に来たん?」
「HPの時間割を見て、この時間なら先生空いてるやろ、って」
「それは表向き。実際は裏?で授業してるねん」
「え〜!」
「まあ、あと40分ほどやから待っといて」
「げ!・・・」
けど、みな大人しく待っていてくれた。
狭い事務所に大きな体がひしめき合っている。
「懐かしいな〜。このにおい」と言う者がいたので、もしかして、私の加齢臭かと思って聞き直すと、
「ノスタルジックな匂いなのです」と訳の分かったような分からぬような答えが返ってきた。
「先生は今幸せですか?」と聞かれたときには、一瞬返事に困ったが、
「悩みはあるけど、まあ幸せかな」とお茶を濁しておいた。
そこは、彼らの悩みを聞けば良かったのかな?
まあ、みな元気そうで安心した。
各自、近況をいろいろ教えてくれたしね。
(同級生の男からバレンタインデイのチョコをもらったとか、妹ができたとか)
本当は1時間でも2時間でも話をしていたかった。
けど、次の授業の時間が迫っている。
記念写真を撮って解散。
またちてね〜。
数時間後、本当にまた来やがった。(数人だけどね)
「何しにきたん?」
「はい、さようならを言いに」
「???」
「ほな、またちてね〜!」
「はい、次は大学生になってから」と言い残し、再び去って行った。
今度はいつ会えるのだろう。本当に数年後かも知れない。
元気でいろよ!がんばれよ!
- 18.3.25 小さな春
-
差し出された少女(新1年生)の小さい手の平の中には、これまた小さな小さな花びらが。
近くの公園で取ってきてくれたそうだ。
「ありがとう」
優しい気持ちがうれしいな。
受け取る私の頬が思わず緩んでしまう。
もらってすぐに写真に収めれば良かったのだが、授業の間、放置していたら萎れてしまった。
ごめんね。
けど、十分キレイだよ。
- 18.3.26 長い一日
-
今日は、朝から晩まで一日中授業だった。
先ずは、午前中のこと。
廊下で話し声がするので、教室を出てみると・・・。
そこには一人の女性が立っていた。
「分かります?」と微笑まれたが、もちろん見間違うはずはない。
ただ、驚いた。一瞬、我が目を疑った。
なんせ20数年ぶりだ。最後に会ったのはまだ大学生だったはず。
結婚して子どもがいるとは聞いていたが、この間全く音信不通だったのだから、私が驚くのも無理はない。
その人は生徒ではない。お世話になった方のお嬢様なのだ。
近くを通ったから、と仰ったが、それだけではなさそうだ。
どうやら、息子さんの受験相談が目的のようだったが、これまた意外。
何故なら、その方のお父さんは私と同業。どうして父上に相談しないのか。
その疑問をダイレクトにぶつけると、これまた予想外の返事。
「最近、父はボケてきて・・・」
冗談かと思ったが、寂しそうな表情から察するとあながち謙遜だけではなさそうだ。
「私でお手伝いできることがありましたら」と申し上げたが、果たしてどうなるだろうか。
しかし、立ち話とは言え、10数分間のロスは痛かった。
ただでさえタイトなスケジュールの上、内容的にも濃い授業だったので、その後は時間が押して押して・・・。
さらに、そこに事件勃発。
自習に来ている生徒(6年生)が、こともあろうかコソコソとメモを回していやがった。
一体何しに来てやがる。自習の際の約束は、集中する事。私語は絶対禁止だし、態度が悪かったら即帰宅だ。
私の雷が落ちたのは言うまでもない。
帰宅させるにも、保護者に連絡を入れなければならないし、また授業が中断。
関係のない生徒達には悪いことをした。
その後は何事もなかったが、3学年の授業を1人で回すのは流石に無理があったか。
生徒が忘れた弁当箱を洗って、本日終了。
帰宅後は、酒をあおって、即就寝。
あ〜、長い一日だった。
- 18.3.27 プリンター
-
「何も写らないの。プリンターがおかしいみたい」と、ハニー。
ヘッドクリーニングなどいろいろ試みたらしいが、写らないと言う。
「そんなことないやろ。年末の年賀状印刷もできたのやし」と、思いつつも、取りあえず
「帰ったら見てみるわ」と返事。
確かにおかしい。
全く印字されない。
濃度を最大にしても、かすれるほどの文字が写るだけ。
「仕方ない。君とは短い付き合いだったけど、君の事は忘れるまで覚えておくよ。元気でね」
涙ながらに別れを告げた。
で、今日新しいプリンターが届いた。
前の機種より、ちょっと小さい。が、あまりメリット感はない。
設定は簡単だった。そこらへんは進歩を感じる。
が、謎は価格。
え?そんなの新製品のほうが高くて当たり前でしょ!ってか?
違うのだ。この一代前の機種のほうが高いのだ。それも数千円のレベルではない。倍以上違うのだ。
この機種。それ程不人気なのか?
今までのインクが使えないため割高感は否めない(あ〜あ、山ほど買っていたのに)が、それにしてもおかしい。
まあ、私としては安けりゃ良いので酒が・・・。
少しだけ使ってみた。
慣れるまでには、しばらく時間がかかりそうだ。
- 18.3.28 満開
-
いつの間にか、どこもかしこもサクラの花は満開だ。
お花見行きたいな〜。
近場でいいんだ。
1時間でもいいんだ。
ぼんやり眺めるだけでいいんだ。
講習会の終盤に一日だけなら時間が空いている日があるけど、そこまで保たないだろうな〜。
仕方ない。今年は諦めるか。
- 18.3.29 47年
-
正直、初めは誰か分からなかった。
仕方がない。だって47年ぶりだもの。
けど少年時代の面影はある。話している内に、次第に蘇る記憶。
恐らく相手も同じ事を考えていたはずだ。
不思議と、懐かしさより、今目の前にいる人物を精一杯理解しようとしている自分がいた。
そしていつの間にか私は彼に惹かれていった。
40年以上のブランクは簡単には埋まらない。いや、埋まるはずがないのだ。
無理に昔に戻る必要はない。今から新しくまた始めれば良いのだ。
そう、新しい友人として。
なんて、気むずかしいことを考えて続けていたわけではない。
酔いも手伝い、徐々に崩れていく2人。
2軒目の店では、隣の席の見知らぬ中年カップルと意気投合していた。
店の人間から注意されるほどはしゃいでいたとは思わないが、異常なノリだったのは慥かだ。
また会おう!旧知の新しい友人よ。
熱く、人生を語り合おうではないか。
- 18.3.30 夜桜
-
ひねくれていたわけではない。
行ってきました。いつもの公園にね。
僻んでいたつもりもない。
けど、あまりにも、みながみな「桜!桜!」と騒ぐからさ。(Facebookなどは桜の写真のオンパレードだし)
幸い、誰もいなかった。
月明かりの下、ハニーと2人で呑むビール。
最高で酒ね。
けど、少し寒かったな。
既に散り始めていた木も多かったが、十分幸せに浸れた。
はい、もう僻みません。
- 18.3.31 特別授業
-
今日は、卒業生5期生による特別授業。
テーマは「遺伝って何だろう」。
難しそうで敬遠されそうなテーマにもかかわらず、多数の参加(生徒19人保護者及び家族13人)を得、久し振りに教室が賑わった。
これもひとえに保護者の理解と協力の賜だ。
今回、私は何もしていない。前日に設営と掃除をしたくらいで、教材から何まで全て卒業生が用意してくれた。
連日夜おそくまでかかったらしく、今日も徹夜に近い状態で臨んでくれた。病気の身なのにすまないことをした。
おかげで、生徒達は楽しんでいたようだ。質問や発表も臆さずに行い、積極的に参加していた。
お馬鹿な私には難しい内容だったが、生徒達が喜んでくれたのなら良しとしよう。
幅広い年齢層相手に分かりやすく授業をする卒業生。
なかなか堂々としていて、頼もしく思えた。お疲れ様でした。
当たり前だが、教え子はいつまでも生徒ではない。
私なんかを軽く超えている者ばかり。嬉しい限りだ。