- 13.5.1 不調
何と言うことだ。よりによって人と会う機会の多い時期に、体調を崩すなんて。
予防にはずっと最大の注意を払っていたつもりだったのだが・・・。
土曜日に喉に軽い痛みを覚え、日曜には治まったと思ったが、馬鹿騒ぎがいけなかったのか。
素人見立てだが、インフルエンザとかではないだろう。熱も全くないし、ただ喉が痛いのと体がだるい。
今日は算チャレのオフミ。明日は母校の文化祭。月曜は波泳会の打ち合わせがあるし、保護者からの招待も受けている。
「少し大人しくしておけ!」と言う警告なのかも知れない。
- 13.5.2 新校舎
-
久しぶりに母校訪問。
工事はほぼ終了と聞いた。どんなになったのか、非常に楽しみだ。
先ずは、校長先生にご挨拶。
三笠を差し入れしたら、三笠を下さった。う〜ん。失敗。
「(新校舎には)所々に昔を残してありますよ」と仰る。
いざ行かん。
驚いた。中学棟と高校棟が繋がっている。
その真ん中には職員室や、各特別教室。なるほど動線がすっきりして、こりゃ便利だわい。
さて、中学棟は如何に。
旧校舎が取り壊されることに関しては、卒業生の中でも賛否が分かれた。
反対するノスタルジー派と、仕方ないやんと言う現実主義派。私は「出来れば残して欲しいな〜」くらいだったかな。
一歩、足を踏み入れて、いきなり感激した。
残っている。確かに残っている。
廊下や階段は昔のままだ。(ひび割れはなくなっていた)
教室に使用されていたと思われる床材も一部残されているではないか。
教室はすっかりキレイになっていた。おお!空調は埋蔵タイプになっている。
(私がいた頃は冷房なんぞ無かったし、暖房はだるまストーブ。教室の後ろで開かれていた『喫茶サボリー』が懐かしい。息子の世代には、エアコンがつけられていたが、むき出しだった)
その分、あの異様に高かった天井は低くなっていたが、室内で球技でもしない限り十分な高さは保たれている。
高校棟と中学棟は、各階ごとに繋がっており、上履きも不要だ。
以前は学校全体に埃っぽい印象が強かったが、中庭も文化祭終了後には天然芝を植えるそうだし、グランドは何と第1グランドまで人工芝になっていた。
これじゃ、泥や土が教室に入り込む心配は無いわな。
素敵になりすぎて、やや違和感を覚えたが、「こんなの男子校じゃね〜!」と叫ぶほど野暮じゃない。
プールは入り口に施錠されていて、立ち入ることが出来なかった。
恩師(あの名物先生)の姿がないのは寂しい限りだ。いつもなら、くしゃくしゃの笑顔で迎えて下さったのに。
お世話になっている先生方全員にはお目にかかれなかったのも残念ではあるが、まあ、また訪れる機会もあるだろう。
- 13.5.3 『書道ガール』
-
ハニーが借りてきてくれた邦画のビデオを数本観た。
正直「時間を返せ!」と叫びたくなるような作品が多かった。
けれども、『書道ガール』は良かった。
理解不能の部分はあったが「感動した!」。(作品の中にもこのフレーズは何度も出てくる)
ほぼ実話らしい。
現在も、「書道パフォーマンス甲子園」は開催されているそうだ。
いいな〜。青春。
成海璃子の堅さは気になるけれど、まああれが彼女のキャラクターなのだろう。
十分お薦めで酒!
- 13.5.4 邂逅
-
長男が帰ってきた。
相変わらず忙しい奴だ。
昨日、母校を訪れたのは14:00過ぎだという。
文化祭もう終わりやんか。
けど、今回の目的は先生方への挨拶だろうから、まあ良しとしようか。
夕方から友人と会っていた所に、馬鹿親父乱入。
危なく終電を逃すところであった。
家に帰って飲み直し。
いっぱいいっぱい話せた。
彼の悩みや思いも聞くことが出来たし、とても有意義な時間だった。
けれど、滞在は1日だけ。
もう東京に行ってしまった。
また、会おう。元気でな。
- 13.5.5 間一髪
-
爽やかな朝。息子との別れもようやく涙なしで(=酒抜きで)耐えられるようになった。
いつも日曜より30分以上早く出勤したが、全く眠くは無い。体調も戻りつつあるのか、気力も充実している。
鶴橋で携帯が震えた。
ハニーからだ!
「な〜に!(寂しくなったの?)」と電話に出る。
「(キーケースの)カッパちゃんがここにあるんだけど・・・」
「え!何が入っている?」
「事務所の鍵と自宅の鍵」
「いかん。すぐ戻るわ!生駒まで鍵持って来て!」
幸い、すぐ折り返しの快速急行があり、飛び乗った。
また携帯が震えた。今度はメールだ。
フラップを開くと『電車遅延情報』とある。
「近鉄奈良線で人身事故のため運転見合わせ」だって!
「何やと〜!」
すぐにハニーに電話。車内通話禁止なんて守っていられるか!
ハニーは既に家を出ていたが、
「電車動いてへん。悪いけど車で生駒まで来て!」
生駒には私の方が早く着いた。
折り返しの電車も動いてはいたが、ダイヤは乱れている。電車じゃ間に合わないかも知れない。
駅を出て、ハニーの到着を待つ。
5分経過。まだ来ない。時刻は8:35。今から車を飛ばしても9:00にはギリギリだ。
さらに待つこと数分。来た!ハニーだ!
既に電車で何とかなる時刻ではない。車に乗り込み、いざ天王寺へ。
こんなことを書いたらまた非難囂々だろうが、嘘はつけない。
飛ばしま酒たよ。高速ではオーバー○○km。ハニーは隣で身を固くしていた。
休日で良かった。幸い、渋滞もなく、一般道に出てからも交通量は少なかった。
9:00ジャスト。教室到着。
気の早い生徒なら9:00前に来ることもあるからと、最低でも授業の開始1時間前には教室入りを心がけている。
ドキドキハラハラであたりを見渡すが、セーフ。生徒の姿は見当たらなかった。
しかし、よくよく考えれば、あまりに無謀な行為だった。
結果良ければと言うつもりは無い。これからは、出発前の所持品点検をもっと励行しなければ!反省!!
- 13.5.6 エスカレーター
-
私はエスカレーターに乗らない。
いや、正確に言うと、極力乗りたくない。
運動不足解消のために、階段利用などと言いたいのではない。
正直、怖いのだ。あの鋭利な刃でできた階段が。
幼いときは、エスカレータを目の前にすると、本当に手足が竦んでしまい、動けなくなっていた。
上りはまだ良い。エイヤッと飛び乗ってしまえば良いのだから。
けれど、下りはダメだ。
どうしても足下に目が行ってしまう。足を踏み出そうとするのだが、グズグズしているうちに着地する予定地点がどんどん遠ざかってしまう。
また、当時はそれほどエスカレーターは多くなかった。設置してある駅も少なかったし、デパートくらいだったかな。
真っ直ぐに伸びていく階段が、それこそ異次元に繋がる特別な路のように思えたものだ。
中学に上がる頃には、やや恐怖心は薄れてきたものの、エスカレーターでの事故のニュースを耳にするたびに「やっぱり怖い」と震えていた。
今は?
さすがに恐怖とまでは言わない。
けれど、授業で『流水算』を教えるときには、生徒達に必ず聞いてしまう。
「君たち、怖くないのか?」と。
「このおっさん何を言うてるねん?理解できへんわ」と怪訝な顔をする生徒達だが、こちらの方が理解に苦しんでしまう。
- 13.5.7 食博覧会
-
連休最終日。好天の下、お手々つないで、お出かけじゃ。
次の約束の時間が迫っていたので、私一人、会場を後にした。
目指すは「食博覧会・大阪」。
この手の催しに出かけるのは初めて。
ある方からチケットを頂いたのだ。
会場は大勢の人でごった返していた。
本当に手をつないでいなければすぐに迷子になってしまう。
けれど、いきなり困ってしまった。楽しみ方が分からない。
展示されている数々のものは、慥かに凄い。「おお〜!」と感嘆の声を上げるものもある。
だが、「行列を作ってまで見るほどのものか?」とも思えてしまう。
チケットを下さった方が働いているブースに寄ったが、その方は午前中で帰ったという。
携帯も繋がらない。
「一体、何しに来たんだろう」
「とりあえず昼食を摂ってから考えようか」と、ハニーと食事。
ところが、これがいけなかった。
会場をぶらぶらしているうちに、ようやく分かってきた。
「これは巨大な物産展だ。各地の美味いものが一堂に会しているのだ」と。
よくよく見ると、美味しそうなものがたくさんある。食べてみたい。
けど、こちらは既に満腹だ。人いきれでむせたのかも知れぬ。
結局ビールを飲んだだけ。それもどこでも呑める国産メーカーのものをだ。
「さあ、そろそろ帰ろうか」と思った矢先、奇跡が起こった。
尋ね人が目の前を横切ったのだ。
私が見つけたのではない。ハニーの注意力に感謝だ。
ご主人と娘さんが一緒だった。
娘さんとは数年ぶりに会ったが、大きくなっていた。
けど、ご主人はそれほど大きくなってはいなかった。
あれほど巨大な会場にも関わらず、出会えるというのは、もしかして『運命』?
な、訳ないね。まあ、これが縁というものなのか。
それにしても、暑かった〜。
- 13.5.8 古本
-
先日の文化祭でのお話。
毎年、文化祭では古本市が開かれる。管轄が柔道部だったか剣道部だったかは忘れたが、とにかく長い伝統だ。
生徒たちが持ち寄った本を1冊100円で売る。最後はもっと値下がりするのだが、まあ1冊100円でも安い。
漫画から専門書まで、ジャンルは多岐にわたる。学習参考書なども多いが、キレイかどうかは謎だ。
今回は百科事典が並んでいた。
同級生の和田秀樹の本が何冊か出品されていたのは笑ったが、しばらくしたら全て売り切れていたのには大層驚かされた。
私が手にしたのはもちろん文庫本。
ちょうど、読もうかと思っていたシリーズだったし、汚れもほとんど無い。
ラッキーとばかりに購入した。
読んでいて、あるものに気がついた。
栞代わりに挟まれていたのは、ハウステンボスの入場券。
日付は2年前。家族で出かけたのか、一人でなのかは分からない。
移動途中で読んだのだろうか。それとも宿で読んだのか。
その作者の作品は入試でも良く取り上げられているから、親が読んで子どもに勧めたのかも知れぬ。
この古本市に出品されていることからして、入試には合格したのであろうが、その作品は出題されてはいなかった。
市場に出回る古本にも、以前の持ち主の痕跡は残されているのだろうか。
その本は誰の手から誰の手へと渡ってきたのか、また渡っていくのか。
1冊の本にも歴史があるのだと考えると、結構面白い。
- 13.5.9 努力できることが才能
-
「努力できることが才能である」
これは、松井秀喜氏の座右の銘だそうだ。
先日行われた、長嶋茂雄氏と松井秀喜氏の国民栄誉賞授与式と松井秀喜氏の引退セレモニーを録画で見た。
その番組の中で、硲伊之助(はざまいのすけ)さんの「努力できることが才能である」という言葉が紹介されていた。
この言葉は、松井氏の父が気に入り、ふたりの息子に贈ったそうで、松井氏は、父がその言葉を筆で書いた紙を長く部屋に貼って、それを見つめながらひたすら素振りの練習を繰り返したという。
松井秀喜。彼ほどの才能を持った人間ですら、努力を怠らない。
いや、それどころではないだろう。人の何倍も努力してきたはずだ。
何とも素晴らしいではないか。
一流プレーヤーであるのに謙虚。彼ほどの人格者を私は余り知らない。
おそらく親から子へと引き継がれた教育の賜だとは思うが、彼は人物的にも国民栄誉賞にふさわしいと、私は思う。
- 13.5.10 幹事
-
OB会の幹事を仰せつかり、昨年から務めさせてもらっている。
今回は参加させて頂いたが、結局大したことは決まらなかった。
私の担当は、案内状の送付、及び出欠の確認、名簿管理だと認識している。
OB会の直前とかになると、結構忙しくなるが、一番大事な任務は案内状の作成と送付だ。
けれど、それにしてもせいぜい2〜3日あればできる。(だから引き受けても大丈夫と判断したのだ)
ところが、今年は、やたらと打ち合わせが多い。
80周年の記念の年に当たるからなのだろうが、今年になってから既に4回も会合がもたれている。
しかも、全て宴会付きだ。
費用も馬鹿にならないし、それ以前に時間の都合をつけるのが大変だ。
いや、私に偉そうに言う資格はない。
だって、半分程度しか参加していないのだから。
ぱぱっと決めて、とっとと指示をして下されば、さっさと動くのだが・・・。
先輩方は神のごとき存在だから、逆らうわけにはいかないが、何とかならんかな〜。
写真は、宴会場からの帰り道に写したもの。中之島の何とかという建物だ。
- 13.5.11 22歳
-
長男の誕生日。今日で22才になった。
いつまでも子どもじゃない。いつの間にか、青年と呼ぶにふさわしい年齢になった。
私の中では、永遠に可愛い坊やなのだが、そう思うことが彼との行き違いを生じさせているのかも知れない。
22才か?
私は何をしていただろう。
バイトばかりしていたな〜。
水泳の指導員・喫茶店のウエイター・家庭教師・麻雀屋のメンバー・塾の講師にのめりこみ始めたのもこの頃かな。
とにかく将来のことなど全く考えていなかった。今が一番。今さえ良ければそれで良いんだ。と・・・。
現在の私は全て過去から繋がっているのだからそれらを否定は出来ないが、可能ならばその時代をもう一度キチンとやり直してみたいとも思う。
親バカだが、(当時の私に比べるまでもなく)息子はしっかり生きていると思う。
しかし、先日一緒に呑んだとき「死にたくなったこともある」と彼が言ったのには、ドキッとさせられた。
彼が悩んで苦しんでいるときにそばにいてやれないのはもどかしい限りではあるが、いろいろなことを乗り越えてこそ成長していくのだと、信じたい。
がんばれ!息子よ。けど、無理はするな。体に気をつけてな。 - 13.5.12 母の日
-
今年も何もしなかった。
長男からは今年もハニーにカーネーションが贈られてきた。
電話をかけただけという、情けない息子だ。
今年は可愛らしい鉢植えだった。
やはり、息子の方がはるかに優秀だ。
- 13.5.13 3分咲き
-
まだ見頃になっていないのは知っていた。
だって、毎日HPで確認していたもの。
それでも、今日しか行ける日がなかったのだ。
来週ならきっと満開なのだろうが、その日は来客の予定が入っている。
「まあ、たまには良いか」と、ハニーと今年も出かけた。葛城高原へ。
もしかしたら、5分咲きくらいになっているかもという微かな期待を抱いていたのだが、甘かった。
そりゃ、2日前まで蕾だったのだから、いくらなんでも無理でしょ。
まあ、天気は快晴。新緑は鮮やか。小鳥が囀り、空気はきれい。と、これで文句を言ったら罰が当たるか。
人出も少なく、おかげで往復ともロープウェイの待ち時間は0分だった。
写真は、蕾が開きかけた状態のものだが、十分キレイでしょ。
山全体が燃えるような紅も美しいが、咲き始めも可憐で清らか。なかなか良いもんだ。
帰り道、1日遅れの『母の日』を祝い?に、実家に寄った。
和菓子を贈ったが、いつものごとく半分返され、「あんたたちで食べ!」と言われた。
持ち帰る自分も情けないが、いくつになっても、母にとって私は子どもなのだと、思い知らされた。
- 13.5.14 電視台
-
それは突然だった。
テレビが全く映らなくなった。
え?まさかのご臨終?
スポーツニュースまで、まだ時間があるからと、いったん電源をオフにした。
数十分後。「さあ、見るぞ!」と電源を入れるが、反応しない。
「おかしいよ〜」とハニーにヘルプ。
(どうせ、操作ミスでしょ)と、最初は取り合ってくれなかったハニーも、異常に気がついたようだ。
画面が全く写らない。音声も聞こえない。いや、そもそも電源すら入らない。
購入時期を確認したら、7年前。保証期間はとうに過ぎている。
げ!またお金がかかるのかよ。最悪、買い換え?とんとんとんとん、とんでもな〜い!
というわけで、昨日は、丸々一日完全にテレビなしで過ごした。
最初は物足りなかったが、慣れたらさほど不便でもない。
おかげで十分睡眠が取れた。
たまには良いんじゃないだろうか。
TV依存からの脱却の良い機会と思いたい。
- 13.5.15 同業者
-
早くも学校説明会が始まった。
基本的には、生徒が受験する可能性のある学校のみ参加することにしているが、それでも結構な数になる。
私は、あまりこの手の催しが好きではない。
学校を訪れるのがやぶさかなのではない。
集まるメンバーが嫌いなのだ。
こんなことを書くとまた顰蹙を買うのは目に見えているが、どうせ非公開だ。構うもんか。
世間一般からすれば私も同じ穴の狢に過ぎないのだろうが、この業界の人間はどうして常識に欠けるのだろう。
昨年も書かせてもらったが、気味の悪い奴が多すぎる。
まず多いのが、デブにハゲ。そうだ、私そのものだ。
いや、いや。外観に触れるのはよそう。地雷を踏むがごとき、自爆行為だ。
じゃあ、一体、何が嫌なん?
一言で言えば、傍若無人。品性下劣。行動1つを取ってみても、謙虚さの欠片も見当たらない。
行動は自己中心的だし、でかい声で喋る。
え?これも私だって?!ちゃいまんがな。
例えば、席は両端から座る。中から座っていくのが常識だろうが。
人混みの中でも平気で煙草を吸う。銜え煙草で歩く奴すらいる。吸い殻はポイ捨てだ。
遅れてやってきていきなり居眠りをする奴。会社の命令で行かされているだけなのだろうが、情けなすぎる。
こんな奴らが、生徒や保護者からは「先生」と呼ばれているのだ。
もちろん、中にはまともな人もいる。TORAさんのような立派な方もいる。
けれど、数が多くなればなるほど、やはり変な奴が多くなる。確率の問題だな。
こんな考え自体が、自己中なのかも知れない。
「人の振り見て我が振り直せ」と言われる前に、自らへの警告と受け止めたい。
- 13.5.16 散髪
-
今日は、5月らしい爽やかな1日だった。
「風薫る」とはこのことだ。
これまでがおかしかったのだ。肌寒い日が続いたり、急に暑くなったりと。
おかげで、体調を崩してしまったじゃないか。と、己の不摂生を気候のせいにする。
ようやく、体調も回復したので、散髪に行った。
天気同様、見た目も爽やか。気分もすっきり。
と、言いたいところだが、今日はいつもに増して苦痛の時間だった。
何がって?分かるでしょ。
鏡で酒よ。
目の前のまん丸顔のおっさんがじっとこっちを見てる。想像できま酒か?嫌なもので酒よ〜。
それが小一時間も続くので酒よ。
馴染みのお店だから、寝たふりも出来ないし。
いかん。このままデブになったらいかん。
散髪する時はいつもそう思うんだけどな〜。
久しぶりにお会いした方からは、必ず言われる。
「ふ、ふ、ふ。ちょっと肥えはった?」と。
こりゃ、ちょっと真剣に走らなあかんわな。
- 13.5.17 乾燥
-
一体、一日どれだけの時間パソコンの画面を眺めているのだろうか。
授業と食事と睡眠。後は移動中以外は殆どずっとだから、12時間くらいかな。
そりゃ目も乾くはずだ。
最近は、コンタクトが乾いて外れることもしばしばだ。
昨日なんぞ、車の運転中に外れた。
あいにく目薬も携帯しておらず、仕方が無いので、外れたレンズを口に入れ、そのまま車を走らせた。
路肩に停めても良かったのだが、いかんせん時間が急いていた。
目的地には何とか間に合い、やれやれと無事を喜びつつ、コンタクト装着。
ところが、帰り道。
妙な違和感があった。夜中に運転するのが久しぶりだからだろうか。
やたらとライトが眩しいのだ。
前の車のテールランプは4つに見えるし、信号もやたらと数が多い。最近の信号は1本の柱に2つずつ付いているのか。
コンタクトが合っていないのか。
そう言えば、(耐用年数は大体1年から1年半らしいのだが)かれこれ2年は使い続けている。しかも、その間殆ど洗浄もしていない。
予備は購入しているが、これだけ見えにくければ度が合っていないのかも知れぬ。
あ〜あ!また、出費か。ガク〜!!
それでもまあ、何とか無事帰宅。
コンタクトを外そうとしたら・・・。
あれ?無い。指が直接目に突き刺さる。
目の裏側に回っていることがよくあるので、またかと思ったが、どうやら本当にないようだ。
「は、は〜ん」
全て納得がいった。
そうやら、車の中でコンタクトを装着したと思っていたのは、勘違いだったようだ。
いや、一瞬は着いたかも知れないが、すぐに落ちていたのだろう。
運転中の違和感は、その所為だったのだ。
よくぞ無事に帰れたものだ。ラッキ〜!
さて、ニューコンタクトの具合はいかに。 - 13.5.18 不安
-
「助けてくれ〜!」
私は寝言で魘されていたらしい。
「痛い。助けてくれ!俊」と。
俊は中高時代の同級生。いや、予備校でも1年一緒やった。よく遊んだものだ。
一体、どんな夢を見ていたのだろう。
今朝見た夢は、服を着たままプールに飛び込み、着替えがないと探している夢だったが、俊は登場してこなかったはずなのに。
きっと、今月末にある同窓会の不安から、こんな夢を見たのであろう。
その日は、夕方の授業が終わり次第会場に駆けつける。
懐かしい面々との一時は限りなく魅力的だが、それ故おそらくかなり呑むだろう。
翌日は朝から授業。
一旦着替えて、教え子の結婚式へ。そこでは絶対に呑むわけにはいかぬ。(呑める状態ではないかも知れないが・・・)
式が終わると、再び授業が待っているからだ。
一番心配なのは、朝起きられるかである。
最近、アルコールが少し入っただけでも、目覚めが悪い。
今日の寝言は警告なのか。
もしも、今後同じように魘されることがあれば、同窓会の参加を諦めなければならないかな。
- 13.5.19 給食
-
飽食の時代になったものだ。
近頃の子ども達にとって、給食のおかずはごちそうではないらしい。
話題に上ると、この上なく不味いもののように顔をしかめる者さえいる。
私は、小学生時代にしかお世話になっていないが、毎日昼が近づくと楽しみでたまらなかったものだ。
月の初めに献立表なるものが配られ、予め毎日のおかずは分かるようになっていたが、あえて無視していた。
だって、「何かな?何かな〜」とときめくからこそ、楽しいのだ。
そりゃ、多少のがっかりはあるが、普段家では食べられないおかずに、大げさではなく、日々胸を躍らせていた。
給食当番も懐かしい。
あれはシチューの時だった。好きな女の子に、さりげなく大盛りでよそってあげた。
さぞかし喜ばれるだろう。と思いきや、じっと睨まれ,一言「般若くんきらい!」と言われたときは驚いた。
その子はシチューが嫌いだったのだ。あえなく散った私の恋。
牛乳は今はパックなのだろうが、当時はビンで、やたら重く、当番は大変だった。
必ずこぼす子がいて、給食のにおいと言えば、牛乳を拭いた雑巾のにおいにほぼ等しかった記憶がある。
特に好きだったおかず?
これと言ったものは思い出せないが、鯨肉の竜田揚げかな〜。酢豚なんかも珍しかった。
米が供されることは殆ど無かったように思う。パンでは、ぶどうパンも美味しかったが、揚げパンが一番嬉しかったな〜。
今にして思えば、大して美味しくはなかったのだろうが、当時は喜んで食べていた。
豊かな時代ではなかったが、その頃の方が今より幸せだったのかも知れない。
- 13.5.20 『県庁おもてなし課』
-
有川浩の小説。一気に読んでしまった。
文句なしに面白かった。
舞台は高知県。高知県を観光立県にしようとして立ち上げられたプロジェクト。
当初は、お役人の堅い発想故になかなか上手く立ちゆかず、戸惑うことばかり。
しかし、紆余曲折の末、それが次第にまとまっていく。
その臨場感は、さすがは有川浩だと思う。
ぐいぐい引き込まれ、ちょいとネタバレさせてもらうと、プロポーズのシーンでは電車内で読んでいたにもかかわらず、思わず快哉を叫んだほどだ。
何と言っても、高知弁が心地よい。
私にとって、高知と言えばもちろんTORAさん。
TORAさんや彼の生徒さん達の話す言葉を耳にしていたおかげで、作中の話し言葉に全く違和感は無かった。
何でも、既に、堀北真希主演で映画化されているという。
観てみようかな〜。
読んで広がったイメージが壊されるのは忍びないが、配役を見る限りは外れではないように思える。
けれど、先ずは原作を!と、お薦めしたい。
- 13.5.21 人柄
-
突然の訪問者。
「○○学園中学校の△△です」
初対面の方だった。アポはない。
基本的に、私はアポのない人とは応対しないことにしており、話を聞くにしても立ったままだ。
名刺を受け取ると、参与とある。
(参与ってどんな役職だろ。相談役って感じかな)などと思いを巡らせている間に、一方的に話が始められた。
しばらく相槌を打っていたが、さっぱり分からない。一体何が言いたいのだ。
学校側からの挨拶なら、その学校の特徴や長所、また改革などに取り組む姿勢などをアピールしてくるのが常だが、いきなり不満をぶちまけられた。
散々愚痴をこぼされ、挙げ句は「まあ、こんな学校ですわ」と仰ったが、こんなの部分が全く見えない。
業を煮やし「御校を全く知らない保護者の方には、どんな学校と申し上げたら良いのですか」と尋ねると、
「トップ校には遙かに及びません。けれど、まあのんびりやろかと言う子には合うかも知れません」と宣った。
(あかん。頭が痛くなってきた。こんな奴をわざわざ寄越してくるなよ。学校のマイナスにしかならないぞ)と心の中でつぶやきながら、あくまでも笑顔で受け答えをする。
私もずいぶん大人になったもんだ。
(適当に話を合わせて、早々にお引き取り願おう)と思っていると、突然
「私は塾の先生と喧嘩したことがありますねん」と、尋ねもしていないことを話し始められた。
「忘れもしない。12月15日ですわ。息子の志望校が・・・」
(おいおい、なんやねんこいつ。私に関係ないやろ)
「ひどいお話ですね。けれど、私どもの方針とは全く違いますわ」と話を遮ると、今度は他校批判が始まった。
もう黙り込むしかない。無視するのが一番だと分かっていても、むかつく気持ちを抑えきれず、ついつい突っ込みを入れてしまう。
すると、また同じ話が繰り返される。
悪夢のような30分だった。
このような人を「個性が強い」と言うのだろうか。
私はそうは思わない。ただ単に自分が一番正しいと思い込んでいるだけだ。
かなり年配の方だったから、今更自らを悔い改めることはないだろう。そう思うと少し気の毒にも思えるが・・・。
ふと自分を振り返った。
持論を曲げない。相手を認めない。いかんいかん。似てるやないか。
あの人は、私に自分の愚かさを気づかすために、神が遣わされた使者だったのかも知れない。
大いに反省するとともに、この機会を感謝しよう。
- 13.5.22 あとがき
-
作品の後ろに(大抵)ついている「あとがき」。
私はあれがあまり好きではない。
もちろん読むには読むが、何か言い訳っぽく聞こえるのだ。
「こんな小説を書きましたよ。実はこれはこんな事情があったのです」
読者にすれば、知らないでもよい情報ではないか。
いや、むしろ知らない方がいろいろ思いを巡らすことができて面白いと思う。
最悪なのは、解説。
これは滅多に読まない。
「あんたに訳知り顔で解説してもらわなくても結構」と、見も知らぬ解説者に毒づいてしまう。
「私の方がこの人の作品なら読んでるよ」という自負が働くこともあるが、知らない人と感想まで共有したくない。
ま、中学生の頃は読書感想文といえば、解説を読むだけで済ませたこともあるから、お世話にはなっていたのだけどね・・・。
私って変で酒か? - 13.5.23 授業参観
-
昨日は授業参観の日。年に1〜2回、私の授業を公開するのだ。
今回は4年生対象。テーマは「植木算」だった。
ギャラリーは総勢7名。元生徒(中2=13才と中年=38才)の顔もある。
生徒達はやや緊張気味。
普段ならわからんとギブアップするような場面でも、ひたすら問題に取り組んでいる。
「いつもそうせんか〜い!」思わず、褒めるより先に文句が出てしまった。
それでも、ぴりっとした空気は悪くない。
おかげで、気持ちよく授業を進めさせてもらった。
授業終了後、元生徒(中年の方)のセリフ。
「先生、変わってないですね。昔のまんまでした。ただ、昔はもっと厳しかったですけどね」
息子にも続ける。
「おい、先生は昔は今の100倍は怖かったんだぞ」
おいおい、100倍はないだろう。
慥かに今は優しい(つもりだ)が、生徒にはそのようには思われていないようだ。
大勢相手の厳しさよりも、一人に対する言葉かけの方が本人には堪えることもあるのだろう。
今後も、少人数のメリットを取り入れながら、ダイナミックな授業を展開していきたいと思う。
- 13.5.24 会場決定
-
今年はやるぞ!同窓会。日にちは8/10(土)だ。
大人の部(今回からは完全に未成年排除?)の会場の下見に行ってきた。
スタッフのYくんがネットで何軒かリサーチしてくれた店の一つだ。
うん。悪くはない。
場所は難波から歩いて数分。ビックカメラの近くだ。
『アムザ』と言った方がわかりやすいかも知れない。その最上階だ。
お店には、当然エレベーターに乗らないと行けない。
しかし、嬉しがりの私は、エレベーターから下を見下ろすなり、足が竦んでしまった。
「きゃ〜!怖い!!」
そうなのだ。私は高い所、大〜嫌い。
余談にはなるが、三浦雄一郎氏は凄すぎる。8000mって、おかしいやろ!
平日だからだろうか。それとも訪れた時刻のせいか。店はすいていた。
それでも、完全個室をうたっているだけはある。一人なのに個室に通された。
部屋番号は53の間。おいおい、俺はゴミかよ!
今回確かめたかったのは、2点だ。
先ずはロケーション。
大事な教え子達を集めるのだ。万が一でも億が一でも危険があってはならない。
そんなことを言い出したら、ミナミ全体が候補から消えてしまいかねないが、まあ人通りも多いから大丈夫かな。
建物の高さは気になったが、下さえ見なけりゃ大丈夫と言うことで。(それ以前に私みたい人間は少ないだろう)
次は、料理の質。
このようなお店に、多くを求めてはいけないのは分かっている。
けれど、不味いもの食べてお金を払う空しさ。これほど切ないものはない。できれば、教え子達には味あわせたくはない。
生ビールが本当にビールかも確かめたかった。(こちらは個人的な希望)
飲み放題のメニューだと、発泡酒が出てくることが多い。その違いが分からない人たちにはノープロブレムなのだろうが、大人には辛い。
判定結果。
う〜ん。微妙だが、私は発泡酒かなと思った。けれど、飲み放題メニューには瓶ビールもあるから、それで良しとしたい。
料理の方は、これまた微妙。そこそこのお味だろうか。
塩が効きすぎている気はしたけれど(私が頼んだのは、つくねの塩焼き)、まあ辛うじて及第点かな。
迷った末、お店の人に聞いた。
「商売抜きで答えてや。例えば3000円のコースと8000円のコース。ねえちゃんやったら、どっち選ぶ?」と。
「私なら、8000円あれば他のお店で頂きます」
気に入った!!なんて正直な子なんだ。
次の瞬間「予約お願いします」と、伝えていた私。
と言う訳で、今年の同窓会はこの店に決定!
『竹取個室蔵 かぐやの宝石箱 難波店』06-6646-3173
卒業生の皆様!詳細は近日中にお知らせいたしま酒!
刮目して待たれよ!
- 13.5.25 ジャケット
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我が家の支出における衣料費の割合はきわめて低い。
早い話が、あまり服にお金はかけないのだ。
若い頃からファッションには全く興味が無かったし、そもそもお洒落が似合うほどの男でもない。
ところが、最近のこの暑さ。
とうとう、着る上着がなくなってしまった。
裏地が付いているものは暑いし、真夏に着るジャケットはいくら何でも早すぎるだろう。
そこで、思い切ってジャケットを購入することにした。
明日は同窓会もあることだし。
今更、同級生に見栄を張っても仕方ないのだが、あまりみすぼらしい格好もね〜。
人生初のシルク混。(と言っても3%だけだが・・・)
さすがに軽い。
いささか高く付いたが、大いに気に入った。大事にしよう。
- 13.5.26 同窓会
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20数名が集まった。
卒業以来初めて会う者もいた。ぎゃ〜!34年ぶり?
みんな年を取った。私もだけど。
少年時代の面影は・・・。全く、ない!
今回のテーマは、「恩師の退職を祝う?」&「勝谷番組降板の真相」かな。
「がはは!やっと楽になれたわ」と豪快に笑う熊先生。
もっとしんみりするかと思いきや、誰も泣かない。いや、みな笑い転げていた。
残念だけど、恩師の人生。私がとやかく言うべきことではない。
長い間、本当にありがとうございました。
勝谷の話は、オフレコで・・・。
ただ、新校舎建設にあたって彼が施した寄付金の額には、一同言葉を失った。
私の年収をはるかに超している。う〜ん。まいりま酒た。
結局、日が変わるまで飲み続け、騒ぎ続けた。
爽やかな目覚め。とは言い難いが、大丈夫。朝食もしっかり頂いた。
さあ、授業が終われば、今度は教え子の結婚式だ。
天気は快晴。さあ、行くべ。
- 13.5.27 華燭の典
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出会いとは不思議なものよ。
料理も素晴らしく、それに合わせたワインも美味い。
20年ほど前。たまたま机を並べて供に学んだ2人。小学生だったあの頃。誰が今日のこの日を想像できただろうか。
教え子同士(5期生)の結婚式。
泣くまいと思っていたが、あかん。いきなり主賓の挨拶の段階からウルウルきてしまった。
「○○さん。今日は綺麗ですね」には笑ったけど。
だって、小さい頃からよく知っているんだもの。
まして、私の記憶は当時のまま。以来、何度か遊びに来てくれたものの、やっぱり小学生のイメージの方が強い。
新郎側の友人には、教え子の顔も見えた。
一人は今秋結婚だそうだ。相手は・・・。教え子ではないらしい。
式は和やかな雰囲気で進み、新郎新婦お色直しの間にはスライド(動画付き)で、2人がそれぞれ紹介された。
おお!提供した写真も使ってくれているやないか。
たくさん写真も撮らせてもらったが、調子よく呑みすぎたのか、殆どがぶれまくっていた。
まあ、幸せそうな2人に免じて許してもらおう。
塾開設時のパートナーとも久しぶりに話をした。
10年以上ご無沙汰だったから、初めは話が繋がらず困惑した。孫が5人って、俄には信じられない。
次第に打ち解け、懐かしさがこみ上げてきた。
「俺たちのやってきたことは間違いじゃない」
相変わらずの強気の発言が嬉しいじゃないか。
結婚。もちろん、めでたい門出である。
20数年前の自分を重ねるには無理があるが、少し思い出してしまった。
人生。楽しいことばかりではないかも知れない。けど、何があっても2人で頑張って欲しい。
どうぞ、お幸せにね。
- 13.5.28 バラ園
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中之島バラ園に行ってきた。
そのまま歩いて梅田まで。
先日、OB会の打ち合わせが北浜で行われ、その際に「この近所にバラ園があるので酒よ」と教えてもらい、いつかハニーと行きたいなと思っていたのだ。
やっと念願叶ったと言うのは大げさか。
時期的にもう終わりかと心配したが、大丈夫。とても綺麗に咲いていた。
と言うより、かなりこまめに手入れされているのだろう。枯れた花なぞ(剪定されたのだろう)全く見当たらない。
平日の昼下がり、多くの人で賑わっていた。
昼休みなのだろう。お弁当を広げている勤め人の姿もチラホラ。赤ん坊を抱いた親子連れから老人まで。中にはカメラ片手に真剣に花を眺めている人もいた。
え?私もその一人?いいえ、私は花よりハニー。バラに囲まれたハニーの姿を公開できないのが残念だ。
予想を遙かに上回る素敵な場所だった。
目の前を流れる川は、お世辞にも美しいとは言えないが、涼しい空気を運んでくれる。
10月も見頃だそうなので、また訪れたいと思う。
目指すは噂のグランフロント。
しかし、こちらは正直期待外れ。
面白そうな所もあるのだが、何が何だかよう分からなかった。
世界のビール博物館なるところで乾杯。
けど、一杯900円はチト高かろう。
もっと情報を収集してから訪れるべきだったかな。
- 13.5.29 無事
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無事でよかった。
城星小学校の遭難騒ぎ。
生還を喜ぶべきなのだが、敢えて、否定的な表現を選ばせてもらった。
こんな時に、当事者でもない者が、それ見たことかと書き立てるのは、品のない行為だと思う。
もちろん私も部外者だ。ニュースを見聞きしただけで、事情も知らない。
ただ、常々感じていた。子どもたちの不遜さは。
一人一人は良い子なのだろう。しかし、集団になるとたがが緩む。
「ある程度は仕方が無いよ。子どもなんだから」と言う人もいる。
けれど、子どもだからで許せることなのか。
命を失ってからでは遅いのだ。
私も生徒を預かる身だ。
安全には最大の注意を払っているつもりだ。けれど、果たして十分だろうか。
万が一にも、もしものことがあってはならないのだ。
事故は我が身に降りかからなければ、あくまでも他人事。自分(だけ)は大丈夫だと思っている。
なにゆえ?一体、何を根拠に。
その油断、慢心が事故に繋がるのではないか。
自らを戒めるとともに、今一度生徒たちに注意を喚起したいと思う。
けど、本当に、無事で良かった。
- 13.5.30 笠置温泉
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今回の休講日は遠出はなし。昨年は北海道に行ったのだから、まあ贅沢は言うまい。
帰り道。来る途中で見かけた「金運の寺」に寄ってみた。
最終日は、梅雨空の下、ハニーとドライブだ。
これで、3度目になるのかな。今年も来たぞ、笠置温泉。
と言うほど、家から遠くはないのだが、ようやく道も覚えた。
今日も空いていた。
健康ランド的な楽しみがあるわけではない。
いたって、普通のお風呂だ。打たせ湯とジャグジーがあるくらいで、サウナは低温が1つだし、水風呂もない。
岩盤浴ができるわけでもない。露天風呂はあるけれど、2〜3人も入れば窮屈だ。
けど、なんか良いんだよね。あざとくなくて落ち着くって言うか。
今回も小一時間浸かり、おっさんらしく唸っていたが、残念なことに、ヌメリ感は取れない。
この温泉の泉質なのか、それとも私がナメクジ男なのか。
その名も『銭司聖天』(ぜずしょうてん)と言う。
こんな所にこんなお寺があるなんて、全く知らなかった。
結構、広い。小高い丘の上にあり、吹き渡る風が心地よかった。
本堂には、大日如来、釈迦如来、阿弥陀如来の三尊が祀られているし、弘法大師の廟もある。不動明王もいらっしゃる。お稲荷さんもいたぞ。
けれど、何か違和感があるのだ。
こんなことを言えば罰が当たるだろうが、何か安っぽいのである。
仏像も新しく、かつどれも小さめで、有り難みに欠ける。普段眺めている?仏像は国宝級のものばかりなので、余計にそう感じるのかも知れない。
各コーナー?ごとに、必ず浄財を入れるポストが立てられていたから、聖天じゃなくて商店のようにも思えた。
もちろん(いつものことだが)持っている小銭は全て納めてきた。
お願いもしっかりさせてもらった(願い事はどういう訳か大根に書くのだ)が、これだけケチをつけたら叶わないだろうな。
調べてみると、どうやら新しいお寺のようだ。
道理で、ガネーシャもいたし、ダライラマとのツーショット写真も飾られていたわけだ。
歴史のもつ重みを改めて感じることができたことに、感謝しようか。
- 13.5.31 コピー機
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お金もないのに、またもや高額な買い物をしてしまった。(正確には現金ではなく、リースだが)
「コピー代金を安くしますから、今の機械を入れ替えませんか」と、新人の担当。(例の「これから私が御社の窓際となります」と宣言した憎めない子だ)
「え〜!まだリースたくさん残っているはずやし。まだほとんど新品やで、こいつ」
「リースの残債は当社で引き受けますから」
「けどな〜・・・。ま、一度見積もり持ってきて」
「え?!200万?それを半額?でも、リース代金上がるよね」
「はい。けれど、その分カウンター料金を安くいたしましたから、月々のランニングコストはお安くなると思います」
「う〜ん」と、いったんは渋い顔。
でも、外面だけは良い私。結局、いい顔をしてしまうのよね。
その機械が今日搬入された。
基本的な機能に変わりは無いが、なぜか「らくらくコース」なるものがついていた。
簡単携帯みたいなものらしい。字も大きめだし、まあシニア向けね。
って、おい!私はじじいか。(じじいやけどね)
それにしても忙しい一日だった。
短時間に立て続けの来客。
コピー機屋・鍵屋・薬屋・大家・学校の先生。
いつもこれだけ賑やかだったら嬉しいのにな〜。