- 17.2.1 国語力
-
「若者の国語力が低下している」
そう叫ばれ始めてから久しい。
私も生徒達と接していて読解力のなさを痛感しているが、新聞にも取り上げられていた。
長い文章が書けない。読めない。理解出来ない。
その原因は・・・。
スマホやSNSにあると言う。
私には、それだけが100%の原因とは思えないが、慥かにその影響は大きいと思う。
電車内でも乗客の半数以上がスマホをいじっている。
いつも手にしていなければ不安なのだと新聞には書いてあった。
少し引用させてもらおう。実験では、スマホが側に置いてあるだけで、「メールが来ないか」などと気が取られ、注意力が低下する事が確認された。
日記などの短文も良くないと別の日の記事にはあった。
また、脳科学者の川島隆太・東北大教授がスマホを操作中の大学生約20人の脳の血流量を測定したところ、論理的な思考を行う前頭前野が「眠っているような、ボーッとした状態」になっていたという。
川島教授は「脳が発達する18歳くらいまではスマホの使用を制限し、しっかりした文章を読む環境を作るべきだ」と訴えている。
あれ?じゃ、私もその悪影響を受けている?与えている?
慥かに、思い当たる節はある。
HOPES通信のコメントにしても、最近は短文が多い。
昨日、偶々5年ほど前のコメントを読み返してみたが、長い長い。しつこいくらいに長かった。
例えばこれ。教育講演会について書いたものだからある程度長くなるのは当たり前かも知れないが、今これだけの量を書けと言われても恐らく書けないのではないだろうか。
う〜ん。生徒や他人のことをとやかく言う前に、わが身を振り返らなければ・・・。
反省。
- 17.2.2 寒
-
長文を書く?
え?だれが?
寒くて手が攣った。
しかも教室で。
こんなの初めて。
だからもう帰る。
- 17.2.3 節分
-
今日は節分。
近所の神社(添御県坐神社。読めますか?「そうのみあがたにいますじんじゃ」と読むのだそうで酒)では、えびすさんのおまつりが行われていた。
恵美須祭。言わずと知れた商売繁盛を祈願するものだ。
これでも一応、経営者のはしくれ。商売繁盛を願うのは悪いことではなかろう。
と言うことで、行って参りま酒た。ハニーと一緒にね。
普段は人気の少ない神社だそうだが、流石にこの日はごった返していた。まだ午前10時だというのにね。殆どお年寄りばかりだったけど。
ところで、えべっさんでは、笹に飾りをつけるものなので酒ね。
飾り一つ一つに意味があるそうで、たくさん付けている方もおられたが、なんせえべっさんデビューの私。初心者なので一つだけにした。
けど、しっかりお願いしてきま酒たよ。
甘酒もいただいて、すっかり良い気分。
福引きは末等(ティッシュ)だったけど、きっと御利益あるさ。楽しみだな〜。
- 17.2.4 菰樽
-
先ずは写真をご覧あれ。
正直、こんな素敵なものがわが家に縁があるとは思っていなかった。いや、そもそも存在すら知らなかった。
菰樽というらしい。
鏡開き(鏡割り)では見たことがあったが、こんなサイズのものもあるんだ。
いえいえ、小さいように見えても、これで一升入っている。ほえ〜!
それにしても、嬉しいじゃないか?
保護者からいただいたものだが、私にすれば、入試が全て終わったこの時期が正にお正月。
「お疲れ様でした。このお酒で癒されて下さい」と言って下さっているような気がしてならない。
その気遣いが泣けてくるのだ。
しかも銘柄は、私の大好きな土佐鶴。
あじがとうごじゃりま酒。しばらく床の間に飾らせていただきとうございま酒。
もちろん、これだけではない。
他の保護者の方々からも素敵なプレゼントをたくさん頂いた。
フフフ。カッパちゃん、幸せ。
しばらく、お酒には不自由しなくてもよさそうで酒。
- 17.2.5 阪神沿線
-
長男に会いに御影まで。
彼が独立して以来、まだ彼の部屋を見ていなかった私。
FACEBOOKで知人が紹介していた店(寿司や)が良さげだったので、どうせならそこでみんなで食事しようということになったのだ。
待ち合わせはお店。18時30分なら余裕で行けるだろう。
ところが、方向音痴の私。彷徨い続けた挙げ句、結局迎えに来てもらう破目に。
お!なかなか素敵な店じゃないか。
白木のカウンター。ショーケースには美味そうな魚が上品に並んでいる。
お店の人も愛想良く遅刻のオッサンを迎えてくれた。
けど・・・。
値段表がないぞ。何処にもないぞ。
う〜ん。これが噂に聞く時価という奴か?
まさかね。まあ、大丈夫だろう。阪神沿線だしさ。
料理は美味かった。お酒も美味かった。話も弾んだ。何も言うことはない。最高だ。
で、お勘定。
ビックリした。正直、ある程度は行っていると思っていたが、想像以上だった。
初めは長男が払うよと言ってくれていたのだが、こんな金額を社会人一年目の彼に払わすわけにはいかない。
彼の部屋からも近いし、ちょくちょく来ようかと思っていたが、ちょくちょく来られるような店ではなかった。
まあ、一升は呑んだしね。素敵な時間=プライスレスかな。
店を出て、ブラブラと彼の部屋まで歩く。
エレベーターなしの3階は酔っ払いの老人には若干きつかったが、まあ若い彼のこと。大丈夫だろう。
部屋はまあまあ片付いていた。
ああ、ここでこいつが生活しているのだと思うと、何故か感慨深かった。
体に気をつけて頑張るんだぞ。
また来るわ。けど、今度はもう少し安い店で呑もうな。
- 17.2.6 変調
-
気が緩んだか。
十分気をつけていたつもりだったが、どうやら風邪をひいたようだ。
昨日起きたら喉が痛かった。少しだけだし大丈夫だろうと思っていたら、鼻が詰まりだした。
気のせいか、頭もぼーっとする。
昨夜は大事なデート。キャンセルできないので、風邪薬を3倍飲んで臨んだが、今日になっても倦怠感は抜けない。
ヤバいな〜。
これ以上薬を飲むと馬鹿になりそうだし。
仕方がない。気合いで直そう!
- 17.2.7 自動車保険
-
気合いが足りんかったようだ。
風邪の具合は、一進一退。
午前中は快適だったのにな〜。
未だ少し咳が残っている。
生徒達に迷惑をかけるのが心苦しい。
頭があまり働かない状況でするべき事ではなかったのかも知れないが、自動車保険の更新をした。
早割という、更新期限何日か以上前なら安くなる(数百円だけだが)システムがあるらしい。その早割の期限が今日までだったのだ。(実は偶々)
数社から見積もりを取って検討するのだが、はなから私は決めていた。
だって、会社によって料金が全然違うんだもの。
それでも高い。いろいろ付けたら7万円以上になった。(←私がバカなのか?)
まあ、仕方ないか。他社よりは安いしね。
ため息と共に、そのまま申し込もうとしたら、システムエラーが出て上手くいかなかった。
で、もう一度最初から入力していくと・・・。
「主たる運転者」どうのこうの項目があった。
保険をかけるのは私だし、車両の保有者名義も私。けど、運転は専らハニー。
え?ややこしいんちゃうの?と一瞬躊躇ったが、まあやってみよかと、運転者をハニーにして再見積を取った。
うっそ〜ん。1万円以上安くなりま酒たよ。
そうか!ハニーはゴールド免許。けど、私は今年からブルー(数年前の違反が忌々しい)だ。
他の会社も同じ仕組みなのかは知らないが、俄には信じられなかった。
けどまあ、実際、私が運転するのは月に一度あるかないかだし、このシステムの方が理にかなっているわな。
保険は、万が一のために掛けておかなければならないものだけど、安い方が有り難いのは言うまでもない。
さらには、保険なんて使わないで済んだ方が絶対良いということもね。
ハニー。安全運転でいこうね。
- 17.2.8 詰
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教室のトイレが詰まった。今度は大の方だ。
生徒達には迷惑を掛けたが、一体何がどうなったのか?わけわからん。
パコパコして取りあえずは通るようになったが、まだ少しおかしい。
今後また詰まるようなことがあれば、また修理かよ。
もう、勘弁してよ〜。
私の風邪は快方に向かっているが、鼻がつまる。
どちらも、つまらない方が良いのだが・・・。
つまらない話で、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 17.2.9 雪
-
起きたら外は雪化粧。
わ〜い!わ〜い!と、無邪気には喜べない。
大人の辛いところよ。
余裕を持って早めに家を出た。
少し積もってもいたが、雪といっても雨みたいなベショベショのものだったから、そんなに積もりはしないだろう。
交通機関などに乱れがないことを祈りたい。
大阪に着いたら、雪は雨に変わっていた。
というより、雪が降ったような形跡もない。
まあ、良かったと言っておこう。
それにしても、山一つ越すだけで、随分と違うものだ。
- 17.2.10 20年
-
「お客様です」と授業中に教室のドアが叩かれた。
「何やねん、授業中やで」と思いつつ、外に出てみると、懐かしい顔が。
「お〜!Sくんやないか。どないしたん?」
「いえ、あの。授業の見学を申し込みに」
「???」
以前の教え子で、かつてはスタッフとしても手伝ってくれたSくん。しかし随分会っていない。
「何年ぶりや?」
「はい。20年になります」
「え〜!そうか。今いくつや」
「上が次小学2年生で、下が今度1年生です」
「(ちゃうがな)おまえさんがいくつになった?」
「43歳です」
「しょ〜か〜。早いな〜」
聞けば、近くに住んでいるらしい。で、子ども達を私の所にと考えてくれたようだ。
嬉しいじゃないか。
命の次に、いや命より大切な我が子を私に託してくれるというのだから。
その信頼には絶対に応えなければならない。
さあ、気合い入れていくぜ!
- 17.2.11 休日医療
-
帰宅したらハニーが倒れていた。
「熱があるの」
「え?何℃」
「38度8分」
「え〜!あかんやん。病院は?」
「行ってない。だってしんどかったんだもの」
「いつから?」
「帰ってきてから」
「しょーか。わかった!今すぐ行くぞ」
と、先ずは119番電話。
「はい。119番です。消防ですか?救急ですか?」
「いいえ、病気です」
「救急車が必要ですか?」
「いいえ。病院を教えていただきたくて」
「はい、それならこちらに電話して下さい」
と、夜間休日対応をしてくれる救急病院を教えてもらった。
さあ、行くぞ!
目指すは「奈良市立休日夜間応急診療所」だ。
げ!何これ?
結構広い駐車場なのに、駐車するスペースがない。
取りあえず、中に入ろう。
げ!何じゃこりゃ〜!
人が溢れかえっている。
どのベンチにも気怠そうな顔の人が横たわっていたり、ぐったりとしていたり。
駐車場の車の中にもかなりの人がいたし、こりゃ数時間待ちは覚悟しなくちゃならんかな。
しかし、帰るわけにはいかん。ハニーもそこら辺の人に負けず劣らずぐったりしている。
結局2時間待ちで診察終了。
インフルエンザではなかったようだ。
取りあえずの分の薬をもらって帰宅したが、日は変わっていた。
けど、あれって治療じゃないよね。インフルエンザか否かの検査を受けただけのような気がする。
こんなとき、自分の知識のなさが悲しくなる。
医者が絶対だとは思わないが、身近に居てアドバイスを受けられたら、こんなに長時間ハニーを苦しめることはなかっただろう。
まあ、文句を言っても始まらないが、とにかく同じような人が多いのには驚いた。
あそこで待っているだけで、確実に病気になるなと思った。
ハニー!早く元気になっておくれ。
え?そもそも私の風邪が感染ったんじゃないのかって?
はい、ごもっとも。ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 17.2.12 不発
-
トイレのつまりが解消されない。
期待の星「ピーピースルー」に登場してもらうも、効果なし。
1本半をぶち込んだが、不発に終わった。
パコパコして、おつりを浴びただけの情けなさ。
あ〜あ!結局業者を呼ぶしかないのかな〜。
- 17.2.13 電車
-
私は、近鉄電車と大阪環状線を使って通勤している。
最近、環状線の車両が新しくなった。
323系と言うらしいが、座り心地が抜群に良い。
その新型車両に遭遇すると、2駅しか乗らないのに、ついつい座りたくなってしまう。
一方、近鉄はアナウンスが気に入らない。
こんな事を書くと「なんて、心の狭い奴」と思われるかも知れないが、
「只今近鉄では、お体の不自由な方やお困りの方に積極的にお声がけをしております。
お客様も、お体の不自由な方やお困りの方を見かけられたら、お声がけをお願いします」
のようなことを、繰り返されるのだ。
言っていることはもっともだが、そんなこと強要するなよ。各自の良心に任せろよ。と思ってしまう。
こんな当たり前のことすらいちいち言わなければ分からない輩が増えたのか?と思うと、情けなくなる。
何とも、世知辛い世の中だ。
え?そりゃアンタがおかしいってかい?
が〜ん!やっぱり私の心が狭いだけ?
- 17.2.14 チョコ
-
授業がない日にもかかわらず、一人の生徒がチョコを持ってきてくれた。
何と手作りだという。
「ありがとう。本気にしても良いの?」と尋ねると、
はっきり(思いっ切り)と首を横に振られた。
が〜ん!
けど、嬉しいよ。あじがとね。
ハニーからも久し振りにもらった。
一粒数百円もする高級品だそうだ。
味噌の味がするなんとも奇妙なチョコだったが、美味しかったよ。
ハニーありがとう。
幸せだな〜!
- 17.2.15 学習指導要領
-
学習指導要領の改定案が公表された。
2020年以降の実施となるそうだが、えらいこっちゃ!英語が小学校に本格的に導入されていた。
外国語活動が3年4年に引き下げられ、5年6年では文法が教科として行われるらしい。
悪いことではないのだろうが、英語偏重の感は否めない。
他教科、特に国語にはもっとしっかりと力を入れてもらいたい。国語力低下が問題視されているのなら尚更のことだ。
現場の先生方は大変だと思う。けど、諦めずに取り組んでもらいたい。(甚だ身勝手ではあるが、切実な願いだ)
中学入試にも少なからず影響は出てくるだろう。
入試科目に英語が取り入れられるのは(一部の学校では既に行われているが)もう少し先のような気はするが、早晩どの学校でも実施されるのだろう。
けど、私には絶対に英語は教えられない。いやだだな〜。
まあ、その時まで今のように教壇に立てっていられるかは大いに疑問だけどね。 - 17.2.16 パズル
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TVCMで見かけたパズル特集の本。
面白そうだったので、購入した。
早速読んで見たが、なかなか興味深い内容だった。
算数はプロでも、パズルに関しては半ば素人の私。
色々なパズルゲームが紹介されており、そんな私でも容易に分かるものもあれば、はてなと首をひねるようなものもあった。
付録のパズルがやたら難しそうで、手を出すべきかと、しばし逡巡したが、結局はまだ飾ったままだ。(だって本当に難しそうだったんだも〜ん)
シリーズになっているようで、初回は安い(500円)が、次回はその2倍の値段で、3回目以降は3倍にもなる。
う〜ん。どうしようかな〜?
付録のパズルには惹かれるが、持っているパズルもあるし、全巻揃えるとなると3万円以上になりそう。(同じお金でクレヨンしんちゃんの全巻が揃う)
この手の商売(ディアゴスティーニなんかもそうだ)は、上手くできているとは思うが、良心的とは言えない。
明らかにちょっと小金を持っていそうな中高年をターゲットにしているのも気に入らない。ノスタルジーをくすぐろうとしているのが見え見えだからだ。
(私も中高年だが、彼らとは違う。金はない!と、キッパリ言うのも恥ずかしいが・・・)
まあ、マニア向けと言えばそれまでなのだろうが、納得しかねる部分が大きい。
よし、決めた。2号まで買おう。あとは付録を見て、その都度決めるとするか。
- 17.2.17 不便、解消
トイレの詰まりが解消した。
わーい!わーい!
と、喜んでもいられない。
結局、業者に頼んだ。
ネットで調べ、一番安いところに電話をかけるも、全くつながらない。
仕方ないと別の業者を呼んだのだが・・・。
高い。いきなり吹っかけられた。
パコパコの強力版を見せ、これで済めば6000円だと言う。
そんなので解決しそうにないから頼んでるのにと思いながらも、取りあえずお願いする。
案の定。進展はなし。
「何か落としてますね。便や紙の類いじゃないですよ」と言われる。
「そうですか。何とかなりそうですか?」
「便器を外して、管の中を見てみないことには」
「いくらほどかかるのですか?」
「取り外し作業費で35000円です」
「え〜!ほな、やめときますわ」
「う〜ん。じゃあ2万円ならどうです?」
出た〜!私の一番嫌いなタイプの価格設定。足もと見やがって!
即座にお引き取り願おうかとも思ったが、別の業者も似たようなものかも知れない。
何かその瞬間面倒くさくなってしまい、怒る気も失せ、
「それでお願いします」と、言ってしまった。
作業はほんの10分程度で終わった。
やはり異物が詰まっていたらしい。
携帯用のコップが出てきた。(もう、だれやねん。こんな物落とすのは)
かかった費用は6000円プラス2万円。(2万円は追加費用だったようだ)
まあ、これで生徒達に不便な思い(う〜ん。我ながら上手いね!)をさせずにすむと思えば、良しとするしかないか。
けど、生徒諸君。ホント、勘弁してよね。
ワザとじゃないのでしょうが、便器の中に変なものは入れないでね。お願いよ。
- 17.2.18 梅
-
やたらと暖かい一日だった。
春はもうそこまで来ているのかな?
近所の梅も咲いていた。
しばし見とれていたら、電車に遅れそうになった。
今度ゆっくり写真でも撮ろうか。
- 17.2.19 果てた
-
土日は忙しい。今に始まったことではないが、最近は特に。
少しずつやり残したことが増えてくる。
それに比例して私の心は沈んでいく。
いかん。弱音を吐いている場合じゃない。がんばれ!カッパちゃん。
けど、とにかく今日はもう寝る。
明日、元気にな〜れ!
- 17.2.20 子供のつかい
-
今日は、某薬局のお得な日。
ハニーに「薬はいらんか?」と尋ねたら、
「あればお願いします」と控え目なメール。
この控え目なところが男心をくすぐるのよね。
「絶対にこれ!これ探してきて!」と言われたら萎えるけどさ。
小雨のそぼ降る中、飛んでいきましたがな。(はい、ポチと呼んで下さい)
店員さんにメモを見せ、「これありま酒か?」
「ああ、これなら」と案内され、直ぐさまゲット。
よし、これでハニーが喜ぶぞ。
帰宅後、すぐに薬をとりだすカッパちゃん。
やたらと得意気。鼻の穴も開いている。
ところがハニーは浮かぬ顔。
「これ、違う」
「え?ほら君のメールはこれだよ」
「だから、これ。ほら」
が〜ん!末尾の称号が違っていた。
「なんて、ややこしいんだ!」と怒るわけにもいかず、
「ごめんね。明日交換してもらうね」と、言い訳しきりのカッパちゃん。
すっかり、しょげかえってしまった。
ホント。役に立たない男。
子供以下で酒ね〜。
- 17.2.21 シクラメン
-
2年前の冬に買ったシクラメン。正確にはミニシクラメンだが。
その冬に花を咲かせ終わった後、しばらく元気がなかった。
ハニーが、小まめに日なたに出したり、液肥を与えたりと、献身的に世話をしていたが、とうとう次の冬には花を付けなかった。
「もうダメかもね」と言いつつ、それでも世話を続けるマイハニー。
その気持ちが通じたのだろう。
なんと、蕾が膨らんできたのだ。
少し調べてみた。
クリスマスのイメージが強いから、その時期だけの花なのかと思っていたら、開花時期は意外と長く、9月から3月までとあった。
手入れは簡単だとあったが、暑いところが苦手で、寒すぎるのもダメ。肥料をやりすぎるのも良くないらしい。
ふ〜ん。しょーなのか。
間違った育て方をしていたのかも知れない。
けど、多少の紆余曲折はあったとしても、最後に勝つのは愛情だ。
その事をあらためて認識させられた。
わが家のシクラメン子。花を咲かせるのはもう少し先だろうが、楽しみだ。
- 17.2.22 難病
-
5期生のY嬢、来訪。同窓会の後、同期の数人と会ったきりだから、2年ぶりか。
おっと、もうお嬢様じゃないんだ。
開口一番「結婚したんか?」の私。(不躾やな〜)
「はい。去年の春に」
「おお〜!良かったな」だもんね。
人妻にお嬢様もないもんだ。
この日記にも何度か登場している彼女。
薄幸の美少女を絵に描いたような人生を歩んでいる。
今回、本人の許可も出たので暴露するが、実は、彼女は難病を抱えている。
「ファブリー病」。ご存知の方は少ないだろう。
現役の医者でも知らない人の方が多いかもね。
原因もはっきりしないらしく、確たる治療も未だ見出せておらず、多くの人が苦しんでいるという。
彼女の闘病生活も長い。その病の研究第一人者に師事しながら治療に当たっていたのだが、なんとその教授が2年前に急逝。その瞬間、彼女の微かな希も潰えた。
最近は他の病院で治療をしていたらしいが、副作用が強すぎて現在は中断しているという。
今回、彼女が私を訪ねてきてくれたのは、ある依頼のため。
ファブリー病で苦しんでいる仲間のために、先ずは、この病気のことを多くの人に知ってもらいたい。
既に、シンポジウムは数回各地で開催されているようなのだが、まだまだ認知度は低いらしい。
今年の5月にも大阪・東京で行われるのだが、その際彼女の友人であるバレリーナの 木田真理子さんをそのシンポジウムに招いてワークショップを開きたいと言う。
知名度の高い人に協力してもらえば、効果が望めるだろう。
ところが、その木田さん。現在、スエーデン在住らしい。講演に来てもらうには、当然、渡航費用が発生する。
ファブリー病に理解を示して下さる方で、なおかつその費用を少しでも協賛してもらえるような方を紹介して欲しいと言うことなのだ。
正直、返答に困ってしまった。
お金が絡む話だけに安請け合いは出来ない。
けど、彼女の力になれるなら、何としてでも協力したい。
「私に出来る範囲で」と返事はしたが、思いつくのは同級生のネットワークに縋るくらいしかない。
さて、どうしたことか。
- 17.2.23 宇宙人
-
NASAが発表したらしい。
「39光年先に生命体が存在する惑星がある」と。
今日の朝刊(読売新聞)に書いてあった。
ひょえ〜!やったね。
私は予てより、「この広い宇宙に生命体が存在する星が地球だけなはずはない。そんなの私たちの思い上がりだ」と言い続けてきた。
生徒達は「またホラか」と取り合わなかったが、ほらね。ホラじゃなかったでしょ!
宇宙人か?なんかワクワクするな〜。
ただ、問題は彼らが感情を持った生物なのかどうかだ。
知的高等生物だとしても、私たちと同じ倫理観を持っているとは限らないし。(宇宙人に限らず、人間にも理解不能な奴は居るけどね)
私は好きではないからあまり見ないが、エイリアンみたいな奴らだったら、やっぱり嫌だしな〜。
まあ、実際にその生命体と遭遇するかどうかは別問題として、同じような?奴らが宇宙にいるかと思うだけで、嬉しくなってくるじゃないか。
え?脳天気なのは私だけ?
事態はもっと深刻なの?
まあ、良いじゃないで酒か。
- 17.2.24 お願い
-
一昨日の教え子の依頼。
さて、どうしたものか。
同級生のメーリングリストには流させてもらった。
FACEBOOKにもリンクを貼った。
さて、どれだけ反応があるだろうか。
実は、早速、協賛の申し込みがあった。
本当にありがたい。
ご厚意はけして忘れません。
彼女曰く、「少しでも良いのです。ほんと1000円でも助かるのです」
何とかしてあげたい。もちろん私もお金は出す。けど、私一人では微力どころか塵にもならない。
しかし、保護者の方々にまでお願いするのは筋違いなような気もする。
あくまでも、私と教え子の関係。個人対個人の関係なのだから。
それに、私から保護者の方々に言うと、強制とも取られかねないし。
ですから、(虫の良い事を言っているのは承知の上で)あくまでも個人としての対応をお願い致します。
彼女が作成した協賛への依頼文をここに掲載いたします。(削除致しました)
協力して下さる方をご紹介いただければ、大変嬉しく思います。
その際は、私までご連絡下さい。
よろしくお願い致します。
- 17.2.25 プレミアムフライデー
-
プレミアムフライデーなるものができたらしい。
「ふ〜ん。それで?」って感じだけど。
まあ、かつての土曜半ドンがそうだったように、定着するまでには、かなりの時間を要すると思う。
そもそも本当に受け容れられるのか?首を傾げたくなる制度だ。
いずれにしろ、私には無縁かな。
いやいや、そうでもなかった。
吉野家がプレミアムフライデーに因んで「牛丼と豚丼の半丼」を発売していた。
早速試してみたが、だめ。私には量が多すぎる。値段も450円と高い。
やっぱり、無縁だな。
- 17.2.26 大学入試
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国公立大前期2次試験が行われたらしい。
卒業生達も挑んでいるはずだ。
みなに春が来ま酒ように。
奇しくも時を前後して2人の卒業生から連絡があった。
先ずは、19期生。
入試が終わったその足で訪ねてきてくれた。
面接があったようで、スーツ姿の彼は、少し大人びて見えた。
彼は医学部志望。1年浪人をした後の再挑戦。けど、合格の見込みは薄いと笑っていた。
それでも、私学には合格しているから、もしもの場合はそちらに進学するらしい。
会うのは5年ぶりか?3兄弟の末っ子で、幼く頼りなかった彼だが、逞しく成長していた。
試験の結果はまた知らせてくれるという。楽しみにしてるぞ。
もう一人は20期生。
進学先が決定したと電話があった。
彼女が初めて塾に来たときのことは、とても良く覚えている。
背の高い大人びた子だったが、「さっぱりわからんわ!」と頬を紅潮させながらも諦めムードを漂わせていたっけ。
あれからもう10年近く経ったのか。
途中何度か連絡はくれたが、長い間会っていない。
東京の私学に進むという。
第一志望は残念だったというので、おめでとうは言えなかったが、良く聞けば進学先も第一志望に近い学校で、どちらかに行きたいと思っていたようだ。
しまった。ちゃんとおめでとうと言えば良かった。
上京するまでに一度顔を見せてくれるというので、その時にはキチンと伝えよう。
お母様とも少し話をした。
一人娘を手元から離す寂しさをしきりに訴えておられた。(わかるよ〜。その気持ち)
けど、「この子の将来のためですから」と、最後はキッパリと言われ、こちらまで涙ぐみそうになった。
「まあ、娘の様子見にちょくちょく上京するつもりです」と笑っておられた。(そう、ハニーも同じで酒たよ)
さて、あと2週間もすればもっと多くの報せが届くだろう。
嬉しい報せがいっぱいあると良いな。
- 17.2.27 反響
-
教え子からの依頼である「ファブリー病患者会ダンスワークショップ協賛のお願い」。
同級生のメーリングリストに流し、FACEBOOKにもこの日記を公開した。
それから3日。多くの方が連絡を下さり、正直、その反響の大きさに驚いている。
卒業以来40年近く会っていない同級生(在学中も話をした覚えがないのだが)から、「協力するよ」と言ってもらえ、涙が出そうになった。
しかし、同級生よりFACEBOOKの方が反応は大きかった。
これまた、20年以上会っていない友人が早々と名乗り出てくれたり、HOPESの卒業生でない教え子達が真っ先に応援のメッセージを送ってくれたり。
保護者の方からの申し出もあった。
ありがたいことだ。
教え子の彼女と面識のある人もいるが、多くは会ったことのない人ばかりなのだ。
しかも、私のようないい加減な奴の呼びかけにも関わらず、喜んでと応じてくれる。
人の情けの温かさを改めて感じさせてもらった。
受けたご恩は忘れません。
必ず(別の形にはなるでしょうが)お返しいたしたいと思っております。
本当にありがとうございま酒た。
しかし、まだ目標には達していないと聞いておりま酒。
引き続き、応援をよろしくお願い致しま酒。
- 17.2.28 至福の時
-
やっと時間が出来たので、梅を観にハニーと近所の民博まで。
8分咲きといったところか。枝垂梅は可憐な蕾をつけていた。
今年は無理かと思っていただけに、正直嬉しい。
天気は穏やかな晴れ。
ハニーは頻りと寒がっていたが、私はゆっくりひなたぼっこを楽しんだ。
春はそこまで来ているので酒ね。
束の間ではあるが、至福の時を過ごすことができた。
ハニーに感謝だ。