- 16.11.1 予告編
-
たまたま、番組紹介欄で見つけたTVドラマ。
面白そうだったので、ビデオに録画してもらった。
ところが面白くない。
いや、むしろ不快だった。
たまたま、取り上げられたテーマが私の大嫌いな「親のエゴ」だったからかも知れぬ。
ハニーが尋ねる。
「来週から、(録画)どうする?」
「う〜ん。もう要らんわ!」
ビデオを消そうとすると、画面は次週の予告を流していた。
面白そうだ。
「来週も撮っておいて!」
きっと来週もブツブツ文句を言いながら見るんだろうな〜。
こうして延々とくり返される、おバカな毎日。
ところで、ドラマって必ず予告編があるのだろうか?
私は、その週の分が終われば大抵スイッチを切っていたから、あまり記憶にないのだが。
『宇宙戦艦ヤマト』の「地球滅亡まであと○○日」のテロップは覚えているけどね。
- 16.11.2 青空
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訳あって、毎朝散歩をしている私。
今朝の空があまりに美しかったので、出勤前にカメラでパチリ。
あまり上手に撮れていないのが残念だが、雲一つ無く何処までも広がる青空。
爽やかな秋の一日。
良いことがありそうな予感(早速裏切られたけどね)
- 16.11.3 おじいちゃん?
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今年も行ってきま酒た。スクールフェアー。
初めは行かないつもりだった。午後からは6年生のテストがあるし、午前中も自習に来る生徒のために教室を開けなければならなかったからね。
でもさ。行かない訳にはいかないじゃないか。
こんな手紙もらったらさ。先生お元気ですか?
しかも招待チケットだけでなく、金券まで同封されていた。
昨年は来ていただいてありがとうございます。
今年は僕にとって最後のSFです。
ホッケー部でわたがしをやってますので、お時間があれば是非来て下さい。 ○○
生徒達に尋ねると数人が行く予定だと答えたので、少しずつ分けたが、それでも未だ残った。
「よし、じゃあ顔だけ出そうか。開門は9:00だから、早めに行ってさっと引き上げれば10:00には教室に戻れるだろう」
流石に、朝早くだと、まだ人は少なかった。
『わたがし』のコーナーに行くと、お!いたいた!受付に座っているじゃないか。
チケットと金券のお礼を言う。
「来られないのかと思ってました」
「いや、折角だからさ」などと話をしていると、隣に座っていた生徒が
「だれ?おじいちゃん?」と尋ねた。
私は我が耳を疑ったね。
「え?今なんて言ったの?」
「いや、その・・・」
「おじいちゃんに見えるか〜?!ショック!!」
わたがしを買うのも忘れ、放心状態でその場を後にした。
恒例の『合格フランク』を食べ、まだいけそうだったので焼き鳥も食べた。焼き鳥が冷たかったのは残念。改善の余地大いにアリで酒よ。
卒業生にも会え、二言三言交わす。中学生かと思っていたら、もう高校生になっていた。
気を取り直し、再度『わたがし』のコーナーへ。
これから忙しくなるのだろうけど、まだ暇そうにしていた。
別れを告げ、学校を後にする。(また、綿菓子買うの忘れた)
結局、校内の展示は一切見ず終い。グランドをウロチョロしただけだったが、まあたまにはこんな文化祭もいいだろう。
あ!しまった。彼に学業頑張れよ!と言うのを忘れた。
けど、きっと大丈夫だろう。
クラブを最後までやった子は、引退したら今度は勉強に集中するものだ。彼ならできるはずだ。
あじがとうね。立派に成長した姿を見せてくれて!
あじゅ〜!
- 16.11.4 ピーピースルー
ご存知だろうか。「ピーピースルー」なる品物を。
え?下剤か何かかって?
う〜ん。惜しいね。
けど、下剤だったらすごいネーミングじゃない。
正解は、排水管洗浄剤。まあ、いわゆるパイプの詰まり除去剤で酒わ。
教室の男子トイレの流れが悪い。
今に始まったことではないが、なかなかスムーズに流れてくれない。
これまでも、色々な薬品を試してみたが、効果は無かった。
そんな折、FACEBOOKで見つけたとある記事。
「ピーピースルー」はスゴいらしいとあった。
近くの薬局には売っておらず、ネットで注文しようかと思案していた。
ハニーにそんな話をしていると、「(それなら)あるよ」とのこと。
目の前に現れたのは、確かにピーピースルー。しかもKの方だ。
(FとKがあって、Kは業務用で医薬外劇物。Fは家庭用らしい)
以前、業者が忘れていったものらしい。
早速、教室のトイレに使ってみた。
おお!ジュワジュワと音がしている。
期待に胸が高鳴る。
ところが、しばらくすると音が止んだ。
そこで待てば良かったのかも知れない。(説明書きには5分放置とあった)
けど、イラチの私。
水を流して、再度ピーピースルーをぶち込む。Kは顆粒なのね。
ゴボゴボッという音と共に流れていくことを想像していただけに、何か期待外れ。
結局1本全て使い切ってしまった。
どうやら、使い方を間違えたようだ。反省!
けど、悔やんでいても始まらない。
早速ネットに注文した私。
しかも送料を無料にするため3本もね。(←おバカ)
皆の衆。続報を刮目して待たれよ!
- 16.11.5 寒!
-
寒さで目が覚めた。
昨夜のことだ。
ガタガタガタガタと体が震える。
布団をはねのけていた訳ではない。
「寒い!寒い!」と騒ぐから、ハニーを起こしてしまった。
「毛布出そうか?」
「お願いしま酒」
毛布にくるまって安心したのか、再び眠りに落ちた。
昨日まではエアリズム。
けれど、今日からヒートテック。
早過ぎるかと思ったが、何の何の。全く違和感はなく、一日快適だった。
生徒達の中にはまだ半袖の者もいるというのに、情けないな〜。
私はやっぱり老人だ。
- 16.11.6 PCトラブル
-
昔はこう思っていた。
「幸せ=何か良いことがあること」
今は違う。
「幸せ=何も起こらないこと」
そして、今も昔も変わらないのは、
「幸せは長続きしない」という事実。
ネットワークが何故か繋がらなくなり、ヘルプを頼んだのが2日前のこと。
無事、解決して、喜んでいたのだが・・・。
そのとき、リンク先を変更したからだろうか。
今度は、ビデオファイルが読み込めなくなった。
私には手に負えない。全くのお手上げだ。
しかし、そう言ってもいられない。
生徒に渡すビデオが渡せない。
だからと言って、補習する時間も無いし。
う〜ん。困った。(続けて読まないでね)
- 16.11.7 知識
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今日ほど、己の不勉強を悔やんだことはなかった。
縁あって、とある方と初対面。
その方は、実に博識で、お話は面白かったのだが・・・。
私にはまるで分からない。
分かったふりで頷いていたが、私のお馬鹿はまるっとお見通しだったろう。
生徒の分かったふりがすぐバレるのと同じ理屈だ。
もっと勉強しておけば良かったな〜。
一応1年目の大学入試は、『日本史』で受けたのにね。
でもね、「仏教の平等思想が封建社会に於いて支配者側にはどのように考えられていたのか?」
なんてさ。そんなこと、知らんわな。
知識と言えばもう一つ。
デザイン展での忌まわしい事故。
白熱電球が熱を持つことくらい常識だろう。
理科系の大学生が何故?
机上の役に立たない勉強ばかり強いられていた悪影響か。
情けないな〜。過失だと言うのだろうが、ごめんなさいで、人の命は返ってこない。
- 16.11.8 連絡先
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困っている。
卒業生の一人に連絡を取りたいのだが、連絡先が分からない。
何度かメールのやり取りもしていたから、当然アドレスは分かっている。と思っていたが・・・。
昨年末に家のPCのメールが全て消えた。理由は分からないが、突然何もかもなくなった。
事務所のPCにも残っていない。昨年の10月に入れ替えた際に、
「メールの移行はまあいいや。家のPCに全部保存したあるから」と手を抜いていたからだ。
そうだ、電話のやり取りもあったはず。
けど、携帯には番号もアドレスも残っていなかった。
仕方ない、実家に問い合わせるか。
卒業生名簿に自宅の住所は残っていた。けど、電話番号はなかった。
104に問い合わせるが、「お届けはありません」と冷たいお答え。
PCで検索しても出てこない。
う〜ん。困った。(え?しつこい)
お!いい手があるぞ。手紙だ。手紙を出そう。
「至急連絡とりたい」と、書いておけば大丈夫だろう。
けど、至急の用事が手紙って?
なんか時代が逆流したみたいだ。
お〜い。Y君。
もしこの日記を見たら、連絡ちょうだい。待ってま酒よ。悪い話じゃないからさ。
- 16.11.9 大統領
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アメリカ人の気質だろうか。
彼らにすれば当然なのかも知れないが、大統領選の盛り上がり?お祭り騒ぎ?
私には耐えられない。
あんな人たちのどちらかを選ばなければいけないなんて、あり得ない。気の毒にすら思う。
人を貶めて自分をえらく見せようとするなんて最低だろ。
以前、私は公言していたことがある。
日本の総理大臣に○○氏か△△氏がなる可能性があると言われていた頃のことだ。
「もし、△△氏がなったら私は日本国民をやめる」とね。
幸い、△△氏が首相になることはなく胸をなで下ろした。
けど、もしも、もしもだよ。△△氏が日本の最大権力と共に実行力を持ったならば・・・。
今思うだに、背筋が寒くなる。
さて、どちらが選ばれるのだろうか。
外国の話なんて無関係さと言い切れないところが、今の日本の弱さだね。
- 16.11.10 尿石
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嫌なタイトルやな〜。と思われている方も多いだろう。
私自身嫌なのだから。
ピーピースルーは直ぐに届いた。
前回、いきなり1本使い切ってしまった私。
同じ失敗はしませんよ。と念じていたが、ついついぶち込んでしまう。
それでも前回の反省(投入直後に流したら、そりゃダメだわな)を活かし、今回はひたすら待った。
待つこと何と10時間超。賢いでしょ。
帰り際にぶち込んで、出勤直後に確認するのだ。
先日、一度試みたがあまり効果は無かった。(結局、また1本使ってしまった)
昨日、2度目のチャレンジを試みた。
より大量に投入し、待ち時間も長くしてみた。
さて、その首尾は・・・。
おかしい。
流れない。
状況が悪化している。
水が足りないのかと、ホースで流し込むが、たまっていく一方。
パコパコする奴(ラバーカップというらしい)を使っても、変化なし。
とうとうあふれてしまった。
が〜ん。えらいこっちゃ!
さらに、ピーピースルーを放り込んでみたが、バカで酒ね。そんなことで解決するはずはないのにね。
薬品の匂いで頭はクラクラしてくるし、もうダメだ。
業者に電話した。
過去に酷い目に遭っている業者は外したが、何処が当たりかハズレか何て分からない。
運を天に任すしかない。
幸い、2時間以内に来てくれ、直ぐに作業に取りかかってもらえた。
約30分で作業は終了。
尿石が詰まっていたらしい。それは予想通りだったのだが、ここでまた一つおバカが露呈。
ピーピースルーはアルカリ性(水酸化カリウム)。髪の毛などが原因のつまりだと効果があるが、尿石を溶かすなら酸性でないとダメなのね。
つまり私は、全く無駄なことに時間と金をつぎ込んでいたのだ。
あ〜あ、またお金が消えていった。
まあ、20年分の尿石がきれいになくなったと思えば、納得か。いや、納得するしかないんだが・・・。
- 16.11.11 アナログって素晴らしい
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卒業生と連絡が取れた。
届いた葉書を見て、すぐに電話をしてくれたようだ。
あいにく授業中だったので話はできなかったが、程なくメールも届いた。
メールにはこう書いてあった。
「今日の日記のタイトルは『アナログって素晴らしい』に決定ですね(笑)」と。
本当にそう思う。
デジタルよりアナログだ。
慥かに、デジタルは便利だ。
けれど、それに頼り切ってしまっている現在の私たち。
デジタルが流布し始めた頃は、その無機質さに抵抗を覚えたものが、いつの間にかその感覚も薄れてしまった。
改めて、アナログの良さ(=不便でも暖かい)を認識させられたような気がする。
って、やっぱり時代遅れなのかな〜。
- 16.11.12 秘密兵器投入
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秘密兵器と言うほどのものではないのだが・・・。
立冬を過ぎ、急に寒くなった。(今日はまだ暖かいけどね)
私の服装も次第に冬仕様になっていく。下着はヒートテックだし、ジャケットも厚手のものに変えた。
先日からカーディガンまで着込んでいる。
教室でも暖房をかけている。(生徒達には不評だけどね)
おかげで、大層暖かい。
しかし、暖房をかけると空気が乾燥する。
空気が乾燥すると風邪をひきやすくなる。Q:空気が乾燥すると風邪をひきやすくなる?(※ ネットから引用)
そこで秘密兵器の登場なのだ。
風邪症候群の原因は80〜90%がウイルスの感染です。ウイルスとは生きた細胞の中だけで増殖する特異な微生物のこと。風邪のウイルスは200種類以上あるといわれますが、多くは冬場の低温乾燥の環境で空気中の飛散量が増加します。「ゴホン10万、ハクション100万」とういう言葉がありますが、風邪をひくと1回のセキで10万個、1回のクシャミで100〜200万個の飛沫が空気中にばらまかれます。このウイルスは湿度の高い状況では、すぐに地面に落下してしまいます。ところが、湿度が40%以下になるとウイルスの水分が蒸発して軽くなるため、落下速度はゆるやかになり約30分間、空気中を漂うことになるのです。空気中のウイルスは人が息を吸い込む時に鼻やノドから感染して、流行しやすくなると考えられています。また、空気が乾燥すると、ノドの粘膜が乾燥して炎症をおこしやすくなり、ウイルスを防御する力が衰えてきます。こうしたことが重なって、空気が乾燥する冬には風邪をひきやすくなります。
もうお分かりだろう。
そう「加湿器」だ。
家に使っていないもの(父親が療養中に使用していたもので古いが、未だ十分使える)があったので、えっちらおっちら運んできた。
早速、6年生が使用する教室にセットし、スイッチオン。
おお〜!白い霧が吹き出す。(タイプとしては水噴霧式になるようだ)なかなか壮観だ。
よし、これで大丈夫。彼らに風邪をひかす訳にはいかないからね。
ただ、あまり湿度を高くしすぎると、部屋中ベトベトになってしまう。
特に、小部屋は教材置き場も兼ねているから、要注意だわさ。
- 16.11.13 ベルト
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今朝はブチ切れた。
本気で、何人かを退塾させようかと思ったくらいだ。
おかげで、HOPES通信に書くネタはできたが、そんなのちっとも嬉しくない。
そんなこんなで、数人の生徒を居残りさせていたのだが、その中の一人のちょっと笑えるお話。
「先生できました」と、私を呼びに来た生徒。何故かクネクネしている。
「どないしたんや?」
「いえ、あの。トイレに行きたいのですけど、先に見せようと思って」
「何言うてんねん。さっさと行かんかい」
「そうなんですけど、実は・・・」
「何やねん?」
「あの。その。ベルトが取れなくて・・・」 見れば、かなりきつめにベルトが締められている。
「取ればいいやんか」
「はい。けど、取れないんです」
「どないなってんねん?」 取り方の説明を聞くが、今一つ要領を得ない。その間も腰のクネクネは治まらない。
「もう我慢します。家まで」 生徒はそう言うが、どうみても絶対に無理だ。
家に電話をかける。
「今から帰ってもらいますが、実は少々問題が発生しまして・・・」
当然、保護者は何事かと身構える。電話越しでも、その緊張した気配がうかがえる。
「ベルトが取れないのです。トイレも我慢しているみたいなので・・・。ちょっと本人に代わります」
改めて、取り方をレクチャーされたようだが、指示通りしてみても、やはり外れない。
生徒の股間に顔を近づけ、私もいろいろと試みたが、力任せでは無理のようだ。
「ダメですね。最悪の場合、ベルトを切断させてもらって構いませんか?」 保護者に了解を求める。
「はい。もう好きにして下さい」と、父親。
「けど、これ、昨日買うてもろたばかりやねん」 かたや、半泣きの生徒。
「しゃーない。もう一回やってみよか?」
あれ?外れた!
ここまでは、力の加減が悪かっただけなのか。意外にも、すっと外すことができた。
慌ててトイレに走り込む生徒。
無事、難は逃れたようだ。
帰り際に、もう一度説教をしようと思っていたのだが、どうも勝手が狂ってしまった。
それどころか、お互い、笑いが止まらない。もう、すっかり気が抜けてしまった。
「おまえ、ほんまにちゃんとせーよ!」
「うん。これから○○は○○するようにするわ」
「頼むで、ホンマ」
なんと、これで終わってしまった。
一体なんやってん。私の怒りを返せ!いや、返して要らんけどね。
30年以上この仕事をしているが、過去には生徒の靴紐を結ばされたことが一度だけあった。
しかし、生徒のベルトを外したのは初めてだ。
まあ、事なきを得て良かった!と、喜んでおこう。
それにしても、人生色々で酒わ。
- 16.11.14 勉強は楽しむもの
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突如現れた卒業生。
なんと、あの変態少年だ。
転居を報せに来てくれたのだが、「中間テストが悪かったので(今度がんばらなあかんから)直ぐ帰ります」と、会話もそこそこに去ろうとする。
おそらく、保護者が外で待っているのだろう。
しかし、折角来てくれた逸材をそのまま帰すほど、私は甘くはない。
「ちょっとだけでいいから、6年生にハッパかけたってくれや」と、頼んだ。
今回も良いことを言ってくれた。
「僕は問題を解くのが面白かったから、愉しみながら受験勉強しました。君たちも、あと2ヶ月ですが、楽しんで下さい」
それに対する生徒達の反応は、様々だった。
「え〜!楽しむ?なに言うてんの。そんな余裕はないわ」
と、大きな目を大きく見開き、驚きの表情を隠せない子がいるかと思えば、やたらとニコニコして聞いている子もいる。何故か満足げだ。
卒業生が帰った後、その子に尋ねた。
「おまえさん。嬉しそうに聞いていたけど、勘違いしてへんか?何もせずに、毎日を楽しく過ごせと言ってたんとはちゃうんやからな」
彼も大きなお目々をさらに大きく開いて、精一杯否定していたが、どうも不安だ。
まあ、卒業生の一言の方が、私のお小言の何倍も効果がある。口惜しいけど、事実だから仕方ない。
彼の言葉をどのように受け止めるか。それは各人それぞれだろうが、プラスに働いたには違いない。
ありがとうね。私も君に諭されま酒た。
- 16.11.15 気のせい
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最低男だと思われても仕方ない。
私は自分がミスをしたとき、生徒達にはこう言う。
「気にするな!気のせいや」と。
ね。最低でしょ。
スーパームーン。
そんなにデカいか?
きっと、お月さんも言っているはずだ。
「気にするな!気のせいや」とね。
- 16.11.16 『漱石の妻』
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NHKで放映された『漱石の妻』。
ようやく見終わった。
きっかけは、主演が尾野真千子だからという、極めて不純なものだったが、なかなか面白かった。
いや、本音を言わせてもらえば、最初は面白くなかった。と言うより、不快だった。
封建社会。男尊女卑。
時代が時代だから仕方が無いのかも知れないが、私には理解しがたく
「なんやねん?こいつ!」と、いつもの如くブツブツ文句を言いながら見ていた。
いや、途中でスイッチを切ったこともあった。
しかし、主人公(漱石の妻)は理不尽な事に対してだまって引き下がりはしない。
最終的には夫に従うのだが、その都度、言うべき事はちゃんと言っていた。
女の本音が垣間見られて、私は驚いたり、感心したり。
男と女ではこれほど捉え方が違うのかと教えられた。
女が黙っているのは、賛成しているのではない。諦めているのだ。
それに、気が付かない男の愚かさ。身につまされた。
それでも、最後に明かされるのね。男の本当の優しさが。
一応、永久保存版にしておこうか。
- 16.11.17 モニター
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訳の分からない電話がかかってきた。
「私、○△□省の○×と申しますが、御社はHOPESさまでいらっしゃいますか」
「はい」
「住所の確認と電話番号の確認をさせてもらいます。大阪市○○区:・・・ですか」
「うん、合ってるよ。ところで何なん?」
「あなた様の氏名を伺います」
「だから、何なん?」
「はい、来年7月に特定サービス産業実態調査を実施したしますが、その資料送付先の確認です」
そう言えば、経済産業省から葉書が届いていたな。
「ああ、あれね。それって拒否できへんの?」
「一応、できないことになっております」
「一応?」
「いえ、できないことになっております」
「ところで、なんで、うちが選ばれたん?」
「無作為抽出です」
「それは光栄やね。実態調査って、たくさん書かなあかんの」
「それはお答えできかねます」
「なんで?あなたそこの人やろ」
「はい」
「あー、もう面倒くさいな〜。拒否します」
「いえ、拒否はできません」
「何で?あなたさっき『一応』って言ったやん」
「少々お待ち下さい」
別の人が電話に変わった。
「お電話変わりました。□□です」
「あのさ、その調査って、時間かかるの」
「おそらく、色々とご記入頂くことになるかと」
「拒否できない?」
「あの〜。ここだけの話ですよ。大きな声では言えませんが・・・」と、本当に小声になった。
「お送りした資料をご覧下さり、ご面倒のようでしたら、拒否して下さい。それで結構ですから」
「???本当に?」
「はい」
「じゃ、名乗るわ。けど、今の言葉に責任持ってよ。□□さんやね」
「はい」
要するに、電話をしてきた人の部署は、資料の送付さえ完了すれば、それで良いようだ。
自分たちの仕事は、滞りなく送付すること。後のことは知らないわ。
ということなのだろう。
組織のからくりが垣間見えて、面白くはあったが、役所ってなんなんだろうね。
- 16.11.18 投薬ミス
-
授業中に胃が痛くなった。
なーに、心配することはない。いつものことだ。
生徒達のあまりのお馬鹿ぶりに、体のあちこちが悲鳴を上げているだけだ。
「ちょっとやっといて」と言い残し、薬をのみに教室を出た。
薬を服んだら、少し痛みは治まった。
けど、よく見たら私の服んだのは「胃薬」ではなく「風邪薬」だった。
これって、何よ。
結局、薬って「気のせい」なのね。
- 16.11.19 無事が一番
-
結構揺れた。
教室には自習に来ている生徒がいた。
机の下に隠れるよう、慌てて指示したが、大きな体が入るほどのスペースはなかったようだ。
体を半分だけ潜らせて、頭は机の上にある。アライグマがキョトンとしているようで、可愛かったけどね。
まあ、程なく揺れは収まったから良かったものの、最近多くない?
事務室に戻り、仕事を再開しようしたが・・・。
あれ?PCがフリーズしている。
作りかけの文書が開けない。
しばらく待ったが、反応せず。
げ!あと2行で完成だったのに。
途中でバックアップは取っていない。
結局、作り直し。また1時間以上かかってしまった。
奈良は震度4だったらしい。
母は無事だったが、ハニーには電話が繋がらず、やきもきした。
けど、実は母は前日に高熱を出し、病院に運ばれていた。
平穏無事な一日を願うのは、贅沢なのだろうか。
- 16.11.20 不幸はラッキー?
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なかなかできぬことだが、いつでも幸せになれる方法がある。
良いでしょ!素晴らしいでしょ!素敵でしょ!
教えて欲しい?
ダメ!教えてあげないよ〜!
なんて、ウソ!特別で酒よ。こっそり、教えちゃうね。
どんなときでも「今の自分は幸せだ」と、考えるのだ。
え?どんなときにでも?
そう。どんなときにでもだ。
お金を落としたら?
100円落としたら1000円落とさずにすんだ。ラッキー!
1000円落としたら1万円落とさなくて良かった。ついている!
1万円落としたら、財布ごとなくさなくて良かった。きゃ〜幸せ!(アホやね)
泥棒に入られても?
そう。お金を取られただけですんでラッキー!怪我も何もなかった。良かった良かったとね。
交通事故に遭ったときにでも?
そう。たとえどんな大怪我をしようとも、「ああ、生きていて良かった!」と考える。
どんな場合でも、より悪い状況と比較すれば、マシなのだ。
最悪より悪い状況はないのだから。
まあ、なかなかできない考え方だけどね。
そう思わなければやっていけないのも辛いが、私は最近幸せだ。
- 16.11.21 お騒がせしま酒た
-
旧友と痛飲。非常に貴重な時間を過ごせたのだが、帰宅してからがいけなかった。
既に結構な量を呑んで来たのに、さらにワインをがぶ飲み。
ネットを繋ぐ。
facebookでの知り合いたちの書き込みを眺めていたら、みな楽しそうだった。
行楽に出かけたり、イベントに参加したり。行動的に活動している。
正直、羨ましいなと思った。けど、それを嫉むつもりは毛頭無い。
ただ、いいな〜と、「イイネ!」を押しまくっていたのだが・・・。
酔った頭で突然何を思いついたのか、
「みんな。どうぞ幸せにね。」と、書き込みをしてしまったのだ。
さあ、それからが大変。
「何があった?」
「大丈夫か」
「早まるな」
「幸せになれるって」
「いくらでも相談に乗るから」
「もう少しの辛抱や」などなど、次々に友人たちが書き込んできた。
「だからちがうって!大丈夫やから」と言い訳するが、
全てに返信できぬまま、眠りに落ちてしまった。
誤解を招くような表現で申し訳ありませんで酒た。
ご心配をおかけいたしま酒た。
私は大丈夫で酒。
一晩ぐっすり寝たら、体の方も回復いたしま酒た。
はい。しばらくお酒は控えま酒。
- 16.11.22 『氷点』
-
やっと読めた。
5年生の女の子が感想文に書いていたのは、もう半年以上前のこと。
話には聞いていたが、実際には読んでいなかったので、そんなら私もと、直ぐさま購入した。
しかし、読み始めるまでに数ヶ月。読み終わるのに、1月以上かかってしまった。
いや〜、えげつないお話で酒た。
愛憎関係がこれほどにまで複雑だとは。
私のような単純な人間には、理解に苦しむことが多かった。
そもそも、相手に疑念が生じたら、私なら直ぐ問い糾す。
胸の中に収めるなんてことはできない。疑心暗鬼ほど神経をすり減らすものはないからね。
まあ、人はそれぞれなのだろうけど。
昼メロを見ているような錯覚に陥ってしまった。(あ、昼メロって実際には見たことないけどさ)
続編もあるらしい。
どうしようかな〜。読もうかな〜。読んでも共感できる点は少ないだろうしな〜。
まあ、取りあえず、買い物かごには入れておこうか。
- 16.11.23 披露宴
-
今日は、4期生O君の結婚披露宴。
招待してもらって、行かんわけにいかんやろ。幸い、時間は昼間。午後の授業はあったけど、何とか調整して、参加させていただいた。
場所は中央公会堂。
前を通っただけで、中に入るのは初めて。やたらと格式の高い建物だった。
エレベーターでどうぞと言われ、3階に昇るが、辿り着いたのはスタッフの控え室。所謂バックヤードやね。
私も驚いたが、スタッフも突然の闖入者に唖然としていた。
宴会場の舞台裏を見るのも初めてだし、裏口から入場するのも初めて。長生きはするもんやね。
私の席は特等席。新郎新婦の真ん前だった。
新郎と新婦の上司と同じテーブル。スピーチの予定はないのに、何故か緊張してしまう。まあ、緊張も乾杯までのこと。アルコールが入れば、こっちのものよ。
なんて、おっといけない。今日は呑みすぎてはいけないのだ。
何故なら、数時間後には授業が待っているのだから。それでも呑むのね。控え目を意識しながらさ。
だって、教え子の目出度い日に呑まないなんて、無理。ほら、2人とも幸せそうでしょ。
堅苦しい雰囲気は全くなかった。
芸達者な人たちばかりで、会場は大盛り上がり。
新郎新婦が、良き友人や素敵な上司に恵まれているのが、とても良く分かった。
それにしても、嬉しいじゃないか。
たかだか中学受験の手伝いをしただけの私を慕ってくれ、披露宴にまで招待してくれるのだから。
ありがとう!どうぞ末永くお幸せにね。
- 16.11.24 大いなるもの
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運命論者ではなかったはずなのに・・・。
人生は「大いなるもの」に導かれているのではないか。
最近、そう考えるようになってきた。
以前は、運命的なものを極力認めようとしなかった。いや、むしろ排除してきた。
何もせずに運命に身を任すなんて、まっぴらごめんだ。と、精一杯抗ってきた(つもりだった)。
それでもやはり、自分の意思とはかけ離れた何かの力がはたらいているのではないか。
人の出会いや別れをはじめ、この世には思わぬ出来事や不可抗力的なアクシデント、不可避な展開に満ちあふれている。もちろん、死も含めて。
悪いことばかりじゃないだろう。良いことだってあるはずさ。
それらを全て「大いなるものの意志」だとは思わないが、少なくとも「自分の意志」ではないのだから、身も蓋もない表現だが「どうしようもない」ことなのだ。
じゃあ、それらを認めても良いじゃないか。いや、受け容れるより他ないではないか。
なんて、自分の無力さを棚に上げて、そんなことを考える、今日この頃。
- 16.11.25 懐かしいお味
-
コンビニで見つけた揚げパン。
懐かしい。小学校の給食で一番好きなパンがこれだった。
早速購入してみた。
美味い!
当時の物は、もっと油でこてこてしていたようにも思ったが、50年近く前の記憶だから当てにはならない。
コッペパンを揚げて、砂糖をまぶしただけのものだが、上品なお味。食べた後のもたれもなかった。
税込み100円と値段も手頃だし、しばらくはクセになるかも。
ただ、砂糖がぱらぱらと落ちてきて、辺りが砂糖だらけになるのが難点かな。
え?私の食べ方が悪いだけ?慥かにね。
お薦めで酒よ。
- 16.11.26 塩
-
みなさんご存知のように、私は酒が好きだ。
そして、食べることも好きだ。
飲み出すと、あまり食べなくなる人もいるが、私は食べる。
外で呑むときはそれ程食べないが、家ではひたすら食べ続ける。だから、太るのだ。
本当の酒飲みは、酒そのものを味わうために、呑んでいるときは食べないという。
アテは要らない。せいぜい塩があれば十分だ。とも聞く。
今宵は、卒業生との会食。3期生と6期生。異色のコラボだ。
久し振りに会う子達だったので、楽しかったが、私は初めて見た。
「塩をあてに酒を呑む女性」を。
彼女と初めて飲んだのは10年ほど前。大学生になりたての頃だったかな。
もしかしたら、その時彼女は飲んでいなかったかも知れない。
その子が大酒飲みに変身していたのだ。
私の驚きがいかほどか、想像していただきたい。
もっと遡れば、私の中の彼女のイメージは、小学生の頃のがんばり屋さん。健気な少女のままなのだ。
う〜ん。人生って面白い。
- 16.11.27 記憶力
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記憶力は良い方だと思っていたのだが、やはり加齢のせいだろうか、年々、衰えていく。
人の名前がパッと出てこないなんてざらで、酷い場合は、昨日何食べたかすら思い出せないことがある。
本を読んでいても同じ。
タイトルだけでは、読んだか読んでいないか判断できない。(似たようなタイトル多いしね)
取りあえず購入するが、しばらく読んでから、やっと「あ!この話読んだことがある」なんてね。
それでも、結末が思い出せないから、結局もう一度全部読んでしまうんだけどね。
あ〜あ。情けないな〜。
昔は「この問題は何年の○○中学校の入試問題の何番」まで瞬時に言えたのにな〜。
記憶力を蘇らせる良い方法はないのだろうか。
まあ、人生。忘れた方が良いことも多いのだろうけどね。
- 16.11.28 乗っ取り
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世知辛い世の中になったもんだ。
「facebookの私のアカウントが乗ってられているのでは?」と、知人から連絡が。
「え?何のこと???」
最初は全く理解出来なかった。
聞けば、私の友人達に私の名前でイベントの招待をかけ、招待に応じた人または関心を持った人をそのサイトに誘導しようとしているようなのだ。
facebookを見ると、慥かに1つ、身に覚えのないイベントがあった。
「あれ?これ、前にもあったぞ」
数ヶ月前にも同じ主催者で私が招待をかけているのがあった。その時は、変だなと思っただけだったが、そうか、悪意ある者の仕業だったのか。
どうしよう。
その時は、何人かが反応していたように思う。誰だったかは定かではない。
申し訳ない。エライ迷惑をかけてしまった。
教えて下さった方のアドバイスに従い、取りあえず偽サイトの存在はお知らせしたが、困ったもんだ。被害が広がらなければ良いのだが。
そうだ、この日記にも書いておこう。
偽レイバンのサイトにご注意を!! と。
改めて、facebookのログイン記録を調べてみると、出てくるわ出てくるわ。
広島やら千葉やらから、私がいたはずのない時刻に、各地からログインされている。
一応全てブロックしたが、一体誰なのだ。
こんな下らないことをして、人を困らせて喜んでいる奴は。
つい先日もHPの掲示板が荒らされた。
それは、おそらく、夏の嫌がらせと同じ奴の犯行だろう。手口が低レベルで、まるで同じだからね。
ただの愉快犯。若しくは、私に何か書き込みをされたら困る奴の仕業に違いない。
恨みを買う私がいけないのか。
けど、筋違いないちゃもんをつける奴はいくらでもいる。そんなバカな連中を一々相手にしていたらキリがない。
こちらが騒ぎ立てれば、相手の思う壺だ。
むしろ、日記のネタを提供してくれたことに感謝しよう。 - 16.11.29 使用期限
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久し振りに吉野家へ。
慥か、割引券もあったはず。
財布の中を確認する。
あった。あった。これで大丈夫。
たまに割引券を持っていながら、出し忘れることがあるので、今日はいきなりの提示だ。
「これ使えるよね」
店員さんは外国の人だった。一瞬、不安がよぎったが、
「はい、使えます」と流暢な日本語でお返事。
アクセントは少しおかしかったが、そこら辺の日本人店員よりしっかりしている。
私の注文は大抵、牛丼のつゆだく。
久し振りにガツガツ食べた。
ごちそうさま!
さて、お勘定。
先ほどの割引券を嬉しそうに差し出す私。
吉野家の低価格で50円引きは大きい。
ところが、店員さん(先ほどの外国人)は、顔を曇らせる。
「お客さ〜ん」アジアの人独特の間延びした言い方だ。
「何?」
「お客さ〜ん。これ!」
「だからな〜に」
「これ!」日付を指さす。
「11月30日まででしょ。今日は28日。まだ使えるはずで酒よ」
「いいえ、お客さ〜ん。ここ!」
定員さんの指さす先には小さな文字で有効期限が・・・。
げ!
有効期限 2015年 11月30日 とあるではないか。
「わっはっは!こりゃあかんわ!」笑うしかない。
「ごめんね。こりゃだめだ」と恥ずかしさを笑いで誤魔化すカッパちゃん。
そそくさと、店を後にした。
しばらく吉野家には行けないな。
それにしても、どうして1年前の割引券を後生大事に財布の中に入れていたのか。
財布の中に、領収書やポイントカードを入れておくといけないと、良く聞くが、道理で金が貯まらんわけや。
- 16.11.30 コピー機
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コピー機が新しくなった。
前の機械がダメになったわけではない。3年半使用したが、まだ十分普通に動く。(最近、故障は多少増えたけどね)
新機種になって、機能が増えたわけでもない。(増えたって、どうせ使いこなせないが)
言うまでもないが、当然リースだ。キャッシュで100万円以上の買い物ができるわけはない。
が、前のリースは残り15ヶ月。それさえ過ぎれば、(恐らく)リース代金は10分の1になるはず。
しかも、入れ替え後のリース代金は今より増える。
え!じゃ、何で?一体何のために???
早い話が、先日PCトラブルで助けてもらった、その借りを返すためだ。
機種はメーカー在庫処分のもの。新しくするメリットは機能的にはゼロ。
営業の方の顔を潰すわけにもいかないが、それだけで毎回入れ替えていたらいくらお金があっても足りない。
こちらのメリットは・・・。
コピー代金が安くなること。その1点だ。
今までの半額の提示を受けた。
ランニングコストだけで考えれば、月に2万円以上安くなるそうだ。
まあ、それならいいだろう(と言うよりは、どうして今まで高い料金だったの?25年間のつき合いは何?納得できない思いは残るが)と、契約した。
しかし、予想通りと言えばそれまでだが、嬉しさは全く無かった。
見た目は全く同じ。機能も同じ。コピー料金が安くなると言われても、人は以前との差に価値を見い出し、喜びを感じるのだ。
トータル的に支払金額もあまり変わらないのだから、これで喜んでいたら、ただのバカだろう。
まあ、これもお付き合いの一環ということで・・・。