カッパの日記 

2016年12月

16.12.1 バニー

 バニーちゃんになった私。
 え?吐きそうって?!
 慥かに想像したくない姿だわな。網タイツでお尻にポンポン付けているカッパなんて。
 私もいややわ。

 ちゃいまんがな。
 お目々がね。真っ赤っ赤になったのよ。
 朝起きたら、何故か左目が・・・。
 コンタクトのせいかな?
 ちゃんと外して寝たんだけどな〜。

 生徒達のギョッとした顔。
 まるで、化け物を見るかのような表情だった。
 やっぱりね。バニーというよりはゾンビだわな。

 まあ、そういうことで、しばらく無気味でしょうが、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

16.12.2 時間割

 目の調子はよくない。
 2〜3日で元に戻るだろうと思っているのだが、会う人会う人に無気味がられる。

 さて、ようやく冬期集中講座の時間割作成に取りかかった。
 数個の仕事を同時進行できない情けなさ。
 どうしても教材作成を優先してしまう。
 まあ、仕方ないわな。何といっても、一番時間がかかるのだから。

 で、その時間割。枠組みだけはできた。
 何とか例年並みの時間は確保することができ、一安心。
 6年生の時間数も増やせた。だって、例年より約1週間入試が早いのだからね。
 問題は、タイトな時間割にしたため、休みがとれないことだ。
 と言っても、私の休みではない。私が冬に休めないのは当然のこと。覚悟の上だ。
 職員の休みが取れないのだ。数日はあるが、十分ではない。体調には注意してもらわねば。
 もちろん、私もだけどね。
 

16.12.3 慣れ

 人の体は、環境に慣れるようにできている。
 よい意味でも、悪い意味でもね。

 例えば、夏の間。5:00起床、24:00就寝が普通だった。辛いとは思わなかった。
 たまに早く眠れる日もあったが、その分早く(3:00頃には)目が覚めてしまう。
 講習会が終わり、平常授業にもどると、いきなり就寝が遅くなり、起床はさらに遅くなった。
 土曜、日曜は6:30起床だが、平日なら8:00or9:00まで眠っていることもあった。
 最近また少し忙しくなり、7:00起床の日が続いたが、夏に比べれば大したことはない。じきに慣れた。

 さて、もうすぐ冬休み。
 また、5:00起床の毎日になるのだろうが、な〜に大丈夫。すぐに慣れるさ。

16.12.4 調整

 調整というよりは、帳尻合わせといった方が良いか。
 冬期集中講座を前に、今年度の進度予定と現在ある教材を確認したのだが・・・。

 が〜ん!足りない!
 理科がではない。理科は、全て作り替えているから何本残っていようが関係ない。
 算数が足りないのだ。
 おっかっしいな〜。
 例年、少し余裕があるはずなのに、どうしてだろう。
 何本かは新規作成しなければならない。
 ますます、時間が足りなくなる。

 まあ、何とかするべ。

16.12.5 素材集

 年賀状作成。
 な、わけないわな。
 とりあえず、作成のための本を買っただけ。
 今年ももちろん、「世界一簡単にできる年賀状」だ。
 何と言っても安いし、簡単。
 それでいて、結構、素材は多い。
 林先生のどや顔は気に入らんがね。

 少しだけ眺めていたが、クスッと笑えるものもあり、ほのぼのとした気持ちになった。
 今年は、卒業生にも出そうと思う。
 作成の時間を確保するのが微妙だが、出すと宣言した以上、出酒ので酒。

 さあ、その前に・・・。
 がんばるべ!

16.12.6 モノマネ

 久し振りに早く帰ったら、TVでモノマネ番組を放映していた。
 モノマネ=誰かの真似 だよね。
 元ネタはダレ?が、分からなければ、面白くも何ともない。ただの知らない人のパフォーマンスだ。
 笑うタイミングが分からない。と言うより、実際全く訳が分からなかった。

 ただ、ふと「これって、どの世界でも同じだよね」と、妙に納得してしまった。
 事情を知らなければ、ただの傍観者。
 訳知り顔で物言われたら、かえって鼻白むわな。
 なんてね。

 それでも、番組自体は結構笑えた。
 笑えること自体、幸せなんだろうな〜。
 はい。私はいま、幸せで酒。(酔っているからではないぞ)

 昔は、お笑い(番組)を軽く考えていた。
 しかし、「この瞬間が誰かの救いになっている」と考えれば(実際そうだし)、ものすごく大きい存在ではないか。
 お笑いタレント達も(その意味では)すごい人達ばかりだ。
 面白い人、面白くない人、そりゃいろいろいる。それでも、きっと彼らは必死なのだ。
 彼らに大きな志があるかどうかは知らない。分からないし、知りたくもないが、少し尊敬の念を抱いてしまった。

 ちょっと精神状態の危ういカッパちゃんで酒た。
 お休みなさい。

16.12.7 水飲み鳥

 全体保護者会の朝。
 ポストに見覚えのない差出人からの郵便物が届いていた。
 一瞬不吉な予感がしたが、開封すると、出てきたのは小さな箱。
 made in china とある。
 爆発物か?と、身構えるが、間もなく記憶がつながった。
 そうだ。先日netで注文したんだった。(たった3日前のことが思い出せないなんて・・・)

水飲み鳥

 理科の教材と言うよりは、生徒達の理科への関心を高めるためにと購入したのだ。
 水飲み鳥。ご存知だろうか。
 商品名は「happy bird」だ。

 生徒達は目敏く見つけた。(保護者が、誰一人として気が付かなかったのが謎?)
 みな興味津々に眺めている。
 そりゃそうだわな。
 何もしないのに、首を振り続ける鳥なんて見たことないよね。
 しかし、口にする言葉がいけてない。
 「先生。これなんぼ?」8割の子が値段を聞いてきた。
 「1000円やで」と言った途端に、
 「安物や」と思ったのか、急に興味をなくす子がいたと思えば、
 「欲しい〜!」とねだった子もいた。(1000円ならもらえると思ったのか?それくらい自分の小遣いで買えよ)
 「どういう仕組みですか?」と尋ねた子は、情けないかな1人だけだった。

 この水飲み鳥。
 実は、私には思い出深いものなのだ。
 存在は知っていたが、半永久的に水を飲み続けるその原理は知らなかった。と言うより、そもそも興味も無かった。
 私がその理屈を知ったのは、20歳の頃。
 大学入試の英語に出題されていたのだ。
 浪人を重ねていた私。もうこれ以上遊んでいるわけにも行かぬと、私学を受験することに。
 初の上京。新幹線にも飛行機に初めて乗った。(まあ、その時の話は又別の機会に)
 その1月後。今度は国立の試験にも同じ問題が・・・。
 原理が英語で書かれており、それを訳すような設問だったように 思うが、なんせ30年以上前のことだ。記憶に自信は無い。

 しかし、私は、この水飲み鳥のおかげで大学生になれたのかも知れぬ。
 じゃ、こいつは私の恩人?それとも恩鳥?
 毎日拝ませてもらおうか。

16.12.8 長渕剛

 TVで長渕剛が歌っていた。
 お、『乾杯』じゃないか。
 この曲は、私が唯一人前で歌ったことのある歌だ。
 期待で胸が膨らむ。

 数分後、ふくらんだ胸は見事に萎んだ。
 何ともスッキリしない気分だった。
 彼なりの抵抗だったのだろう。
 メディア・マスコミへの批判などを織り交ぜ、割と長い間ぐだぐだ語っていた。
 気持ちは分からんでもないけどね。
 歌手は歌で伝えれば良い。言葉じゃなくてね。

16.12.9 骨

 今日も朝から教材作成。
 何とか2日で1本のペースは保てているかな。
 いや、もっとがんばらな。講習会が始まったら、そんな余裕ぶっこいてられへんし。

 今作っているのは、人体。
 呼吸・吸収・消化・血液ときて、来週は「骨と筋肉」だ。
 正直、困っていま酒。
 ダメなのよ。私。血とか骨とか。
 体の各部のはたらきを調べ、それを生徒達に伝えることは、まあできる。
 けど、すぐに想像してしまうのね。
 血管が破れたり、骨が折れたり、腱が切れたりするシーンを。
 骸骨の図を見ながら、「嗚呼、なんて脆いのだ。すぐポッキリいってしまいそう」なんて思っちゃうのよ。
 一時は医者を目指したこともある私で酒が、つくづく思うね。ならなくて良かった。いや、なれなくて良かったと。

 本当は、日記を書いている場合じゃないので酒が、面白い変換がでてきたので、ちょっと一休み。
 「どの骨とどの骨をつなぐ・・・」と打ちたかったので酒が、
 「どの骨トドの骨」と出てきたのね。
 トドの骨?見たことないし、イメージできないな〜。
 しかし、その瞬間、頭に浮かんだのは、波打ち際でトド(結構可愛い顔をしていたよ)が、
 「見ちゃいや〜ん」と恥ずかしげに、前足で顔を隠している仕草だったのよね。
 すっかり、気が抜けちゃいま酒た。

 ね、おかしいでしょ。
 え?アンタの頭が!ってか?
 はい。一度、精神科の友人に相談してみようかと思いま酒。

 さあ、作成再開。
 トドちゃん、バイバイね。

16.12.10 実験ビデオ

 お世話になっている方との会話。
 その方は、理科の先生。
 「実験などはどうされていますか?」
 私が今年から理科も担当していると聞き、心配して下さったのだ。

 返答に困ってしまった。
 説明を聞くだけより、実際、目で見て納得してもらった方が、絶対に効果がある。
 それは分かっている。けれど、正直、生徒達に実験を見せられるまでのレベルにはまだ達していない。
 将来的には取り組みたいと思っているのだが・・・。

 正直にそうお答えすると、
 「良いものがありますよ。高校の物理の範囲ですが、よろしければ」と言って下さった。
 いろいろな実験をビデオに収めたDVDがあるそうなのだ。
 「実験の準備など不要で、映像を見せるだけで良いから、手軽ですよ」と仰る。

 昨日、そのDVDが届いた。
 早速、見せていただいた。
 面白い!
 これなら使えそう!と思えるものもたくさんあった。
 まだ少ししか見ていないが、早く時間を作って全てを見たい。

 さて、生徒達にはどのように見せようか。
 楽しみだ。

 D先生。本当にありがとうございま酒た。

16.12.11 1年

 facebookも粋なことをする。
 「2016年を振り返って」という動画を、頼みもしないのに勝手に作ってくれた。
 それによると、私は今年57人と友だちになり、誰かの投稿に973回もいいね!をしたらしい。
 写真の投稿はほとんどしないため、出てくる写真は友人が写した私の写真だけ。
 それでも数枚あった。
 忙しい忙しいと言いながらも、結構遊んでいるのね。
 付き合って下さった方々には心から感謝だ。

 ついでに今年を振り返ろうかとも思ったが、碌な事が無かったからヤンペ。
 ま、一言で言えば、初体験だらけの一年で酒たわ。

 けど、いつの間にか年末なのね。
 ひょえ〜!感慨に浸っている暇など無いわ!

16.12.12 予防注射

 ようやくインフルエンザの予防接種を受けてきた。
 まいどの事ながら、先生の
 「チクッとしますよ」の一言に固く目をつぶる私。
 今日は、あの可愛い看護師さんはいなかった。辞めたんだろうか。
 尋ねるのも憚れたので、世間話でお茶を濁した。

 今回の新発見。
 注射を打ったからと言っても、すぐに効き目があるわけではないのだそうだ。
 「抗体ができるまで2週間ほどかかるから、その間は用心するように」と言われた。
 ふ〜ん。知〜らなんだ。知〜らなんだ。

16.12.13 雨

 冷たい雨が降っている。(拓郎さんの歌にもあったね。名曲だ)
 しかもかなり強く。
 私は一人夜道を急いでいた。
 寒い。(そりゃそうだ。12月だもん)
 こんな夜は熱燗が良いな。
 そんなことを考えているうちに、すっかり濡れてしまった。(傘は差していま酒)
 駅から10分弱の距離なのに、靴の中からは水音がしていた。

 やっと着いた。一日の疲れがどっと襲いかかる。
 けど、私はこの瞬間が一番好きだ。
 ハニーに「ただいま」と言う瞬間が。

 さあ、呑むぞ。
 思えば、朝家を出てから何も口にしていなかった。
 先ずはビールから。(おいおい、熱燗はどうなった)
 あ〜!疲れが溶けていく。至福の時。
 次は冷酒。(あれ?熱燗は?)
 まあ、良い。今宵は(も)これで十分だ。

 今日も生きている。幸せだ。

16.12.14 カジノ

 やっぱり政治家どもはバカばかり。
 庶民の事なんて一つも考えちゃいない。
 頭にあるのは己の利権だけなのだろう。(黒岩さんごめんなさい。貴方は違うと信じております)
 でなきゃ、あんな馬鹿な法案を通さない。

 カジノ法。
 ギャンブルの怖さを知らないボンボンばかりだからか。
 国を滅ぼすつもりか。
 外国旅行客目当てかも知れぬが、日本人だって必ず破綻する奴が出てくる。
 誰にだって、射幸心はあるのだから。

 ギャンブルに絶対負けない方法。それは一つだけ。
 「やらないこと」だ。

16.12.15 算チャレ

 私が以前よく遊ばせていただいていたのは、ネットの算数サイト。(かつては数多く参加していたが、今ではとんとご無沙汰)
 その最高峰に輝くのは、何と言っても算チャレだ。

 その算チャレが、この度なんと第1000回の出題を迎えた。
 毎週1回。一年で約50回。単純換算しても20年。
 すげ〜!すげ〜!
 その間、あの(って、知らん人は知らんやろうけど)ハイレベルな問題を提供し続けてこられたのだから、もう感服としか言いようがない。

 主催者の方とは何度かお目にかかったことがある。
 初めてお目にかかったのは、もう10数年前のこと。
 毎年オフミを開かれていて、関西開催の際に出席させて頂いたのだ。
 さぞかし、自分の才能を鼻にかけたいけ好かない奴か、と思っていたが、とんでもない。
 腰の低い、爽やかな青年。一発でファンになってしまった。
 彼と出会うまでは、世界で2番目の算数の先生と自負していた私だが(1番はもちろんTORAしゃん)、あっさり負けを認めた。
 いや、認めざるを得なかった。
 それ程、スゴいのだ。頭脳だけではなく、人格も全てが。
 私は到底、彼の足許に及ばない。
 無理を言い、長男の東大受験の際には直接指導をお願いしたくらいだ。(彼は在京なので、長男をしばらく東京で一人暮らしさせた)
 私の惚れ込み具合が、これで分かるだろう。
 それ以降も何度かお目にかかっているが、腰の低さ、謙虚さは相変わらず。
 家庭を持たれた後でも、爽やかさは健在だ。

 さて、今宵。記念回ということもあり、数年ぶりに参加させてもらったのだが・・・。
 酔っ払いの老人(既にベロベロ)にはハードルが高かった。
 何度か誤答を送信してしまった。
 言うまでもなく、今回も圏外。(私がトップを取れなかったサイトはこの算チャレだけ。2位が最高順位なのね)

 彼のことだ。この1000回で終わりということはないだろう。
 頭のリハビリを兼ねて、私もまたたまに参加させていただこうかな。

16.12.16 ウソ

 私は、ウソが大嫌い。
 いや、言い改めよう。
 ウソを吐かれるのが大嫌いだ。

 けどさ、誰だって絶対ウソをつくよね。
 偶々それに気が付くか付かないかだけで、気付かなかった方がラッキーなのかな?
 自分に発せられたウソに気付いたときは、正直辛い。

 いや、待てよ。
 ウソを吐かれる人は、自分がウソを吐いているからじゃないのか?
 100%正直な人間はいないとしても、誠実な人相手にウソを並べる必要は無いだろう。
 じゃ、私は・・・。
 はい、正解。私は不誠実な人間で酒。そうなりま酒ね。
 ただ一つ言えるのは、ウソは必ずバレるということ。
 特に、保身のためのウソはね。

 今日も生徒達のウソにウンザリさせられた。
 見て見ぬフリをできないレベルだったからね。

 あかん。テンション高めなあかんこの時期に、何を落ち込んでるねん。
 人を批判するほど正直でもないクセに、嗚呼、情けないな。

16.12.17 縁

 今日は新年度の入塾説明会。
 数人の方と新しい出会いがあった。

 説明の方もいつも以上には話せたように思う。
 正直に言いすぎたきらいはあるが、まあ誤魔化しても仕方がない。
 上辺を取り繕ったところで、そんな言葉は相手の心に届かないだろう。

 ご縁がいただければ良いので酒が。

16.12.18 遅ればせながら

 やっと、受験生らしくなってきたかな?

 授業の合間の休憩時でも質問の行列ができる。
 昔は、当たり前の光景だった。
 今年は、それが全く無く、正直私は不満の塊だった。

 質問が出ない理由。それはただ一つ。
 問題を解いていないからだ。
 学力は伸びないのは、圧倒的に勉強量が不足しているから。
 当たり前のことなのに、みな勘違いしている。
 話さえ聞いていれば、大丈夫だと。
 違う。そりゃ、分かった気になっているだけなのじゃ。
 完全に理解するには、もう一度解き直すしかないのじゃ。

 話を元に戻そう。
 彼らも、ようやく流石に残り時間が気になったのか、まともな質問をしてくるようになった。
 やっと、本気になったのか。
 間に合えば良いのだが・・・。

 けどね、言っておくからね。思い違いするなよ。
 私は神様でもなければ、魔術師でもない。
 君がその気にならなければ、私は何もできない。
 でも、君が本気なら私はとことん応援するよ。

 さあ、死ぬ気でがんばるぜ!
 

16.12.19 焦り

 郵便を出しに行ったら、ポストに「年賀状」・「年賀状以外」のシールが貼ってあった。
 そうか、もうこの時期なんだ。
 当然ながら、まだ1枚も作っていない。

 世間とはずれたサイクルで生きている私。
 もちろん、クリスマスも正月も関係ない。
 それはそれで気楽なのだが、しかし、世間に合わさなければならないこともある。
 あ〜、何か憂鬱。締め切りのある生活って気が重いや。(おいおい)

16.12.20 良い年

 「良いお年を!」
 最近、よく耳にする。
 言わずと知れた、年末恒例の挨拶だが、はて、その意味は・・・。

 ネットで調べると
 「よいお年をお迎え下さい」という意味と
 「よい年を迎えられるように、今年の残り最後まで無事にお過ごしください」という解釈があった。
 私は単純に前者だと思っていたが、
 「今年もいよいよ終わりですね。大晦日を迎えるまでいろいろ大変でしょうが、お互いにがんばりましょう。どうぞ良いお年を(無事大晦日が迎えられますように、夜逃げなどしなくて済むように)」と、昔は言い合っていたそうだ。

 ふ〜ん。
 ところで、良い年って?
 良いことがいっぱいある年のことかな。
 じゃ、良いことって?
 ラッキーなこと、それとも幸せなこと?
 けど、何が幸せなの?
 お金がたくさん入ること?苦労しないで済むこと?
 いいや、欲張ったらあかん。
 健康ならばそれで良いんじゃないかな?
 なんて、謙虚に今の幸せを感謝する私。
 フフフ。エライでしょ。
 神様。そんな私にご褒美頂戴。
 

16.12.21 霧

 今日から5:30起きの毎日が始まる。
 ハニーよろしくね。

 「いってきま〜酒!」とドアを開けた途端に、「うお〜!」と叫んでしまった。
 目の前が白いのだ。もちろん雪ではない。
 霧だ。濃い霧で、視界が遮られていた。
 「なんじゃこりゃ〜!」なんて松田優作でも叫ばないよ。
 だって、理科でお勉強してるもんね。
 生徒達には、雲も霧も同じようなものと言っている。
 小さな水滴(水のつぶ)や氷晶(氷のつぶ)が上空に浮かんでいるものが雲で、地表付近に浮かんでいれば霧なのね。
 しかし、なかなか幻想的な眺めだった。
 しばし、感慨に耽る。
 いやいや、そんなことをしている場合じゃない。

 駅まで急ぐと、案の定ダイヤは乱れていた。
 ホンマ、都会は自然災害に弱い。(一応、奈良も都会にしてね)
 霧のおかげできりきり舞いなんて、シャレにもならない。

 教室到着は、予定の10数分遅れ。危なく、生徒を待たせるところだった。
 こりゃ、明日からはもっと時間に余裕を持って行動せなあかんね。

16.12.22 おっさん

 昨夜はハニーと居酒屋へ。
 その店はいつも混んでいる。
 安くて美味いからだが、あと1時間少しで閉店だというのに超満員だった。
 疲れ果てていた私達は、別の店を探す気力も残っておらず、そのまま待つことに。
 10分ちょっとで案内された席は、4人組のおっさん達のとなりのテーブルだった。
 年の頃は私と同じか。ハゲも居れば、ヅラもいた。
 傍から見れば、私も同じグループと思われたかも知れない。

 聞くつもりはなくても、話は聞こえてくる。
 お!拓郎さんの名前が。嬉しいじゃないか。みゆき様や長渕、たかじんの名前も挙がっていた。
 思わず仲間にしてもらおうかと思った程だが、よくよく聞けば(聞くなよ!ってかい)音楽性の話はなく、コンサートに行った行かなかっただけの話。
 ただの自慢か〜いと、ちょっぴり失望。
 次は、仕事の愚痴が始まり、仲間や上司の悪口?が続く。(職場の呑み会なんてそんなものなのか?)
 と、なれば最後は、やっぱり女の話やわな。
 こちらはもう、到底理解出来そうにないレベルだった。(理解する必要も無いのだが)

 一体、どんだけ聞き耳立ててるねんと言われそうだが、まあそれはそれでおいといて。
 何か悲しくなってきたのね。
 彼らは悪い奴らではない。むしろ、心優しき善良な人たちで、普段は(家族のために)がんばって働いているのだろう。
 その憂さを酒場で解消しているに過ぎないのだろうが、そこにおっさんの悲哀を感じてしまった。
 この4人組。けして仲良くはないはず。互いに微妙に相手を自分と比較している。
 心を許しあって何でも打ち明けられる関係には、到底思えなかった。
 アンタにゃ関係ないわ!と言われればそれまでで酒が。

 まあ、私も似たようなものかも知れないな。
 おっさん達!ふぁいと〜!お〜!

16.12.23 嫌がらせ?

 自宅のパソコンが不調だ。
 「バックアップをするだけのディスク領域がありません。云々」と言ってきた。
 そう言えば、しばらくPC内のお掃除をしていなかった。
 多分、一杯ゴミがたまっているのだろう。

 早速、ディスククリーンアップを試みたのだが・・・。
 あかん。クリーンアップするための領域もないと吐かしやがった。
 何個かプログラムを削除しないといけないと言う。
 あ〜、面倒くさいな。もう、放っとこ!
 と、無視したら、とんでもないことになってしまった。
 どうして、そうなったかは定かではないが、ファイルが何個か消えた。
 例えば、この日記。2週間分ほどが消えてしまった。
 嗚呼、これは警告なのね。
 言うこと聞かなければ、もっと酷い目に遭わすぞ!という、いわゆる脅しで酒ね。
 卑怯な奴め。口惜しいけど、しゃーない。ここは言いなりになっておこか。
 未知の(無知の)分野だし、相手の土俵で戦っても仕方ない。

 泣く泣く何個かプログラムを削除。
 今度はクリーンアップをかけられた。
 お礼に届いたのは・・・。
 削除したはずの1000通以上のメール。
 なんでやね〜ん!
 わて、なんか悪い事しま酒たか?

16.12.24 イブ

 良い子のみんな。サンタさんは来たかな?
 わが家には来なかった。忘れられたわけではないはず。きっと忙しいのだろう。

 けど、ハニーと一日一緒だった。
 え?仕事は?
 もちろん、朝から授業だよ。
 え?じゃあ?
 そう、ハニーが手伝いに来てくれたのだ。
 おかげで、年賀状が完成できた。(添え書きはまだだが・・・)
 ハニーありがとう。2日もすまないね。

 帰宅後は、一足先に帰ったハニーの手料理が待っていた。
 チキンもいただいた。ワインも飲んだ。もちろん、日本酒も。
 だから、私は幸せで酒。

 みなさん。メリークリスマス!

16.12.25 クリスマス

 今日も朝からお仕事。5:30起きは当然だ。
 でも、平気。
 出勤前にケーキもいただいた。ごちそうさま!
 私、お酒も好きで酒が、ケーキも嫌いではありません。だって、ケーキが食べられるなんて、それだけでも幸せでしょ。

 今日も忙しかった。
 昼食を取る時間も無かったが、大丈夫。朝のケーキがしっかり残っていた。空腹感は全くなかった。

 帰宅後は、鍋が私を待っていた。
 ビールにワイン。もちろん日本酒もいただいた。
 だから、私は幸せで酒。

 2日間。同じネタで申し訳ない。
 みなさん。メリークリスマス!

16.12.26 つまごい

 知らなかった。つま恋が閉園するらしい。いや、閉園したらしい。

 つま恋と言えば、私にとっては何と言っても、拓郎さん。
 1975年。私は中学生だった。残念ながら行くことは叶わなかったが、後日ビデオコンサートで見ることができた。
 思いっ切り涙を流し、スクリーンに向かって絶叫していた。バカと言うなかれ。それほど、感動したのだ。

 それから30年。
 何と再び、拓郎さんがつま恋でコンサートをすると言うではないか。
 行きたい。何としても行きたい。
 当時、私は40歳代。時間もお金も自由になりかけ始めた頃だ。
 行く時間は作ればある。その為のお金も作れる。要は、授業を休む口実がなかっただけなのだ。
 それでも、自分の欲望には勝てなかった。
 保護者の方々には正直に事情を申し上げ、1日だけの夢を見させていただいた。

 炎天下(初回は8月。私が行ったのは9月)ではなかったものの、結構暑かった。
 それでも、暑いなんて感じている余裕はなかった。
 思い出すな〜!あのときの嬉しさ。つま恋に初めて来たときの感動。
 嗚呼、とうとう、あの聖地に来たんだってね。
 いや、それだけではない。全てが10年の時を超えて、鮮やかに蘇る。
 入場までに2時間近くも並ばされたことすら、良い思い出だ。

 その思い出を再現させてもらおうか。
 少々長くなるけど、お許しを。

 夕暮れが近づいてきた。
 さあ、開演だ。
 席は後方なれど、巨大モニターの前だったから、まあよしとしよう。
 オープニング。「ああ青春」を期待したが、「フォーエバーヤング」だった。
 全身総毛立つ。言葉を見たことも聞いたこともあったが、実感したのはこのときが初めてだ。
 しばらく、ずっと叫んでいたね。「たくろ〜!」「たくろ〜!」ってね。
 ニュースではその私の姿が流れていたらしいが、構いやしない。
 相手は神様だ。拝んだって叫んだって良いだろう。

 かぐや姫も共演していた。もちろん、彼らも大好きだ。特にこうせつはね。何度もコンサートに出かけた。
 けど、生ビールを飲み過ぎて、彼らの演奏中に眠りかけたことは、この際黙っておこう。

 名曲が数々流れ、すっかり堪能した私。
 生きていて良かったと思ったね。ほんと。
 ところが、スペシャルゲストの登場。拓郎さんには悪いが、その瞬間に空気が変わった。みんなが目が醒めたような感じだった。
 なんと、中島みゆきがステージに現れたのだ。
 一瞬でみゆき嬢は空間を支配した。
 一曲だけだったが、「永遠の嘘をついてくれ」。あの字余りの拓郎節が、見事にメッセージとして心に伝わった。(もともと作曲はみゆきさんだけどね)

 ビデオでも「2006つま恋拓郎コンサート」は何度か見た。(もちろん、永久保存版だ)
 その度に、感動が蘇ってくる。
 そう、まるで自分が10代に戻ったかのような錯覚と共にね。

 しかし、悲しいかな、現実の私は50代。拓郎さんも70才だ。
 つま恋が閉園したのも、仕方ないのかな。
 せめて、気持ちだけでも永遠の若者で居続けていたいと思う。

 明日も早いというのに、YouTubeで90年の日本武道館のライブを見ながらこの日記を書いている。
 さあもう寝よう。でも、眠れるかな?

16.12.27 雨

 朝から大雨。いや、正しくは昨夜の雨が強くなったのだろうが。
 駅に着くまでに、靴の中は水浸し。おまけに電車は混んでいた。
 他人の傘の雫がズボンをさらに濡らすが、身を捩るすき間もない。
 年末だからもっと空いているかと思ったが、甘かった。

 帰宅する段になっても、靴の中はまだ濡れていた。
 授業の途中で足は攣るし、散々な一日だった。

 けど、不思議なもので、そんな状態の方が授業は上手く運べる。
 コンディションが万全のときより、注意するからだろうか。

 まあとにかく、無事に一日が終わったことに感謝しよう。
 疲れたけどね。

16.12.28 酉

 年賀状を眺めていて気が付いた。
 来年は「酉年」なのね。

 「酉」という字は「酒」に似ている。
 何故なのだろう。

 少し調べてみたが、いろいろ通説はあっても決定的なものはなかった。
 「酒」に「酉」が使われているのは分かる。
 そもそも、「酒」という字は、さんずいではなく酉のつくりなのだから。
 酉は、酒器を表す象形文字だそうだ。

 けど、じゃあ何故「酉」が動物の「とり」なのだ。
 わからん。
 単なる番号・記号という説もあるらしいののだけどね。

16.12.29 遅延宣言

 え?もう29日。ウッソ〜ン!
 なんて、ウッソ〜ンダンスを踊っている場合じゃなかった。

 卒業生及び現役生のみなさま。加えて、知人の方々。
 申し訳ごじゃりません。
 私からの年賀状は元旦には届きません。

 え?何故!ってかい?
 理由は明白。あなた宛ての年賀状はまだ私の手もとにあるからで酒。

 言い訳をさせていただこう。(ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!)
 仕事に軽重はないのだが、それでも一応優先順位はある。
 私の場合は、
 授業>授業準備>生徒への対応>メール。
 メールも、現役生および保護者>卒業生>個人的なもの の順かな。
 偉そうに聞こえたら、申し訳ない。
 けど、プライベートより仕事。そして個より全体なのだ。
 全ては私の能力の低さが原因なのだが、おかげで家族との時間はほぼなくなってしまった。

 さて、振り返ること2日前。
 年内使用の教材は完成した。残るは、生徒全員へのメール。年賀状の添え書き。(それと、この日記の更新?)くらいなものだ。
 楽勝やんかと、高を括っていたのがいけなかったのか。細かい用事が重なり、結局2日間の進捗は0。

 この状況には、流石に私でも焦る。
 おっといけない。明日の個別の教材がまだだった。
 焦り倍増?あかん、落ち着け。落ち着け。
 慌てて粗悪品を作るなんて、私のプライドが許さない。
 幸い、(今の私には唯一と言ってもよい)憩いの時間。そのための教材だからか、捗る捗る。小1時間で教材は完成した。

 次は、やっぱ生徒達へのメールだよね。
 年内最後の配信になるから、一人一人違うメッセージにした。
 (以前は、クリスマスカードを一斉送信していたが、メッセージカードサービスがなくなってからはそれは無理。ホンマ、困ってま酒。復活してくれないかな〜)
 全員違う内容だと、当然時間はかかるが、がんばった子とがんばりきれなかった子、内容が違って当たり前だろう。

 さて、次は・・・。
 もちろん、卒業生への添え書きだわな。
 ところが、あかん!ここでカラータイマーが光り始めた。
 加えて、悪魔の囁きも。
 「お腹も減ったし、今日はもう帰ろうよ。ハニーも待ってるよ」
 ハードとイージー。どっちを選ぶ?
 義務感(責任感)なんてあったのか?というくらい、あっさりハードの負け。(これじゃ、生徒達のことを叱れないな)
 ごめんなさい。鍋の魅力には敵いませんで酒た。

 で、今この日記を書いておりま酒。

 と書いて、たった今、大変なことに気がついた。
 優先順位なんて偉そうに言いながら、個人>仕事になっとるやないか?!

 だから、私ダメなのよね。
 改めようとせず、開き直るところなんて、ほんと最低!

 さて、本題に戻ろう。
 卒業生及び現役生のみなさま。加えて知人の皆様。
 年賀状は、元旦には届きません。
 どうぞ、お許しを!

16.12.30 はずれ

 ハズレを引くのも才能なのか。
 今年最後の買い物で、またハズレを引いてしまった。

 スマホケースの留め具が痛んできたので、何か良いものはないかと。
 ネットで探したのがいけなかったのか。
 とにかく、たくさんありすぎるのだ。
 中でも良さそうなものを選んだのだが、届いた品物は全くサイズが合わない。
 私の機種はURBANO V02。けど、URBANOにもいろいろあるらしい。
 どうやら、私が詳細を確認せずに、名前だけで注文してしまったようだ。(間抜けで酒)
 ダメ元で交換を申し入れたら、1000円払えば交換してくれるという。
 2000円の品物にさらに1000円出すのも何かおかしいと思いながらも、このままじゃ2000円丸損。
 お!ラッキーとばかり「お願いしま酒」と言ってしまった。
 もちろん、機種は確認したよ。

 さて、再び届いた品物は・・・。
 サイズは合っているが、カメラの穴やサイドの仕切りが全くダメ。
 電源すら入れられない有様。
 あ〜あ。盗人に追い銭とはこのことか。

 何か、今年はこんな事ばかり。
 もうハズレは要らん。
 来年は大丈夫だと願いたい。

 朗報で酒!
 引取先が見つかりま酒た。
 長男は私と同じ機種。ということは同じサイズ。
 試してみれば、カメラの穴の位置までジャストで酒た。

 え?と言うことは?またしても私のオーダーミスで酒か?
 もう、ネットで買い物したらあかん、ちゅうことかな?

16.12.31 大晦日

 息子と呑む酒は最高だ。
 しかし、ついつい呑みすぎてしまう。

 今朝は、少し酒が残っていた。
 それでも朝から出勤。エライぞかっぱちゃん。(当然か?)
 しかし、朝から仕事しているのに、全然捗らん。何故じゃ。

 ついさっき、年内最後の授業を終え、この日記を書いているが、本当は日記を書いているような余裕はないのだ。
 年明けの教材が未完成だというのに、こりゃヤバい。
 通信の新年号もまだだ。終わったのは、掃除くらい。
 ぎょえ〜!今年中に帰宅できるだろうか。

 それでも、今日は素敵なことがたくさんあった。
 教え子が何人も訪ねてきてくれたのだ。
 一人なんて、20数年ぶりに会う。すっかりおっさんになっていたが、息子と嫁さんは可愛かった。
 おっと、いけない。
 本当に帰れなくなってしまう。
 と言うことで、今日はこの辺で。
 皆さん。良いお年をね!

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