- 16.4.1 初出勤
-
長男、社会人デビュー。
5時に起きて、6時前に出かけていった。
全く知らない人ばかりに囲まれるのは、かなりのストレスだろう。
きっと疲れ果てたに違いない。
お疲れ様の乾杯をしようと、急いで帰ったが。
あれ?いない。まだ帰宅していなかった。
結局、帰ってきたのは23時過ぎ。
う〜ん。初日からハードやね。
言ってもきかんやろうが、あまり頑張りすぎるなよ。
体を壊さぬようにしてもらいたい。
さて、次男はどうしているのかな。
全く何の連絡も無い。って、当たり前か?
まあ、元気でいてくれればよいのだけどね。
- 16.4.2 幸せ鍋
-
今宵の夕餉は鍋。
幸せを心ゆくまで味わえた。
久し振りに鍋を食べられたから(だけ)ではないぞ。
メンバーが良かったのだ。
いつもはハニーと2人きりの食事。
それが不満なわけではないが、一人加わるだけでこれほど話が弾むのか。酒が進むものなのか。
この幸せが永遠に続くはずはない。それは分かっている。
それどころか、リミットもはっきりしているのだが、今しばらくは、この幸せに浸りたい。
- 16.4.3 10年目
-
「カッパの日記」。おかげさまで10年目に突入。 めでたいめでたい。 正直、ここまで続けられるとは思わなかった。自分でも驚いている。
そもそも文才も無ければ、人に語るほどの面白い人生を歩んできたわけでもない。
ネタが無くて困ったことも多かったし、ネタはあっても書く時間が無いこともあった。
実際、同じタイトルも多いし、書いていることも似たり寄ったりだ。
けど、こんな拙い文章でも読んで下さる方がいる。
姿は見えねど、その方々の応援のおかげで、ここまで続けられたのだと思う。
ありがとうございま酒!
まあ、もうしばらくは書き続けていこうと思いま酒ので、どうかヨロピコね。
- 16.4.4 恐怖
-
怖いよ〜!怖いよ〜!
恐怖のその日が近づいてきた。
今朝、夢に見たほどだ。
何の話かって?
段ボール箱が攻めてくるのだ。
しかも、その数、なんと50!
怖いよ〜!
そうだ、段ボール箱だけじゃない。
冷蔵庫と洗濯機も付いてくるんだった。
もうお分かりで酒ね。
息子達の下宿を引き払ったときの荷物が、我が家に届くのだ。
長男が次の住まいを見つけるまでのしばらくではあるが、既に我が家は荷物が溢れかえっている。
不要な物は処分すればよい。と、頭では分かっているが、それがなかなか捗らないのだ。
それに、少しくらいスペースが空いたところで、段ボール箱50はどう考えても無理だ。
ハニーは「何とかなるわよ」と楽観的だが、私は甚だ心配。
手伝ってあげられれば良いのだが、生憎、講習会の真っ最中で、朝から晩まで事務所にいる。
今の状態で徹夜でもしようものなら、確実に倒れるだろしな。
うわ〜ん!怖いよ〜!
- 16.4.5 英会話
-
最近やたらと英語を耳にする。しかも、毎日必ず。多いときで十数回。
どこでかって?
それが電車の中なのだ。
英会話でも始めたのでしょ!ってか?
とんとんとんとん、とんでもな〜い!
英語が大の苦手で、外人に話しかけられたら逃げ出す私。(実際、過去には数回逃げ出した)
洋楽も一切聴かないし。(中学生の頃ビートルズは聴いたよ。意味不明だったけどね)
そんな私が、何を好き好んで英会話なんてするものか。
ちゃいまんねん。聞きたくなくても聞こえてくるのだ。
そう、車内アナウンスだ。
昔は「次は〜いこま〜いこま〜。お降りの際は忘れ物にご注意下さい」とか、言っていたのに、
今じゃ「ネクストストップイズイコマ〜イコマ〜」だぜ。
そして、その後に「プリーズなんとかかんとか」が続く。
外国人が増えたからなのだろうが、違和感満載。
おかげで、すっかり覚えてしまった。
「右側のドアにご注意下さい」とか「車内でヘッドフォンステレオを聴かれる場合云々」とか簡単な英語だけだが。
これで、少しは賢くなったかな。まあ、何の役にも立たないだろうけどね。
- 16.4.6 Go!Go!
-
またもや奇跡がおきた。
写真は5日前の歩数。
同じ数字は以前にも記録しているが、まあ良いでしょ。
同じ写真だろ!なんて言わないで。
すぐにUPしようかとも思ったけど、ほら4月1日だと「ウソ」と誤解されるでしょ。
だから、わざわざ待ったんだから。
え?「どうでも良いわい!そんなこと!」てか?
たしかにね。こりゃまた失礼。
けど、Go!Go!Go!Go!で縁起が良いじゃないで酒か?
ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 16.4.7 春期終了
-
春期集中講座が終了した。
「やっと終わった」と言うのが、正直な感想。
長かった。連日、朝から晩まで。一日も休みはなし。
唯一、午後出勤(と言っても正午だが)が許されていた日も、職員の遅刻で慌てて駆けつける羽目になり、全く気が休まる時がなかった。
途中、もうダメかなと思ったこともあったが、何とか持ちこたえることができた。
体がきついと、心に余裕がなくなる。
その所為ばかりではないのだろうが、よく生徒を叱った。
一部の者にかかわずらって全体の和を損ねた点は、大いに反省せねばならぬが、何もせぬ者をほっておくわけにもいくまい。
無視出来たら楽なんだろうけどね。
取り敢えず、これでしばらくはスケジュール的に楽になる。
この間に、やり残したこと(例えばパーティの写真整理など)を精力的にこなしていこう。
さあ、がんばるべ。
- 16.4.8 春財布
-
春に買う財布は縁起が良いらしい。(「お金がパンパンに張る」からだそうだ)
ハニーに教えてもらった。
長い間使っていた財布(誕生日のプレゼントだったから、大切に使っていたのだが)の小銭入れの部分に穴が空いていた。
古い冷蔵庫を電器屋に持ち込んだついでに、スーパーで少し見てみた。
お!3割引となっているではないか。
まだ使えるからいいよ。とも思ったのだが、ハニーの冒頭のセリフ。
それに、新しい物を見れば心は動く。(いや、実際は3割引に心が引かれたのだが)
しばし逡巡の末、結局以前のと殆ど変わらない(色とメーカーが違うくらい)ものを選んだ。
ところが、レジに行くと、あれ?
3割引の値札がさらに3割引になった。(間違いじゃないだろうな?)
0.7×0.7=0.49と言うことは、半額以下じゃないか。
うふふ。こいつは春から縁起が良いわい。
と、喜んでいたのだが・・・。
少しネットで調べてみた。
それによると、いろいろと決まり事があるみたいだ。
使い始める前に、出来るだけ沢山のお札を入れる(絶対に無理)とか、使い始めは良い日を選ぶとか。
が〜ん!購入時期まであるじゃないか。
え!3月3日まで?って、終わってるやん。(だから、安くなっていたのか?)
あかん。今回もお金には縁がなさそうや。
- 16.4.9 荷物
-
「案ずるより産むが易し」なのか。
帰宅したら、荷物はちゃんと室内に収まっていた。
ただ、狭い部屋がますます狭くなったのは事実。
例えば、今まではハニーと2人仲良く布団を並べて眠っていたが、当然ながら?そのスペースはない。
辛うじて、一人分なら布団を敷くことができる。可哀想にソファーがしばらくハニーのベッドだ。
私も段ボールの壁に圧迫感を覚えつつ、「今地震が起きたら助からないだろうな〜」などと考えながら、案外ぐっすり眠っている。
ただ、私の性格なのだろう。
ごちゃごちゃと狭いところであれこれするのは嫌いではない。
少年時代の秘密基地みたいでワクワクする。
それに、今なら、かくれんぼができそうだ。
その昔、「パパここよ〜!ここよここ〜!」と、嬉しそうに叫びながら隠れていた長男。
もう一回やろうよ!などと言ったら、どんな顔するだろうか?遊んでくれないかな〜。
- 16.4.10 不審物
-
数日前。事務所に届いた小荷物一つ。
宛名は私になっているが、差出人が不明。住所も見覚えがない。
黒い袋にテープがグルグル巻き。見るからに怪しい。
振ると音がする。
「爆発物じゃないでしょ」と、職員。
「じゃあ、開けてよ」
「イヤです」
仕方なく自分で開封すると、さらにグルグル巻きにされた白い袋が出てきた。
う〜ん。ますます怪しい。
お!よく見ると、説明書と手紙があるじゃないか。
「先生!」と書き出してある。
ほっと一安心と、同時に気が抜けた。
おばば様からだった。(オバマさんじゃないよ)
どうやら、品物は髪の栄養剤のようだ。え?なんで。
おばば様は美容師さん。
私の日記を読んで下さり、頭髪がさらに薄くなったことに哀れを感じ、プレゼントして下さったのだ。
「ただの、水ですからご安心下さい」と書いてあったが、ビンには3000円と記されていた。
タダの水がこんなに高いはずはない。きっと、曰くがあるにちがいないが、増毛剤の類いではなさそうだ。
早速使用したが、サラサラヘアーになってどうすんねん。
あじがとうね。おばば様!
又呑もうね。
- 16.4.11 やっちまった
-
我が家のPCが絶不調であることは前にも書いた。
症状は悪化の一途をたどるばかり。
ついに、メールの送受信も出来なくなり、起動にもやたら時間がかかるようになった。
短気な私。待ちきれず、「お仕置きじゃ!」とばかり、コンセントをぶち抜いた。
過去に、似たような過ちを、何度もくり返しているにもかかわらず、またやっちまった。
はい。起動しなくなりま酒た。
再起動もできません。リフレッシュをかけてもダメ。
残る手段はリカバリーのみで酒。とほほ!
けど、ちょっと待てよ。
リカバリーすると、全てのデータが消えてしまう。
教材はバックアップを取ってあるから大丈夫なのだが、困るのは写真だ。
生徒の写真・家族の写真・個人的な写真。デジカメにしてからの全てが消える。10数年分がなくなるのだ。
う〜ん。これは痛い。
データ復旧サービスみたいなものはないのか?
調べてみると・・・。
あった。あった。ありま酒た。
けど、ありすぎで酒。
その中の一つに問い合わせしてみたら、無料診断をしてくれると言う。ラッキー!(なのか?)
ただし、東京でだ。
PCは只今、旅に出ておりま酒。
さて、一体いくらかかるのだろう?
- 16.4.12 植物
-
理科の勉強を始めて約1ヶ月。
とにかく自分が何も知らなかったことにあきれ果てている。
少しずつ知識は増えてきているが、まだまだ全然足りない。
さて、この頃思うことが一つ。
「植物は偉大だ!」ということ。
植物は『生産者』になるそうだ。私たちは『消費者』。
植物は、私たち動物が吐き出す二酸化炭素を酸素に変えてくれる。
なんて賢いんだろう。
物は言わないが、一生懸命生きている。
健気だ。その姿は尊敬に値する。
植物様。今まで馬鹿にしていてごめんなちゃい。
あなた方がいなければ、私たちは生きていけないので酒ね。
感謝いたしま酒。
と、言った舌の根も乾かぬうちに、庭の草毟りをした私。
おまけに、雑草と間違えて、ハニーの大事にしていたクリスマスローズを引っこ抜いてしまった。
ああ、なんて罪深い私。
懺悔いたしま酒!
- 16.4.13 PC顛末記
-
見積もりが出た。
データの復旧は可能だという。わ〜い!
で、そのお値段は?
37万8000円。
え?うっそ〜ん!
思わず「何でやねん!」と突っ込みたくなったが、そこは紳士のカッパちゃん。
「分かりました。では、諦めま酒」と、冷静に返事をした。
すると「少々お待ち下さい。修理担当の者と変わります」と言われた。
以下、その人との会話。
「いくらくらいとお考えでしたか?」
「5万円程度かと」
「最初の受付の者から金額の概要は説明なかったですか」
「はい、ピンキリで、ピンなら200万とかは伺いましたが」
「5万円はきついですね。うちの最低料金が5万からですから」
「(じゃあ、それでやってよ)はあ、甘かったです。ありがとうございま酒た」
「ちょっと待って下さいね。7万円ならどうですか?」
「(何でいきなり5分の一やねん)どういうことでしょう?」
「その分、納期に時間を頂きます。いかがでしょう」
「どれくらいかかるのですか」
「2週間ですね。もちろん、もっと早くなる可能性もありますが」
「それでも、PC自体は復旧しないのですよね」
「はい、データだけ取り出します」
「じゃあ、もういいで酒。返送して下さい」
「では、手続きに入らせていただきます」
「ありがとうございま酒た」
う〜ん。胡散臭い。騙しの匂いがプンプンだ。
人の弱みにつけ込んで、高額な料金を吹っかける。
こちらが難色を示すと、いきなりダンピング。
私の一番嫌いなタイプの交渉方法だ。
もう一軒見積もりを依頼していたところがあったのだが、そちらもキャンセルした。
そちらは5〜6万と言われていたが、キャンセルの理由を聞かれ、正直に
「他社で高額な料金を提示された。御社でも、結局、同じような金額になるのではないか」と伝えると、
「そうですね」とあっさり認めた。
なおも「しかし、お支払い方法は分割も可能ですよ」と言われたが、
「トータルの金額は同じでしょ(当然で酒が)」とお断りした。
あ〜あ。それにしても、馬鹿なことをしたな〜。
PCが返却されたら、早速リカバリー作業にかかろうか。
幸い、写真は全てではないがバックアップを取ってあるのもあった。
はい。誓いま酒!もう二度と短気は起こしません。(←多分、無理)
先ほど返送されてきたが、症状はさらに酷くなっていた。とほほ・・・。
- 16.4.14 心配
-
今一番気がかりなことは、長男の体調だ。
朝は6:00前に家を出て、帰ってくるのは23時過ぎ。
いきなりクラブの顧問も任じられたらしく、土曜日曜も出勤している。
私と酒など呑んでいる時間などは全くない。
頑張るな!と言っても利かぬ子なので、言っても仕方ないが、このままじゃいつ倒れてもおかしくない。
今はまだ気が張っているから大丈夫そうだが、実際(酒も呑まないのに)よく乗り過ごし等もしているようだ。
早く、勤務地の近くに住まいなければ。
けど、この状態じゃ物件を見に行く時間もなさそうだ。
次男のことも心配だ。ちゃんと食事を取っているのだろうか。生活は不規則になっていないだろうか。
もう社会人なのだから、本人に任せるしかない。それは分かっているが、やはり心配は尽きない。
近くにいたらいたで色々見えるから心配だし、離れていれば今度は見えない分だけ心配が募る。
ああ、これじゃ親バカと言われても仕方ないな。(って、実際、超がつくほど親バカだけど)
ハニーも同じ気持ちのようだ。
しかし、「子ども達の所にたまには行ってあげなよ」と言うと、
「今度はあなたが心配よ」と言う。
「な〜に。私は大丈夫。お・と・な・だから」
すると、半ば呆れ顔で呟いた。
「(何を言ってるの)あなたが一番手がかかるのよ!」
が〜ん!恐れ入りま酒た。
- 16.4.15 リカバリー
-
今回ばかりはサポ−トセンターに感謝だ。
すっかりお世話になった。
なかなか繋がらない・説明が不親切・態度が横柄などの今までの悪印象をスッキリと払拭してくれた。
昨日、ダメ元で電話をしてみた。
全く動かない状態(電源だけは入る)だったので、何かヒントがもらえればと思ったのだ。
出先からだったので、手元に機械がなければ話にならない、かけ直すように言われた。(そりゃそうだわな)
厚かましいとは思ったが、そちらからかけてくれないかと頼むと、なんとOKがもらえた。ただ時刻は約束出来ないとのこと。
さらにねばり、できるだけ早い時刻でとお願いした。
今朝、9:00ジャストに電話が鳴った。嬉しいじゃないか。
それからは、実に的確な指示をして下さった。
おかげで、諦めていたバックアップまで取れた。
実際の作業は、驚くほど簡単だった。
それにしても、知識があるのとないのとでは雲泥の差だ。
危うく、高額な料金をむしり取られるところだった。
先ほど、無事にリカバリー終了。
OSはVistaに戻ってしまったし、ソフト類は一切入っていないから、まだ作業は続くのだが、取り敢えずはめでたしめでたし。
- 16.4.16 地震
-
またもや起きてしまった。大地震。
誰が悪いわけではない。
なのに、いつも犠牲者が出る。
何故だ。
運命と諦めるしかないのか。
やりきれない。
そして、何もできない私。
せめて、これ以上被害が拡大しないことを祈りたい。
しばらくはこの日記も下らんことを書くのは控えよう。
- 16.4.17 幸せ
-
平常でいられることのありがたさを、普段、感じることはあまりない。
平常を当たり前だと思っている。そもそもこれがいけないのだ。
だから、つまらないことで腹を立て、すぐに不平不満を口にする。
勘違いしてはいけない。
平常はけして当たり前ではない。ありがたいことなのだ。
例えば、私にはお金はない。あるのは借金ばかりだ。
しかし、私には愛する家族がいる。幸い、みな健康だ。
生活するための家もある。
仕事もある。その意味では、社会貢献もできている(?)。
食事も毎回いただいている。酒だって飲むことができる。
これ以上何を望むというのだ。
これで一体、何が不満なのだ。
震災に遭われた人たちのことを思うと、自分の小ささが情けなくなる。
生命の危機に脅かされているわけでもなく、生活の不安を感じることも(あまり)ない。
そんな自分が、何を文句たれているのだ。
彼らは、衣食住のすべてが失われたのだ。
気の休まる時間など、一瞬たりとてないだろう。
「代わってあげたい」などと、思い上がったことをいうつもりはないが、せめて身の丈を知り、今の幸せに感謝したい。
- 16.4.18 大切なもの
-
「一番大切なものは『命』。それに異論はないはず。では、次に大切なものは?」
というテーマで、今週のHOPES通信に書かせてもらった。
人によって、その答えはさまざまだろう。
私は『時間』を挙げた。これって老人の発想かな?
けど、間違えたかも知れぬ。
もしかしたら、命の次に大切なのは『健康』かも?と、思えてきた。
当たり前だが、人は足りないものを欲しがる。
そして、それが充たされてときに、ありがたく感じる。
幸いにして、私は現在健康だから、そのありがたさが分からなかったのだろう。
もしも、今私が病に伏せっていたら、何よりも健康が欲しかったはずだ。
ただ、生徒たちにはいささか難しかったようだ。
と言うのも、今一つどころか、全くの無反応だったのだ。
仕方あるまい。
彼らに足りないものはない。全てが充たされている。
そんな彼らに、何かが足りない状況を想像しろという方が無理なのだ。
その意味では、私も満ち足りているのかも知れぬ。
なんと有り難いことだろう。感謝せねば。
- 16.4.19 読書
-
読書量が落ちている。
理由は明白。
通勤の車中で本を読まなくなったからだ。
反省。
誓いま酒!もうスマホはいじりません!
- 16.4.20 申し訳ない
-
我が家で最初に眠るのは私。
我が家で最後に起きるのも私。
最近は、長男の帰宅時には高鼾。出発時は寝床の中でお見送り。という日が続いている。
おかげで、私の睡眠不足は解消されたが、ハニーには申し訳なく、長男の頑張りには頭が下がる。
それにしても、長男の勤務時間は一体どうなっているのだろうか。
本人に「体。大丈夫か」と尋ねると、
「心配要らんで。だって楽しいもん!」との返事が返ってきた。
恐れ入りま酒た。
社会人になって半月の新人に、仕事の本来あるべき意義を教えられた。
そうだ!仕事は人の為ばかりにするものではない。自分の為でもあるのだ。
まいったな。
忙しさと疲労から大切なものを忘れていた。
大いに反省。
息子に感謝だ。
- 16.4.21 悪人
-
私は善人ではない。
その自覚はある。
けど、悪人でもない。
と、思っていた。
保護者が生徒のお迎えに来られた。
赤ちゃんを抱いていらっしゃる。
聞けば1歳3ヶ月らしい。
その年代層には絶対の自信?があった私。
笑わそうと顔を作った途端・・・。
なんと、泣き出された。
が〜ん!ショック!
よほど怖かったのか?
それにしても、子供は正直だ。
本人は意識していなかったが、最近の私。
悩み事やらトラブルやらで、精神が疲弊していたことは確かだ。
いつの間にか、悪人顔になっていたのかも知れない。
大いに反省。って、最近こればっか。
- 16.4.22 危険
-
今の私は「危ない状態」。
自分でも分かる。
視野が極端に狭くなっていた。
もっと広い角度で物事を捉えなければならないのに、1点だけを見て判断しようとしていた。
危ない危ない。
取り返しがつかない事が起きる前に気が付いて良かった。
ギリギリセーフかな。
けど、反省。
- 16.4.23 対策
-
反省ばかりしていても仕方ない。
対策を講じて、改善に努めなければ、結局は同じ事のくり返しだ。
先ずは、原因究明。
悩み事及びトラブルによる精神疲弊。加えて肉体疲労。この2点かな。
前者は心配しても仕方ない。何もせずに手をこまねいているわけにもいかぬが、必ず正義は勝つと信じて行動していこう。
肉体疲労は、睡眠を十分取ることで解消できるだろう。
実際、今朝はいつもより2時間多く眠ることができた(個別の授業がキャンセルになったからだ)ので、目覚めがとてもスッキリしていた。
ここ最近、ずっと頭に靄がかかったような状態が続いていたが、今は冴え渡って快晴の気分だ。富士山まで見渡せるかも知れない。
対策というよりは、注意すべき事。
短気を起こさない。心に余裕を持つ。
よし、これで大丈夫だ。
- 16.4.24 初任給
-
昨日のこと。
早速つけてみた。
予定がいきなりキャンセルとなり、早く帰宅するも、長男はまだ帰っていなかった。
先日など帰る電車がなくなったとかで、神戸で泊まった彼。
「何してるんだろうな〜。早く帰ってこないかな〜」など心配していると、やっと帰ってきた。
何かを手渡された。
「初任給で買ってん。そんな良いもんちゃうけど、使こうて」
「え?なに?」
「一応、母さんのとお揃いやねん」
包みを開けると、時計が出てきた。
腕時計だ。
いきなり号泣。息子に抱きつくカッパちゃん。
私は普段、腕時計はしない。
携帯電話を時計代わりにしていたから、その必要性をあまり感じなかったからだ。
けれど、スマホに替えてからは、時刻確認ができず、困ることも多くなっていた。(スマホは常時携帯するには大きすぎる)
ちょうど欲しいと思っていたところなのだ。
クロノグラフというタイプのようだ。
私には少し若すぎるようにも思えたが、そんなの気にしない。
風呂に入る以外はずっとつけておこうと思う。
それにしても嬉しいじゃないか。
欲しかったものだからではない。金額の多寡でもない。(もちろん安物では無いだろうが)
気持ちが嬉しいのだ。
私が初任給をもらった時は、親に感謝のプレゼントなど、全く考えなかった。
今さら悔やんでも遅すぎるが、何と愚かだったのか。
この時計を見る度に、己の親不孝を反省したい。(喜びをかみしめながらね)
- 16.4.25 偶々
-
こんな事もあるもんだ。
少しでも仕事を片付けようと思い、早く出社したのだが・・・。
駅前で卒業生の保護者と遭遇。
私はこの人が好きである。歯に衣着せぬ物言いも苦手ではない。
ただ、話が止まらないのだ。次から次へと話の内容が変わる。
しかも、早口で何を言われているのか分からないので、返答に困ることがある。
今日も立ち話で10数分。なかなかハードな時間だった。
一旦教室に入り、少しだけ用事を片づけた。
昼を回ったので、食事にでも出ようかと教室を出たら、ビルの大家さんに呼び止められた。
「先生!何処行きますのん」
「ええ。食事にでも」
「おお!そりゃ良い。行こ、行こ!」
正直、今日は時間があまりないのだが、断る訳にもいかない。
寿司でも行こかと仰るので、思わず「はい、喜んで!」と返事。
昼間から豪勢ににぎり寿司を頂いてしまった。ごちそうさまで酒た。
やっと仕事に戻れると思いきや、今度は知人の訪問。
久し振りに会う方だし、わざわざ訪ねて下さったのに、門前払いもできない。
お茶でも行こか?と相成った。
もちろん彼に悪意は無いのだ。けど、こちらには時間が無い。
間が悪いとは、こんな日の事を言うのだろう。
1時間ほど談笑し事務所に戻ったが、既にいつもの出社時刻を大幅に回っていた。
う〜ん。恐るべし、偶然3連発。
文句を言ったらバチが当たるが、明日は何も起こりませんように。
- 16.4.26 奈良漬けケーキ
-
午前中、自宅で珈琲をいただく。
久し振りだ。
もちろん、珈琲だけではない。私はおやつが無いとダメなのだ。
しかし、そこら辺はハニーも心得たもの。
今日はスポンジケーキが出てきた。
けど、ちょっと変わったお味。
「これな〜に?」
「奈良漬けケーキよ!」
「どないしたん?買ったん?もろたん?」
「え〜とね〜・・・」
次男が2月に帰省した際に、東京の友人への土産用に購入した物らしい。
イタズラ好きの次男。きっとウケ狙いだったのだろう。
彼のお茶目な顔が目に浮かんだ。
「元気にしてるのかな〜」
少し涙ぐみながら、微妙な味のケーキを頂いた私で酒た。
以下は、HPに載っていた商品紹介。
当店専属パティシエが考案!
他では手に入らないオリジナルケーキです。
こだわったのはココ↓
●地酒(奈良豊祝)
●米粉(奈良県産「ヒノヒカリ」)
●奈良漬け(奈良の名産)
奈良漬を細かく刻み、生地に混ぜることで『プチプチっ』とした食感が楽しめます。
ほのかに香る日本酒の香りと奈良漬けの塩味
ケーキの甘みが見事にマッチング!
ところで、賞味期限は10日〜12日とあるが、これ、大丈夫か?
ま、いいか!食べちゃったしね。
え?感想?
う〜ん。微妙だね。けど、間違いなく酔いま酒よ。
訂正。
次男がくれたのは、こちらでした。
- 16.4.27 しらん
-
先ずは問題で酒。
この花な〜んだ。
「しらん!」
「はい、正解!」
雑草だらけの庭をお目にかけるのは恥ずかしいのだが・・・。
紫蘭がとてもきれいだったので。
- 16.4.28 呑めない酒
-
次男からワインが届いた。
初任給で買ってくれたのだ。
メッセージが添えられていた。
父さん 母さん
メッセージには、続けて
初任給が出たので、ワインを買ってみました。
2人で飲んで下さい。お兄ちゃんにあげてもいいよ。
今まで立派(?)に育ててくれてありがとう!!
これから少しずつ恩返していけたらと思います。
「仕事は通勤が楽ではないけど、楽しくやれているから、心配しなくてもいいよ。
夏には連休がとれるかも知れないから、ほどほどに楽しみにしてて」 と、あった。
いいや、断る!ほどほどは嫌じゃ!
思いっ切り、楽しみにさせてもらおう。
「ありがとう!」と言うのは、こちらの方だ。
おまえの成長を心の糧に、私もがんばれたのだ。
なのに、そのおまえからプレゼントまでもらえるなんて。
嬉しい。正直嬉しい。 私は今、一人で乾杯している。
猛烈に感動しながら、そして、昔の彼をしみじみと思い出しながらね。
よくぞ、ここまで育ってくれた。
けど、健康には気をつけろ。無理だけはするな。
がんばるのはほどほどで良いからな。
そして、思う存分やってこい!
え?早速呑んだのかって?
アホ抜かせ。
こんな有り難いお酒、そうそう気楽に呑めるかい!永久保存版じゃ!
と言いたいところだが、次男が帰ってきたとき、一緒に乾杯したい。
はよ、帰ってこい!
おまえの笑顔を待ってるぞ!
- 16.4.29 対策講座
-
いつの間にか5月も間近。5月と言えばゴールデンウィーク。
そうだ。世間は連休に突入したんだ。
けど、そんなの関係な〜い!(小島よしおじゃないぞ!)
私の仕事は、一般人とは時間的サイクルが真逆。
子どもが学校に行っている間は暇なのだから、それ以外の時間くらいはがんばらな!ってね。
当然、土曜や日曜、世間の休日は忙しくなるのだ。
ただ「こどもの日」は、やっぱり、こどものための日でしょ。
無理矢理、意識した(敬意を表した)わけでもないが、過去にこの期間に特別授業を行ったことはなかった。
この期間でなければ家族との時間を過ごすことが難しい家庭だってあるはずだしね。
さりとて、全ての授業をナシにはできないので、平常通りの曜日に従わせてもらっていた。
ところが、今年は特別授業を行う。25年目で初!(まあ最近、初体験ばっかりやから、一々もう驚かんけどね)
保護者のリクエストにお応えする形になったが、「算数オリンピック対策講座」なるものを開くことにした。
一部の生徒限定になるのが、私としては納得いかないのだが、慥かに算数オリンピックの敷居は高い。
下手すりゃ、トラウマになりかねない結果に終わる可能性すら有る。
だから、全員にチャレンジ(参加エントリー)を求めるわけにはいかぬのだが、それでも、
「せめて算数オリンピックに出題されている問題を知ることによって、算数の面白さに気付いてもらえたら」と思ったのだ。
準備には思った以上に時間がかかった。
算数オリンピックの過去問を中心にセレクトしたが、なんせ算数オリンピックも今年で25周年。
少なからぬ問題をジャンル分けし、その中でも特徴的なものを探す。
この作業は、なかなか大変だった。
(責任の意味では比較にはならないが)例えば生徒の志望する中学校の対策を立てる方が、遙かに楽だ。
中学入試は作問者が限定されている。それ故、傾向がはっきりと見えるし、対策も立てやすい。
しかし、算数オリンピックは話が別だ。
作問者の意図など見えやしない。そもそも、作問者は一定ではないのだ。
私もメンバーに加わっているので、正直に言わせてもらうが、作問者の(ほぼ)全員が「俺が一番!」と思っている。
ある意味、仲間内の競い合いみたいな面がある。
最近、トライアルですら難化傾向にあるのは、作問者の意地の張り合いが無関係とは思えない。
今回は3回だけ予定している。
出題頻度の筆頭は、整数問題。
次は図形。オリンピックの特徴はここで現れる。
面積問題が多いが、単に公式に当てはめて終わりといった類いの物は皆無。
図形の一部を見せて、全体を想定させるものが多いかな。
最終回は論理問題を一緒に解こうと思っている。こちらはまだ準備すらしていないが。
さて、解きやすいものを選んだつもりだが、反応はいかに?
- 16.4.30 写真
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25期生に渡す写真がやっと準備できた。
例年は、受験体験記をHOPES通信に掲載するタイミングで各自に送っているのだが、今年はやたらと遅くなってしまった。
北海道の学校に進学した生徒が、この連休で帰ってきた。
ますます巨大化していたのには驚いたが、まあ元気そうで何より。
できれば、その彼が北海道に行ってしまう前に渡したいと思い、慌てて作成したのだ。
言い訳になるが、それ故、一切修正は加えていない。
撮りっぱなしのものをCDに焼いただけの、お粗末なものだが、記念なるだろうか。
卒業記念パーティの写真だけにしようかと思ったが、当日欠席した者もいたので、入試激励会の写真も添えておいた。
で、その写真を見て驚いた。
え?どうせ、自分の髪が少ないとか、ジジイになったとか言うのでしょ!ってかい?
はい、お見事正解!
って、ちゃいま酒よ。慥かにその通りで酒が、それだけではない。
表情が全然違うのだ。
生徒達も私も。
そりゃそうだわな。入試直前の張り詰めた状態と、全てが終わって緩みきった状態とでは、表情が違って当然。
しかし、それにしてもあまりにも違うのだ。私なんか、まるで別人。
お見せできるレベルではないのでご勘弁いただくが、個人的には自分の顔、厳しい表情の方がまだマシなように思う。