カッパの日記 

2010年12月

10.12.1 さあ12月

 寒さも感じぬまま師走突入。
 世の中のお坊様達、さあ走って下さい。

 12月1日。
 私には思い出深い日だ。
 そう、初恋の女の子の誕生日!
 彼女には何度ふられただろう。それを忘れて毎年春になったらアタックしてたっけ。
 今ごろどうしているのだろう?と言っても会いたい訳じゃない。
 同い年だから50才のはず。きっとおばさんになってしまっているだろう。
 って、ちゃいますがな。そんな30年以上前の思い出。いつまでも大事にしまってませんて。

 12月1日。
 これまた高校時代の話だが・・・。
 そう、この日は私の受験勉強開始の日!
 私の学年は、共通一次元年にあたる。(私だけは数年受け続けたが)
 社会の選択科目を何にするか。毎年、この日に決めていたのだ。
 最初の年は、先述の彼女に決めてもらった。次の年からは、何を選択したかあまりはっきり覚えていない。
 ただ、毎年毎年、木枯らしが吹くちょうど今頃、「あ〜やばい!」と慌てていたことだけは確かだ。懐かしいな〜。青春の(後悔の)味?

 次男が「12月になったらセンター対策を始める」と言っていた。
 ホントにいらんとこばっかり似るんだから。
 がんばれよ〜!
 まあ、私よりははるかに真面目だから、きっと大丈夫だ!
 と、思いたい。

10.12.2 高校生クイズ大会

 偶然、2本続けてクイズ番組のビデオを見た。
 もちろん別の番組だが、それぞれに息子達の高校の生徒が出場していたからだ。

 先ずは「クイズヘキサゴン」。
 初めて見たので、良くルールが分からなかった。
 しかし、どうやら長男の後輩達はお馬鹿芸人どもに負けたようだ。
 「情けな〜!」と言ってしまえば身も蓋もないが、勘違いしちゃいけない。
 彼らはあくまでも素人なのだ。高校生にカメラの前で緊張するなと言う方が無理なのだ。

 もう一本は「Qさま」。
 こちらは見事優勝。やるじゃないか!流石は高校生クイズの常連校。
 問題のレベルも、ヘキサゴンよりはるかに高かった。と思う。
 酔っぱらいのカッパちゃんなんか、ほとんど正解できない。
 「へぇ〜!ふ〜ん!ほ〜!」と、ただただ感心するより他はなかった。
 いやはや、参りました。

10.12.3 服屋さん

 変な天気だった。
 夜半に激しく降った雨は東へと移動したようで、関東は大荒れだったらしい。
 午前中は日差しも暖かく、無事に願書の出願完了。(もうそんな時期なのね)
 「これで、ホンマに寒くなるんかいな」と思っていたのも束の間。
 急に陽がかげり、風が激しくなり、小雨までぱらつき始めた。
 (強風の影響でダイヤに乱れていた。運休した電車もあったそうな)
 今は、また陽が差している。午前中より格段と寒くなったが・・・。

 そんな折り、私は馴染みの服屋さん(かれこれ30年になるか)へ。
 え?服を買えるなんて余裕やね!ってかい?
 ちゃいますがな、穿けるズボンが無くなったのですがな。

 靴を買いに行くときは、きれいな靴をはいていかねばならない。足許を見られるから。
 服を買いに行くときは、見すぼらしい格好ではいけない。
 これは、買い物に出かけるときの鉄則。
 (と言っても、散髪をしに行くとき、きれいにヒゲを剃る必要はないと思う)
 そんなわけで、私としては一応それなりの格好で出かけたつもりだった。
 しかし、開口一番。
 「上着、そろそろどないですか?」と言われてしまった。
 「え?これお気に入りで(冬の間中)ずっと着ているので酒けど」
 (数年前にはなるが)その人から勧められて買った物なのにと、半ば憤然たる思いで答えた。
 どうやら、大分とくたびれて来ているらしい。それに最近の流行ではないと言われた。
 流行なんてどうでも良いが、くたびれて見える(私自身も)とまで言われては、情けない。
 結局、またもや勧められるまま、上着も買う羽目になってしまった。
 ズボンを買いに来ただけなのに、本当にお馬鹿で酒ね〜。
 まあ、半額になったし、ネクタイ1本サービスしてもらったからいいか?
 何て言ってるからいつまでも良いお客さん(カモ)なのね。
   

10.12.4 得した気分

 昨日、本町をブラブラしていた時のお話。

 文房具屋で見つけた赤黒ボールペン。
 ほら、ひねると赤に変わったり黒になったりするのあるじゃないで酒か。
 生徒達もよく使っているが、カチャカチャうるさいのであまり好きではない。
 しかし、昨日見かけたのはグリップ部分が木目調で何となく素敵だった。
 教室では、赤ボールペンがどんどん減っていく。(生徒に貸したら返ってこない?)
 学校の説明会でもらった4色ボールペンは3日で行方不明になった。
 そろそろ自分専用の胸ポケットにさせるタイプが欲しいと思っていたので、迷わず購入。
 定価1000円はちょっと高いと思ったが、3割引きだったし、まあいいか。

 早速使ってみた。
 ボールペンの細さはちょうどいい感じ。
 黒インクがボテ気味なのは気になったが、高級品じゃないんだし仕方ない。
 使ったあとは、分解したくなるのが人情だ。当然?でしょ!
 あれ?3本あるぞ。何で???
 赤でしょ。黒でしょ。
 お〜!なんと、もう1つはシャープペンシルだった。

 ボールペンだけと思っていただけに、得した気分だ。
 思いがけぬプレゼントをもらったようで嬉しくなった。
 コーヒーを頼んだら、クッキーが付いてきたり、うどんが出てきたりしたような・・・。(←名古屋か?!)
 けど、喜んでハニーに報告したら、「普通はそうでしょ!」と素っ気ない返事。
 いいんだ、いいんだ。買った本人が喜んでいるんだから。

10.12.5 またやり直し

 最近、記憶が断片的に途切れることが多くなった。もちろんシラフでの話だ。
 取りかかり始めたときは、ああこのことには注意しなければと思っていても、途中ですっかり失念してしまい、やっと終わったと思った瞬間、そのことを思い出す。

 今回の時間割作成など、まさにその通りだ。
 完璧じゃ!などと言いながら、何度作り直したことだろう。おかげですっかり寝不足だ。
 ノーマルから始まり、「改訂版」から「決定版」、そしてとうとう最後は「最終版」。
 配布するプリントも、混乱したらいけないと思い、その都度色を変えていったら、使える暖色系が無くなってしまった。なんと「最終版」は黄色!とっても変だ。
 これ以上ミスや変更がないことを願いたい。(はい、すべて私が悪いので酒)

10.12.6 にんにく

 にんにく。
 これに関しては好みが分かれるところだろう。
 どちらかと言えば、私は苦手である。身体には良いと聞いてはいるが、なんせあの臭い。
 人と会う事を生業としている私には、可能ならば避けるべきものの一つであろう。

 しかし、今日はハニーとお手々つないで「にんにくや」訪問。
 人生初の暴挙に出た。
 だって、グルーポンなるものには半額以下の値段で紹介されていたんだもの。

 期待以上の味だった。
 何と言っても、飲み放題も付いて2100円は値打ちがあった。
 すっかり酔っぱらってしまったのは言うまでもないが、今の気分は満足に近い。
 え?口臭?そんなのは気にしないぞ。
 明日お会いする学校の先生。ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

10.12.7 冬到来

 今日は「大雪」。二十四節気の一つらしい。
 通りで寒いわけだ。懐が・・・。って、ちゃいまんがな。
 そんな寒さも何のその、呑ちゃんは、朝から元気に学校訪問。
 内容は明かせないけど、まあまあの成果かな。

 さてさて、この寒さ。いつまで続くのか?
 いよいよ、本格的な冬を迎えるのだろうか。
 皆の衆。風邪など引かぬよう、どうぞお体気をつけて。
 あじゅ〜!

 やや、てんぱっておりま酒。いつもながら、意味不明の駄文。
 ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

10.12.8 男の顔

 帰宅途中の電車で見かけた一人の男性。
 実にいい顔をしていた。年の頃は私と同じか少し上?
 何と表現すればよいのだろう。
 緩んでもなく、締まっている訳でもない。と言っても、穏やかな老人の顔でもない。
 とにかく素敵だった。一番近い例を挙げればI先生か?分からなければ仲代達矢?
 断っておくが、私は男性が好きなわけではない。
 でも、あの瞳には吸い寄せられるような魅力があった。
 隣の男性の顔も見たが・・・。全く何も惹かれるものはなかった。

 「40を過ぎれば、男は自分の顔に責任がある」
 どこかで聞いた憶えがある。
 はて、私はどうなのだろう。
 多分ダメだ。
 目がいけない。目が泳いでいる。
 そもそも「現在をしっかりと生き、かつ先を見据えた男の目」ではない。

 思わず、その人に声を掛けそうになったが、己に自信が持てない男が何を言いたいのか。
 すんでのところで思い止まった。

 もっと自分を磨かなければ。
 自分の顔に自信が持てるような男になれたとき、もう一度出会うことが叶えばと思う。

10.12.9 2ヶ月ぶり

 昨夜遅くに鳴った一本の電話。
 「こんな時間に誰だ?友人なら携帯にかけてくるはずやし・・・。
 え?もしかしたらタバヤン?(知る人ぞ知る、知らない人は全く知らない伝説の人物)まだ生きてたんかいな?」
 などと、身構えていると、ハニーが笑顔で受話器を差し出した。
 なんと、長男からだった。
 久しぶりに彼の声を聞いた。夏以来かと思ったら、10月に一度帰ってきたんやった。一緒にカラオケに行ったのを思い出した。
 何事かと思いきや、大した用事ではなかった。年末の帰省日とか、たわいのないこと。
 どうやら、ハニーが私が寂しがっていると伝えたらしい。
 「寂しく何てないやい!」
 なんて強がるのは止そう。少し慣れてはきたが、正直寂しいことは寂しい。
 つい最近までは体調をこわしていたと聞いたが、電話の声は元気そうだった。
 相変わらず忙しくしているようだ。無理だけはするなよ。
 その後、「案山子」を聴きながら感慨にふけっていた呑ちゃんであった。
 早く大みそかにならないかな〜。
 

10.12.10 優先座席

 疲れている。心がではなく、体がなのが救いだが、頭がぼーっとする。
 原因は分かっている。寝不足とそれに伴う肩こりだ。(ハニーと同じ!などと喜んではいられない)
 風邪ではないのだから、眠れば回復するはずだが、なんやかんやと朝から用事がある。
 ゆっくり眠れたらどれだけ幸せだろう。

 今朝の電車、空席があったから思わず座ってしまった。優先座席にも関わらずだ。
 その後は、ひたすら眠りこけていた私。
 あ〜情けない。いつから、優先座席にためらわずに座るようになってしまったのだろう。
 いかんいかん。心まで老けてしまったら終わりだね。
 早く回復しなくっちゃ。こんな調子じゃ、冬期講習保たねーぞ。
 

10.12.11 世界遺産

 「世界遺産」の申請を出した。
 と言っても、もちろんほんまもんの世界遺産(=1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて、世界遺産リストに登録された遺跡や景観そして自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」をもつ不動産)のことではない。

 先月届いた、算数オリンピック委員会からメール。
 算数オリンピック20周年記念として「世界遺産の算数名問」を発刊するという。
 そこで、これまでに出会った算数問題で特に印象深いもの、また後世に残したい問題を推薦して欲しいという内容だった。

 現在の私があるのは、入試問題を徹底的に研究したから。
 大袈裟ではなく、例えば灘中学校の入試問題なら40年分以上は全て頭に入っている。もちろん他の学校の問題も毎年目に触れるものは全て解いている。
 たくさんの名問に出会ってきた。
 印象に残っている問題をと言われても、数え切れないほどある。
 解いていて面白かった問題、悩まされた問題は数知れず。教えていて楽しかった問題もたくさんある。

 何が一番か?正直、絞りきれない。本当に困ってしまった。
 しかし、締め切りは迫っている。
 仕方ない。断腸の思いで(言い過ぎで酒)、各学校から1題ずつ選ぶことにした。
 灘中学校・東大寺学園中学校・大阪星光学院中学校の入試問題と、畏れ多くも私が作成した問題(算数オリンピックに出題したもの)を候補として推薦させてもらった。

 さて、どの問題が「世界遺産」として認定されるだろうか。
 楽しみなような、少し怖いような。

10.12.12 お願いだから

 頼むからこっちを向いてくれ
 でないとこれきりになりそうだから
 このまま別れたくないから
 こっちを向いてくれ

 午前中は全く言うことを聞いてくれなかった。
 何を言ってもダメ。さっきは悪かったと謝っても、お願いしても、口も聞いてくれない。
 午後になって、ようやく機嫌が直りかけた。
 それでもまだぎごちなさが残る。まだ、拗ねているのか。

 やっと、いつもの様子に戻った。
 普通であることの、有り難さを思い知らされた。
 もう、脅さないでね。
 僕には君しかいないのだから。ね!パソ子ちゃん。

10.12.13 S・M・L

 おそらく今年最後の休日になるだろう。
 「絶対に11:00まで起こすなよ!」と昨夜ハニーに厳命し、一週間分の寝溜め作戦に出た私。
 けど、人間そんなに眠れるもんじゃない。
 習慣というのは恐ろしい。いつも通り5:00には目が醒めた。
 「今日は何だっけ?」と、一瞬考えたが、
 「そうだ、今日は何もなかったんだ!」と二度寝をかました。

 再び目覚めたのは9;00過ぎ(次男の登校は気づかなかった)で、寝ぼけまなこでハニーを見ると、何か足を引きずっている。
 「どないしたん?」
 「Sにやられた!」
 「え?S??」
 「そう、S」
 「だれやねん、そいつ?」
 「違うの。椅子に足をぶつけたの」
 「そうか。大丈夫?ボキュ、ボンボン豆(お分かりにならないだろうが、説明すると長くなるのでまたいずれ)だから、不審者Sでも侵入したのかな?って」
 「あはは。あんたはMだろ」
 「そうやねん。ってちゃうがな。あ?でも、確かに・・・」
 「そして、私はL(サイズ)」
 「・・・」

 どうでも良い話で、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
 朝からそんな調子で、一日まったりと過ごした。
 ずっと、ハニーと一緒。幸せで酒た。

10.12.14 キーボード

 「音日は。アッパちゃんで酒。ようハア曜日で酒阿」
 意味不明の文章が出て来る。
 暗号ではない。変換前は「おんにちは。あっぱちゃんでしゅ。ようはあようびでしゅあ」。
 大和有井ただえた穴?(おわありいただえたあな)
 正解は
 「こんにちは。かっぱちゃんでしゅ。きょうはかようびでしゅか。おわかりいただけたかな」

 昨日から、家のPCのキーボード、Kが反応しづらくなっている。
 強めに押すと、大丈夫なのだが、反応する確率は半分程度。
 書いた後いちいち確認しなくちゃならず、面倒なことこの上ない。
 最初は「なんじゃこりゃ〜!」などと喜んでいたが、次第に煩わしくなってきた。
 どうすりゃいいんだろ?

 え?ケー(K=毛)がないのはあんただろってかい?
 こりゃまた、失礼いたしま酒た。

10.12.15 星に願いを

 昨夜の帰宅時。すでに日は変わっていた。
 坂を登り、もうじき我が家という所で、ギョッとした呑ちゃん。
 道に少年が寝転がっている。
 「え?何で?」
 側に母親らしい人がいてホッとしたが、暗やみの中で目を凝らすと、もう1人いる。背格好からすると少年の妹だろうか。
 「え?何で?」
 こんな時刻に、一体何事?

 じきに合点がいった。
 みんな空を見上げている。
 流れ星を観察していたのだ。
 幸い雲も出ていない。運がよければ何個か見つけられるだろう。

 その昔、ハニーと2人で流れ星観測に数時間挑戦した事を思い出した。
 もう10年以上前のことだ。
 数個は見つけられたが、うわ〜すごい!と言えるレベルではなかった。
 星にどんな願いを託したかは思い出せないが、乾燥のため、風でコンタクトが飛んでしまったことと、明け方、新聞配達員にギョッとされたことだけは覚えている。

 少年達よ。風邪引くな。グッド!ラック!!

10.12.16 新年会

 昨年から急に盛り上がりを見せている高校の同窓会(関西部会)。もう何回行われただろう。
 今度は新年会として行われるのだが、先日その報せが届いた。
 「え!何で???」
 日にちを見て驚いた。
 1/15(土)とある。
 が〜ん!絶対に無理だ。
 その日は、関西統一入試の初日。  もちろん入試は朝からで、宴会は晩からだ。行っていけないことはない。
 みんなの顔を見て、適当に切り上げて帰れば、何ら支障はない。むしろ授業がない分好都合かも知れない。
 しかし飲み出したら、絶対に「じゃあ、ボキュはこれで。みなさんごきげんよう」とはならない。これだけは、自信がある。
 最初は帰るつもりでも、結局朝までになってしまうのだ。とキッパリ!
 また、当然、次の日も朝から生徒達の応援に行くのだが、もしも起きられなかったり、酒臭い息だったら、生徒達はどう思うだろうか。
 大袈裟に言えば、人生を賭けた戦いに臨む彼らに、それはいくらなんでも失礼であろう。
 同窓会は、またいつかある(はず)。今回を逃せば二度と会えないような友はいない(はず)。
 けど、入試はこれっきりだ。
 一瞬でも迷った私が馬鹿だった。鼎の軽重を問うような行為自体、恥じねばならない。
 それに、それに、忘れちゃならない。
 その日はセンター入試初日でもある。
 応援には行かないが、次男がセンター入試に臨むのだ。
 親父が酒を呑もうが呑むまいが、息子の点数に変わりがあろう筈もないが、やっぱりね。
 ということで、同窓生の諸君。残念ながら、「50歳の合同大誕生会」には出席できません。
 ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
 今まで散々私の勝手で無理な日に設定してもらっただけに、今回は大人しくしておきま酒!

10.12.17 プレゼント

 少し早いが、一応「X'masプレゼント」。
 本日、ハニーに渡すことができた。
 ハニーの好みと言うより、私の好みが大分入っているが、まあご勘弁。
 2人で大事に使おうね。

10.12.18 プチ不調

 寝不足のせいか?心配事のせいか?は分からぬが、少し調子がおかしい。
 頭が働かない。ボーッとする。
 心が死んでいる。人を思いやれない。
 こんな時は何をやってもダメだ。
 やるべきことは山ほどあるが、今の状態では良い仕事は出来そうもない。
 皆の衆。ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!少し休ませておくれ。

10.12.19 強制復帰

 少し回復。やはり眠るに限る。(と言っても5時間だが)
 溜まりにたまった仕事。流石にこれ以上は先延ばしにできない。
 観念して、お仕事モードに強制的に復帰した。
 働かないマクロと戦いながら、なんとか成績処理終了。
 あ〜忙しかった。よく頑張ったなと自分を誉める。
 ようやく日記を書く余裕もできた。
 無事に一日を終えることができたことに感謝。

10.12.20 忙しい休日

 本当はゆっくり眠りたかったのだが、午前中から行動開始。
 先ずはお祓い(謎でしょ)へ。
 巫女さんが清楚で素敵だった。
 ハニー曰く「騙されやすい男やな〜」
 はい、ごもっとも。

 そのままドライブがてら温泉へ。
 今回は、京都の笠置温泉。
 前回の「武田尾温泉」があまりにハズレだったので、今度もそれ程期待はしていなかった。
 途中で食事を取るつもりだったが、どんどん都会から離れていく。
 結局、それらしい所は見あたらず、温泉施設内の食事処で遅い昼食。
 値段は一流だったが、のびきったラーメン。これ程の味は久しぶりで酒た。
 温泉はまあまあ。含有物のせいか、妙にぬるぬるしていた。最初、私の身体がナメクジになったかと思った程だ。
 設備等は、スーパー銭湯の方がはるかに充実している。まあそれは仕方ないだろう。
 けど、なかなか気持ちの良いお湯だった。
 露天風呂で一人のおじさんに声をかけられた。
 私よりは年上なのは明らかだったが、後ほど70才と判明。とてもその年には見えなかった。
 話を聞いている内にのぼせそうになったので、退散させてもらったが、脱衣場で再び話し込んでしまった。結構面白かった。
 それにしても、元気な人もいるものだ。あちこち温泉をめぐっておられるそうだから、縁があればまたお会いすることもあるだろう。

 帰りに寄ったケーキ屋さん。
 ケーキと紅茶を頼んだら、アイスクリームとリーフパイが付いてきた。ごっつい得した気分。これでケーキ代350円は安い。
 店内はすっかりクリスマスデコレーション。誤ってキャンドルを消してしまったお馬鹿な私。
 怒られるかとおそるおそる申告すると、笑って許してもらえた。
 この店、めっちゃ気に入った。また行こう!

 さて、今から恩師と忘年会だ。
 いざ出発じゃ。無事の帰還をお祈り下され!

10.12.21 忘年会

 無事?帰宅。いつもの仕事帰りより早い時間だった。
 例によって、すっかり酔っ払った呑ちゃん。
 失礼が無かったか心配ではあるが、帰り際恩師から「今日はそんなに酔ってヘンな」と言われたから、おそらく大丈夫だっただろう。

 それにしても、私の方向音痴には我ながら呆れてしまう。
 北新地という場所が悪いのか?私の頭が悪いのか?答は言うまでもないから言わないで。
 昨日も、約束の時間の30分以上前に駅には着いていたのだが、彷徨うこと数十分。結局ギリギリの到着になり、皆を待たせてしまった。
 途中で粋な姐ちゃんに助けてもらわなければ、おそらく間に合わなかっただろう。
 美しい方で酒たよ。親切にも近くまで連れていって下さった。
 「ここが御堂筋でね」と優しく説明して下さる。
 「へぇ〜、そうで酒か?」って田舎者丸出しやんけ。
 どこのお店の方だろう?
 尋ねようかとも思ったが、どうせ迷って辿り着けないだろうからと聞かなかった。

 恩師との時間は楽しかった。
 とにかく、先生。喋る喋る。マシンガントークだ。
 ここで紹介できるような内容でないのが残念だが、一つだけ真面目なお話。
 「心を強くするにはどうすればよいので酒か?」と尋ねると、
 「心が弱いのは、どん底を見ていないからや。苦しかったこと、辛かったことが自分を支えるのや」とお答え下さった。
 「なるほど、流石で酒ね〜。先生、来年うちの塾で講演して下さいよ!」とお願いしたら、
 「そんなもん嫌じゃ!」と、あっさり断られた。

 新年会(私は不参加)にもお越し頂けるそうだ。
 みんな喜ぶだろうな〜。

10.12.22 出てきたぞ

 帰宅したら、手洗い・うがい。生徒達に徹底している以上、もちろん私も実行している。
 そして、コンタクトは大抵その時に外す。
 昨夜、右目のコンタクトを外したとき、左目に違和感を覚えた。
 何かがふわっと飛んだような。
 「あれっ」と思ったが、そのまま左目のコンタクトを・・・。
 「痛っ!」
 指が目に突き刺さった。
 「無いぞ!コンタクトが無い」
 なるほど、先ほどの違和感はこれだったのか?
 「ふぉふぉふぉ。目からウロコとはこのことよ!」
 など妙に納得して、落ちたコンタクトを探す。
 しかし、見当たらない。いくら探しても見当たらない。
 「痛い出費じゃ!まあ、しゃ〜ないか」
 ブツブツ言いながらも、諦めて眠った。

 一応、未使用の予備があったので、今朝はそれを装着して出勤。
 使っていて全く違和感はなかった。(今日は授業はないので)晩にコンタクトやに行こうと思っていたのだが・・・。
 ハニーから「あったよ!コンタクト」とのメール。
 何というラッキー!呑ちゃん、ついてる!
 ただ、ガビガビに干からびていたらしい。
 元に戻るかは分からないが、とりあえずはめでたしめでたし。

 これで、明日からの集中講座。きっと乗り切れるぞ!ファイト〜!オ〜!

10.12.23 柚子

 今日、私の匂いに気が付いた人。なかなかスルドイよ!
 「柑橘系だね」って、別に草刈正夫を気取っているわけではないが。

 昨夜のメニューに、私の大好物?のカボチャが並んでいた。
 何故?(美味しかったから不満はないのだが)首を傾げてしまった。
 「あ!そうか?今日は冬至か!」
 風呂に入ると、プカプカ何か浮いている。
 ハニーはこんなところは妙に風習?を守る。

 良い匂いだ。皮越しに漂う匂いだけでも充分素敵なのに、そこはお馬鹿な呑ちゃん。
 「よ〜し、握力診断スタート」
 浮いている柚子を握りつぶした。

 さらによい香りが風呂に充満する。
 と同時に、皮やら種が浴槽を占拠した。
 「あちゃ〜」後悔先に立たず。
 香りを楽しんだ後には、種拾いの苦役が待っていた。
 おかげで、身体はすっかり柑橘系。

 (文頭に戻る)てか?
 皆様、ご自愛の程を!

10.12.24 宝くじ

 今日はイブで酒ね。けど、呑ちゃんは朝からお仕事。がんばってま酒よ。

 銀行は混んでいた。
 ただでさえ、少ない残にため息しかでないのに、何でこんなに混んでいるの?と、少々滅入っていると、
 「うわ〜!流行ってる〜!」
 後ろから元気な声が聞こえた。
 見ると、母親に手を引かれた3歳くらいの男の子が、目を輝かせて行列を見ていた。
 きっと、行列のできる店と勘違いしているのだろう。
 何とも可愛らしくて、しばらく見つめていた。目が合ったので微笑みかけると、何故か敬礼を返されてしまった。
 面白い子だ。きっと大物になるぞ。

 少し心が温まったところで、今度は胃袋を暖めよう。
 お気に入りの「牛キムチクッパ」を食べながら、気がついた。
 「今日は年末ジャンボの発売最終日じゃないか?!」と。
 財布の中に、お金は・・・ある。
 「よ〜し!勝負じゃ」と心がはやる。
 「今度は懐を暖めるぞ!」
 いつもなら、迷わず購入していただろう。正直3億円とは言わない。100万円でも御の字だ。

 ところが、どうしてだろう。今日に限って、妙なことを考えてしまった。
 何故だかはわからない。
 一瞬、当選して大金を手にしている自分の姿が頭に浮かんだのだ。

 いきなり生活がルーズになった。
 細かいことを考えるのがめんどくさくて、まあいいんじゃない。と何でも安易にかたづける。
 お金もバンバン使っている。

 時間にして、ほんの十数秒だろう。けど、幻ではない。確かにはっきり見えたのだ。

 そして、次の瞬間、虚しくなった。

 正直、そんな贅沢ができる生活を願わぬ事もない。
 けど、お金を手にした途端に、今のささやかな幸せが失われるような気がしたのだ。
 「お金無いね〜。どうしよう?」と困りながらも何とかやりくりしている毎日。
 些細なことで、喜んだり悲しんだり。腹を立てたり嘆いたり。
 それでも、家族が元気でいられることに感謝しながら生きている。
 きっと今の生活が一番幸せなんだろう。

 メリー!クリスマ酒!

10.12.25 プレゼント

 今日は講習会中で一番楽な日。3時間しか授業がない。
 初日から9時間授業で、睡眠不足も手伝いダウン寸前のカッパちゃんだったが、今日で復活するのじゃ。

 今朝の4年生の授業前。
 生徒達が興奮気味に話していた。
 「おい!昨日サンタ来たか?」
 「来た来た!」と嬉しそうに言う者もいれば、
 「来ーへんかった」と口を尖らす者もいた。
 一人が私に尋ねた。
 「先生の家にはサンタ来た?」
 「いいや!来なかったよ」
 別の一人が言う。
 「そりゃ、来ーへんわ。だって大人やで」
 「え?じゃ、いくつまでなら来てもらえるん?」とまた別の子が。
 「信じている限り必ず来てくれるよ」とカッパちゃん。
 「ウソや!中2までやって言うてたで」(え??誰が決めたん?)
 「おかしいな〜。呑ちゃんの所にも来るはずやのにな〜」
 一人が平然と言い切った。
 「ぼくの所には、今晩来るねん」
 「よかったね」

 帰りの電車では熟睡してしまった。
 おそらくヨダレも垂らしていただろう。マスクをしていて助かった。

 家に帰ると、オ〜!サプライズ!!
 我が家にもサンタが来たようだ。
 ハニーサンタ。ありがとう!むっちゃ嬉しい。
 無いだろうと思わせておいてサプライズ。なかなか憎い演出だね。

10.12.26 鍵

 煙突がない我が家。サンタの出入りは当然ドアからとなる。
 サンタの置き土産か?昨日、突然ドアの鍵が閉まらなくなった。
 実は突然ではなく、以前にも少し回りにくいことはあったのだが、昨日は全く回らなかった。ビクともしないとはこのことだ。
 このままじゃ、サンタだけでなく、「泥棒さん、いらっしゃ〜い」になってしまう。

 管理人に連絡をし、鍵屋の手配をしてもらった。
 すぐですよと言われたが、待つこと約1時間。
 用事がないときで良かった。ただ待っていればよいのだから。
 もしも、出かけるときなら大変だったろう。開けっ放しで出かけるわけにはいかないから、当然用事はキャンセルだ。
 また、帰宅の際でなかったのもラッキー。寒空の下、1時間も立っていたら凍えてしまう。

 遅れてきた鍵屋さんは、延着を詫びることもなく、とてもにこやかだった。
 一目見るなり、おそらくですがと、症状の原因を説明してくれた。
 「部屋と外気の温度差で生じる水蒸気によって、鍵のシリンダー内がさびているのでしょう」
 実際その通りだったようだ。
 作業はあっという間に終わった。
 鍵を外して、油を差して、再び鍵を取り付ける。それだけだ。
 流石に5分で帰る気まずさもあったのか、問題の箇所以外にも適当に油を差し、適当に世間話をし、にこやかに去っていった。
 まあ、少々痛い出費ではあったが、無事に直って、めでたしめでたし。

10.12.27 クレヨンしんちゃん

 しんのすけが私の日記に登場するのは3回目。
 作者の臼井義人氏が亡くなってからもう1年以上になる。
 当然ながら新作は出ないし、全ての作品は一通り読んでいるから、そろそろ野原家とは訣別しても良いのだが、ついついコンビニなどで見かけると手を伸ばしてしまう。性で酒ね。
 また、年末やお盆の頃になると必ず出るのだ、総集編が。
 今年は遅いな〜などと思っていたら、昨日ついに発見。
 思わず(迷わず)購入してしまった。(財布の中に100円しか入っておらず、一度は断念。イコカで買えることに気づき、狂喜乱舞したのは内緒にしておこう)
 寅さんと一緒で酒ね。正月映画と言えば「男はつらいよ」。毎回同じような内容だと知りつつも見てしまうみたいな。

 早速、帰りの電車の中で読んでみた。
 きゃ〜恥ずかしい。私50歳で酒よ。ええ年こいたオッサンが・・・。
 やはり新しい内容はなかったが、楽しくそして懐かしい思いで読ませてもらった。
 本当に惜しい人を亡くしたものだ。
 

10.12.28 変

 今日はポカポカ陽気でいい感じ。ルンルン♪
 出勤時にカサを持っている人が多く、変な人達だな〜と思っていたが、賢いのは彼らの方だった。
 午後になり、空が真っ黒になったかと思ったら、いきなりザーッと来た。雷まで鳴っていた。
 (生徒も私も)帰宅時には傘を使うほどの降りではなかったのが幸い。

 天気も変だが、私の調子も怪しい。
 咳は出ないが、風邪の初期症状?(鼻がつまる。頭がぼーっとする)嫌な予感だ。
 くそ!あれほど予防には気を使っていたのに。
 愚痴になるから言いたくないが、数人の生徒達。明らかに風邪なのに、保護者はどうして無理に来させるのだろう。
 しかも低学年になればなるほど無頓着だ。マスクすらさせていない。
 仕方がない。明日からはさらに防備を固めるぞ。マスク着用で授業に臨もう。
 6年生達にとっては、人生を左右しかねない大事な時期だ。何が何でも入試が終わるまでは倒れる訳にはいかないし、もし彼らにうつしでもしたらおおごとだ。
 今日も早く寝ようっと!

10.12.29 早寝早起き

 講習会中は、とっても健康的なカッパちゃん。
 5:30にはぱっちりお目覚め。7:30には事務所に着いている。
 その代わり9:00には眠っていた。
 と言っても、そんなに眠れるはずはない。
 呑んでいない日は寝付かれず、呑んだ日は起きられず。
 それでも7時間近くは睡眠が取れたかな。おかげで元気だ。
 そんな日も今日でしばらくお別れ。(わ〜いわ〜い!)
 明日は9:00まで眠れる
 というわけで、今日はちょっぴり不良青年。
 ハニーとお酒を呑んで、ビデオ(もちろん寅さん)を観て、楽しく過ごせた。
 え?もうすぐ10:00。いかん、はよ寝な。

10.12.30 お帰り〜

 長男が帰ってくる。
 わ〜い!わ〜い!
 嬉しいな〜!

 いざ、感激の再会と思いきや、長男は既に出かけていた。
 が〜ん。
 まあ、いいや、5日まではこちらにいるそうだから、一緒に呑む機会もあるだろう。

10.12.31 今年の反省

 2010年。果たして良い年だったのだろうか?
 家族が健康でいられたことに先ずは感謝したい。
 長男が無事大学生になれたことも大きな喜びだ。
 贅沢を言ってはきりがないのだろうが、私自身は物足りなさが残った。
 仕事と家庭を切り離して考えれば良いのかも知れない。
 しかし、私にはそれができない。仕事=生活の手段とは考えられないのだ。
 今年の目標として「穏」を掲げたが、半分も達成できただろうか。
 己の感情を殺して、相手のことだけを考える。なかなかできることではない。
 特に私のような未熟者には難しい。
 自分の想いが相手に伝わらないもどかしさから、何度自棄になったことか。
 相手を思いやれないのは、根本的に、優しさが足りないのだろう。
 頼りない子どもたちが増えたのは時代の風潮として割り切るべきだった。
 保護者が我が子しか見えないのも仕方ない。(年々エスカレートしているように思うが、気のせいだろうか)
 そもそも、そんなことに一々感情を乱しているから、未熟なのだ。
 雑事の煩悩を超越した精神を持ちたいと願う。

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