カッパの日記 

2015年7月

15.7.1 慣れは怠慢

 お偉い方々なのに気さくに付き合って下さる。
 なんて素敵な人たちなのだろう。

 昨日お見えになった、とある学校の先生方。
 関西に来られる度にわざわざ足を運んで下さる。

タンブラー

 「さて、本日はまた何用で?」とこちらが切り出す前に、
 「今日はこれをお届けに」と校長先生。
 開けてみると、素敵な色のタンブラー。
 「わ〜!ありがとうございま酒」
 「けど、一つじゃ喧嘩になると困るので」と、もう一つ取り出され、
 「はい。これは奥様に」と、笑いながら渡して下さった。
 まさか、このためだけで来られた訳ではなかろうが、この方の冗談にはウソを本気に思わせるような不思議な迫力がある。(それがまた魅力なのだが)

 しばし歓談をしているうちに、話題は「改革・進化」に。
 「『去年はこうでしたから』と言うのは、ただ単に面倒くさいから。変わりたくないという以前に楽をしたいからだ」と仰る。
 成る程と頷きながら、冷や汗が背中に伝うのを感じていたカッパちゃん。
 「慥かにそうで酒ね。失敗しても構わない。どんどん変わろう、いや変えようとしていま酒たものね、若い頃は」と、昔を思い出した。
 「伝統は一つ二つ残せばそれで十分。楽をしようとせずに、もっと積極的に動くべきだ」
 これは誰に対するメッセージなのか?
 私には、怠け心が蔓延ってしまった私への忠告のように思えてならなかった。

 ありがとうございま酒!このタンブラーで何かを飲む度に、先生のお言葉を思い出させていただきま酒。

15.7.2 トイレトラブル

 誰やねん。「艱難汝を玉にす」なんて言ったのは?
 恩師の言葉を借りれば、「私はまだどん底を見ていないから甘い!」らしいのだが・・・。
 もう堪忍してよ。もう充分反省しておりま酒から。(って、何に?)

 とうとうトイレにまで見放された。所謂、これぞ「運の尽き」ってかい?
 予てから、水漏れには悩まされていた。
 以前、修理を頼んだ業者があまりにお粗末(「取りあえずの修理は致しましたが、おそらく1年以内にダメになるでしょう!」っておかしくない?)だったので、何処も同じやろうと諦めていたのだ。
 まあ、給水栓を閉じれば水漏れはなくなる。しかし完全に閉めたら、同時に水洗機能もストップする。
 このジレンマに悩みつつ、バケツで水を受け、騙し騙し使っていた。(けど、半日でバケツ一杯になる。泊まりの旅行なんてとんでもな〜い!)
 けれど、今回はちょっと状況が違った。ウォシュレット機能が全面停止なのだ。
 なんでやね〜ん!私が何か悪いことしたか?
 全く、思い当たる節もなければ、改善策も知らない。
 そもそも、素人には分からないから、専門家が存在するのだ。このことは十分理解していたつもり。(素人判断の恐ろしさもね)
 なのに、我が事となると見えなくなるから不思議じゃ。

 「PC同様、再起動でかたつくんちゃう?」
 はい、ぬるい判断で酒た。もっと言えば、どん底を知らない甘ちゃんのセリフで酒ね。
 いろいろと試すが、その度に状況は悪化の一途を辿る。とうとう電源すら入らない状態になった。
 「もう、お手上げ!」と、仕事を理由に逃げ出した(卑怯者で酒)。

 ハニーによると「依然としてウォシュレット機能は動かない」らしい。
 そんな報告聞いて、嬉しい筈はない。憂鬱な気持ちで帰宅した。
 「そうだ、状況が改善されていないのであれば、使わなければよいのだ」って、馬鹿はやっぱり馬鹿で酒ね!
 帰宅後、数時間にわたりトイレを我慢していた私。
 これって、ただの変態?かもね!

15.7.3 復旧

 トイレの話が続いて、申し訳ない。

 何故か、「ウォシュレット機能も復活した」らしい。
 ハニーが知らせてくれた。

 故障の原因は未だ不明だが、施した処置(給水栓を緩めただけ)から考えると、水が枯渇したから噴射するのを止めたのか?
 そう考えると、このトイレ、なんとも人間くさいところがあるじゃないか。(トイレだけに、臭いって訳じゃないぞ)
 だって「自分が飲む水もないのに、人のお尻なんて洗っている場合じゃないわ。ここは、断固訴えよう!」とストライキに入ったとしか考えられないんだもの。
 それも、水が届いても、すぐには機嫌を直さず、相手を十分懲らしめてから、「じゃ、そろそろ許したろか!」てか?
 あんたは女王様かい?

 いいえ、文句を申すつもりはありませぬ。
 はい、私の完敗で酒。まいりま酒た。
 どうぞ、お許しくだされ!
 それより、ご心配下さった方々に感謝!で酒。

15.7.4 アルゴ大会

 年に一度のお遊びタ〜イム!
 そう、今日は「親子アルゴ大会」なのじゃ!

 今年でもう5年になるかな?
 始めた頃は生徒だけで満員だったが、最近は生徒達だけだと寂しすぎる。
 だから、親子で参加形式にしたと言う訳でもないのだが・・・。

 いや〜。久し振りの教室満員。
 なんて懐かしがっている場合じゃない。
 かつての満員御礼、キャンセル待ちの状態を、もう一度復活させるぞ!ってか。

 会場内の熱気のせいだろうか。やたらと蒸し暑かった。外の雨も関係あったのかも知れぬが、立っているだけでバテそうだった。
 あ、そうか。昨日余り寝ていなかったんだった。
 けど、私の体調なんて関係ない。みんなが楽しんでくれたらそれで良いのじゃ。

 実際、選手達は真剣そのもの。熱が入りすぎてか、涙を見せる者もいたほどだ。
 お母さんたちも、子どもの前で無様な姿は見せられないのでしょう。鬼気迫るものがあった。もう少しRELAXしても良いのにね。
 ほぼ予定通り大会終了。問題点はいくつか見つかったが、それは今後の課題。まあ無事で何よりと喜んでおこうか。

 それにしても、親子って似るのね。容姿だけではなく、気性や性格もね。
 「子は親を演じる最高の役者である」I先生のお言葉を思い出した。
 それと、もう一つ正直な感想。
 お母さんって大変だ。子育ては楽ではないでしょうが、どうか楽しんで下さいね。

 写真は近日中にUP致しま酒。しばらくお待ちくだされ。

15.7.5 目覚め

 朝が近づいてきたようだ。
 私はまだ覚醒していないが気配でそれを感じる。
 何時だろうか。目は閉じたまま、今日が何曜日かを思い出す。
 ぎゃ、日曜日だ。(他の曜日ならそのままもう一度眠りに落ちることもできたのだが)「仕方ない」と、目を開ける。
 時刻は6:00前。ほぼ予定通りだ。
 頭の中で1日の動き(と言ってもどこにも行かない。ずっと授業だが)を確認し、行動開始。

 「おしりかじり虫」も見ることができた。
 さあ、出発だ。
 今日も1日頑張ろう!

15.7.6 Picasa

 親子アルゴ大会の写真。カメラマンを務めたのはハニー。なんと100枚以上も撮ってくれた。
 親子の良い笑顔も、兄弟の微妙な関係なども、実に上手く撮れていた。

 「早速UPせな」と思い、以前使用したことのある「Picasa」なら簡単だろうと思ったのだが・・・。
 甘かった。と言うより騙された。
 いえ、全ては私の無知がいけないので酒けどね。
 まあ、愚痴を聞いてくらはい。

 「Picasa」を使用するのはちょうど1年ぶり。昨年の親子アルゴ大会の写真をUPして以来だ。
 その時は、サクサクいけた。「こんなの楽勝や!」と、おそらくその時は呟いたはずだ。
 けれど、空に唾する者は必ず報いを受ける。
 バックアップがどうのこうのと聞かれたので、OKとしたのだが、いきなり写真以外にビデオ(授業欠席者用)まで取り込まれてしまった。
 仕方ない。ここは削除するしかなかろう。

 ところが、ここでまた無知ぶり発揮。
 「このフォルダを削除しますか?」
 「イエ〜ス!(高須クリニック)」と調子に乗って削除しまくったら、あれれ?もとのファイルそのものを削除してしまったようだ。
 正しくは、Picasa上のファイルだけを削除すれば良かったようなのだが、まさしく、これぞ後の祭り。
 2015年に撮影した数十本のビデオが消えた。

 その後もトラブルは続く。
 メールがごっそりと消えた。これは痛い。数年分が無くなった。どこをさがしても見当たらない。
 一応、自宅に一部保存はしてあるが、こちらは未整理。

 さて、写真を取り込みUPしようと思ったが、これまた上手くいかない。
 そもそも説明が英語なのが気に入らん。
 何とかUPできた!私のPCからはちゃんと覗ける。
 ところが、他のPCから見ようとしたら、「ログインして下さい」の表示が出て、パスワードを要求される。
 「げ!これじゃ意味ないやん」
 仕方がないと、参加者全員に私のパスワードをお知らせした。

 けど、どうなんだろう。
 これって、昨日取り込んだファイルや写真の全てが丸見え状態?
 誰でも見ようと思えば見られるって事なのだろうか?
 皆さん、どうか悪用はしないでね!!

15.7.7 長居植物園

 雨が降ろうが、嵐が来ようが、行かぬ訳にはならない。
 とにかく、この日しかないのだ。

 目的地は、長居植物園。そう、その名の通り、長居公園の中にある植物園だ。
 この植物園。普段は月曜日が休園日。ところが、今日だけは月曜日でも開いている。
 しかも、この期間中はいつもより2時間も早い開園(なんと7:30〜)。
 「なじぇ?『この期間』って、何かあるの?」ってか。
 実は、蓮の開花シ−ズンなのだ。
 蓮の開花は午前中。なんでも、それに合わせての計らいらしい。
 できるだけ早い出立をと思っていたが、ナデシコの試合を見ていたら、そりゃ無理だわね。
 おまけに、家を出るなり雨が降り出し傘を取りに引き返したり、忘れ物で帰ったりで、やたらと出発が遅くなってしまった。

 さらには、例によって道を間違え(地図が悪いのじゃ)、散々迷い、到着したのは既に正午近く。
 雨は降っているし、暑いし、汗だくの私は、道中ずっと不機嫌。ハニーには八つ当たり。(ホンマ最低な男や)
 「もう花は閉じてるよね」とか「雨酷くなったね。腹も減ったし早く帰ろう」とか、文句ばかりを並べていたが、植物園に入るなり、眼前に広がる壮観に言葉を失った。

蓮池

 え?咲いてるやん。それもごっついイッパイ!こりゃ、スゴイ。
 入園料の200円がウソみたいに安く思えてきた。
 生憎の雨で、写真を撮るのは難しかったが、これは撮らずにいられない。
 夢中でシャッターを押した。(と言えるほどの作品はありませんが)

ここは極楽?

 それでも、まだマシなのは、これかな。
 極楽に咲いているのは、こんな蓮かも知れない。
 私が極楽に行けるはずはないから、せめて現世で疑似体験!てか?
 素晴らしいのは、蓮だけではない。

君はバラより美しい?

 睡蓮もあれば、クチナシもアーモンドに似た甘い勾りを漂わせていた。
 バラも素晴らしかった。
 旬を過ぎたとは言え、まだまだ綺麗な花がいっぱい。香りも素敵だった。
 中之島のバラ園に匹敵する美しさかも知れない。

槿と書くより木槿かな

 しかし、何より感動したのは「木槿」。ご存じで酒たか?
 私は、初めて見ま酒た。(伊集院静の小説で何度か登場していたので、名前だけは知っておりま酒たが)
 凜として美しい。それでいて、他を拒絶するほどではない。群生だとその可憐さがさらに引き立つ。
 純白も美しいが、淡いピンクも素敵だった。

鳥さんもいたよ

 ハーブ園にも行ったし、ひまわり園(萩原浩の小説ではないぞ)にも寄った。全開ならさぞかし壮観だろう!
 ヘメロカリス園にはユリがいっぱい。
 池には鯉が泳ぎ、水鳥もいたよ。サギと白鳥かな。
 見たこともないトウモロコシみたいな花もあった。(ブッドレアと言うらしい)

 知らなかった。近くにこんな素敵な場所があったなんて。
 梅雨時の蒸し暑さで汗だく。(おまけに今日は仕事があったので、ジャケットまで着ていたのだ)
 クタクタにはなったが、なんか圧倒されまくりで、貴重な感動体験をさせていただいた。
15.7.8 七夕

 土砂降りとまでは言わないが、昨日は一日中しっかり降ったね。
 晩には雨は上がったが、彦星さんと織り姫様は会えたのだろうか。
 けど、かねてより、私は疑問に思っていた。
 銀河の世界に天気は関係あるのか?雨なんか降らんやろ。
 むしろ、雨雲で隠れるから、逢瀬を地上から覗かれなくて良いのではないかと。
 いやいや、発想がおっさん過ぎま酒ね。

 さて、私の愛しい人。会いたい人と言えば、もちろん息子達。
 次男とはもう半年以上会っていない。
 長男は今週末に帰ってくるらしいのだが、翌日にはもういないと言う。
 彼らとゆっくり飲める日はいつのことか。
 まあ、元気ならそれで良いけどね。

15.7.9 所信表明

 目覚めたのは5:00前だった。
 エアコンのタイマーがなぜか効かず、寒さで目覚めたのだが、心が昂ぶっていたのも一因だろう。
 今日(昨日)は、全体保護者会。
 HOPES通信では、あえて本題には言及せず、「今度の保護者会でお話ししま酒よ〜!」と宣伝?しておいた。
 私にとって、今回の保護者会は、それほど重要な意義を持っていたのだ。

 ところが、開始時刻になっても参加者はまばら。
 え?どういうこと?
 いろいろと良からぬ思いが脳裏を駆け巡る。
 1.愛想を尽かされた。「代わり栄えのしない話はもうたくさん」てか。
 2.信頼しているから、今回は欠席。
 3.単なる遅刻。
 おそらく、2はなかろう。1だといやだだな〜。などと思いつつ、定刻になった。始めない訳にはいかぬ。

 HOPESは今月22日で開設25年目を迎える。
 細々とは言え、ここまで続けてこられたのは、偏に保護者の方々のご理解とご協力のおかげだ。
 先ずは、その感謝の気持ちを述べさせていただいた。
 (幸い、空席は次第に埋まり始めた)
 そして、その後は現在の私の思いを、正直に話した。
 半ば愚痴に近かったかも知れぬが、どうしても理解してもらいたかったのだ。
 大変失礼な言い方ではあるが、保護者や生徒達の勘違いをこのまま看過する訳にはいかない。

 我が子を通じてしか世間を見ない、そのような保護者がいる。以前は稀だったが、最近は増えている。
 つまり、状況を冷静に判断できなくなっているのだ。
 我が子が苦しんでいるなら、苦しむ原因は害。敵は殲滅するしかない!とね。
 問題の原因を含め、子どもの状態を俯瞰的に眺められる保護者は、極めて少なくなった。
 残念ながら、これは事実。
 それ故、例えば、「分からない」と子どもが言えば、すぐ手をさしのべ、手伝ってしまう。
 しかし、授業を(真剣に)聞いていなければ、いくら親が丁寧に説明しても、理解できるはずはない。
 当然、次のセリフは「難しいもん」。
 そうなると、保護者はもうお手上げだ。
 無理矢理やらせるか、責任回避。子どもに任せると言えば聞こえは良いが、分からないと言っている子が次にどのような行動を取るかは、火を見るより明らかだろう。

 どうして、最初の一歩が間違っていることに気が付かないのか。
 そこで、変に手助けをせず、(表現は悪いが)突き放す。
 「授業をちゃんと聞いてこないから分からないのよ」とつまずいている原因を諭し示す。
 そうすれば、子どもは(頼れる相手がいないのだから)もっと真剣に授業に臨むはず。
 実際、「分からない」原因の大半は「分かろうとしない」からなのだ。
 生徒も保護者もその点に気づいていない。

 次に、理解を深めるためには、復習や宿題は絶対に必要である。
 なのに、そこで手を抜き、あるいは誤魔化す。ひどい場合は逃げ出している。
 そのような者に学力がつくはずはない。
 楽ばかりを追い続け、結果は最高を望む。それは余りに虫が良すぎないか。

 もちろん、私のやり方や考え方が絶対正しいとは言わない。
 時流に逆らっていることも承知だ。
 それでも、私は生徒達に要求する。
 「自分の精一杯を尽くせ!」「ウソをつくな!」と。
 問題に面したとき、その問題を回避するのも一つの手だろう。
 でも、あえて真正面からその問題にぶつかっていき、それを乗り越える。
 私は、こちらのスタイルを支持し、応援する。

 このことを保護者の皆様には十分理解して頂いた上で、生徒達にはついてきてもらいたい。
 時代が変わろうとも、これは私の信念。信念は曲げたくない。
 上手く話せたかは自信が無い。私の想いが保護者に届けば有難いのだが。

15.7.10 削除

 やはり丸見えの状態だったようだ。
 今日お会いした保護者から教えていただいた。
 しかもその方曰く「肝心のアルゴ大会の写真は見られなかった」らしい。困ったもんだ

 とりあえず、事務所のバソコンに保存してあったブライベート写真は全て削除した。
 ご安心召されよ。同じ過ちは繰り返さない。あくまでもPicasa上からだけの削除だ。

 それにしても莫大な量だった。
 なんせ20年分だ。(デジカメだけで言えば10年ちょっとだが)
 一々確認している暇はなかったが、あることに気づいて、愕然とした。

 まあ、当たり前と言えば当たり前なのだが、私が若いのだ。
 「え!これ誰??」のレベルだ。
 ハニーも若い。惚れ直してしまう程、魅力的だった!いやいや、今も素敵で酒が。
 当然のことながら、息子たちも若い、と言うより幼い。
 あ〜!こんな時代もあったんだ!

 いろいろな意味で、なかなか感慨深かった。
 え?今の心境?
 年を取ったと嘆くより、もう一度頑張ろう!に近いかな?

15.7.11 ひとときの幸せ

 長男が帰ってきた。
 久し振りかと思っていたら、前回の帰省から、まだ2ヶ月も経っていなかった。
 今回は、教員採用試験の為にだ。
 昨晩も遅い帰宅だったが、少しだけ?呑んだ。
 え?試験前日に呑ませるだと?!なんちゅう親や〜?!
 大事な試験を何と心得るか?

 てへ!ごめんなちゃい。
 けど、まぁ、良いではないか!
 だって私、幸せなんだも〜ん!

 来週も帰って来るらしい。
 嬉しいな〜!って、また呑ませるんか〜い!

15.7.12 算数オリンピック

 算数オリンピックとは、かれこれ20年以上の付き合いになる。
 私はオリンピック委員会の人たちが好きだ。
 (なにかとお世話になっているのも確かだが、この際むこうの気持ちは無視させてもらおう)
 特に局長さんが、私は大好きだ。
 けど、昔はけっこう噛みついた。
 今の言葉なら「クレーマー」?自分のことは棚に上げ、解答ミスや問題不備をいちいち突っついた。
 「じゃ、問題作って下さいよ」と言われたのが、おつきあいの始まりだったかな。
 ここまでお付き合いが続いているのは、局長さんのお人柄のおかげに他ならない。
 跳ねっ返りの見本のような私を、上手く御して下さっている。
 おっと!忘れちゃいけない。私だけではなかった。息子達もお世話になっていたんだ。
 長男は、局長さんに初めてお目にかかった日に「東大算数研究会」(現存するかは不明だが)の会長を仰せつかっていた。
 まあ、この事例でもお分かりのように、算数オリンピック事務局の方々は、あまり几帳面とは言えない。
 目上の人への礼を顧みず言わせていただけば、「ルーズ」の一言に尽きる。
 まあ、だからこそ、こんな私でも可愛がって下さったのだが。

 だから、今回の依頼(決勝大会の大阪会場総監督)があったときも、断わることはできなかった。
 実は、昨年もお願いされていたのだが、夏期集中講座の初日じゃ流石に無理だ。

 暑いのは覚悟していた。ノーネクタイで赴こうかとも考えたが、すんでの所で思いとどまり、結局スーツ姿で行った。
 今年も、会場はU学園。ただし、新校舎だ。
 約束の時刻の30分前に到着。早く着いて良かった。
 案の定?会場案内の張り紙一つ無い。仕方が無いので、私の手書きの案内を教室に貼って回った。
 開始時間30分前にようやく準備完了。
 さあ、生徒達を入れるぜ。
 おっと、既にロビーには親子連れが溢れかえっていた。

 ところが、意外や意外。今年はさほど混乱しなかった。
 その原因は2つ。
 1つ目は、入り口が一カ所だったので、そこで連呼していれば、場所を聞き直される心配は要らない。実際数人に尋ねられただけだった。
 もう1つは、あの傍若無人な某大手塾が今年はミニ講義を行わなかったこと。
 幟を掲げている塾もあったし、講師らしき者が応援には来てはいたが、例年の迷惑集団が個人になってくれたお陰で、大いに助かった。
 おそらく、会場が確保できなかったからだろうが、願わくば来年以降も自粛していただきたい。

 新校舎は快適だった。
 なんせ、各教室にクーラーが3台ずつ設置されている。これなら、温度調整も楽勝だ。
 私達の詰め所は1階で、会場は2階と3階。10往復以上したが、エアコンが効いているので汗もすぐ引く。
 おかげで、疲れは感じなかった。(目の前の炎天下のグラウンドでは運動部員が走り回っていた。若さとは素晴らしいものだと感心した)
 生徒達は可愛いものよ。
 早々と諦めてキョロキョロし出す者や、必死の形相でひたすら全ての場合を書き出している者。
 例年通りの光景だった。
 ただ、今年は知っている生徒(うちの生徒も含め)がいなかったのが、少々寂しかったかな。

 定刻通り終了。解散も混乱はなかった。
 答案の確認を終え、私も急いで会場を後にした。
 だって、今日はもう一つの重大イベント。応援大会の日なんだも〜ん。

15.7.13 応援大会

 久し振りに集まった24期生。
 何のためにかって?もちろん私に会いにじゃ!
 なんてはずはないわな。後輩の応援に駆けつけてくれたのだ。

 女子が8割だった24期生に対し、今年の6年は全員男子。
 授業中の空気や休み時間の華やかさなどでは、全く対照的。今年の男子に、きゃぴきゃぴ感は皆無と言っても良いだろう。
 じゃあ、参考にならないのではないかって?いいえ、そんなの関係ない。熱い思いがあれば充分なのだ。
 実際、去年のメンバーには、女子独特の馴れ合いみたいなものは全くなく、根性の入り方、気合いの入れ方は男子以上。
 「歯を食いしばって頑張る」この言葉は男子を形容するためにあると思っていたが、それは大間違いだった。
 「精一杯の努力」を見事に成し遂げた、最高のメンバーだ。

 その、彼女(彼も含む)たちが熱い気持ちを語ってくれるのだ。後輩達に届かぬはずはなかろう。
 私から見ると、どうも頼りない今年の6年生。
 彼らにすれば、全てが未経験のこと故、どうしても甘く考えがちなのだろう。
 それは分かる。けど、今までの生徒達に比べて、やはり緊迫感に乏しい。
 私も気持ちを込めて話をさせてもらったが、私の言葉より先輩達の体験談の方が効果があるはずだ。
 彼らが、これをきっかけに変わってくれることを、切に望む。

15.7.14 全快?

 日曜日は流石にへばった。
 この日記を書く余裕もなく、帰宅後ひたすら眠った。

 1日明けて月曜日。
 おそらく今月最後のオフ。予定は1つしかない。と言うより、他の予定は組めないのだ。
 だって、あれからちょうど1ヶ月。
 今日は、脳外科の診察日なのだ。

 時間がかかるのは承知していたが、流石に丸々一日の事態だけは避けたい。
 開院前に並び、診察番号1番をゲットした。
 ところが、何故か診察も検査も1番ではなく、全てが終了したのは正午を回っていた。
 でも、まあいいや。もう来なくて良いと言われたもんね。
 ほぼ全快、念のために投薬は続けるが、来院の必要はない。とのことだ。
 わ〜い!わ〜い!

 世話になっておきながら言うセリフではないが、できれば病院とは無縁でいたいものだ。

15.7.15 安保

 「政治家なんて信じられない」
 「(そもそも)難しいことは分からない」
 これは、私を含め、多くの(善良なる)一般人の共通した意見だろう。

 いえ、けして自分の無知と無能を正当化するつもりはないのだが。
 ただ「知りません」「分かりません」といつまでも無関係の態をとり続けてもよいものか?
 特に、今回の強行採決(=与党の暴走、いや安倍首相の思い上がり)は、流石に看過できない。
 一体何を考えているのか?誰に媚びを売っているのか?また、それは何のため?
 などと、大衆を煽るような反対文言を言いたいのではない。

 戦争になれば、誰かが確実に死ぬのだ。
 「これは戦争ではない」などと言うのは明らかに詭弁。そんな都合の良い解釈は聞きたくない。
 誰が戦闘地域に好き好んでいくのだ。観光?まさかそんな馬鹿はいないだろう。
 誰かが確実に死ぬ。いや、殺し合いの末に殺されるのだ。

 死んだ人数の多寡が問題なのではない。
 その人達が何故死ななければならなかったのか?何のために?誰のために?
 「そんなの、70年経てばみんな忘れるから良いじゃない」ってか?!
 アホぬかせ!いや、はっきり言おう。お前は馬鹿じゃ!

 先ずは、お前が行け!SPに守られ、好き放題言いたい放題のお前が行け!
 安倍だけじゃない。異を唱えなかった政治家ども、お前ら全員じゃ!
 その上で「絶対に安全です」と言えるのならば、次はお前らの家族を行かせろ!
 万が一の事態はないと言うのであれば、家族が犠牲者になっても同じ事を言え!
 大義名分もなく(某国との約束のためだけに)亡くなった者達を、仕方ないと片づけられるのか?!

 馬鹿野郎!野党があまりにふがいないから、今までは保守に甘んじてきたけど、お前らのことは今後一切支持しない。
 今話題の、国立競技場の問題なら、金で片が付く。
 けど、人の命は金では戻せないのじゃ!なんで、こんな簡単なことが分からない。
 一から、勉強し直せ!(苦労知らずのボンボン)アホ政治家どもめ!

15.7.16 磯野波平

 ご存じで酒たか?
 磯野波平が54歳だと言うことを。
 私は知らなかった。
 波平さんが、漫画『サザエさん』に登場するキャラクターであることは、国民の常識。誰もが知っている。
 サザエ・カツオ・ワカメの父で、妻はフネ。(因みにフネは52歳らしい)
 髪が少ない(頭頂部は1本だけのように思ったが、あれは毛を寄せ集めているそうだ)からか、どうみても老人のイメージが強かったが、意外と若いのだ。
 タラちゃんのお祖父ちゃんだから70歳くらいか思っていた。

 しかし、当時と今では老人と言われる年齢の感覚にかなりズレがあるのは仕方ないとしても、正直ショックだ。
 彼が私より若かったなんて。いや、私が彼の年齢を超していたなんて。
 自分ではまだ若いつもりでいたが、そうか、私はもう老人の域に達しているのか。

5日前の奇跡

 写真は、本文とは関係ないが、たまたま記録した5日前の歩数。
 これが1ヶ月前の55歳の誕生日の歩数だったら、それこそ奇跡だが、まあこれでも十分珍しいだろう。
 「ゴー!ゴー!いけいけ55歳!」てか?

15.7.17 台風直撃

 「来るな〜!」と叫んでみても無駄なこと。
 だって、もう来ちゃったんだも〜ん!てか?
 台風11号は既に四国に上陸したようだ。
 かなり大型な台風で猛烈な雨を降らせるらしい。被害が心配だ。
 四国はもちろんのこと、大阪や奈良にも警報が出ている。
 幸い、明日(いやもう今日だ)は授業はないが、大事な3者面談を予定している。
 中止にする訳にはいかない。
 保護者と生徒の皆さん。どうか、注意してお越し下さい。
 また、長男も東京から帰ってくる。気をつけて来るんだぞ。
 と言うより、本当に来られるのかな?新幹線が止まらないことを祈りたい。
 さあ眠るとするか。現在25:00。

15.7.18 ビールサーバー

 「先生のお家は温泉場で酒か?マッサージチェアはあるし、生ビールサーバーもあるし」
 と言われていたのは、かなり昔。教え子達がよく遊びに来てくれていた時代のことだ。
 マッサージチェアは2代目になったが、生ビールサーバーは初代のまま。(引っ越してすぐ設置したから20年近いかも)
 ただ、ここ数年で私の酒量も減った。(夏場ならいざ知らず、2週間で10Lはまず無理だ)
 さらには、購入先からメンテを断られたこともあり、(最後に使ったのは5年以上前)サーバーは「我が家のちょっと変なオブジェ」と化していた。

 ところが、そのオブジェに、復活の日がやって来た。
 今年の同窓会。現段階ではまだ出席表明は20名弱だが、中学生・高校生よりも大人が大勢を占めるのはまず間違いない。(単純人数比は10倍以上)
 なら、アルコールもOKじゃろ。(未成年には呑ませませんぜ!)
 従来、大人の部はお店を予約し、そこで飲み食いしていたのだが、今回の会場は教室だ。
 事務所には冷蔵庫が一つあるだけ。飲み物を冷やすスペースも限られている。缶ビール2本×50人としても100本。となると、入りきれない。

 そこで、考えた。
 「どうせなら、美味しいビールを振る舞いたい。
 私がゲストなら、きんきんに冷えたビールでプハ〜!「ああ、来て良かった!」と思うだろう。
 じゃあ、生ビールサーバーを設置したらどうだろう。各自で好きなだけ呑んでもらえば、私も楽だし」
 ってね。

 馴染みの飲み屋さんに無理を言って、ビールサーバーのメーカーさんに連絡を取ってもらった。
 メンテついでに、あわよくば復活させて自宅でまた使いたい。そんなセコい計算もはっきり伝えた。
 断られるかと思いきや、そこはお得意さんからの紹介だからか、メーカーさんは「一度見てみましょう」と言って下さった。
 我が家のオブジェを引っ張り出し、汗だくになりながら教室まで運んだ。
 (もちろん車でだ。炭酸ガスのボンベまで背負って電車には乗れない)

 メーカーの方は、とても感じの良い人だった。
 ただ、サーバーを見て頻りに首をかしげる。
 「う〜ん。大丈夫かとは思いますが、断言はできません。人の口に入るものだけに・・・」と繰り返し言われた。
 そもそも、サーバー自体が機能するかどうかが分からないと言う。
 それでも、復活の日を信じて疑わない私。強引にメンテをお願いし、部品のオーダーまで済ませた。
 メーカーの方には、「念のため、氷が張るかどうか(冷却機能が生きているか)をみて欲しい」言われた。

 一夜明けて、土曜日。
 なんと、台風の影響で環状線は全面ストップ。鶴橋から先、電車は動いていない。
 タクシー?一瞬贅沢な思いもよぎったが、まあ、歩いて行けない距離ではない。帰りはちょくちょく歩いているしね。
 ゆっくり歩いて、教室到着。けど、流石に暑い。
 真っ先に、サーバーに駆け寄る。
 「ひゃ〜!冷たい!」となるはずだった。
 ところが・・・。
 ぬるい。全く冷えていない。???一体どうしたのじゃ?
 と〜っても嫌な予感。
 午後に、メーカーさんに来てもらった。
 「ダメですね!冷却ガスが抜けてますわ」
 「が〜ん!」
 サーバーは既に死んでいたのだ。
 ブランクの数年が原因だろうか。(悪いことをしたな)
 それとも、寿命だったのか。(そう思いたい)
 ごめんねサーバーちゃん。けど、楽しい思い出をたくさんありがとう。

 おっと、同窓会用のビールサーバーはちゃんと手配したから、ご心配なく。みんな来てね〜!

15.7.19 緩やかなスタート

 夏が始まった。HOPESの25回目の夏だ。

 あれからもう25年になるのか。
 当時のことをそれ程鮮明に覚えている訳ではないが、それでも最初の授業だけは覚えている。
 5年生の授業だった。
 久し振りに黒板に向かい、授業のタイトルの「相似形」を書いたとき、涙がこぼれそうになった。
 「ああ!またこの世界に戻ってこられたんだ。ありがたい!」
 その時の感動は、忘れられない。
 言いがかりに近いような責任のとらされ方で退職に追い込まれ、訳の分からぬままでの再スタートだった。
 「もう、子ども達の笑顔には出会えないのか?」と随分落ち込んだ。
 半年ほどの準備で新しい塾を開設できたのは、幸運だったとしか言いようがない。
 退職した塾からの嫌がらせ(街宣車を教室の真ん前に乗りつけられ、延々と大音量でアジられた)も今では良い思い出?だ。

 以来、私はがむしゃらに生きてきた。
 けど、私のこのスタイル。万人に理解された訳ではない。そもそも、万人に受け容れられるはずもないのだが。
 それでも、私にはこの生き方しかできない。いや、できなかった。
 「愛想笑いで媚びを売るくらいなら、死んだ方がマシだ」ってね。
 結果、自分を追い込んでしまうことになるのだが、現実は自業自得と受け止めるしかない。(ハニーごめんね)

 昨日は、夏期集中講座の初日。
 当時に比べれば、驚くべき程、穏やかなスタートだった。(街宣車も居なかったしね)
 私一人が、やたらと気負いすぎ、入れ込んでいただけなのかも知れない。(え?年のせい?)
 ただ、生徒達に(本質が180°変わったとも思えないが)物足りなさを感じたのも確かだ。
 これらは全て、「現在の風潮」と、受け容れるしかないのだろうか。

 それでも、そんな彼らを本気にさせるのが私の仕事。
 幼い彼らが危機的状態に気が付かないのは、経験が少ないから。それを気づかせることこそが、経験者の務めなのだ。
 さあ、頑張るべ!  

15.7.20 梅雨明け

 目覚めると、雲一つ無い青空が広がっていた。

 暑くなるぞ〜!と思ったら、本当に暑かった。
 もう梅雨も明けたな!と思ったら、梅雨明け宣言があったらしい。
 え?ボキュって予知能力者か?と思ったが、どうやら違った。

 さあ、暑い夏だ。どうせなら、熱く生きたい。

15.7.21 失せ物

 カメ子!どこに行ったんだい?君がいないと悲しいよ。

 数日前から、行方不明のデジカメ。
 折角、久し振りに卒業生が来てくれたのに、その成長した姿を撮影できなかった。
 突然、おじさん達が遊びに来てくれたのに、記念撮影もできなかった。(まあ、こっちはどうでも良いか?!)

 事務所かと思ったけれど、見当たらない。
 ハニーにも捜索願を出し、部屋中探してもらったのだが「見つからないよ」との返事。
 さあ、困った。記念日も近いのに。
 仕方がない。新しく購入するか。と思い悩んでいたのだが・・・。

 部屋を探しても見つからないはずだ。
 何故なら、カメ子は私のカバンに潜んでいた。
 「もう!だめじゃないか。かくれんぼなんてしたら!メ!」

 あれれ?もしかして、ボキュが一番悪いのかな?
 まあ、めでたし!めでたし!

15.7.22 25th

 2つの25。
 1つは結婚満25年。もう一つはHOPES開設25年目。
 どちらも今日が記念日だ。
 結婚式の日も塾開設の日も暑かったのを覚えている。まあ、この時期で酒からね。

 息子たちも大きくなり、来年は社会人になる(はず)。
 順風満帆とは言えないが、ここまで家庭を崩壊させずに継続できたのは、何をおいてもハニーのおかげ。
 ハニーあじがとう!
 「幸せにするね」という約束はまだ果たせていないけど

 と言うことで、今からちょっくらお祝いをしてきま酒!
 皆さん、探さないで下さいね。

15.7.23 返事

 同窓会開催まであと半月。出欠連絡の締め切りまで1週間となった。
 そろそろ参加不参加の連絡が集まりだした。と言っても、まだ1割どころかその半数にも満たないが。
 今回は、メールでお知らせ下さい。とさせてもらった。
 その方が不参加の人ともコミュニケーションが取れると思ったからだ。
 同じ不参加でも、「行かない」ではなく「行けない」人もいるはず。
 そのような人たちにはせめて「残念で酒ね。ではまたの機会に」と気持ちを伝えたいじゃないか。

 けど、実際取りかかってみると、結構辛い作業だった。
 欠席!欠席!欠席!と3つも続けば、流石に気持ちが萎えてくる。
 もちろん、全てが欠席ではないのだが、テンションを維持するにはかなりのエネルギーが要る。
 おまけに、最近の蒸し暑さが私からどんどん気力を奪っていく。

 こんな事じゃいけないは分かっている。
 けど、もっと気分的にスカッとしたいな。

15.7.24 ワープゾーン

 最近、カバンを替えた。と言っても新品を購入したわけではない。
 ノートPCが収納できる少し大きめのカバンを持っていたのだが、最近ではPCを持ち運ぶことは滅多になくなった。
 そこで、2つを切り離し(ぶった切ったわけではない。元々セパレートタイプなのだ)、小さい方を使用していた。
 やや小さいが、軽くて持ち運びには便利。かれこれ5年以上は使っただろうか。
 しかし、ファスナー部分が壊れてしまい、開閉ができなくなってしまった。
 そこで、先月から大きな方を使い始めたのだが、こちらは欠点が2つ。
 先ずは重いこと。そして、収納箇所がやたらと多いことだ。
 いや、2つ目は本来カバンの欠点ではない。
 むしろ重宝すべき機能のはずだが、困ったことに、使用者のレベルが低すぎて、どこに何を入れたか分からなくなってしまうのだ。

 先日のカメ子失踪事件も然り。
 カメ子を発見したのは実は私ではない。ハニーだった。
 私には、どこにあったのか、結局謎のまま。
 昨日も、さあ帰ろうかと思いきや、鍵が見当たらない。
 あの可愛いカッパちゃんのキーケースごとだ。
 事務所の戸締まりは予備の鍵でしたが、さて困った。「明日からどうしよう」
 ところが、ハニー曰く「カバンに入っていたよ」。
 喜ぶべき事なのだろうが、どうも私は腑に落ちない。
 何故、私には見えないものが、ハニーだと見つかるのか。

 結論。
 私のカバンの中には私には見えないトンネル(=現世界とパラレルワールドを繋いでいる)があるにちがいない。
 けど、これって、最近読んだ内海文三の「ぼくがの愛したゴウスト」の影響なのかな?

15.7.25 黒髪

 髪を茶色に染めたのは今年の3月。卒業記念パーティ(たこ焼きパーティ)に備えてだった。
 生徒達に少しでも「若くて格好いい呑ちゃん」のイメージを残したかったからだ。
 初めてだった事も手伝い、その時は結構はしゃいだが、ほんの数日で元の白髪頭に戻り、がっかり。
 正直「失敗したか」と悔やんだ。
 そのことを、先程、思い出した。
 「今頃、思い出すなよ!」と言われそうだが、「(茶色は今一つだったから)次は黒にするぞ」と思ったことしか記憶になかったのだから、仕方ない。
 人は失敗を忘れた頃、また同じ失敗をくり返すものだ。

 と言うことで、再び髪を染めた。
 今回は、大同窓会(銘打って「25周年ならぬ25年目。けどこれがおそらく最後の同窓会」)の為にだ。
 もちろん、色は黒じゃ。

 散髪屋さんは混んでいた。
 いつもなら「結構お待たせすることになりますが・・・」と申し訳なさそうに尋ねて下さるのだが、予め「次は髪を染めたい」と伝えていたため、マスターからは何も言われなかった。
 「今度の土曜日・日曜日あたりですか?同窓会は」と聞かれ、「2週間後ですねん」と答えると、「う〜ん」と微妙な表情を浮かべられた。
 「けど、私の空いている時間は今日くらいしかないので酒よ」
 「じゃ、染めましょうか」
 え?どうして?少し不安になってきた。
 その訳は、じきに判明するのだが・・・。

 2度目だと、さほどワクワクもしない。
 本を読んでいるうちに、終了。
 サランラップを外し、髪を洗ってもらう。
 さて、仕上がり具合はいかに?

 あれれ?余り黒くなっていない。特にサイドは白いところが目立つ。
 まあ、良いか?てっぺんは黒くなったし。
 帰り道、電車の窓に映る自分の姿に「満更でもないな」とご満悦のカッパちゃん。

 ところが、一夜明け、洗髪をすませたら、が〜ん!ほとんど色が抜けていた。
 う〜ん、ショック!
 「もう二度と染めないぞ!」と固く誓ったのは言うまでもない。

15.7.26 鰻と唐揚げ

 鰻と唐揚げ。これは長男がハニーから訊かれて出したリクエスト。
 2日間だけだが、帰省中の長男。
 生憎、初日は彼が帰宅した頃に既に私は高鼾。
 昨夜は少しだけ一緒に呑んだ。
 テーブルに並べられたハニーの手料理。
 並びきらないほどあったのに、あっと言う間に片付いてしまう。
 長男は、昔から大食漢だったが、今でも、よく呑み、よく食べる。
 片や、最近めっきり酒が弱くなった私。
 少しだけのつもりで横になったら、目覚めたときには宴は終わっていた。
 残念なことをしたが、これぞ後の祭り。いや、祭りの後か。
 幸い、来月の同窓会には帰ってくると言う。
 今度こそ、意識を失わないようにしなければ。

15.7.27 ウグイス

 毎朝、ウグイスの啼き声で目が覚める。
 良い格好で言っているのではない、本当にうるさいのだ。
 私の起床はたいてい5:00。目覚ましをかけてはいるが、ウグイスのおかげで殆どその助けは借りずに済んでいる。
 春先は弱々しい声だったが、今はこれ以上は無理と思える声量で、どんだけ近くに居るのと疑いたくなるほど、ストレートに啼き声が届く。
 しかし、まだその姿を見たことはない。
 春告げ鳥の別名があるように、ウグイスは春の鳥だと思っていたが、繁殖期は夏らしい。
 この時期、オスも伴侶を探して、必死なのだろうか。

 ただ、啼き声が響き渡るのはせいぜい早朝の2時間。
 その後は、セミの大合唱に変わる。

 ああ、今日も暑くなりそうだ。
 さあ、そろそろ出かけるべ。

15.7.28 案内状

 波泳会から総会の案内状が(やっと)届いた。
 今年は遅いなと思っていたところだ。え?もしかして連絡不要者にされてしまったか。
 いやいや、連絡が来ないのはメーリングリスト(ML)からも脱退したからだろう。
 まあ、幹事から身を引かせてもらった身ゆえに、関係ないと言えばそれまでなのだが、あまりに遅いと「何かトラブルでもあったのではないか」と要らぬ心配をしてしまう。

 さて、総会は一体いつなのじゃ?
 なになに?8月15日だって。
 え〜!なんと言うことだ、授業がない。全くのフリー。完全休養日に当てていた日じゃないか。
 う〜ん。どうしよう。正直、少しだけ心が揺れた。

 けど、まあ、今年も欠席だな。
 だって、今さらどの面下げて出席すんねん。
 恩師やお世話になった先輩方にお目にかかりたい思いは山々なれど、まだ私自身があかん。
 例えば、未だに(故意か偶々かは分からないが)幹部への一斉送信メールが送られてくる度に、ものすごーく嫌〜な気分に陥る
 こんな状態で出席しても、周囲の皆様にも不快な思いをさせるだけだ。
 せめて、盛会をお祈りしたいと思う。
 みなさま、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

15.7.29 野球観戦

 昨日、この「カッパの日記」のアクセスが250000を越えた。(心当たりの方がいらっしゃいま酒たら、お知らせ下さい)
 有り難いことだ。大して面白いこともない、愚痴とぼやきの連続のような駄文を見て下さっている方がいる。
 それだけでもとんでもないことなのに、のべ250000人。ひえ〜!我ながらビックリだ。
 感謝よりは申し訳ない気持ちの方が勝っているが、それでも「ありがとうございま酒」としか言いようがない。
 3000日書き続けてきたことへのご褒美かなと、(遠慮無く、そして厚かましく)受け取らせていただきま酒。

 さて、講習会中のささやかな喜びは、たまに早く帰宅できること。
 毎日遅くまで頑張っている生徒達には申し訳ないが、私も流石に朝から晩まで毎日緊張しっぱなしでは体が(いや心が)保たない。
 そんな日にナイターがあれば最高だ。もちろん、酒を呑みながらのテレビ観戦だが、気分はスタジオ。バックネット裏からの応援だ。

 先日、意外なお誘いがあった。
 お世話になっている学校の先生から電話。
 「今、お時間少しだけよろしいでしょうか?」
 実は面談中だったが、「はい。もちろん大丈夫で酒!何でしょう?」と、やや身構えながらお答えすると、
 「今度の巨人戦(大阪ドーム)観に行きませんか?」とのことだった。
 嬉しいではないか。その方とは気安くおつきあいさせてもらってはいえ、それでも身分の違いは歴然としている。
 同じ巨人ファンということで、(私は一方的に)親近感を覚えていたが、なんとそのことを覚えて下さっていたのだ。
 しかも、HPに公開している講習会中の時間割をご覧下さった上で、この日なら大丈夫だろうとお誘い下さった(ようだ)。
 「え〜!ありがとうございま酒!ちょっと待って下さいね」

 スケジュールを確認する(その日暮らしの私は2日以上先のことは頭に入っていない)と・・・。
 が〜ん!表には出していなかったが、個別の授業を組んでいた。その日は21:30まで授業だった。
 「申し訳ありません」と、平身低頭お詫び申し上げたが、残念無念また来年とは、まさにこのこと。
 いや、もしかして来年は無念ではなく無縁になっているかも知れないのだが。

 それでも、どんな事情であれ、授業をキャンセルしてまで野球観戦をするつもりはない。
 私を頼って来てくれる子の思いと、単なる個人的な喜びとでは、比べるまでもないだろう。
 お誘い下さった先生には誠に申し訳ないが、勝利を祈りつつ、授業をさせていただきたいと思う。
 ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!(毎日こればっか)

15.7.30 ポイント

 虫の知らせ!とは、正にこのことか。

 とある電機屋のポイントーカードのデザインが更新されたようで、新しいカードが送られてきた。
 「しばらくこの店にも行っていないな〜。あれ、まだポイントは残っていたかな?」
 電話で問い合わせてみると、ポイントは1500円分ほど残っていた。が、有効期限は何と明日まで。
 さて、どうしよう。
 電車賃を払ってまで行く値打ちがあるだろうか。差し当たって、欲しいものもないし。
 けど、まあ、いいか。幸い、午前中の授業がない日だったので、出かけることにした。

 久し振りの都会だ。
 人が多いし、なんせ蒸し暑い。
 いきなりビールに逃げようかと、良からぬ考えが一瞬頭をよぎった。
 いやいや、何考えてるねん。それじゃただのアル中のオッサンやんか。

 お店到着。
 息子の時計の修理を頼み(ポイントは更新されない)、何か良いものはないかと店内をぶらつく。
 そうだ、カバンでも見よう。
 ところが、欲しいちょうどのサイズがない。
 いや、あるにはあったが、少々高すぎるので、購入は断念。

 いかん。何か買わなきゃ、ポイントが失効してしまう。心の中に芽生える焦り。
 その時閃いたのね。
 そうだ!あれにしよう。
 あれで酒よ!あれ!よく、レジの前なんかに並べられているじゃない。
 値段も手頃だしね。
 はい。私は何を買ったでしょうか?
 ピンポーン。そうで酒!乾電池で酒。20個で1080円なり。
 う〜ん。実に良い買い物をした。と、ご満悦のカッパちゃん。
 これで、2年間はポイント失効の心配は無くなった。(残り数百円だが)
 めでたしめでたし。

15.7.31 ロト7

 ひえ〜!当たっている。
 カードを持つ手が震えた。

 先日、生まれて初めて購入したロト7。
 5週継続で同じ数字にしていたのだが、4週目にして早くも快挙だ!
 やった〜!これで貧乏生活とはおさらばじゃ。
 すげ〜!すげ〜!7つの数字の内4つも当たっているなんて。

 え?これで8億円じゃないの?
 え?4つも同じなのに?
 え?4等なの?これ!
 え?当選金額、たったの1500円?
 え?1500万円じゃないの?

 まあ、いいや。これで運が向上したと思おう。
 昨日、早速当選金を全額引き替えてきた。
 え?そのお金どうしたのって?
 もちろん、次の5週間分の購入に充てましたがな。
 ふふふ。ロト7だけじゃないぞ!ロト6も購入したぞ。

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