- 15.5.1 敬意
-
人物評価の基準や友人の基準は、年代とともに変わってくる。
若いときは、面白い奴、刺激的な奴に惹かれた。もっと単純に言えば「すげ〜奴!」にかな。
少し分別がつき始めた頃は、相手を尊重する人や気遣いのできる人が素敵に思えた。
また、一時期は価値観が共有できる人に魅力を感じていた。
けれど、最近また少し基準が変わってきた。
今は、尊敬できる人をいいなと思う。
もちろん、完全無欠な人間なんていない。だから、全ての面で尊敬に値する人という意味ではない。
たった一点でも良い。一点でも素晴らしい(世間の評価ではなく、私の基準でだが)と思える何かを持っている人ならOKだ。
例えば、「あの人は上品だ」でも良いし、「正しい死生観を持っている」でも良い。
しかし、「お金持ちだ」とか「社会的地位が高い」という基準は全く通用しない。
そういう目で見ると、私の回りには尊敬に値する人物がたくさんいる。ありがたいことだ。
老若男女は関係ない。生徒の中にも尊敬できる者はいるし、年長者だから素晴らしいとは限らない。
これからは、そのような人たちに敬意を払って生きていきたいと思う。
そして、いつかは私も人から敬意を払われるような人になりたいな。
- 15.5.2 阪神電車
-
近鉄電車と阪神電車が相互乗り入れになって久しい。調べてみたら、もう6年も前だった。
おかげで、神戸には行きやすくなった。所要時間は余り差がないが、乗り換えせずに行けるのだから、有難いことだ。
けど、阪神と近鉄では微妙にイメージが違う。
私は、20歳まで西宮で暮らし、通学には阪神電車を使っていた。その後は奈良。
当時と今では大分変わったのだろうが、一言で表せば、「垢抜けない阪神VS高級感漂う阪急」って感じだったかな。
じゃあ、近鉄は?う〜ん。「田舎者」で酒ね。
関係者の方がいらっしゃったらごめんなさい。けど、正直な感想で酒。
まあ、結局、どちらも洗練されたイメージとはかけ離れている点では同じか。
車両も、たまに阪神車両に乗ることがあるが、近鉄車両とでは明らかに仕様が違う。
詳しいことは知らないが、扉の数からして違うんじゃないかな。
阪神車両の方が座席が少し狭いような気もするが、それは多分気のせいだろう。
先日乗った電車には驚かされた。
車両にタイガースの選手たちが描かれていた。
いや、絵ではない。写真だ。写真で車両がラッピングされていたのだ。
掛布がいて岡田がいる。かと思えば、能見に藤浪。
その写真があまりに巨大で、ホントにびっくり。
しばし、あっけにとられ呆然と眺めていた。
「そうか『タイガース球団創設80周年』の記念列車なのか!」
と、気が付くまでに数秒かかった。そのため、カメラを取り出す余裕はなかった。
往年の選手の写真がぼやけているのに対し、現役選手の方は鮮明なのが面白い。
中に入ってさらに驚いた。
車内ポスターも、全て選手達の顔。村山もいたな〜。
う〜ん。こりゃ、阪神ファンにはたまらん車両だね。
私は5分で飽きちゃいま酒たけどね。
やっぱ、私には由紀恵様列車(一時のJR)が一番で酒ね。
- 15.5.3 長男帰省中
-
世間はGW。連休なんて関係ないやと拗ねて見せても仕方ない。
良いことだってある。
長男が帰ってきたのだ。
土曜の午後は、大阪で算チャレオフ会。
マサルさんには長男もお世話になったので、一緒に参加させてもらった。
久々の面子で盛り上がる。変人ばっかやけどね。
長男にすれば、知らない人ばかりで気後れするかと思いきや、彼も適当に楽しんでいたようだ。
今年は料理も残っていたが、私はひたすら呑むばかり。
ちゃんぽんしたら悪酔いするからとビールオンリー(だったはずだが、最後の方は自信がない)。
店員のお姉さん。最初は愛想良かったが、余りに注文ばかりするので相手するのに疲れたのだろう。
途中から大きなグラスに変わった。それでも負けないカッパちゃん。絶対に10杯以上は呑んだな。
長男と仲良く帰宅。
流石に家で飲み直す元気は残っておらず、爆睡。
目覚めたら、長男はソファーで寝ていた。
ありゃりゃ、気の毒なことをした。
- 15.5.4 それぞれの休日
-
昨夜も呑んだ。
私は仕事。ハニーはお茶の関係でお手伝い。長男は、母校の文化祭へ。
昼間は、それぞれが別の用事で過ごしたが、晩には集合。
さあ、宴会じゃ。
お家で呑むなら当然鍋でしょ。
長男は「この暑いのに何で?」と言う顔をしていたが、ご機嫌の私を見て我慢してくれたようだ。
この日のために日本酒も用意した。
まあ、そんなに上等な酒ではなかったけれど、1升瓶で呑み交わす酒は格別だ。
ところが、長男の将来のことなどを話しているうちに、突然睡魔に襲われた私。
一人先に離脱してしまった。
目覚めたら、長男はソファーで寝ていた。
ありゃりゃ、またもや。これじゃ疲れは取れなかったろう。
今日の午後には東京に行ってしまう長男。しばらくは会えない。
しまった。昨夜もっと話をすれば良かった。
何てボキュは馬鹿なのだ。
まあ、仕方ない。達者で暮らせ。体に気をつけてな。
- 15.5.5 温情采配
-
どうして対戦チームの采配で涙を流さなきゃいけないのか。
自分でも解さなかったが、侠気に感動したのだから仕方ない。
月曜日は一応オフのカッパちゃん。
長男の旅立ちには立ち合われなかったが、2日間の濃密な時間に感謝!
新幹線に乗った彼から「ありがとう!」のメールを受け取ったときには、(授業中だったけれど)返信させてもらった。
「こちらこそありがとう!」とね。
今日からまた、ハニーと2人の生活が始まる。
ハニーも心なしか元気がないが、まあ、よろしく頼むわ。
けど、想いは口に出さぬが花。
平気な顔で野球観戦を決め込んだ。
今宵は巨人と広島。運良くBSで中継があったのだ。え?今季初観戦?
先発投手は、巨人はご当地出身の田口。広島は昨年新人王ながら今季未だ勝ち星のない大瀬良。
試合は、我が巨人軍のペースで進んでいたが、追加点が奪えぬまま1-0のほぼ均衡状態。両チームもチャンスを生かせずじりじりとした展開が続く。
大瀬良を降板させるかと思われる場面は何度かあったが、広島の監督(緒方孝市)はチャンスでも代打を出さず続投させた。
何故か?言うまでもない。
今季未勝利の彼になんとか勝利をつけさせたい。その一心だったのだろう。(流石、アイドルを嫁さんにするだけはある)
泣けたね〜。なんて素敵なチームなんだ。チーム事情で温情が許されない(実力<人気)チームでは考えられない采配だ。
試合は9回に入っても同点のまま。
後攻めの広島。チャンスで打順は投手大瀬良に。さすがに此処は代打を送る。
あかん。この瞬間、私は魂を売り渡してしもた。
「侠気に応えられへんかったら漢やないぞ!」って、敵チームの打者にエールを送ったのだ。
結果は、納得いかないジャッジミス?で終わったが、目出度く大瀬良には初勝利がプレゼントされた。
贔屓のチームが負けて悔しいと言うよりも、今回は快哉を叫びたい。
もちろんプロ野球はショーだと思う。けれど、その中でもこんな(人知れぬ)温情は許されるのだ。
だって、選手は道具じゃない。血も心も通った人間なのだからね。
- 15.5.6 休日の憂鬱
-
連休が終わった。
今年はずっと天気が良かった。(日曜の晩だけ少し降ったかな)
少し汗ばむほどの陽気だったが、天気が悪いよりは良い方が嬉しい。
行楽地はさぞ賑わったことだろう。
正直、羨ましくないと言えばウソになる。
私は少々欲求不満。
わかった。巨人が3連敗したからでしょ!
ちゃうわい。あんなチームのファンはもうやめじゃ!(今年2回目の宣言)
遊びに行けなかったから文句を言っているのではない。(長男と一緒に過ごせただけでも感謝だ)
そもそも自分が決めたことをぼやいても仕方ないのだが、この連休中、受験生のために教室を開放した。
保護者からの要望に応えたわけだが、GW期間中の教室開放なんて、創塾以来初めてだ。
午前中から生徒達は集まった。
しかし、彼らから「やる気オーラ」がさほど感じられない。
加えて、集中力が乏しすぎる。回りの雑音に気を取られすぎ。
いつ覗いても、顔を上げてるたわけ者もいた。
私は幼稚園児の子守をしているんじゃない。ずっと監視するなんて真っ平ご免。
何故わざわざ時間をかけてまで通ってきて自習しているのか。そこら辺の意識が完全に欠落している。
ただ親に言われて行っているだけか?!そんな風にすら思えてきた。
あまり自分の生徒を貶めたくはないが、これじゃ先が思いやられる。
もう夏休みまで祝祭日はない。まとまった時間を確保する絶好の機会だったのに、何と情けないことか。
春休みから全く進歩していないじゃないか。
「馬耳東風」とか「歴史はくり返す」とか、ネガティブな言葉ばかりが頭に浮かぶ。
もう諦めようかなぁ。
ホントにおまえら、一体いつになったら目が覚めるんだ!
- 15.5.7 失言撤回
-
昨日の日記。
とんでもないことを書いてしまった。
一瞬、その部分だけを削除しようかとも思ったが、それはあまりに卑怯だ。(ウソつきと卑怯者にはなりたくない)
「もう諦めようかなぁ」
この部分だ。
そりゃ、私は言いたい放題言って気が紛れるかも知れないが、読んだ人はどんな気分になるだろうか。
特に、保護者からすれば「あんたを信じて預けているのに何てことを言うの!」と、裏切られたような思いのはずだ。
クレームが来たわけではないが、申し訳ない。
失言でした。お詫びいたします。
そして、お詫びとともに、訂正致します。
「絶対に諦めません」
未熟な者に完璧を求めてどうする。
大人でも完璧な人間なんていないのだ。小学生相手に何を期待している。
足りないところは教えてあげたら良いじゃないか。
それを気付かせ、改めさせることこそが、私の仕事じゃないのか。
どうかしていた。これじゃまるで責任放棄だ。
二度と弱音は吐かぬ。
けど、いくら口で取り繕っても仕方ない。そんなのただの誤魔化しだ。
態度で示すしかない。
- 15.5.8 生徒今昔
-
「先生、尖ってま酒ね!」
久し振りに会った卒業生のセリフだ。
私が苛ついているように見えたのだろう。
彼は8期生。もう30間近。
生徒達は見慣れぬおっさんの姿に戸惑いながらも、一応挨拶はする。
彼にしても、話しかけられて悪い気はしないはず。
上機嫌で言葉を交わしていた彼が、2人っきりになった途端に訊いてきた。
「何年生ですか?」
よほど、幼く思えたのだろうか。
「6年生だよ」と伝えると驚いていた。
「へぇ〜、そんなもんなのですかね〜。僕たちの頃はもっと落ち着いていませんでしたか?」
そう、正にその通り。
最近の生徒は幼い。体がではない、精神的にだ。
特に、今年の生徒達はふわついている。
私からすれば明らかにおかしい状態なのだが、本人達の意識が0なのが悲しい。
幼く思えたのは、20才近い年令差だけが原因だろうか。
いや、卒業生の彼ならばこそ気付いたのだ。この危ない状況に。
思えば、彼との「サシ呑み」は初めてだった。
久し振りに近所の居酒屋に行ったら、大層驚かれた。まるで幽霊を見るかのような表情だ。
え?今年初めてか?
そんなことはないはずなのだが、まあ、いいや。
勘定も心なしか少し安かったように思えるが、やっぱり気のせいかな?
沢山呑んだ。沢山話した。
けど、大丈夫。彼は奈良教室の生徒。途中まで一緒に帰るから、乗り過ごす心配は無い。
次に会うのは、同窓会でかな?
げ!同窓会。
しまった!場所が決まって安心していた。
そろそろ案内状の作成にかからなければいけない。
- 15.5.9 大阪都構想
-
事務所に入ると、珍しく留守番電話が点滅していた。
「え〜!なんだろう?」
留守番電話の多くは保護者の方から。急な連絡が主だ。
「悪い報せではなければ良いのだが」と、メッセージを再生した。
「あなたは橋下市長を支持しますか。支持される方は1を。支持されない方は2を。そのどちらでもない方は3を押して下さい」
無機質な録音メッセージが流れた。
「あほんだら!そんなの○○に決まっているわ!」と受話器を叩きつけた。
授業開始前の慌ただしい一時。今度は、電話が鳴った。
「ありゃ、誰か欠席か?」
不安に駆られ、受話器に手を伸ばすが、おかしい。番号が0120から始まっている。
大抵の保護者の連絡先は頭に入っているが、流石にフリーダイアルの保護者は未だかって覚えがない。
首をかしげながら受話器を取ると、「大阪市長の橋下徹です」と、やたら元気な声(もちろん録音メッセージ)が流れてきた。
「ボッケ〜!おんどりゃ!何処に電話かけてきとるんじゃ!」と、即座に叩き切った。
どちらの電話も、おそらく今度の住民投票がらみだろう。
各人いろいろな考えがおありだろうし、投票権すらないから私には何も言う資格はない。
まして、私の立場上、明言は避けるべきなのだが、一言だけ。
「私は橋下はんが大嫌い!」
お目にかかったこともなければ、彼の言動を全て知っている訳でもない。
知っているのはマスコミでちやほやされた弁護士だということくらい。
いや、それは言い過ぎか?
素晴らしい人間なのかも知れない。共感できる点がない訳でもない。
けれど、あの人は何か勘違いしている。
自分を正義と信じ切っている。
敵は徹底的に叩く。完膚なきまでに打ちのめさなければ気が済まないのだろう。
彼の行動力。特にメディアを動かす力には感服する。
それでも、私には、彼が単なる我が儘人間なように思えるて仕方ないのだ。
主張が通らなければとことんごねたり、自分の信任不信任に何億もの税金を投入したりね。
本人は正義のつもりなのだろうが、端からすれば迷惑千万。
我が儘という意味では私と似ているのかも知れない。(私は弁は全く立たないが)
まあ、来週には住民投票の結果も出る。
大阪都構想の賛否と言うより、橋下徹への支持不支持の結果がね。
投票率が高くなればおそらく可決になるのだろう。
そうなれば従うしかない。
けれど、私はあえて彼のやり方には異を唱えたい。
- 15.5.10 沖縄
ある生徒が真っ黒に日焼けしていた。
沖縄か〜。
GW中、沖縄に行ってきたらしい。
早くも日焼け跡の皮が剥がれ始めていた。
写真は、そのお土産。
やたら巨大で驚いたが、カップ麺だった。
流石は沖縄。ソーキそばのカップ麺まであるのね。
本日の昼食にいただいた。
意外にあっさりとしたお味で、やや物足りなさを感じたくらい。
けど、美味しかったで酒よ。ご馳走様で酒た。
行きたいな〜。
最後に行ったのは20年ほど前のこと。
息子たちも幼かったし、ハニーも私もまだ若かった。
もう一度行けたら、ずっと夕日を眺めていたい。
沖縄の時間の流れ方は独特だもんね。
写真はこれまた頂いたカッパちゃん。
金属製は初めてだ。なかなか愛嬌がありま酒よ。
- 15.5.11 山ガール
-
「私らみたいなのを山女て言うねんな?」
キレイで酒たよ〜!
振り返ると、そこには老女が2人。
年の頃は70前後か。慥かに山登りの出で立ちだ。
「けど、それを言うなら『山ガール』でしょ」とハニーがこっそり囁いた。
「意味は同じかな。山ガールと言うよりは山姥に近いけどね」と私。
老人パワー恐るべし。まあ、お元気なのは良いことだ。
え?何処に来ているのかって?
写真でお分かり頂けるかな?
そう、今年も来ました。葛城高原。
行くなら今日しかない。しかし、いざとなると昨年の苦い経験(家を出てから山頂まで6時間だものね)が蘇って来る。
行くか行くまいか、随分悩んだが、「見頃だよ!」とのニュースに、居ても立ってもいられなくなったのだ。
ただ、今回は電車&バスを選んだ。しかも9:00前には出発するという、念の入れようだ。
用心が功を奏したのか、割とスムーズにロープウェイ乗り場まで辿り着いた。(バスはマイカーより優先的に進めるのだ)
待ち時間は30分。周りの老人達は口々に文句を言っていたが、こんなの楽勝だ。(やはり最悪を知ると人間は強くなるね)
好天にも恵まれ、幸運に感謝したいくらいだ。
流石に毎年訪れていると、年々感動は薄れていくが、今年のツツジは今までの中でも一二を争う美しさだった。
まさに、見頃!満開の木もあるが殆ど散っていない。さらには瑞々しい新芽もチラホラと。
赤(朱)と緑のコントラストが目に眩しい。
澄んだ空からは、ウグイスの啼き声。時折、吹き渡る爽やかな風。
ホント!最高で酒たね。
ご機嫌で歩いていると、向こうから美人が一人。
驚いた顔でこちらを凝視している。
「あら〜!先生?」
お世話になっている散髪屋さんのママさんだった。
「あれ、マスターは?」
「あの人は家。滅多に一緒に行ってくれません」
「ふ〜ん。そうなの?勿体ないね」
しばし、撮影大会。ツーショット写真まで撮ってもらったぞ。
心に残る素敵な一日となった。生ビールも美味しかったしね。
- 15.5.12 24歳
-
昨日は長男の誕生日。
早いものだ。もう24歳になった。
直接話はできなかったが、彼の成長を心より嬉しく思う。
私とは違い、人望は厚いようだ。
誕生日前日も数十人の仲間に祝ってもらったと聞いた。
呑みすぎて正体不明になったらしいが、ここは私と同じやな。
あまり無理をしないで欲しい。
健康第一。元気で暮らせ。
来年の誕生日を迎える頃には、もう社会人になっているのか。
どこで何をしているのだろうか?
全く心配していないと言えばウソになるが、正直楽しみだ。
- 15.5.13 緊張と緩和
-
緊張ばかりだと、人は潰れる。
緩和ばかりだと、人は腐る。
科学的根拠はないが、経験上、これは確かな真実だ。
バランスが大事なのだと、つくづく感じる。
けして、枝雀師匠の受け売りではないぞ!
年を取った言い訳かも知れないが、昔は違った。
若い頃は「緊張の連続=ウエルカム!いくらでもかかってきなさい!!」
怖い物知らずだった。
けど、今は正直疲れる。
「刺激は欲しいけど、そればかりはイヤ!」って、私は馬鹿娘か?!
「まあ、人生は上手いようにできている」
最近、特にそう思う。
弛んでいる人にはちょっぴり刺激を、疲れ果てた人にはしばしの癒やしを、タイミング良く与えてくれる。
これは、天の差配なのか?
亡き父から、似たようなことを聞いた覚えがある。
と言うことは、現在の私は「思いっきり弛んでいる(=腐りかけている)」ので酒ね。
それとも、壊れかけているのかな?
ともかく、反省!
- 15.5.14 知恵の輪
-
最近、生徒達の間で静かなブームになっているのがパズル。
特に人気があるのは「知恵の輪」だ。
教室の後ろに放置していたものを探し出しては遊んでいる。
大変喜ばしいことだと、微笑ましく見ているのだが、中には不届き者もいる。
力ずくで外そうとして動かなくしたり、組み立てパズルをバラバラにしたのは良いが、元に戻さず(いや、戻せずが正しいか)ほっぽり出したままにしたりね。
せめて、ケースに戻すくらいの片付けはして欲しいのだが・・・。
けど、余り煩くは言っていない。
生徒達が賢くなるのだ。ある程度の我慢も必要だろう。
私も暇を見つけては遊ばせてもらっているが、その日の調子で成果が全く違う。
私が好きなのは「キャストデビル」という知恵の輪。
あっという間に外せたかと思えば、一日中苦しんだ挙げ句外せなかったこともある。
何故なんだろう。脳が老化している証かな。
まあ、「生徒達が喜んでくれればそれでいいや」と、あまりムキにならぬようにしているけどね。
今度、東急ハンズにでも行って、新しいパズルを仕入れてこようかな。
- 15.5.15 宝くじ
-
宝くじを買った。ドリームジャンボとドリームジャンボミニ。
CMでは「あの人も楽しんでいる」と言っていたが、それくらいの余裕がなければ当たらないのだろう。
切羽詰まっている人には、幸運の女神は微笑まない。
それは分かっている。分かっているけど、当たれば良いな。
- 15.5.16 眉間のしわ
-
卒業生が遊びに来た。たった2ヶ月足らずでずいぶん背が伸びていたのには驚いた。
恒例の記念写真を撮影。その生徒とのツーショットだ。
職員に撮ってもらったが、その職員。以前、頼んだ写真が1枚も写っていなかったという過去を持つ強者。
今回も「シャッターはどれですか?」などと、見当違いなことを言うものだから、不安でたまらない。
幸い写っていたのだが、写真の中の自分の顔を見て愕然とした。
不満げな顔でこちらを見ている。眉間にはくっきりとしわが浮かんでいた。
げ!これが自分の顔?
正直、情けなくなると同時に、自分が嫌になった。
人を非難したり、生徒を注意しているとき、私はいつもこんな顔をしていたのか。
こりゃあかんわ。
もっと笑わな。譬え心が怒りで震えていても、顔では笑わな。(気味悪いけどね)
大いに反省。
- 15.5.17 西宮
-
変わったなんてもんじゃない。全く知らない街に変貌していた。
故あって、JR西宮まで連日出かけた。
かつて(と言っても20才から数年間だが)私はこの近辺をうろちょろしていた。
当時アルバイトをしていたのは、西宮スポーツセンター。そこで、子ども達に水泳を教えていたのだ。
最寄りの駅はJR西宮だったはずだが、駅の周辺には遊ぶところなど皆無だったから、もっぱら西宮北口(阪急)まで出張っていた。
その頃の駅は平屋。周囲もそれはそれはひなびた所で、線路がなければ駅があることすら気が付かないくらい。と言えば言い過ぎか?
それがすっかり都会に変身していたのだ。
懐かしさ(私は西宮出身なのだ)より、驚きでいっぱい。
まあ、あれから30年。そりゃ人も街も変わるわな。
昨夜は、友人兄弟と駅前の焼き鳥屋で一献傾けた。
辛いことがあった日なのに、よくぞ付き合ってくれたものだ。
俊ちゃん。元気でね。また会おう。
- 15.5.18 ダンサー
-
昨夜の相手は11期生の2人。
中学生以来だから、10年以上になる。
しかし2人とも昔の面影をしっかり残しており、懐かしさがこみ上げてくる。
近所の居酒屋へ向かう道中。
「今何してるん」
「はい、ダンサーやってます」
「え〜!」
確かに引き締まった良い体をしている。けど、進学校卒業後、国立大学に進学したはずなのに。
何はともあれ乾杯じゃ。
聞けば、大学のサークルでダンスに目覚め、そのままのめり込んだらしい。
大学は中退したそうだ。
自分のやりたい事が見つかり、その道で生きているのだから、こちらがとやかく言うべきことではない。
それにしても、驚いた。しかも社交ダンスだと言う。
う〜ん。全く知らない世界だけに、理解の範囲を超えているが、大成して欲しいものだ。
もう1人の子は会社員。現在の会社が既に3社目だという。
転職を悪いとは思わないが、巡り合わせが悪かったのか。今度は長く続くといいな。
人生色々あるもんだ。けどまあ、元気ならば大丈夫。まだまだ、若いんだしね。
なんやかんやと杯を重ねる内に、私はすっかり酩酊状態に。
連日の疲れもあったのだが、はい。きっちり乗り過ごしてしまいま酒たとさ。
おまけに夜中に足が攣るわ、ハニーを踏んづけるわで、えらいこっちゃ。反省!
- 15.5.19 まさか?けどあり得る!
-
帰宅後、何気なくつけたテレビ。
え?由紀恵様じゃん?!
知らなんだ〜!ドラマ(NHK作成の「美女と男子」)出てるんや。
今回の放映が既に6話目だった。気が付かなかったのはショック。
けど、(こんな事を言ったらお叱りを受けるだろうが)ストーリーはまあどうでも良い。
それより何より、気になったのは、
「あれ?(由紀恵様)少し太ってない?」
(ハニーの激やせにも気が付かない私が、こんな事を書いたら顰蹙必至だけどさ)
すかさずハニー。(冷静で酒たよ)
「妊娠してはるんとちゃう?」
「え〜!ウッソ〜ン!」
けど、う〜ん。あっても不思議じゃないわな。
「アイムホーム」の上戸彩も明らかにそうだしね。
(こちらのドラマはあまり見る気はしない。大好きだった石坂啓の原作だから期待していたが、共感できないことが多すぎる)
さて、真相は如何に。
- 15.5.20 ざるそば
-
今日は暑かった。初夏を思わせるような陽気。
遅めの昼食を取りに、外に出た瞬間、私の心は決まった。
「よ〜し、ざるそばを食べよう!」
もちろん今年初だ。
とても美味しかった。
と言っても、高級店じゃない。駅前の立ち食いそばやだけどね。
いなりとざるそば(ともに大好物)で500円を超すのでは、安いとも言えないが、まあ季節を感じられたので良しとしようか。
- 15.5.21 祝着
-
「いわいぎ」ではない。「しゅうちゃく」と読む。
滅多に聞かない言葉だ。正直、私も知らなかった。
浅田次郎の小説『一路』を読んでいて、初めて目にした。
辞書によると、「喜び祝うこと。うれしく思うこと。満足に思うこと。また、そのさま」らしい。
お殿様は、(立場上)本心をさらけ出したり、正直な感想を口にしてはいけないそうだ。
だから、「大儀である」とか「祝着じゃ」とかしか言わないのだと、その小説には書いてあった。
成る程ね。要らんことを正直に言って誤解を招くより、その方が賢いのかも知れない。
私もそうしようかな。
「とうとう、おかしくなったか」とさらなる誤解を招くかも知れないが、取り敢えず今の気分は
「祝着じゃ!」かな?
- 15.5.22 疲弊(けど)
-
疲れた〜!
何がどうしたと言う訳ではないが、疲れが溜まっている。
精神的には(肉体的にもだが)限界に近い。
おそらく今の私。目に生気は感じられないだろう。
傍から見ても腐っているに違いない。
情けない。自分でも感じるくらいだから、相当だ。
原因はいろいろありすぎて、挙げだしたらキリがない。
しかし、ここで言うべきことでもあるまい。
とにかく疲れた。さあ、帰ろ!急げ!
え?何故急ぐ?
ふぉふぉふぉ〜!疲れたなんて言っている場合じゃない。
長男が帰ってくるのだ。
滞在時間8時間弱の超ショートステイだが、同じ空間にいられるだけで幸せじゃ。
彼の方が疲れているはず。笑顔でお迎えせねば。
お!帰ってきた。
おかえり〜!
休肝日だけど、ちょこっと乾杯!プライスレス。
- 15.5.23 星
-
目の周りに星がきらめいた。
きれいだな〜!なんて言ってはいられない。
これって、ヤバいんじゃない。
けど、今日はかねてからの約束がある。
本当は、呑めるような体調ではないのだが、反故にできる相手じゃない。
まあ、これくらいの方がブレーキがかかって良いかもね。
ブレーキが効けばだけどさ。
皆さん、無事をお祈り下され!
- 15.5.24 RELAX(願望)
-
RELAX=今の私とは対極の状態だ。
それを願うのが我が儘であることは、承知している。
けど、正直、解放されたい。いろいろな柵からね。
体調は戻った。
相変わらず、首の凝りはある(実際、首が回らない)が、頭痛は治まった。目の前に星も出ない。
きっと、皆様の祈りが通じたのだろう。
昨夜は無事帰宅。おかげで、ぐっすり?眠れた。
なのに、心が晴れないのは何故じゃ?
おそらく、人(の心)が信じられないことが一番の原因だろう。
とにかく、本音が見えないのだ。誰の言葉も素直に聞くことができない。
全てを悪意に感じる訳ではないが、これほどウソばかりを目の当たりにすれば、善意ですら、つい懐疑的になってしまう。
あれ?!と言うことは、己が原因か。
そうだ。私が悪いのだ。何でもかんでも他人のせいにしていた私がね。
反省すべきだろう。しかし、実際しばらく笑っていない。笑えない現実があるのも真実だ。
幸い、明日から3日間、私は授業をしない。
などと言えば、誤解されるかも知れないが、仕事が嫌なのではない。
むしろ逆だ。できることならば、ずっと子ども達と触れ合っていたいと、願う。
純粋なままでいたい。黙って俺についてこい!と叫びたい。
しかし、現実は・・・。
何も考えず、魂を解放できれば、どれほど幸せだろうか。
この3日間を、千載一遇のチャンスと捉えたい。
また元気になりたいな。なれるかな。
いや、ならなければ(って、これがいかんのかな?)。きっと、なれるはず!
- 15.5.25 連休初日
-
連休初日。先ずは、コンサート。
親戚から母へ案内が届いたのは2ヶ月ほど前だったか。
その方が詩を朗読され、娘さんが歌を歌われるらしい。
親戚と言っても、久しくお目にかかっていない方(まあ、親戚とはそんなものですが)なのだが、会場が奈良だと言われたら、無視することもできまい。
ハニーに「僕は良いから母さんと行って来なよ」と言うと、軽く睨まれた。
仕方が無い。興味は全くないが、出かけるとするか。
奇妙な会だった。
コンサートと言うよりは、宗教団体の集会?
最初に、いかにも胡散臭い長髪を頭の上で団子に結った不良中年が喋る。
何が言いたいのか全く意味不明。私の親戚とはボランティア活動で出会ったらしいが、どう見ても悪人だ。
先ず、目つきが怪しい。スタイルはもちろんいい加減。清潔感がゼロの人間を久し振りに見た。
話す内容も「知人の誰々が・・・」と有名人を引っ張り出すだけで、主張が全く感じられない。
次が親戚の登場だ。綺麗な声だったし、歌も上手だった。
それで第一部は終了。
それからが大変。
この会の主催者であろう、あるNPO団体の代表が登場したのだが、いきなり自分は前科3犯だと言う。
これまでの人生の半分以上は塀の中に居たと。
前科者に対する世間の目は厳しい。だから、自分は彼らを助けるために行動している。と言うのだが・・・。
う〜ん。理解しがたい。だから何?それで?って感じかな。
招待して下さった親戚の方には申し訳なかったが、途中で退席させてもらった。
会場に残した母が、協力金や寄付などを求められていないか不安だったが、それは大丈夫だったようだ。
親戚の人たちは彼らを理解して行動を共にしているのだろうか?
私には、彼女たちが彼らに利用されているように思えてならない。
私は口を挟む立場ではないが、ハニーも同意見。本当に心配だ。
会場には久し振りにお目にかかる親戚が他にもいらっしゃり、いろいろお話を伺うことができた。
まあ、貴重な時間を持てたことに感謝しようか。
- 15.5.26 ドライブ
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連休2日目も快晴。今日はドライブの予定。
この日のため、昨日洗車までした。
早起きして、さあ出発だ。
おっと、ガソリンを入れておかねば。と、スタンドに寄った。
そうだ、念のため、タイヤの空気圧も調べてもらおう。
昨日、左後ろのタイヤがひしゃげているよと、ハニーから指摘されていたのだ。
ところが、念のためでは済まなかった。スタンドの店員さん曰く。
「ありゃ〜!パンクですわ!」
(げ!まさか?!ドライブどころじゃないやん)
でも、今は「修理できるかやってみますね」と言う彼の言葉に縋るしかない。
「お願いしま酒」
心配で途中から作業を眺めていたが、釘を踏んでいたことが判明。
抜いてみると意外に長かった。
穴の開いた部分に詰め物をして、一応修理完了。
「これは応急処置なの?それともこれで無事終了?」と、店員さんに尋ねたが、その彼も分からないと言う。
「大丈夫な場合もありますし、駄目なときもあります。1月ごとに(圧を)チェックして下さい」との返事。
まあ、しばらくは走るだろうと、予定通りドライブを敢行することにした。
目的地は滋賀。佐川美術館だ。
かねてより行ってみたいと思っていたのだが、美術館は大抵月曜日がお休み。
私は普段は月曜日しか休めない。今回の機会を逃すと、いつ行けることか。
タイヤの状況は気になったが、何とか無事到着。
予定時間は約1時間遅れ。けど、なんとかなるだろう。
と、ここまで書かせてもらったが、長くなりそうなので、続きは明日。(150kmのドライブは意外に疲れるのよ)
ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 15.5.27 佐川美術館
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佐川美術館。写真で見たとき、何て素敵な建物なのだと、建築物に関心が低い私でも感心したくらい。
次はいよいよ、「山下清」。
それ故、いつかは訪ねてみたいと思っていた。
想像に違わぬ、素敵な造築にため息が漏れた。
写真をご覧下さればお分かり頂けるだろうか。まるで、建物自体が水の上に浮いているように見える。
(隅に移っている貧弱な男の姿は無視して下され)
現在、この美術館では、特別展として「山下清展」を開催中だ。何というラッキ〜か!
彼の作品を見たことはないが、『裸の大将』としての名前だけは知っていた。
もちろん、特別展だけではない。常設展も充実している。
「平山郁夫」の日本画。「佐藤忠良」の彫刻。「樂吉左右衛門」の茶器まである。
順に観て回ったが、「すげ〜すげ〜!」としか言葉がない。(芸術を語る言葉を持たないと言うより、理解できる心がないのが情けない)
「平山郁夫」。名前しか知らなかったが、作品を前にしては言葉も出ない。
薬師寺には彼の壁画があると聞く。(その元?作品が佐川美術館には全て展示されており、それだけでも感動したのに、壁画?スケールが違うだろう)
年4回だけの公開らしいが、機会があれば観たいと思う。(いや、絶対に時間を作ろう。近所だしね)
ドラマや映画のイメージが先行していたが、幸い、私はそのどちらも見ていない。
おかげで、先入観なしに作品と向き合えた。
本当になんと純粋な魂を持った人なのかと、感心した。
作品に彼の人間としての正直さや純粋さがあふれているのはもちろんのことだが、彼の日記が素朴でまた素晴らしい。
改めてここで紹介するまでもないだろうが、特に心に残ったものを2つだけ。
先ずは、『長岡の花火』より。これは有名で酒ね。みんなが爆弾なんてつくらないで
次は『パリのノートルダム寺院』。ご存じない方が多いでしょうが、私は一番気に入りま酒た。
きれいな花火ばかりつくっていたら
きっと戦争なんて
起きなかったんだなステンドグラスは皆高いところにあるので
作品の複製やリトグラフは高価すぎて手が出なかったが、図録だけは買った。
上ばかり見ているのでとても首が疲れる
それに他から光が入らないように窓が何にも無いので
いくら扇子であおいでも汗が止まらない
上ばかり見ていると首が疲れるので 時々上を見るのをやめて
ハンカチで汗をふいて 扇子であおいで また上を見る
するとまた首が疲れるので 下を向いて汗をふいて扇子であおいで
また上を見るので とても忙しくて
ステンドグラスがだんだんきれいでないように思えてきた。
いつもは数分で作品を観て回る私が、初めてじっくり鑑賞させて頂いた。
大袈裟ではなく、全ての作品にその価値がある。いや、そんな私の物差しでは測れない。本当に感動を覚えた。
おかげで、観て回っただけなのにクタクタになってしまった。
美術館に到着して、既に3時間以上経過していた。
彫刻や茶器も素晴らしい。その作品の数々を目の当たりにし、素晴らしさは十分感じたのだが、如何せん先ほども申し上げた通り、芸術音痴の私。
平山郁夫と山下清。その二人に圧倒されて、もう腹一杯?!ホント、フラフラ状態で酒た。
初めは、少し足を伸ばして「梅花藻」鑑賞も予定していたのだが、もうあかん。
梅花藻は、次の機会を楽しみにすることにした。
さて、連休3日目。最終日はお城に向かいま酒。
- 15.5.28 お城
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連休最終日も晴れ。
お城は、噂通り真っ白だった。
最高のシチュエーションに感謝し、いざ出発。
ただ、今日の目的地はちと遠い。それ故電車を選択したのだが、それでも姫路まではほぼ2時間。
そう!今日は姫路城訪問なのだ。
小学生か中学生のときの遠足以来だから、記憶なんて殆ど残っていないが、辛うじて「お菊さんの井戸」だけは覚えていた。
しかし、広いで酒ね〜。人が多かったせいもあるのだろうが、観て回るだけで疲れてしまった。
それにしても、ちょっと暑すぎない?半袖なのに、歩く度に汗が噴き出す。
最高の天気を喜ぶべきところ、文句をたれるなんて、やはり私は人間がわがままだ。
けど、暑さには敵わない。元気と供に口数も減ってきた2人。美を愛でるどころじゃない。
次第に、お互い不機嫌になってきた。
日本酒の試飲をさせてもらったおかげで、私は回復できたが、ハニーには気の毒なことをした。
なんせ、2万歩も歩いたのだからさ。帰りの電車では、海も見なかったね。(だって、眠っていたんだも〜ん)
ハニー!3日間、本当にありがとう。
体調も優れないのに、よくぞ付き合ってくれた。
この間、悲しいことも情けないこともあった。(例えば、体重。一時期68kg台をマークしていたのに、あっという間に72kgだ)
けど、君の気持ちは忘れない。今日からまた、精一杯頑張るよ。
- 15.5.29 現実復帰
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連休ボケではないけれど、3日間も授業をしなかったのは久し振り。少し違和感があった。
社会復帰の第一歩はメール整理から。500通もたまっていてびっくり。まあ、ほとんどは要らないメールだったけどね。
それにしても、現実世界は問題山積みじゃ。
頭も痛いし、胃も痛い。
けど、嘆いても仕方ない。やるしかないんだからね。
- 15.5.30 タイムスリップ
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「現実社会に復帰」と宣言したのは、ほんの数時間前のこと。
いきなり、その舌の根も乾かぬうちから、早、現実逃避か?!
許して下され。今日は年に一度の同窓会なのじゃ。
童心に返って、呑むぞ!騒ぐぞ!弾けるぞ!
え?子どもは酒呑まんてか?はい。ごもっとも!
おっと、その前に先ずは授業じゃ。
- 15.5.31 同期会
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「げ!財布がない」
同期会の開始は18:30。授業は18:10までだったので、タクシーなら余裕で間に合うはずだった。
が、なんやかんやで出発が延び、慌てて車に飛び乗ったからだろう。
それにしても、ええかげんなタクシー運転手やった。
地図を見せたら「よう分かりませんわ。とにかく近くまで行きますから、後は探して下さい」
「(え〜!)まあ、良いわ。で、おいくら?」
1500円ほどの料金を払おうとしたら、財布が見当たらなかったのだ。
会場に行けば、誰かが貸してくれるだろうが、運転手は「場所が分からない」と言う。
仕方が無い。
「急いで戻って」
「え?どこに?」
「乗った場所まで。寺田町!」
それから態度が豹変した運転手。
やたらと愛想が良くなり、「さっきの地図もう一度見せて下さい」
「はい。あ〜!分かりました。バッチリです」
そりゃ、近距離のショボい客が一往復半の上客になったのだからね。
近道はするわ。宿の前まできちんと乗り付けるわ。はい、至れり尽くせり、石川セリでごじゃいま酒たよ。
1時間ほど遅刻で登場。
懐かしい顔!顔!顔!(知らん顔もおったけどね)
けど、まだ、全員が揃った訳じゃなかったようで、何度目かの乾杯には間に合った。
お!勝谷の隣が空いているやん。
「隣、かまへんか?」と聞くと
「あかん。誰かおった」とつれない返事。
しゃーないか。どうせハチャメチャになるんやから、あとで絡もう。
ところが、勝谷氏。やたらと元気がない。
しばらくすると「帰るわ」と席を立ってしまった。
「え〜!折角やのに。もっと騒ごうや!」と言ったが、
「あかんねん。今、『鬱』やねん」とのこと。
とりあえず全員で記念撮影をしただけで、本当に帰ってしまった。
何があったかは分からない。有名人なりの悩みもあるのだろう。が、あんな彼は初めてだ。
「早う、元気になりや!」と、心の中で祈った。
それからは、いつも通りの無礼講。
呑んだ呑んだ!食い切れんほどのご馳走が並んでいた。もっと食べれば良かっが、呑むのと話すのに忙しかったんだも〜ん。
風呂にも入って、(ここの風呂がまた気持ちいいのだ。何故か貸し切り)ご機嫌で呑み直し。
何時にお開きになったかは覚えていない。
なんとか部屋に戻り、倒れ込むように布団に潜り込んだが、朝、目覚めて聞かされたのは、衝撃の事実。
「えらい、寝言言ってたで〜!」
「げ!何て言ってた?」
「ようわからんけど、熱く叫んでいたで!」
ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!ご迷惑をおかけいたしま酒た。
今回得たもの
旧友との再会&楽しい時間=プライスレス。次期職員候補=ほんまかいな?
今回失ったもの
往復のタクシー代=約3000円。コンタクトレンズ片側=約1万円。
あ〜!楽しかった!!