- 14.4.1 いいとも
-
「笑っていいとも」が最終回を迎えたらしい。
初回放送は32年前。放送回数は8000回を越えるというのだから、大したものだ。
私も一時期、お昼の楽しみにしていた。特大号をわざわざ録画までして見ていたこともある。
昨日放送された「グランドフィナーレ」。
少しだけ見たが、実に多くのタレントが出演していた。
ただ、正直、違和感を覚えた。
今が旬の芸人もいれば、盛りを過ぎた人も、個人的な好みは入るが、もっと端的に言えば、面白い人も面白くない人もごちゃ混ぜ。
中には、極端に色褪せて見える人もいた。
主役であるはずのタモリでさえ、輝いているとは思えなかった。
一抹の寂しさを感じたのは、私だけだろうか。
やはり、老兵は去るのみなのか。
- 14.4.2 とりあたま
-
聞いたことをすぐに忘れる生徒がいる。
例えば、
「○○はね、△△という意味なんだよ」と説明。みな頷く。
その直後、
「先生!○○って何ですか?」と訊かれた。
初めは、ギャグでもかましているのかと思った。回りの生徒もざわつく。
けど、目は真剣。ふざけているわけではなさそうだ。
「え?今言ったやん」
「ああ。そうでした」
本当に、瞬間に忘れているようだ。
慥かに、その生徒は忘れ物も多い。
ノートやプリント類だけではない。保護者に頼んだ伝言も2日続けて忘れていた。
もう忘れないようにと、メモをさせた。
「今日、お家に帰ったら親に聞くこと。え〜と、何でしたっけ?」(いきなり忘れてやがる)
「『101回目のプロポーズ』『アタックNo.1』とメールだよ」(って、一体何の授業なんでしょうね)
可哀想な気もしたが、彼を『とりあたま』と名付けさせてもらった。
「『とりあたま』って何ですか?」と、彼。
「鳥さんはね、3歩歩いたら、すぐ前のことを忘れるんだよ」
「あ〜!それ!ぼく、よく言われる!!」(オイオイ)
ところで、「とりあたま」と言えば、もちろんサイバラだ。
ひとしきり、西原理恵子(知っている子もいた)の話をし、授業は再び脱線。(まあ、たまには良いさ)
あ〜楽しかった。
- 14.4.3 おかえり
-
ハニーが帰ってきた。
大喜びのカッパちゃん。
けど、彼女の顔には疲労の色がありありと。
夜行バスでの往復は相当堪えたようだ。
それでも、昨夜は早く帰宅し、ささやかながら祝宴を開いた。
息子たちの様子を聞くのは嬉しいものだ。
相変わらずの様子に、喜んだりがっかりしたり、やや複雑な思いだった。
どうやら、次男は現在悩んでいるようだ。
そんなときに側にいてあげられないのは辛い。
来週には再び上京するハニー。
私も同行できれば良いのだが、それは叶わぬこと。
息子たちへの想いは、君に托そう。しかと頼んだぞ、ハニー!
- 14.4.4 日記
-
いつまで続けるんだ。この日記。
気がつけば、書き始めてもう7年だ。
最初はせいぜい1月も保てば良いかと思っていたが、意外と続いた。
非公開にしていた時期もあったけど、2500日以上、毎日ってすごくない?
しかし、初めの頃のものを読み返してみると、顔を覆いたくなるほどの拙文のオンパレード。
よくぞまあ、これ程低レベルの文を平気で公開していたものだ。
今も相変わらずの駄文ばかりだが、当時よりは少しはましになったかな。
いやいや殆ど進歩していない。ホントに情けないったらありゃしない。
いつも読んで下さっている方々には本当に申し訳なく思いま酒。
これからも温かい目で見守って下されば、嬉しゅうございま酒。
何卒よろしくお願い申し上げま酒。
- 14.4.5 鍋
-
ただ、真冬の厳しさではなく、どことなく優しさを秘めた寒さだ。
これを「花冷え」と言うのだろう。
こんな晩は、やっぱ鍋だね。
一人で食べる鍋ほど味気ないものはないが、心配無用。
今宵はハニーも一緒だ。
さあ、帰ろ!
- 14.4.6 ありがとう
-
般若先生へ
ぼくが、どんなことに直面しても助けてくれた先生。
最初は「こんなにこわい先生がいるんだ」と思いました。
でも、今は、その先生をやさしく思えます。
先生、末永くお元気で。
今春、卒業し、地方の学校へ進学することになった生徒からのメッセージだ。
泣いたね。むっちゃ泣いた。
最後、顔を見ながら一言話したかったが、ダメだ。
涙で顔がにじんでしまう。
わざと、つれなく「元気でな」と告げるのが精一杯だった。
メッセージの最後には
P.S 応援大会などには、必ず行きます!!
とあった。
ありがとう。
君の事は忘れないよ。絶対に絶対に、覚えているよ。
元気で暮らせ!
寮は辛いこともあるだろうけど、それを上回る喜びもあるぞ。
GWには帰阪の予定だという。航空券の予約も済んでいるらしい。
その頃は、行き違いで四国に渡っているはずの私だが・・・。
また、会おう!あじゅ〜!
- 14.4.7 お花見
-
昨日で講習会は終了。うん。よく頑張ったぞ、私。
「でもな〜」諦め半分、期待半分で、取りあえず行ってみた。
今日は3週間ぶりのオフだ。
天気は晴れ。さて、どうしよう。
「(天気は良くても)桜はもう終わりだからな〜」と、しょげていたら、
「民博は綺麗らしいよ」とハニー。先月、梅を観に行った場所だ。
な、な、な、なんと!満開じゃないか。
その圧倒的な姿に、しばし言葉を失う二人。
この公園は、とにかく広い。そして人が少ない。(まあ、休館日だったからかも知れないが)
ベンチに座り、ハニーとお弁当。何も考えない。時間がたおやかに流れていく。
咲いていたのは、桜だけではない。
さすがに梅は終わっていたが、あれ?何か似た花があるぞ。
ピンクと言うよりは紅い花。
梅には似ているが、桜とは違う。
初めて知った。「ハナモモ」と言うらしい。
水仙も綺麗だった。写真は黄色の水仙だが、白い水仙もあった。
空にはウグイスの鳴き声が響き渡り、風が吹くたび、桜の花びらが舞い落ちる。
足下にはタンポポの可憐な花が一面に。
何て素敵な場所なんだ。
いつまでもとどまっていたかったが、「そろそろ行こうか」とお散歩再開。
四つ葉のクローバーは発見できなかったが、舞い落ちる桜の花びらは見事にキャッチ。
「これで幸せになれるね」
嬉しそうに、微笑みあう二人。(う〜ん、美しい!)
自己満足なのは分かっている。けど、それでも良いじゃないか。
チューリップまでもが、私達を祝福してくれているかのように、咲き乱れていた。(え?乱れてない?ドンマイじゃ!)
最高に素敵な時間を過ごせた。
はい、とっても幸せで酒。
- 14.4.8 かっぱずし
-
近くに「かっぱ寿司」ができたのは、先月のこと。
と言う訳で、なかなか機会がなかったが、今日の昼間、散歩がてら行ってみた。
近いと言っても、歩けば片道20分はかかる。車で行けばすぐだが、そうなると呑めない。
川沿いの路をハニーとてくてく歩く。桜がまだ残っていて、なかなか華やかだ。
汗ばむ陽気の下、写真を撮りながら歩くものだから、優に20分以上かかった。
お店到着。新しいだけあって大層キレイだ。店員も愛想が良い。なかなか、良い感じやんか。
回転寿司には滅多に行かなかった。
けして、馬鹿にしていたわけではないが、安かろう、不味かろうのイメージがあったのも慥か。
「どうせなら、美味しいものを食べたいやん」などと言いながら、どこかで思い上がっていたのだろう。
見直しま酒た。十分、美味で酒。
それに面白い。
回っているお皿以外が欲しいときは、タッチパネルで注文する。
すると、特別なレーン(「特急レーン」と言うらしい)の上を、文字通り特急でやって来る。
実際は同じ物なのだが、特注品を頼んでいるかの気分が嬉しく、何度も注文してしまった。
そして何より。
安い!驚くべき安さだ!!
腹一杯食べて、2人でジャスト2000円。
感動しま酒た。また来ようっと!
- 14.4.9 なみだ
-
真実は一つなのだ。それに対する解釈が人それぞれで違うとしても。
先日も少し触れたが、STAP細胞の騒ぎ。
全くの門外漢の私が、興味本位で口にすべきことではない。それは十分承知している。
けど、私は発見者の彼女に悪意はなかったと思いたい。
今日の記者会見(見ていたわけではないが)、声を震わす場面はあっても、涙は見せなかったそうだ。
だからこそ、信じたい。
あ〜、こんな事書くとまた非難囂々だろうな〜。
もしも、涙ながらに訴えたのならば、それはウソだと思う。(女の涙は云々などと言うつもりはないぞ)
けど、感情任せでなく、科学者らしく答弁できたのであれば、おそらく真実だろう。
結局、STAP細胞の存在を証明するには、もう一度作るしかないと思うのだが・・・。
え?!涙ぐんでいたって?
う〜ん・・・。
- 14.4.10 夏?
-
関東では、早く『夏日』を記録したらしい。
ハニー曰く「それほど暑くないよ」だったが。
まあ、良い天気なのは嬉しい。
入学式のシーズン。ここ数日の好天は喜ばしい。明日も晴れるだろう。
ただ、もうヒートテックは暑いね。
明日からは、エアリズムにしようか。
- 14.4.11 いっぱい
-
PCが動かなくなった。
欠席者のための授業ビデオをDVDに書き込んでいたら、エラー表示。
「容量が足りません」と言う。
「またまた、ご冗談を!このお茶目さん」とPC子ちゃんに呼びかけるが、ウンともスンとも・・・。
調べてみたら、本当に空き容量がなくなっていた。
油断していたな〜。
大きなハードディスクに替えたから、こまめに掃除するのを忘れていた。
詳しい仕組みは分からないが、DVDを1枚焼くと、約2GB〜4GBの一時ファイル?が残るようだ。
それが溜まり溜まって100本以上。そりゃ動かなくなるわな。
早速、お掃除。結構時間がかかったが、容量回復。
けど、肝心のビデオの方は?
あれ?また、エラーだ。
う〜ん。困った!
何故じゃ?どうしてじゃ?!分〜かるか?分〜からない!
原因(おそらく)判明!
2時間以上の物を1枚に焼こうとしていたからで酒た。
お騒がせいたしま酒た。
- 14.4.12 でちた!
-
平常授業が始まると、さすがに時間に余裕ができる。
なんやかんやと雑事は多いが、それでも平日に午前中から授業はない。
惰眠を貪ろうと思えば、それも可能だ。しかし、悲しいかな、講習会中の習慣で5時には必ず目が覚めてしまうのだが。
時間があると、精神的にも少し楽になる。心配事は尽きぬが、悩んでも仕方ないことは悩まぬことにした。
という訳で、ずっとほったらかしにしていたいろんな事にようやく手をつけた。
その1 MASSEの作問(講習会中から少し考えていたのだが)
その2 算数オリンピックの作問(完全なオリジナルではないが、中々の出来栄えではないだろうかと、自画自賛)
その3 写真集の更新(23期生のたこ焼きパーティ。ようやくUPできた)
まだまだやるべき事はある。
例えば、写真集。昨年の同窓会や応援大会だけでなく、アルゴ大会などは2年前から手つかずだ。
まあ、今月中を目標に仕上げていければと思う。
- 14.4.13 おおきくなったね
-
「今日、嬉しいことあんねん」 ニコニコ顔のカッパちゃん。
「わかった!息子さんが帰ってくるでしょ」 生徒達にはいきなり当てられてしまった。
「どうして分かったん?」
「だって、先生そればっかりやもん」
「ふ〜ん。そうで酒か」 けど、ここは素直に認めておこう。
母校の恩師に会うために戻ってきた長男。授業終了後に落ち合った。
すでに結構呑んでいたようだが、「少しくらいならまだつきあえるで」と言ってくれたので、近くの焼き鳥屋さんへ。
その店には、彼が小学生の頃に何度か行ったが、最後に訪れたのは5年ほど前かな。
マスターはすぐに分かったようだ。ママから「大きくなったね」と言われ、しきりに照れていた。
慥かに、横に巨大化している。
好物の『三角』をおかわりし、満足げだった。
帰宅後「もう少し呑もうか」と、さらに杯を重ねた。
彼の進路や仕事に対する考え方などを聞くことができ、大変有意義な時間だった。
ただ、気がつけば午前4時。語り合っているうち、つい時を忘れてしまった。
さて、次に会えるのはいつだろう。
元気で暮らせ!
- 14.4.14 幸せになりたい
-
けして、楽がしたいわけではない。それだけは、誤解しないでいただきたい。
ただ、「こんなに(自分では)がんばっている(つもりだ)のに、どうして毎日苦しいのだろう?」
と、思うことは、時にある。
「何を寝ぼけたこと言うてまんのん?そんなん、苦労ちゃいまっせ!」
速攻、突っ込まれるかも知れぬ。慥かにそうだ。
恩師も仰っていた。
「不満を抱くのは何故でしょう?」との問いかけに、
「そりゃ、お前。辛抱足らんからや!」と。
あまりの即答に、目から鱗の思いで頷いたのは、既に数年前のこと。
以来、自分なりには精進してきたつもりなんやけどな〜。
贅沢は言わない。
それでも、せめて人の幸せを微笑んでいられるくらいの余裕は欲しい。
例えば、頑張った子がご褒美をもらえたとしよう。
生徒達の間でも、そのことに対する反応は2通りだ。
「すごいな〜!」と、手放しで褒め称える子。
「え〜!そんなん(なんやねん)。俺だって」と、自分との比較に終始する子。
もちろん一概には言えないが、私の乏しい経験から言わせてもらえれば、素直に他人を認める子の方が伸びは大きい。
競争心を棄てろ!と言いたいのではない。切磋琢磨は必要だ。けどね・・・。
論点がずれてしまったが、相手が少なくとも同レベルであることは必要だろう。
あまりにかけ離れた存在の人間と、自分とを比べようとは、誰も思わないはず。
さて、他を認めるには、度量もさることながら、経験も必要である。
私に不足しているのは何だ?
度量か?経験か?いや、それだけではあるまい。
おそらく「足るを知る」の姿勢がなっていないのではないか。
結局は、単なる欲張りなのだ。その上、謙虚さも足りない。
食べても食べても腹は減るし、呑んでも呑んでも飲み足りない気がする。
息子と過ごせた時間を喜ぶより、離れて暮らす寂しさを訴えたくなること自体、その証左かも知れぬ。
やはり私は永遠の俗物だ。
あまりに悲しい結論に、己が言っておきながら、言葉を失っている哀れなカッパちゃんで酒た。
- 14.4.15 シロかクロか
-
昨夜は、昔の教え子で現在は保護者のS君と呑んだ。
法善寺で待ち合わせ。お店探しには苦労したらしい。
「安くて美味くて日本酒のラインナップが充実している店」と、私がリクエストを出したからだ。
で、案内されたのは『桃酔』というお店。なかなか良い感じだ。
この前呑んだのは2年前。かと思ったら、3年前だった。
当然、状況も変わっている。
息子さんの話から始まり、一体何をどんだけ話したか。
医者の離婚率が高い理由やら、そうだオボちゃんの話も出たな。
「あれはクロです。と言うより、科学者としては完全に失格です」と、彼にしては珍しく強い口調で言い切っていた。
日本酒、何杯呑んだだろう。二人で確実に一升は行ってるな。
気がついたら閉店時間。何と5時間以上話し(呑み)続けていたことになる。
まだまだ話は尽きなかったが、そこでお開き。続きは次回の楽しみに。
乗り過ごすこともなく、無事帰宅。
記憶は完全にそこで途切れているが、目覚めたら洗濯物をちゃんと取り込んでいた。
う〜ん。偉いぞ!カッパちゃん。
- 14.4.16 やっちまった
-
また、やっちまった!
同じ本の再購入。もう、これで何冊目だろう。
しかも、今度はしばらく読み進めて、やっと気がつく体たらく。
う〜ん。ショックだ!本気でヤバい。ついに、脳みそ腐り始めたか?!
金銭的にも痛いが、精神的なダメージの方が遙かに大きい。
600円の浪費は、食事代を節約すれば何とかなるだろう。
昨夜行った24時間スーパーは、安かった。あれこれ買って1000円で余裕のお釣り。
けど、美味しくなかった。まあ、空腹は満たせたから良しとしようか。
しかし、記憶力の低下。これは問題だ。
生徒のことを「とりあたま」なんて馬鹿にしていられないぞ。
- 14.4.17 スパルタ
-
私のことを「スパルタだ」と言う人がいる。
厳しい指導を指して、そう言っているのだと思っていたが、実はよく知らなかった。スパルタって何やねん。
(先日、たまたま見た映画『ちゃんと伝える』でも、再々「スパルタ」という表現が使われていた)
調べてみたら、スパルタは古代ギリシャの都市国家で、「スパルタ教育」とは、そこで行われていた軍事訓練のことらしい。
以下、ネットから引用するが、(え?これってコピペ?)
『スパルタは軍国主義的政治体制の国家で、勤倹・尚武の精神のもと、幼少期から兵士養成のために、極めて厳格かつ過酷な軍事訓練や教育が課せられた。その中で、逞しい者だけを残し、弱い者は殺害され、結果、一時期はギリシャ全土を支配した。このことから、厳しい教育法を「スパルタ教育」と呼ぶようになった。』
とあった。ウィキペディアはもっと詳しかったけどね。
全然違うやん。
私のどこがスパルタやねん。むっちゃ優しいちゅうねん。
妥協を許さないとこ?ウソやごまかしを認めないとこ?
あほくさ!そんなん全部、本人のためやんか。
叱られるのが嫌?慥かに、我が子を叱らない親が増えたもんな〜。
けど、私のスタイルが(現代の子らに)受け容れられないのならば、私の方が間違っているのかな。
あ〜あ。何かイヤになるな〜!
- 14.4.18 またもや
-
拓郎さんがコンサートを開くという。この前が2012年だから、2年ぶりだ。
しかし、今回も関東地区限定。なんでやねん!
どれどれ?日はいつかな〜。
お!月曜日。私のオフに合わせて下さるなんて、拓郎さんも粋だね〜。嬉しいじゃないか。
よ〜し!コンサートのついでに息子たちにも会ってこよう。
都合が合えば、友人とも会いたいな〜。
静岡で一泊。そして・・・。計画はいろいろ膨らむ。
おっと、その前にチケットを購入せねば・・・。
ふと、前回の悪夢がよみがえる。
あらゆる抽選に外れまくって、結局は高額なチケットを購入したのだった。
今回は、そんな馬鹿なことはしないぞ。二度と愚行は繰り返すまいと、この前誓ったんだ。
それに、今回は当たる気がする。
待ってろよ!息子たち!
しょぼ〜ん!またもや外れました。
あ〜あ!縁がなかったと諦めようか。
- 14.4.19 惨劇
-
韓国の客船の事故。聞けば聞くほど、非道い話だ。
これは事故ではない。人災だ。しかも、二重三重の。
いや、それ以上だ。悪意ではないにしろ、結果的には犯罪に等しい。
まず、転覆の原因。
無謀な改造から始まり、荷積みの雑さや未熟な航海技術。どれ一つとっても偶然じゃない。
起こるべくして起きた、必然の結果のように思える。
それでもまだ、事故発生後の対応が間違っていなければ、ここまでの大惨事には至らなかったのではないか。
適切な指示と迅速な誘導があれば、救えた命も多かったはずだ。
聞けば、船員が真っ先に逃げたという。言語道断。
残された乗客たちは、指示通り室内にとどまっていたらしい。
可哀想に。高校生なら素直に言うことを聞くのも無理はない。
救助がくることを信じ、恐怖におびえながら、ただひたすら待っていたのだ。
どんな気持ちだったろう。
生徒たちが、親に送った最後のメールが一部公開されていたが、涙なしには読めなかった。
しかし、その頃、指示を出すべき人間はすでに脱出していたのだ。
こんなの事故じゃない。殺人だ。
部外者が勝手なことを言うな!と叱られるかも知れぬ。
それでも、残された家族のことを思うと、やりきれない。
久しぶりに、怒りで身が震えている。
せめて、行方不明者たちの無事を祈りたい。
- 14.4.20 計算違い
-
「あれ?ないぞ!」
出発前に慌てるカッパちゃん。
何を探しているのかって?
風呂上がりの一糸まとわぬキュートな姿をご想像いただきたい。
もうお分かりか?
そう、着ていく下着を探しているのだ。
計算では、ストックが尽きるまでもう少し時間があったはず。
あ!そうだ。古いのを棄てたんだった。
困ったな〜。洗濯物の山からもう一度蘇らそうか。
いやいや、それはあんまりだ。私の美意識が許さない。
いっそ、このまま出かけるか?
いや、そりゃ犯罪だ。
探すこと数分。
助かった〜!
1枚発見できた。
おかげで、本日の授業は無事終了。
さあ、早く帰って洗濯しよう。
- 14.4.21 逆コナン
-
「思いっきり、子どもや〜ん!」
最近、5年生からよく言われている。
「待たされるのはイヤ!(けど)待たすのは平気。だって我が儘なんだも〜ん!」
これは、生徒たちの問題を解くスピードが遅いときの私の口癖。
対する生徒達の反応は様々だ。
6年生女子からは、「最低!人間として最低や」と突っ込まれるが、5年生からは前述の通り。
4年生あたりは、まだ余裕がないのだろう。必死に解こうとするか、無反応かだ。
「この亀〜!」
「亀ちゃうもん」
「(じゃ)のろま〜!」
「のろまちゃうもん!人間やもん」
と、返してくれるのはやはり高学年。(もしくは超低学年)
「口を動かすより、早よ解け!」とも思うが、やはり反応があった方が面白い。
「年は取ったけど、心は永遠の青年よ」と、私が自分を美化して言うと、
「体は老人。頭は子ども!」とある生徒。次の瞬間、別の生徒から
「じゃ、コナンの逆で酒ね!」と突っ込まれた。
はい、慥かに!
この話をハニーに伝えた。(そうで酒。ハニーが帰ってきたので酒!)
「失礼やろ!」と言いつつ、土産のクッキーをボロボロこぼしながら食べる私。
ハニーは、何も言わず可笑しそうに笑っていた。
- 14.4.22 忘れ物
-
昨日は、とある方との会食。
大阪だと、私の帰りが心配だと言うことで、奈良にお集まりいただいた。
約束の時刻にはまだかなりあったが、余裕を持って家を出た。
ところが、なかなか駅にたどり着けない。
何度家に戻っただろう。
先ず、雨がぱらついてきたので、傘を取りに帰る。
コンタクトをしていないことに気がつき、また戻る。
ついでに着替えをし、「もう戻らないからね」とハニーに告げる。
数分後、名刺を忘れたことに気がつく。ピタパもない。
「ただいま」呆れ顔で迎えるハニー。
もう大丈夫と、大見得を切り、出かけたが、数分後にはまた戻っていた。
「クーポン券忘れた〜」
既に汗だく。疲労困憊のカッパちゃん。
実際には、その殆どが功を奏さなかったのだが、情けないったらありゃしない。
(雨は降らず、時間にはまだ余裕があったので、隣の駅まで歩いて行った。
帰りはハニーに迎えに来てもらったし、クーポン券は使った記憶がない。)
会食は有意義だった。
初めてお目にかかる方だったが、昔の教え子たちのことで大いに盛り上がった。
ただ、例の如く飲み過ぎて、最後はその方に抱きついていたような記憶が・・・。
失礼はなかっただろうか。
またもや、失敗。大いに反省。
もう呑まないぞ!(今日は)
- 14.4.23 魔女からの誘い
-
久しく行われていなかった魔女会が、近々開催される運びとなった。
昨年はヤング魔女の会だったが、今回は元祖魔女の会。
このメンバーで集まるのは、う〜ん。いつ以来だろう。
2年ぶり?いや、3年ぶりか?
まあ、楽しい会になるのは間違いない。
けど、最近の私、毎週飲み会してる。
これって、現実逃避かな?
- 14.4.24 大山鳴動
-
それは授業中だった。
慥かに揺れた。
生徒達も「おやっ!」とした表情で、互いに顔を見合わせた。
すぐに教室を飛び出した私。(一人逃げるためじゃないぞ)
「ドア開けといて!」と指示。
スタッフのお嬢様もおびえて、立ち上がっていた。
すぐに収まった。と言うより、揺れ自体は瞬間だったようだ。
しかし、それからが大変だった。
「今の地震やんな〜!」と生徒達。
「むっちゃ揺れたな〜」(そうか?・・・)
「ほら、壁の時計傾いてるやん」(あれは元からずれてんの)
「よ〜し、じゃあ、避難訓練をしよう!さあ、机の下に潜るんだ!」
けど、誰も動こうとしない。私だけ試みたが、この硬い体を折りたたむなんて、到底、無理!
笑われただけでおしまい。
「もう大丈夫だろう(そもそも大した揺れではない)さあ、勉強に戻ろう」と言い残し、再び教室から脱出した私。
こっそり、インターネットで地震情報を調べた。
あった、あった。
なに!「17:22。大阪。震度1」だと。
え?!あれでたったの震度1。
う〜ん。まさに、大山鳴動して鼠一匹。
あ〜あ、恥ずかしい。大騒ぎして、格好悪〜。
まあ、無事を喜ぼうか!
- 14.4.25 一件解決
-
これにて一件落着!と、言うほどの仕事じゃなかった。
けど、本業以外の依頼(最近やたらと多い)だっただけに、すぐに解決というわけにはいかなかったのも慥か。
いや、実質私が何かしたのではなく、またもや息子に助けてもらっただけなのだが・・・。
それにしても、彼の人脈の広さには感心する。
人と人のつながりは、その人の財産だ。
我が子を褒めるのも変な話だが、彼の人と向き合う真摯な態度の結果だろう。
私にはない人徳だ。
facebookなどのお友達の数も半端じゃない。
もちろん、全員と濃い関わりを持っているとは限らないし、一概には言えないが、友達は少ないより多い方が良いだろう。
そう言えば、スタッフのお嬢様もお友達の数が1000人を超えていたな〜。ひえ〜!
これって、今の若者にすれば、ふ・つ・う なのだろうか?
- 14.4.26 明日への活力
-
昨日は、嫌なことがいっ〜ぱいあった。
おそらく、その時、私自身も嫌な顔になっていただろう。(ここら辺が未熟なのね)
けど、ハニーに罪はない。
家庭にまで私の気分悪い(=辛気くさい)顔を持ち込むわけにはいかない。
一瞬どこかで呑んで帰り誤魔化そうかとも思ったが、すぐに見破られることを試みるほど愚かではない(つもり)。
そんな私を、ハニーは笑顔で迎えてくれた。
私を待つ必要はないのに、夕飯もまだだった。
努めて明るく振る舞おうとしたが、そんな目先の小細工が効く相手ではない。
だって、一緒に暮らし始めてそろそろ四半世紀だぜ。
ハニーの手料理を戴きながら、涙を堪えきれなくなった。
「私は、この子に何をしてあげられたのか?」
そう思うと、情けないやら、悲しいやら。
けど不思議なことに、正直、有り難いと思ったのはその次だった。
饗された料理は全て美味しかった。
涙を流しながら、美味しい美味しいと食べているうちに、次第に私の心の中は変わっていった。
「よ〜し!明日からまたがんばろう!」ってね。
ありがとう。ハニー!
君のおかげで元気になったぞ。
そんな君を不幸にさせるわけにはいかない。
だから、もう少し頑張るよ!
- 14.4.27 赤目
-
朝、鏡を見て驚いた。
自分がウサギになったかと思った。
左目が真っ赤っか。
おかしい。コンタクトは外して眠ったのに。
でも、明らかにコンタクトを無理やり引き剥がしたかのような跡が残っている。
あ!もしかして。行方不明になっていたコンタクトが帰ってきたのか。
わ〜い!わ〜い!何て喜んではいられない。
数ヶ月間も目の裏に潜んでいたなんて、不気味すぎる。
う〜ん。じゃ、一体何故?
原因は分からねど、症状は明らか。
仕方がないから、右目にだけコンタクトを入れて、家を出た。
妙にふらつく。
遠近感がつかめない。
生徒達からは不気味がられるし、良いことなんていっこもない。
第一、生徒らの手元の数字が見えない。
鉛筆の動きで、書いている数字は分かるが、全員の手元を凝視し続けるのは不可能だ。
少し治まったが、目はまだ赤い。
けど、背に腹は替えられん。おそるおそる左目にもコンタクト装着。
痛くはなかったが、違和感が残る。
何より、やっぱり不気味だ。
ドラキュラになったのかも知れない。
あ、ちょうど良かった。
明日は、魔女と対決する日。ドラキュラなら負けないだろう。
- 14.4.28 藤
-
折角のオフを魔女との対決だけに終わらせるのは勿体ない。
連休前の平日は、意外と空いていた。
午後から雨との天気予報を信じ、朝早くから行動開始。
なんせ、私は今朝2:00に目が覚めたのだから。(もちろんもう一度眠ったけどね)
「藤でも観に行こうか」
そう言えば、少し前から街の色に紫も混じり始めている。
え〜。この前はいつだったかな。
こんな時、この日記が役に立つ。
え?もう3年も前になるのか。
遠足の小学生を何組か見かけたくらいだ。
相変わらずの鹿の糞攻撃(別に向こうは敵意を持って攻撃してくるわけではないのだが)に辟易しながら、慎重に歩を進める。
ほんと、これさえなければ、私はもっと奈良が好きになれるのだが・・・。
目的地到着。
其処はちょっと奥まった場所で、知る人ぞ知る(知らない人は全く知らない)秘密のスポットなのだ。
が〜ん!まだ殆ど咲いていなかった。しょぼい!しょぼすぎる!
少し気が早かったようだ。(写真は、通りがかった藤棚を写したもの)
残念・無念・また来年で酒ね。
- 14.4.29 魔女とカラオケ
-
どんな流れでこうなったのか?
気が付いたら、目の前で踊る魔女達。
すげ〜ノリだ。え?慥かシラフだよ、この人。
久し振りの魔女の集いに、集まったのは総勢7名。
場所は、小洒落たレストラン。よく知っていたなこんな店と感心しきり。
けど、場所は関係なかったようだ。
とにかく、みんな良く喋る。
本音もしっかりと聞くことができた。
どうすればいいんだと、とてつもない難題を吹っかけられたが、前向きに取り組んでいくしかないよね。
で、いつの間にかカラオケボックスに移動して、みんなで大騒ぎ。
はい。楽しい会でごじゃりま酒た。
- 14.4.30 噂
-
昨日は、算数サイトのオフ会。
算数好きのオタクが10数名集まり、わちゃわちゃとしゃべくりあう会だ。
実は、毎年こっそり参加している。
この会を通じて知り合った人もいるし、同業者も多い。
例年、必ず遅れて参加の私。登場した頃には宴も終盤、皆できあがりつつあるし、食べるものなど残っていない。
まあ、(授業が終わってからの参加だから)それはそれで仕方ないのだが、今年は一次会と二次会で店を変えると聞いた。
ちょうど良い。よし、二次会から余裕で参加しよう。
お店到着。
途中、おでん屋(ハニーと結婚前に行ったことのある店だ。懐かしい)で腹拵えしていたこともあり、加えて例の如く道に迷い、10分程遅れた。
けど、誰もいない。
「きっと一次会が延びているのだろう」と待つこと30分。
やはり誰も来ない。店の中では、外人の若者が下手なビリヤードをしている。
「暇だ。そろそろ帰ろうか」と、思い始めた頃に、電話が鳴った。
「今から行きます。けど、店の場所が分からなくて」
それからさらに30分弱。やっと一同ご到着だ。
いきなり握手を求められ、驚きつつ返すと、耳元で囁かれた。
「離婚なさったって本当ですか?」
目には、憐憫の情と好奇心とが半分ずつ浮かんでいた。いや、好奇心の方が強かったかな。
「え?一体誰が」
皆が、「うん、うん」と頷きながら、集まってくる。
驚いた。いつの間にか、私はハニーに見限られたことになっていたようだ。
慥かに、日記には「今日から独身」等と書いたこともあるが、前後を読めばそれが一時的なものであることは明らかなはず。
しかし、私ならいつ逃げられても仕方ないという思い込みが強かったのだろう。彼らの中では既成事実としてできあがっていたようだ。
帰らなくて良かった。このまま噂が一人歩きしていたらと思うと、恐ろしい。
まあ、そんなに深いつき合いではないのだけれどね。
1時間ほど話をしただろうか。会の半ばだったが、途中で失礼してきた。
数年ぶりに会った方が、親戚が入院していたときの主治医だったのには、驚いた。
世間って狭いで酒ね。