カッパの日記 

2012年9月

12.9.1 電子ブック

 わ〜い!わ〜い!届いた!届いた。
 先日注文した無料の電子ブックが。

 早速、開封。
 うむ。スリムじゃ。流石に手帳サイズとまではいかないが、軽いし、なかなか良いではないか。
 セットアップ完了。いざ、使用開始。
 わくわく。どきどき。

 しかし、高揚は、5分後には戸惑いに、10分後には後悔に変わっていた。

 使いづらい。
 タッチパネルに慣れていないせいもあるのだろうが、ページをめくる感覚でとはとても言い難い。
 文字が読みづらいことはないが、本の検索がとても面倒くさい。
 電子書籍の数もまだ多くないのだろう。読みたい本は殆ど見当たらなかった。

 まあ、しばらく使ってみようか。慣れてくればそのうち感想も変わるだろう。
 タダで貰えたんだし、文句を言ってはいけないが、お金出して買わなくて本当に良かった。
 

12.9.2 エスカルゴ

 昨夜は先日のOB会の打ち上げ?
 幹事の一人として参加した。場所は三ノ宮。
 授業を終え、急いで駆けつけた。何とか間に合いそうだったのに、なかなか店を発見できず結局遅刻。

 既に会は始まっていた。
 大先輩ばかりが居並ぶ中、若造?が遅れて登場とは顰蹙ものだ。
 ただでさえ緊張するメンバーなのに、いきなり萎縮してしまった。
 しかも席は会長の隣。嫌が応にも緊張は高まる。うかつに軽口も叩けない。

 仕方ない。
 呑もう!ひたすら呑もう。
 喋らなければ失敗も少ないはずだ。
 と、オブザーバーに徹する作戦で、静かにしかし猛然と呑み始めた。
 が、よくよく観察してみると、呑んでいるのはメンバーの約半分。
 ご機嫌に呑みながら饒舌に語る会長。隣には寡黙に呑み続ける私。そしてそれを冷静な目で見守る半ばシラフの人達。
 こんな緊張耐えられるか〜!

 お店は素敵だった。料理は美味だし、ワインも美味かった。生まれて初めてエスカルゴなるものを食した。生徒の弁当に入っているのを見たときは、このゲテモノ食いが!と思ったが、なかなかどうして。美味しいじゃないか。
 美人のジャズピアニストの演奏に大人しく耳を傾ければていればよいものを、ただただ下品な会話に盛り上がる、怪しげな老人?軍団。フンドシ談義で盛り上がっていたっけ。
 マスターのサックス演奏もあり、雰囲気は最高なのに、あきませんね。いつの間にか私もすっかり溶けこんでいた。(もちろん、下品な方に・・・。)
 他に客が居なくて救われた。

 その後、会がどうなったかは分からないし、知りたくもない。
 どうせ、酔いつぶれて意識を失ったんだろうって?失礼な。
 私は途中で退席させていただいたのだ。
 嫌になった訳じゃない。このままだと帰れなくなると判断したからだ。
 少し余裕を持って店を出たつもりが、寝ぼけて途中下車をするなど、気がつけばいつの間にか終電。
 そこでまたもや眠りこけ、たまたま目が覚めたのが、なんといつもの駅。
 ラッキ〜!ぎりぎりセーフてか?あ〜、危なかった。

 講習会終了の日。溜まった疲れもあったろうが、それにしても酒に弱くなったものだ。

12.9.3 お経

 今日は父の命日。14年前に亡くなった。
 お坊さんに来てもらい、お経をあげてもらう。
 私と同い年のお坊様のI様は、
 「亡くなった人を偲ぶのではなく、その縁を通じて仏の教えに触れられたことを感謝すべきだ」
 と、仰っていた(多分で酒)が、今日くらいは親父を思い出しながら読経を聞いても良いだろう。
 あ、いかん。お経は聞くもんじゃなかった。唱えるものだった。これもI様のお教え。

 I様を引き継いで下さったお坊様も、味のあるお方。年は若いが憎めないなかなか魅力的な青年(と言っても40歳過ぎ。3女の父)だ。
 その方曰く。
 「今日はどうさせて頂きましょう?」
 「え?」
 仰る意味が分からず、私がポカンとしていると、
 「『正信念仏偈』と『仏説阿弥陀経』のどちらにしましょう?」と言われる。
 「御仏のままに」とは言わんかったが、お任せしたら『正信念仏偈』になった(なってしまった)。
 ご存じだろうか?
 この『正信念仏偈』。むっちゃ長いねん。時間にすれば30分以上。私が持っている経典では48ページにも及ぶ。
 おまけに、冷房もない部屋。9月になったとは言え、狭い部屋に大人が4人。
 当然、ものすごく暑い。滴る汗をぬぐいつつ、本当に気絶しそうになった。
 途中、シビレが切れて、立ち上がってしまったカッパちゃん。
 「ほんま、こらえ性のない!情けない男やで」と、さぞかし父も呆れたことだろう。

 お勤めが終わって、母と食事に。
 いつもと違って少しは高級なお店にでもと、身分不相応な事を考えたのがいけなかったのか。
 大外れもよいところだった。
 ま、自業自得。仕方あるまい。

 もう少しゆっくりできればよかった。
 けど、仕事が押しているので、母には済まなかったが、急いで帰宅。
 一向に捗らぬ作業に、苛立ちながら(これがいかんのよね)も、数枚の原稿を仕上げる。

 と、どこからか、何やら怪しげな声が・・・。
 お経のようにも聞こえるし、うめき声にも聞こえる。
 え?また、親父が化けてきた?かと思いきや、声の正体はなんとハニーだった。
 「またお経あげてるの?」と聞いたら、恥ずかしそうに首を振る。
 何でもドイツ語の歌を練習していたらしい。

 そう言えば、思い出した。
 高校時代。夜中に谷村新司を歌っていたら、親父が部屋に飛びこんできたことを。
 驚く私に向かって、開口一番。
 「どないしてん。具合でも悪いんか?」ってね。
 ええ、どうせ音痴で酒たよ。昔からね。

12.9.4 22:00

 今日から6年生は22:00まで授業。
 私にすれば、夏休みよりはるかに楽だし、ノープロブレムなのだが、生徒達にとっては、はたして・・・?。
 彼らには昼間学校がある。学校の授業が終わってからの5時間はけっして楽とは言えないだろう。

 名付けて「延長授業」。
 1問でも多く、授業で教えたい。生徒達に理解させたい。という気持ちから開塾以来続けてきたことだが、もちろんプラス面ばかりではない。
 授業時間が増えれば、当然家庭での時間は減る。つまり、復習に充てられる時間が少なくなる。
 しかも、授業が増えれば、復習すべき問題も多くなる。

 優秀な子と普通の子の違いは、何度目の説明で理解できるかではなく、一度教わったことをどれだけ記憶にとどめておくことができるかだ。
 生徒個人個人の資質にも拠るが、超天性でもなければ一度聞いたことを全て覚えておくことなど不可能だ。
 天才を望んでいるのではない。凡人で十分。けど、凡人だからこそ、復習は絶対に必要なのだ。
 生徒達が、時間がないからといい加減な事をしないことを祈るばかりだ。

 通塾時の心配も増える。小学生が22:00過ぎに電車に乗る姿は、真っ当だとは言えまい。
  色々問題があることは承知している。非難は覚悟の上だ。

 それでもやらねばならないのだ。
 まだまだ教え足りない。私は私の全てを伝えたい。

 みんな、がんばれ!
 夢は諦めたら終わりだが、諦めなければチャンスはある。

12.9.5 痙攣

 9月に入ったというのに、まだまだ蒸し暑い。
 寝苦しい夜が続いている。
 大抵、途中で一度か二度目が覚める。
 眠りに就く時は、クーラーをかけているから快適なのだが、タイマーが切れると1時間もしないうちに汗まみれになってしまう。

 目覚める原因はもう一つ。
 足がツルのだ。水泳部員の頃にも足はよくつったが、場所が違う。
 当時はふくらはぎ。現在はスネと足首の中間あたり。しかも前の筋肉だ。
 ふくらはぎなら伸ばせばよいが、ここがツルと、治せない。私が対症方法を知らないだけなのか。
 ひどい時は両足。しゃがみ込んで、ひたすら治まるのを、呻きながら待つだけ。
 真夜中に、呻き声を上げているカッパちゃん。しかも汗だく。これは不気味で酒よ。

 何が原因だろうか。
 水分が不足しているからとも聞くが、筋肉の衰えもあるのだろう。
 ああ、情けない。
 今晩もツルのだろうか。
 まあ、首の筋肉がつったとき(首つり?)ほどの苦しみではないのだが・・・。

12.9.6 不可能?

 「そんなのできへんわ〜!」
 生徒たちはよく言う。
 少し難しい問題に出会ったときに、また少し多めの宿題を課されたときになど。
 いや、実際口には出さなくても、諦めてしまっているのが、態度に表れる。

 けど、生徒に限った話でもない。
 大人でも難しい局面に陥ったときには、
 「こんなの無理!できない」と、口にする。

 果たして本当に無理なのだろうか。
 できる・できないの前に、取り組んでみたのか。
 実際やってみたけど、本当にできなかったのか?
 そうじゃないだろう。
 やりもしないで、最初から無理と決めつけていないだろうか。
 自分で勝手に限界を作っているだけじゃないだろうか。

 仕事も同じだ。
 できる・できないではない。
 やるか・やらないかだ。

 どんなに無理そうでも、たいていできるよ。
 自戒の念を込めて、偉そうに言ってみた。

12.9.7 痒

 「夏は痒い」
 うん。今思いついたのだけど、名言だ。

 何がかって?
 ほら!蚊などの虫さされ・汗をかいた後の痒み・日焼けなど。色々あるじゃない。

 現在、汗疹(あせも)に苦しむカッパちゃん。

 お前は子どもか!何て言わないで。
 「てんかふん」て今でもあるのかな〜。

12.9.8 「翼はいつまでも」

 お!気がつけばこんな時間じゃないか。もうすぐ日が変わる。

 教室を早く出たのは、やりかけの仕事を家で仕上げたかったからなのだが、意に反してそれほど捗らなかった。
 集中力不足やね。
 生徒達が家でやるのと同じ。自習室>自宅ってか?
 食べたり飲んだり、テレビを見たり。そりゃあかんやろ。

 ハニーに「アイスコーヒーを特大で」と頼んだら、ビアジョッキで出てきた。
 何てワイルドなんだ。
 そう言えば、そんな喫茶店が寺田町にあったな。あっという間に潰れたけど。
 ちゃう。こんな事を書きたい訳じゃない。

 う〜ん。困った。日記に書くネタがない。
 そうだ。今日読み終えた本のことを書こう。

 「翼はいつまでも」(川上健一)

 純粋に心に沁みた。
 青森の中学生の物語。時代は私の中学時代より数年前か。
 平凡な、いたって平凡な少年が、ビートルズとの出会いによって変わっていく。
 こんな紹介をしたら、な〜んだ。つまんないと、読む意欲をなくす人が多いかな。
 いや、ビートルズとの出会いはきっかけに過ぎない。
 多感な少年が成長していく様を描いた、青春小説なのだ。
 何て書いたら、ますます興味を失われそうだが・・・。

 自分の学生時代と重なる所も多くて、感情移入しすぎたのかも知れぬ。
 気がついたら、電車の中で泣いていた。
 中高校生と言えば、性に目覚める頃。いささか性に関する描写が多く、小学生にはお勧めできないが、純粋だった頃の自分に戻りたい方、青春時代を思い出したい方、昔の少年少女達にはお薦めで酒よ。

12.9.9 肩こり

 肩こりで吐き気を催すものだろうか。
 ハニーはしょっちゅうらしいけど、私には経験がなかっただけに、理解できなかった。
 やっとハニーの気持ちが分かった。良かった、良かった。なんて、喜んでいる場合だろうか。

 実は昨日からなのだ。
 午前中、生徒達に肩もみをお願いした。
 喜んでやってくれる子。嫌々だけど仕方ないと引き受ける子。
 反応は様々だ。
 上手な子。下手くそな子。これまた様々。
 親が肩こりだと言う子は、上手い。きっとお家で良くやってあげているのだろう。
 少し楽になった。頭痛も治まったように思える。ありがとうね。坊や達。

 さあ、それからが大変だった。
 怒濤の8時間授業。合間に通信作成。
 トイレに行く時間もなかったのは、久しぶり。(危ないところだった)
 暑いし、頭痛はぶり返すし、生徒達の仕上がりの悪さに胃まで痛み出した。
 胃薬飲みながら授業に臨む。
 寝不足からか意識が飛びそうにもなったが、なんとか終了。
 最後は、汗だくで肩こりを感じているヒマもなかった。

 さあ、帰るぞ。
 こりゃ、終電だな。寝過ごさないように気をつけなければ・・・。

12.9.10 虫

 今日はオフ。けど、そんなの関係ーネー!一歩も外に出ず、ひたすら原稿作成。
 しかし、捗らぬペースに焦りを覚える。現在の完成率はまだ10%未満。流石にヤバイ!

 実はこの話。書くのはいかがなものかと躊躇ったのだが、ネタがないから仕方ない。(虫が苦手な方は無視してね)

 昨夜のこと。燃え尽きる寸前のカッパちゃん。朦朧とする意識の下、一人事務所でこの日記を書いていた。
 「ぶ〜ん」
 耳元で羽音が聞こえる。蚊ではなさそうだ。
 「ああ、秋なんだな〜。虫が飛んでるぜ」
 と、意味不明なことを呟きながら、さほど気にすることなく作業続行。

 「え?でも、ここ3階。窓もトビラも締めているのに、どこから入ったのかな?」
 考えると謎だ。
 私の子ども時代は、冷房もなかったから、涼を取るには窓を開けるしかない。網戸はしていたけれどね。
 夜になると、よく虫が飛んできて、網戸に張り付いたものだ。カナブンとかが多かったが、たまにタマムシなどが来ると、嬉しくて、妙に興奮したっけ。

 そんなことを思い出していると、今度は何かが私の頬にとまった。
 「なんやねん。もう!うるさいな〜」
 手で振り払う。意外と大きな虫だった。手に残る感触が気持ち悪い。
 床に叩きつけられた、その正体を見て、驚いた。

 「ぎゃ〜!」
 小さく叫んだと思う。一人で良かった。
 黒光りする虫が、がさごそと蠢いていた。
 もうお分かりだろう。そう。「ゴキちゃん」だ!

 空を飛ぶ「ゴキちゃん」を初めて見たのは小学生になるかならないか、母の実家(富山)でのこと。
 「ゴキちゃん」が空を飛ぶなんて知らなかったから、珍しい虫に興奮し、つかまえようと必死に追いかけ回したことを覚えている。
 そのときの「ゴキちゃん」はかつて見たこともないビッグサイズだったが、昨夜の「ゴキちゃん」もでかかった。
 それが、よりによって私の頬に・・・!
 もちろん、即、天誅を食らわしたが、今思い出しても気味が悪い。

 それにしても、なんで事務所に「ゴキちゃん」が出たのだろう。
 生徒達の食事のあとに、ゴミが出るからか。けど、すぐ捨てているし、残飯など残るはずもないのだが。
 「ゴキちゃん」。一匹見かけるとその20倍はいるという。
 あ〜!恐ろしい。対策を講じなければならないのだろうか。

12.9.11 鳥目

 夜になると、視力が途端に落ちる。
 鳥目だろうか?

12.9.12 作図

 わ〜い!わ〜い!問題集(入試総合演習の方)が本になった。
 今度はB4版。自画自賛で情けないが、なかなか素敵な仕上がりだ。
 Sさま。おおきに!
 今度は、在庫として保存することなく、完売を目指したい。根拠はないけど、多分大丈夫だろう。

 さて、もう一方の図形演習問題集。
 図形問題集だけに、図が多い。って当たり前。すべてが図形だもんね。
 解答および問題文のチェックは済んでいるのだが、図がまだ描けていない。
 私が使用している図形ソフトは「花子」ちゃん。
 ワープロソフトが「一太郎」くんだから、成り行きでそうなっているのだが、はたしてベストチョイスと言えるのだろうか。
 世の中には、旦那が立派でも嫁さん最悪!ってケースは良くあるし、我が家のように、旦那は最低、けど嫁さん最高!ってケースも少なくはないだろう。
 「一太郎」くんに不満はない。けど、「花子」ちゃん。
 私の技量不足、もしくは経験不足を棚に上げて、作業が進まないことをを八つ当たりしているようで、いささか気が引けるが、それでもあまり賢いとは言えないのではないだろうか。
 角度の設定がとんでもない。矢印が少ない。平面上の回転はできるが立体的な回転は無理。塗りつぶしが気まぐれ(上手くいく方が稀)。などと、不満を挙げればキリがない。
 使いこなせていないだけなのかも知れない。
 ようやく、円を使って角度を設定する技を身につけた程度だものね。え?それって、初歩中の初歩で酒か?
 しばらく、保護者会の資料作成で作図作業には取りかかれそうもない。仕方ないとは言え、この期に及んでの3日は痛い。
 散々偉そうなことを言い、わざと自分を追い込んで鼓舞してきたが、ともすると心が折れそうになる。
 いやいや、「できる・できない」ではないんだ。「やるか・やらないか」なのだ。
 がんばれ、カッパちゃん。ファイト〜!オ〜!

12.9.13 資料完成

 本当に進歩のない男だ。昨年も同じことを言っていた。
 鳥目の男には辛い作業だったが、まあなんとか完成だ。
 予定よりは少しだけ早く仕上がったから、ちょっとは進歩しているのかな?
 ミスのないことを祈ろう。
 さあ、明日の保護者会。みなさんどうぞお越しやす。お待ちしてまっせ〜!

12.9.14 平均年令

 今日は全体保護者会。午前中は低学年の部。
 今回は、出席者の平均年令がかなり低かった。
 こんな事を書くと顰蹙を買いそうだが、誤解しないでいただきたい。
 低学年の保護者だけあって、確かに若い人が多い。けど、それだけではない。
 参加者の最年少はなんと「0才3ヶ月」。その子がぐっと平均を下げたのだ。
 ベビーカーの中ですやすやと眠っていた赤ちゃんを、参加とは言えないが、この子のおかげで会場の空気は和んだ。
 私も厳しいことは言わない。いや、言えなかった。

 親は子の幸せだけをひたすら願う。
 生まれてくる時は、先ず無事を祈る。
 いきなり多くは望みはしない。元気に育ってくれさえすれば、それで十分だ。
 しかし、次第に欲が出てくる。
 元気であれば、次は心の優しい子に育って欲しいと思う。その次は、賢くあれと願う。
 運動はできる方が良いし、音楽の才能もあった方が良い。社交性は?協調性は?と、次々に願いはエスカレートしていく。
 これ自体を否定するつもりはない。当然とも言える欲求だろう。いや、欲ではない。希望だ。

 しかし、親の過度の期待は子どもの成長を妨げることもある。
 ケースバイケースだろうが、子どもが小学校から中学高校へと上がるちょうどその頃が、過渡期と言えるのではないか。
 親の期待を感じながらも、自分は自分だと主張したい。けど、一人前でない手前、はっきりと宣言もできぬ。分かって欲しいと思いながらも、反抗という態度でしか自分の気持ちを表現できないもどかしさ。
 親と子の葛藤は、えてして、このように愛情のすれ違いから生じているように思う。
 それでも、最終的に、親は子どもに過度の期待をすることを諦め、健康だけを願うようになる。
 いや、ただ生きていてくれれば十分だ、とさえ思う。
 結局、生まれてきたときと同じなのだから、不思議なものだ。

 などと色々と思いを巡らせながら、話をさせてもらった。

 受験は強制だけでは不可能だ。
 もちろん、楽しいことばかりではない。むしろ、苦しいことの方が多いだろう。
 それでもお互いを尊重しながら、協力し合って乗り越えていけば、辛いだけではないはずだ。
 子どもは精一杯努力し、親はその姿を温かく見守る。
 理想論かも知れぬが、そんな受験も不可能ではないと思う。

12.9.15 寿

 用事で外出。汗だくで事務所に戻ると、お客様が2人。
 卒業生だ。仲よく並んで座っていた。
 「ひっさしぶりや〜ん!え?もしかして結婚でもするの?」と軽く突っ込んだら、
 「何で分かるんですか〜?」と、まじに驚かされた。
 卒業生同士の結婚は、私が知る限りでは初めてだ。

 小学生時代は可愛らしかった2人。当時の面影は残っているものの、すっかり素敵な若者に成長していた。
 塾生だった頃はお互い意識もしなかったという。2年程前に再会し、愛が芽生えたらしい。
 昔話に花が咲き、当時の仲間の近況等も教えてもらった。懐かしいな〜。

 先ほどまで2人とも事務所にいてくれた。
 お祝いに食事でも連れて行くことができればよいのだが、現在私はとんでもない状況。(詳細は後日)お2人には申し訳なかったが、次の機会にとさせてもらった。

 上戸彩似のベッピンさんと、HIROよりはカッコイイ男前の、美男美女のカップル。
 どうぞお幸せにね。

12.9.16 また落選

 縁がないのか。それとも、ツキに見放されたのか。
 またもや、落選だ。
 何の話かって?拓郎さんのコンサートで酒よ。
 プレリザーブで外れ、先行販売では電話すら繋がらなかった。いや正確に言えば、トライを始めて3時間後にやっと繋がったが、「予定枚数は終了しました」との無情のアナウンスが流れるだけだった。
 こうなりゃ、あとは一般販売に賭けるしかない。
 それともまたもやチケット屋か?いや流石に、悪夢再びはもうゴメン被りたい。
 行きたいな〜。日程的にはノープロブレム。
 けど、アイハブノーチケット。しかもノープログラムだ。

12.9.17 『君と歩いた青春』

 結局、間に合わなかった。
 何とか今日までにと、午前中ギリギリまで取り組んだが、結局半分しか仕上がらなかった。(って、全然ダメじゃん)
 いきなり言い訳で心苦しいが、これでも精一杯がんばったのだ。
 寸暇を惜しんでというのはウソじゃない。そう、自宅でも、意識のある間はほとんど原稿作成にかかりっきりだった。
 久しぶりの充実感を味わった。いや、そんな甘いことを言っているからいけないのだ。
 どんだけ必死になろうが頑張ろうが、間に合わなかったことには変わりない。事実は事実として謙虚に受け止め、仕上げにスパートをかけよう。

 ところで、何故この日に拘ったのか!ってかい?
 もちろん、今日がハニーの誕生日だからで酒よ。
 数ヶ月前から計画していたこの日のスケジュール。どうせなら、スカッとした気分で祝いたいじゃないか。

 初めの予定では、ゆっくり目覚め、ハニーとベッドの中で微笑みを交わしながら、
 「ハニー!誕生日おめでとう。いつも素敵だね。愛しているよ」
 と告げるはずだったが、今日もハニーの方が先に目覚めていたし、あれ?そもそも我が家にベッドはなかった。
 お昼は洒落たイタリアンレストランで乾杯!のはずが、ハニーの手作りスパゲッティーに。まあ、ワインで乾杯はしたけどね。

 けど、ここからは、一応予定通り。
 折しも、今日は「敬老の日」。例年この日に行われているコンサート『君と歩いた青春』に出かけた。(今年で9回目らしい)
 予想はしていたが、会場はオジサンとオバサンばっか。冗談じゃなく、(見渡す限りは)ハニーが一番若かったんじゃないかな?ま、一番可愛かったことは間違いないが・・・。
 出演者も60歳前後のミュージシャンばかり。
 年令順で紹介すると、杉田二郎・南こうせつ・伊勢正三・イルカ(ここまで還暦以上)太田裕美・尾崎亜美。最年少の尾崎亜美ですら50半ばだ。
 しかも、やたら年令に拘っていたのが残念だった。(事実、メンバーの一人はステージ上で転倒していた)
 けど、文句を言っても始まらない。私たちの青春が30年以上前であることは否めない。
 なかなか素敵なコンサートだった。というより、素晴らしいコンサートだった。
 初めは、「かつては一世を風靡したとは言え、旬を過ぎたメンバーが集まって何をするというのだ。どうせ、往年のヒット曲を歌って、せいぜい思い出話をするだけだろう」と軽く考えていたが、どっこい!新曲の発表あり、現在の活動報告ありで、過去の人なんてとんでもない。現役でバリバリ活躍している人達ばかりじゃないか。
 それより何より、スペシャルゲスト(チケット販売時には公表されていなかった)に驚いた。
 「きたやまおさむ」
 彼の名前を知っているのは私の同年代以上だろうが、数々の名曲を世に生み出した素晴らしいミュージシャンだ。最近は活動を控えていたが、教科書にも載っている『あの素晴らしい愛をもう一度』の作詞者といえば、小学生諸君でも知っているのではないか。
 ゲストが京都出身と聞いたとき、もしかしてと思ったが、彼が『帰ってきた酔っぱらい』とともに登場したときは、我が目を疑った。
 ヒット曲メドレーには終わらなかったのは、南こうせつをはじめとする話し上手なメンバーのおかげだろう。途中、何度も涙を拭っていたのをハニーには気付かれなかっただろうか。『戦争を知らない子どもたち』の誕生秘話あり、笑いと感動の3時間超。
 最後は会場全員で『あの素晴らしい愛をもう一度』を大合唱。ええ、音痴の私でも歌いま酒たよ。

 その後は、「大しめ」で食事。「マスダ」に寄ってもう一度乾杯。いただいたカクテルは「マスカット」。ま、スカッとしました!
 はい、お後がよろしいようで。

12.9.18 オーダー

 広告の力は偉大だ。算数オリンピックに感謝。
 早速、問題集の注文をいただいた。
 わーい!わーい!

 けど、手放しで喜んでもいられない。
 さあ、徹夜してでも仕上げるぞ!
 ファイト〜!オ〜!

12.9.19 鍵

 昨日は日記を書くヒマもなかった。けど、これ一応、昨日の分ね。

 徹夜をしたものの、目処が付いたと一安心。明け方横になったのがいけなかった。
 午前中から事務所に入って、ひたすら仕上げる予定が、なんのことはない、いつもとあまり変わらぬ時刻の出社になってしまった。
 13:00。教室到着。気ばかり焦っているからか、それとも寝ぼけていたのか(純粋に呆けてきた?)、家の鍵で開けようとした。
 お馬鹿で酒ね〜。
 教室用のキーホルダーはカッパで、自宅用には春日大社のお守りがついているから、見間違うはずないのにね。
 でも、驚いた。シャッターが開いたのだ。しかも、いたって自然に。
 う〜ん。喜ぶべきなのだろうか?それとも、憂うべき事態なのだろうか。
 流石に事務所のドアは開かなかったけどね。

12.9.20 完成!反省!えーかげんにせい!

 続いて、本日分。

 やっとできた。正直、ほっとした。けれど、嬉しさより情けなさの方が数倍大きい。
 予定より1週間以上も遅れてしまった。原因は、自分の甘さに尽きる。
 計画性のなさをよく生徒達には指摘する私だが、これでは彼らを責める資格などありはしない。

 問題集の改訂版を出そうと思ったのは今年になってから。
 実際の作業には6月頃から取りかかり始めた。
 初めの予定では、1日1ページずつでも書いていけば余裕だった。楽勝楽勝と思っているうちに、都合でできない日もあれば、怠けてやらない日もあった。
 夏休みが始まるころには、1日2ページのペースで作成しないと、間に合わなくなってきた。
 それでも集中すれば5ページぐらい捗る日もあるものだから、まあ何とかなるかと楽観していた。
 ところが、現実はそんなに甘くない。現在の生徒の方が大切なのは言うまでもない。授業や教材作成に手抜きは出来ぬ。
 ようやく、総合問題集が完成したのは、8月も中旬過ぎだった。ヤバイ!流石に焦った。
 図形問題集の方が手がかかる。図形が多いから当たり前なのだが、作図にも大分と慣れてきたものだから、まだ大丈夫、何とかなるさと、甘く甘く考えていた。
 実は、算数オリンピックの結果報告書に、この問題集の広告を掲載してもらうことになっていた。
 報告書は例年9月の初旬から中旬に配布される。下旬までずれ込んでくれたら助かるのだが、そうそう身勝手な期待はできないだろう。
 となると、原稿も遅くとも9月の頭頃までには完成させておかねばならない。
 1日のノルマは最低でも5ページと膨れていった。
 夢の中でも作成作業をした。けれど、目覚めてみれば一向に進んでいない。何でじゃ〜と喚いたり(←バカ)、もうダメポと諦めかけたり。
 報告書が届いたのが先週末。保護者会資料作成で疲れ果てていたが、休んでいる時間などありゃしない。(折角、結婚の報告にきてくれた卒業生達。久しぶりなのに、食事にも連れて行ってあげられなかったのは、こんな事情だったのよ。ゴメンね!)
 ようやく、なんとか目途がついてきた。完成間近!さあ、ラストスパート!
 ところが、喜ぶべきことなのだが、怖れていた事態にが現実に。
 オーダーが入ったのだ。すぐに入金もあった。
 好評につき即完売。ただ今品切れのため、しばらくお待ち下さい。などと、とぼけるわけにもいかない。それじゃ、私は詐欺師になってしまう。
 う〜ん。困った!なんて言ってはいられない。正直に伝えるしかなかろう。
 とりあえず、総合問題集だけを送らせてもらったけど、許してもらえるかな〜。

 来週には製本作業も完了するだろうが、つくづく自分がイヤになった。
 ほんま!えーかげんにせなあかんで!だめガッパ!
 

12.9.21 激痛

 同じネタを、しかも日を空けずに書くのは気が引けるが・・・。

 やっと眠れる。
 昨夜は、達成感よりも眠ることができる喜びが勝った。
 それでも就寝は26:00。なんでじゃろ?
 おそらく横になった瞬間に眠りに落ちたと思う。

 が、激痛で目が覚めた。
 足が攣ったのだ。しかも両足。裏表。
 起きあがることもままならぬ。
 のたうち回っていたら、ハニーを起こしてしまった。
 「どうしたん?今何時?」
 返事もできない。時計を見たら3:00過ぎ。
 こうなったら、痛みが治まるのをじっと待つしかない。
 けど、今回は長かった。
 もう大丈夫かと立ち上がると、また痛みが走る。大袈裟かと思われるだろうが、実際泣きながらひたすら耐えた。
 結局、4:00過ぎまで1時間近くも痙攣は続いた。

 もういや。何でやねん。疲れだけが原因なのか?
 心配になって、原因をネットで調べてみたら、結構怖いことが載っていた。う〜ん!
 実は、現在もまだ少し痛みは残っており、しゃんしゃん歩けない。
 痛み止めのスプレーでも常備しておけば良いかも知れない。
 ところで、高校時代に愛用したラブ(懐かし〜!筋肉痛よりもっぱら眠気防止に使用していたが)は、今もあるのだろうか。
 これまた調べてみたら、ありま酒た!ロートから販売されていま酒た。買っておこうっと!

12.9.22 フォーム作成

 問題集の申し込みフォームを作ってみたが・・・。
 飛ばない。なぜだろう。プロバイダーのサービスらしいがよう分からん。
 というのはウソで、全く分からん。もっと勉強しなくちゃ。

12.9.23 涼

 涼しい。けど、涼しすぎる。
 あれほど、暑い!暑い!とぼやいていたのに、いきなりこの変わりよう。
 あの暑さが恋しくなるのだから、不思議なものだ。つくづく未練たらしい。
 最近、体調崩しかけていたところやから、気をつけな。
 とりあえず、半袖ノーネクタイ上着なしは、もう終わり。

 私のハードスケジュールも終わりにしたいものだ。

12.9.24 最終回

 やっと見ることができた。
 ゴーストママ捜査線の最終回。
 いや〜!泣きましたね。
 臭い芝居とは覚悟していたものの、感動しま酒た。
 何にかって?
 由紀恵様の美しさじゃないよ。そんなことは言うまでもない。
 親の子を思う純粋な気持ちに胸を打たれたのだ。
 また、それを素直に受け止める子どもの健気さ。
 いい話で酒た。原作はほとんど無視みたいだったけどね。

12.9.25 禍福

 忙しい休日だった。(=昨日)
 ドラマティックな演出で報告できれば素敵だろうが、脚本家でもない私に、ドラマ仕立ては所詮無理。
 一瞬でも期待された方。ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!ダラダラと書きま酒。

・ 一晩中悩んだ。一体何を信じたら良いのだ。夢の中でも叫んでいたから、おそらく寝言も言っていただろう。
・ 足は攣らなかった。頂いた薬のおかげだろう。匂いは強烈だったが。
・ 午前中は、フォーム作成に再挑戦。けど、やはり飛ばず。
・ 母とハニーと昼食。クーポンを持参するもランチには使えないと言われる。が、クーポンにその記載はない。結局、今回に限りOKに。
・ 義兄の見舞に行く予定が、義兄より電話で、キャンセルに。
・ 姉には会えるだろう。と、とりあえず、予定通り神戸に向かう。
・ 姉夫婦がアメリカで交通事故に遭ったのは2週間程前。命があった事自体、不思議な大事故だったらしいが、姉は元気だった。義兄には会えず。
・ 行きの高速は混んでいたが、帰りはスイスイ。
・ 次男より、第一希望の学部に進学できたとの報告を受ける。がんばるわ!の声に、胸が熱くなる。おめでとう!
・ 事務所に立ち寄る。あえて、職員にも生徒達にも会わずに帰る。いささか疑問に思う事あり。
・ 保護者・生徒と会う。正直、複雑な心境。
・ 20:00帰宅。wowowで放映されていた「素敵な金縛り」を見逃す。
・ 拓郎コンサートの先行予約。またもや落選。
・ 日本酒が切れる。仕方なく泡盛を呑むが、思いの外、美味かった。
・ 未解決問題ばかりなれど、ともかく寝る。

 今日の一日なんて、長い人生の中ではほんの一瞬にすぎない。
 それでも、些細なことで、喜んだり悲しんだり。まるで、人生の縮図を見ているかの思いだった。
 って、大袈裟?

12.9.26 感謝

 わ〜い!わ〜い!問題集が本になった。
 あれ?この前も同じこと書いたっけ。
 いや、前回は総合演習。今回は図形演習問題集だ。

 それにしても、恐るべきスピード仕上げだった。
 印刷所に持ちこんだのが、20日の午後。届いたのは今日の午前中。
 え〜!たったの5日しかかかっていない。
 しかも、その間に連休を挟んでいたから、きっと休日返上で取り組んで下さったに違いない。
 無理と言うより、無茶な願いを聞いてもらった。
 感謝。感激。本当に申し訳ない。
 S様。ありがとうございま酒!おかげさまで、本日無事発送完了しま酒た。

 さあ、もうなんの心配も要りません。
 皆の衆!どんどん注文下され!待っておりま酒よ。
 あ?まだ、注文フォームが完成していないんだった・・・。

12.9.27 安倍

 自民党総裁に返り咲いた?安倍晋三。
 昨夜のニュースには彼が出っ放しだった。

 それを眺めながら、ハニーと会話。
 「この人のお父さんの名前なんだっけ?」
 「う〜ん。おじいちゃんは岸信介でしょ」
 「あ、しんのすけちゃう?」
 「え?阿部慎之助って巨人のキャッチャーでしょ」

 カッパちゃんファミリーの夜は、こうして平和に更けていくのであった。

12.9.28 77歳

 今日は母の誕生日。77歳になった。あれ?77歳って喜寿だっけ。
 うっかりしていた。喜寿のお祝いが、月餅だけとは・・・。
 いやはや、何とも申し訳ない。
 まあ、喜んでくれたから、喜寿ということで・・・。

 おかげさまで、母はまだ元気だ。
 呆けてもいないし、自力歩行も可能だ。
 しかし、髪は真っ白。腰も曲がり始めた。
 会うたびに、年をとったなと思う。
 弱々しい姿を見ると、もっと労らなければと思う。
 なのに、同じことをくり返されたり、的外れなことを言われたりすると、思わずイラッとしてしまう。
 シャンとしていて欲しいと思うから、ついキツイ口調になってしまうのだが、そんなことは言い訳にもならない。
 私は一体いつまで甘えているのだ。いつまで赤ちゃんのつもりなのだ。
 記憶が少しくらいあやふやでも良いじゃないか。元気でいてくれる。それ以上何を望むというのだ。

 孝行らしいことを何一つしていないどころか、ずっと心配のかけどおしだった私。
 そんな私を咎めることなく、黙って見守ってくれた。
 何度ウソをついたことか。騙されているのは分かっていても、その度に信じてくれた。
 親孝行何てしなくて良い。ただ心配だけはかけないでおくれ。と泣きながら言った母。
 心の中では詫びながらも、また同じ過ちをくり返す私。母はそれでも赦してくれた。

 そんな私も結婚し、家庭を持ち、現在に至る。
 人の親となり、少しは親の気持ちも分かるようになった。
 けど、この年になっても、母にはまだまだ心配ばかり。とんでもない親不孝者だ。
 母ちゃん。ゴメン。せめて長生きしておくれ。

12.9.29 台風きらい

 好きか嫌いかのレベルじゃない。そもそも台風が好きなんて人いるのだろうか?

 台風17号が近づいているらしい。よりによって、明日近畿直撃だという。
 ジェラワット(台風17号)さん。あなたにも都合があるのだろうけど、できれば明日はヤメてくれないかな〜。
 どうしても明日と言いはるのなら、夕方くらいに来て、明け方にはどこかに行って下され。
 なんて、無理だわな。
 と言うのも、明日は生徒達の通う多くの小学校で運動会が予定されている。
 無事に行われたらいいのだけど・・・。
 生徒達だけでなく、楽しみにされている保護者の方も多いはずだ。
 一部の生徒からは「呑ちゃん見に来てよ」と言われているが、流石に授業を放棄してまでは無理。
 とは言え、息子達の応援にはよく行ったものだ。幼稚園から高校まで何回行っただろう。
 けして、運動会フリークではない。純粋に、頑張る我が子の姿を見たかっただけだ。
 世の保護者と違い、順延になれば気兼ねなく応援に行けるので、雨天荒天はむしろ歓迎だった。
 けど、私のようなひねくれ者はわずか。
 やっぱり、子どもたちには多くの保護者の前で元気いっぱいに張り切ってもらいたい。

 あ〜あ。どうやら近畿直撃のようで酒ね。
 けど、何とか午前中だけならできるかもね。

12.9.30 20歳

 ジェラワットさん。あんた、思いっ切り近畿を横切っていきま酒たね。
 あれほど頼んだのに(って、どれほど)。もうイケズ。スカタン。大チライ!

 午前中、雨はそれ程でもなかったが、警報が出たため、学校ごと休みになったようだ。
 そうなると運動会どころではない。お蔭で私たちは欠席者が少なくて助かったけどね。

 先ほどまでかなり強く降っていた。雨より風がきつかったみたいだが、室内にいた私には関係ない。
 けれど、どうやら、もうピークは過ぎたようだ。
 授業を強行したけど、これなら生徒達が帰る頃には治まっているだろう。

 さ〜て、私はボチボチ帰るか。(ダイヤが乱れているようだが、これまた私には余り影響はない)
 え?早いじゃないかって。一人だけずるいわ〜!てかい。
 申し訳ない。今日は早く帰らせておくれ。
 だって、今日は次男の誕生日。20歳になった。
 帰ってハニーとお祝いをするのじゃ。本人は不在だけどね。
 

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