カッパの日記

2007年8月

07.8.1 70点

 クーラーなしの蒸し風呂状態にも少しずつ慣れてきた。今日は13時間以上一歩も外に出なかったが、何とか耐えられた。
 新しいクーラー設置は土曜日になるそうだ。1日でも早くと願ったが、ここまで来たらもうどうにでもなれという心境だ。予想外の出費は痛いが、私達の心まで壊れていないのが幸いか。
 今日の自己採点は70点。生徒達にも余裕を持って接することができたと思う。
 ただ、曲線よりも直線が好き。丸いものより尖ったものが、鈍角よりも鋭角が好きなこの性格。何とかならんかな〜?

07.8.2 散髪

 授業の合間を利用して散髪をしてきた。
 いつもは、空いているのを確認してから(私のひいきの散髪屋さんは教室から見える)出かけるのだが、今日はそんなことは言っていられない。週末に東京に出かけるのに、今のぼさぼさ頭ではみっともなさ過ぎる。幸い数分待つだけで順番が回ってきた。

 通い始めてから1年程になる。私にとってとても心地よい空間である。マスターは私より少し年上か、同じくらいの年令。饒舌なタイプではないが、気むずかしさは感じられない。こちらが口を開けば応対してくれるが、もちろん眠りこけている私を揺さぶり起こして話しかけることは絶対にない。
 今日はマスターの中国在留時代のことを伺った。確認したわけではないが、奥様とはおそらくその時に知り合われたのではないかと、勝手に想像している。今日は不覚にも途中で眠ってしまったので、詳しくは聞けなかったが今度尋ねてみようと思う。(性格おばちゃんやな〜)

 少し眠れたので、体調は回復した。驚きとともに嘲笑混じりのどよめきで生徒達には迎えられたが、不本意である。何故素直に「先生、カッコイイね!」って言えないのだろう。
 さあ、これで東京行きの準備は整った。(って、これだけか〜い!)あとは、天候次第だ。

07.8.3 受験体験記

 16期生の受験体験記が今回のHOPES通信掲載で終了した。
 どの作文も秀作だ。文章の上手い子もいれば、上手に気持ちを伝えられない子もいる。その違いはもちろんある。それは仕方がない。しかし私には、一人一人の気持ちがしっかりと届いた。
 「毎年同じことの繰り返しでしょ!」と言う人もいる。
 たしかにそうかも知れない。しかし、毎年主役は変わるのだ。多くのドラマがあり、そしてすべて主人公は違う。
 体験記には、主人公を演じてきた者たちの生の気持ちが綴られている。私は涙なしでは読むことができない。
 ぜひ多くの人に読んでいただきたい。

07.8.4 行ってきま〜酒

 東京まで日帰りの旅に出ま酒。探さないでください。って、思いっきり場所言っているやんてか?
 始発に乗って東京着は8:36。速いね〜。
 帰りは21:00までの新幹線に乗ればOK。便利な世の中になったもんだ。

 さて、無事に帰ってこられることか?
 行ってきま〜酒!

07.8.5 広中先生

 昨日は、とても貴重な時間を過ごしてきた。
 9:00前には算数オリンピック決勝大会の会場に到着。先ずは、局長先生にご挨拶。本日の任務を承る。(といっても大したことはないのだが)
 HOPESより決勝に進出した生徒は2人。中1と6年生だ。
 2人ともに会うことが出来た。6年生と話をしていると、テレビカメラを担いだ人達からインタビューを受けてしまった。あ〜びっくりした。彼も緊張していた。
 私のお仕事は採点。シニアオリンピックを担当した。良くできている答案に出会うたびに、一人で「うお〜、すげ〜すげ〜!」と叫んでいたから、周りの人にはきっと変な奴だと思われたことだろう。
 暑いのは覚悟の上で、スーツを着用して行った。というのも、広中平祐先生とお会いする予定だったからだ。
 紹介していただいたときは、緊張して何を言ったのか覚えていない。
 色々な方が次々と先生にご挨拶に訪れる。本当ならば、私などはさっさと失礼すべきなのであるが、厚かましくも居座り続けた。おかげで先生のお話をたくさん伺うことができた。
 中でも「生徒達に必要なものは直感力。そしてその直感力を伸ばすためにはどうすればよいか」というお話には感動した。早速実践してみたいと思う。
 「数学は楽しいゲーム。しかもいつまでも楽しむことができる」とも。先生ほどの境地に達するのは永遠に不可能であろうが、少しだけ共感を覚え、とても嬉しかった。
 「創造力(クリエイティビティー)を持ち続けることがとても大切」だと教えても下さった。
 先生はいまだに数学の研究中。10年以上挑戦し続けた問題が最近解決したと仰る。曰く、「フィールズ賞を受賞したときの研究より素晴らしい内容だ」そうだ。もちろん私の理解の及ぶところではないが、その前向きな姿勢には頭が下がる。「この年になるとスピードは若い者には叶わないが、その分追い立てられることもないので、楽しみながら挑戦できる」何と奥の深い言葉であろう。
 他にも多くのヒントをいただいた。私の質問にもお答え下り、また、一緒に写真にも写って下さり、大感激。

 その後は、東京にいる教え子の案内で東京酒場巡り。
 彼はどうしても私を「おやじの街=新橋」に連れて行きたかったようだ。私によく似合うからだそうだが、失礼な奴だ。超高層ホテルのバー(54階)に入れなかったのは残念だったが、とても楽しい時間を持てた。危うく乗り過ごして岡山まで行くところであったが、何とか無事に帰ることができた。

07.8.6 姉

 私には姉が一人いる。今日はその姉の誕生日。
 高校時代は口やましい姉に従順になれなかったが、今なら気持ちも解る。
 ありがとう。ねえちゃん。
 年に数回も会わなくなってしまったが、元気でいてね。
 40代最後の年をエンジョイして下さい。

07.8.7 長男帰国

イギリス

 17日間の英国異文化研修を終え、無事に長男が帰ってきた。
 空港まで迎えに行ったが、その間1回も連絡がなかっただけに、彼が笑顔で出てきたのを見て正直ホッとした。
 きっと疲れていただろうに、元気にいろいろ話をしてくれた。何でも、向こうで泳いだときに風邪を引いたらしい。風邪薬は持たしていたが、全部飲んでしまったと言っていた。
 今日は帰国記念で寿司屋へ。美味いわと言いながら美味しそうに食べているのを見て、やっと帰って来たな〜という実感がわいてきた。英国の食事は日本ほど美味しくはなかったそうだ。
 私にはバーバリーのベルトを土産に買ってきてくれた。大層高かったらしい。これを書いている私が服も着ないままそのベルトを締めているのは、言うまでもない。
 明日からは次男が家内の実家に出かける。残念なことに、家族全員がそろう日はこの夏休み中ほとんどない。ま、これも子どもの成長と諦めるしかないか。

07.8.8 次男出発

 似ているようで似ていない兄弟だ。対照的な性格かと思えば、やはりどこか似ている。
 ひたすら眠り続ける長男。半日以上食事も取らずに眠りこけていた。
 次男は朝からクラブ。帰宅後は・・・。やはり眠っていた。荷造りもせずに。

 さて、そろそろ出発だ。夜行バスに乗って一人宇和島へ。乗り物に弱い子だから少し心配。
 まあ、眠っていれば朝には着いているから、きっと大丈夫だろう。
 しばらくは、空気の良い所でのんびりとしてくればよい。
 でも、あまりおじいちゃん、おばあちゃんを困らせるんじゃないぞ。
 元気でね。と、寂しさを懸命にこらえる呑ちゃんであった。(って、実はたったの10日のこと。つくづく大袈裟なバカ親であった)

07.8.9 シャワー

 今日から仕事再開。たった2日の休日は、お迎えとお見送りで終わってしまった。喜びと少しだけの寂しさを感じた複雑な時間であった。相変わらず大袈裟だと自分でも思うが、次男は無事に祖父母宅に到着したらしい。

 今日も暑かった。と切り出せば、標題の「シャワー」の謎に、はは〜んと頷かれた方も多いかも知れない。
 しかし全く違うのだ。確かにシャワーは気持ちがよい。昨日だけでも何回浴びたことか。
 今日私が浴びたのは、ライスシャワー・・・?。いや少し違う。そんな美しいものではない。
 ビールから始まり日本酒に移行するのは私の常。本日は自宅で割と早い時間から呑み始めた。ナイターを観ながらご機嫌である。ところが、試合の決着がつかないまま中継が終わり、他のチャンネルを探しても放送されていない。なんて事だとぼやきながら横になった。もちろん呑みながらである・・・。
 ほんの少しまどろんだであろうか?自分の悲鳴で目が覚めた。
 「冷た〜!」
 持っていたグラスの酒を自ら浴びたのだった。

 日本酒シャワー?!初体験である。おかげで目が醒めたが、何ともったいないことか。
 本物のシャワーを浴び、今この日記を書いている。
 さて、試合の方だが・・・。負けはなくなったようだ。さあ、もう寝ようっと!

07.8.10 どちらが正しい?

 お盆の間も5年生と6年生は授業がある。お盆特訓と銘打って5日間行われる。
 以前は5日間連続のハードスケジュールだったが、昨年からは途中に休みを入れるようにした。
 5年生にそこまでやらなくてもいいのではないかとも思うが、6年生には少しでも教える時間が欲しい。2学期からは時間が足りなくなるのが明らかなので、とすればこのお盆の間を丸々休みにするのはもったいなさすぎる。どうせならば、徹底的にがんばろう。というのが私の考え。保護者の方々も理解して下さっていると思う。今年も全員が参加している。

 一方、低学年の生徒は2週間以上授業がない。せめてこのときばかりはゆっくりと休めるようにと時間割を組んだ。一応、事前に各ご家庭の予定を聞き、できるだけ授業を休まないでもよいようにと考慮するのだが、いくら少人数とはいえ全員の希望に応えることは不可能だ。
 すると、今度は欠席者に対するフォローが必要になってくる。そして私が悩んでいるのは、どこまでカバーすべきかということ。
 学校行事や病欠などのやむをえない場合には、授業をビデオに撮影しDVDに焼いてお渡している。本当は、一部の欠席者のために参加している生徒達へのケアが薄くなるのは堪えられないことなのだが、可能なかぎりはそうしている。ところが個人的な理由で欠席され、当然のように教材解答を要求されたり、補習はないのかと言われたりすると、困ってしまうし、いい加減にしてくれと言いたくなる。
 保護者は自分の子供しか見ていない。我が子可愛いさゆえの発言であるのは、十分理解できる。欠席した授業に対しても授業料は払っているのだからという意見もギリギリ解らなくはない。
 ただ、いくら私達がサービス業とはいえ、そこまでの要求に応えなければならないのであろうか?学校に対してでも、同じ要求をするのだろうか?いや、そんなはずはないだろう。
 私の考えが間違っているのか?もう少し考えてみたいと思う。

07.8.11 波泳会総会

 波泳会というのは、高校時代の水泳部のOB会のこと。今日はその総会が行われる。
 毎年1回、この時期に神戸で開かれる。(東京で行われることもあるらしいが、そちらに出席したことはない)
 以前は学校のプールで、OBチームVS現役チームの競泳大会が行われていたのだが、OBの高年齢化に伴い、自然消滅のようなかたちとなった。宴会だけになって少々寂しい気もするが(実は嬉しい?)、私は可能な限り出席させていただいている。しかし、同年代の参加者は少なく、偉大なる先輩たちに囲まれ、毎年大変緊張しながらお話を伺っている。
 恩師のお元気な姿にお会いできるのが何よりの楽しみ。一時体調を崩されていたので、大変心配している。

 毎年、調子に乗りすぎて飲みすぎて意識不明に近い状態での帰宅になるが、さて、今回は無事に帰ってこられるだろうか。とりあえず、日記は書いておこう。

07.8.12 無事帰宅

 昨夜の総会。会場に到着するやいなや、「お前、司会やれ」と言われた。
 「そんなんやってたら呑まれへんやんか〜」と抵抗したが、結局引き受けることに。
 最初は大先輩の前で大変緊張した。舌が回らない。それでも、何とか無事に勤め上げることができたように思う。(やや、結婚式の司会調になってしまったが)
 すきを見て、しっかり呑むこともできた。ワインを10杯程度かな?
 恩師は今年82才。昨年よりもお元気そうで、安心した。写真にも一緒に写っていただいた。恩師とのツーショットは初めて。大切にしようと思う。
 やはり、同年代の出席者は少なかったが、久しぶりにお会いする先輩もいらして、とてもとても楽しい時間が過ごせた。
 帰りは若手?組で再度呑み直し。昨年の失敗(新大阪の駅の階段で頭からすべり落ちる)を繰り返すまいと、少し早めに私だけ失礼した。途中、尼崎駅で謎の休憩をしていたが、何とか終電で帰ることができた。うん。偉いぞ!呑ちゃん。

 さて、今日は同窓会。非常に楽しみだ。昨夜の酒はもう抜けた。気分一新。さあ、呑むぞ〜!

07.8.13 同窓会

 今日はお休み。のんびりしようなんて企んでいたが、なかなか予想通りに事は運ばない。
 午前中は、写真(波泳会と同窓会)をUPするための無料のストレージサービス探し。実にたくさんあった。第一条件は容量が大きいこと。5ギガのものがあったので、こりゃいいわいと早速登録した。しかし、公開する段階でとても不便なことに気がついた。一人一人に招待状を送らないといけないのだ。う〜ん。全員のアドレスを書き込むのは大変だし、それ以前にアドレスを知らない人も多い。理想は「この前の写真はここにありますから見に来てね〜」と知らせるだけで済むような代物。結局、容量に不満が残ったが、ヤフーのストレージサービスにした。波泳会の方はそれでOK。
 問題は同窓会の写真をどうするかだ。全員のメールアドレスを聞いておけば良かった。折角のチャンスだったのに・・・。メーリングリストを作ろうと思いつつ、はや何年経つだろうか?次回の同窓会までには構築したい。

 昨日の同窓会は大変盛り上がった。実に楽しかった。
 参加者は中高の部で30名。大人の部は40人程だった。はるばる仙台からこのために駆けつけてくれた高2のK君。大人の部では東京からお越し下さったK君の母。HOPESも大分と全国的になってきたものだ。
 まず驚いたのは、生徒達がみな大きくなっていたこと。私より大きい者の方が多かったのではないだろうか。中学生にはまだ幼さが残るが、高校生になるともうおっさんですね。いや、昨日のメンバーはまだ可愛かったかな。
 昼間から呑み続け、大人の部が始まる頃には既に出来上がっていた私。少しでも正気に戻ろうと、店の前に立ち全員のお出迎えさせていただいた。少しは回復したが、またすぐに飲み出したので、結局あまり効果がなかったかな。全員と話そうと各テーブルを回ったが、残念ながら数名とは話せず終いだった。10数年ぶりに会った子もいたのに・・・。O君ゴメンね。
 社会人になっている者も多い。でも、どうして名刺をくれないのだろう?それほど私が怪しかったのだろうか?結局1枚もらっただけで、これまた残念。
 そうそう、メーリングリストは叶わなかったが、mixiでHOPESのコミュニティーを作ってもらった。多くの卒業生が参加してくれると嬉しいな。
 次回みんなが集うのは2年後になる。みんながんばれよ〜!私もがんばるからな〜!
 また会いましょう。あじゅ〜!

07.8.14 社会復帰

 今日から授業再開。呑み続けの3日間だった。無事に社会復帰できるだろうか。
 先ほど、久しぶりにネクタイを締めた。気持ちが引き締まった。
 まあ、今日の授業は5時間だけなので大丈夫だろう。
 問題は明日からだ。ハニーがとうとう私に愛想を尽かして、今日から実家に帰ってしまう。しばらくは長男との2人暮らし。不自由だろうな〜。
 ハニー!カムバック!!

07.8.15 不自由初日

 ハニーは無事に実家に到着したようだ。昨晩、夜行バスでの旅立ちを見送ったが、イヤ〜暑かったのなんのって。待合室(冷房はもちろん入っている)の湿度計は78%を示していた。
 別れ際に「あまり呑みすぎないようにね」と言われたが、あの暑さで呑むなと言う方がおかしい。(とりあえず暑さのせいにしておこう)
 帰宅後、長男と2人の食事のはずだった。ところが待てど暮らせど部屋から出てこない。そうなのだ。長男は私に負けず劣らぬマイペース人間。早い話がわがまま男2人なのだ。結局別々の食事になってしまった。
 実は、我が家にはもう一人わがまま男がいる。大きな赤ちゃん3人を相手にしているマイハニーの偉大さに乾杯!今日も暑い。(だから、何・・・?!)
 そういえば、家族が実家に帰っていて母親がいないという生徒(6年生)がいる。彼に大変だろうと尋ねると「僕は朝食くらい自分で作れますから」ときっぱり言われてしまった。
 朝起きることはできたが、いきなり定期を忘れてしまった呑ちゃん。これまた乾杯!いや、完敗!

07.8.16 2人きり

 昨日から息子と2人きりの生活。幸い今日は仕事がないのでべったりできると思っていたが、時間的にはすれ違いばかりだった。
 昨夜、寝苦しくて明け方まで寝付けなかった私。ようやく微睡みかけたら、息子が起きた。そして私が起きた頃には、息子は寝ていた。朝食(息子にとっては兼昼食)も昼食(私にとっては兼朝食)もばらばら。夕食だけは一緒にと、出かけることにした。
 長男は焼き鳥大好き。ただ、地元に美味い店はない。かと言って、いつもの店に電車に乗ってまで行く気もしない。まあいいかと初めて入った店が、意外や意外大当たりだった。
 美味しい料理のおかげで、いろいろと楽しく話すことができた。店主からは仲の良い親子ですねと言われた。今どき珍しいらしい。そりゃそうだ。世界一の親ばかを自認していた私。そしてこれまたおそらく世界一私のことが好きだったはずの息子。二人に敵うコンビはいるまい。
 明日も24時間一緒に過ごせる。とは言え、きっとわずかな時間だろうが、楽しい思い出になればと思う。

07.8.17 充電完了

 2日間の息子との蜜月?は無事終了。昨日はいっしょに洗濯までした。(エー?なんて言わないの!)
 この2日間はほとんど動かなかった。昼間はじっとして(だってこの酷暑!異常で酒よ)、夕方からもぞもぞと動き出す。まるで学生時代に戻ったようだ。全く剃らなかったヒゲは結構伸びて非常にむさ苦しい。折角68kgまで戻った体重も、座り続け&呑みすぎの為またもや70kg台になってしまった。
 この間に感じたこと。やるべき事がないというのは、非常につまらない。別にワーカーホリックだと言いたいわけではないが、つくづく時間の使い方の下手な自分に改めて嫌気がさした。
 少し寝ては起き、ちょこっと用事を済ますとすぐに呑む。それからはだらだらと・・・。見たくもないTVを眺めたり、インターネットを覗いてみたり。そんなことを繰り返した。
 それにしても時間が非常に長い。忙しいときにはこのような生活を望んだこともあったが、もう結構。目的のない時間は苦痛だ、とまで思えてきた。
 本来ならば、これから忙しくなるのは分かっているので、少しでも仕事をすれば良かったのだ。やるべき事がなかったわけではない。しかし、敢えてこのような時間を選んだ。

 全てはこれからをパワフルに乗り切るため。
 明日からは授業再開だ。充電は完了した。あとは、今の気持ちを上手く生徒達に伝えるだけだ。

07.8.18 ラスト2週間

 心地よいスタートが切れた。今日の自分には90点をあげたい。
 さあ、あと2週間。がんばるべ!

07.8.19 晩餐会

 実は先ほど終電で帰宅した。今日はお世話になっている先生との会食の予定。ところが、そこには何故か息子が同席していた。
 クラブに早朝から出かけた彼であったが、鍵を忘れて家に入れないとのこと。ならば取りに来いということになった。しばらく先生方と話をしていたが、彼なりに家で一人寂しくレトルトを食するよりも親父の豪華?な晩餐に付き合う方が上だと判断したのであろうか。私の授業が一つ終わってもまだ事務所にいた。しかし、今日は私は超ハードな日。結局5,6時間も待たした上、晩餐にはほど遠い、なじみの居酒屋に連れて行くだけの食事となった。
 それにしても喰うわ喰うわ!感心してしまった。そりゃそうだよね。暑い中身体動かしたんだもの、お腹減るよね。そう言えば、今日は暑さでめまいがしてやばかったとも言っていた。おいおい大丈夫か?
 その店では「可愛〜い」と言われていたが、その後に「奥さん似ですか?」はないじゃろ!生徒達も「先生とは似ても似つかぬ・・・」と言っていた。まんざら悪い気もしないが、とことん見る目のない奴らじゃ。

 さて、今日はハニーと次男が帰ってくる。お迎えは午前6時。そろそろ寝ようかな?

07.8.20 あいさつ

 日常会話において、挨拶のできない人が増えているように思う。大人にも、子どもにも。
 私の教室では、無言で入室すると、即退室。入口から入り直しをさせる。徹底した甲斐あってか、挨拶なしで入室してくる子はいなくなった。
 しかし、まだ全然足りない。
 たとえば、弁当を持参できなかった生徒はスタッフに食事の買い出しをお願いする。もちろんデラックスな食事の注文は受け付けない。近所のファストフードが中心となるが、それでも買いに行く方はけっこう大変なのである。なのに、生徒達は食事を受けとっても「ありがとう」の一言すらない。当然のような顔をしている。中には、早くおつりを渡せと請求する輩までいる。間違っていないだろうか。家庭では、何をしてもらっても当たり前のように考えられている節があり(本当はそれもおかしいのであるが)、ある程度は仕方ないかもしれない。しかし、たとえ子どもでも一歩外に出れば一人の人間。ありがとうが言えないようでは情けない。見かねて注意をすることもある。しかし、大抵意外な顔をされる。なぜそんなことを言われるのかと。はなから感謝の気持ちなど持ち合わせていないのであろう。嘆かわしいことだ。
 言い出せばきりがないが、どうしてこうなってしまったのか。その一因は確実に大人の側にあると思う。
 子どもが幼い頃、親は我が子可愛さから全てのことをしてあげようとする。次第に子どもはどんなことでもしてもらえて当たり前だと思うようになってくる。そして子どもが大きくなると、今度は親は注意すると嫌われるからと汚れ役を買って出ようとしない。そもそも、親自身が挨拶のできないことも多い。私の周りにも非常識な人間は多いし、私自身注意しなければならないと思うが、子どもはそんな大人を冷静に見ている。
 こんなことまで言わなければならないのかと嘆くより、(相手が子どもの場合に限るが)根気よく範を示していこうと思う。

07.8.21 ペナントレース

 いまプロ野球がおもしろい。こんなことを言っていられるのも今だけかもしれないが、特にセ・リーグは上位球団が大混戦。しばらくは楽しめそうだ。
 さあ、最後に笑うチームはどこだろうか?
 それにしてもナイター中継は減った。BS以外ではほとんど観られないのではないだろうか?
 なんとことを書いている内に、あっさりと負けたようだ。あ〜あ。でも、高校野球とちがって、明日があるから(その根性がいかんのじゃ!とも思う)まあいいか?

 さ〜て、教え子と呑みに行こうか。

07.8.22 天使の歌声

 今日はオフ。なんとハニーとクラシックコンサート?に出かけた。
 クラシックには全くの無縁の2人。なのに何でと思われる方もいらっしゃるだろうが、生徒が出演するのだ。所属している合唱団がオーケストラをバックに歌うらしい。会場はいずみホール。初めて行ったが、素晴らしいホールだった。シャンデリアが素敵で「これ欲しいな〜」と言ったら、「地震の時に困るからダメ」とあっさり却下された。
 さて、肝心のコンサートの方であるが、素晴らしいというのは何となく分かるが今ひとつ実感できなかった。指揮者の後ろ姿が痙攣を起こしたゴキブリのように見え始めてからは、もうダメだった。(ごめんなさい)
 それでも生徒の勇姿は、ばっちり双眼鏡で確認することができた。あまり口を大きく開けていなかったのが少し気になったが、彼の素晴らしい歌声は先日の同窓会でも実証済み。肉声が届かなかった(そりゃ無理やろ)のが残念である。
 それにしても一生懸命歌っている(歌に限らず全てのことに対して打ちこんでいる)姿は美しい。その純粋さには胸を打たれた。おかげで貴重な時間を過ごすことができた。

 その後は、昔よく行った居酒屋に。私達の披露宴2次会を行った場所でもある。相変わらず、姐ちゃんは元気いっぱいだった。この店のことは、またいずれ。

07.8.23 雷

 今朝は雷鳴で目が覚めた。稲光も凄まじかった。
 昨晩も激しかったが、どうせ朝までには治まるだろうと思っていた。
 甘かった。気象情報を見ると、奈良には大雨と雷の警報が出ていた。
 さて、これからが問題。授業を行うか取りやめるか?
 教室近辺はそれ程激しい雨は降っていないとの報告を受け、決行することにした。
 ところが、雷で電車が止まっていたらしい。結構大変だったようだ。
 生徒達に聞いたら、「目の前のマンションに雷が落ちた」とか「木が燃えていた」など、恐ろしいことを言っていた。
 幸い、雨は午前中に上がり事なきを得たが、自然を甘く見るととんでもないことになる。
 くわばら・くわばら

07.8.24 夏の思い出

 生徒達に毎週送るショート通信。今回は私の担当だった。
 「夏休みもあと1週間。素敵な思い出がいっぱいできましたか?」と、メールに書いて愕然とした。
 今年の夏の思い出No.1は何だろう?
 楽しいことはいろいろあった。
 魔女との集い・東京・OB会・同窓会・教え子との邂逅・家族との時間・・・。どれもこれも素晴らしい時間だった。
 しかし、記憶が鮮明ではないのだ。というのも、最後は必ず呑んでいた。中には記憶を失っていたものもある。
 いかん。これじゃいかん。まるでアルコール依存症だ。

 今日は卒業生と昼食を一緒にとった。彼らの夏の思い出は鮮明だった。いろいろなことを楽しそうに話してくれた。きっと心が純粋なのであろう。

 反省の意味も込めて、とりあえず今日はノンアルコールデイ。

07.8.25 問題集

 今年の2月に編集した問題集
 「算数入試総合演習問題集」とたいそうな名前をつけた。
 2005年と2006年の入試問題を中心に選択し、詳しい解説も書いた(つもりであった)。
 現在、6年生には毎週1回のペースで演習させており、その質問解説も行っている。ところが授業をしていると、アレレと言う間違いが結構たくさん見つかる。そのほとんどが計算間違い。情けないと言うよりお粗末すぎる。
 自分の出した答えを過信していた結果だ。慢心以外の何ものでもない。いつも生徒には偉そうに言っている私が、何たる態だろう。
 正誤表は作ったが、もしかしたらまだミスが見つかるかも知れぬ。全ての訂正が済んだら購入してくださった方々にお知らせしたいと思う。
 あ〜ほんまに情けない。
 現在、図形編も編集中である(これは完璧?)が、これに懲りた方々はきっと買っては下さらないだろう。恥の生きさらしそのものだ。

07.8.26 不調

 少し身体がだるい。冷房の当たりすぎかも知れぬ。しかし、晩は虫の声が聞こえるようになったとはいえ、日中はまだまだ暑い。
 気分もすぐれない。心が弾まないというのだろうか。人と話をするのも億劫だ。
 こんな日は早めに休むに限る。お休みなさい。
 明日、元気にな〜れ♪

07.8.27 看板

 天王寺教室にはその所在を示すものや、教室まで誘導する地図の類は一切ない。ビルの入り口の小さな案内板にHOPESと書いてあるだけだ。
 他人からはよく「わざと隠されているのですか?」と尋ねられる。
 「何かポリシーがおありなのでしょう」と言われたこともある。
 とんでもない。私はそんなに複雑な人間ではない。
 理由は至って単純。面倒くさいからだけである。
 広告屋さんには勧められたこともあるが、看板作成の費用や維持費を考えたら、まあ、なくてもいいかなと思ってしまう。
 しかし実際、初めて訪れる方の半数近くは迷われる。一度お見えになっているはずなに迷われた方もいた。ビルの近くまで来ていても入口がわからないと仰る人も少なくはない。その都度お迎えにあがるのだが、確かに目印になるものがあったら、ご迷惑をおかけすることもなかったはずだ。
 そろそろ必要かとも思いつつ、15年近くそのままにしていた。

 ところがこの度、ビルのオーナーさんのご厚意で看板を作っていただけることになった。(何といっても、ご厚意というのが嬉しいではないか)
 ただ、私にはデザインのセンスは全くない。素敵なものを期待されても困るが、近いうちに夜目にも鮮やかな看板がお目見えするはずだ。断っておくが、電飾のネオンではないぞ!

07.8.28 入塾希望

 この時期になって、入塾を希望または検討してくださる方が(低学年で)増えてきた。もちろん全員が即入塾とはならないが、ありがたいことだ。
 HOPESのような小さな塾では、先ず私達のことを知ってもらうことが一番。体験授業を受けていただき、授業のレベルを知ってもらう。その上で本人が教室の雰囲気に馴染めそうならば、入塾テストだ。(一度授業をすればその子の力はほぼつかめるから)学力的にはOKの生徒がほとんど。大抵は合格する。めでたしめでたし??
 いや、実際はそれ程単純ではない。むしろ、手放しで喜んではいられないケースの方が多い。
 というのも、この時期の入塾となると、塾が初めて子たちばかりではない。いわゆる転塾組が多い。けれど中には、前の塾で問題を解決できないまま、環境さえ変えればそれで全てが上手くいくと思っている方がおられる。問題が生じた原因がどこにあるのかをよく考えなければならないのだが・・・。単に以前の塾のシステムに合わなかっただけならば、環境を変えるのもよいだろう。ところが、問題が本人にある場合はそんなに簡単ではない。その原因は、学習意欲であったり、生活習慣であったりと様々だ。行き詰まった原因を把握しておかなければ、結局は同じことのくり返しになる。
 また、転塾の場合注意しなければならないのは、学習進度の差だ。既に習っていることばかりならばよいのだが、前の塾では習っていない単元がこちらでは終わっていることもある。自分が知らないことを積極的にアピールできる子は少ない。大抵はわかったふりをする。理解しているかいないかは一目瞭然でも、その理由まではすぐには分からない。習っていないからなのか、学習が足りないからなのか。そして、ほとんどの場合は算数が問題になる。
 もちろん、そこを何とかするのが私の役目なのであるが、いつも感じることがある。
 どうして、最初に私どもを選択してもらえなかったのか。時期が遅くなればなるほど、苦しい思いをするのは本人なのだ。まあ、(低学年で)手遅れというケースは少ないのだが・・・。

07.8.29 集中力

 できる子とそうではない子の決定的な違いは集中力。ふだんは賢いか賢くないかをの差を感じることは少ないが、いったん一つのことに取り組むとその違いは歴然だ。
 例えば、「さあ、次の問題を考えてみよう」と例題を解説した後に全員にうながしたとしよう。(学年はこの際関係ない。それぞれの学年に適切なレベルの問題と考えていただきたい)優秀な子はすぐに取りかかる。当然ながら、普通の子でもとりあえずは解こうとする。時間にすればその差はわずかなのだろうが、私にはとてつもなく大きく思える。優秀な子はさっき聞いた解説をすぐに取り入れてみようとする。まるで新しいおもちゃを与えて貰った幼子のように。しかし、ただ眺めているだけの子もいる。自発性が欠けているのが最大の原因であるが、それ以前に彼らは先ほどの話がほとんど理解できていない。ただ何となく聞き頷いているだけで(そう、テレビを眺めているような状態とお考え下さればよいだろう。スポーツ番組を見ているだけでは上達しないのと同じように)、眺めているだけでは絶対に出来るようにはならない。さらには、問題を読んでさえいない子もいる。(もうここまで来れば論外なのだが)その子達の目は大抵泳いでいる。視点が定まっていないのだ。信じられないと思われるかも知れないが、紛れもない事実である。
 注意を受けながらも、とりあえずはその問題に全員が取り組んだとしよう。決定的な違いはこの後である。正解に辿り着かないまでも真剣に考え続ける子と、すぐに諦めてしまう子。取り組んでいる姿勢から違う。解説を聞くときに集中力の差はさらに明らかになる。
 個人的な意見だが、学力の差は能力の差ではない。一を聞いて十を知る子(確かにそんな子もいたが)を望んでいるのではない。一を聞いて一を理解してくれれば十分である。
 家庭学習においても、その差はますます大きくなる。時間的にも効果の面においても。結局、集中力が全てを決定していると言ってもよいのではないだろうか。
 集中力を妨げる要素は日常にあふれかえっている。子どもたちにとってゲームは言うまでもなく、テレビが害になっているケースも多い。さらには、PC・インターネット・携帯・音楽など。

 かくいう私。最近集中力が極端に低下してしまった。情けないかぎりであるが、根気もなくなった。当然、頭も悪くなった。
 早く復活せねば!と思う。でも、一度崩れたものを元に戻すにはものすごいエネルギーが必要なのだ。今こそ強い意志が求められる。がんばるべ!

07.8.30 久しぶりだな〜

 仕事のことにはあまり触れるまいと思っていたのだが、連続して書いてしまった。
 まあ、書いてしまったものは仕方ない。夏休みの間はほとんど1日中事務所にいるわけだから、どうしても仕事の方に生活のウエイトがかかってしまう。と、あたかも仕事一筋に生きているかのように装ってみたが、とんでもない。結構息抜きはしている。単に日記のネタがなかっただけだ。

 今日も今からある人と会う。とても久しぶりなので、ワクワクしている。ネットで知り合った方で、あちこち一緒に旅行もしたほどの仲なのだが、しばらく疎遠になっていた。2年ぐらいはメールのやりとりもなかった。不思議なものだ。
 さあ、意識が続くかぎり語り合おうと思う。

07.8.31 しんちゃん

 今日もオフの私。久しぶりに「クレヨンしんちゃん」をTVで観た。
 長男が生まれる年に始まったこの漫画。教育上良くないなどといろいろな意見もあるようだが、私は大好きだ。放映が始まった頃は全てビデオに撮っていたほど。映画にもよく行った。息子が大きくなるにつれ次第に遠のいたが、実は今でも「しんちゃん」が載っている月刊誌は購読している。
 さて本日放送されたものは、カッパとしんちゃんの心の交流を描いたお話。読んだ記憶がなかったので、おそらく特別書き下ろしバージョンなのであろう。カッパの家族を自認する私。見逃すわけにはいかない。たくさん笑わせてもらった。そして少ししんみりもした。「いい話やな〜」と涙ぐみながら息子達に語りかけると、少なからずひかれてしまった。

 ところで息子達よ。今もテレビを観ながらお気楽に笑っているが、いいのか?夏休みの宿題はまだまだ残っているのだろう?!
 達成率を聞いたら、イチローの打率よりは上だが楽天の勝率よりは低いそうだ。私は知らないぞ!
 まあ、叱られたらよいのだ。でも、何度も同じことを経験しているはずなのに、全く懲りていないのが恐ろしい。

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