- 10.5.1 楽しみ
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新緑の眩しい季節になった。気が付けばもう5月だ。
特に今日は初夏のような陽気で、戸外で過ごした人は暑かったのではなかろうか。
連休のさなか。やはり欠席者が多かった。
どうせなら授業を休みにしてしまえばいいじゃないかという意見も確かにある。しかし、6年生にのんびりしている時間はない。兄弟で通われている方も多いので、低学年だけを休みにしても余り意味がない。だから、毎年曜日通りに授業を行っている。
遊びに行けなくて可哀想だとは私は思わない。遊ぶことばかりが幸せではないはず。しっかり勉強して賢くなることに喜びを感じる人がいたっておかしくないと思う。 価値観の相違だろう。
さて、今年の5月。私も楽しみにしていることがたくさんある。
何かって?きっとバレバレだろうが、とりあえずはヒ・ミ・ツじゃ。 - 10.5.2 今月の目標
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生徒達には、毎月「今月の目標」なるものを決めさせている。
生活面と学習面を1つずつ挙げてもらい、決意表明?として提出させている。
中には面白い目標を掲げる子もいる。
学習面に「お母さんのいうことをきく」(これはどちらかといえば生活面じゃないか?)
生活面では「靴下をはく」(目標にするほどその子にとっては永遠のテーマだったのね)
まあ、保護者には口出ししないようにとお願いしているから、きっと彼らの本心なのだろう。
最近、ややマンネリ化しているのが気に入らないが、真剣に考えている者もけっこう多い。
口ばっかりじゃ意味がないので、その目標が実行できたかを毎日チェックさせている。
はたして、自発的行動の促進にどの程度役立っているのだろうか。
さて、私も目標を立ててみようかな?
年頭に立てた目標は「『激』から『穏』へ」だったが、う〜ん。微妙だ。実行3割程度か?
まあ、継続課題ということにしておこう。
よし!5月の目標は「時間の無駄を減らす」だ。
うん。素晴らしい。ついでに、無駄な出費も減らすようにしよう。 - 10.5.3 おかえり〜!
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長男が帰ってきた。彼にとっては1月ぶりの我が家だ。
私も仕事を大急ぎで片付け、彼の帰りに間に合うように電車に飛び乗ったが、目標の時間に着く電車には間に合わなかった。それでも、駅から走れば途中で追いつくかも知れないと、息を切らして坂を登りきった。
まるで、恋人に会う気分だ。
「おかえり〜!」とドアを開ける。
けれど、迎えてくれたのは腹を減らしたハニー。(いえ、けっして不満ではないので酒が・・・)
「あれ?まだ?」
「そうなのよ。寝過ごしたのかしら?」
携帯に電話するが、繋がらない。
しばらくして彼から電話。
「後輩にプレゼント買ってたから」とのことだった。
鼻声だったのが気になる。
それからの10数分が長かった。
やっと、会えた。
3週間ぶり。たったそれだけなのに、涙が出そうになった。
元気そうではあったが、しっかり風邪を引いていた。
今日は一日彼と一緒にいられると思っていたのに、
「え?父さんも文化祭に来るん?」と言われ、約束したはずなのにと拗ねてしまった。
とりあえず、行きの同伴だけは確約できた。
たった2日間の滞在だが、積もる話をゆっくり出来ればと願う。 - 10.5.4 文化祭
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息子とお出かけ!ランララン。睡眠不足もなんのその、9:00前には最寄り駅に到着。
後輩達への差し入れを買っていざ母校へ。
先ずは校長先生にご挨拶。息子はさほどでもなかったが、私はガチガチ。いくつになっても、先生の前では緊張する。けれど、校長先生はフランクに話して下さった。
次は職員室へ。いや正確には先生方のたまり場へ。
クマ先生は相変わらずお元気だった。
息子の前だというのに、ここまで言っても良いの?という話題が続いた。笑いすぎて腹が痛くなった。
先生方は入れかわり立ち替わり来られたが、席を立つタイミングを逃し、すっかり長居をしてしまった。
その後は校内をぶらぶらと。息子は息子で行動し、私も適当に遊ばせてもらった。
マジカル同好会の見事なマジックには毎年感嘆させられる。今年は空のコーラが復活。思わず「もう一回やって!」と叫んだら、とても困っていた。
同級生と偶然の再会。3年ぶりか?彼は全く変わっていなかったが、息子さんたちは大きくなっていた。(当たり前?)
もう6年生だという。受験は大変だとため息混じりに言われたが、私には何も出来ない。静岡がもっと近けりゃ良いのだが。
息子は友達や後輩との再会を喜んでいた。私も疎外感を味わうことなく時間が過ごせた。
とても充実した、大変幸せな一日だった。
- 10.5.5 はんにゃライス
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長男が東京へ行ってしまった。先ほど、無事に寮に着いたと連絡があった。
こっちに帰ってきている間中、ずっと咳をしていた彼。
初めての一人暮らしで、規則正しい生活をしているとは思えない。
二言目には「体に気をつけろ」と言い続けてきたが、返事は決まって「大丈夫やで」。
無視しているわけではない。本人も分かっているのだ。少しくらいの変調なら平気や、これくらい大丈夫やと何の根拠もなく信じこみたいのだろう。自分の昔を振り返れば簡単に分かる。
しかし、親にしてみりゃ大袈裟でも何でもない。軽く考えずに、早めに病院に行って欲しい。まあ、大学の保健室?を利用するとは言っていたが。
ろくなものを食べていないようだ。
寮のキッチンはIHで一口コンロ。火力が弱くて上手く料理が出来ないらしい。
「ご飯は炊いているから、自炊やな」と笑っていたが、栄養が足りているとは思えない。
炊いたご飯をタッパーに入れて持っていき、塩をかけて食べていると言う。
その弁当?は、友達から『はんにゃライス』と呼ばれているそうだ。
本来なら、笑うところだろうが、正直泣きそうになった。
東京での生活は楽しいという。そりゃそうだろう。自由だし、刺激もいっぱいあるし。けど、無理だけはしないで欲しい。
さだまさしの「案山子」が涙なしでは聴けなくなってしまった、寂しがりやの呑であった。
「・・・今度、いつ帰る?・・・」 - 10.5.6 健忘症
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「連休明けは、連休ボケの状態の生徒が増えるから気を引き締めるように促していこう」と言った私。
昨日はコンタクトを着け忘れ、今日は教材を作り忘れていた。
危ない、危ない。全く、人を注意する資格などありゃしない。
はい、以後気をつけま酒!
- 10.5.7 染み
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「また、やっちまった」
行くんじゃなかった、ラーメン屋なんて。大して空腹でもなかったのに、少し時間があったからと、意地汚く何か食べておこうなんて思った罰が当たったのか?
教室のある街は、実はラーメン屋さんのメッカ。わずかの間にこれでもかとラーメン屋が建ち並ぶ。
私の好みは和風麺。しかし、今日はあいにく準備中の掛札。
仕方ない。2軒となりの背脂ぎっとりの濃いお味の店に入った。その店は、最近TVの取材が入ったらしく、ちょっとした人気スポット。行列ができていることもある。
確かに美味しいとは思うが、一杯700円ほどもするので安いとは言えない。
運良く(悪く)、1日限定30食の特製ラーメンは売り切れていなかった。
その特製ラーメンは出汁に特徴があり、スープはやや和風で麺を食べ終わるまで熱いままだ。背脂には保温効果があるのかも知れない。
ところで、私は上品な食べ方出来る人ではない。わが家の食卓も私の前が一番汚い。
カレーうどんならば流石にもう少し気をつけただろうが、今日は無防備だった。
スープのハネがネクタイにかかった。
すぐに拭いたが、あいにく相手は背脂ギトギトのスープ。しっかりとシミになってしまった。
格好悪いったらありゃしない。
さらには、ズボンにもシミ発見。あ〜情けない。
ラーメンが悪いのではないが、やたらと高く付いてしまった。
- 10.5.8 風邪?
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爽やかな季節となった。風薫る候とはまさに今日のような日の事を言うのであろう。
ところが、私は冴えない。(え?いつものことだって?!コリャまた失礼)
どうやら風邪を引いたようだ。まだ初期の症状だが、声がとってもハスキー、早い話がガラガラだ。
まあ、周りの者があれだけ風邪を引いていては、染るなというのが無理かも知れないが、不注意だったことも確か。無防備の状態で人ごみの中をうろついたり、外食の際にうがいを忘れたり。
思えば、昨年のインフルエンザ騒動以来、ずっとマスクを着用していた。電車の中でも、授業中はもちろん、事務所で一人仕事をしているときですらマスクを着けていた。つまり、家にいるとき以外はいつも着用していたことになる。最初の頃は猛烈な違和感があったが、いつの間にかすっかり馴染んでいた。
漢方薬も毎日服用し、「絶対に罹らないぞ!」と、予防には万全の注意と対策を講じていた。生徒達にも協力してもらったし。
ところが、次第に「もうそろそろいいか?」と考えるようになってきた。「きりがないし」と思ったのも事実。
春休みに入り、生徒達のマスク着用を個人の判断に任し、私も教室内ではつけなくなった。(一応常時携帯し、電車内では場合によってはつけていたが)
仕方ないとも思うが、正直、口惜しい気もする。
まあ、早く治すことと、生徒達に染さないように心がけたい。 - 10.5.9 できた!
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〆切直前。ギリギリ間に合ったか?
依頼されていた算数オリンピックの問題。どうにか作成することができた。
依頼を受けたのは4月1日。え?まさかエイプリルフールではないだろう。
元来のぼんくら頭にさらにボケが加わり、最近はなかなか閃かない呑ちゃん。これじゃ、まさに鈍ちゃんだ。
それでも何とかなるだろうと高をくくっていたが、流石に連休あたりからは焦り始めた。
一応2問考えてみた。
1つは2日間考えた。昨日は夢の中でも考えていた。
けど、もう1問は・・・。申し訳ない。電車の中の10分でちょちょちょいと。
さて、もう一度チャックしたら完成だ。今度の休日には送信しよう。もう一問作れたらとも思うが、いや無理はよそう。
でも、きっと選ばれないんだろうな〜。それもまたよし。ドンマイドンマイ
- 10.5.10 声
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昨日は母の日。私は母に電話しただけだった。
しかし、このガラガラ声。かえって心配させてしまったようだ。お馬鹿で酒ね〜!
でも、午前中はまだ声が出ていた方。午後の授業は全くダメだった。
囁くような声しか出ない。それに合わせて生徒達も囁き声で答えるからおかしくって。
別に怒ってはいないのに、声のせいで恐ろしく聞こえるのだろうか。生徒達は妙に大人しかった。
いや、気遣ってくれたのだろう。うん、良い子達(一部の5年生は除く)だ。
今日病院に行った。診察してもらうのは久しぶり。
私のカルテがPCに表示されていた。それによると、3年前の夏に同じ症状になっていたことが判明した。
薬をもらったので、直に良くなるだろう。
さて、今日は”(若い)魔女の集い”
元祖魔女は16期生の保護者だが、今日は17期生の保護者。
このメンバーとは初めてなので、少し緊張している。体調が今一つなので酔いつぶれないようにしなければ・・・。
とんでもない酒豪ぞろいだし。
写真は、長男がハニーに贈ってくれたカーネーション。 - 10.5.11 19歳
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昨夜は盛り上がった。みんな、お酒強い強い。
日本酒の美味しいお店に連れて行ったもらった。いい感じのお店だった。
最初は、店員さんにお酒の説明を聞きながら、じゃあこっちとかいやこちらと相談して決めていたが、ある線を越えると、説明なんかもういいやって感じになり、名前だけで「あやかがいいやら、れいこがどうのこーの」(もうかなり出来上がっていたのでしょう)とにかく、次から次へとガンガン呑む呑む。
2軒目に行っても、ペースは落ちない。むしろヒートアップ?もう訳分かんない。気がついたらハニーはダウンしていた。
さて、今日は長男の19回目の誕生日。
「プレゼントは何が良い」と尋ねたら、
「教科書代がいい」との返事。う〜ん。苦学生っぽくなってきたな〜。
離れて暮らすのは淋しいが、いつまでも一緒にいたいと願うのは親のエゴ。
彼の成長を期待して、次に会う日を楽しみにしよう。
そうそう、来月会うんだった。えへへ、今回は飛行機に乗って行くぞ〜! - 10.5.12 掃除の日
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声は少し出るようになった。それでも、生徒達は不気味がっていたが、心配そうにしている者は少なく、みなどちらかと言えば喜んでいた。
「そんな声じゃ、由紀恵様にふられるで〜!」と嬉しそうに言う生徒達。
いや、ふられるより前に、まだ出会っていませんから。
さて、毎週水曜日は「掃除の日」。
大部屋に掃除機をかけるだけのことなのに、大袈裟だと言われても仕方ない。
机を全て移動し、掃除機をかけたあと、もう一度並べ直す。たったそれだけのことだが、これでも結構重労働なのだ。
たった一週間で、よくもまあこんなにゴミを出すもんだと、半ば呆れながら掃除している。
大きなゴミはいくらなんでも残っていないが、消しゴムのカス、紙きれ、土や砂。「ねじりっこ」は最近見かけなくなったが・・・。
まあ、一人でやるのはとんでもないが、みんなでやればそれ程時間もかからない。
ちなみに月曜日は「小部屋の日」なのじゃ。
今日は念入りにきれいにした。いや、磨き上げたと言っても良いだろう。
何のためにかって?もちろん、今度の講演会に備えてだ。
楽な作業ではないが、みんなでワイワイやるのは嫌いじゃない。
何となく、高校時代の文化祭や体育祭の準備を思い出してしまうのだ。
「青春だな〜」
おっと、いけない。のんびり日記なんて書いていたら、帰れなくなる。
危ない危ない。急がなくっちゃ!では、また。ごきげんよう。 - 10.5.13 プラシーボ効果
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昨夜は何とか終電に間に合った。ところが、問題発生。
咳が止まらなくなったのだ。幸い車内はさほど混んでいなかったし、マスクを着けていたので、白い目で見られることはなかったが、結構苦しかった。
夜も自分の咳で目が覚める。気のせいか、胸まで痛くなってきた。(最近、登場人物が肺ガンで亡くなる小説を読んだからか。感情移入しすぎで酒)
薬は服用しているが、何かあまり効いていないような気がするのだ。
と言うのも、この頃は病院で薬がもらえないケースがあり、処方箋を近くの薬局に持っていかねばならない。(不便になったもんだ。料金もかさむし)
薬局でジェネリック医薬品なるものをを勧められた。
「安いなら、そっちにしま〜す」と気楽な私。
帰宅後、ハニーに「120円も得してんで〜」と自慢すると、ハニーは顔をくもらせ、知り合いの薬剤師から聞いた話をしてくれた。
何でも、ジェネリック医薬品の中には成分的には同じでも効能があまり期待できないものがあるらしい。
「うっそ〜ん!」思わずうっそんダンスを踊ってしまった。
私の頂いた薬がそうだという確証は何もない。
けど、ほら『イワシの頭も信心から』って言うし。
いや、少し違うな。『信じる者は救われる』の方が近いな。
特に薬は、例えば、薬効成分を含まないただの白い粉でも薬だと信じ込む事によって効果があると言うではないか。
何て言ったけな〜。ペプシのコーラだったかな。
ちゃいまんがな。『プラシーボ効果』ですがな。
そうそう、それそれ!おおきに、ありがとう!
では、その自己暗示が逆に働いたらどうなるだろうか。
おそらく効果は半減、いや全く効かないかも知れない。
世の中、知らなけりゃ良かったと言うことはいくらでもある。と実感した呑であった。
とりあえず、別の病院の診察を受けることにした。
午前中の診察に間に合うように急ぐ。
11:55。病院が見えた。
小走りになる。ぎりぎり間に合った。
あれ?シャッターが下りてる。
「1月より木曜日は休診とします」という札がかかっていた。
再び、うっそんダンスを踊った呑ちゃん。
早くよくな〜れ。ファイト〜!オ〜! - 10.5.14 ショック
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だれも気がつかない。散髪して男前になったのに、生徒達はまあ仕方ないとしても、ハニーまでも!
あ〜。ついに誰からも相手にされなくなった。まあ、こんなしょぼくれたハゲ中年。誰も気にせえへんし。
「いいんだ。いいんだ。どうせボクなんて・・・。あ〜!ボキュにもく〜れる!!」(byチロルチョコのCM)
咳が止まらない。昨夜はとうとうマスクをして眠った。息苦しいったらありゃしない。目覚めたときはマスクをずらしていた。(意味ないじゃん)
今日は再び昨日の病院に。むっちゃ混んでいた。
レントゲンも撮ってもらったが異常なし。(だいたい大袈裟やっちゅうねん)
薬を大量にもらった。抗生物質もあるから、今度こそ大丈夫だろう。
何の脈絡もなく、「明日天気にな〜れ!」
支離滅裂な内容でごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜! - 10.5.15 教育講演会
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抜けるような青空。室内の講演会に天気は関係ないでしょと言われたらそれまでだが、気分のもんで酒よ。
いやはや緊張しました。思えば、先月、母校を訪ねてからずっと緊張していたように思う。
本来、私のような個人塾が講演会を開こうと考えること自体おこがましいことなのだ。思い上がりと言おうか、恥知らずと言おうか、よくも10年以上も続けてこられたものだ。まあ、厚顔無恥のなせる業と言うことで、ご容赦願おう。
とは言え、今回のお相手は灘高校の校長先生。いくら親子でお世話になったからと言っても、所詮は一卒業生にすぎない。「そんな(厚かましい)お願いをいちいちお受けしていたらキリがありません」と言われても仕方ないのだ。
にも関わらず、校長先生は嫌な顔1つなさらずお応え下さった。それだけでも感激の極みだ。
短い告知期間だったが、会場は満員。設営準備の労(?←大袈裟!)も報われた。
校長先生は、体調がすぐれない(風邪を召されたようで咳をされていた)のに、長時間(90分以上も連続で)お話し下さった。
内容は、明日のHOPES通信にゆずるとして、正直な感想を1つ。
校長先生はとってもフランクな方で酒た。もっと怖い方かと思っておりま酒たが・・・。
講演会のあと食事もお付き合い頂き、そこでも実にたくさんのことを教えて下さった。
私はすっかり気が緩んでしまった。きっと要らんことも喋っただろうから、失礼がなかったかが心配。
最後は記念写真までご一緒させてもらった。
さて、これからもう一ふんばり。講演会のレポートをまとめる仕事が待っている。
さあ、がんばるべ。 - 10.5.16 『精力善用』
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『精力善用』・『自他共栄』
嘉納治五郎先生のお言葉だが、母校の校是になっている。
その意味を、在学時代はもちろん、卒業してからもあまり深く考えたことはなかった。
ところが、先日の和田孫博校長先生をお迎えしての教育講演会で、それらの言葉の意味を知ることができた。
特に『精力善用』の方は全く予想していなかった意味で、赤面すると同時に正直驚いた。
みなさん。お分かりだろうか?
何と「自己を知ること」だそうだ。
改めて調べてみると、
「自分が持つ心身の力を最大限に使って、社会に対して善い方向に用いること」とあった。
なるほど。最大限に自分の能力を使うためには、先ず己を知らなければならないということなのか。
さて、もう一方の『自他共栄』は、
「相手に対し、敬い、感謝をすることで信頼し合い、助け合う心を育み、自分だけでなく他人と共に栄えある世の中にしようとすること」とあった。
こちらは、何となくイメージ通りだった。
和田校長先生は、「他者のお蔭を知り、他の個性も認めることです」と、仰っていた。
しょーか。わかった!
講演会のレポート?は、過去のコメントをご覧くだされ。 - 10.5.17 責任
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「シラフやのに何でやねん!」
昨夜は一人ぶつぶつ言いながら帰った。休日は終電が早いことを知らなかったのだ。
ギリギリまで仕事をして、何とか間に合ったと思っていただけに、ショックは大きかった。
さて、今日はオフ。
当初はツツジ鑑賞に出かけようと計画していたが、まだ体調も万全ではないので断念。好天だっただけに悔しい。
それでも、ゆっくり眠ったお蔭でかなり回復した。
咳はほとんど出ないし、以前の美声も取り戻しつつある。
しかし、ココで問題発生!
先日のお礼をと、校長先生に電話をしたところ、受話器の向こうから聞こえてきたのはまるで別人の声。
「今度は私がこんな声になっちゃいました。染ったかな?」と言われてしまった。
「・・・。私の方は大分良くなりましたが・・・」
「じゃあ、私ももうすぐ治りますね」
ひえ〜!どないしょ!私の責任だ〜!えらいこっちゃ!えらいこっちゃ!
「お、お、お、お大事に」と言うのが精一杯だった。 - 10.5.18 見学
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ポツポツではあるが、各学年とも何人か授業見学の申し込みがある。
来る者拒まずの精神(もちろん去る者も一切追わない)で、大歓迎なのだが・・・。
できればもう少し早く訪れてきて欲しいと言うのが正直な気持。
時期が遅くなればなるほど、本人が辛い思いをする。
特に算数。私の授業は、以前学習したことを前提に成り立っている。
教材も(一応復習を含めて作成しているが)0から戻ることは、ほとんどない。高学年になればなるほど前回学習した内容を理解していることが重要になってくる。すべてに於いて完璧な理解が必要だとまでは言わないが、(全く)知らない事柄だと、どんなに優秀な生徒でもなかなか1回(聞いただけ)では理解できない。
私の最大の悩みはそこなのだ。
折角、塾選びの候補に挙げてもらっているのに、転塾してきた者たちが容易に合流できるシステムが出来ていない。
転塾を検討する人たちには様々な理由がある。同情すべき場合も多く、何とか力になってあげたいと思うのだが、なかなか簡単にはいかない。
最初から私の所を選んでもらえたら(こんなことにはならなかったのに)と思うのが常だ。
しかし、最初は大手や有名塾を訪ねたくなるのも理解できる。知名度が低いのは致し方ない。私の力不足だ。
ところで、面白いのは、見学者が来たときの生徒達の反応。
空気がピリッとする。生徒達も緊張するのだろう。後ろで保護者が見ていたら尚更だ。
私は誰が見ていようがいまいが全く変わらないが、「普段からそうしておけよ〜」と言いたくなるほど、中には極端な者もいる。
特に、可愛らしい女の子が来た日にゃ、男子の反応たるや・・・。
子供でも、やっぱり異性は気になるものなのね。
- 10.5.19 懐かしの街
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母校再び。校長先生に先日の講演会のお礼にと伺ったのだ。
先生のお声は、少し良くなったのかな?電話で聞いた時よりはまともで、とりあえず一安心?
ご挨拶も無事終了。今日は早々に失礼してきたが、少し時間があったので、学生時代を懐かしみ、昔遊んでいた街をブラブラしてみた。
学校の最寄り駅は住吉だが、当時私がたむろしていたのは隣駅の本山。高校・浪人(大学の一部)と青春時代の全ての思い出が詰まった街だ。
しかし30年の月日は長かった。
震災があったので仕方ないとも思うが、震災後からもまた変わっていた。
来るはずのない片思いの彼女を延々と待ち続けた店。
電車賃だけ残し一杯の日本酒を友人と啜りあっていたら「これ呑んで帰り」ともう一杯ご馳走してくれた店。(以上、高校時代)
呑みに入ったら、隣に予備校の先生がいた店。
やっと大学に合格したものの、締め切り当日になっても手続きに行かず、高校の先生方が探し回って下さった末に発見された店。(浪人時代)
学費を稼ぐ為と始めたアルバイト。結局学校には行かず、一日の大半をその店で過ごした。仕事が終われば今度は客になり、夜通し遊んだっけ。
一部の店は縮小したり、移転したりして名残をとどめていたが、大半はもうなくなっていた。
昔のまんま残っていたのは、caf'e de FELLOWという珈琲屋さん。アルバイト先のマスターやママさんによくご馳走になったものだ。私は濃いお味がお気に入りだったが、思えばその頃から「胃に浸みる〜!」って言ってたな〜。
懐かしさの余り、立ち寄ろうかとも思ったが、なんせ(歩き回って)暑かったので、別の店でビールを飲んでいたバカ呑で酒た。
- 10.5.20 素直が一番?
-
「受験勉強にプライドは必要か?」
いきなり極端なテーマだが、私は中途半端なプライドは不要だと思う。
「ぼくは○○君よりできる(はずだ)から、△△中学校に行く」なんて、たまに耳にすることがあるが、全くナンセンス。
判断の基準が不確かだし、そもそも発想がおかしい。
こんな考え(他との比較)をプライドと呼ぶ事自体、間違っている。
私の言いたいプライドとは、どこまで自分の考え・やり方に固執するか、できるかである。
技術を習得するには、模倣が一番楽である。あれこれ考えるより、こうすればできるという型を覚えた方が早い。特に単純作業においては絶対だ。
その意味では、素直な子の方が有利と言えよう。
しかし、本当の意味での学力を伸ばそうと思えば、真似だけではいけない。
パターンを覚えるだけでは応用力はつかないのは、言うまでもないだろう。
私が授業で公式を一切教えない(覚えなさいと言わない)のは、パターンだけに頼った解法に走るのを防ぎたいからだ。
示された解法を鵜呑みにする事なく、「どうしてこうなるのか?これじゃいかないのか?」等と考えることができる者こそが本当に力をつけて行く。
ところが、これが実に難しいのだ。
勘違いされては困るが、何でも素直に受け入れる子がダメだと言っているのではない。
説明を聞くべき所はしっかりと聞き、基本事項を理解した上で、さらなる方法はないかと考えるのならば良いのだが、変に自信過剰の子は、基本部分を軽んじる傾向にある。
「そんなの分かってるわ。(だから)聞かなくても大丈夫」と言うのだ。
確かに知ってはいるのだろう。けれど、理解していないことが多い。そのことを本人は気づいていない。
ここで、中途半端なプライドが邪魔になってくる。
そんな思い上がった子はどこにでもいるだろう。塾だけに限らず、学校にも。むしろ、学校での方が多いかも知れない。
たかだか頭の回転が少し速いだけで、知識も経験も足りないのに、教師を見下している奴ら。
とんでもない話だ。彼らは、大人にだけではない、仲間のことも平気で馬鹿にする。(どんぐりの背比べのくせに)
勉強だけに限らない。そもそも、彼らには謙虚さなんて微塵もない。このままだと、そのうち世間をなめ、誰も認めなくなってしまう(そして誰からも認められない自分に愕然とする)かも知れない。
いや、少々大袈裟になりすぎた。話を元に戻そう。
では、そんな子達にはどう対処すればよいのか。 簡単だ。圧倒的な力の差を見せつけてやればよいのだ。大人げないと言われるかも知れないが、相手にこちらの存在(力量)を認めさせるのが一番早い。たいてい言うことを聞くようになる。
ただ、その後は相手のことも認めることが、絶対に必要になる。一方的な服従からは信頼関係など生まれない。
私の教室には、流石にそこまでの生徒はいない。(いたら嬉しいくらいだが)
しかし、話をいい加減にしか聞かない者は多い。聞かないじゃなくて、聞けないの方が正しいかな。困ったもんだ。
素直で謙虚。それでいて(安易に受け入れない)頑固さを持っている。そんな素晴らしい生徒達に育てることが出来たら良いのだけどな〜。
- 10.5.21 すわ!一大事
-
「あれ?今日はご機嫌ナナメだな〜!拗ねてるのかな〜?」
事務所のP子ちゃん。何をやらせても遅いし、言うことは無視するし、とうとう最後は口も開いてくれなくなった。
しばらく放っておいたが、態度を改める様子もない。
「大人しい呑ちゃんでも怒るで!」
ついにこちらも強硬手段に出た。
電源ボタンを長押し。強制終了だ。
「どーだ、まいったか!」
改めて電源を入れる。
いつもなら、ここで自分の非を詫び、改心するパソ子ちゃん。
けど、今回は違った。
「よくも私をひどい目に遭わせたわね」と態度を頑なにする。
一切動かない。起動画面までは見せてくれるものの、その後は
「絶対に許さないからね!」とあらゆるアクションに反応しない。
ひえ〜!困った。
今度はこちらが青ざめる番だ。
彼女の親元にまで電話し、今回の事情を説明するはめに。
意外と冷たい反応に驚いた。
「あの子にはそう言うところがあります。放っておいて下さい。改まらないようでしたら、またお電話下さい」
「え〜!アンタそれでも親かいな!」思わず叫びそうになった。
「可哀想にな〜。おまえ!親はお前のことなんか知らんよと言ってるで」
その言葉が堪えたのだろうか。
「私が悪かったわ」と、しばらくすると動き出した。
電話を切る直前だったので、そのことを告げると、
「この際リカバリーされることをお勧めします」と言われた。
「そりゃ、あんまりだ。何とか説得してみます」と電話を切った。
ふ〜!わがまま娘に振り回された一日だった。
- 10.5.22 髪
-
暑いで酒ね〜!5月だというのにもう「真夏日」を記録したとか。
まだ思考が停止するほどではないが、カッパちゃんのお皿は干上がる寸前で酒。
長男が髪を染めたらしい。
う〜ん。日本人なら黒髪で!というのが私の持論だが、まあ、しゃあないか。
他人に迷惑をかけていなければ、構わないだろう。大学生なんだし、自己責任において行動しているのならば許される範囲か。せめて、とんでもない色でないことだけを祈りたい。
息子達が髪をいじりたがるには訳がある。
若いうちしか、髪の毛で遊べないと思い込んでいるのだ。
どうせ私のように薄くなるはずで、運命(遺伝)には逆らえないと、諦めているのだろう。
私自身、(親の反対をよそに)パーマをかけたことがある。それが原因で髪が傷み、薄くなってしまった事を考えると、やめときゃ良かったと思うが、当時はまさかこんな事態を招こうとは想像できなかった。
まあ、色々経験すればいいさ。
ただ、私が怖れているのは、家族全員の髪が色とりどりになってしまうこと。
ハニーよ。お願いだから、黒髪のままでいておくれ! - 10.5.23 天王寺ウォーカー
-
寺田町の商店街の中にある書店の前を通ると、ド派手なキャッチコピーで宣伝していた。
あいにく正確には思い出せないが、
「お待たせしました!ついに登場!!寺田町のあの店・この店。紹介中」みたいな感じだったと思う。(いい加減で、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!)
この手の本を余り信用していない呑ちゃん。
けど、買わなしゃーないやんか。寺田町の住民としては(←いつ引っ越してん?てか!まあ、よろしいやん)
パラパラとめくると、あるある。馴染みの店がたくさん載っている。期待を裏切らない内容だった。
ミーハーな私は、自分が通っている店が紹介されていると、自分までが有名になったような気がして(お馬鹿で酒ね〜)嬉しくなってしまうのだ。
もちろん知らない店もあったが、美味しそうな店ばかり。1軒ずつ訪ねるのも面白いかも。
ただ、その本を見たのは超空腹状態。電車の中でグーグーと鳴る腹の音が周りの人に聞こえなかっただろうか?
- 10.5.24 遠足中止
-
先週予定していた葛城高原へのツツジ鑑賞。週末に満開を迎えたと聞いていたので、何とか間に合ったと楽しみにしていたのだが・・・。
あいにく昨夜から雨。今朝は大雨で警報まで出ていた。
急遽、予定を変更し、「ハニーと映画の日!」に相成った。
選択をハニーに任せたら、邦画が好みの私に合わせてくれ『春との旅』に決定。
仲代達也主演の映画で、つい先日封切りされたばかりのようだ。
ストーリーは急な展開がある訳でもなく、どちらかといえば静かな映画だった。
テーマが今一つはっきりしなかったが、そこらへんは観る人任せなのかも知れない。
私は、人と人のふれあいはそれぞれの人生に於いてほんの一瞬なんだな。と感じた。
上手く説明できないが、人生を一本の線にたとえるなら、2本の線が絡み合って伸びていくことより、直線が交わるように交点は一つで、しかしそれでいて離れたり近づいたりしながら伸びていく事の方が多いように感じた。しかも、人生はあくまでも線であり、決して面ではない。まして空間を共有するような広がりはありえない。たとえ、それが親子でも、夫婦でも。
まあ、捉え方は本当に人それぞれだと思うが・・・。
それでも、名俳優達のシブイ演技は十分に楽しむことができた。ちょっぴりお薦めかな。
さて、今からもう一つの楽しみが待っている。
え?何がかって?
それは、ヒ・ミ・ツ!ウフフ! - 10.5.25 解禁
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目覚めると頭が痛い。あれ?何でだろう。
昨夜のことを思い出した。
そうだ!昨日は我が家が居酒屋に変身したのだった。
と言っても、お客さんが来たわけではない。私が客でハニーが店主。
昨日は生ビール解禁の日。例年より少し早いが、細かいことを気にしちゃいけない。
久しぶりに我が家で呑む生ビール。実に美味しい。
ビールを呑みながら野球観戦。枝豆をつまみに盛り上がる。得点の度に乾杯。無事勝利を収めたから良かったものの、すっかり呑みすぎた。
刺身を肴に日本酒を呑む。はじめて呑む銘柄(一刀両断)だったが、きりっとしていて美味かった。
料理も次から次へと出てくる。気がついたら、ハニーとワインを呑んでいた。
その後はあまり覚えていない。息子と少し話をしたような記憶もあるが・・・。
こりゃ、頭も痛くなるわ。反省反省。
- 10.5.26 めっけ!
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先日のお休みの日のこと(ひっぱるな〜)。
ハニーと携帯ショップへ。一応断っておくが、ポスターが欲しいから行ったのではないぞ。
店内は混んでいた。というより、一人のオバサン(ねえちゃんと言えぬこともないが、やっぱりオバチャン)が、猛烈な勢いでクレームをつけていたのだ。気持が分からないでもないが、一回諦めて出ていったかと思いきや、また戻ってきて一悶着。しつこいっちゅうねん!
おかげで大変待たされた。
待っている間、私は、にらめっこをして遊びたかったのだが、ハニーは相手にしてくれない。
仕方がないので、グルメ本などをパラパラと。
ふと、目にとまったのが「”三丁目の夕日”の時代」と銘打った一冊の雑誌。
「三丁目の夕日」は原作から大好き。映画の方は第一作も続編も観たが、私の好みはどちらかと言えば前作の方。ストーリーが素朴だし、教え子が出演していたからだ。
その本に取りあげられていたのは、前作の方だった。
西岸良平氏のマンガを読みながら、ああこんなシーンもあったな〜と懐かしく眺めていると、ついに発見。
いましたがな、いましたがな。その教え子が!
映画の中では、彼は(カメラワークのせいであろう)ほんの一瞬、それもアゴが映っていただけだったのだが、その雑誌には嬉しそうにチャンバラをしている姿がはっきりと。本当に良い表情をしていた。
わざわざ岡山までロケに行ったと聞いていたのに、アゴだけじゃ可哀想と思いつつも、
「お〜!バッチリ映っていたやンか!」と言ったら、
「え〜!何でわかったん!!」と驚いていたっけ。
その彼もはや中学2年生。しばらく会っていないが、きっと大きくなっただろう。
今年の同窓会には会えるかな〜。会いたいな〜。
- 10.5.27 区別
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今日の授業のテーマは「集合」。小学校の教育課程からは消えてしまったが、中学入試では依然として出題されている。
たとえば、こんな問題。
あるキャンプに集まった人たちは、男の子どもは27人、日本人の子どもは15人、男の大人は27人、外国人の男の子どもは21人、日本人は42人、日本人の男は18人、外国人の女は21人でした。この人たちは、全部で何人ですか。
これは、大分昔の灘中の問題。(※)
ご安心下され。この場所で問題の解説をするつもりはありませぬ。
ところで、皆さんは、このような設問に違和感を覚えないだろうか?
まあ、よくあるありふれた設定と言ってしまえばそれまでだが、私は少しこだわりたい。
かく言う私自身、英語を話す外人は苦手だ。
しかし、日本人と外国人という区分は、おかしくないだろうか?
あまりに前時代的というか、時代錯誤というか。こんな区別をすること自体ナンセンスではないだろうか。
これじゃ、中学1年生がどこの小学校から来たとかどの塾出身とかで徒党を組みたがるのと、同じレベルじゃないか。
しかし、現在でも民族の違いが世の中の紛争の一因となっていることも事実。大して違いはないか?
これからは、もっとグローバルな観点に立つべきではないかと思う。
例えば、人間と化け物とか、地球人と宇宙人。または地底人と地表人とかね。(これも変で酒か?)
※ お答えは99人で酒よ - 10.5.28 取材
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最近夕方になると、よく頭が痛くなる。風邪も治ったはずなのにどうしてだろう。
寝不足?呑みすぎ?いや、よく寝ているし、呑んでいない日も多い。じゃあ、心理的なもの?やばいな〜それって!
理由が判明した。コンタクトが裏返しになっていたのだった。
半日近く気がつかない(それも連日)なんて、やっぱりお馬鹿で酒。
さて、今日は昼食に、先日買った雑誌に載っていた店を、散歩がてら訪ねてみた。
スリランカ料理の店にするつもりだったが、昨日の我が家の夕飯はカレー。しかも「本日のカレー」が昨日と全く同じ「茄子とミンチのカレー」だったのでパス。
目の前の焼き肉屋に入った。
どうやらこの本、怪しいぞ。もう一軒紹介されていた店も目と鼻の先にあった。いくら駅前紹介とは言え、あまりに近すぎる。手抜き取材?の匂いがしてきた。
まあ、食べてみたらはっきりするだろうと、日替わり定食を注文。
ハンバーグが少し柔らかすぎたような気もしたが、味の方は及第点。値段は少し高めかな。
入り口のすぐそばの席に案内されたが、店のおばちゃんと客との会話がよく聞こえる。
「明日の朝11:20〜。この店TVに紹介されるねん」
「ほ〜。『魔法のレストラン』ですかいな」
「それはこの前もう出てん。今度は『せやねん!』ちゅうやつや」
「へ〜」
「息子といとこが映ってるから見てな」
レジに立って大きな声で話している。
これも一種の宣伝やな。効果抜群やんかと思い、聞いていた。
「そうそう、『ほんわかテレビ』にも紹介されてんで」
私が勘定に立つと、やはり同じ説明をしてくれる。
「これでお客さん来てくれるといいんやけどな〜」と言うので、思わず、
「取材が来るのですか?それとも取材を頼むんですか?」と尋ねようかとも思ったが、
「大丈夫で酒よ。美味しかったで酒し」と(おせじを)言って店を出た。
しかし、実際のところ、どうなんだろう。
例えば雑誌の取材にしても、店がお金を出して頼んでいるのか、メディアが取材をお願いしているのか。
宣伝広告には全くお金をかけていない私。(以前、夕刊紙から取材?が来たときは、余りの金額に驚いてお断りした)
要は中身じゃと開き直っているものの、存在を知られないことには話にならないのも確か。
少し位は考えた方が良いのだろうか。 - 10.5.29 辞任
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辞任やら続投やら、最近世間は騒がしいことこの上ない。
先ず、サッカーの岡田監督。一体何を考えているのだ。ワールドカップが終わったから進退をはっきりさせればいいじゃないか。戦う前から逃げ出そう何て論外。
ヤクルトの高田監督。チームの不信の責任?勝てないのはあんたのせいか?!勝たなくても良いとは言わん。けど、勝てないときだってあるって。
大言壮語した挙げ句、ボロボロの結果に終わったわけでもあるまいし、辞めることはないと思うのだが・・・。
つくづく監督とは大変な仕事なのだと思う。
政治家どもに関してはあえて言うまい。辞めてもらいたい人はたくさんいるが・・・。
ところで、辞めて責任をとるという言葉をよく耳にするが、果たしてどうなのだろう。
私は途中で投げ出すことの方が無責任に思えてならない。自分勝手というかご都合主義というか、とにかく自分のことしか考えていないように思う。
おっと、このへんにしておこうか。
- 10.5.30 休みじゃ!
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雲ひとつない晴天。東京も良い天気だったのだろうか?
昨日・今日と大学祭が行われているらしい。長男の舞台デビューを観に行きたかったが、出番は15秒程度と聞き、断念。それでもハニーは行きたそうにしていた。
さて、明日から3日間、私はお休み。
何年ぶりのことだろう。
まだ何の計画も立てていないが、とにかくのんびりしたい。
最近少々疲れているから、心と体をしっかり休め、リフレッシュしたいと思う。
- 10.5.31 初日
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今日から3連休。さて、どこに行こう?
今回の私のテーマは「時間に縛られないこと」。
ハニーにもその点をお願いし、この休日を付き合ってもらうことにした。
初日の今日は、京都に決定。
銀行で手間取り、いきなり予定が狂った。電車に間に合う合わないで慌てたが、そもそも予定なんてなかったんだ。テーマを忘れちゃ、話にならない。
京都に着いたら先ず食事。その後は、長い間行きたいと思っていた『手塚治虫記念館』へ。
期待が大きすぎたのか、正直ガッカリ。それでもしっかり記念撮影をしてきたミーハーな呑ちゃん。
さあ、緑を探しに、いざ行かん。
「紅葉が綺麗なら緑もいけるはず」とハニー。
ここは学生時代を京都で過ごしたハニーに素直に従おう。
と言うことで、向かうは『紅葉の永観堂』。
ピンポーン!大正解。紅葉も新緑も同じだった。(←何たる極論。というより、私は紅葉は観ていない)
お寺が工事中だったのが残念だったが、素晴らしい天気とも相まって、目にも眩い緑をしっかり楽しむことができた。もう一つのテーマ「リフレッシュ&パワーチャージ」も実現できた。
帰りには、妙なご縁でお世話になったsoilでお茶(なんと抹茶オーレはマスター直々お抹茶を点ててくださる)を楽しみ、いよいよ本日のもう一つの目的地、丸萬寿司へ。
ここは、昨年お世話になったF先生のご実家がなさっているお店。
京都で寿司は初体験の呑ちゃん。緊張しながら暖簾(いや、暖簾はまだ出ていなかった)をくぐると、店主(F先生のお父様)は爽やかな笑顔で一言。
「まだですねん」
「え〜!ネットには17:00開店ってあったやん」と思いつつも
「また来ま酒」と出直すことに。
お街をブラブラ。お蔭で、カッパのスタンプをゲットできた。わ〜い!わ〜い!けど、『舞妓さんヒ〜ヒ〜』は見つからなかった。
再度、丸萬寿司へ。
期待を裏切ることのない素敵なお味だった。
正体を明かすべきかと逡巡したが、お世話になったお礼も言わずに失礼するのもどうかと思い、ご挨拶させていただいた。
F先生。また行くからね〜
今回の京都で面白かったことが一つ。
何故か修学旅行生によく道を尋ねられたのだ。ジモティに見られたのだろうか。
「え〜!ボキュ達も観光客なのに」と思いながらも、親切に道案内をするハニー。
「(この)次の信号を右ね」と言ったつもりが、その信号を左折して行った彼女たち。悪いことをしたな〜。無事に目的地に着いたことを祈っておりま酒。
以上、酔っぱらいが書いた小学生なみ(○○行きました。次は○○。楽しかったで酒)の作文でした。ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!