カッパの日記 

2007年11月

07.11.1 鎌倉

鎌倉の大仏さん

 連休最終日。ハニーと二人で鎌倉へ!
 明け方まで降っていた雨も何とか上がり、天候には恵まれた。
 鎌倉到着は12:00。ほぼ予定どおりだ。新幹線の中でガイドブックとにらめっこしたおかげで、プランはバッチリ頭に入っている。
 小田原からの車中で軽く食事を取っていたため、さほど空腹ではなかったが、先ずは昼食。
 江ノ電に乗った。風情があってなかなか良い。
 最初は、大仏様とご対面。でかい!奈良の大仏よりは小さいそうだが、屋外にある開放感からか大きく感じた。
 ちゃんと座っていらっしゃる。「奈良の大仏は座っていて、鎌倉の方は立っている」と、昔誰かから教わったような記憶があったが、どうやら騙されていたようだ。(信じる方がバカ?)大仏の中にも入ってみた。有料だったので、何があるのだろうかとわくわくしたが、期待はあっさり裏切られた。
 早々に大仏様とはお別れして、今度は観音様に会いに『長谷寺』へ。
 奈良にも長谷寺はある。まあ、似たようなものかと思っていたら、見どころが多く、なかなか素敵な寺だった。と言うより、私は奈良の長谷寺に行ったことはなかったのだ。
 寺の近くに『般若坊』なる喫茶店?が在った。昭和の時代(30年代かそれ以前)を彷彿させるレトロな雰囲気。いい感じだ。ただ、女主人と思しき人に店名の由来を聞いたら、ものすごく素っ気なく「別に」と言われガッカリ。私の名前は内緒にしておいた。
 一旦鎌倉駅に戻り、次は建長寺に。地図で見ると駅から少し離れており、覚悟はしていたが、想像以上だった。坂道を20分以上歩き、すっかり汗をかいてしまった。鎌倉に戻った時点ですでに3:00を回っており、5:00に人と会う約束があったため、あまりノンビリしていられなかった。まるで、拝観料を払うためだけに行ったようなものだった。寺のすぐ横に『鎌倉学園中学校高等学校』があり、境内を生徒が走っていた。まるで、以前の東大寺学園のようだ。尋ねてみると、やはり学園の前身は僧侶が始めた寺子屋のようなものだった。

 大急ぎで駅に戻り、何とか約束の時間に間に合った。
 今回の旅のメインは、その親娘に会うこと。
 お母さんとはインターネットの算数サイトで知りあった。お嬢さんともすでに何度かお会いしている。
 「お久しぶり」と挨拶を交わしたが、何とこの前お会いしてから3年も経っていた。
 以前HOPES通信にも書いたことがあるが、お嬢さんは現在闘病中。難病のため、一進一退を繰り返している。
 わりと元気そうだったので、少しホットした。お聞きしていなければ、病気だとは気がつかないほどだ。普通に会話し、普通に笑っている。辛そうな表情は最後まで見せなかった。何という精神力だろう。私なら到底できそうにない。
 私は自分が恥ずかしくなった。何とヌルイ生き方をしているのだ俺は!どれだけ時間を無駄に過ごしてきたことか。情けない。本当に情けない。もっと真剣に生きなければ。
 食事をご一緒させてもらったが、少食なのには驚いた。次男と同じ年だが、まあ男の子と女の子は違うのだろう。
 楽しいときはあっという間に経ち、再会を固く約束して別れた。

 それにしても良く歩いた。万歩計のカウンターは19628歩。もちろん新記録だ。きっと明日以降、足や体が痛くなったりするのだろう。

07.11.2 プロ失格

 昨日から授業を行っているが、3日間のブランクは大きかった。連絡ミスをしたり、ぼけた計算間違いをしたりと、なかなか勘がもどらない。
 今日はまだましだったが、それでも自己採点で40点程度。情けない限りだ。これではプロとは言えない。
 さあ、気合いを入れ直してがんばるぞ!

07.11.3 東京大学ワイン

東大ワイン

 ある方から素敵なプレゼントを頂いた。
 その名も『東京大学ワイン』。そもそもこのようなワインが存在するとは知らなかった。
 その方の息子さんは2人とも東大生。お兄ちゃんが理Vで、弟さんは文V。しかも2人とも現役合格とは恐れ入る。
 本当は私どもとお付き合いいただけるような方ではないのだが、何故か仲良くさせてもらっている。頭脳が優秀なばかりではなく、お人柄も素晴らしい。さらに、アルコールにも堪能でいらっしゃる。まさに私の理想。憧れのお人である。

 さて、このワイン。どうすればよいのだろう。
 呑むと賢くなれるのならば、すぐにでも飛びつくのだが、しばらくは飾っておこうか。だって、東大なんて私には無縁の世界なんだも〜ん。
 

07.11.4 息子の友達

 実はこの日記は、mixiで書いたものを転載している。
 知人の薦めで始めたmixiだが、最初は何をどうすればよいのか全く分からなかった。とりあえず日記でも書いてみては?と言われ、書き始めたものの当初はかなり抵抗を感じていた。ところが、今ではすっかりはまっている。やはり読んで下さる人がいるというのは励みになる。コメントが付くと嬉しくなる。私のmixiを訪れる人は日に数人単位であるが、とても有り難く思っている。

 さて、この○○シー。わが家では息子(長男)も行っている。(実はハニーも以前からやっていたらしい)
 息子とはマイミクの関係。変かな〜?しかし共通の時間が普段は少ないから、貴重なコミュニケーション手段となっている。(これが会話代わりというわけではないのでご安心を)
 息子の友達の間でもミク○○は流行しているようだ。
 先日、息子の学校を訪れたとき、その中の一人から「あ!カッパや!カッパがおるで〜!」と言われた。本来ならなんと失礼な!と怒ってみせるところだが、思わず笑ってしまった。
 私は彼が大好きだ。礼儀正しく、私に会うといつも大きな声で挨拶をしてくれる。体育会系はそうでなくっちゃいかん。残念ながら彼のように爽やかな挨拶をしてくれる者は少ない。きっとみんな照れているのだろう。
 今度、彼に「マイミクになって下さい」とお願いしてみようかな?

07.11.5 『続・三丁目の夕日』

 ハニーと『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を観てきた。  封切り前からとても楽しみにしていた。前作はあまりに素晴らしかったので、DVDまで購入した。(その時の感想は、HOPES通信658号のコメントをご覧くだされ)
 期待が大きすぎたからだろうか。「今一つだった」というのが、正直な感想。比較すること自体おかしいのかも知れない。ただ、前作は予想外の展開にハラハラドキドキさせられたが、続の方は結末がわりと容易に想像できてしまい、エンディングに向かって突き進んでいくだけのように思えた。西岸良平氏の原作から大きく離れてしまったのも残念だった。
 もちろん良い映画であることは否定しない。実際、たくさん泣いたのだから。

07.11.6 レンタル

 ちょっと前から「楽天レンタル」を利用している。
 案内メールにまんまとのせられたわけであるが、いちいち出かけなくてもPCから注文ができ、返却もポストに入れるだけ。期限も延滞もない。リストも割と充実しているように思えたので、こりゃいいわいと飛びついた。
 ところが利用してみて初めて気がついた。やはり何事にも一長一短がある。
 良い点
 1.注文が楽。
 2.返却期限を気にしないでよい。
 3.割ときれいな状態の品物が届けられる。
 4.品揃えが豊富。
 悪い点
 1.注文してから届くまでに時間がかかる。今すぐ観たい・聴きたいと思っても無理。
 2.シリーズで借りる場合、何から届くか分からない。実際、順番は無茶苦茶だった。
 3.料金は月額で定められているが、利用状態に関わらず一定なので、結構割高になる。
 4.ジャンルによって偏りがある。

 う〜ん。どうしようかな〜。もうしばらく利用してみようか。

07.11.7 どいせん

 失礼なことは承知の上だが、私はこの呼び方は悪くないと思っている。
 このようなことでお怒りになる人ではない。それ程懐の広いお方なのだ。
 え?だれがって?!冨士中学校校長の土居宗千代先生のことである。
 今日は、無理を言って私どもの学校説明会にお越しいただいた。

 今日のお話は、私にとっては耳の痛いことばかりだった。
 例えば「ダメだと言った瞬間から責任が生じる」
 当然のことでなのであるが、私はまさに今そのことで悩んでいた。と言うより行き詰まっていた。
 「責任を全うできないのであれば、それを言わない工夫を考えないといけない」と、先生は仰る。しかし、私はその工夫を考える以前に、生徒を批判するばかりで、心の中では諦めていた。
 そんなことで、生徒達がついてくるはずはない。
 大いに反省したが、それでもまだ分からないのだ。
 今夕、再度時間をとっていただき、そのことを尋ねてみた。
 「生徒と一緒に動くことですよ」とお答えは明瞭だった。
 でも一体何ができるだろうか?頂いたヒントは大切にしながら、具体的には自分で考えてみたいと思う。

 お会いするたびに感じることがある。
 『どいせん』に教えてもらえる生徒は幸せだ。
 先生とお話ししているだけで、心が温かくなる。
 私がその境地に届く日ははたして来るのだろうか。

 
07.11.8 ばった

ビックリした〜

 昨夜のお酒が少し残っている。それでも仕事に出かける。偉いぞ呑ちゃん!
 ところが、シャツを着ようとしたとき、首筋に何かの感触。がさごそといっている。
 慌てて脱いだら、何かが飛び出した。
 「ぎゃ〜!」叫びましたよ。
 なんと一匹のバッタだった。体長約5cm。色は茶色。
 トノサマバッタほど大きくはない。(じゃ、家来バッタか?)ショウリョウバッタでもない。(って、知っているのは、あとオンブバッタ位だも〜ん)
 図鑑で調べたら、どうやらツチイナゴかヒナバッタらしい。慌てて逃がしたから写真には撮っていない。(上の写真はヒナバッタ)
 しかし、林や野原に生息すると書いてあり、町中にはいないそうなのだが・・・。ああ、それだけここが田舎ということなのね。それとも、庭の伸び放題の草を野原と勘違いしたのかな?
 それにしてもビックリした。酔いは一瞬で醒めてしまった。

07.11.9 もうすぐ

 オリジナル問題集第2弾(今回は図形編)がもうすぐ完成する。

 朝からハニーは正倉院展へ。私は原稿作成にとりかかった。
 ハニーには申し訳ないが、正倉院展にはあまり心を動かされない。以前行ったときは、すごい人出。入場までに大分並ばされ、館内でも人ごみを眺めているようなもので、宝物どころではなかったからだ。
 もともと私は、美術品や芸術品を見てもあまり感動しない。どんな珍品を見ても、ふ〜ん?そう!と思うくらいだ。しかし、ハニーは一つずつじっくり時間をかけて鑑賞するタイプ。実際、ハニーが一回り見終わるまでに、私は3周ほどし、それでも大分待ったことがある。
 ハニーも心得たもので、急かされるのは嫌と、今回私は誘われもしなかった。

 さて、問題集。あと数時間で原稿はあがる。ただ、今回は慎重にしたいと思う。
 前作はあまりにミスが多すぎた。校正に1日しかかけなかった事自体大間違いなのだが、合っているはずと思い込んでいた(思い上がっていた)のが全ての原因。今回は全て授業で解説しているので、大丈夫だと思う(思いたい)が、もう一度時間をかけて見直すつもりだ。

 前作をお買い上げ下さった方々。本当に間違いだらけで申し訳ありませんでした。汚名返上・名誉挽回のチャンスを下さい。

07.11.10 うどん学校

卒業証書

 長男が遠足で香川に行って来た。うどん作りに挑戦してきたらしい。
 卒業証書までもらってきた。(↑写真)これが面白い。掛け軸になっていて、何と軸木は麺うち棒だ。裏は秘伝帳、うどん作りの方法が記されている。指示通りにすればできるのだろうが、長男ははたして上手く(美味く)作ることが出来たのであろうか。
 今朝、お土産のうどんを食べた。先日私が買って帰ったうどんは、鍋焼きにしたら麺がどろどろに溶けてしまってあまり美味しくなかったが、今回は本来の食べ方?(かけ+トッピング)でいただいたところ、美味しかった。
 彼お手製のうどんはまだ食べていない。どんな味なのだろうか?少し不安もあるが、楽しみにしておこう。

07.11.11 悪?夢

 今朝は夢見が悪かった。(私は毎日必ず夢を見る)
 私は総入れ歯。それがボロボロに欠け、破片を手に握ってひたすら走っている。というストーリー性ゼロ、意味不明、気分最悪の夢だった。
 こんな日は気をつけよう。
 薬を飲むからとハニーから水を受け取り、薬を飲まずに水だけ飲んでしまったお馬鹿。
 外出するも忘れものに気がつきすぐ帰宅。
 う〜ん。この後何が起こるのだろう。
 さあ、今から出勤!無事を祈りたい。

07.11.12 秋雨

高台寺のお庭

 今日の京都は寒かった。出かけるときは晴れ間ものぞいていたのだが、京都に着くあたりから雲行きが怪しくなり、バスを降りた頃にはとうとう降り出してしまった。
 ガイドブックで選んだ店は、看板だけ残し表にはテナント募集のはり紙がしてあった。そんなに古いガイドブックでもないのに残念。次の店までは雨に打たれて歩いた。(傘は途中のコンビニで購入)その店自慢の「カレーそば」をいただいたが、まあ可もなく不可もなくと言ったところか?
 今回の旅の目的は、カバン購入。長男が気に入っていた布製のトートバックが持手の所から切れてしまい、もっと丈夫な物を買おう、それなら『一澤帆布』だろうとなったわけだ。
 『一澤帆布』は、相続かなんかで揉めて店が分裂したと、以前話題になっていた。
 2つのお店は目と鼻の先にあった。道路を一本はさんだだけ。う〜ん?まあ、客にとっては、品を選べるから有り難いのであるが・・・。実際、両方の店を2往復した。しかし、理想の品は見つからず、希望とは大分異なる物で妥協してしまった。もちろん、店員の応対が良かった店で購入した。(長男は一応気に入ってくれたようだ。次男は返品できるの?と聞いていた・・・)
 その後、知恩院・高台寺と見て回った。紅葉は6分程度。まだ少し早かったようだ。(写真は高台寺のお庭)それでも、ゆったりとした時を堪能することができた。雨も風情があって・・・と言えればよいのだが、どちらかと言えば恨みの雨となった。
 寒さのせいか、それとも寝不足が祟ったか、頭が痛い。今までにはない痛さだけに、少し不安になっている。今日は早く寝よう。

07.11.13 夕餉

 昨日は「つくね鍋」。わが家の定番だ。鍋大好き中年の私には、とても嬉しい季節になった。
 具が残るかどうかは息子達次第。昨日は次男が昼食抜きだったらしく、そのおかげか、きれいに片付いた。

 実はもう一つご馳走があった。長男が打ってきた「讃岐うどん」だ。
 「釜揚げ」でいただいた。
 なかなか美味かった。麺に細い太いがあったのは、まあご愛敬。
 こねて・伸ばして・重ねて・切って・・・と作り方の説明もしてくれた。
 息子達は争うように食べ、あっという間になくなった。私の口にはあまり入らなかったが、幸せな気持ちで、十分腹いっぱいになった。

 昨夜は、さらにもう一つ楽しみにしていたことがあった。
 先日頂戴した「東大ワイン」の栓を抜いたのだ。白ワインから飲んでみた。
 スッキリした味だったが、シャルドネの酸味が少々きついように感じた。私には、やや辛口すぎたようだ。流石は東大。なかなか思うように馴染んでくれぬ。

07.11.14 トリック

 この前TVで放送されていた「トリック・劇場版」を観た。もちろん、由紀恵ちゃんが出演しているからだ。
 初めて見たが、力が抜けていくのを感じた。この映画のファンの方がいらっしゃるならば申し訳ないが、それ程下らなかった。まあ、場面場面はそれなりに面白い。奇術の種明かしもあるし、論理パズルもあって、楽しめた。しかし、ストーリーは無茶苦茶、登場人物に何の脈絡もない。オチもつまらなかった。主演が由紀恵ちゃんでなければきっと暴れていただろう。
 何と来週も放映されるそうだ。こんな映画がシリーズ化されているとは驚きだ。きっと何か謎があるに違いない。
 でも、まあ、今朝の夢に由紀恵ちゃんが登場したから許す。

 また観ようっと!

07.11.15 時計

形見

 しばらく腕時計を身に着けていなかった。汗かきの私は汗でベルトがすぐにダメになるからと、夏場は外していたのだが、今年の夏は特に暑くて今に至るまでしていなかった。
 この時計は、父からのプレゼント。今では形見となった。
 私が就職した際に「お前は時間にルーズだから・・・」と、当時の価格で5万円ほどしただろうか?そんな高価な物は要らないのにと、とても恐縮したのを覚えている。
 期待を裏切り続け、うそやごまかしを重ねた挙げ句、最後は今の仕事に就いた私なのに、それでも父は祝福してくれた。
 一度も「お前こんなんじゃあかんやないか」とは言われなかった。その無言の励ましが辛かった時期もあったが、今にして思えばどんなに有り難かったことか。
 晩年、病床から届けられたメッセージも「無理するな。身体を大事にしろ」という意味合いのことばかりだった。
 こんな父の大きな愛に包まれながら、私は今も生きている。この想いは(息子達に)つないでいきたいと思う。いや、(生徒達にも)つないでいかなければいけないと思う。
 明日から、またこの時計を身に着けていこう。

07.11.16 少女?

 昨夜帰宅すると、少女が「お帰り〜!」と飛び出してきた。
 一瞬我が目を疑ったが、紛れもなくマイハニーだった。
 髪を切ったのだ。前髪が大分短くなって(デコが出て)いたから、幼く見えたのだろう。
 始めて会った頃は20歳。その頃からあまり変わっていないと私は思うのだが、本人はやたらと年を気にする。「可愛くなったね」と言ったら、しきりに照れていた。
 本人を知っている方々。決して「どこがやね〜ん!」などと言わぬようにね。

 明日からハニーは長男と旅に出る。私は次男とお留守番。
 「元気に帰ってくるんだぞ〜!」とどこまでも大袈裟なカッパの呑ちゃん。
 皆の衆。馬鹿馬鹿しい日記で、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

07.11.17 ヌーヴォー

 昨夜は「ボジョレー・ヌーヴォー」をいただいた。
 遅いやないか?何て言わないで欲しい。解禁日に争って呑むほど通じゃない。
 味の違いも分からないのに、3本も注文してしまったこと自体お馬鹿さんだ。だって、3本予約するとワイングラスが1個ついてくるんだも〜ん。って、完全に店の陰謀にはまっている。
 普通・少しだけ上等?・ちょっぴり高めの3本を頼んでいて、昨夜飲んだのはまん中のグレード。寝不足が続いていたから、無理して飲まなくても良かったのだが、TVの恋歌特集を録画で観ながら、ハニーと2人で軽く1本空いてしまった。
 アッサリとした飲み口で、口当たりは良かった。私にはこの程度の軽い赤が合っているのだと思う。
 そもそも、味について語れるほどの経験もなけりゃ知識もない。飲んで美味しければ、それでいいのだ。
 数年前「ロマネコンチ」をいただいたことがあり、味も何も分からぬまま大騒ぎして飲んだことがある。今にして思えば何ともったいないことをしたことか・・・。

 さて、今日は何を呑もうかな?あ、ハニーが今日はいないのだった。しょぼ〜ん。

07.11.18 ご用心

 インフルエンザが流行っているらしい。例年より少し早い気がする。
 生徒達の欠席が目立つ。早くよくなれよと願うばかりだ。
 ところが、若者は回復力が強いのだろう。休んだ次の日に元気になったと登塾してくることもある。喜ぶべき事なのだろうが、あまりに回復が早過ぎると私はかえって心配になってくる。
 本当に治ったのか?実は治りきっていないのではないだろうか。などと邪推してしまう。
 嫌な季節になった。咳をしているだけで、本人は元気だと主張しているのに、強制的に帰宅させたこともある。

 先ずは自らが気をつけなければならない。
 予防が一番。手洗い・うがいはもちろんのこと。睡眠不足が一番いけないように思う。
 しっかり休養をとって、栄養も。でも、アルコール消毒はほどほどにしておかねば・・・。

07.11.19 お見舞い

 恩師が倒れたと聞いたのが1週間前。心筋梗塞だそうだ。
 今日お見舞いに行ってきた。しかし、三田は遠かった。ノンビリと普通に乗っていったものだから、大阪駅から1時間もかかってしまった。それでも、おかげで素晴らしい紅葉を目にすることができた。デジカメを持っていかなかったのが悔やまれるほどだ。
 ところが、病室に先生はいなかった。担当の看護士さんに聞いても分からない。「多分あちこちうろついているのでしょう」とのこと。正解だった。何と、同僚の先生が見舞いに来たので、こっそりと病院を抜け出して家に帰っていたらしい。タバコまで買っていた。
 まあ、元気そうで何よりだった。「オレ、元気やで!」としきりに仰るが、言われるまでもない。見れば分かる。お見舞いに来られた先輩の先生の方が病人かと間違えられたそうだ。だいたい、息子から聞いて慌てて学校に問い合わせたとき、事務の方は「『今、集中治療室にいるから面会謝絶』と、本人から電話があったわよ」と笑いながら言っていたほどだ。
 高校時代は恐い先生だった。職員室に用事で行っただけなのに、「お前〜!今度は何したんじゃ〜!立っとれ〜!!」としばかれまくった事もある。それでも、私はこの先生が大好きだった。人間に表裏がない。決して思慮深い方とは言えない(先生ごめんなさい)が、いくら怒られてもこちらも納得できる。実にスッキリとしているのだ。
 先生のお嬢様やお孫さんの話から、先生の大学時代のお話、さらには、ここでは到底言えそうにないような話や母校の先生方のマル秘情報までもが次から次へと出てくる。
 病気お見舞いに行ってこれほど笑ったことはなかった。2時間ほどいたが、笑いすぎて涙が出たほどだった。
 思えば、先生とこんなにお話ししたのは初めてだった。看護師さんが「検査ですよ〜。忘れていたでしょ〜!」と呼びに来なければまだいたかも知れない。
 真面目な話もたくさんうかがうことができた。「教師はスキルじゃない、情熱と人間性が何より大切だ」と仰った。教授と教諭の違いも教えてもらい、なるほどと感心した。
 ますます先生のことが好きになった。早く元気になって、また豪快に笑って欲しい、と心から願う。

07.11.20 困った

 日記に書く事がない。1日生きていたのだから何かあるだろうと思うのだが、特筆すべき事がないのだ。
 この状態を平和と喜べばよいのだろうか。それとも、つまらない1日だったと嘆くべきなのか。
 結局は本人の考え方次第なのであろうが、どうやら私は自ら1日をつまらなくしていたようだ。取り組むべき問題はあるのに、敢えて考えないようにしていた。問題を先送りにして、束の間の安心を求めても、所詮はまやかしにしか過ぎない。分かっていたことなのに・・・。
 昨夜は十分睡眠を取ったので、体調はすこぶる快調。なのに、気力が萎えていたのか。
 明日は逃げずに取り組もう。
 

07.11.21 少し元気になりました

 今年は秋がないのだろうか?暑く長かった夏が終わってほっとしたかと思ったら、あれよあれよという間に寒くなってしまった。
 皆さんはお元気で酒か?
 昨日はもう冬?かと思うほどの寒さだったが、マイハニーがカーディガンを用意してくれたおかげで事なきを得た。
 昨日同様、今日も平和に?時が流れた。またしてもつかの間の安息に甘んじるところだったが、みなさんの励ましで元気になった私は、今日はひと味違うのだ。解決すべき問題には結局触れずじまいだったことは悔やまれるが、与えられた時間を精一杯に使えたと一応納得している。
 小さな自己満足だが、ごほうび?に最後のヌーボーをいただいた。残っていたのは一番高いもの。値段のせいとは思いたくはないが、3本の中では一番飲みやすかった。ハニーの用意してくれた肴も美味しかった。
 まだまだやるべきことは残っている。しかし、明日にはすべて片づける。見とれ〜!がんばるぞ〜!

 それにしてもつまらない日記だな〜。読み返して自己嫌悪を感じている。みなさん、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜

07.11.22 いい夫婦

 今日は11月22日。「いい夫婦の日」だそうだ。
 何でも語呂合わせにすりゃいいってもんじゃないと思うが、まあ非難するべき事でもないか。
 ところで、「いい夫婦」とは何だろう。
 「お互いを尊重し、信頼し合い、パートナーとして認め合う関係」かな。頭では理解できていても、はたして私は実践できているだろうか。
 優しいだけでもいけないし、かと言ってコワイ存在なんてもってのほか。仲良しなだけだと「バカップル」だしな〜。また、自分では理解しているつもりでも、相手にそれが伝わっていなかったり、相手が自分を理解していなかったりでは、到底「いい夫婦」とは言えないだろう。
 ハニーと一緒に暮らし始めて、もう17年以上になる。
 相手がいるだけで心が安らぐような、そんな素敵な関係になりたいと思う。

07.11.23 出会い

 忙しい一日だった。合格判定テスト・学校説明会・授業。そして会食。(5年生諸君。授業を外れてごめんなさい)
 ある人達と会ってきた。感じの良い方々だった。詳細はまたいずれ報告したいと思う。
 ただ、私の想いが伝わったかどうか。いささか不安も残るが、今回の巡り合わせが素晴らしいものであったと願いたい。

 ところでお答えは2で酒か?
 意味不明でごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

07.11.24 禁酒

 完全に付け焼き刃なのだが、明後日に受ける健康診断のために、今日、明日と禁酒(←相変わらずおおげさな表現で酒ね〜)をする。
 日ごろあれだけ呑んでいるのに、たった2日酒を抜いたところで、たかが知れているだろうが、まあそこは気休め、いや自己満足の世界。少しでも数値がマシでありますように・・・。
 以前は入試が近づくと、生徒達に「君たちのために禁酒します!」と宣言し、実際年末も年始もきっぱりと酒を断っていた。しかし、どこか白々しく、わざとらしいパフォーマンスに自分でも嫌気がさし、最近は一切そのようなことはしていない。我が子の受験でも願掛けの類はしなかった。無理をするのは体に悪いのだ。
 しかし、もしも禁酒が実際に効を奏するのであれば、いくらでも酒くらい断ってやる。それほど今年の6年生はピンチだ。なのに本人たちは、まだ何とかなると楽観している。一体何を根拠に?!本当に信じられない。

07.11.25 つまんないな〜

 昨日に引き続き酒は呑んでいない。禁断症状が出ているわけではないが、何かつまらない。物足りないのだ。
 たいてい日曜日は仲間と呑むのだが、今日はがまん。
 それでも、話題は自然と酒の話に。今日のテーマ?は、
 「高くてまずい酒と安くて旨い酒はどっちが多い?」
 結論は・・・。「まずい酒に高い金を払ったことが一番多い」でした。

 さあ、明日に備えて早く寝〜ようっと!

07.11.26 はしご

 飲み屋をハシゴしたことは数知れずあるが、病院のハシゴはあまり経験がない。
 インフルエンザの予防注射と基本健康診断。それぞれ別々の病院に申しこんだため、慌ただしかった。
 予防注射は近くの医院で受けたのだが、とても混み合っていた。そこでは、通常の診療終了後に予防注射をしてくれる。
 「お忙しそうで酒ね」と先生に言うと、待たされた事への苦情と思われたのか、
 「風邪の患者も多いのは確かですが、予防注射の人が・・・」とやや恨みがましく言われてしまった。
 注射は痛いし、嫌だ。でも、まあこれで本当に予防できるのならば3000円は安いかな。
 さて、次は健康診断。車で30分もかからない距離だが、先ほどの医院でも受け付けていたようなので、来年からは1ヵ所にまとめようと思う。ここも大層人が多かった。
 健康診断といっても、大した検査ではない。身長体重測定から始まって、検尿・血圧・採血(注射が恐いと告げると、「じゃ、ず〜っと目を閉じていなさい」と言われてしまった)と、まるで流れ作業だ。小1時間で終わってしまった。
 本来ならば、義兄に頼んで、胃カメラも呑み、ちゃんとした検査を受けるべきなのだろうが、私はあの胃カメラが大・大・大嫌い。反射がキツく、とにかく生きた心地がしない。胃カメラのことを考えるだけで、病気になってしまいそうだ。また、義兄には毎回
 「呑みすぎ!死にたくなかったら、酒はキッパリやめること」と、必ず言われるので、ついつい足が遠のいてしまう。仰ることはもっともなのだが・・・。
 相手のことを親身に考えて、厳しいアドバイスをくれる義兄。かたや、「何か今お困りですか?」と一応尋ねてくれたものの、こちらが返事をする間もなく「はい、お疲れ様でした」と事務的に告げた今日の医師。どちらがありがたい存在なのかは言うまでもない。
 ところが、つい楽な方を選んでしまう私。ふと、自分と生徒の関係を思い、「まるで同じやんか」と苦笑してしまった。
 さあ、結果が出るまでの約2週間。少し不安はあるが、2日間の断酒の効果はきっとあるはずだ。
 とりあえず、今日は祝杯を挙げよう。(って、何に?)

07.11.27 分かち合い

 昨夜は調子に乗って飲みすぎた。
 病院を出たあと、スーパーに立ち寄り、酒の肴になるようなものを物色。あまりの空腹に夕食まで待てそうになかったからだ。
 しかし、いつも後悔するのだが、空腹時に買い物をするべきではない。つい要らぬものまで買ってしまい、結局最後は、食べきれない量に苦しめられることになる。
 昨日は「ふぐの刺身」を発見。嬉しいことに40%引きになっていた。最初、3つも手に取って喜んでいたが、ふといつものことを思い出し、1つ棚に戻した。トンカツも買ったが1枚だけにしておいた。
 月曜日のわが家の夕食は、この時期は当然ながら「鍋」!(昨日はうどんすき)
 鍋の前にふぐの刺身を頂いた。たくさんあったようでも4人で分けると1人に数枚しか当たらない。1口か2口でぺろりといってしまう量だ。もっと買っておけばよかった、と後悔したが、あとの祭り。長男は物足りなそうにしていた。私の分を差し出すと遠慮しながらも手を伸ばした。ところが次男は、「ボクたくさん食べたで〜」と取ろうとしない。決して嫌いなわけはない。魚が苦手な彼もふぐは好きなのだ。
 微笑ましい家族愛と言えばよいのだろうか?いや、私としては少し情けない思いだった。
 それほど貧しいとは思っていないが、裕福とも言えないわが家。
 きっとそのうち、腹一杯ふぐを食わしてやるからな〜。それまで我慢しておくれ!
 「あんたの飲み代を減らせばいいんちゃうの!」はい、ごもっともで酒。

07.11.28 忘れもの

 今日は忘れものが多かった。冬期集中講座の時間割作成に疲れ果ててしまったからだろうか?
 まずはハンカチ。しかし、家を出てすぐ気がついたのでセーフ。
 次は携帯電話。電池が切れそうなのを忘れていた。案の定すぐに電池切れ。充電器を持っていなかったので1日重いカッパをただ身につけていただけだった。(私のストラップは生徒にもらったカッパちゃんなのだ)
 授業が終わり、帰宅する段になり、愛用のボールペンがないことに気がついた。机のまわりをいくら探しても見あたらないので、家に電話をかけた。
 「ボールペン知らん?」「ああ、あるよ」とマイハニー。
 「今ごろ気がついたんですか?」と仲間にはあきれられた。
 そして最後は万歩計。
 折角たくさん歩いたのに、何かとっても損した気分。(ちなみに現在232歩)
 これじゃ、忘れものが多いと生徒を責めることはできない。

07.11.29 年末

 今日は「いいふくの日」だそうだ。私なら「いいにくの日」にするけどな〜。まあ、そんなの関係ねーてか。
 もうすぐ11月も終わり。今年も1日1日と終わりに近づいているかと思うと恐怖を覚える。(私だけか?)
 12月になると、いきなり街中が年末モードになって、なんとも忙しない(「せわしない」って読めます?)。いや、すでに11月からクリスマスモード。何と気の早い民族だろう。はっきり言ってイヤになってしまう。
 今日は、散髪屋さんで年末を感じた。
 『年始の営業は○○日から』とはり紙がしてあったのだ。
 「2ヶ月に1度のペースの人が多いから、うちは11月からもう貼っていますよ」とマスター。
 私は月に1回なので、次はちょうど年末に当たる。
 早めに切るか。それとも放っておくか。う〜ん。どうしようかな〜?まあ、時間次第だな。

07.11.30 カレンダー

 年の瀬を感じるものの一つにカレンダーがある。
 とうとう最後の1枚になってしまった。私の髪同様どんどん薄くなる。(生徒諸君!何度もくり返すが、私は散髪したのだ。髪を切ったのだ。断じて、髪が減ったのではない)
 ただ、カレンダーは年が変わるとまた分厚くなるが、私の髪は蘇らない。あ〜もう、しつこいって!話を変えよう。

 最後の1枚を感傷的に眺めていたら、来年のカレンダーが届けられた。
 嬉しいことに、卒業生の保護者からだった。
 その方とは以前「事務所のカレンダーはシンプルなのが良いで酒よね〜」と話をしたことがあったが、覚えて下さっていたのだ。
 今回頂戴したものは、きわめてシンプル。しかし、書きこむところが多くあり、重宝しそうだ。
 ご実家のお店の宣伝が入っているのは、まあご愛敬。S様。ありがとうございました。

 さて、わが家の私用には・・・。やっぱり由紀恵ちゃんだよな〜!

←前の月へ ↑先頭へ 次の月へ→

Copyright © 2001-2024 HOPES