- 18.7.1 暑気払い
-
「何じゃこりゃ?!灼熱やんけ!」
昼間、一瞬外に出た。
驚いた。とてもこの時期の暑さじゃない。真夏の暑さだ。
湿度は低かったが、陽射しがハンパない。
歩き回る気は瞬時に失せ、すぐに教室に引き返した。
ハードな一日を終え(と言っても、今日は楽な方)、帰宅すると、ハニーがうだったような顔で待っていた。
明らかに疲れている。
理由はすぐに察しがついたが、「今日は暑かったね」と声を掛ける。
「ホント、ひどかったわ」
吐き捨てるように言うハニーの目の前には、湯気の上がった鍋が。
鍋?もちろん、私のリクエストだ。
ただでさえ暑いのに、鍋の準備などでさらに暑さが増したのだろう。
しっかり汗を流して、美味しく頂いた。
私はこれですっかり元気になったが、ハニーはどうだろう。
ごめんねハニー。けど、真夏でも鍋。これが我が家の定番だからね。
- 18.7.2 tea coffee
-
全くけったいなものを作ったもんだ。
「tea coffee」
コーヒーと煎茶のブレンドらしい。
ハニーが何かの懸賞で当たったらしく、今朝2人で仲良く分け合って飲んだのだが・・・。
微妙すぎる。
一口目はコーヒーが勝っている。
微かにお茶の味わいもある。
二口目からは、お茶の香りがしてくる。
けど、はっきり言って、甘い。
甘めが好きな私でも甘く感じる。
ミルクティーって感じで酒かね。
話題先行で評判にはなっているらしいが、今後生き残っていくだろうか?
私個人の感想としては、「お金出してまで飲みたくない」で酒ね。
- 18.7.3 冨士
-
冨士と書いて何と読む?
「フジ」ではありません。「トミス」です。
四国は愛媛県大洲にある進学校で、大変お世話になっている学校だ。
ご縁を頂いてから10余年。個人的にも深くお付き合いさせていただいている。
現スタッフのO君も冨士の卒業生だ。
いつもはるばる遠くから足をお運び下さり、とても恐縮している。
その度に、貴重な教えを授かり(時には叱咤激励も)、私はいつも元気も頂いていた。
本当にたくさんのことを教えて下さり、大変感謝している。
今朝も校長先生がお見えになった。
ただ、今回は喜べない。
とても悲しい報せを持ってこられたのだ。
なんと「中学の募集を停止する」とのこと。これは決定事項らしい。
このことが何を意味するか、賢明なる皆様なら全てを言わずともお分かりだろう。
非常に残念だ。
生徒達の前受け校が無くなった(昨年の土佐塾に続き)のも痛いが、代わりになる学校なら見つけられる。
そんなことより、素晴らしい教育をされてきた学校がなくなることが私は悔しい。
私の理想と言っても過言ではない、「生徒一人一人に寄り添い、生徒達を温かく見守りながら、逞しく成長させる」
こんな教育を口だけではなく、実際に行っている学校はほとんど存在しない。(私の知る範囲ではね)
幸い、在校生に関しては責任を持つとのことなので、それはそれで一安心。
ただ、理想だけでは生きていけない厳しい現実をまざまざと見せつけられたようで、本当に辛いし、切ない。
- 18.7.4 消臭剤
-
いきなり、いささかの話で申し訳ないが・・・。
最近、トイレが薫る。いや、匂う。
何故だろう。
考えられる原因は2つ。
・ マンション建設工事のため、風通しが悪くなった。
・ 単純に生徒数が少し増えたため、使用頻度が上がった。
その対策としては、
・ 掃除を小まめにする。
・ 換気を怠らない。
などが挙げられるが、それらは従来も行っていた。
劇的改善のために、オゾン発生装置まで購入しようかと考えていた私。
しかし、コンセントがないことに気がつき断念。
さて、どうしよう。
と、その前に思い出した。
消臭剤があったはず。
確認すると、トイレにはちゃんと消臭剤が置いてあった。
あれ、変だな〜。なのに、何故、効かぬ?
実際、鼻を近づけてみても、臭いもしない。
さらに不思議なことには、私、この消臭剤を設置したのは覚えているが、交換した記憶が無い。
見れば、消臭剤のキャップの上には埃が溜まっていた。
「あ、この埃が原因で効果が無かったのか?」と、一瞬納得しかけたが、消臭剤の減りがおかしい事に気がついた。(すごいぞ!呑ちゃん)
全く減っていない。
貼ってあるラベルの説明を読んでみた。
驚愕の事実、判明。
「キャップを外して使用せよ」と記してあるではないか。
早速、キャップを剥がしてみた。(ハニーがね)
おお!匂うぞ!良い香りじゃ。
素晴らしい。ワンダフル!!
結論。
「消臭剤は、ただ(買ったまま)置いておいても効果は無い」
また、一つ賢くなった。
ど〜だ、参ったか?
- 18.7.5 大雨
-
神戸は大雨だったらしい。
長男の勤務先の学校も休校になったそうだ。
大阪は?
分からない。
今日は朝から事務所に入ったまま、外には出ていない。
気楽なことを言って申し訳ない。
けど、明日、環状線は間引き運転をするそうだ。
結構おおごとじゃん。
明日は全体保護者会なんだけどな〜。
いやだだな〜。
みんな来てくれるかな〜。
ちれいちれいにお掃除ちたから、ちてね〜!
- 18.7.6 保護者会
-
大雨警報が出ているにもかかわらず、保護者会は強行。
しかし、足元が悪い中、多くの方に参加いただいた。
有り難い話だ。
なのに、私からは保護者の方々に有り難い話を差し上げることができなかった。
相変わらずの拙い話しっぷり。ちゃんと想いが伝わったかは、甚だ怪しい。
どうしてちっとも進歩しないのだろう。曲がりなりにも100回以上は保護者の前で話しているのにね。
これでも今回は一応原稿を書いて臨んだのだ。(え〜!それであんなもん?なんて言わないでね)
取り上げるテーマが難しかったので、微妙な言い回し一つで誤解を招きかねないと思ったからね。
どう受け止めるかは相手次第だろうが、退屈そうな表情の方もいらっしゃったから、成功とはとても言い難い。
まあ、済んでしまったことは仕方ないけどさ。反省。
ちびっと、ちかれた。 - 18.7.7 アルゴ大会
-
今日は「アルゴ親子大会の日」。
昨日と状況は変わらねど、中止にするのは忍びない。
だって年に一度の大騒ぎの日だも〜ん。
エントリーは例年より少し多めだった。
4卓が限界なのだが、ギリギリ収まった。
しかし、スタッフは例年より少な目。
まあ、ハニーが居るから大丈夫だろう。と、楽観していたのだが、正直バタバタだった。
不備をお許し頂きたい。
熟考する選手が多く、時間が押したのが最大の原因ではあるが、あまり厳しいことは言いたくない。
勝負は時の運。負けて悔しそうにしている者もいたが、終始、笑い声が飛び交い、全体的には和やかな雰囲気だった。
ただ、親子ゲンカや兄弟ゲンカを始める者がいたり、仲間割れ?で険悪なムードになりそうなペアがいたりで、結構ハラハラした事も慥かだ。
それでも個人的には十分楽しめた。
盛り上げて下さったお母様方には感謝だ。
大会終了時には雨も上がり、ハッピーエンドだったかな。
- 18.7.8 特別警報
-
「特別警報」という言葉。
恥ずかしながら、聞いたことがなかった。
この度の大雨。初めは「かなわんな〜」程度だった。
警報が出たり、電車が動かなかったりしたことは今までも多いが、台風接近に伴うものが大半だった。
今回も「またか?」とあまり深刻には受け止めていなかったが、ちょっと様子が違うぞと気がついたのは、しばらく経ってから。
はっきり言って、台風より質が悪い。
台風は必ず過ぎ去ってくれる。けど、今回は前線が停滞したためだと聞く。すぐには去ってくれないのだから。
(この段階では、私は自分の事しか考えていない)
ニュースを見るたびに、状況は悪化するばかり。
被害者の数もどんどん増えている。
洪水による死亡。言いたくないがどれほど惨いか。苦しいか。
自分の無事を喜んでいるだけで良いのか?
次第に、自分の心の狭さに気が滅入ってきた。
友人知人の安否を気遣うばかりで、何もできない(いや、していない)私。
これって、偽善者の極みじゃないか。
しかも「大変だね〜」と口にしながら、その口で酒を呑んでいるのだからね。
ごめんなさい。
せめて、これ以上の被害が出ないことを祈るだけです。
己の無力を思い知らされ、さらに口だけで何も行動に移さない自分にすっかり自己嫌悪の私です。
- 18.7.9 包丁
-
私は全く料理ができない。料理どころか、調理も全くダメ。
従って、ハニーが全て作ってくれているのだが、そのハニーがピンチなのだ。
先日、実家に帰ったハニーは「もの凄く良く切れる包丁」をゲットしてきた。
私は私で、包丁が切れないとこぼしていたハニーに「包丁研ぎ器」をプレゼントしていた。
ハニーは、その「もの凄く良く切れる包丁」を「包丁研ぎ器」で研いだようだ。
その結果、ますます良く切れるようになった包丁。
なんと、ハニーの指まで切ってくれたのだ。
「キャ!」
台所から、ハニーの叫び声が。
ひたすら狼狽える私。
救急箱のありかも知らない私。結局何もできなかった。
ハニー。早く良くなっておくれ。
- 18.7.10 筋トレ
-
健康診断の結果が届いてからかれこれ4ヶ月。
最近、胃が痛いこともあって、ようやく再検査を受ける気になった。
再検査に先立ち、ある方に検査結果を見て頂いたところ、いろいろアドバイスを下さった。
脂肪肝は以前から言われていたことだが、今回は、血圧高め、コレステロール過多についてご指摘いただいた。
そして、改善策として、食餌療法と運動を勧められた。
食事に関しては、塩分を控えること。
慥かに私は塩分を取り過ぎている。辛いものは好きだし、汁物も残さず飲み干す。
ハニーに協力してもらい、改めていこうと思う。
問題は運動だ。
現在、私は一切運動をしていない。
それでも、辛うじて今の体型が保てているのは、立って授業をしている(←当たり前)からかな。
筋トレを勧められた。
もちろん、ハードな筋トレではない。老人にでもできるという簡単なものだ。
しかし、帰宅後、早速やってみたのだが、どうもしっくりこない。
やり方が間違っているのだろうか。機会があれば、改めて教えを請いたい。
それにしても、その晩、足が攣ったのはどうしてだろう。
筋トレのせいではないと思いたいのだが・・・。
とほほ。
- 18.7.11 ショルダーベルト
-
肩に掛けていたカバンが突然落下した。
一瞬何が起きたのか分からなかった。
雨上がりの路上での出来事。
落下した先には運悪く水たまり。
慌てて拾い上げたから大した被害はなかった(PCも入れていなかった)が、はずみで飛び出した文庫本は濡れてしまった。
一体どうしてだろう。
見れば、ショルダーベルトの留め金部分が摩耗して緩くなっていたようだ。
さてどうしよう。
ベルトごと交換が一番だろうな。
しばらくは不便だが、これも筋トレにつながると前向きに考えようか。
- 18.7.12 進化
-
とある学校の説明会に参加した。
久し振り(10年ほどご無沙汰していた)の参加だ。
原則として、生徒が志望する学校の説明会には参加することにしているのだが、その学校は(可能な限り)人に任せていた。
と言うのは、かつて内容のあまりのお粗末さに閉口し、二度と行くものかと心に誓った経緯があるから。
(質問してもろくに回答を頂けなかったし、学校の指導方針にも全く共感できなかった。まあ、似たような学校は他にもあるけどね)
だから、今回は任せる相手もいなかったし、仕方なしに赴いただけだったのだが。
驚いた。以前とは全く違っていた。
メンバーが替わったからか。(校長も教頭も別人だった)
素晴らしい説明会だった。
生徒の様子も詳細に紹介されていたし、何より、学校の方針、意志が明確に伝わってきた。
感動すら覚えた。(もちろん、宣伝の全てを信じるほど馬鹿ではないが)
ふと、我が身を振り返ってみた。
あの学校は確実に進化を遂げていた。
なのに、私の説明会はどうだ。全く進歩していないではないか。
人を批判する前に、我がふり直さねば。
無理と諦める前に、取り組んでみようか。
- 18.7.13 なめるな
-
その昔「なめんなよ」という猫がブレイクしたな。
少し調べたら、もう35年以上前の事らしい。
私の今の気分は、猫ほど可愛くはない。むしろ、ささくれ立っている。
「なめんなよ!」と大声で叫びたい。
誰にかって?
いろんな人にだ。
先ずは生徒に。
受験をなめるな。勉強をなめるな。己は何様のつもりだ。
碌にできもしないくせに、手を抜くな。誤魔化すな。
次は保護者に。
いや、よそう。言ったら取り返しがつかなくなることもある。
最後は、世間にだ。
自分の都合で勝手な事ばかり言うんじゃない。口を慎め。行動を慎め。
おっと、忘れていた。
自分にも叫んでおこう。
人生をなめるな。もっと真面目に生きろ。
- 18.7.14 鼻毛ジジイ
-
なんともまあ、有り難くないあだ名を付けられたものだ。
アルゴクラブでゲームをしているとき、生徒達が騒ぎ出した。
「呑ちゃん、鼻毛延びてる」
「ほっとけ!」(鼻毛が伸びるのは、チョークのせいなのじゃ!と、言い訳するのも面倒くさい)
慥かに、最近全く手入れをしていなかった。
あまりに煩いから、鼻毛を抜くフリをして、その指を一人にこすりつけてやったところ・・・。
騒ぎは収まるどころかエスカレートするばかり。
まあ、当然で酒ね。
収集つかなくなったのは、はい、全て私が悪いので酒。
ゲームの方も散々な結果。
「鼻毛ジジイに勝った!勝った!」と大喜びの生徒達。
悔しいな〜。
次の機会には、大人げなくコテンパンにやっつけてやるからな!
もちろん、鼻毛もきれいにしておくからね。
久し振りにノーズワックスのお世話になろうかな。
- 18.7.15 酷暑
-
大雨の次は暑さだ。
自然はなんて意地悪なのだろう。
次から次へと災いをふりかけてくる。
電車も暑さで止まったらしい。
「気温上昇により線路の温度が規制値に達した」とかで、運休。
正直、うっそ〜ん!て感じ。
規制値は60度だそうだ。熱膨張でレールが曲がり脱線の危険性があるらしい。
理科の問題などでは目にしたことがあったが、実際に運休というのは初めて聞いた。
私は被害に遭わなかったが、スタッフの1人は歩いてきたとかで汗だくになって登場した。
実際、教室の外に出ると、異常な暑さだ。
生徒達も驚いていた。
母もこの暑さでダウンしていたようだ。
お天道様。お願いで酒。これ以上の弱い者いじめは止して下さい。
- 18.7.16 エール
-
今日は応援大会の日。
この暑い中、先輩達は後輩の応援に駆けつけてくれた。
おい、現6年生。
もっとシャンとしろ!
この夏は、人生を左右する勝負の夏なんだぞ。
誰のためでもない。自分のためにがんばるのだ。精一杯な。
ぐじゃらぐじゃら言ってる暇なんてないはずだ。
先輩達がやってきたこと、何故お前らができない。
出来ないのじゃない。やる気が無いだけだ。
いいか、真剣になれない奴は容赦なく見捨てるからな。
先輩達のエールは後輩の心に届いただろうか。
ちゃんと伝わったと思いたい。
それにしても、先輩達は随分大人びていた。(キレイにもなっていた)
去年は応援される立場だった彼や彼女たちも、立派に成長していた。
私はそれだけでも嬉しい。
知らなかった一面を知ることもできたしね。
またちてね〜。
彼らと次に会う日が楽しみだ。 - 18.7.17 sofmap
-
用事で天王寺に出た。
帰り際、「そうだ!中古PCでも見よう」と思い立ち、ソフマップに行ったのだが・・・。
げ!ソフマップなくなってるやん。
知〜らなんだ、知らなんだ!
ニトリに変わっていた。
う〜ん。ショック!結構利用させてもらっていたのにな〜。(カードもまだあるぞ)
調べてみると、もう半年前のことらしい。
と言うより、ソフマップ。どんどん閉鎖している。
難波には、ソフマップ○号館といくつものビルがあったのに、今じゃ1つだけだそうだ。
一体何があった。ネットではまだよく見かけるけどさ。
まあ、専門外のことに口を出すのは止めよう。
しかし、なんか栄枯盛衰を見せつけられているようで、寂しいような気もする。
- 18.7.18 胃カメラ
-
久し振りの胃カメラは痛かった。
鼻からのタイプにしてもらったのだが、どうやら私は鼻が曲がっていて、狭くなっているらしい。
口からの胃カメラほどの苦痛ではなかったが、涙を流しながら必死に堪えるカッパちゃん。
そう、海亀の産卵シーンを思い浮かべて頂いたら良いのではないだろうか。
先生は「痛くないで酒か?」と尋ねて下さるが、正直に答えて中断されても困る。
ひたすら黙るしかない。実際、「大丈夫で酒」と答える余裕もなかったけどね。
時間にして十数分だろうか。ただただ、早く終わることを祈り続けた。
しかも、途中から新たなピンチが。
何故か、お腹が痛くなってきたのだ。
全く身動きの出来ない状況での腹痛。想像するだけで怖い。
しかし、現にその悪夢は我が身に起こっているのだ。
脂汗が滲んでくるが、どちらの痛みからくるものなのかは分からない。
二度ほどのビッグウエーブに耐えた頃、ようやく胃カメラ終了。
先生の説明も聞かずに、トイレに駆け込んだ。
さて、診察結果は。
「逆流動性食道炎」が見られるらしい。映像ではくっきりと跡が残っていた。
が、胃のポリープは良性のものだそうで、一安心。
十二指腸潰瘍も良くなっていた。
それでも、胃の顔色が悪いらしい。本来もっと明るいはずなのにと言われた。
説明の内容は良く理解できなかったが、要は、私は「胃も禿げている」と言うことだそうだ。
ピロリ菌があるかも知れないので、検査してもらうことになった。
血液検査の方は、コレステロールの数値は下がっていたが、今度は尿酸値が高かった。
これらのことは、日常生活において注意を払いながら改善していくしかないようだ。(投薬治療のケースもあるらしいが)
気の小さい私。実は最悪のケースも想像していただけに、無事で何より。
今宵は乾杯だな。って、それがあかんちゅうねん。
今回の件では、F先生、S先生。そしてK先生。本当にお世話になりました。ありがとうございま酒た。
- 18.7.19 む〜り〜
-
妖怪ウォッチ(見たことはないが)の中に登場するキャラクターに「ムリカベ」という者がいるらしい。
ある生徒がしきりに「む〜り〜!」を連発するので気になっていたが、アニメのキャラクターだったのか。ようやく腑に落ちた。
今日は3者面談の日。
生徒の本気を保護者の前で確認する、半ば儀式のような面もあるが、大切な夏休みを無計画に過ごされてはたまらん。
意志を確認した後は、具体的な方法を提示し、目標までの距離を縮めるために、最大限の努力を約束させる、とても大切なイベントだ。
ところがある生徒。
「君の目標と現在の君の位置(=学力)との距離は分かっているか?」
「はあ、まあ一応」
「で、その目標に君は届くことができると思うか」
「おそらく、無理だと思います」
ぶち切れるのを堪えた私。
「あのな〜。本人が無理だと思っていたら、絶対に目標には届かないよ。今すぐ受験を止めなさい。私はそんな気持ちの子の応援はできない」
「・・・」
「たとえ、不可能に近いとしても精一杯努力しなきゃ。初めから無理だと思っていたら、それこそ絶対に無理だよ」
口先だけの空約束をする者より遙かにマシだと、彼の正直さを認めてやるべきなのか。
いや、やっぱり違うだろう。
保護者の前ではあるが、全否定させてもらった。
あ〜あ。ガッツのある子が減ったな〜。
こりゃ、大変だわい。 - 18.7.20 動揺
-
己の器の小ささを改めて思い知らされた。
今日の授業はミスばかり。かけ算は間違うわ。数値は読み違えるわ。引き算まで間違えた。
夏期の初日に何てことだ。
生徒達も驚いていた。
「今日は私、おかしいねん。しばらくおかしいと思うから、ヨロシクね」と言うと、
「え〜?しばらく〜?!」と、怪訝そうな顔をしていた。
でも、仕方ないのだ。
母が緊急入院。
これで、平静でいられるほど、私は度胸が据わっていない。
ハニーが付き添ってくれていたのだが、入院になったと報せがあってから、続報が全くない。
携帯も繋がらないので、電池切れだろうとは思ったが、次から次へと悪い方に考えてしまう。
地に足が着かないとは、正にこのこと。全く何も手に着かなかった。
授業終了後、急いで帰ったが、家には誰も居ない。
時刻は22:30。まだ病院なのかと思った矢先、疲れ果てた顔でハニーが戻ってきた。
仕方あるまい。12時間以上、病院で母に付き合ったのだから。
母の状態はそれ程心配することではないようだ。
肝機能障害もしくは肝炎の疑いがあるが、原因はまだ分からないらしい。
取りあえず、その原因を突き止めるための入院なのだとのこと。
それを聞いて、少しだけ胸をなで下ろした。
明日にでも、顔を見に行こうか。
- 18.7.21 寝顔
-
母親の寝顔を見たのは何年ぶりだろうか?
おそらく20年以上経っていたのではないか?
正直、ショックだった。
今日は早く仕事が終われる筈だったが、欠席者の対応などをしているうちにすっかり遅くなり、病院に着いたときには面会時間はとうに終了していた。
それでも、何とか入れてもらえたが・・・。
母は眠っていた。
枕元のテレビでは、贔屓チームのナイター中継が放映されていたが、一体どこまで観戦できたのだろうか?
リモコンを握ったまま、眠りに落ちたのだろう。
ちょうど逆転された直後だったようだから、見ていない方が幸せだったのかも知れない。
声を掛けようかと一瞬躊躇したが、わざわざ起こすこともなかろうと、そのまま帰ってきた。
しかし、私の胸の中にはやりきれない気持ちが一杯だった。
いつの間にこんなに年とったんだ?
起きているときは、私に心配かけまいと(たとえ空元気だろうが)いつも元気に振る舞ってくれていた。
しかし、その寝顔たるや。
げっそりと窶れ、頬の肉も痩けた母。まるで別人だった。
「また来るね」と声を掛け、病室を後にしたが、自分の非力と母へのすまなさが相まって、私のテンションはほぼ0。
早く良くなって欲しいと願うばかりだが、一方、永遠の別れが迫っているという現実にいつまでも目を背けてはいられない。
とても複雑な心境だった。
- 18.7.22 ありがとう
-
ハニー。結婚してくれてありがとう。
息子達。生まれてきてくれてありがとう。
生徒達と保護者の方々。信じて下さってありがとう。
結婚記念日とHOPES創立記念日。
今までは、記念日は祝うものだと思っていたが、間違っていた。感謝する日だったのだ。
と、言いながらも、祝宴は挙げたけどね。
寿司屋で長男、ハニーと待ち合わせ。評判の高い店だったが、個人的には今一つ。残念。
2軒目はいつものBARへ。
私のオーダーは、一杯目が「スペシャルな飲み物」で、最後は「幸せになる飲み物」。
全く、ややこしい客だ。
けど、おかげでとっても幸せになれま酒た。
全ての人に感謝で酒。
- 18.7.23 ナス
-
事務所の冷蔵庫にナスが入っていた。
「なんじゃ〜こりゃ〜!」と、叫んでも返事はない。
そりゃそうだ。今日は私一人だもんね。
しかし、じきに疑問解明。
デスクにメモが残されていた。
卒業生が、学校で栽培・収穫したものをわざわざ届けてくれたようだ。
あじがとう。
けど、まさか、創立記念日のお祝いじゃないよね。
写真で見てもお分かりいただけるだろう。
明らかに品種が違う。
恐るべし、SN学園の農業技術。
このナス。記念に飾っておきたいところだが、写真に残したから許してね。
おそらくは、明日、我が家のディナーに登場することになるのだろう。
ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 18.7.24 薬禍
-
体中に発疹が出た。
気がついたのは数日前。足首辺りにポチポチが。
初めは、風呂で良く洗わなかったから汗疹ができたのだろうと軽く考えていたのだが、上半身にまで及んで、これはただ事ではないと気付いた。
何故だろう。
変わったこととと言えば・・・。
あ、そうだ。先週、胃カメラの検査を受けた際、逆流性食道炎を抑える薬をもらったんだった。
決めつけるのはいけないのだろうが、他に思い当たる節はない。
その先生の所へ行こうかな〜。
けど、時間が全く無い。
空き時間30分で往復できないことなないが、診察は無理だろう。
電話をかけてみたら、幸い電話口に出て下さった。
「薬のせいではないと思いますよ。発疹が出るなら、薬を服用したらすぐに出ますから」と言われたが、
「取りあえず、しばらく薬は控えてみましょう」ということになった。
早く治まってくれないかな〜。
正直、少々痒みも伴い始めて、寝づらいのよね。 - 18.7.25 観戦
-
今日は半分オフ。ある方にナイター観戦に誘われていたのだ。
この日のために、時間割も調整し、万全の準備で、いざ京セラドームへ。
この球場でナイターを見るのは初めて。
先ずは、ビールのあてを買い求めに球場前のスーパーへ。
試合開始までまだ2時間はあるというのに、店内は私のような客でごった返していた。
私より先にその方はお見えになっていた。
とある学校の先生なのだが、仕事の話は一切なし。ひたすら野球談義に花が咲く。
席は一塁側の内野席。最前列ではないが、選手の顔もはっきり見える。素晴らしいぞ。
早速ビールで乾杯。
このペースだと、始まる前に酔いそうだ。
さあ、プレイボール。
初回、我が応援チームがいきなりホームラン。
しかし、その瞬間、悲劇が起こった。
私がビールをぶちまけてしまったのだ。
大半は私のズボンが引き受けたが、隣の席の女性にもかかってしまったから、さあ大変。
平身低頭で謝り倒した。
幸い、過激な方ではなく、顔を引き攣らせながらも許して下さったから良かったが、はしゃいでいた気分はあっという間に冷めていった。
試合の方は、いつもの展開。
エラーが出た後に逆転され、反撃も及ばす、そのまま終了。
すっきりしない気分だった。敗戦の原因はベンチにあるように思うのは、私だけだろうか。
それでも、久し振りのナイター観戦は(大声で騒げたし)気持ち良かった。
お誘い下さった先生に感謝だ。
次回は(次回があればだが)、ビールの飲み過ぎ(今回は6杯かな?)に注意しよう。
- 18.7.26 夕立
-
夕立。ザーッと降ってサッと上がる。
夏の風物詩の一つで、夕立の後は涼しくなるからちょっぴり嬉しい。(陽水の『夕立』は好きな曲の1つだ)
しかし、最近は喜んでばかりはいられない。
ゲリラ豪雨かも知れないのだから。
先日の大雨は各地に多大なる被害をもたらした。
たかが雨と、軽く考えてはいけない。
夕方5:00前だろうか。
外がいきなり暗くなり、ザーッと降り出した。
生徒達も騒いでいる。
幸い、今回はゲリラ豪雨ではなく、純粋に夕立だったようで、1時間ほどで雨は上がり、害は全く無かった。
いや、講師の方がびしょ濡れで登場されたな。お気の毒で酒。
- 18.7.27 嫌な奴
-
朝から最低の気分。
電車でカバンがちょっと触れただけで難癖をつけられた。
ぶつかったわけでもなく、ほんのちょっと突いた程度の接触なのに。
「(混んでるんだから)少しくらい我慢したら」と私が言うと、偉そうに講釈を垂れ始めた。
年の頃は私と似たようなもの。スーツを着た、見かけは立派な紳士だ。
馬鹿とかかわっても仕方ない。もう黙るしかない。
電車を降りても気分が悪かった。
教訓。
自分はあんな嫌な人間にはなるまい。
もっと大らかに生きたいものだ。
- 18.7.28 失敗
-
朝一から出社。(7:30には着いている)
どの授業と授業の合間も30分ほどしかない。(時間割の上では余裕があるように見えるが、その間に個別がびっしり入っている)
その間に、教材作成。(当然だが、特に、新規の生徒のための教材には手がかかる)
授業が終われば、間に合いそうなら母の病院へ。
そんな、毎日が続いている。
それでも、目が回るほどテンパってはいない。
長年の経験があるからね。こんなのまだまだ楽勝よ。
と、油断していたわけではないが、とうとうやってしまった。
作成した教材を保存し忘れた。
私の2時間ほどが吹っ飛んでしまった。
もちろん、大したことではない。
けど、気が滅入るのだ。一度落ち込むと、立ち直るまでしばらく時間が必要。このロスが痛い。
あ〜あ。やっぱり余裕がないのかな。
生徒達のメールも滞っているし、新しく購入したPCのセットアップも全く手が付けられていない。
せめて、生徒達ががんばってくれていれば良いのだが、相変わらずの奴らが目について仕方ない。
いや、よそう。愚痴を言っても始まらない。
全ては私の力不足なのだから。
- 18.7.29 台風
-
ヤバいかも。
今度の台風。
何の恨みか、急に変な進路を取り、関西に向かってきている。
目覚めたのは午前3:00。
風のうねりが聞こえてくる。
電車は動くのだろうか。
慌てても仕方ないので、始発まで溜まっていた日記なんぞをしたためているが、午前の授業は中止にした方が良さそうだ。
幸い、振り替える日ならあるしね。
さあ、そろそろ出発だ。あと1時間で電車も動く(はず)。
動きませんで酒た。
駅で1時間足止めを食らった私。
『試運転』のアナウンスに散々いらつかされた。
だって、「異常が無いことを確認の上、運行を始めます」と言うのならわかる。
なのに、「以上を確認した後、運行を始めます」だと。
そんなのに乗りたくないわ。
まあ、待っている間に晴れ間も見え出し、一安心。
本日も平常通り授業を行うことに決定しま酒た。
気をつけてお越し下さい。
って、こんな時間に私の日記なんて見ている人いないわね。
- 18.7.30 キャンセル
-
いつ、散髪に行こうか?
正直、スケジュールのタイトさには少し恐怖を覚えていた。
9月までこの髪を伸ばし続けたら、絶対、生徒達に言われるだろう。
「落ち武者だ!」とね。
これをラッキーと喜ぶべきなのか。
予定していた個別(oneone)が2件続けてキャンセル。
ぽっかり時間が空いてしまった。
「よし、散髪に行こう!」
けれど、(大人になってから)日曜日の散髪屋は経験が無い。
「きっと、混んでいるだろうな〜。混んでいたら諦めよう」と覗いてみたら、あれれ?空いている。
ラッキ〜!とばかり、お願いした。
念のため申し上げるが、けして暇な店ではない。偶々タイミングが良かっただけで、私の後は待ち人が続出だった。
おかげで、スッキリ。
これで、OB会に出られるかな?
それにしても、1人のために時間を用意しているのに、キャンセルは正直辛い。
いろいろな事情があるのだろうが、こちらの心も折れてしまう。
銭金で言っているのではない。時間だけでなく、エネルギーの空費だ。
どうして私の気持ちは伝わらないのだろう?
はっきり言って、無念だ。
- 18.7.31 気遣い
-
「今日は来なくても良いよ」
母からハニーに電話があったようだ。
「あの子も疲れているだろうから、休ませてあげて」と言われたらしい。
嬉しいような。情けないような。
実際、疲れてはいる。睡眠不足が原因だろう。
しかし、病人に気遣いさせてどうする。
ゆっくり休ませていただきました。8時間近く眠れ、おかげで少し回復しました。
あじがとう。お母ちゃん。