- 19.2.1 体験授業
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今日から2月。新学年のスタートだ。
この時期、入塾の問い合わせは、少なくない。(多くもないが)
私は先ず、体験授業を勧めている。
私の授業スタイルを知っていただくためと、その生徒のキャパを測るためにだ。
第一印象にまずハズレはない。出会う前の期待が、瞬間に失望に変わる事の方が多いのは、残念ではあるが。
今日の見学者は少し違った。
体験授業では以前からの在籍者と同じように授業を受けてもらう。途中入室も途中退室も認めていない。
そのため、付き添った保護者の方にも、同席してもらうことが多くなる。
大抵は母親が参加し、稀にご両親で参加されるケースが多いのだが、今回はお祖母さまだった。
「授業の間、休む場所はありますか」
別室が空いていたのだが、どうせなら一緒に見ていてもらおうと「どうですか、ご一緒に」と誘った。
「孫の教育には関わらないでおこうと思っておりますので」と固辞されたが、
「まあ、覗くだけでも結構ですから」と入室してもらった。
意外や意外。真剣に授業を聞いて下さっているではないか。
いつの間にか鉛筆を取り出し、一緒に解いている。
説明にも大きく頷かれ、私のつまらないギャグにも反応して下さった。
どの生徒達より真剣だったのではなかろうか。
お孫さんだけでなく、お祖母さまにも入塾してもらいたいと思った程だ。
授業終了後、少しだけお話をさせてもらった。
「久し振りに脳に刺激をもらいました」と言って下さった。
「私の時代には今日のテーマ(集合)はまだ小学校でも取り扱っていたのですが、最近はあまり」と申し上げると、
「私の時代はもっともっと前ですから、こんなお勉強したことありません」と笑っておられた。
それ程高齢にも思えなかったのだが、年齢を不躾に尋ねるのも憚られ、そうですかと笑って流したのだが。
果たして、ご縁は頂けるだろうか。
あ、もちろん。お孫さんの方にで酒けどね。
- 19.2.2 立体パズル
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ネットで見つけたおもちゃ。
立体図形、特に高学年の正多面体系の授業用にと購入した。
早速、正四面体を作ってみたが、ショック。
いきなり棒が折れた。
私の気持ちも折れた。
まあ、安かった(1300円程度)から仕方ないのかな。
でも、2セット買ったのに、いきなり両方折れるなんてさ。
所詮はおもちゃだと納得するしかないのよね。
- 19.2.3 大阪城イルミナージュ
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大阪城で何かイベントが行われているらしい。
クーポンサイトで見つけた「大阪城イルミナージュ」。
どんなイベントかよく分からなかったが、とにかく行ってみた。
場所は大阪城公園の西の丸庭園。LEDで飾りつけたいわゆるイルミネーションのようだ。
いきなり猿回しのステージに出くわした。神戸のモンキーセンターから来ているらしい。
とても愛嬌があって可愛かった。チップは渡さなかったけどね。「キレイキレイ」と言いながら回っただけで、その時は気がつかなかったけど、時代ごとにエリアが分かれていたようだ。
けど、実際美しかった。カメラを忘れたことをとても後悔した。
写真はハニーのカメラで撮ってもらった。暗くて私の美貌が見えにくいのはご勘弁。けど、これって一体いつの時代になるんやろ?
寒かったが、まあそれなりに楽しめた。
折角、大阪城まで来たのだからと、京橋まで歩くことにした。(意味不明でしょ)
京橋には教え子が経営している寿司屋があるのだ。(いつも寄るのは大阪城見物の後)
ところが、京橋駅近辺で迷子になった(恥ずかし〜)おかげで、お店に到着したときには既にシャッターは下ろされていた。
中にまだ人の気配はあったが、いくらなんでも押し入る勇気はなかった。
流石のハニーも呆れ顔。散々歩き回ってやっと到着したかと思ったら、これだもんね。
段取りの悪さは超一流。若かった頃から一向に進歩していない。
結局、鶴橋で下車。
とある方(故人)に昔よく連れてきてもらった店に入ったが、遅い時刻だったため、ネタも品切れが多く、欲求不満の残った宴となった。
ごめんねハニー。今度はもっとまともなデートを企画するからさ。
- 19.2.4 強敵現る
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新学年の授業がスタートし、新メンバーともほぼ顔合わせ終了。
中でも、今年の新3年生はなかなか手強い。
初めての授業で、萎縮させては何にもならない。
何を言っても受け容れよう。絶対に否定はしまいと、心に誓って臨んだが・・・。
いや〜、参った。全く何も考えず、好き放題を言ってくる。
「このグループは、図のどこに入る人たちでしょう」
「お、分かるか。じゃ、○○君」
「ウ!」
「ブッブー。ウではありません」
「はい、○○さん」
「ウ!」
ご長寿早押しクイズの司会をしている心境だった。
正直、クタクタに疲れた。
まあ、気長にやっていくしかないだろう。
負けへんで〜!
- 19.2.5 電子レンジ
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びっくりしたな〜!もう!!
「誰かいるの?」
思わず、尋ねてしまった。
いや、我が家にはハニーと私しかいないはず。
なのに、声がする。
しかも、若い女性の声だ。
え?私の恋人?そんな訳ないじゃない。
ふん!どうせ妄想だろうって。
失礼な。呑んでもいないのに、酔ってたまるか。
けど、じゃあ、一体誰の声?
なんと。声の主は、電子レンジのチン子ちゃん(2代目)で酒た。
最近、電子レンジを買い換えた。
先代のチン子ちゃんは、あちこちガタが来て、どうやら具合が悪いらしい。
そりゃそうだ。なんたって、ナショナル製品だもんね。20年近くは使ったのではないだろうか。
買い換えを検討し、電機屋に見に行った時は驚いたね。
レンジって回るイメージがあったよね。
けど、最近のレンジは回らないらしい。だって、そもそもターンテーブルがないのだから。
しかも、温めるだけじゃないらしい。
なんでも、いろんな料理が出来るというじゃないか。
目からコンタクトが何枚も落ちた。ウッソ〜ンの世界で酒たよ。
そんな、万能選手に「チン子」は失礼で酒ね。
しかし、流石に喋るとまでは思わなかった。
「もう少しでできま酒よ」と言ったかと思えば、「(やった〜!)できました♪」だもんね。
さらに、しばらくそのままにしておくと、
「また、使って下さいね」などと、殊勝なことを言うではないか。
うん。気に入った。
「チン子ちゃん」改め「スペシャルチン子ちゃん」にしてあげよう。
それにしても、恐ろしい時代になったもんだ。
そのうち、「お味は如何でしたか」などと言い出すのかも知れない。
- 19.2.6 鶴
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私は折り紙が苦手だ。
いや、ちがう。折り紙ができない。
幼稚園の参観日に「さあ、お家の人といっしょに折り紙を作りましょう」と言われ、困り果てたことは、今でも覚えている。
ハニーと出かけた帰りの電車内でのこと。
運良く席が空いており、並んで座れた。
ハニーの指導の下、ガムの包み紙で鶴を折ったのだが・・・。
ご覧に入れるのも恥ずかしい。
さて、私の作品はどれでしょう。って、言わんでも分かるわな。
- 19.2.7 キャンプリポート
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久し振りに教え子からメール。
「宮崎キャンプに行ったので、お土産があります」
流石に、土産だけもらって、はいサイナラはできんだろう。
教室近くの餃子やで一献の運びとなった。
彼と会うのは1年ぶりだ。
やっと夢が叶って教師になって、さぞがんばっているだろうと、思いきや。
開口一番「いや〜!きついっすよ」。
早くも転職するのだという。
「え〜!」と内心、叫び声を上げたが、幸い、学校を変わるだけのことらしい。
「担任を体験したくて」とのことだったので、ホット一安心。
まあ、次のステージへのステップなのだろう。挫けずにがんばってもらいたい。
ところで、頂いたお土産はこれだが、誰のサインかお分かりだろうか。(あれ?色紙にあった30が写っていない)
私はその背番号30を見ても分からなかった。
まさか、江川卓じゃあるまいしね。
正解は、宮國椋丞選手で酒た。
キャンプには毎年行っているらしい。
うらやましいな〜。
野球談義以外にも花が咲き、気づいた時には、例の如く酒量オーバー。
「今度は、君のお嫁さんになる人と呑もう」と約束して別れたが、さて、いつ実現するだろうか。
- 19.2.8 梅
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まだ、風は冷たいが、春はもうそこまで来ているようだ。
駅までの道すがら、梅がほころびかけているのを見かけた。
写真は、実家の庭の梅。まだチラホラだけどね。
早く暖かくならないかな〜。
- 19.2.9 自己嫌悪
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生徒を一人泣かせてしまった。
新入会の子で、未だシステムに慣れていなかっただけなのに・・・。
「宿題とやり直し持ってきてません」と言われ、「いきなりか?」と失望してしまったのだ。
もっと優しく、確かめれば良かった。
本当に持ってくるのを忘れただけだったのだ。
後ほど届けられたプリントには、時間がかかったであろう、努力の跡がしっかりと残されていた。
だめだな。私。指導者の資格なんて無い。もう、やめようかな。
- 19.2.10 マウスウオッシュ
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他人の口臭には即、顔を顰めるくせに、自分の口臭にはなかなか気がつかない。
人はつくづく身勝手なものだ。
等と、暢気なことを言っている場合じゃない。
私のように、日常人と接する事の多い仕事を生業としている者にとって、口臭は大問題だ。
特に、最近では個別授業で至近距離で生徒と顔をつきあわせているから、尚更だ。
マスクをしているから大丈夫、と言うわけにはいかない。
で、これまでもブレスケアやマウスウオッシュはいろいろ試してきたのだが、あまりピンとくる物はなかった。
いま、使っているのは「プロポリンス」なる代物。これはまだマシかな。
口をすすぐと、汚れが塊となって出てくるので、目に見える分だけ、キレイになったような気がする。
教室にも1本常備している。
ふぉふぉふぉ〜!これで、口臭ケアは万全じゃ。
え?それ以前に全身から漂う加齢臭を何とかしてよ!ってかい?
いや〜ん。意地悪言わないで。本人はまだ若い気でいるのだから。
- 19.2.11 あなかしこ
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御文章なるものをご存知だろうか。
本願寺8代目の蓮如上人が門徒に書き与えたお手紙のようなもので、浄土真宗のみ教えや信仰のあり方を分かりやすく示したものだと言われている。(私には十分難解で酒が)
その御文章は、必ず最後は「あなかしこ〜あなかしこ〜」で締められている。
何やねん、その「あなかしこ」って?
お詣りの時に、お寺さんに聞いてみた。
慎重なお方なので、即答は避けられたが、おそらく2通りの意味ではなかろうかとのこと。
一つは、手紙文などの結句。しかし、主に女性が使用する言葉だから、違和感はある。
もう一つは、あな=とても、かしこ=相手を敬って言う。から来ているのではと。
大変畏れ多いのですが、謹んで○○をお伝えします。と、自分をへりくだったことになるようだ。
自分でも少し調べて見た。
諸説あったが、この説明が一番しっくりきたかな。
あなかしこ〜!あなかしこ〜!
- 19.2.12 『みかづき』
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そろそろ『みかづき』について、書かねばならないかな。
一応、私も塾業界の人間だしね。
本(森絵都の小説)を買ったのは随分前だ。
文庫化される前に単行本で買うなんて、私にすれば異例中の異例のことなのだが、ずっと読まずに放置していた。
単行本だと持ち運べないのも理由の一つだが、(確とした理由はないが)何か抵抗があったのだ。
「まだ、読む時期じゃない。今読むときっと私の中の何かが揺らぐ」
そんな漠然とした不安があったのも慥か。
しかし、文庫化もされ(関係ないか)ドラマ化までされたとあっては、知らん振りもできまい。(どんな理由だ?)
「少なくとも、ドラマを見る前に原作は読んでおこう。ドラマは見たいしさ」
と、ようやく取り組み始めた。
先日やっと読了。
予想通り、いや予想以上にか、重い内容だった。
一切笑えるシーンはなかった。読んでいて泣き出すことが常の私だが、情にほだされたのは今回は一度だけ。
共感できる面も多かったが、私とは違う生き方だという想いは最後まで拭いきれなかった。
塾業界に生きる人間。認めたくはないが、私がその一員であることは、否定しようもない事実。
この業界の人間は、大きく分けて2種類だ。
教育を金儲けの手段と捉えている人間と、子どものためと考えて自己犠牲を厭わない人間とのね。
私が他を認めたがらないのは、前者が余りにも多いからだ。偽善者ぶっている奴の多いことも事実。
いや、自分のことしか考えていない人間は、この業界だけに限らないけどね。
ドラマの方は未だ見ていない。
どんな脚色が施されているか楽しみではあるが、きっと途中で叫び出すだろうな。
そうだ、精神状態が穏やかなときまでとっておこう。
- 19.2.13 幼な子
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久し振りに5期生来訪。かわい子ちゃん2人、いや3人だ。
1人はほぼ1年ぶり。昨年、特別授業を行ってくれたYさん。
やっと、その時のビデオを渡すことができた。
もう1人は、最後の同窓会以来だから、4年ぶりか。
その時に、胸に抱いていた赤ちゃんが、今回の主役となった。
もうすぐ4歳のスーパープリティガールだ。
それにしても、4歳児ってこんなに幼かったっけ。
我が子達の当時の頃は、あまりに遠い記憶で覚えていない。
仕草が頼りなくって、それがまた可愛くてたまらん。
しかし、それでも自分の意見はしっかり言う。
「○○でちゅか〜?」と、彼女が作った積み木の正体を私が尋ねると、
「ちがう!」とキッパリ。
うん、変に妥協しないところが素敵だぞ。
きっと、賢い子に育つだろう。
だって、この子はあの2人の子だものね。
東京・博多・イギリス・アメリカと1年ずつ移動し、この度、やっと大阪に戻ってきたという。
その子の小学校受験に関してなど、お勉強のことを訊かれたが、父と母では考え方が違うようだ。
「まあ、2人でよく考えなさい」と答えておいた。だって、絶対的な答えなんてないものね。
「中学校受験の際には、よろしくね」と、営業もかけておいたが、この子の受験まで8年か。
今のスタイルを続けていられれば良いのだけどさ。
教え子に続けて会ったせいもあるのだろう。
懐かしいメンバーと無性に会いたくなった。
久し振りに同窓会でも企画してみようかな。30周年を記念してさ。
いや、やっぱり止しておこう。だって、還暦祝いかと誤解されそうだしね。
- 19.2.14 融合
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チョコとお酒?合うんだろうか?
猪口とお酒なら間違いないだろうけどさ。
写真はハニーからもらった獺祭の抹茶トリュフと生徒達から頂いた愛の一部。
(一部だなんて、思い切り、見栄張ってるね〜)
しかし、何故に菰樽?
チョコが混入されているのかと思いきや、流石にそれはなさそうだ。
獺祭の方はまだ味わっていないが、楽しみじゃ。
- 19.2.15 料金滞納
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HPが見られない。
昨日のこと。数時間にわたって閲覧できない状態が続いた。
不審に思われた方もいらっしゃったのではないだろうか。
初めは、「また、PCの調子が悪いのかな?」と、軽く考えていた。
今までも、繋がらないサイトは多々あったしさ。
しかし、それらの多くは一時的にアクセスが集中して繋がりにくい状況になっているだけで、大抵は時間が解決してくれた。
「まさか、うちのHPにアクセス集中?」
よ〜く考えるまでもなく、あり得ない話だ。
それでも、1時間以上同じ状況だったので、私も焦り始めた。
重い腰を上げ、サーバー元に連絡。ようやく原因が判明した。
なんと。
「『料金滞納』のため、一時停止の措置をとらせていただいております」と言うではないか。
「ウッソ〜ン!そんなことないはずで酒よ。引き落としになっていないので酒か?」流石の私も慌てたね。
「はい。最初はクレジット払いにされていましたが、昨年○月より振り込みに変更されていますよ」
「そんな覚えはありません」
「え〜と、ああ。クレジット会社からお使いのカードにNGが出されたようですね」
「何で?」しばし、考えこむ私。
ようやく思い当たる節を見つけた。
カードを不正利用され、切り替えたのだった。全て済ませていたと思っていたのだが、忘れていたのね。でも、1年半以上前の事だぞ。
まあ、手続きは無事に完了し、HPは復活。
めでたし、めでたし!かな。
え、一体いくら滞納してたの?ってかい。
ふぉふぉふぉ〜!
驚く勿れ、1500円ちょっとなのだ。
「たったそれだけのことで?」と思われるかも知れないが、額の多寡は問題ではないのだ。
払うべきものを払わなければ排除される。これが世間というものなのね。
はい。お勉強になりました。
- 19.2.16 偲ぶ会
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時の経つのは早いものよ。
実は、今日は月曜日。
土曜日の日記を今頃書いている。怠けていたわけではないのだが、本当に時間が無かったのだ。
あれから早3月。
以来、彼を偲ぶ会は各地で執り行われているようだが、今宵は同級生が集まった。
場所は、おなじみ(同級生が経営している)ホテルくらもとだ。
例によって、遅刻の私。
いきなり、駆けつけ三杯ならぬ、駆けつけ獺祭の洗礼を受けた。
磨き2割3分の銘酒も、息せき切っている私にはただの水だ。
20人ほど集まっていただろうか。
ほとんどは、最近よく集まる仲間だったが、久し振りの顔もいる。お、元警視総監もいるじゃないか。
会場のスクリーンには、勝谷の番組のビデオが映されていたが、ほとんど誰も見ちゃいない。
そうなのだ。しんみりした会ではないのだ。既に出来上がっている連中の顔に哀しみの色は微塵もない。
東京からわざわざ駆けつけてきたという、謎の居酒屋女店主が、銘酒を次々に注いで回っている。
獺祭・而今・王碌・義侠。良い酒ばかりだ。明笑輝や成政、なんて酒もあったけど、そこら辺になるともう味なんて分からない。
はい。もちろん全てお替わりさせていただきま酒たよ。
結局、偲ぶ会とは名ばかりの単なる同窓会。
良い酒に素敵な料理、そしてあのメンバー。盛り上がらないわけはない。
勝谷の思い出話も出てはいたけど、もはや酒のアテだ。
一人一人彼の思い出を前に出て話すことになった。
一番バッターは私。しかし、1分後には「引っ込め〜!」の罵声とともに消えていた。
いつもは日が変わってもグダグダと続くのだが、今回は新幹事の采配で全て早めに切り上げられた。
不満の声も上がっていたが、この方がスッキリしていて良いかも知れぬ。
もちろん、私たち数人は、部屋に戻ってからも未だ呑み続けていたけどね。
翌朝、酒はあまり残っていなかったが、困ったことが一つ。
まあ、これは別の機会に書かせてもらおうか。
いや〜!同級生って良いもので酒ね。
- 19.2.17 カズオ・イシグロ
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ノーベル文学賞を獲る人の文章ってどんなだろう。
その興味一点から読んでみた。
正直、難しい。私の幼稚なおつむにはスッと入って来てはくれない。
それでも、今まで私が愛読してきた作家とは違うことは分かった。
先ず、文章が静かだ。過激な表現が全く見られない。
次に、展開が読めない。時代が前後したり、語り手が変わったり(これは伊坂幸太郎などもよく使う手法かな)。
そして、何より決定的なことには、何が言いたいか分からない。(これは私がおバカだからなのだが)
まだ2冊読んだだけ(「わたしを離さないで」「忘れられた巨人」)だが、もう1冊購入しているので、とにかく読んでみよう。
それからのことは、またその時考えれば良いか。
- 19.2.18 コンタクト
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やっと、日記が追いついた。只今、正真正銘の2/18(月)。時刻はまもなく正午を迎える。
先日の同窓会(偲ぶ会)。酔って騒いで眠ったまでは良かったが、朝起きると違和感が。
コンタクトがない。
外した覚えはないし、ケースにも入っていなかった。
となると、どこかで紛失したか、それともまだ目の中に残っているかだ。
恐ろしいのは後者。
以前にも何回か似たようなことはあった。
1日で見つかったこともあったし、3日後に瞼の裏から現れたことも。
ただ、それらはすべて片目。
今回のように両眼とも見当たらないのは初めてだ。
う〜ん。困った。(続けて読むなよ)
何かが目の中に入っているような気もするし、この微妙な違和感は気のせいかも知れない。
新しいコンタクトを購入すべきなのだろうか。それとも出てくるのを待つべきなのか。
刮目して待たれよ(勝谷の常套句)ってか?
- 19.2.19 1期生
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ひょんなことで、1期生の保護者と会うことになった。
お目にかかるのは久し振り。それこそ卒業以来だから27年ぶりか。
お昼に天王寺の駅で待ち合わせ。
お互い相手を認識できるか不安ではあった(私は今、ほとんど目が見えていないしね)が、先方が見つけて下さった。
遅れて教え子も来るという。
彼を待っている間、いろいろと話を伺った。
当時のこと。卒業してからのこと。現在のこと。
たくさんの知らないことを教えていただいた。
程なく、教え子登場。
1期生といえば、もう40歳だ。しかし、彼は全くその年齢を感じさせない。
まあ、もともとむっちゃイケメンだったが、30代前半でも十分通じる風貌だ。
紆余曲折あった子だが、今はコンピューター関連の専門学校で教えているそうだ。
生徒一人一人の気持ちを大切にしている様子が伝わってきて、嬉しく思った。
話は尽きねども、私も仕事の時間が迫って来た。
日を改めて、今度は晩に呑みながら話そうということで、一先ずお開き。
また、楽しみが増えた。
- 19.2.20 開運
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『幸せを運ぶ、きんてつの吊り革』なるものをご存知だろうか。
ハニーはちょくちょく遭遇しているらしい。合格祈願の吊り革を見つけては、目を輝かせて報告してくれる。
昨日、1期生親子との邂逅に同席したハニー。
行きの電車で、空席があるのにそれには目もくれず、前へ前へと車両を移動する。
何やら見つけたらしい。「ほらね」と誇らしげに指さす先には『開運招福』の文字が刻まれた木製の吊り革が。
「おお!これか」と写真を撮る。2人して騒いでいるものだから、座っていた禿げ頭のオッサンは驚いている。
近鉄全線で4本しかないレアものだそうだ。(合格祈願は77本あるらしい)
「この吊り革がある車両には窓にステッカーが貼ってあるの。だから分かるのよ」と得意気なハニー。
その手にはしっかりと吊り革が握られていた。
いつまでもその場にいるのは気まずいので移動したら、今度は、先ほどのオッサンが嬉しそうに写真を撮っていた。
私は、菰樽の吊り革には何度か遭遇している。
回を重ねるごとに、初めて見つけたときの感動は流石に薄れたが、それでも嬉しいものだ。
お酒との縁が切れないのも、その御利益かも知れぬ。
さて、今回はどんな御利益があるのだろう。
いきなり、底に穴が空き雨でお気に入りの靴がダメになったり、コンタクトが未だ見つからなかったりと、今のところさっぱりだが、気長に待つとしようか。
え?「吊り革をしっかりと握って運をつかみましょう」とあるではないか。
げ!写真を撮るのに夢中で、握るの忘れていたぞ。
こりゃ、御利益ないのも無理はないかな。
今度、見つけたらしっかり握るぞ。って、3/14までの限定企画だそうだから、極めて可能性は低いだろうけどね。
- 19.2.21 恋愛指南
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恋愛指南ができるほど経験豊富な訳ではない。
けど、成り行き上、そんな話になってしまったのだ。
昨夜も卒業生との宴。
え?毎日飲んでるの?何て言わないでね。
2週間に1度早く上がれる日を当てているだけだからね。
9期生の彼。この子もいろいろ紆余曲折があった。いや、まだ紆余曲折中かな?
何度か連絡をもらっていたのだが、日が合わず、延び延びになっていた。
何か相談があるはずなのだが、はっきりとは言わない。
慎重なタイプなのだろう。思いついたことをスパッと言動に移さない。
もちろん、それが悪いとは言わないが、見ていてジリジリしてくることもある。
恋愛に関しても同じ。
自信が無いのかも知れないが、自信満々の奴なんてそうそういないぞ。(いたらキモい)
だから、もうちょっと積極的に動いてみたらと言わせてもらった。
要らんお節介だったかなあ。だったよね。
まあ、また会う日もそう遠くない気がする。
少しでも明るい話があれば良いのだけど。 - 19.2.22 プチ引っ越し
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母は現在83歳。まだ元気なれど、寄る年波には勝てない。
足腰もすっかり弱って杖なしでは歩けない。昨年の入院以来、自転車にはもう乗っていない。
だが、実家の母の寝室は2階。階段の上り下りにも時間がかかっている。
万が一、足をすべらせでもしたら大ごとだ。
ということで、母の寝室を1階に移動することにした。
と言っても、ベッドを下ろすだけのことなのだが。
問題は、そのベッドが介護ベッドであること。
父が使っていたものを、今は母が使っている。
介護ベッドは分解して移動しなくてはならないのだ。
引っ越し業者にいろいろと問い合わせたが、介護ベッドは扱っていないとの返事がほとんど。
リフトを使えばみたいな提案もされたが、それじゃ費用がばか高くなる。
役所にも問い合わせたが、移動のサービスは行っていないらしく、ベッドの業者に頼むのが一番だと教えてもらった。
その通りで酒た。
やっぱ、餅は餅屋やね。
価格もリーズナブルだったしさ。
一人で来られたのが少し不安だったが、埃まみれになりながら、フーフー言って運んで下さった。
ありがたや〜、ありがたや〜。
これで、少しだけ安心できる。
ところが、母曰く。
「私ね。このベッドの介護機能、一回も使ったことないの」
そんなら、普通のベッドで良いやんか〜!と、喉まで出かかった言葉は飲み込んだ。
それに、今は不要でも、いつ必要になるかも分からないしね。
- 19.2.23 中学生?
-
新中学1年生の幾何コース開講。
期間限定の20時間短期集中講座なれど、内容は濃いと自負している。
例年、3月から入学までの期間を充てていたのだが、今年は少し早めにスタートさせてもらった。(私事だが、この春休みには一大イベントがあるからね)
初日の今日は、病欠者1名を除き、みな元気に集まってくれた。
久しぶり(と言っても卒業してからまだ1ヶ月か)に見る彼らは、心なしか巨大化していた。
授業前の起立・礼では、見下ろされるような視線を感じ、狼狽えた私。
そりゃ、成長期だものね。これからますます立派になっていくのだろう。
ところで、今の彼らは中学生?
いや、まだ小学校に在籍しているのだから、歴とした小学生のはず。
あんな大きな子たちが、黄色い帽子被ってランドセル担いでいるかと思うと、いささかコミカルではあるが、笑っちゃいけない。私たちとは時代が違うのだ。
でも、小学校を卒業して中学校に入学するまでの身分は、一体どうなるのかな。
電車賃なんてどうなるのだろう?
まあ、どうでもいいか?
しばらくは、彼らとの時間を楽しませてもらおう。
いいか、おまえたち。体だけじゃなく、頭も心も成長するんだぞ!
- 19.2.24 コンタクト顛末
-
コンタクトを紛失して1週間。
依然として、たまに瞼の裏に違和感があるものの、姿は見えず。
「きっとどっかに行ってしまったんだ」と、コンタとタクトの2人のことは諦めることにした。
だって、見えないのって本当に不便なんだもの。
どんな美女が目の前を通り過ぎても気がつかない。
もしかしたら、その美女は私に微笑みかけてくれていたのかも知れない。
なのに、それを無視されたと誤解し、彼女は怒って去って行った。
その間、どれほど多くの貴重な出会いを、私はフイにしてきたことか。
などと、妄想を書き連ねても仕方ないけどね。
何より、生徒の文字が見えないのには参った。
一人一人の机に顔を近づけ、覗き込むようにして確認してきたが、生徒たちにしてみればえらい迷惑だっただろう。
昨日、新しく注文したコンタクトが届いた。
今度は少し大きめのサイズにした。
これでもう、脱出はされないだろう。
コンタ君、タクト君、よろしくね。
「先生、コンタクトはどうなりましたか?」と、毎回、尋ねてくれる生徒がいた。
「心配してくれているんだな。何て良い子だろう」と思っていたのだが・・・。
「ああ、新しいのが届いたからもう大丈夫だよ」と言うと、
「良かった〜」と喜んでくれた。
「ありがとう!」と、駆け寄って抱きしめようかと思った矢先、
「これで、先生のはげ頭が迫ってくる気持ち悪さから解放される」と、言うではないか。
周りの生徒たちも、異口同音に今までの不気味さを訴える。
「光っているし、臭いし」
おいおい、そりゃないだろう。
まあ、怒るまい。彼らはまだ幼い故に、表現能力に乏しいのだ。
本心は、「素敵なフレグランス」と伝えたかったに違いない。
そういうことにしておこう。
けど、まあ一応、お詫びをしておこう。
生徒諸君。ご迷惑をおかけ致しま酒た!フン!
- 19.2.25 お花
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我が家は、花が育たない。
花に囲まれた暮らしを夢見て、あれこれ買い求めた時期もあった。
種を庭に撒いたり、花を植えたり、鉢を室内に置いたりと、いろいろ試みてはきたのだが。
ダメなのだ。長く咲き続けてくれたためしはない。
昨年買い求めた梅など、今年は全く知らんぷり。つぼみすらつけなかった。
そもそも、花とは縁が無いのかも知れぬ。
今だって「はなにかこまれた」と入力したら「鼻に囲まれた」と変換された。
何が足りないのだろう。
水も肥料もちゃんと与えている(ハニーがね)のに、光?温度?それとも愛情か?
それでも、ハニーのおかげで季節外れながら、いくつかの花が咲いた。
ミニシクラメン・クリスマスローズ・クロッカスは花が開き、沈丁花もつぼみを膨らませている。
そう、春は近いのだ。
嬉しくなって、お庭をお散歩。(素足だったのがバレて、ハニーに見咎められたけどね)
写真も何枚か撮った。
さあ、ご覧あれ!と言いたいところだが、これまたハニートラップならぬハニーストップがかかった。
「ちゃんと世話されている方に見られたら、(一発であらが目立ち)恥ずかしいから」とのことなのだ。
私は、十分素敵だと思うのだけどな〜。
- 19.2.26 機種変更
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母の携帯はガラケーだ。
調子が悪いと言うことで、ショップへ行ったら、案の定、機種変更を勧められた。
「2022年には、このタイプは使えなくなりますよ」と言われ、母もその気に。
しかし、母にはスマホは使えまい。私でも使えていないのだから、って、情けない親子だ。
と、なると、残る選択肢はガラホしかない。
店員は、色々と説明してくれるのだが、私はどういうわけか今一つ信用が出来ない。
散々待たされたからなのかも知れぬが、何となく不信感が拭えなかったのだ。
出勤の時間が迫ってきたので、ハニーと母を残して、私は店を出た。
新しい携帯を入手したと、連絡があったのは、その数時間後。
しかし、解約手数料がかかるらしいとのこと。私がいたときは一切そんな話は出なかった。
クーポンが届いていたので、その分の値引きも当然あると思っていたのに、それもなし。
慥かに、そのクーポンを持参はしていなかったが、確認したら、「大丈夫です。こちらからお送りしたものですから、記録があります」と言っていたのに。
と、ここまでは先日のこと。
不審に思った私。日を改めて一人で出かけてきた。
「解約手数料が9000円もかかると聞いたのですが」と切り出すと、
「調べて見ますね。ああ、3000円でいけますよ」と、笑顔で答える。
「割り引きクーポンは・・・」と、現物を見せると、
「ああ、これですか。でも、契約の時に言っていただかないと」と受け付けてもらえない。
しかもその男(副店長らしいが)、
「私、他の用事があり、出かけなくてはなりませんので、申し訳ありませんが、担当を変わらせていただきます」と、その場からいなくなった。
老人相手だから、適当なことを言っても大丈夫だと、舐めていたのだろう。
ふつふつと怒りが湧いてきたが、その場にいない相手(裏にはいたようだが)を追求することは出来ない。
結局、解約の手続き書にサインさせられ、母の件はそれで蓋をされた。
この店との付き合いも長かったな〜。
オープン以来だから、かれこれ15年以上にもなる。
初代の店長さんには良くしてもらった。
顔を出す度に、由紀恵様グッズを頂き、私のお気に入りの場所だったのに、非常に残念だ。
「もう、二度と来るもんか」と、心の中で叫んだ私。
そう思いつつも、結局、自分の携帯の機種変更までしてしまった。
嗚呼、やっぱり私は馬鹿なのだろうか?
- 19.2.27 設定
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スマホの調子が悪いことは、以前にも書いた。
最近では、事務所にいるときは電話もかけられないし、受けることもできなくなっていた。
かかって来ても、出ると直ぐ切れる。
かけ直そうにも、発信できない。
忙しいときにこんな事ばかりが続くと、イライラばかりが募る。
それ故、今回の機種変更は仕方なしの結果だと思いたい。
別の店で頼もうかとも思ったが、出かけ直すのも面倒だ。
だって、待ち時間、呆れるほど長いんだもの。(単に、その店のスタッフが無能なだけではあるまい)
それにしても、驚くべき程、高い端末代。10万円を超えるなんて信じられない。
しかし、分割にしてしまえば払えぬ額でもない、と言うか、気にならなくなってしまうのだから、そんな自分も恐ろしい。
「でも、どうせ新しい携帯にして喜んでいるのでしょ」ってか?
ブンブンブンブン、とんでもな〜い!
とにかく、設定が面倒なのだ。
データは引き継ぐことが出来たが、アプリは全て入れ直し。その度にパスワードを聞かれる。
「知るか。そんなもん」と、何度吠えたことか。
結局、一々再設定。
時間ばかりが無駄に過ぎていった。
まあ、何とか以前に近い状態にまで戻せたから、良しとしようか。ラインは全て消えてしまったけどね。
くそ〜!春の時間割、作るつもりだったのに・・・。 - 19.2.28 指紋
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「使えないくせに新しい物好き」
私の事だ。本当に困ったもんだ。
ただ、今回の機種変更に関しては、正直あまり嬉しさはない。
電話が受け取れず、掛けられずの状態になりさえしなければ、まだ十分使えたのに。(でもこれって、既にこの段階で携帯電話ではないね)
まあ、そうは言っても、折角新しくなったんだ。少し、遊んでみようか。
変わったことと言えば、起動時に認証を求められること。
前の機種にはなかったような。(いや、あったのかも知れないが)
暗証番号でも良いのだが、指紋認証でも良いらしい。
早速、登録。まあ、普通は右手の人差し指だよね。
お!ちゃんと認識してくれているではないか。
すげ〜!すげ〜!大袈裟でなく、感動した。
と、同時に、この新しい携帯(←名前は『オッサン』にしま酒た)に少しだけ親しみを覚えた。
「君が私を認めてくれるなら、私も君を認めてあげよう」ってね。
調子に乗った私。今度は、違う指で認証してみた。
ダメだった。
先ずは左手の人差し指。「認証されませんでした」
次は右手の中指。「認証されませんでした」
次々と試すが、いずれも「認証されませんでした」とぬかしやがる。
挙げ句は、「所定の回数を超えました。時間が経ってからもう一度お試し下さい」と言うではないか。
こいつ、やっぱりバカじゃないか!どうして、私だと分からない。
え?バカは私?
え?指紋って、指ごとに違うの?
ひょえ〜!やっぱりね。何となくそうかなとも思っていたんだけどさ。
失礼いたしま酒た〜!