- 13.1.1 新年
-
いつもに増して、実感のない年明けとなった。
次男(青春18切符で帰省)は予定を大幅に遅らせ22:00頃到着。
その5分後には初詣ツアーに行くと言って出かけた。
紅白を眺めるも、知らない歌手ばかり。(当たり前か?)
もう観ないと宣言するの日もそう遠くないだろう。
鍋&年越しそばのダブル攻撃で動けなくなった頃に年が変わる。
長男と電話。帰ってこられるかもとの言葉にテンションMAX。
ま「かも?」だからね。期待せずに待とうか。
年が変わって、最初に読んだ本が『板谷バカ三代』。
もっとマシな物を選べば良かった。
厳かな気持ちになんてこれっぽちもならない。
早くも年賀メールが数通届く。
返事書かなくっちゃ&私も出さねば。
あれほど満腹で眠りに就いたのに、目覚めると腹が減っていた。
なんという俗物。
雑煮を食べて、出勤。
事務所到着。
教え子達からの年賀状に元気をもらう。
「親子2代で教えてもらうまでがんばって下さい」とある。
そうだね。がんばるわ。
そうそう、新年の誓いを!
「信念を貫きま酒!」
- 13.1.2 年賀状
-
卒業生に送った年賀状が大量に舞い戻ってきた。
うっかり住所変更を忘れていたのもあったが、住所は正しいはずなのに「宛先が見当たりませんでした」と返ってきたものも少なくない。
何故じゃ?どうしてじゃ?わ〜かるか?わ〜からない!
ここで推測。
ケースその1
以前、その住所には○○太郎が確かに住んでいた。しかし、太郎は今そこには居ない。(独立・下宿・家出など)
その場合、○○家は存在していても太郎は存在しないことになるのだろうか。
家族全員の名前が表示されている表札ばかりではないと思うのだが・・・。
ケースその2
○○花子の名前が変わって△△花子になった。
○○様方と付けなければ、花子には届かないのだろうか。
ケースその3
配達員(バイト?)のミス?
けど、局員のハンコまで押してあったしな〜
どなたか詳しいことをご存じならば教えてちゃぶ台。
とりあえず、HOPES広場(掲示板)に返ってきた人の一覧を載せさせてもらった。
その人達の消息(情報)を知っている人は(メールで)報せて欲しい。
え?これってまずいのかな?個人情報とか?
ネットで挨拶を済ませる人が増えている。
慥かに、年賀状を書くよりも手間は省ける。
かく言う私自身、SNSの書き込みで不特定の人への年賀の挨拶とさせてもらったが、はたしてどうなのだろう。
やはり、年賀状は貰うと嬉しい。添え書きがあると尚嬉しい。
手書きの葉書だと、感激を通り越して、恐縮してしまう。
ただでさえ、長らく会っておらず年賀状のやりとりだけになってしまった人も多いというのに、それすら放棄してしまうのは、何だか味気なさ過ぎはしないだろうか。
あ、しまった。
偉そうにこんな事を書いている場合じゃない。
まだ出していない人(ネットで知り合った人や住所を知らない人たち)がいた。
今すぐ、カードを送りま酒!ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 13.1.3 信念(の味)
-
今年の誓いは「信念を貫く!」
ということで、信念を味わってきた。
関西人ならお分かりだろうが、「信念の味」=「食道園」なのだ。
(意味不明で、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!)
息子達が幼い頃はよく行った。
料理が出てくるのが遅く、息子達が眠ってしまい、店と大ゲンカしたこともあったっけ。
シャーベット好きの息子達。次男はいつもメロンだったな。
家族の記念日毎に行ったような気もする。
いろいろな思い出がある。
今回は家族全員ではないが、次男とは久しぶり。
珍しくよく喋った次男に、いささか驚き、大いに喜んだ。
個人的には「信念の味鈍ったんとちゃう?」と感じたが、まあそれはいつもハニーのご馳走を味わっているからだろう。
何はともあれ、正月はこれで終了。
あとは、厳しい現実に向かってチャレンジあるのみ。
さあ、がんばるべ。
- 13.1.4 フリーズ
-
いよいよ入試スタート。先ずは前哨戦。所謂、前受け入試だ。
学校側には申し訳ないが、ここでいろんな事を経験すれば良い。
試験前の緊張感や、騒がしさ。また、試験中でもミスや失敗はあるだろう。
結果はどうでも良い。様々なことを経験して、本番に臨めばよいのだ。
それにしても、朝から冷えた。
私は、授業があるので応援には行けなかったが、教室の扉を開けたまま、生徒達の登場を待っていたら、手がかじかんでしまった。
ところが、フリーズしたのは私の手だけではなかった。
PC子の機嫌も悪かった。
しばらく動いていたが、突然動きが遅くなった。
こんなときは焦っちゃいけない。過去の苦い経験が教えてくれた。
きっと彼女も寒かったのだろう。
暖房が効き始めてからも、しばらくは黙りをきめこんでいたが、ようやく先ほど機嫌を直してくれた。
ほっと一安心。けど、油断はできない。いつまたおかしくなるかわからない。
さあ、出発じゃ。
え?どこにってかい?
ふぉふぉふぉ〜!神頼みじゃよ。
神様。待っててね。
- 13.1.5 合格祈願13
-
寒かった〜!雪まで降ってきた。
絵馬に祈願を書く手がかじかむ。
けど、きっちりお願いしてきたぞ。
神様。今年もよろしくお願いしま酒!
いや、今年は特に何とか頼みま酒!ってね。
- 13.1.6 必死のパッチ
-
卒業生(4期生のO君)現る。スタッフだった彼とも、今では年に一度会うだけになってしまった。
それでも嬉しい。屋久島からの帰り道、家に帰る前にわざわざ寄ってくれたのだ。
しかし、彼は懐かしさに負けたことを後悔しているかも知れない。
何故なら、ちょっと寄っただけなのに、いきなり働かされたのだから。
彼は長い間HOPESのIT大臣を務めていた。
このホームページも全て彼が作り上げてくれたものだ。
私は彼の残してくれたものをコピー&ペーストするだけ。自分じゃ全く分からない。
最近では、問題集の注文フォーム作成に挑戦したが、結局頓挫したままになっていた。
「(ふぉふぉふぉ)良い所に来たね」
謎の微笑みにギクッとするO君。
「何でですか?」
「いやね、ちょうど今、体が空いていたから」と、誤魔化しつつ、
「そう言えばフォームで(ちょっと)困っているのよ」と、いささか強引に話題を振ってみた。
初めは「所詮は他人事よと」眺めるだけだった彼も、プログラマー魂に火がついたのだろうか、
「先生、席変わって下さい」と言うや、本気で取り組み始めた。
以前のフォーム(これも彼が作成してくれた物)と較べながら、あれやこれやと調べてくれた。
かなり苦戦していたが、流石だ。見事に完成。
感謝感激!雨あられ!
長旅で疲れているのに、本当に済まなかった。この埋め合わせは、必ずするからね。
しばらく四方山話をしていると、突然彼が笑い出した。
「やっぱ大阪ですね」と。
隣の教室から聞こえてきた生徒の一言に、反応したのだ。
「うちな〜。学校の宿題まだほとんどやってへんねん。これから必死のパッチでやらなあかんねん」
慥かに!久しく聞かない言葉だ。
お分かりだろうか?関西限定だが、他の生徒達は知らなかった。
「一生懸命」の意味だ。
起源は諸説あるらしく、パッチをはく間もないくらい必死だとか、パッチ姿である事を忘れるくらい必死だとか。また、特に意味はなく韻を踏んだだけだとも、将棋駒の桂馬(隠語でパッチ)を打たれたピンチの状態を表す将棋用語「必至のパッチ」から派生したとも言われている。
しかし、ともかくオッサン言葉であることは間違いない。
それが10才の美少女の口から発せられたのだから、面白い。
そもそもパッチなんて存在、知らんやろ〜。
親の影響、恐るべし。
さあ、私も必死のパッチにならな! - 13.1.7 講習会終了
-
あっという間の2週間だった。
疲れたのは確かだが、疲れを感じているヒマもなかった。
充実感?ちょっと違うかな。
責任感?これも少し違う。
達成感?かなり遠いな。
切迫感?これが一番近いかな。
とりあえず、明日からしばらくゆっくり眠れる。
え?うっそ〜ん。明日も5:00起き?
ブツブツ言うまい。とことんつき合うぜ!
じゃ、お休み・・・。
- 13.1.8 松山
-
「飛行機怖いな。高い所苦手なのよ私」
何て事を言って、電車を乗り継いで行ったこともあった。
けれど、あまりの長時間移動に疲れ果ててしまった憶えがある。
と言う訳で、今年も空路を選んだ。
え?どこに行くのかって?
ふふふ。ひ・み・つ!
みなさん。探さないでくださいね。
って、タイトル見りゃわかるわね。
そう、今年も行きま酒!松山へ。
もちろん、目的は道後温泉。
・・・。んな訳ないじゃろ。
愛光を受験する生徒の応援なのだ。
大阪で受験も可能だが、「どうせなら愛媛で受けよう!その方がお得だし」となったのだ。
昨年の失敗をくり返さぬよう、自制しながら行って参りま酒!
TORAさん、待っててね。
- 13.1.9 帰阪
-
「ドスン!」
少なからぬ衝撃に目が覚めた。一瞬、何が起こったのか分からなかった。
「うわ〜!墜ちた!」とパニックになりかけたが、何のことはない。飛行機が着陸したのだった。
楽しい旅であった。
TORAさんと、お会いするのは1年ぶり。
今回も受験生を引率して来られたのだが、その数なんと25名。
宿泊している宿に突入。みんなキャ〜キャ〜大騒ぎ。
一人一人に名乗ってもらったが、到底一度には覚えきれない。
生徒さんは、みな素朴でよい子ばかり。
これもすべてTORAさんの人柄だろう。羨ましく思うと同時に、自分の至らなさを反省。
生徒達に別れを告げて、さあ宴会の始まり始まり〜。
今回も沢山のことを教わった。実りの多い素敵な時を過ごせた。
名残は尽きねど、本来の目的(入試応援)を忘れちゃならない。
早めに(と言っても「看板だから」と店を追い出されるまで呑み続けたのだが)切り上げ、TORAさんは生徒達の元へ、私は自分の宿に。
それにしても、スゴイ宿だった。
先ず、部屋に漂う異様な香り(最後まで正体は分からなかった)。
風呂はないわ、冷蔵庫もない。トイレは狭い(体をくねらさないと座れない)わ、食堂なんてあるわけない。そのくせ、外の音は良く響く。モーニングコールをたのんだら、目覚ましを渡された。
安かったから(なんと素泊まり2000円)文句は言えないが、まあ二度と利用しないだろう。
その割には、爽やかな目覚めだった。節制が効いたようだ。カッパちゃん、エライ!
さあ、出発じゃ。
つ・づ・く
- 13.1.10 激痛
-
「神や〜!先生が神に見える!」
算数の試験が終わって出てきた生徒の開口一番。
正月の授業でやったばかりの問題が出ていたのだ。
「ふん。今ごろ分かったか!ふぉふぉふぉ〜!」
と、偉そうに言ったが、内心ホットしていた私。
そもそも、どの問題もやったことのあるものばかりだ。
ただ、そのことをどれほど心に留めていられるか。どれほどマスターできているかどうかが、決定的な差となる。
その為には、先ずはしっかり授業を聞くこと。いや、こちらとしては聞かせること。
そして、その後の復習が何より重要。
「やったか?」「うん、やった」の返事を鵜呑みにしてはいけない。必ず確認しなければならない。
その徹底が最終的には役立つのだ。
まあ、流石に1週間以内のことは覚えていたのだろう。正解かどうかはまだ分からぬが・・・。
それにしても、この学校。毎回思うのだが、とてものんびりしている。
試験と試験の間は20分。さほど長い時間でもないのだが、その都度、校舎の外に生徒が出てくる。保護者や先生と会うことができるのだ。
生徒の不安(保護者の心配?)を軽減するための配慮なのだろうが、そこまでしていただくても、とも思う。700人以上が一斉に動くのだ。私なら怪我や事故の方が心配だ。
まあ、待っている身にすればじっとしているだけで何もすることがないのだから、子どもの顔を見られるのはありがたい。知り合いがいれば話をして気を紛らわすこともできるが、聞こえてくる会話は上滑りのものばかり。そんな事しか言わないなら黙っておけばと言いたくなってしまう。
かく言う私も、保護者や知人とはありきたりのことしか話していないのだが・・・。
じっと待つ。子どもが懸命にがんばっていることを信じてひたすら祈るような気持ちで待つ。これも親や私たちの務めじゃないだろうか。
さて、心配は尽きぬが、元気そうな生徒の表情にとりあえず安堵し、会場をあとにした。
今年の問題は例年より少し難しめだったのではないだろうか。まあ、結果は待つしかない。
無事、大阪に戻れたが、高速道路で事故があり、教室に入ったのは17:00を回っていた。
さあ、授業。低学年とは言え、学年末だから内容は濃い。
がんばるべ!と思った瞬間、アクシデント発生。
激痛が走った。
立っていられない程の痛み。
また、例の大袈裟病かと言われそうだが、今回は本物?だ。
歯が痛くなったのだ。たかが歯痛とバカにはできない。
目もあけていられない。(気のせいか)頭も割れるように痛い。
生徒達には悪かったが、授業を中断し、病院に行かせてもらった。
とりあえず、麻酔を打ってもらい、現在は痛み止めで治まっているが、さてどうなることか。
- 13.1.11 親知らず
-
朝から気分は優れなかった。
いや、もっとはっきり言おう。とっても、憂鬱だった。
「嫌じゃ〜。嫌じゃ〜。痛いのは嫌じゃ〜」
そう、今日は歯医者に行く日。
先日、先生から「次回は(親不知を)抜きましょうね」と宣告されていたのだ。
体に生えているものを引っこ抜く。ああ、何て怖ろしい。考えるだけでもおぞましい。
血がいっぱい出るんだろうな〜。痛いんだろうな〜。気絶しないかな〜。
不安はどんどん大きくなる。
ハニーは経験済み。
「下は大変だけど、上は楽よ」と言ってくれた。
たまたま、今日はお寺さんの日だったのだが、お坊さんからは、
「そりゃ大変ですね。知り合いの方は1月入院されましたよ」と言われるし、
母には、自分の経験から、如何に凄まじかったかを語られ、散々脅された後、
「あんまり言わんとくわ。大丈夫よ」と微笑まれた。なんちゅう性格や。
予約の時刻が迫ってくる。
「行きたくないな〜。逃げちゃおうかな〜」と思いつつも、
「この前みたいな痛みはもうゴメンだから」と、意を決し、重い足を運んだ。
先生は私の表情から察したのであろう。
「抜かない選択もありますからね」と言って下さった。
「けど・・・。個人的には抜かれた方が良いかと思います」と。
「喋れますか?この後、私、授業があるのですけど・・・」(先生は教え子の親戚に当たる方で、私のこともご存じなのだ)
「全然問題ありません」と笑顔で答えられる。
「じゃあ・・・。お願いします」
「メリメリメリ」
不気味な音がする。歯をペンチか何かで抜いているのだろう。
ぎゃ〜!想像するだけで震えてしまう。
ただ、麻酔が効いているから、感覚はない。あったら大変だ。
あっという間の処置だった。
痛みは全くなかった。
先生は抜いた歯を手にし、
「これ、要りますか?」と訊いてくる。
(プルプルプル)全力で首を横に振る。
少し虫歯になっていたようで、これが痛みの原因だったそうだ。
まあ、これにて一件落着。
「ボキュ、泣かなかったよ!」
凄いぞ、カッパちゃん。偉い子!強い子!賢い子!
「あと、3本(親不知は)残っていますが、どうされます?上の1本位は抜きませんか?」
「(トントントントン、とんでもな〜い!!)」
逃げるように病院を後にしたカッパちゃんで酒た。
- 13.1.12 乗り過ごし
-
抜歯後の違和感が堪らない。
「すぐに慣れるよ」とハニーは言ってくれるけど、信じて良いのだろうか。
今の状況は、口の中に大きな穴が空いたままのようなもの。(先生は3ヶ月もすれば骨が形成されると仰ったが・・・)
食事するのも躊躇してしまう。
どうしても抜歯した側をかばってしまうのだ。逆サイドだけで噛もうとするからか、上手く食べられない。気のせいか、味もよく分からない。しかも、最後は結局、穴に詰まってしまう。
おかげで1日2食。(まだ2日目だが)このまま続けて減量に繋がればよいのだが、今日も100g減っただけ。効果は期待できそうもない。
影響が出ているのは、食事だけではない。
気が散って、今一つ(二つ三つ四つ)集中できない。
以前にも増して、根気が続かない。
本を読んでいても、字を眺めているだけで、内容は把握していない。
人と話をしていても同じ。「あれ?いま何の話?」
生徒達(特に受験生)の集中力不足、注意散漫がとても気になる(ホンマに大丈夫か)が、それを咎める資格は、今の私にはなさそうだ。とほほ。
電車に乗っていても似たようなもの。今日などは、起きたまま乗り過ごしてしまった。久々だったが、快速で2駅はタイ記録。いや、シラフでは新記録かな?
しばらくは、車の運転も控えた方がよいかもね。
- 13.1.13 生きざま
-
真面目に生きている奴。ちゃらんぽらんな奴。
どちらが正しいのか、幸せなのかは解らない。
けれど、そいつの目を見りゃ判る。どんな生き方をしてきたのかが。
がんばれ〜!M!! - 13.1.14 成人の日
-
次男、帰省中。わ〜い!わ〜い!
成人式に参加するためだ。
生憎の荒天。奈良でも大(?)雪。女の子は気の毒だったな。
昨夜は、高校主催のパーティがあり、その後仲間と呑んでいたらしい。明け方の帰宅だったようだ。
その為か、今日の式典にも(いつもの如く)遅刻で参加となった。
帰宅後は、爆睡。
「早く起きてくれないかな〜。お祝いしたいんだけど」というより、ボキュお腹減っただな〜。
けど、慢性的な睡眠不足が続いているようだ。
夜中のバイトもきついのだろう。昨日も新幹線で寝過ごしたと言っていたし。
もう少し寝かせてあげようか。
現在23:00。やっと起きて来ま酒た!わ〜いわ〜い。
さ、今から祝宴だ!
- 13.1.15 『とんび』
-
『とんび』 ご存じ、重松清の名著だ。
昨年NHKでもドラマ化されたが、今回は民放だ。
(息子が起きてくるまで)第一話を見たが、泣いた泣いた。『はじめてのおつかい』の100倍は泣いた。
子どもが産まれるまでの不安と、生まれたときの喜び。
父親は蚊帳の外とも言われるが、今回の映像はややオーバーかと思える程、見事にその感情を表していた。
「私は少し足りなかったかな」と、ちょっぴり悔しく?反省。
生まれた後の息子を見つめる想いは、絶対に負けていない自信があるのだが・・・。
前回のNHKのドラマとは全く違う視点(前回は父親、今回は息子が主役かな)で描かれていたのが新鮮だった。
これは、見逃せませんぞ!永久保存版決定やな。
- 13.1.16 悪女
-
続けて、ドラマのお話。
今度は『サキ』。『美しき隣人』の続編?
一体、どんだけTV見てるねん。てかい?
ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
だって、由紀恵様なんだも〜ん。
と、喜んで見ていたのも束の間。
「怖い!女って怖い!」
けど、これが「女、きらい!」にはならないから不思議なんだよね〜。
それにしても少々失望。
由紀恵様、あなた太りましたね。明らかに。
え?他人のこと言えるのか!ってかい?こりゃ、また。失礼。
ちゃいまんがな。
由紀恵様がまたもや悪女を演じているのが気に入らないのだ。
悪女、苦手や。(得意な奴はおらんか?!)
やっぱ、女って怖〜い!
- 13.1.17 別涙(わかれ)
-
因幡晃とちゃいまっせ。
今日は、可愛い教え子達(22期生)との最後の授業だった。
みんな素直なよい子達だった。
子どもらしいと言えば聞こえはよいが、悪く言えば幼い。ほんま、頼りない子ばかり。
どいつもこいつもほんまにもう。どんだけ、世話焼かすんや!と、悩まされ続けた。
けど、こいつらのこと、大好きだった。
最後の授業はたったの6人。
一人去り、また一人去りとだんだん寂しくなっていった。
今の子ども達に私のスタイルは通じないのか。
正直、何度もう勘弁してくれと思ったことか。
しかし、私を信じてついてきてくれた子達を裏切る訳にはいかない。
彼らも同じだろうが、私も必死の思いで頑張ってきた。
その甲斐あってか、最後まで残ったこのメンバーは、流石に逞しくなった。
不屈の精神とまでは言わずとも、多少のことならへこたれないだろう。
彼らは、いよいよ入試という関門に臨むわけだが、大丈夫。
どんな結果が出ようとも、ちゃんと受けとめられるはずだ。
もちろん、努力が報われ、夢が叶うことを信じている。
けど、彼らは入試合格よりももっと大きなことを既に経験したのだ。
それは、精一杯がんばること。
自分の想いを貫くこと。
何があっても諦めないこと。
みんなのことは、忘れないぞ!絶対に忘れるまで覚えておくからな。
さあ、思いっ切りやって来い。そして、笑顔で戻ってこい。
- 13.1.18 前夜
-
試験前日は落ち着かないものだ。
不安と緊張。妙に気持ちが高ぶり、ハイになったりブルーになったり。
けど、それも良い経験だ。
もうみんな眠っただろうか。
今日はゆっくり体を休めればよい。
明日から、ハードな戦いが待っている。
目が覚めたら、さあ出発だ。気合いを入れてがんばってこい。
急に寒くなった(今日など雪が舞っていた)から、暖かくしていくんだぞ。
- 13.1.19 教材整理
-
待つ身の辛さよ。
思考は全く働かないから、教室で教材整理に勤しんだ。
やることがなかったからではない。実際、この整理をしなければ大変なことになるのだ。
一応、印刷が済めば原稿は、その都度学年別に収納しているのだが、とりあえずポンポンと棚に戻すだけなので、必ずしも正しい順番にはなっていない。2つを一緒に仕舞ってしまうことも良くある。
最低でも年に2回(夏休み前後と学年末)は整理しないと、次の学年で大混乱してしまうのだ。
6年生の教材を片付けながら、生徒達のことを考えていた。
「たくさんやったな〜。こんだけのこと全部身についていたらまず大丈夫なんやけどな〜」
など思うと、一人一人の顔が思い浮かび、また少ししんみりしてしまった。
「今ごろ苦しんでいないやろか。落ち着いて解けよ。よう読めよ」
ああ、また心配になって来た。
(消防車の)サイレンで、ふと、我に返る。
なにやら表が騒がしい。ヘリコプターの音まで聞こえる。
近くで火事があったようだ。
けが人がなければよいのだが・・・。
- 13.1.20 悪い話と良い話
-
「Tよ!」 同僚に呼びかける私。
「良い話と悪い話、どちらから聞きたい?」
しばしの沈黙の後、
「悪い話」
「そうか。じゃ、言うわ。PCがな。動かなくなった」
「え〜!」 Tの目が点になった。
「今までも何回かおかしくなってたやん。その度に何とか直ってたけど、今度はあかん。全く動きよらへん。だから修理に出すわ。とりあえず、10日間ほどPC無しな」
今度は、目の焦点が合っていないT。
「バックアップはとってあるんやろ。不自由かけるけど、少しの間辛抱してな」
ブルン、ブルン。頭を抱えながら首を振るT。(おもろいやっちゃな)
「最近忙しくて、冬休み前からバックアップとっていないんですよ」
「この〜!カシコ!」 罵る資格は私にはないが、とりあえず言っておこう。
「しゃ〜ない。少し時間かかるけど、復元しよか」
「はい」 しょんぼりするT。百面相みたいだ。
「次に良い話やけど・・・」
「・・・」 固唾をのみ、私を見つめるT。
「○○くん。合格や!」
「やった〜!」 おいおい、今度は飛んでるぞ。ホンマ、忙しいやっちゃ。
ふと、PCの画面を見ると、
「お!お〜!」 今度は、私が驚いた。
動き始めた気配。起動画面になっているではないか。
「フフフ!もう一丁、良い話したろか」
「はい」 目を輝かせるな。お前は乙女か!
「PC動きよったわ」
「バンザ〜イ!」
結局、修理には出すことにした。
痛いことは痛いが、仕方ないだろう。この際、生まれ変わって戻ってこい。
けど、セッティングにまた1日かかる。いやだだな〜。
- 13.1.21 ブランコ
-
今日の入試応援はごっつい近所。と言っても、歩いていける距離ではない。ハニーに車で送ってもらった。
ハニーは近くで待機してくれていたようだが、私は電車で帰ってきてしまった。
家に着いても(当然)誰もいない。私は鍵を持っていない。
仕方がないので、公園で読書。けど、読みさしの本はすぐに読み終わった。
寒かった〜。陽がかげっていたせいもあるのだろうが、寂しさが身に沁みた。
そこは、息子達が小さい頃によく遊んだ場所だ。
当時を懐かしみ、一人感傷に浸っていると、目に入ったのがブランコ。
ふと『探偵ナイトスクープ』で取り上げられていたネタを思い出した。
慥か「ブランコに乗れない」というタイトルだったように思う。
ある少年から「ブランコの漕ぎ方が分からないから、乗れるようにして欲しい。願わくば、靴とばしもしてみたい」との依頼。
簡単そうに見えるが、その少年(スキップも出来ない)はどうしても上手くいかない。
その無様な姿が可笑しいのだが、私は笑えなかった。
何故なら、私もブランコに乗れない少年だったのだ。(スキップも下手くそだった)
その少年は、特訓の甲斐あって乗れるようになったのだが・・・。
さて、私。
よ〜し、時間もあるからやってみようか。
結果のみ申し上げま酒と・・・。
無理で酒た。
つくづく運痴の私。情けないな〜。私も依頼だそうかな。
- 13.1.22 新6年
-
まだ入試は続いているが、早くも新6年生の授業が始まった。
なかなか良いスタートだった。
気負いすぎている子もいないかわりに、やる気の乏しい子もしなかった。
淡々と授業を進められた。
また、長〜い1年が始まる。けど、きっとあっという間なんだろうな。
- 13.1.23 PC
-
今まで、私がどれほどPCに依存していたかがはっきりとした。
先日来のトラブル続きで、ついに訣別を思い立った私。
本日、お迎えが来た。
送り出す立場にすれば、寂しさが勝ってしまう。
「長い間、本当にありがとうね。早く元気になって帰ってきてね」
という気持ちでお別れしたが、正直不安だ。
果たして、彼女の留守中、無事に業務をこなせるだろうか?
再設定が上手くいくだろうか?
いきなりの手持ち無沙汰に見舞われた。
机の上を片付けたら、もうやることがない。
仕方なく、本棚の整理を始めたカッパちゃん。
重複している問題集など優に100冊は捨てたな。
教材や文書の作成はPCなしでは不可能だ。メールチェックも然り。
しかし、無用に向き合っていた時間の多かったことに気付き、驚いた。
授業以外はずっとPCの前に座っていたものな。
良い機会だから、この際、ひたすら問題を解きまくっていた二昔前に戻ろうか。
- 13.1.24 入試終了
-
22期生の入試終了。
この5日間。落ち着かない毎日だった。
私も疲れたが、生徒達はもっと疲れただろう。
結果は・・・。まあ言うまい。本人が納得していれば良いのだから。
常々言っているように、結果が人の値打ちを決めるのではない。
合格したから偉くなったり、不合格だからダメになったりはしないのだ。
今は、ここまで頑張ってきた彼らを称えてあげたい。
- 13.1.25 シュレッダー
-
入試終了に際し、生徒たちの資料を処分した。
年末にも書かせてもらったが、結構な量になった。
と言っても、歴代最少人数の学年だったから、ポリ袋2枚で済んでしまったが・・・。
今回は、一人一人のことをしみじみと思い出しながら、資料をシュレッダーにかけた。
次々と様々なことが思い出されてきた。
「あ〜!この問題できなかったときのあいつの顔ったら・・・」
「何じゃこの判定表は。一個もA判定ないやんか。辛かったろうな」
「お!これはあいつが初めて算数で一番取ったときやな」
「あのときの答案か。この問題できてたのあいつだけやったな」
言い出したらキリがない。実際、ぶつぶつと呟いていたと思う。
年とともに記憶力は衰えてきたが、それでも彼らのことはさすがにまだ鮮明に憶えている。
全てをシュレし終わったときは、半泣き状態だった。
残念なのは、途中退塾の生徒の資料を処分するとき。
その子との思い出は、ある時点から途切れている。
「どうしているのだろう。元気かな?受験は無事終わったのかな?」
思っても仕方ないのだが、自分の至らなさが情けなくなる。
外はとても冷えこんできた。特に風が冷たかった。
しかし、今の私には暖かさは不要だ。
北風よ。もっともっと厳しさを味わわせておくれ。
私の中の甘さを全て消し去る程に。
- 13.1.26 弛緩
-
人間誰しもずっと緊張してはいられない。
緊張と緩和があるからやっていけるのだ。
けど、今の私の状態。
達成感による脱力より、虚無感に近い。
緩和というよりは、弛緩してしまっている。
年に一度は必ず訪れるこの状態。
良くないことは分かっていても、どうしようもない。
これを容認してしまうのが、甘さの原因のかも知れないが・・・。
- 13.1.27 寒
-
新6年生達にとっては、初の8時間授業。
みんな、よく頑張った。集中力も切らさず、なかなか大したものだ。
それにしても元気だ。授業終了後、まだ騒いでいる。
うるさいな〜。こちらはヘトヘトやというのに、なんやねん。
「雪や!雪!」
「へ?雪?見えへんで」
「ほら、降ってるやんか」
外が暗くて、気が付かなかった。よく見ると、慥かに白い破片が舞っている。
いつの間に降ったのだろう。吹雪いていたから見えなかったのか。
駅からの帰り道。いきなり滑った。
あれ、積もっているやん。車は真っ白い帽子を被っているし、道路はシャーベットみたいだ。
ありゃりゃ、明日遠出をする予定なのにな〜。車は無理かな?
- 13.1.28 車
まだ、ところどころに雪は残っていたけれど、予定通り車で出かけることができた。
私は車に詳しい方ではなく、もちろんうるさい方でもない。
運転だって上手ではない。一度死にかけた事すらある。(もう10年になるのか?)
それ以来、我が家の車は一台のみ。専らハニーの足になっており、私が運転するのはせいぜい週に1〜2度だ。
今日のドライブで、めでたく走行距離が11111kmを記録した。
たまたま、駐車中だったので、記念撮影。(アホでしょ!)
3年前のX'masにプレゼントしたのだから、年に5000kmも走っていない計算になる。
流石にもう新車の匂いはしないが、ハニーが大事に乗ってくれているので、私の気分はまだまだ新車。
これからも仲良くしていきたいと思う。(え?誰と??)
- 13.1.29 太
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入試期間中、ほんまやったら「身も細る思い」で痩せるはず。
ある保護者の方は、「一夜で髪が白くなりました」と仰っていた。
ところが・・・。
謎じゃ。なぜ痩せないのじゃ?
いや、それどころか、太ってしまったカッパちゃん。
未だかつて見たことのない数字が、日々更新されていく。
嫌じゃ〜!ハゲでデブは嫌じゃ〜!
帰って、食って、すぐ眠る。多分これが原因だろう。でもま、ストレス太りということにしておこうか。
- 13.1.30 魂
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たまたま見たTVで細貝淳一氏のことを知った。
「報道ステーション」だったかな。松岡修造(嫌いじゃないが、今の私的にはパスしたい気分)が出てきたので、チャンネルを変えようと思ったのだが、妙に気になりそのまま見続けた。
大田区の町工場の人達が「力を合わせてボブスレーのそりを作る」というテーマのもとに頑張っている様を取材していた。
まだいたんだ。こんな魂を持っている人達が。
心が熱くなった。
ありがとう。私も頑張るぞ!
一方、続けて見た(ビデオだが)ドラマ「サキ」。
心が冷えた。
由紀恵様が、醜い豚に思えてきた。
気を付けよう。女は魔物じゃ!
「え?おまえにゃ(女は)関係ないだろってかい?」
「はい。仰る通りでございま酒!」ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 13.1.31 静
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何故か今、伊集院静を読んで(読み漁って)いる。
映画にもなった「機関車先生」には慥かに感動したが、私の中には「女優キラー」の悪いイメージが残っていたのだろう。
「こいつがなんぼのもんじゃい」と言う気持ちで読んでいたところがある。
まいりました。完敗で酒。
あまりにも綺麗な文章に、最初こそ「何を気取ってやがるんでい」と、何故か東京弁で対抗していたが、それはそれ。素晴らしいではないか。
文書に装飾を好む作家(う〜んだれだったかな。19何とか書いた人。あ!やっと思い出した。村上春樹だ)よりは、抵抗無く受け容れられた。
作品に登場する主人公が(まだ数冊しか読んでいないので断言するのは憚れるが)全て、何だか人生を諦観しているというか、生に対する欲を失っているように思えたのが多少気になった。
それでも、もう少し読んでみようかと思う。