カッパの日記 

2013年 2月

13.2.1 届

 ふぉふぉふぉ〜!届きましたよ。
 何がって?もちろん、拓郎さんのライブCDで酒よ。
 昨年行われた復活ライブ。関東地区限定だったけど、どんなに遠くたって行かぬ訳にはいかんじゃろ。
 コンサート終了後、興奮冷めやらぬまま、会場でこのCDを予約した。
 それが届いたのだ。

 もちろん、今聴きながら書いている。
 このCDはツアー最終日のNHKホールで行われたものを収録したようで、私が行った横浜のステージとは少しだけ違う構成になっている。
 まだ、全てを聴いた訳ではないが、収録を意識しているのか、無駄話?が少ないようにも思える。

 現在の時刻はAM0:30。
 最後まで聴いていたいが、それじゃハニーが眠れない。
 続きは、夢の中で楽しもうか。

13.2.2 戻

 修理に出していたPC子が戻ってきた。
 「お帰り!寂しかったよ。よう帰ってきてくれた。お前が居ない間(10日間)大変だったんよ」
 と、声をかけるが、返事はない。
 ふてくされて黙っている。それどころか、私のことを見ようともしない(=全く動こうとしない)。
 まるで、「私は悪くないのに、一体何よ」とでも言いたげだ。
 その瞬間、私も切れた。
 「お前な〜!ご迷惑かけましたとまでは言わんでもいい。けど、せめてもう少し愛想良くしろや」
 けれど、相変わらず無言だ。
 「まあ、ええわ。お前も長旅(神奈川までの往復)で疲れているんやろし」
 (それにしてもお前、こんな事を言っちゃ悪いけど、なんかごっつい不細工になったな〜。折角、俺の好みに仕立て上げたのに、なんじゃその不細工な面(画面が妙に横に伸びていた)は?!)
 と、思わず文句ついでに言いかけたが、危うくその直前に気が付いた。
 「そうか、こいつ。ハードディスク入れ替えられてるんやな。ということは、記憶を全て失っているはずや。だから、俺のこと何も憶えてへんのんか」
 途端に、可哀想になってきた。
 無理もない。酷使に耐えてきたものの、限界を迎え、ついに里帰り。
 過去を忘れたかったのか、忘れなくては生きていけなかったのか、それは分からぬが、全てを綺麗に精算し、もう一度最初からやり直そうと戻ってきてくれたのだ。
 そんな君の気持ちも解らずに・・・。
 すまない。私の方が間違っていた。

 けど、もう少し前世のことを憶えておいてくれたら嬉しかったんだけどな〜。
 ああ、しばらく再設定には時間がかかりそうだ。

13.2.3 宴

 PCの設定はとりあえず置いといて(おいおい)、昨夜は夜の町へ繰り出した。
 と言っても、寺田町だけどね。
 教室の入っているビルのオーナーさんと2人でだ。
 本来なら、「オーナー」とか「社長」、若しくは「○○さん」とお呼びすべきお方なのだが、私はいつも「大将」と呼ばせてもらっている。
 大将との付き合いももう20年になる。
 何かとお気遣い下さって、顔を合わすたびに「先生、今度また飲みに行きましょうや」と誘って下さる。
 社交辞令の全く通じない私。「はい、喜んで!」と返事をする。で、この度の宴となったのだ。
 (もちろん、忙しくてお断りしたことも何度かはあるのよ)

 昨夜連れて行って頂いたのは、「ちゃんこ鍋やさん」。
 いつ出来たのだろう。近くだというのに、全く知らなかった。
 二階に案内された。結構込んでいた。
 ご馳走になる身でこんなことを言ってはいけないが、大将は短気である。「いらち」と表現した方がいいかな。
 注文した品がなかなか来なかったり、テーブルに空いた皿がそのままになったりすると、いきなり不機嫌になる。
 初めの頃は、その度に私も緊張していたが、流石にもう慣れたもの。気にせず食い散らかした。(あ!今気がついたけど、もしかしたら大将は、私の品のない食べ方が癇に障っていたのかも知れない。どないしよ)
 鍋は美味で酒た。2人前で十分満腹。日本酒のレパートリーが少なかったのが残念。
 その後は、お婆のいるスナックへ。
 大将。何から何までありがとうございま酒た。

13.2.4 巻

 4食続けての巻き寿司となった。
 日曜日。昼は大将から頂いた太巻き。帰宅後はハニーの太巻き(&鰯&豆50数個)。
 当然ながら食べきれず、月曜日の朝も太巻き。
 お昼に出かけたお店でも巻き寿司が出てきた。
 どれもこれも美味ではあったが、もう要らん。

 さて、今日は立春。
 個人的には厳しい冬が続いているが、果たして春は訪れてくれるのだろうか。

13.2.5 象

 ガネーシャ再び。
 「夢をかなえるゾウ(2)」を読んだ。

 前作からもう4年以上経っているのか。
 今回はお笑い芸人を志す若者にガネーシャが絡む。薄倖の貧乏神「金無幸子」も登場する。
 あまり書くとネタバレになるので控えるが、それなりに楽しめた。
 ただ、前作の荒唐無稽さが凄まじかっただけに、パワーダウンの感は否めない。
 と言うより、ドラマで古田新太が演じたガネーシャの印象が強すぎた。
 今回のガネーシャが古田新太をモデルにしているかのような錯覚に陥ってしまった。
 今回も、ちゃんと所処に教訓がちりばめられている。それが嫌味に思えないのは流石だ。
 ま、お薦めかな。
 ところで、これもドラマになるのだろうか?

13.2.6 出

 一文字のタイトル、そろそろ止めようかな。
 無理すれば続けられないこともないのだろうが、やはり苦しい。
 今日のタイトルだって、「出る」ではない。「デル」=DELLなのだ。

 HOPES通信には、「幸い、再設定も何とか完了し、ようやく平常を取り戻しつつあります」なんて書いたけど、実はウソ。
 つい、見栄をはってしまう悪い癖は治っていない。
 何がまだかって?いろいろあるぞ。聞いて驚くな。
 ・ 教材作成には不可欠なワープロの環境設定。外字を戻しただけで、キー割付や登録単語の引き継ぎは全然。
 ・ メールアドレスの整理。インポートは成功したが、フォルダに分かれてくれない。1000人分が一つのフォルダに入っているのは、不便だぞ〜!
  まあ、これは今日何とか完了させたが。
 ・ ネットワーク接続。事務所にある3台のPCをLANで繋いでいたが、完全には戻せていない。いろいろ不都合が起きている。よう分からん。
 ・ ビデオソフト。欠席者用に、授業を録画したものをDVDに焼いて渡しているのだが、そのビデオ作成ソフトが出戻りPC子から消えていた。

 どーだ、たくさんあるだろ。参ったか!
 差し当たって急を要するのは、ビデオソフトだ。インフルエンザの流行に伴い、欠席者が増えてきた。
 それにしてもおかしい。PC内の何処を探してもない。
 購入時に注文し、プレインストールされて届いていたから、てっきり今回もインストールされて返って来るものだと思っていた。
 早速、サポートセンターに電話。
 ここは繋がりにくい上に、オペレーターが全員台湾人だから、日本語が辿々しい。
 そこに今日は二度ならず三度も電話をかける羽目になるとは・・・。

 1回目。
 状況を説明すると、「大丈夫です。ダウンロードできます。ファイルをメールしますからそれを見て下さい」との嬉しい回答。
 2回目。
 「メールがなかなか来ない。30分以上待っている」と言おうとしたら、直後にメール到着。
 格好わる〜!画面が横に伸びている状態を直す方法を尋ね、お茶を濁す。
 3回目。
 「メールを読んでも分からない。そもそもXPについては一切記載がなく、ウインドウズ8や7にインストールする方法しか書いていない」と言うと、
 「購入時に同封されたCDからダウンロードして下さい」の返事。
 「そのCDが見当たらないから困っているのよ」と正直に伝えるが、
 「じゃ、無理ですね。よく探してください」
 「さっきの姉ちゃんは、ネットからダウンロードできると言ったぞ!その方法を教えてくれ」と言うも、
 「無理です。再発行は出来ません」の一点張り。
 「私が購入した履歴はあるのでしょ」
 「ございます」
 「それがリカバリーで消えたのよ。それも分かる?」
 「分かります」
 「じゃ、戻してよ」
 「CDからご自分でお願いします」
 「だ・か・ら〜。そのCDが見当たらないのよ」
 「他には方法がありません。諦めて下さい!」
 「もう!さっきの姉ちゃんに替わってくれ」
 「それは出来ません」
 「何でじゃ。じゃ、電話するように伝えてくれ」
 「それも承りかねます」
 「終いにゃ怒るで!」と怒りながら言うと、しぶしぶ承諾。
 結末。
 待つこと、2時間。やっと初めに応対してくれた人から電話が来た。
 「申し訳ありません。私が間違っておりました」 開口一番がそれかい?
 「え??ダウンロードできるって言ったでしょ。その方法を教えて下さいよ」
 「はい、できます。でもお客様の場合はできません。CDからダウンロードして下さい」
 「そのCDが見当たらないから困っているのよ」
 「しばらくお待ち下さい。確認して参ります」
 「申し訳ありません。やはり、私が間違っておりました」
 「じゃ、あのメールにあった他のソフトのダウンロード云々は?」
 「申し訳ありません。私が間違っておりました」
 「何じゃそりゃ。もうええわ!」と納得いかないまま電話を切った。

 私が間違っているのだろうか?無理難題を言っているのだろうか?
 ウソは一切ついていない。なのに、何故?
 とにかく、時間ばかり浪費し、疲れ果てた。
 もう、ようわからん。誰か優しく教えて!

13.2.7 愛理ちゃん

 一文字の呪縛から私を解放してくれたのは、愛理ちゃん「平松愛理」だった。
 ご存じの方も多いだろうが、彼女はシンガーソングライター。ヒット曲は「部屋とワイシャツと私」
 世間の人には「ふ〜ん、そうなの?」ってもんだろうが、私にとってはちょっと特別。
 彼女は同級生の妹なのだ。

 BS JAPAN「ミュージックトラベル」を見た。
 彼女の同級生(これまた不思議な縁?で長男の同級生のお母さん)からハニーに「愛理ちゃん情報」が定期的に届く。今回の放送もその方からのお報らせだった。
 番組のタイトルは「平松愛理の7人の大切な人々」。
 彼女の音楽に深い影響を与えた人達を7人紹介していた。
 なかなか良い話だったが、笑ったのは3人目に登場してきた「兄 直樹さん」。
 直樹さんの映像は一切無く、中学入学時(おそらく入学式)の写真(嬉しそうにバフン帽を被って笑っていた)と、15歳のサングラスをかけて気取っている写真のみの紹介だった。なんでやねん。出てきて喋ったらええやン。
 彼が、愛理ちゃんと共に、カーペンターズを目指していたとは知らなかった。
 それにしても懐かしいやん。
 般若と平松。出席番号も近く、席が前後していた時代もあった。数字あてに興じ、年間100戦以上やりとりした頃は、授業中だけではなく、電話でも続きをしていたっけ。
 おっと、思い出した。一緒にバンドもどきを組もうとしたこともあった。
 誰かの別荘に集まり、初練習合宿を行ったとき、メンバー全員が「俺がボーカルや」と言い張って、その日に涙の解散をしたんだっけ。佃煮と化したドロドロのすき焼きが懐かしい。
 その後、優秀だった彼は医学の道に進み、私とは疎遠になったが、数年前に30年ぶりの再会を果たしたとき、あまりに変わっていない若々しい姿に驚いてしまった。

 いや、オッサンのことはどうでもいいや。話を愛理ちゃんに戻そう。
 彼女は、けっして順調で幸せ一杯の人生を送ってきた訳ではない。
 病気や離婚。震災も経験した。しかし、それらを乗り越え、逞しく生きている。
 と言っても、私がそれを知ったのは10年程前。これまたTVの番組だったのだが。

 じゃ、何でお前が馴れ馴れしく「愛理ちゃん」なんて呼ぶんじゃ!ただ、同級生の妹やんけ!ってかい。
 ふぉふぉふぉ〜!それはね。私が厚顔無恥だからで酒よ。
 いやいやいや。ちゃいま酒よ。
 たった一回だけで酒が、彼女が中学生の頃(もしかしたら高校生だったかも)にデートした事があるので酒。
 きっと、愛理ちゃんは憶えてもいないだろうが、拓郎のコンサートに行ったんじゃなかったかな。
 迷子になりながら会場に辿り着いたものの、結局、そのコンサートは講演中止(風邪とのことだったが当時の拓郎のことだからかなり怪しい)だったので酒が・・・。
 何を話したかもあまり憶えていないが、既にその頃からバンド活動をしていた彼女。音楽の話が主だったように思う。

 愛理ちゃん。
 貴女には、一度だけファンレターを出したこともあるので酒が、読んで頂けましたでしょうか。
 お返事は頂けませんでしたが、そもそも私のこと憶えておられま酒か?
 今、貴女のアルバムを聴きながら書いておりま酒。
 これからも元気に頑張って下さいね。陰ながら(禿げちゃうで)応援しておりま酒。

13.2.8 夜歩き

 「さて、そろそろ帰るか」
 ビデオのダビング(結局、家にあった古いソフトを入れた)を終え、重い腰を上げかけた矢先、携帯が震えた。メールだ。
 「今頃、誰や?ハニーかな」 時刻は23:10。
 「なんやと〜!」 思わず叫ぶ。環状線が運転見合わせとある。
 「またかいな」 先日も、帰宅途中に電車が立ち往生し、しばらく車内に閉じ込められた事があったばかりだ。
 駅探のサービスに、事故や遅延情報を配信してくれるものがある。無料だし、結構、重宝している。
 教室までのアクセスはJR環状線だけが頼み。何かトラブルが起きると、途端に生徒達が困る。
 運転再開予定時刻も記されていたが、冗談じゃない。そんなの待っていたら家に帰れない。

 仕方ない。久しぶりに歩くか。
 近鉄(鶴橋)までは2駅。大した距離じゃない。
 以前は、減量(健康?)のため、よく歩いたものだが、最近はとんとご無沙汰。
 果たして、間に合うだろうか。急げ!

 終電には余裕で間に合ったが、それにしても寒かった。
 明日は雪になるかもね。

13.2.9 合格者氏名

 今年度の入試合格者氏名。教室に掲示するためのものを作成した。
 例年、この作業は一日がかりの大仕事なのだが・・・。
 今年はあっさり終わった。
 生徒の数が少なかったから仕方がないが、実際、合格も少なかった。
 全員合格などと喜んではいられない。
 大いなる戒めとして、心に刻んでおこう。

13.2.10 夜空

 今宵も夜歩き。
 前回は事故による電車運休。謂わば不可抗力だったが、今回は自業自得。
 目的地の一駅前までは確かに起きていた。しかし、目覚めたのは二駅向こうだった。

 予感はあった。
 昨夜は殆ど眠っていない。明け方にようやく微睡み、小一時間ほど眠ったか。
 けど、今日は大事な日。ノンビリしているわけにはいかない。
 oneoneコースの初日だし、6年質問日も初日。可愛い3年生の授業もあるし、教え子と呑む約束もしていた。
 まあ、授業の方は敢えて言うまい。遅刻者や忘れていた者多数。嗚呼、情けない。
 ため息、苛立ちは仕方がないことなのか。

 現実逃避と罵られようが、構わない。いざ、行かん。教え子との至極の一時へ。
 今宵の相手はIT大臣のO君だ。先日のフォーム作成のお礼も兼ねて、彼のお勧め EBIS BARに。
 例によって、お店の姉ちゃんをいらいつつ、楽しい時を過ごさせてもらった。
 もちろん、為になるIT講座もしっかり受けたで酒よ。(あれ?ソフトのメーカー名なんだっけ。アコム?)
 さて、二軒目。
 目当ての店はあいにく閉まっており、(さては、潰れたか?とも思ったが、たまたまのお休みだったようだ。近所の聞き込みにより判明し、ほっと一安心)近くの酒場に流れた。
 私にしては珍しく?最後まで意識ははっきりしていた。
 来週、極寒の地(-16℃だそうだ)へと旅立つ彼を励ましつつ、再開の約束を交わして分かれたのだが・・・。(文頭に戻る)

 折り返しの電車はまだあった。それでも、電車賃を払うのが妙に悔しく、歩くことにした。
 しかし、同じ2駅でも環状線と近鉄では距離が違う。
 震えながら歩くこと約30分。家に帰り着いたときは、すっかり酔いも覚め、体中が凍えていた。

 それでも収穫もあった。
 見上げた夜空に星が綺麗だったこと。空からこぼれんばかりに無数の星が瞬いていた。
 流石は奈良。田舎だ。

 きっと、明日は晴れるだろう。
 おっと、そう言えば、明日は姪の結婚式。参加はしない(何故?)が、好天を祈りたい。

13.2.11 結婚式

 日曜日は、姪の結婚式。
 何故だろう。この世に二人といない可愛い姪なのに、私は参加しなかった。
 「無理ならいいよ」との姉の言葉を鵜呑みにした私が馬鹿だ。反語的表現を忘れていた。
 私の代わりには、ハニーに出席してもらったが、正直悔いが残った。
 「列席したら、絶対泣くやろ!」とか、「呑みすぎて式をぶち壊しにしたらあかんから」と言うのは表向きの理由
 授業に穴を空けたくなかったのも確かだが、本当の理由は他にある。
 今の私は、言わば「くすぶり」。自分の顔一つとってみても、自信がない。
 「こんな私が、晴れの舞台に列席しても良いのだろうか?」
 「自分の生き方に迷いがあるような冴えない男はいない方がいい」などと、勝手に理屈をこねていた。

 ごめんね。美希ちゃん。
 君の幸せを祈っているよ。

 そんな思いを抱きながら、授業に臨んでいたら、教え子から電話。
 先日、結婚の報告に来てくれた美男美女のカップルだ。
 式の日取りが決まったらしい。時間を指定して、来てもらうことにした。
 授業終了後、さあ繰り出すぞと思ったら、何と新郎は車だという。馬鹿野郎!
 まあいいや。東京在住の彼が、休日利用で帰ってきている。いろいろ用事があるのだろう。私の我が儘は言っていられない。
 けど、連れて行ったお店は、しっかり居酒屋。新郎にはウーロン茶で我慢してもらった。

 素敵な若者達だ。よくケンカをすると言っていたが、それもまあ良し。言わずに抱えこむのは身体に悪い。
 その席で、結婚式の招待を頂いた。
 姪の式にも行けなかった私。どの面下げて今さら、という思いもあったが、はい喜んで!と返事した。
 幸い場所は大阪だし、授業にも影響しない。
 二人の小学生時代の写真を提供することになった。良いのあるかな〜。さ、探〜そ!

13.2.12 玄

 一太郎(ワープロソフト)を更新した。
 世間ではワードの方が普及しているようだが、ヘンコな所がある私。
 ワープロ時代はカシオを愛用し、パソコンに切り替わってからは一太郎一筋なのだ。
 バージョンは毎年新しくなっているようだが、流石にそんな余裕は無い。
 家のPCには、まだ一太郎2004が入っている。
 今回更新した理由は、事務所のPCが空っぽになって戻ってきたからどうせなら新しいバージョンにしようかと思ったことと、前から考えていた仕事に使えそうだったから。(実はTORAさんに教えてもらった)

 しかし、まだ慣れていないせいか、不自由さばかりが目につく。
 それもそのはず。新しいバージョンは「玄」と言う。なんと、悪友の名前と同じ。
 こりゃ、なかなか使いこなせないのも無理はないだろう。

13.2.13 円相

π

 この写真。何だかおわかりだろうか。
 卒業生から、お礼にと頂いたのだが。
 ヒント。包むもので酒。
 第二ヒント。和風で酒。
 ピンポ〜ン!正解。そう、風呂敷なのだ。
 しかし、とにかく巨大。畳半畳分は優にある。
 デザインは『円相』。禅における書画の一つだそうだ。
 単なる○ではない。悟りや真理、仏性、宇宙全体などを円形で象徴的に表現したものらしい。
 そこに、円周率が200桁まで書かれている。なんと、私のネームまで入っている。
 かつて私が「円ほど美しい図形はない」と言ったことを覚えていたのだろうか?(かなり怪しい)

 それにしても面白い。
 今まで頂いた品物の中では、一番ユニークだ。
 けど・・・。どこに使うねん。いや、どこで使うねん。
 飾っとこうにも、何せ巨大だから場所がない。
 そうだ!私がもう少し渋くなり、和服が似合うような男になったら、鞄代わりに使わせてもらおう。
 果たして、その日は来るだろうか。
 いやいや大丈夫。必ずその日は来る。
 それを信じて、刮目して待たれよ!

13.2.14 今更ながら

 家のPCの調子が今一つ、二つ、三つ。
 「でも大丈夫。万が一に備えて、予備のPCはちゃんと用意してあるのじゃ。どーだ。まいったか!」
 と、言いたいところだが、時の流れは早い。予備を用意してからもう5年以上になる。
 最近、いよいよ本格的?に調子が今四つ、五つ、となってきたので、ついにニューマシーン(既にロートルだが)に移行することにした。

 あれ?慥か、購入時にOSはXPだったのに、おかしいな〜。vistaになっている。
 そうか!思い出したぞ。嬉しがってアップグレードしたのだった。
 けど、変更なんてするんじゃなかった。

 今更、何の話だと笑われそうだが、勝手が違い、戸惑っている。
 進歩したことの方が多いのだろうが、明らかに不便になっていることも。
 例えば、メール。
 ウインドウメールだとアドレス帳がフォルダに分かれない。送信相手をいちいち数百人の中から探し出すのは大仕事だ。
 仕方なく他のメールソフトを導入したが、う〜ん。これも微妙。
 要は、慣れるしかないのだろうか。
 しばらくはメール専用機として、旧PCも使っていくしかないのだろうな〜。

13.2.15 ラン

 とうとう読むものが少なくなってきた。ついに、森絵都にまで手を出した私。
 で、今読んでいるのが「ラン」。
 話の内容も知らずに購入したため、最初は「何じゃこの話?!」と違和感を覚えた。
 けど、まあ良いんじゃないの。もう少しこの人の作品を読んでから、判断しよう。

 ところで、少し暖かくなったからか、いやこの小説に触発されたのだろう。
 急に走りたくなった私。
 何年ぶりだろう。5年?10年?
 前回は数回走っただけで、止めてしまったが、さて、今回は如何に?

 とりあえず10分走ることを目標にしてスタート。
 ふぉふぉふぉ。5分で息が上がってしまったのは、内緒だぞ。
 まあ、ぼちぼち慣らしていこうか。

13.2.16 痛

 奈良は午前中、雪。午後には雨に変わったが、それ程冷えこんだ。
 う〜ん。言い訳っぽいな〜。けど、とにかく寒かったのだ。

 と、言うことで?今宵のランはナシ。非常に残念ではあるが、仕方ない。
 弁解がましいが、けして筋肉痛のせいではない。(今回は続けるつもりだし、続けられる予感がある。だって私には目標があるんだも〜ん)

 昨夜は、何処にも、痛みは全く感じなかった。
 一夜明けても、まだ大丈夫。ヒザが少し痛いくらいだ。(って、十分情けないがな)
 ハニーは「(年だから)2〜3日したら出てくるんちゃう」と言っていた。
 「ふん。馬鹿にするな!これくらいで痛くなるはずないだろ!」と、鼻息も荒く返答した私だったが・・・。

 確かに来た。
 それも、夕方。授業の終わりかけに、やっとだ。
 思っていたより早く訪れたのは、まだ若い証なのか?
 それとも、たったあれだけで痛くなるとは、それほど体は年を取ったのか?
 喜んだら良いのか、悲しむべきなのか、非常に複雑な心境だ。
 それにしても、太腿が痛いのは分かるが、腹筋まで痛いのは何故?

13.2.17 oneoneコース

 個人対応コースの名称決定。
 独断と偏見で、「oneoneコース」に決めた。
 だって、ワンワンって可愛いんだもん。
 あれ?私、犬好きだったっけ?
 まあ、いいや。生徒や保護者に受け入れられることを祈っておこう。

 その「oneoneコース」。昨日より、本格的に始動。
 なかなか充実した時間だった。
 正直、疲れたが、これならやっていけるだろう。

13.2.18 朗報

 先週の話だが・・・。
 早くも届いた、大学合格の報せ。
 と言っても、本人からではない。
 進学した学校の先生からだった。
 今の大学入試の仕組みはよく分からないが、どうやらセンター試験の結果で推薦入学が決まったらしい。
 一般入試より推薦の方が狭き門だと聞いたことがあるのに、大したもんだ。

 その子は医学部を目指していた。
 しかし、最初の年は上手くいかなかった。
 当時から根性のある子だったが、志を曲げることなく、挑戦を続けたらしい。
 ところが、その翌年も歓びの声は届かなかった。
 「○○さん。どうしているんやろね〜」とハニーともよく話をしていた。
 「上手くいったら必ず知らせてくれるって。それがないということはまだ頑張っているんやで」
 と、ちょうどその日の朝も話していたところだった。

 見事に初志貫徹。おめでとう。おたま!努力が報われて良かったね。
 それより、早く報告に来んかい!待ってるぞ!

13.2.19 Vistaのばか

 思わず「Vistaのばか」なんて叫んだが、きっと違うんだろうな〜。
 「馬鹿はおまえじゃ」はい、ごもっとも。
 けど、やりたいことが全然出来ないのだ。
 そりゃ、私はメカ音痴で酒よ。
 でもね、XPに対応しているソフトがVistaには対応していない。何で?
 え〜い!この際、ウインドウズ8にアップグレードしたろうか!

 少し調べたら、またもやショック。
 1月中なら3000円で購入できたらしい。それがなんで30000円近くもするの?
 もうどうでもいいや。何かどんどん泥沼にはまっていくような。
 7000円の店を見つけたので、エイヤ!とばかり、ポチってしまった。
 また1日がかりでインストールだな。

13.2.20 傘

 午前中は雨だったり、雪だったり。
 出勤時にはほぼ上がっているのだが、それでも一応傘は持っていく。
 ところが、帰宅時に雨は降っていない。
 当然?傘を持って帰るのを忘れてしまう。

 ここんところ、そんな毎日が続いた。
 とうとう、教室に4本、家に1本という状態になってしまった。
 別に置き傘をしているつもりはない。
 「そもそも、置き傘なんて怠け者のすることだ」と、昔は、1本の傘を大事に使っていたのに。
 この緩さ=緊張感のなさが、自分でも情けない。
 陽水の名曲「傘がない」。懐かしいな〜。あの頃の自分の方が好きだ。

13.2.21 お引っ越し

 意外に早く届いた。windows8。やるな〜アマゾン。
 さあ、今から乗り換え作業だ。
 果たして、メカ音痴の私が、誰の助けも借りずにできるのだろうか。
 順調にいくとは思えないが、最初に誓っておこう。
 「絶対に、ぼやかない」ことを。

 先ずは、バックアップだ。
 え?!残り2時間と表示されている。ぎゃ!3時間に増えた。
 くっそ〜!昨夜のうちにやっておけば良かった。
 おっと、いけない。早くもぼやきが・・・。
 その次が、インストール。そして、もろもろの設定。
 もとより、徹夜は覚悟の上だ。
 皆の衆。無事をお祈りくだされ。

13.2.22 千里の道も

 結局、朝になってしまった。
 分からないことだらけだ。いや、はっきり言って、ちんぷんかんぷん。
 叫び出したくなったが、深夜だったので思いとどまった。
 一体何なの?今までのとが全然違うじゃないの。
 まともにできたのは、インターネットの接続くらい。
 ワープロは、なぜか文字変換してくれないし、@マークの入力すらできない。
 メールも読めないどころか、ソフトがどこにあるのも分からない。
 とりあえず、一応インストールはしたものの、何一つとして使えるようにはなっていない。
 千里の道も一歩からとは言うものの、まだスタートラインにも立てていないような。
 はぁ〜。先が長すぎて、発狂しそう。
 仕方ないから、ガイドブックを購入することに。
 きっと、読んでも分からないことだらけで、ますます混乱するんだろうな〜。

 待っている間、「横道世之介」を読み終えてしまった。
 大学進学で上京した青年の話だ。息子たちの姿とダブらせながら読ませてもらったが・・・。
 映画化され、近々公開されるそうだが、おそらく観ることはないだろう。

13.2.23 スイッチ

 人は誰でも、様々なスイッチを持っている。
 いつも使っているものもあれば、ある時代はよく使っていたが、長い間使わないうちに忘れられてしまったものも多い。

 例えば、やる気スイッチ。
 めったにオンにならないジャンルもある。お掃除モードやお片付けモードのスイッチは、大抵オフだ(ごく稀に作動するが)。
 学習意欲も然り。常に全開モードという訳ではない。
 本来それじゃいけないのだが、仕事に対する意欲が全く湧いてこないときだってある。
 昨日の私はまさにそれ。すべての機能が停止状態。オフスイッチだけはすぐに作動するから困ったもんだ。

 自分に対する欲求はもっと分かりやすい。
 さあ食うぞとか、さあ呑むぞとかのスイッチはすぐ入るが、格好良くなりたいだの、目指せ体力向上などの、すぐには達成できない目標に対して、なかなかスイッチは入りにくい。
 他人に対しても同じだ。
 相手を思いやる気持ちを、いつも持ち続けられる人。なんと心優しい人だろう。
 私はだめだ。100%相手の立場で考えるなんて、なかなかできない。
 生徒やスタッフを叱るときに、怒りが混じっていないとは言い切れない。
 人を愛する気持ち。このスイッチもオフになっていることの方が多い。
 恋愛スイッチに至っては、とうの昔に壊れたままだ。

 もっとアクティブに生きたいと思うことがある。
 たまにはスイッチ類の点検も必要かも知れぬ。

13.2.24 一歩

 一歩。ほんの一歩だけだが、前進した。
 @マークが入力できなかったり、ひらがなに変わらなかったりした謎が解けた。
 キーボードが日本語仕様になっていなかったようだ。
 英字仕様じゃそりゃあかんわな。向こうの人達、ひらがななんて使わへんもんな。
 さて、明日はメール接続に挑戦するぞ。上手くできると良いんだけどな〜。
 ガイドブックも購入したし(少し読んが全く意味不明。正直不安だが)、きっと大丈夫さ。

13.2.25 観梅

枚岡神社の梅

 今日は貴重なオフ。先週はコンタクトオフの日にし、一歩も外には出なかった。
 今週も、疲れ果てた心身のリフレッシュにゆっくり休もうかとも思ったが、いかんいかん。それじゃ体は回復しても心が腐ってしまう。
 ということで、梅を観に出かけたのだが・・・。

 まだ早かった。
 最初は、1万本の梅があるという青谷梅林を目指しかけたが、念のために問い合わせたところ「ほとんどが蕾です」との返事。
 急遽、近場の枚岡神社に予定変更した。
 けど、考えたら分かるはず。京都がまだで奈良が満開な訳はない。
 こちらも蕾がほとんど。いや、蕾以前の木ばかりが目立った。

 寒さばかりが身に凍みて、もう帰ろうかと思ったら、ごっつい本格的なカメラを構えた人(老夫婦)に出くわした。
 何してはるの?とばかりに近づくが、レンズの先には梅は全くない。
 「???」ハニーと二人で顔を見合わせる。
 聞けば「鳥を撮っている」のだと言う。
 

相思鳥

 『相思鳥』。
 聞いたこともなければ見たこともない。
 「しばらく待っていたら、出てくるよ」との言葉を信じ、待つこと20分。
 ハニーが凍えて震えだした頃、やっと出てきた。
 ウグイスのような緑色の小鳥だ。
 そのご夫婦のカメラは500ミリの望遠。しかも連写バリバリで撮影されていたが、あいにく私のカメラはコンパクト。
 かろうじてフレーム内に納めることはかなったが、はたしてこの写真で識別いただけるだろうか?
 「これじゃ分からへんわ」と仰る方は、こちらをどうぞ。

 それにしても、つくづく、梅には縁がない。
 去年訪れた梅林は閉園になっていたし、今年は開花前。
 仕方がなく?帰宅後、頂いた「越乃寒梅」で観梅したカッパちゃんで酒た。(S様。おおきに。美味で酒た)

13.2.26 マイ・シューズ

 ついに購入。
 ジョギング用のシューズ。
 運動靴(なんて今は言わんのか?)を買うのは中学以来だから、えーと30年以上ぶりだ。
 高校時代は大抵プールに落ちていた持ち主不明の靴を借用していたし、大学ではいつも誰かに借りていた。
 自分専用のものがあるなんて、照れくさいが、正直嬉しい。
 さあ、しっかり走るぞ。
 って、とことん形から入るタイプやな〜。
 無駄な出費だったと後悔しないようにしたい。

13.2.27 お帰り&・・・

 相変わらず慌ただしい出会いと別れだった。
 帰宅と言うよりは、ちょっと寄っただけのような、次男の一時帰宅。
 私が帰宅すると、青い顔で横たわっていた。
 昨夜22:00頃東京より戻ったらしい。
 新幹線の中で呑んだチューハイに酔って気分が悪い、と言っていたが、おそらく日頃の疲れがたまっているのだろう。
 先月会ったときより、心なしか、少しやせたように思えた。

 横たわる息子を肴に、はしゃぐ馬鹿親父。
 飲める状態ではなかったのだろう。それでも、しばらく話につきあってくれた。

 今日からしばらく旅に出る息子。
 行き先は、なぜか知らねどタイ。
 成人式の3次会でいきなり決まった話だという。
 朝早く、ばたばたと出かけていった。
 帰国しても家には寄れないかもといっていたから、次に会えるのは1月後かな。

 元気でね。うーたん。

13.2.28 デビュー

 マイシューズをデビューさせた。
 普段履いている靴とは違い、かなりきつく締め付けられる感があり、最初は違和感があった。
 けど、走り出したら納得。
 通気性が良いためか、圧迫感は全くない。
 軽いし、つま先までラバーが張ってあるので、けり出し(この表現でよいのだろうか)も効いている。
 うん。こりゃ、なかなか良い。

 これで一応、格好だけはランナーの仲間入りだ。
 けど、まだ連続では10分も走れない。
 取り敢えず、片道10分が目標だな。

←前の月へ ↑先頭へ 次の月へ→

Copyright © 2001-2024 HOPES