- 11.2.1 感謝
-
そんなに呑んだのか?
気がつけば終電で寝過ごしていた。
何とか家には辿り着いたものの、すぐにトイレに駆け込み嘔吐した。
弱くなったもんだ。2件目に行ったことまでは良く覚えているが、帰り際の記憶が定かでない。
昨夜は、理科の講師達との飲み会。
2年間と1年間。本当に助けていただいた。
もしも、彼らが手伝ってくれなかったら大変だった。
受けた御恩は忘れるまで覚えておきま酒。
まだこの業界でがんばるという2人。
偉そうなことは言えないが、熱い心を忘れないでいて欲しい。
- 11.2.2 新学年スタート
-
低学年の生徒達は今日から新学年。(新6年生達は既に2週間経過)
希望と期待に満ちあふれた顔、顔、顔。
どの子も、目にやる気が満ちあふれていた。
授業にも、みなとても真剣に臨んでくれた。
私の今年の目標は楽しい授業。
彼らがこの調子なら実行できそうだ。
学力が高いとは言い難い。精神的にも幼い子達ばかりだけれど、鍛え上げていきたいと思う。
みんな、がんばろうぜ!
- 11.2.3 『美しい隣人』
-
私が見るTV番組は、「探偵ナイトスクープ」と「さんまのスーパーからくりTV」の2つだけ。
ところが、最近もう1つ加わった。
そう、由紀恵様の「美しい隣人」だ。
と言っても、リアルタイムで見られるわけではないので、ハニーに録画を頼んでいる。
午前中に2週分をまとめて見た。
う〜ん。正直、あまり面白くない。
もちろん出演者は十分美しいのだが、嫌な役だし、見ていてあまり気分が良くない。
その上、何となくだが、もう筋が見えてしまったように思える。
これからどうしよう。見るの止めようかな〜。
ま、来週見てから考えようか。
- 11.2.4 腹一杯
-
立春。暦の上ではもう春だ。
確かに昨日などは汗ばむほどの陽気だったが、騙されないぞ。絶対にまた寒くなるはず。
大学受験を控えた諸君。健康には留意されよ。
って、こんな偉そうなことを言いたい訳ではない。(もう書いちゃったが)
関西から始まったらしい「恵方巻」。
私の子どもの頃はそれほどメジャーでもなかった。と言うより私は知らなかった。
(起源は江戸時代からとも言われるが、諸説あるらしい)
我が家の恵方巻は、ハニーの手作り。今年も作ってくれた。
ところが、何故?
我が家は、現在3人暮らしでしょ?
どうしてこんなに積み上げられているの?
またこれが太いのだ。
美味しいから文句は言わない(言えない)が、一方向だけを見つめ黙々と食べる様は、ある意味一種の行だ。
2本目で腹一杯。
帰宅直後は腹ぺこだったのに、恐るべき太巻きの威力。
けど、さらに行は続く。
今度は豆だ。
何で年の数だけ食わなあかんねん。一体、誰が決めてん。
しかも、「数え年で」だそうだ。
酒も呑まんと、豆だけ50個以上も食えるか!(食べましたけどね)
「鰯もあるよ」と笑顔のハニー。
ひえ〜!助けてくれ!(助けてもらいましたけどね)
こうして、カッパちゃんは今日も太り続けていくのであった。
まあ、健康ならいいか?・・・
- 11.2.5 特別出演
-
この前TVに映ったのはいつだっただろう。
10数年前。とあるスナックで、席に着くなり言われた。
「お客さん。この前TV出てはったでしょ?!」
驚いた。よく分かったもんだ。
「え〜!見てはったんで酒か?確かに。MBS(※)ですが・・・」
「すぐ分かりましたよ」と、得意満面なねーちゃん。
「でも・・・。足だけで酒よ」
「え?・・・???」
まあ、その店はタレント(もどき)達がよく来るらしいから、日常的な挨拶だったのか。
その日も私の敬愛する『アホの坂田』師匠がお見えになり、隣の席にお座りになった。
緊張しまくる呑ちゃん。発した言葉は
「サインして下さい!」 ただのミーハーやんけ。
「どこに?」
「・・・」 色紙も何も持っていない。(当たり前?)
「ココにお願いしま酒!」
いきなり坂田はんに背中を向ける馬鹿カッパ。
「ほんまにええんかいな?」
「お願いしま酒」
ワイシャツの背中に大きく『アホの坂田』と書いてもらい、ご満悦の呑ちゃん。
帰り道、道行く人達の視線が妙に熱かったのは、気のせいだろうか?(馬鹿で酒ね)
朝帰りの呑ちゃん。開口一番ハニーに自慢したが・・・。
呆れて言葉を失ったハニー。
しばらくワイシャツを買ってもらえなかったように思えるが、それも気のせいか?
話が逸れちまった。
今日観ていたDVD。もちろん寅さん(いつの間にかもう39作目)だ。
その中のワンシーン。
驚いた。長男が出演していた。
その作品で、寅さんは父が死んだ子の母親を捜す。
その父というのが極道で、背中には刺青、呑む打つ買うの3拍子揃ったお方。
名前は「マサ」。背中のモンモンは「般若」。
「ハンニャのマサ」と呼ばれていたらしい。
「なんでやね〜ん!!」
思わずハニーと声を揃えてしまった。
元気にしているのだろうか?
会いたくなってしまったじゃないか。
バイト先では可愛がってもらっているようだ。ありがたや。ありがたや。
※ たまたま参ったお寺にTVが来ていて、息子達にカメラが向けられた。(よほど可愛かったのに違いない。鼻水を垂らした坊や達が・・・)
夕方のニュースで放送された。しっかり録画させてもらったが、私は下半身がちょこっと映っていただけだった。
- 11.2.6 本
-
たくさん買っちゃった。
未読が10冊近くある。
それも、小説ばかり。
現実逃避の願望か?
いいえ?ご心配なく。
いつもの悪いクセで酒。
まあ、しばらく通勤電車では退屈しないですみそうだ。
- 11.2.7 どうして?
-
私が馬鹿なのだろうか?
単純すぎるのだろうか?
この世の中には理解できないことが多すぎる。
もちろん難しい学問の話じゃない。そんなものは分からなくて当然だ。
私が言いたいのは、人の心。
え?それこそ分かる方がおかしいってかい?
ま、そりゃそうだ。
自分の尺度で判断したらいけないわな。
けど、どう考えても(私からすれば)最悪の選択をしているように思えるケースが多すぎる。
人情として解らないこともないのだが・・・。
相談ならまだ対応できるが、結論として報告された日にゃどうしようもない。
仕方がないわな。所詮は他人なんだもの。他人の人生に口を出せるほど私は偉くない。
風呂にでも入って頭を整理しようっと!さて、そろそろ出かけるか。
- 11.2.8 ソフトクリーム
-
吹き出す汗を拭いながら、ソフトクリームをなめていた私。
ソフトクリームというのは和製英語で、正しくは「ソフトサーブ」と言うらしい。
このことは、最近知った。情報源は『エレキング』。実に為になる本だ。
ところで、カッパちゃんは何故冬にソフトクリームをなめていたのか?
嫌いではないが、そんなに好きでもないのに。
最後に食べたのは、愛地球博でだったはずだから、随分前になる。
実は、昨日岩盤浴に行った。
年末にグルーポンで安く(58%オフ)入手していたが、なかなか行く時間がなく、先日メールが届いた。
「クーポンを早く使いなさい!期限が迫っているよ」と。
「ほっとけ、大きなお世話じゃ」とも思ったが、2回分丸々残っていたので、そろそろ行っておこうかとなったのだ。
久しぶりの岩盤浴。
暑いんだろうな〜。大丈夫かな?まあ、寝不足だったから眠っておけばいいか?などと、思いを巡らせていたが・・・。
あれ?そんなに暑くない。汗も思ったほど出ない。
溜まりに溜まった体中の老廃物を思いっ切り出そうと意気込んでいただけに、拍子抜けした気分。
ハニーも同じような感想だった。
その後に入ったサウナの方が気持ちよかった。
体重も1kgしか減らず、体は依然としてぶよぶよのままだ。
う〜ん。楽に痩せる方法はないものだろうか?
ソフトクリームは、そのクーポンについていたサービス。
まともに購入したら250円もするらしい。美味しかったが、まあ、お金を払ってまでは絶対に買わんだろうな。
- 11.2.9 お好み焼き
-
「どうしてふっくらと焼けないのだろう?」
ハニーとお出かけ。わざわざ難波まで足を延ばして、お好み焼きを食べている2人。
その店は自分で焼かなければいけない。
実はこの段階でもう、私の選択肢からは外れるのだが、まあたまには良いかと。
よくかき混ぜた方が美味しくなる。30年ほど前に聞いたことがある。
だから、一生懸命かき混ぜた。
お店には焼き方が壁に貼ってある。
殆どその通りしたつもりだったのに・・・。
出来上がったものは、べちょべちょまではいかないが、ふっくらとは言い難い代物だった。
これがプロとアマの違いか?
「次は焼いてもらえる店に行こう」
固く心に誓ったカッパちゃんで酒た。
- 11.2.10 風邪?
-
ヤバイ。咳が出だした。
予防には万全の構えを取っていたカッパちゃんも、流行には逆らえなかったか?
いや、生徒達の風邪引き包囲網についに捕まったのか?
幸い、少し咳が出る程度なので、体はしんどくはないのだが、なんせ家には受験生が居る。
2週間後に試験を控えている彼に、伝染しでもしたら一大事。
昨夜から寝るときもマスクをしているカッパちゃんで酒た。
- 11.2.11 愚行
-
もうすぐ空が白み始める。
また、やってしまった。
床に就いたのは1:00過ぎ。
身体を回復させるには睡眠が一番と分かってはいたが、やりかけのことを片づけようとしているうちに遅くなってしまった。
それでも、十分に時間はあったはず。
なのに眠れなかった。
横になると咳が出る。
薬を飲んだから直に治まるだろう、また薬で眠くなるはずと軽く考えていたが、甘かった。
マスクで寝苦しかったのか?
眠らなくてはと、目を瞑り、布団をかぶる。少し微睡んだかと思えば、また咳が出る。
寝酒でも呑めば良かったのか?
けど、休肝日は守らなくては・・・。(こんな時だけ、律儀になるから必要もないのに)
そうこうしているうちに、朝刊が届いた。
もういいや、と、ガウンを羽織り、布団を抜け出した。
それからは、本を読んだり、パソコンをいじったり。
不思議と眠くはならなかった。
目覚ましが鳴った。ハニーが起きる時刻だ。
今日は入塾説明会。そろそろ出掛ける準備をしなくてはならない。
お!雪が積もっている。
数年前にも入塾説明会の日に雪が降りった事があったが、その日の参加者は0だった。
今日はそうならないことを祈りたい。
東京も雪らしい。
昨日、久しぶりに息子の声を聞いた。
彼も風邪を引いていた。
早く良くなれ。この寒さでこじらすなよ。
- 11.2.12 声
-
症状悪化!
声が出なくなった。
声を失った美少女の話。そんなのなかったっけ?と、検索したら結構あった。
声を失ったカッパちゃん。調子に乗ってみたけど、こちらは無かった。(私の日記がヒットしたのには笑ったが)
あ〜気持ち悪い。自分でも嫌になるガラガラ声。
目つきも悪いし、これじゃ、いかにも悪人だ。
でも、性格は良いのよ。心もきれいだから安心してね。
本当は「奈良瑠璃会」を見に行く予定だったが、とんでもない。
早く治さなければ・・・。
けど、咳は治まりつつあるから、全快の日は近いかも?
- 11.2.13 歴史はくり返す
-
「またか!」
大きなため息をついた呑ちゃん。
教室の机の周りに散乱した消しゴムの切れ端。
使った後に発生したカスではないのは明らかだ。
昨日その席に座っていた生徒から事情を訊く。
数人で消しゴムの投げ合いをしていたようだ。
あ〜。情けない。
人の目を盗んでこそこそこそこそ。私の授業中には何もしないくせに。
そもそも一体何しに塾に来てるんや。遊ぶなら外で遊びやがれ。
足の引っ張り合いみたいな低レベルなことはするな。
全員退塾処分にしようかと思ったが、泣いて嘆願するので今回だけは許したが・・・。
それにしても、似たようなことをする奴は毎年いるものだ。
昨年は、特にひどかった。今年は大丈夫かと思っていたのに・・・。
叱ればすぐに自分だけじゃないと言うし、ばれるまでシラを切り通すくせに、隠しきれないと観念すると一変して涙を見せる。
なんでこんな奴らの応援せなあかんねん。
子どもだから?それともこんなの当たり前?いちいち腹を立てる方がおかしい?
とんでもない。私が一番嫌いなのは、平気でウソをつく奴ら。大人も子どもも関係ない。
そんな連中のご機嫌を伺いながら生きていくなんて、まっぴらゴメンだ。
- 11.2.14 バレンタイン
-
今日はバレンタインデー。
昨夜帰宅すると、椅子の上に置いてあった。
へぇ〜。こんなのあるんだ。
発泡酒は好きじゃないけど、まあ話のネタにはなるだろう。
どんな味かな〜?
報告をお楽しみに。
さあ、早く眠らなくっちゃ。今日は大事な大事な一日になる。
『カッパの日記』のアクセスが123456に達しました。
こんなつまらない駄文をいつもいつも読んで下さり、感謝感激で酒。
みなさま、おおきに!サンキュー!グラッチェ!
- 11.2.15 坊主のマイウェイ
-
次男の卒業式。
万全の準備で臨んだ。
つもり・・・だった。
しかし、デジカメは忘れるわ、ビデオのバッテリーは忘れるわ(充電バッチリで意気揚々だったのに)、重い思いをして担いでいった大きなカメラバックの中には要らないものばかり。
「一体何の為にそんなの持ってきはったん」と知人には呆れられる始末。
一眼レフで撮影したものの、結局次男の写真は一枚も写せず。
入場時はバッチリじゃと思っていたが、連射モードのつもりがお花モード。そりゃマクロじゃ何も写らんて。
退場時には完全に次男の姿を見失っており、写っていたのは知らない子ばかり。
それでも素敵な式だった。
中でも、答辞が素晴らしかった。
卒業生代表は、次男と大の仲良し。思い出の数々を見事に語っていた。
殆ど行動を共にしていたはずだから、次男の学園生活が如何にハチャメチャで、けど如何に充実していたかを推し量ることができた。
思わず泣いてしまったじゃないか。どうしてくれる。
でも、やっぱり卒業証書は1人1人に手渡すべきでしょ。来賓の坊さん達の挨拶を減らせばそれくらいの時間は捻出できるはず。
外に出ると雪が舞っていた。
さあ、今度は場所を移動して、謝恩会。
お坊さんが歌うマイウェイ。
感動的ではあったが、感情を込めて歌い上げる姿と法衣&スキンヘッドのコントラストが、妙に可笑しく、笑いが止まらなかった。
こんなの他では絶対に見られないだろう。
先生方からのメッセージには心を打たれた。
つぶれそうになっていた次男を支えてくださった方々にはいくら感謝してもし尽くせない。
本当に素晴らしい学校だった。
一人一人の生徒を実によく見てくださった。人物評価の判断基準が成績ではないことが一番ありがたかった。
この学園で過ごした6年間は、きっと次男の人生の一番の宝になるに違いない。
2次会、3次会と延々と飲み続け、家にたどり着くやいなや倒れこむように眠ってしまった。
最後はセレブな世界をちらった覗かせてもらえた。ラッキー!
赤ワインってあんなに香り高いものだったのね。しらなんだ〜しらなんだ〜。
センチュリーって、見た目はごついけど、中はとても静かなのね。しらなんだ〜しらなんだ〜。
- 11.2.16 配線
-
奈良でしか使えない商品券があるのをご存じだろうか。
遷都1300年記念のプレミアム商品券。(いつまで1300年やねん)
1万円で1500円おまけがついていて、とっともお得。
当然、発売即完売。なかなか入手困難な代物だが、我が家にはあるのだ。(ムフフ)
ただ、使用期間が短く、使える店にも制限がある。
さて、何を買おう。
そうだ、ビデオが壊れていたんだっけ。デジタル放送がどうのこうのと言っていたし、この際修理するより買い換えようか。
と、先日DVDプレーヤーを購入した。
正直、機能がどうのこうのと言われてもさっぱり分からないので、お店の人に薦められるまま決定した。
今日までほったらかしにしていた。
忙しかったわけではない。確かに体調はすぐれなかったが・・・。
だって、ややこしそうなんだもん。配線が。
けど、嵩張るものをいつまでも放置しておけるほど我が家は広くない。
意を決して、挑戦してみた。
お店の人は「簡単ですよ。3つ繋ぐだけ!」と高らかに笑っていたが、カッパちゃんの機械音痴をなめんなよ。自慢じゃないが録画予約も出来ないんだぞ。
「あかんかったらごめんやで」と何度も何度もハニーに念を押し、いざ勝負。
意外と簡単だった。以前使用していた機械から線を外して、付け直すだけ。
うふふ!どーだ!参ったか!
ホコリまみれになりながらも、得意満面、ドヤ顔のカッパちゃん。
ま、1時間近くかかったことは内緒にしておこう。
- 11.2.17 喜びと哀しみ
-
長男が帰省した。
外国に旅立つ後輩の送別会があったらしい。
今度は割とゆっくり出来ると聞いていたので、カッパちゃん大喜び。
昨日、久しぶりに対面。
風邪を引いていると聞いていたので心配したが、私の方が重症だった。
ビールを注いでもらいながら、
「いつまでおるん?」と嬉しそうに尋ねるカッパちゃん。
「明後日の午前中に帰るわ」
「え?・・・」そんな馬鹿な!
たった2泊3日のご滞在で酒か?そりゃないぜ、セニョール。
しょぼーん!
まあ、彼には彼の生活があるのだろう。
- 11.2.18 脱力
-
「お〜い!もう10:00やで」 トイレにいる長男に声をかける。
「うん。わかってる」 いつもの返事だ。
10:08の電車に乗らなければ予約した新幹線には間に合わない。
駅まで普通に歩けば5分程度。その距離を彼は2分で飛んでいく。
本当に飛んでいるのではないかと思ったことすらある。
数分後、彼は飛び出して行った。
高校時代と全く変わっていない。
バタバタとそして平然と。
無事に着いたと連絡があったから、間に合ったのだろう。
彼が去って、気が抜けてしまった。何もする気にならない。
喜び<<<哀しみだったようだ。
東京でも精力的に活動しているようで、何かと忙しいらしい。
友達も多いと言っていた。
食が不安定で健康面が心配だが、何とかやっていけるだろう。
元気を出すんだカッパちゃん。
それに、春休みにはまた帰ってくるって言ってたじゃないか。
- 11.2.19 作家?
-
週末になると私は作家に変身する。
なんてことを言えば誤解されるか?
もちろん、そんなに大層な者ではない。
編集者と言った方がよいかも知れないが、それでも十分失礼だ。
そもそも、こんな暴露話を書いて良いのだろうか?
まあいいか。だって、もう書き出したし。
先ずは、日記。
「そんなの毎日の事じゃない?」 なんて言わないで!
土曜・日曜は授業が多い。忙しさも手伝い、心はあまり動かない。
目新しい事があまりないのに無理して書くから、ついつい愚痴っぽくなってしてしまう。
けっして読んでいて気分のいいものではわかっているが、やはりネタは少ない。
じゃ、書くな!ってかい?そりゃそうだ。
次は、生徒の作文。
長期の休み(春休み・夏休み・冬休み)毎に生徒達に書いてもらっているものを、毎週のHOPES通信に掲載している。
優秀作も多いが、それでも多少の手直しは必要だ。
表現を大幅に改めるつもりはない。本人の作風?を曲げてまで紹介する必要はない。
けれど、原文のままじゃ意味不明の場合も多く、頭を悩ましている。
もうすぐ、卒業生の受験体験記の掲載も始まる。
う〜ん。これがまた難しいのだ。
中には平気で「楽勝で合格しました」みたいな事を書く奴もいるし。
ま、そのまま載せても面白いけどね。
最後は、HOPES通信に書いているコメント。
実はこれが一番大変。
毎週毎週書き続けて20年。ついに900号を超えたが、そうそういつもネタがあるわけはない。
日記と違っていい加減なことも書けない。
かといって堅いことばかり書いていてもつまらない。
これでも無い知恵を絞って書いているが、そもそも私には文才はない。
さらには、職員が書くコメント。
これまたも多少の手直しが必要なのだ。トホホ。
まあ、昔は私も助けてもらっていただけに偉そうなことは言えないのだが・・・。
- 11.2.20 体温
-
子どもたちの体温が高いのか、それとも私が低いのか。
寒いからと暖房を付けるといきなり 「暑い!」 と異口同音に叫ぶ。
設定温度は21度にしているから、大騒ぎするほどではないと思うのだが、「暑い!暑い!死にそうだ!!」などとわめき散らす。
一人が言い出すときりがない。
若い講師など、生徒の言い分を真に受けて、真冬に17度とかにするから困ってしまう。と言うより常識を疑う。
生徒諸君。よ〜く覚えておくがいい。
教室内では私がルールだ。
私が寒けりゃ暖房を付けるし、暑けりゃ冷房をかける。
いちいち騒ぐんじゃない。
- 11.2.21 完治
-
黄昏時は落ち着かない。
時刻にすれば17:00頃。
ちょうど昼と夜が入れ替わる時間。
昼の人間と夜の人間(表現が適切ではないのはわかっている)が共存する時間帯だ。
仕事を終え家路へと向かう者もいれば、さて一杯呑もうかと街にくり出す者もいる。
学校帰りの生徒達に混じって、習い事や塾に急ぐ生徒もいる。
夕飯の支度や買い物に忙しい主婦達と、間もなく始まる恋人との時間に心ときめかしている乙女達。
駅前では妙なコラボレーションが見られる。
私にすれば授業の開始時刻。
巷の慌ただしさには無縁だ。
しかし、今日のようにオフに少しだけ教室に顔を出すような時には、この時間帯には戸惑いを覚える。
若い頃、朝の出勤時に自分だけ逆の方向に歩いていた程の違和感はないが、やはり自分は異形なのだと感じる。
ま、それぞれの人にそれぞれの時間があって当たり前。
それぞれ思いのままに過ごせばいい。
そうそう、私の風邪、ようやく完治しま酒た。
今回は長かった。これも歳のせい?
ご迷惑をおかけした皆様、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 11.2.22 春
-
「春が空から降ってきた」
伊坂幸太郎『重力ピエロ』の冒頭の一文。印象的なセリフなので割と気に入っている。
春にはいろんな意味がある。
先ほどの場合、春は人名。季節を表すこともあれば、抽象的な意味で使われることも多い。
昨日、今日などは本当に春になったのかと思うばかりの陽気だった。
春はヌルイから嫌!緊張感が無くなるから!
などと言っていたのは若い頃の話。今でも大好きではないが、さほど嫌いでもなくなった。
何か新しいことが始まる予感っていうのは、悪いものじゃない。
我が家にも春が来てくれることを願うばかりだ。
- 11.2.23 独り
-
「女は怖い」
『美しい隣人』を見ながらそう呟く。
いつもなら「またそんなこと言って」と睨まれるのだが、あれ?今日は反応がないぞ。
そうだった。
今日からしばらく独身だった。
さて、何して遊ぼ?
けど、独りじゃつまんないな。
結局、呑みながらビデオでも観ることになるのだろうな〜。
- 11.2.24 ダメ男
-
「私が先に死んだらどうするのよ」
ハニーによく言われる。
確かに、私は一人じゃ何もできない。
情けないが、事実だ。
家にいても仕方ないと、昨夜は夜中のドライブへ。
と言っても、ガソリン入れてきただけだけど・・・。
それにしてもガソリン代って高いのね。満タンにしたらほとんど1万円じゃない?!
家族の存在の大きさを改めて感じる。
加えて、ハニーの偉大さも。
独りだと、何もする気にならない。起きあがることすら億劫だ。
あ〜あ。つまんないな!
さて、今晩何食べよ。
- 11.2.25 ダメ親父
-
早朝?目覚める。
「しまった。寝過ごしたか?」
焦って、時計に目をやる。
セーフ。まだ6:30だった。
今日は、国公立大学2次試験の日。
次男も挑戦している。
彼にメールを送り、しばらくしてから電話で話をした。
激励と言うより、不安を取り除いてあげたかったのだが、果たしてどうだったろう。
心なしか、いつもより声が強ばっていたように思える。メッセージカードも未開封だ。
私が伝染してしまった風邪は、まだ良くなっていないようだ。
本当にダメな親父。応援どころか、足ばっかり引っ張っている。
持っている全てを出しきってくれれば何とかなるだろう。
そう思いたい。グッドラック!
まともな親なら、息子が受験している間、祈るような気持ちでまんじりともしないのだろうが、なんとその後もう一度眠ってしまった私。
あ〜!情けない。とことんダメダメ男で酒!
- 11.2.26 苛立ち
-
妙に苛つく。
この生ぬるい気候のせいか。
いや、それだけではないだろう。
これが、定期的に訪れる(一過性の)憂鬱ならば良いのだが・・・。
何をしても楽しくない。
授業をしていてもつまらない。(重症だ)
原因の一つは、生徒達。
相変わらずいい加減なことばかりくり返している。何とかならないものか。
宿題は不完全だわ。復習は中途半端。そもそも授業中に話をきいていないのだから、復習をしようにもできるはずはない。
考えて分からなければ質問すればよい。そのためにわざわざ時間も取っているのだから。
けど、説明を何も聞かずに 「わかりません。教えて」 は、いくらなんでもあんまりだろう。
これから「魔女の会」。
一年ぶりだから、とても恐ろしい。いや楽しみだ。
けど、今の気分じゃ楽しめそうにない。
はぁ〜!どうしよう?いっそ、欠席しようか。
いやいや、ドタキャンは最低だし、彼女たちの厚意を無碍にするわけにもいかない。
よし、あと1時間で立ち直ろう。
- 11.2.27 不正
-
『試験あらし』(=聖日出夫氏の作品。高校時代の愛読書だった)じゃ、あるまいに・・・。
思わず唸ってしまった。
現実の大学入試でこんなんありかいな?
携帯を利用した不正行為。
※ 京都大で実施された前期日程の2次試験で、数学と英語の入試問題が、試験時間中にインターネットの質問掲示板に投稿され、第三者が回答していたことが分かった。
言語道断の行為であることは言うまでもないが、それにしても情けない。
安易に結果だけを得ようとする。これも現代の風潮か。
努力に努力を重ね、辛い日々を乗り越え、正々堂々と試験に臨んだ者たちに比べて、何と姑息な。
卑怯者!恥ずかしくないのか?きっと恥ずかしくはないのだろうな〜。そもそも恥なんて感覚は持ち合わせていないのだろう。
試験監督にも問題があると思う。どんな奴が監督をしていたかは不明だが、あまりにもボンクラ過ぎないか。
あ〜、ムカムカする。
そりゃ、私が清廉潔白だとは言わない。
高校時代は狡いことも試みたこともある。途中で馬鹿らしくなって諦めたが・・・。
自分の過去は忘れて、憤るカッパちゃんで酒た。
- 11.2.28 経営者
-
今宵はとある若者と会食。
純粋と言えばよいのか、それとも無垢なのか?とにかく人を疑うことを知らない素敵な青年だ。
話をしていて、改めて彼の純真さを感じた。
なんて言えば、
「やっぱりカッパちゃんはお馬鹿?それとも極めつけの単細胞?」と思われた方も少なからずいらっしゃるだろうが、彼の魅力は爽やかさだけではない。
相手のことを第一に考える。難しいことだが、それが自然にできる希有な存在?だ。
話の途中で、突然彼が言う。
「ああ、あのケーキ屋さん。よく行かれるんですか?」
「ええ。まあ」
「実は私、その店を経営しているんですよ」
「え〜!ええ〜!うっそーん!!
ハニーと思わず声を合わせる私。
若いのに客商売が何たるかをよく知っている好青年だと思っていたが、なるほどそう言う訳だったのか?!
妙に納得した。
現在の彼が苦労を重ねてきた結果であることは今日初めて知ったが、道理で見習うべき所が多いはずだ。
感心すると同時に、経営者として自分に何が足りないかを、改めて教えられた気がした。
しかし、感動も束の間。次の瞬間。
「え〜!そんなのウソですよ!」
その間5秒もあっただろうか?
「まさか真に受けられるとは思わなかったので・・・。ごめんなさい」
「あ〜!やっぱりね。そんな訳無いわな。一瞬でも信じた私たちがお馬鹿なのね」
と、自嘲気味に笑ったが、あながちあり得ないことではない。
彼の人柄のおかげで、楽しい時間が過ごせた。
学ぶ所も多く、とても有意義だった。
see you again!米ダッチ!!
魔女の皆様。私はまだまだ諦めておりませんで酒よ。(意味不明な方は、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!)