- 12.7.1 上着
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男の背広には7つのポケットがあるのをご存じだろうか。
外には、胸ポケット、左右に大きなポケット。内側には左に2つ。右に1つ。
あれ?6つしかないぞ。いやいや、外の右ポケットの中に小さなポケットがあった。(チェンジポケットって言うのかな。それが外に出ているもタイプもありま酒ね)
用途がそれぞれ決まっているのかも知れないが、私はお構いなしに使っている。
外の胸ポケットは何も入れないが、内側には、定期・財布・名刺入れ・ボールペン。外側には、鍵・ハンカチ・ティッシュはいつものこと。時には文庫本が、そして昨日などはデジカメと扇子、目薬まで入っていた。あ、ハンカチはズボンか。
両手を空けたかったから(今思うと意味不明)だが、流石にそれだけ詰め込むと重い。
汗だくになったのは、上着の重さのせいあったかも知れぬ。(おかげで昨日一日で2kg以上体重が減ったぞ)
さて、今日から7月だ。
昨日とは一転して、私は上着を脱ぎ捨てた。シャツも半袖だ。
貧弱な上半身を人目に曝すのは本意ではないが、蒸し暑さには勝てぬ。
おかげで、すっきりとして大層心地よいのだが、問題は、上着に入っていた小物をどこにしまうかだ。
いきなり、カバンはパンパンになってしまった。セカンドバックが脹れあがっているのは、いかにもみっともない。
さりとて、不要な物は無いのだから、う〜ん。困った。
そうだ、少し大きめのカバンにすればよいのか。
ナイス!カッパちゃん、あったま、良〜い!
- 12.7.2 ハイキングと温泉
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久々に何も予定が入っていないオフ。
「泳ぎにでも行かないか?」とハニーに持ちかけたが、結局
「じゃ、温泉にでも行こうか」となってしまった。
目的地は、ごくごく近場の「笠置温泉」。
どうせならば「笠置寺」も行ってみたいとのハニーのリクエストに応じることにした。
「え〜!これ車、通れるの?」
アドレナリン噴出。半端じゃない程緊張した。
笠置寺まで。ナビでは普通の道だが、実際は急な登り坂。しかも、絶対対向できそうもないような細い道。
「この先、有料駐車場」の表示に「行くんだ。行くしかないのだ!」と矢吹ジョ−の心持ちで臨んだ。
一度だけ対向車と遭遇したが、幸い、地の人だったようで道をゆずって頂いた。
駐車場に無事到着。けど、係員は居ない。駐車代金を払う相手がいないのだから仕方ない。ラッキーと思ったことは内緒にしておこう。
さあ、そこから始まるハイキング。
甘かった。山寺を舐めていた。
初めは、「磨崖仏を観たら、ほなサイナラ」と言うつもりだったが、
歩いた歩いた。
岩を乗りこえ、岩と岩のすき間をくぐり、急な坂道を歩くこと数十分。
すっかり汗だくになってしまった。
それでも、その価値は十分にあった。素晴らしい景色に感動。
体力は必要だが、今度は紅葉の季節に挑戦してみたいと思う。
さあ、笠置寺を後に温泉にレッツゴ〜!
下り道も緊張の連続だったが、嬉しいことに対向車はなく、温泉には汗が引く前に到着。
この温泉は2回目。前回は春だったような気がするが、記憶は定かではない。
お湯の質はあくまでも滑らかで、肌に突き刺さる感はない。湯温は低めで、北海道の谷地頭温泉とは比べようもない。
しかし、刺激は少ないがとっても気持ちが良い。このお湯はお薦めで酒よ。
大きなお風呂に入ると気がつくことがある。自分がどんなに「ぬめっているのか?」がだ。
数少ない読者の皆様が、分かって下されば嬉しいが、普段家の小さなお風呂では、せいぜい
1.汗を流す。
2.汗をかいたことによって浮き出てくる油脂?を洗い流す。
その程度で、終わっているのではないだろうか。
湯船にゆっくりと浸かり、自分の肌をなでると、分かるのじゃ。
日頃の垢が、きれいに拭われているか、それともまだ残っているか。
今回は、なかなかスッキリ感が得られなかった。
サウナに3回も入ったのに、デトックス感ゼロって、何でよ。
まあ、ここらへんが老人臭の原因なのだろう。
それでも、久しぶりの小ドライブも嬉しかったし、体重が風呂上がりのほんの一瞬70kgジャストを示していたことも喜ばしい限り。
つくづく己が小市民であることを実感した(それでも私にとっては充実できた)オフで酒た。
- 12.7.3 分裂
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政治ネタはあまり書きたくないが・・・。
今回の民主党の分裂騒ぎ。
そりゃ色々言い分はあるだろう。けど、やはり勘違いも甚だしいと言わざるを得ない。
そもそも私は小沢が大嫌い。
かねてから「コイツが日本のトップに立つなら、日本人をやめてやる」と公言して憚らなかった。
けど、そんな個人的感情は抜きにしても、彼の行動に正義は見えない。
国民に対する背信行為だと、批判は一人前だが、これじゃまるで、自分の思い通りにならないからごねているだけにしか思えない。
また、気に入らないのは、そんな彼に追従する小物議員たち。
あんたら、誰のおかげで議員になれたんだ。小沢に議員にしてもらったとでも思っているのか?バッカじゃないのか。国民に選んでもらったから議員をやっていられるのに、何を勘違いしているんだ。
彼らを選んだ人たちも、きっと今ごろは後悔していることだろう。
次の選挙で、彼らのうち何人が議員を続けていられるだろうか。
それにしても、気分が悪い。嫌なことまで思い出してしまったぜ。
- 12.7.4 提案
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今日は全体保護者会。
その場で私は保護者にある提案をさせてもらった。
「子どもの機嫌取りはやめましょう」と。
子どもの顔色を見ながら接している保護者が増えてきた。ように感じる。
もちろん、全ての保護者がそうだとは言わないが、中には、腫れ物を触るかの如く、気を遣っている家庭もある。
「あなたは受験生なのだから、何もしなくて良いのよ」
え?ちょっと待って。受験ってそれほど大層なことなの?
いやいや、最優先されるほどのもんじゃない。
受験生である前に、一小学生だ。そして小学生である以前に、家族の一員だ。
当然、家族のメンバーとして為すべき事はあるはずだし、一人だけ特別な存在として許される訳はなかろう。
けれど、親は子どもに遠慮する。(受験ばかりが原因ではない)
例えば、悪い事をしてもその非を責めない。
「悪いのはこの子じゃない」と庇う。というより、責任転嫁する。
もしくは、「悪いのはこの子だけじゃないから」と正当化する。
これじゃ、子どもはつけ上がる一方だ。親にすれば子どもを守っているつもりでも、その実、我が子を腐敗させているだけだ。どうしてこんな簡単なことに気がつかないのだろう。
悪いことは悪い、いけないことはいけないと、きちんと認めさせ、反省させるべきなのに、甘やかすばかりで、これでは善悪を判断する術すら身につかない。
そんな保護者が増えてきた。と、思う。
もっと、自信を持って子供に接すれば良いんじゃないか。
多少、親子の関係が気まずくなっても良いんじゃないか。我が子のことを思った上での発言や行動ならば、必ず誤解は解ける。
もっと、ワイルドでも良いんじゃないか。「叱るより誉めよ」とよく言われるが、甘やかすばかりでは意味がないと思う。
何も私の生徒達に対する厳しさを正当化するつもりはない。
これでもずいぶん穏やかになった方だ。けれど、昨今の保護者の限りない甘さに比べれば、子ども達にはとんでもなく厳しい奴に映るのかも知れない。
さて、このような主旨のことを伝えたかったのだが、はたしてご理解して頂けたのであろうか。
甚だ、不安である。
- 12.7.5 ゴーストママ
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正しくは『ゴーストママ捜査線』。
間もなく始まる由紀恵様主演のTVドラマだ。
原作は、佐藤智一のマンガ。実は私、ビッグコミックに掲載されていた時に全て読んでいる。
原作では、ママは太ったお母ちゃん。由紀恵様のイメージとはそぐわないが、だからと言って、異を唱えるつもりはない。
美しい幽霊がいたって良いじゃないか。
とっても楽しみ。
生瀬勝久も出演するらしいから、きっとドタバタだろう。けど、ホロッとさせる所もあるはずだ。
受験生にはお勧めできないが、低学年の諸君ならね。
- 12.7.6 豪邸
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「先生のお家、遊びに行きた〜い!どこなん?」と、生徒達。
(お!なかなか可愛いこと言うやんか)
「○○やで。けど狭いし、汚いで」
「え〜そうなんですか?」
「そうそう!むっちゃ狭いで」
「え、じゃ、マンションなんですか?」と、別の子。
「そうだよ」(悪いか?)
「そう。それじゃ、仕方ないわね・・・」と、ため息混じりに言われた。
おいおい、おまえら一体どんな豪邸に住んでるねん!
- 12.7.7 七夕
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夜半の大雨。警報も発令されていたらしい。
傘をさして家を出たが、昼ごろには青空が広がり、もうすっかり夏だ。
これなら、織姫と彦星も逢えるだろう。
私はまだ会えない。元気でいるのか、息子達よ。
さて、お星様に何をお願いしようか。 - 12.7.8 願いと誓い
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「願うだけでは叶わない。誓わなければ望みは叶わない」
我が敬愛する浅田次郎氏のお言葉(だったはず)。
「星に願いを」なんてメルヘンチックなことを言ってるからあかんのや。
「○○になりたい」と願うのではなく、「○○になるんだ」と誓わなければ、実現はしない。できない。
現実は夢からどんどん遠ざかるばかりだ。
強い心を持とう。もっと強い意志で行動するんだ。
と、何で朝っぱらからハイテンションなのだろう。
- 12.7.9 とんぼ
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今日のタイトルで「はは〜ん!」と気がついた人は鋭いで酒ね。
そう。先日から始まった、由紀恵様出演のTVドラマ『ゴーストママ捜査線』。由紀恵様扮するママ(=上原蝶子)の一人息子の名前がとんぼなのだ。
早速、第一話をビデオで観たが、いいね〜。しっかり泣かせてもらった。二話以降も楽しみだ。
けど、残念。理由は一つだけではない。
今日、訪れたあるお寺。
右の写真だけで分かった方はカンポキ!鋭すぎま酒。
ヒントは紫陽花。え?それだけじゃ分からないって。
じゃ、もう一つだけね。牡丹でも有名なお寺で酒。
ピンポ〜ン!お見事、正解!長谷寺で酒ね。
鎌倉の長谷寺には行ったことがあったが、奈良は初めて。何でも全国に200程「長谷寺」は存在するらしい。
広かった。山全体がお寺になっているような感じ。けど、手入れは行き届いており、どこも美しい。
境内からの眺めは素晴らしく、初夏の陽射しの下、緑がとても目に眩かった。
機会があれば、牡丹の季節、または紅葉の頃にでも訪れたいと思う。
池の前で亀と戯れていると、どこからともなく飛んできたのが上の写真のトンボ。
思わずシャッターを切ったが、我ながら上手く写せたのではないかと思う。
トンボと言えば、古来「勝ち虫」とも呼ばれている。
戦国時代には、前にしか進まず退かないことから鎧兜のモチーフとしても使われ、親しまれてきたらしい。
え?それがどうしたって?!
この理由がお分かりの方がいれば、カッパちゃんフリークだ。ファン認定証を差し上げよう。(そんな人いないって!)
そう。息子が贈ってくれた誕生日のプレゼント、その扇子の絵柄がトンボなのね。
え?そんなの知るか〜い!ってかい?
はい、ごもっとも!こりゃまた、失礼しま酒た。
それでも私には、そのトンボが息子に代わって「がんばって!」とメッセージを届けてくれたように思えてならない。
- 12.7.10 厚岸
-
「厚岸」。正確に読むことができる方はどれほどいらっしゃるだろう。
北海道の地名で、「あっけし」と読みま酒。
その、厚岸から海の幸が届けられた。それも大量に。
先日北海道にお邪魔した際に、お世話になったTさん。
気安くお付き合いさせて頂いているが、実はとてもお偉い方なのだ。
高校で数学を教えられており、全道の高校入試問題を作成されていたり、ネットで毎月問題を出題されていたりと、この世界では大変有名な方だ。
初めてお会いしたのはもう10年も前のこと。
ネットで知り合い、その温厚な人柄に惹かれ、北海道まで訪ねていった。
期待を裏切らない素晴らしい人格者で、私は実際会ってますます彼の事が好きになった。
以来、厚かましくもお付き合いさせてもらい、今回でお会いするのは3回目。前回はお宅に泊めて頂いた。
奥様がまた素敵な方で、今回同伴したハニーも、すっかりTさんご夫妻のファンになってしまった。
そのTさんが、送ってくださった、海の幸の数々。
私は初めて見る物ばかり。
「北海しまえび」や「糠さんま」。「さんまの甘酢昆布漬け」「さんま丼」まで入っていた。
昨日、早速「北海しまえび」を頂いた。
水揚げされたしまえびは浜でそのまま塩茹でにされる。すぐさま冷凍にされたものが届いたのだ。美味しくないはずがない。
薄味で軽く潮の香りがした。アッサリと仕上がっているが、味はけっして薄くない。
上手く表現できないのがもどかしいが、早い話がとてもとても美味しいのだ。
ただ、問題はあまりに量が多いこと。
「え?いっぺんに食べたの?」
Tさんがお聞きになったら、ひっくり返るかも知れない。
はい、無謀でした。1パック(数えたら大きなえびが30匹もあった)を2人で食べよう、いや食べただなんて。
幸い、残りは冷凍保存にしたので、少しずつ少しずつ大事に頂きたいと思う。
T様。奥様。本当に有難うございま酒た。
- 12.7.11 破産
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教学研究社。参考書・問題集の老舗だ。
「力の5000題」や「電話帳」は私の子ども時代からあったし、私もお世話になった。
現在も塾生達は「力の5000題」「段階別問題集」「入試完成」などを使用している。
その教学研究社が破産したらしい。
えらいこっちゃ!えらいこっちゃ!と騒ぐのは簡単だけど、正直寂しい。
少子化のあおりでとニュースにはあったが、他にも要因はあるはずだ。著作権問題なども関係しているのだろう。
「電話帳」が廃刊になったのは2年前。
解答に不備が多かったのは不満ではあったが、そもそも私には解答は要らない。問題収集のためには欠かせない存在だった。
その頃から、経営は傾いていたのだろうか。
それとも、目玉商品を廃刊にしたから、ますます売り上げが減少したのだろうか。
詳しいことは分からない。
けど、大袈裟に言わせてもらえれば、今の私は、恩師を失ったときにも似た哀しみに包まれている。
- 12.7.12 星新一
-
今更ながら、星新一のショートショートを読んでいる。
中学生以来だから、40年ぶりになるのか。
ショートショート。流行ったもんね。
氏が想定した数十年後の未来が、現実になっていることも多くあり、結構面白く読んでいる。
やや難解なおちもあって、未だに理解できないお馬鹿頭には我ながら情けなくなるけど・・・。
彼の作品に関する、私なりの感想を書かせてもらおう。
会話文を中心とした彼独特の淡々とした文章からは、特別な思想は感じられない。
2つの異なったもの(時空であれ、空間、環境、はたまた概念など)が交錯するときに起きる勘違いを取り上げているものが多いように感じた。
風刺もなかなか効いており、現代にも十分通用すると思う。
一つ一つの作品は短く(そりゃそうだよね)すぐに読めるのだが、考えさせられるものも多く、一気に読み進めると疲れてしまう。
まあ、ぼちぼち読んでいこう。なにしろ1000以上の作品があるというのだから。
- 12.7.13 西瓜
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今年初めて西瓜を食べた。
小振りだったが、結構甘くて美味しかった。
ところで、みなさんのご家庭では西瓜をどのようにお食べになるだろうか。
まさか、西瓜を丸ごと食べる人はいないだろう。
大抵は、四分の一(六分の一?)にカットして、それをさらに横に切るか、もしくはそのまま食べられるのではないだろうか。
昨日、我が家の食卓に供された西瓜を見て驚いた。
二分の一がドンとおいてある。
ハニーに確認すると「どうぞ!召し上がれ」と言うではないか。
いくら夫婦2人だけだからと言っても、これでは色気がなさ過ぎる。
何よりも食べにくいことこの上ない。
ハニーも同じ意見だったようで、今朝食卓に並んだメロンは、ちゃんと四分の一にカットされていた。よかった、よかった。一安心。
子どもの頃は西瓜がご馳走だった。
皮に赤い部分がほとんど残らなくなるまで食べて、
「ゴミを出す時、(ご近所に)恥ずかしいからやめて!」
と、母によく注意されたのが懐かしい。
今回も、赤い所は少ししか残っていなかったと思う。
半球状の皮を頭に被って戯けてみようかと思ったが、頭がベタベタになるだけなので断念した。
なんて賢い、カッパちゃん。
- 12.7.14 アルゴ大会
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「夏休み前の一日。親子で遊ぼうアルゴゲーム」
と銘打ちはしなかったが、たまには遊びに興ずるのも良かろうとアルゴ大会を開いた。
今回は「親子アルゴ大会」。保護者参加は初の試みだ。
申し込みがあったのは、ちょうど32人。むっちゃラッキー!
え?何故かって?アルゴゲームは一応何人でも対戦可能だが、4人ゲームが一般的。公式戦も4人で行われる。
ペアを組んでもらったら16組。きっちり4テーブル作れる。
ところが、予想はしていたがドタキャンや体調不良などで欠員が生じた。
ふぉふぉふぉ。それでも慌てないカッパちゃん。そのためのペアだもんね。
欠員が出たチームには私たちスタッフがプレイヤーに入ればよいのだ。それでも足りなきゃ1人チーム(それってチームって言わないか?)も仕方なかろう。
定刻になり、大会開始。久しぶりに教室が満員になった。(久しぶりというのが情けない・・・。)
アルゴ初体験の生徒が多く、1回戦はみなぎごちない。おそるおそるプレイをしている。
それでも次第に慣れてきて、元気な声が飛び交い始めた。
勝負に拘る子(保護者)もいれば、のほほんと参加している子もいて、眺めているだけでも面白い。
幼稚園児も参加し、和気あいあいとした雰囲気で会は進行した。
予定では決勝戦を行うつもりだったが、時間の都合で予選3回戦で打ち切り。各ラウンドのポイントで順位を決めた。
流石に、アルゴクラブの経験者は強い。現役生が2人入賞し、優勝はアルゴクラブ卒業生だった。
段取りが悪く、準備にもたつき、けっこう苛立ちもしたが、楽しい時間を過ごすことができた。
機会があればまた開催したいと思う。
- 12.7.15 塾の実力
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塾の実力って何だろう。
合格者数の多寡か?
人数は変化する。そもそも、母集団の多い大手に所詮小規模塾は敵わない。
合格率の高さか?
私の塾も、一時は高い合格率を誇り、それをアピールしていた。
どこかに合格するだけならば当然100%だ。しかし、第一志望の合格率はせいぜい7割強。
受験校の最終判断を家庭に委ねている以上、100%は限りなく不可能に近い。
では、何を持って判断すればよいのか。
学力の伸びはどうだろう。どれだけ成績が上がったか。一つの判断基準にはなりそうだ。
私の所に来る生徒に天才はいない。持って生まれた才能よりも、努力で伸びてきた子ばかりだ。
確実に力をつけていると言い切る自信はある。ただ、それを数値化するのは難しい。定期的に判断基準になりうるテストを受験させるか?
しかし、保護者に「お宅のお子さんの成績は入塾当初はこの程度でしたが、今はここまで上がりましたよ」と言ったところで、目標に届いていなければ喜ぶ人は少ないだろう。
楽しい塾。それも良いかも知れない。けど、楽しいだけで終わったら無意味だ。
厳しい塾。良く誤解されるが、私はけっして鬼ではない。ウソやごまかし、中途半端が嫌いなだけで、非情ではない(つもりだ)。
保護者から支持される塾。できるならば、そうありたいと願う。
不安・不満・不信よりも、安心・満足・信頼の方が嬉しいのは言うまでもない。
けど、そのために保護者に迎合はしたくない。
明らかに考えが間違っていると思われる生徒や保護者も多いのだ。間違いを指摘もできない、おかしいものをおかしいと言えないようなら、やめた方がマシだ。
私のこの考えがサービス業に徹することのできない最大の理由だろう。けれど、信念は曲げたくない。
じゃあ、一体何がある。
あ、一つだけあった。
生徒の心に残る塾。
いつか、生徒たちが思い出してくれる。感謝してくれとなんて言いたいのではない。
それがいつだろうが構わない。思い出してくれたら良いのだ。自分が輝いていた時代のことを。
懐かしさからだけではなく、精一杯がんばっていた自分を思い出し、また元気を出してもらえたら、これに勝る喜びはない。
欲を言わせてもらえるならば、思い出したら帰ってきて欲しい。成長した姿を見せてくれ。待ってるぞ。
けど、これだけじゃ、やっぱり商売にはならんな〜。
と、昨日卒業生と呑んだ帰りに思いついたことを、したためてみた。
- 12.7.16 夏到来
-
九州・四国の大雨がウソのような、もう梅雨明けしたんちゃうと言いたくなるような、こちらは連日の晴天。
けど、むっちゃ暑い。
立っているだけで汗が噴き出す蒸し暑さの中、何故かスーツ姿の私。
生徒たちも「どうしたん?」と驚いていた。
何を言う。今日は特別な日。応援大会なのだ。この日のためにと、先輩たちも駆けつけてくれた。
応援大会?6年生達がこの夏に臨む決意を固める儀式のようなものと言えば分かりやすかろう。
ただ、今年ばかりは儀式と割り切ることはできない。
それほど、厳しい状態にある現6年生達。何となく、まあいいやの状態のまま、早くも半年が過ぎてしまった。
私も話に熱が入る。生徒達にも今の危機的状況が伝わったはずだ。その原因も、これからどうすべきかも、分かってくれたと信じたい。
応援大会は、予定通り無事終了。
授業のない私はここで無罪放免。
しかし、外は灼熱の夏。
ネクタイを外し、どこかで一杯と洒落こみたいところだが、それは凡人の発想。
折角スーツで決めているのだからと、上着も脱がずそのまま外に出た。
天王寺で用事を済まし、涼しげな顔で帰宅の途に着く。
もちろんムッチャ暑い。けど、どんなに暑かろうが、それを顔に出さないのが粋ってもんだぜ。
暑さでバテバテの顔で団扇で風を送る人々を「フン。情けないで酒ね〜」と尻目に見送る。
自分では精一杯カッコウをつけていたつもりだったが、ハニーは私の顔を見るなり開口一番
「うわ〜!汗びっしょり。お疲れ様」と言い放った。
え?何で私のダンディが分からぬかと、一瞬むくれかけたが、もうあかん。
それどころじゃない。説明する間も惜しんで、すっぽんぽんのポーン。
きっと、他人から見れば私こそ「暑いくせにスーツ着て、なにこの汗だくのオッサン。キモ〜!」だったのだろう。
あ〜!熱い一日だったぜ。(自己満足の世界)
え?今の格好?もちろん・・・。
フフフ!ひ・み・つ。快適じゃ!
- 12.7.17 「グルグル巻の刑」
-
今日の日記はややマニアックで酒よ。
先ずはこの問題を解いてもらおう。
「A,B,C,Dの4人が横一列に並ぶとき、AとBがとなり合わせになる並び方は何通りあるか」
簡単で酒ね。ほい、正解!12通りで酒。
では、簡単に解説を。
AとBの位置を決めて(6通り)、それぞれにCとDの並び方が2通りずつあるから6×2=12。としても良いが、私は違う。
AとBが離れたくないわと言っているのならば、離れられないように2人をヒモか何かで縛り上げて一塊(=1人)にしてしまう。すなわち、4人ではなく、3人の並び方を考える。(もっと丁寧に言えば、各人が座る為に椅子を用意するとしたら、椅子は4つも要らず3つあればよい)
3人の並び方は3×2×1=6(通り)あるが、一塊の2人がA-Bと並んでいるかB-Aと並んでいるかは分からず、実際には2通りずつの並び方がある。
したがって、全部で並び方は、6×2=12(通り)となる。
ABを一塊に縛り上げる作業を「グルグル巻」にすると呼んでいる。しかしそのまま放置したら、流石にまずい。こちらが犯罪者になってしまうので、最後はほどいてあげる(2倍する)と言うわけだ。
電車の中や駅などで(または路上で)お互いを見つめ合い、「離れたくないわ」「離すものか」などとヒシと抱き合うバカップルを見て、「げ〜!ようやるわ。鬱陶しい!」と感じながらも思いついた解法だ。
私の教え子ならば誰もが知っているこの「グルグル巻の刑」。
今日の授業で一人の生徒が嬉しそうにプリントに書いていた。
「グルグル巻の毛」と。
「うわ〜。どんな毛やねん!」と、大爆笑だったが、本人はいたって真面目。事態を理解できず、困惑の表情を浮かべていた。
因みに、類題。
「A,B,C,Dの4人が横一列に並ぶとき、AとBがとなり合わせにならない並び方は何通りあるか」
全体の並び方(4×3×2×1=24通り)から、AとBがとなりあう並び方(12通り)を引けばよい。
余事象の考え方だが、私はこれを「もう愛は冷めたのね」と呼んでいる。お粗末で酒た。
- 12.7.18 高橋留美子劇場
-
私が高橋留美子ファンであることは、以前にも書いた。
2週にわたって放映されたBSプレミアム「高橋留美子劇場」。この私が見逃すわけはなかろう。
ご覧になった方も多いだろうが、見逃された方はきっと再放映があるはず。その時に、ぜひどうぞ!
第一話も第二話も最高に面白かった。
第二話は「専務の犬」と「運命の鳥」がミックスされていた。
彼女独特のハチャメチャな展開のストーリーもさることながら、何よりセンセーショナルだったのは「まゆげ犬」。
マンガでも十分笑ったが、本物を見たらもうあかん。
実際、犬にまゆ毛を描いたらこうなるのか。凛々しい犬が、信じられないほどの間抜けヅラになる。
ウソだと思われる方は、ぜひご自分の愛犬でお試しあれ。
あ〜!笑った笑った。
やっぱり良いな〜。高橋留美子。
久しぶりに原作も読んでみようかな。
- 12.7.19 一学期終了
-
母校に電話をかけたら、今日で一学期が終了だとか。
電話を受けてくれたのは事務の美人のお姉ちゃん。私の在校時代からいるからもうお姐ちゃん?けど、声は相変わらず若々しかった。
私たちも今日で一学期終了。明後日から夏期集中講座が始まる。
6年生は今日でちょうど2分の1が終了した。
6年生の授業がスタートしたのは1/19(土)。来年の近畿統一入試も1/19(土)。
大昔ならば、「夏が終われば前半終了」などと言っていたものだが、今は「夏休みから後半スタート」になってしまった。
別に今の日程を恨むつもりも、昔を懐かしむつもりもない。
ただ、今年の6年生には正直もっと時間が欲しい。実際、大幅に遅れている。
まあ、それを何とかするのが私の仕事だが、私とて魔術師ではない。全ては生徒達の取り組み方次第、気持ち次第。
彼らの心に灯は点けた。この灯(ともしびと読んでね)が長くともり、そして強く燃えさかって大きな火になることを強く願っている。
教室の(大?)掃除も先ほど終了。夏を迎える準備は整った。
誰もいなくなった事務所で、一人静かに燃えている不気味なカッパちゃんであった。
- 12.7.20 栄枯盛衰
-
明日から夏期集中講座。
今日は、ぽっかり空いた(しっかり空けた?)空白の一日。
さて、何をしようか。
昨夜やりかけの仕事が意外と長引き、就寝はAM5:30。
「けど、大丈夫。だって今日はオフだも〜ん」と、思いきや・・・。
明け方(私にすればAM9:00は白河夜船の世界)に、謎の電話に起こされる。
急用発生。久々にゆっくり眠れるというゴージャズな予定は、瞬時に潰れた。
車で大阪。五十日(ごとび)のせいだろうか、道は混んでいた。
急いで帰宅。ハニーとの約束の時刻には間に合った。
数日前から、
「結婚記念日に行きたい店(今まで行ったことのある中で一番の店)を教えてね」
と、ハニーには課題を課していた。
「(フレンチの)あの店かな?あ〜、でも(イタリアンの)あの店も良かったな!」
(美しい)記憶を懸命に蘇らそうとしている女は可愛らしい。
しかし、結局ハニーの意見は一切無視。(私の好みで)和食の店を予約させた。
そのお店には何度かお邪魔したことがある。
ところが、いきなり言い表しようのない違和感を覚えた。
蒸し暑い雨の中、延々と歩いた(HPには徒歩3分とあったが、実際は20分強)せいだけではなかろう。
時間が早かったのもあるだろうが、私たちが口開けの客だった。(それ自体は問題ない)
しかし、以前なら
「この席とこの席でお願いします。申し訳ありませんが、時間は2時間でお願いします」
と言われたものだが、今回は
「どちらの席でもどうぞ」だった。
料理のレベルは変わっていない。素晴らしいと思う。
今日頂いたどの料理も全て美味しかった。
しかも、それらが供される皿は全てが手焼きの逸品。その方面に暗い私が見てもため息が出るほどのものばかりだ。
私にすれば、この前(5年?10年以上前)に訪れた時と何ら変わりはない。
変わっているのは、客の入りだけ。
何でかな?と考えているうちに、ようやく気がついた。
私のような鈍感な奴もいたかも知れぬが、その実、気づいていないのは店の人だけだったのではないだろうか。
客足が途絶えた理由は、然るべき理由があったはず。
常連のお客さん達は、それをとうに感じていたのだろう。
偶々、隣の席に座られた方(私達より年上のご夫婦)に、
「この店は素敵で酒よね〜」と話しかけた。
その方は初めての来店だったらしい。
「料理は全て美味しいですよ」とお世辞ではなく伝えた。
ところが、「お先に失礼します」と席を立ち勘定を待っている間・・・!
見てはならないものを見てしまった。
丸々と太ったゴキちゃんが、白木の一本張りのテーブルの上を我が物顔に通過したのだ。
「あ〜!こりゃあかん。客も減るハズや」
「ごちそうさま」(これは本心)と、店を後にしたが、昔はあれほど賑わっていた店がこの態かと思うと、正直悲しくなった。
と同時に、我が身を省みた。
私が気がついていないだけで、(顧客サービスの上で)足りない点、いや決定的にだけにダメな点が、あったのではないだろうか。
私のフィールドは自己満足だけでは生きていけない世界、ということを改めて思い知らされた。
- 12.7.21 穏やかなスタート
-
今日から夏期集中講座。
5:30起床。7:00出発。7:45到着と、講習会中のいつもと変わらぬ一日の始まりだ。
目覚めたときには、昨日の酒がまだ少し残ってはいたが、不思議と辛さはなかった。
授業が少なかったせいもあろうが、心を乱されることもなく、無事に一日が終わった。
例年になく、静かなスタートだった。
物足りない?いや、これで十分。
今までがハイテンション過ぎたのだ。いつもいきなりMAXだったもんな〜。
このペースで生徒達とも穏やかに接していきたいと願う。
- 12.7.22 記念日
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来年も 祝いたいねと 見つめ合う
- 12.7.23 特別なお酒
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結婚記念日の昨夜。
ミナミで食事をした後、珍しく「もう一軒行こうか」とハニー。
よ〜し、スペシャルナイトに相応しいオシャレなBarにでも行こうではないか。
と思ったは良いが、が〜ん!私はそのようなオシャレな店を知らない。
あ!一軒だけ知ってるぞ。と思い出したのは、Barマスダ。
何年ぶりだろう。以前はとある方にちょくちょく連れてきてもらったが、今じゃすっかりご無沙汰だ。
あいにくマスターは不在で、まるで見知らぬ空間。店は空いていたが、大人しく隅の方の席に座る。
ハニーはカクテル、私はウイスキーを注文した。
カクテルは、好みを伝えたら作ってくれた。ハニーは美味しいと喜んでいた。
さて、ウイスキー。私は普段ウイスキーもブランディーも呑まない。思わず「バランタインの30年」と言いかけたが、念のために値段を聞くと一杯10000円もするらしい。危ない危ない。(以前酔っ払ってグラスごと割ってしまったことを思い出す。なんと勿体ない)仕方なく7年で我慢。それでも十分美味しかった。
店の雰囲気にも少し馴染んできた。
私もカクテルを頼む。
「スッキリとした辛口で」(おいおい、それじゃ日本酒と同じやないか)と伝えると、『バーテンダー』というカクテルを作ってくれた。上手く言い表せないが、色々な味が見事にミックスしていた。呑みやすかったし、美味しかった。
バーテンのお兄さんとも話をした。若いけど結構な腕前だ。
ハニーはそのバーテンさんがコンクールで賞を獲得したカクテルを注文していた。『トライアンフ』というらしい。(Triumph。圧倒的大勝利。高校時代に大好きだった単語だ)
一口飲ませてもらったがこれまた美味しい。
だんだん図に乗るカッパちゃん。今度は、無茶な注文を。
「さっき、何でも作れると言ってはったでしょ」
「はい」
「じゃあ、今宵の私たちのために何か一杯」
「???」
「あ〜、今日は私たちの23回目の結婚記念日なので酒」
店内から拍手が起きた。スタンディングオベーションならぬ突然の喝采に、立ち上がって応えるお調子者の馬鹿カッパ。
バーテンさん達は何やら相談している。
「では、少々お待ち下さい」と、いろいろ機材を並べて準備をしてくれた。
お客さん達と「長続きの秘訣は?」「我慢で酒ね」などと他愛もないことを話しているうちに、用意が整ったようだ。
オレンジの皮をむき、それに火をつける。これじゃ、何のことか分からないで酒ね。フランベって言うらしい。照明を落としたカウンターに幻想的な青い炎。素敵な演出だ。
他にも色々凝った演出があったが、私たちは「わ〜!」とか「お〜!」とか言うだけで、手順は全く覚えていない。
完成したのは、『カフェ・ドランジェ』。店のオリジナルカクテルだそうだ。
甘いウインナーコーヒーみたいな味だった。いつまでも甘い私たちにぴったりかな?
花束を抱いたハニーとのツーショット(ふふふ。ヒミツじゃ)も撮ってもらい、ご機嫌の私たち。
「金婚式を迎えたら、また伺いま酒」と、店を後にした。
きっと、「イタイ客やったな〜」と噂されているだろうが、そんな事は気にしない。
帰りの電車では、謎の老婆(92才の三味線ばあさん)と話をするなど意味不明の体験もあったが、なかなか思い出深い素敵な夜となった。
- 12.7.24 注目
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懐かしい人との邂逅。
楽しい時間を過ごせた。
私より年上で、本来ならば口も聞いていただけないほどのお偉いお方だ。
一切、歯に衣着せぬ物言いは、剛速球そのもの。変わっていない。良いなぁ〜!
けど、久し振りだったからだろうか?
指を差され、「分からんのか!」と言われたら、流石に怖い。
「ごめんなさい」と言うしかない。ビビりながらも笑ってしまった。
再開を約束し、握手を交わしてお別れした。
さて、楽しかった時間の余韻に浸りながら、電車に乗った。
ラッキー!空席発見。
あれ?視線が熱いぜ!
乗客全てがわたしを見る。しかも美しい女性ばかりだ。(酔っていたからそう見えたのか)
エ?私って、そんなにカッコイイ?
みな、何か言いたげな表情なのだが、私が尋ねようとすると、視線を翻される。
う〜ん。謎じゃ。と悩むこと数分。
「前から5両目は女性専用車両となっております。みなさまのごち理解とご協力をお願いいたします」との車内アナウンス。
「え〜!」顔を上げて辺りを見渡す。そう言えば、女性ばかりだ。
やっと、謎が解けた。
「こりゃまた。失礼しま酒た」
逃げるように席を立った、ド顰蹙のカッパちゃんで酒た。
- 12.7.25 イチロー
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最初に言わせてもらうが、私はイチローが嫌いではない。
いや、むしろ好きな方だと思う。教材にも秘かに何度か登場させている。
改めて断らせてもらえれば、けっして予想されるこの日記に対する顰蹙の嵐?への予防線でもない。
それにしても、今回の移籍のニュースには驚いた。
初めは、
「最近成績が芳しくなかったから、とうとう放出されたか?メジャーは厳しいんだな〜」
と、その程度に思ったが、どうやら少し違ったようだ。
イチロー自ら志願しての移籍だと聞いて、いささか複雑な気持ちになった。
基本的に考えが古いのだろう。私は、環境がかわることをあまり良しと思わない。
例えば、転職、転塾、転校など。ここがだめだったら次はあっちというのではなく、できれば一つの所で最後まで頑張ってもらいたいと思う。
たしかにリセットという言葉はある。その方が良いと思われるケースも多いから、一概には言えない。
また、転居や転勤など、やむを得ない事情があるなら、話は別だ。
分かってはいても、私にはすんなり受け容れられない。(え?トラウマ?)
もちろん、彼にも彼なりの考えがあるのだろう。
10000%部外者、しかも事情通でもない私が、口を出すべきことではない。それはわきまえているつもり。
それでも、彼の行動はあまりに自分勝手に思えるのだ。
個人主義を貫くことを全て否定するつもりはないが、今回のケースを「単なる我が儘だ」と感じてしまうは、私だけか?
じゃあ、やっぱり、私はどこかおかしいだろうか?
そもそも、昔からイチローは「チームの勝利のために」なんて言葉は、殆ど口にしなかった。その点は高く評価している。
野球選手のこのセリフを耳にする度に、(どんな一流プレーヤーであれ)「このウソつきめが!」と、どれほど罵ったことか。
それならば、今回の件にしても、もっとドライに受け止め、素直に喜べばよいのだろう。難しいことは言わず、今まで通り彼の応援をしていた方が、楽なのは確かだ。
けれど私は、この考えだからこそ20数年頑張ってこられたのだし、またこの考え故に、出世もせず、成功もできなかった(はず)。それを今さら宗旨替えをする気には、到底なれない。
偏屈オヤジの独り言と聞き流してもらえれば幸いだ。
- 12.7.26 予行演習
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ニュースでは、連日「猛暑!猛暑!熱中症には十分注意を!」と呼びかけている。
ところが私。この夏、さほど暑さを感じていない。夏恒例の「カッパちゃん」も、今年はまだ一度も行っていないし。
え?年寄りは感覚が鈍いんじゃろ!ってかい。
失礼な!摂生に努め、暑さを感じぬ肉体と精神を創りあげたのじゃ。(←ウソ!)
まあ、一旦事務所に入ってしまえば、ほとんど外には出ない。冷房の効いた室内で暑いと騒ぐのは見苦しかろう。
室温は少し高めに設定してあるから、生徒達の中には「暑い!暑い!」と訴える者もいる。それでも、外の暑さに比べれば、室内が如何に快適かが分かるはずだ。
で、今日、ある実験をしてみた。
「君たちは今、暑い〜!と思っているかも知れないけど、もしも停電になったら、冷房だけじゃなく、電灯も全ての電気が止まるんだよ。噂では8/7が危ないらしいね」
「え〜!それ何年生の授業の日?」
「君たちだよ」
「ぎゃ〜!(一体その時は)どないすんの〜?」
「じゃ、今からしばらくその状況を作ってみようか」
灯りを消し、換気扇も冷房も切った。
「うわ〜!暗い。けど。思ったより明るいわ」
「静かで良いやん。むっちゃいい感じ」
生徒達は無邪気に喜んでいる。
確かに静かだ。暗いから聴覚が鋭くなるせいもあるのだろうが、鉛筆の音しか聞こえない。
しかし、最初は物珍しさで面白がっていた生徒達も、次第に暑くなってきたのだろう。
10分が我慢の限界だった。
さて、本当に計画停電が実施されたらどうすればよいのだろう。
- 12.7.27 鰻
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大将(大家さんをこう呼んでいる私。この段階でだめかもね)から、鰻をいただいた。
あ、そうか。今日は土用の丑か。
蒲焼きだった。すげ〜肉厚の鰻に大満足。こんなの食べたことない。
ご馳走さまで酒た。おかげでまた元気回復で酒!
- 12.7.28 魔女
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「魔女の会」アゲイン!
久しぶりに集まる。
今回、参加メンバーは聞かされていない。
心優しい魔女ばかりなら嬉しいな。計算高い悪女はもう懲り懲り。
さて、どうなることやら。気を引き締めて臨まねば!って、一体何の会やねん?!
さあ、そろそろ行こか。出陣じゃ!
- 12.7.29 言い分
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魔女会終了。心優しい方ばかりの参加で一安心。
楽しい&価値のある時間を過ごさせていただいた。
集まったのは、初代魔女のメンバー。
マシンガンのSさん。お嬢様のSさん。元スッチー?のIさん。美人のYさん。呑んべのIさん。姐御肌のKさん。遅れて登場したのは、見識家のHさん。そしてハニーの総勢9名。
お店は今一つだった。どうして発泡酒しか置いていないの?
仕方なくチューハイを飲む。20年以上ぶりのことだ。
けど、話は弾んだ。
マシンガンのSさんが話を盛り上げてくれる。この人一滴もアルコールを飲んでいないのに、不思議なお方だ。
いつの間にか、本音トークに。
当たり前と言えば当たり前なのだろうが、みんな何かしら不満を抱いている。
家庭のこと。子どものこと。夫婦のこと。意外な話も多かったが、みんなの言い分を聞いて、大変勉強になった。
今日の教訓。「鞍馬は遠い」「(用事は)書いたもん勝ち」
意味不明で、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 12.7.30 首
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兆候はあった。数日前から肩に張りが。
現在、肩から首にかけて、バリバリにこってる。
寝返りを打ちながら、うめき声を上げる不気味なカッパ。(想像したくない姿やな〜)
寝苦しくて、クーラーの前のソファで微睡んだのがいけなかったのだろうか。
それとも、長時間ワープロを窮屈な姿勢で打ち続けたせいだろうか。
いずれにしろ、冷房に頼りっきりの生活が良くないのは明らかだ。
一日に一回はしっかり汗をかかなきゃいかんなと、分かってはいるのだけれど・・・。
- 12.7.31 保存はこまめに
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早いもので、今日で7月も終了。おかげさまで、まだ元気で酒。
しかし、結構忙しい毎日だ。
授業はもちろんのことだが、それだけで良いなら楽すぎる。
教材作成はお手の物だが、さまざまな文章作成、これが苦手。生徒へのメールやHOPES通信、あとこの日記もね。
けどまあ、ここまでは例年通り。取り立てて騒ぐほどではない。
個人的なことで恐縮だが、今年は水泳部のOB総会の出欠とりまとめの仕事が増えた。これに意外と時間をとられている。お返事下さらない方ばかりだから。
が、それも些細なこと。
実は、今一番時間をかけているのは、秋に出版予定の問題集の改訂作業なのだ。
ここまで怠けていたツケがたまり、まだ3分の1が終わっただけ。この調子じゃ締め切りに到底間に合いそうもない。しかし、手抜きをすればこの前の二の舞だ。もうミスは許されない。
したがって、授業の空き時間が30分もあれば、少しでも取りかかるようにしているのだが・・・。
今日も、図を一つだけ完成させたところで、タイムアップ。
生徒達の質問対応へと慌ただしく向かった。
ふと保存していなかったことを思い出し、授業の途中だったが、パソコンの前に戻ってみると・・・。
あれ?フリーズしている。何で???
画面真っ黒。カーソルも動かない。
パニックになりかけたが、いやいや慌ててはならない。
こんな時は待つに限る。今までの苦い経験が教えてくれた。
まあ、何とかなるさと、授業に戻った。
しばらくして画面は回復したようだ。
けど、作成中のページは図形もろとも消えていた。
あ〜!気力が萎えていく〜。