- 11.7.1 時間割完成
-
やっとできた。夏休みの時間割が。
ここ数日はこればっか。何と丸々4日も費やしてしまった。
え?遅すぎるって?ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
先ずは生徒達の家庭の事情を考慮して(無理は聞けませんで)、次に科目のバランスを考えて、自分のことは置いといて、職員の休みを確保する。
誰も言わないから自分で言おう。何て偉いんだ!カッパちゃん。
え?そんなの当たり前で酒って?!コリャまた失礼。
さあ、もう一仕事。けど、その前にお家に帰ろう。 - 11.7.2 帰宅
-
何とか終電に間に合った。
いや、上手くいったらその1本前の電車に乗れるかも。駅についたらダッシュだな。
なんて考えていたのだが・・・。
「ガクン」
突然電車が止まった。
急ブレーキをわびるアナウンスの後、しばらく停止。
何事かが起きたようだ。
ほどなく、状況が分かった。
どうやら発車間際に電車に接触した人がいたようだ。
安全確認のためしばらく停車すると言う。
ま、仕方ない。じきに動くだろう。けど、その人大丈夫だったのかな〜。駆け込み乗車って危ないんだな〜。
なんて、暢気に構えていたのだが・・・。
甘かった。10分経っても動かない。
次第に焦ってくる。そろそろ終電が出てしまう。
乗り換えの駅はもう目と鼻の先。歩いても間に合う距離だが、電車からは降りられない。
さらに、5分経過。電車はまだ動かない。終電は出てしまった。
ハニーにメール。
「迎えに来てくれる?」
「どこまで?」
「・・・?」
返信はすぐに来たが、答えようがない。いつ動くか分からないから、何処まで行けるかも分からない。
車内にも苛立った空気が流れ出した。
何度か同じアナウンスが繰り返された後、ようやく動いた。
電車がホームに流れこむ。既に日は変わっていた。
エライ人ごみだ。困っている人多いだろうな〜。なんて、他人事じゃない。
生駒のトンネルは越せないけれど、まだ近くまで行く電車はある。過去にも乗ったことのある電車だ(何故って?それは、ひ・み・つ!)
さあダッシュだ!
けど、その前に・・・。一応尋ねてみた。
「電車ないんやけど、こんな場合はどうなるん?」
似たような人は大勢いた。無言で駅員に詰め寄る人。怒り狂っている人もいた。
対応しているのは新人なのだろう。一人一人に「どちらまで?」と聞いては、「そこまで行く電車はもうありませんね」と答えている。
馬っ鹿じゃないの?そんなことは分かっているのだ。みなが気色ばむ。
「え〜、こちらにお集まりください」と全員に指示を出すが、のんびりと集っているような時間はない。
もうええわ!とその場を立ち去りかけたら、ようやく答えが出た。
「とにかく電車で行けるところまで行って下さい」(なんじゃそりゃ、言われんでも行くわい)
「その後はタクシーに乗って下さい。領収書と引き替えに代金をお支払いします」
うっそ〜ん!聞いてみて良かった。意外と太っ腹じゃないの、JRさん。
タクシー代は6000円。危ない危ない。所持金なんとかセーフってかい?
あ〜あ、疲れた。遅くなったけど、無事に帰宅できてラッキー!
え?何で?もうこんな時間(もうすぐAM5:00)
再び、うっそ〜ん!早く寝なくては!
けど、まだ仕事ある・・・。う〜ん。日記なんて書いている場合じゃなかったのね。
- 11.7.3 夢
-
夢を持つことは良いことだ。夢を語るのも悪くない。
ただ、いつの間にか夢は妄想と化し、口にするのは戯言になってしまう。
一体その境界線はどこにあるのだろう。
幼い頃、誰もがスポーツ選手に憧れる。
「大きくなったら野球選手になりたい」
いいんじゃない。無邪気でかわいいもんだ。
しかし、同じことを高校生が言ったらどう?それも野球の経験もない子が。
「将来は医学の道へ進み、苦しんでいる人達を助けたいと思います」
素晴らしい。是非叶えてもらいたい。
けど、そのための努力をしている?
何もせず夢だけ語るのは、ロマンチストでも何でもない、ただの大ぼらふきだ。
夢を実現するためには、努力が必要。
実現に向け歩み始めたとき、夢は目標に変わる。
動き出さねば、空想で終わる。
- 11.7.4 お夕寝
-
朝、目覚めると、身体がだるかった。
昨日までの疲れがまだ残っているのは疑いようもない。
まだ7:00。幸いオフだ。
もう一度眠りたかったが、今日はお寺さんの日。先月は用事が重なってお参りできなかったし、この暑さでまいっているだろう母の様子も心配だ。
とりあえず風呂に入った。私は一日の予定や目標を朝の入浴中に確認する。
よ〜し、今日の目標は「お夕寝」だ。
そう決めると嬉しくなってきた。何年ぶりだろう。「お夕寝の歌」(作詞作曲カッパちゃん)を歌いながら風呂から上がると、ハニーが怪訝そうな顔をしていた。
案の定、母はバテていた。立ちくらみがして気分もすぐれないと言う。
予定の墓参りはパス。(長い間行っていない。父には本当に申し訳なく思う)
いつもながら、お坊さんとの会話は楽しかった。
母は、その間に少し回復したらしく、食事には出かけられると言う。
店の予約時刻まで、ぽっかり時間が空いたので、先ずは少し「お昼寝」。
極度の睡眠不足という訳ではないが、横になるとすぐに微睡んでいたようだ。
この感じが良いのだ。
起きてから眠るまで次から次へと目まぐるしく動き回るのも悪くはないが、次の予定が何もない状態で少し横になる。あ〜幸せ。
そう考えるとこの「お昼寝」はあくまでもつなぎだから、私の理想の「お昼寝」ではない。
もっとも、枕元で響き渡る母の電話の声が、至福の時を20分足らずで終わりへと導くのだが・・・。
用事が済んで、無事帰宅。
さあ、今度こそ「お夕寝」だ。
身体を伸ばし、横になる。何という充実感。何もしなくて良い。束の間の幸せに身を任す。
目を閉じる。眠りの淵から次第に深い所に落ちていくのが分かる。
身体が痙攣して、目が覚めた。足がつったようだ。
時計を見る。が〜ん。たった15分しか経っていなかった。
流石にもう眠れない。
少し寝汗もかいたようで、身体はずいぶんと楽になった。
ほんの一瞬だったけど、この幸せな時間に感謝しよう。
まだ18:30だ。さあ呑むぞ。
- 11.7.5 鏡
-
小さいときは散髪が嫌いだった。
何故だろう?確たる理由はなかったようにも思うのだが、ふと思い出した。
鏡だ。
鏡に映る自分の姿を見るのがイヤだったのだ。
容姿に自信がなかったこともあるが、目の前に映る自分の顔と否が応にも向き合わなければならないあの時間が苦痛だったのだ。
滑稽というか、自分とにらめっこをしているような妙な感覚。
だから大抵、散髪中は目をつぶっていたように思う。
今日、散髪やさんのあの大きな鏡の中にてるてる坊主が映っていた。
ほら、あのシャンプーをしてもらう際のケープ?みたいのをつけると・・・。ね!
それにしても真ん丸な顔やな〜。てるてるガッパなんてあるのかな?
腹が出て来たのもイヤほど実感しているこの頃。ほんま何とかせなあかんで。
- 11.7.6 地震
-
19:20。グラッと来た。生徒達は食事タイム。
慌てて、入り口のドアを開け、生徒達のいる教室へ。
ぽかんとしていた。文字通り、口を開けて。(そりゃ、食事中やもんね)
机の下に避難させるが、大きな揺れは一度きりで、程なく治まった。
大した混乱もなく、「和歌山で進度5やってんて〜」と言っても生徒達は「ふ〜ん」てなもんだ。
慣れてしまったのだろうか?私は怖くてたまらなかったが・・・。
授業が終わり、掃除をしていると、携帯が鳴った。
長男からだ。普段はたま〜にメールの返事をくれるだけなのに、どうしたことだ?
「大丈夫?!」声が上ずっている。
「え?何が」一瞬何のことか分からんかった。
「地震あったんやろ」
「おお!そうよ、そうそう」
「みんな無事なん」
「そうやと思うで」
「ばあちゃんや母さん。○○(次男の名前)も?」
「え?○○?」
「あ、○○はこっちやった」
「・・・。」
(おいおい、いつから会ってへんねん?!)
心配してくれたのは嬉しかったが、少しだけ不安になった馬鹿パパで酒た。
- 11.7.7 香り
-
私はコロンの類はつけない。
そりゃ若い頃は使っていた時期もありま酒たよ。
トワレとコロンの違いも分からずにね。
当時お付き合いしていた女性の好みに合わせて、ロイヤルコペンハーゲンやらムスクやら。
柑橘系なんて言葉が流行っていたような記憶もある。
でも、若い頃って大抵つけすぎるんで酒よね。
今にして思えば、きっと随分臭かっただろうな〜。
加齢臭ただよう今日この頃。今こそ必要なのではないかと言う一部の声は置いといて・・・。
夏場、私は臭くなるよ。
え?どうせ、汗かきのくせにどうせ風呂にも入らないんだろうって?
失礼な。ちゃいま酒って!
涼感スプレー(シャツクール)とハッカ油を吹きつけて出かけるのが最近の常なのだが、そのミックスした香りが結構強烈なのだ。
今日も電車で隣に座ったオバサンが何とも言えない不快そうな顔をしていた。
ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
- 11.7.8 五島のトラさん
-
さだまさしドラマスペシャル「故郷」を見た。
心が熱くなる感動ドラマだった。
エンディングのロールに原案「五島のトラさん」とあり、これが実話を元に作られたドラマだと知る。
ドラマでは子どもが5人(これでも凄いが)だが、実際は7人(末子の名前は世文(セブン)と言うらしい)。
家族全員で家業のうどん屋を手伝う。5時に起き、子どもたちは出勤や登校前に一仕事する。素晴らしいじゃないか。
ドラマでは、次女(堀北真希)がカメラマンを志し、上京する。
しかし、そこには厳しい現実が待っていた。都会の暮らしに傷つき、疲れて、帰郷するのだが・・・。(詳細は控えま酒)
挿入歌「案山子」がまた泣かせる。
さだまさし本人もちょこっと出演していた。(演技は臭かったけどね)
TORAさんから頂いたタタキとウツボを肴に土佐鶴を呑みながら、何度も泣いたカッパちゃんで酒た。
- 11.7.9 「カッパちゃん」
-
暑い暑い。毎日暑い。
教室へ着いたらすでに汗一杯。
さて、ここで問題で酒。
教室へ着くと私は最初に何をするでしょうか。次の3つの中から選んでね。
ア 着ているものを全て脱ぎ、全裸でクーラーの下に立つ。
イ 頭から水をかぶる。
ウ 着がえる。
正解は・・・。
イで酒た。
コップ1杯の冷水を頭からかける。気持ちいいで酒よ。
もちろんその直後は濡れガッパになるけどね。
この行為を「カッパちゃん」と呼んでいる私。
今はまだ日に1〜2回だけど、講習会になったら授業ごとになりそうな予感。
水の滴るいい男をご覧になりたい方は、チャンスで酒よ。どうぞご遠慮なく。
- 11.7.10 ハニー亭
-
今日3度目の「カッパちゃん」。
出社するなり1回、午後の授業中に1回。
3回目はつい先程。全裸で浴びるシャワーは最高の気分。
まだ日は高い。
吹き渡る風は、日中の熱を依然として帯びているものの、かすかに涼を運んでくれる。
同じ風でもシチュエーション次第では爽やかに思えるから不思議。
そう、今日はもうお仕事はおしまいなのだ。
テーブルの向こうで、ハニーが微笑む。
さあ、居酒屋ハニー亭の開店だ。
この時のために2日間も我慢したんだ。さあ、呑むぞ。
- 11.7.11 熟女の会
-
久しぶりの墓参り。
見上げる空には夏の雲。山の上で多少は涼しいと言え、炎天下の草むしりはこたえた。
実家に戻り、休む間もなく、今度は洗車。
炎天下のワックスがけ。自殺行為で酒ね。
日が翳ってからすればよいのだが、のんびりしていられない事情がある。
そう、今晩は呑み会。「魔女の会」ならぬ「熟女の会」。
うお〜!このネーミングだけ聞いたら、萎えま酒ね〜。
次男の同級生のお母様方が10名弱集まる。@あかりや
初対面の方もいらっしゃるそうだから、シャイな私はきっと寡黙になるだろうな〜。
さて、そろそろ出かけるか。
すっかり日焼けして真っ赤っ赤のカッパちゃん。
オバ様方、「もう呑んでるやろ!」なんて言わないでね!
確かに呑んでいないとは言えないけどさ。
- 11.7.12 定期
-
ハニーと帰宅。
改札を出ようとするが、あれ?定期が見当たらない。
電車に乗るときは改札を通れたのだから、持っていたはず。
乗り継ぎの際に、機械に通したものを抜き忘れたようだ。
これで3回目だ。自分でも信じられないが、ボーッとしていたのだろう。
昨日のは明らかな酔っぱらい(ダラダラと4時間も呑み続け)だったが・・・。
乗り換えの駅に電話してもらう。
あった!!
めでたし、めでたし。しかしラッキーを喜んでいるようではいかん。
もっとしっかりせい!カッパちゃん。
- 11.7.13 乱読
-
電車の中では「重松清」。
家に帰れば「浅田次郎」。
トイレの中では「西原理恵子」。
それらを同時に読み進めるから、何か頭の中グチャグチャ。
まだ手をつけていない本も10冊近くあるし。
ま、何とかなるでしょ。
- 11.7.14 学校改革
-
今回は真面目なお話。
最近、学校主催の塾対象の学校説明会に出かけることが多いが、その場で必ず耳にする言葉が「学校改革」。
古き良き面は残し、新しくしていかねばならないことに真剣に取り組んでいると、異口同音に訴える。
言っていることはもっともなのだが、何か違和感を覚える私。
「わざわざ言うことか?そんなこと!悪い所を改めるのは当たり前のことやろ。改革なんて、大袈裟に言わんでも良いんちゃう」と言いたくなるのだ。
伝統にあぐらをかいて、長い間何も策を講じず、進学実績が落ち込み、挙げ句の果てに思うように生徒が募集できなくなった。えらいこっちゃと、慌てている学校。
片や、数字だけを伸ばすことに躍起になっている学校。
どちらもおかしいのだ。何故それに気が付かない。
男子校を共学にしたり、コース名を変更してみたり、せめて容れ物だけでもきれいにと校舎を改築したり、そんなことで生徒が集まると考えていること自体(いや、実際、それで功を奏している学校が多いから驚くのだが)ナンセンスだ。
私学たる以上、預かった生徒に責任を持つのは当たり前。学力を伸ばすのはもちろんのこと、人間力も身につけさせなければ、学校とは言えない。
最近、予備校みたいな学校が多くなってきた。保護者は本当にそんな学校に我が子を預けたいと思っているのだろうか。
目先の数字に惑わされ、本質を見抜けず、付加価値にばかり目を奪われている。保護者も愚かだ。
まあ、どれほど素晴らしいことに(しかも真剣に)取り組んでいても、黙っていたら理解は得られないこのご時世。
それならば、恥を忍んで「こんなことやってます。いや(本当はまだですが)そのうちやろうと考えてます。必ず成果が出る(はずだ)から、期待して(=見限らないで)ね」と言った方が、マシなのか。
- 11.7.15 前略
-
前略と言えば、当然「前略おふくろ様」だよね。
当時、中学生だった私。一発ではまってしまった。
萩原健一のしゃべり方を真似て各地で顰蹙を買っていたようだが、当の本人知らん顔。
今思うと恥ずかしい限りだ。
どうして突然こんな事を書いているのか?
昨日届いたメールの件名が「前略」だったのだ。
驚いた。知らない人から初めてもらうメール。
なのに、件名が前略。何故?
内容もすごかった。理解に苦しむ。
詳しくは伏せるけど、どうせなら全略にしてもらいたかった。
え?私の方がおかしい?
うっそ〜ん!
- 11.7.16 獺祭(だっさい)
-
ひょんなことから頂いた獺祭。
しかも獺祭23(一応説明しておくと、一粒の米の23%だけを使用して作られた、何とも贅沢な酒なのだ)。
送り主は同級生。
彼とは在校時代に話をした憶えが殆どない。
え?なんて言わないで!私の場合、半数以上が初対面。
早速、ハニーと一献。
美味い!美味すぎる!
「で、これを贈ってくださった方はどんな人なの?」
ハニーの問いに、卒業アルバムを引っ張り出した。
驚きましたね〜。当時のアルバム、白黒で酒よ。
あの頃は当たり前だったのか、何の違和感も覚えなかったが、今にしてみるとかえってなんか新鮮だ。
いるいる。懐かしい顔が。
みんな若い。ま、当たり前で酒ね。
もちろん私もいたが、これ誰?って感じ。格好よすぎるやろってかい?!
懐かしさと違和感で、酒が進む、進む。
ありゃりゃ。半分以上空いてしまった。
N様。おかわり!ってダメで酒よね。
- 11.7.17 しまった
-
ハニーが髪を切ったらしい。
今回は全く気が付かなかった。
私が帰ると、風呂上がりのハニーはたいてい頭にタオルを巻いている。(私は、「う○こ頭」と呼んでいるが)
ところが、一昨日は巻いていなかった。
そこで気付くべきだったのだ・・・。
痛恨のエラーをかました気分。
「いつも君だけを見ているよ」
何て白々しい。けど、ウソじゃないんだけどな〜。
- 11.7.18 同級生?
-
「同級生対決」などと言う言葉をよく耳にするが、その度に違和感を覚える。
単に同じ年のことを「同級生」と言っても良いのだろうか。
「同級生=同じ学校の同じクラスで学んだ者たちのこと」ではないか。
せめて、同じ学校に在籍していたとか、学校でなくても何らかの組織に同時期に所属していた同学年の者であることとかが、最低でも必要だと思う。
いつの間に、これ程広義に使われるようになったのだ。
いつだったか、大リーグの実況を見ていたとき、日本人の解説者が、大リーガーをつかまえて、
「いや〜、彼と私は同級生でしてね」と言ったのを聞いたときは、
「なんでやね〜ん!」とハニーと同時に、画面に向かってつっこんだ。
(向こうは君のこと、きっと知らんはずやで)と思いつつ、大笑いをした。
ああ、同級生。
良い言葉ではある。懐かしさとともになんだか酸っぱい思い出も蘇る。
けど、何万人も要らん。せいぜい数十名もいれば十分だ。
- 11.7.19 一人酒
-
6年生にとって、昨日と今日はとても大事な日だ。
昨日は応援大会(決意を固める日)、今日は三者面談(具体的な目標を確認する日)。
全員と話をした。きっと分かってくれただろう。(と、信じるしかない)
今の彼らに欠けているのは、現実を認めることと、目標達成の為の行動を実際に起こすこと。
気持ちは十分あるんだけどね〜。
さて、私。一応準備は整った。
気合いも十分。さあ、最高の夏をめざそうぞ!ファイト〜!オ〜!
けど、その前に・・・。
今宵は一人で酒盛りだ。
- 11.7.20 終業式
-
「今日で学校はおしまい。さあ明日から夏休みだ〜!」
小学生の頃を思い出した。
終業式。あの解放感がたまらなかった。
通知表をもらうという儀式はあったものの、そんなのはどうでもいい。
学校の先生は「皆さん規則正しい生活をしましょう」とお決まりの文句を言うが、誰も真剣には聞いていない。
「それでは皆さんお元気で」と1学期の終了を告げる。
と同時に沸き上がる歓声。
口々に「おい、おまえ夏休みどうするんだよ。どっか行くのか?」等と言い合うが、当時の小学生は、よっぽどのお金持ちでもない限り、旅行やバカンスとは無縁。せいぜい親の故郷に行くくらいだ。
それでも、とにかく心がときめいた。
何と言ったって、明日から自由なのだ。
いくら遊んでも、何も言われない。宿題やっていないと朝になって青ざめる必要もない。そもそも、寝坊をしようが遅刻の心配はない。全てが自分の時間なのだ。
「じゃあ、またな」と友達に別れを告げて、
「さ〜て、何しようか」とワクワクしながら空想の世界に入り込む。
思えば、あの頃は気楽なものだった。
ルールと言えば、ラジオ体操に行くくらいなもので、それすら強制ではなかった。
それに比べて、今の子どもたちは可愛そうにも思える。
学校がなくても「塾の夏期講習」がある。
のんびりと時間を過ごすなんてありえない。
朝から出かけ、帰ったら今度は宿題。当然ながら勉強から解放されることはない。
塾では、怖い顔をした先生が「規則正しい生活を!目標達成のためには計画が大事」などともっともらしいことを力説し、緊張を強いる。
正直、「俺、一体何やってるんだろう」と思うことがある。
もちろん、夢があるならその夢の実現のためには努力が必要。
楽ばかりを追い求めていては、何も得られない。
そのために、彼らの応援をするのが私の役目なのだが、やり切れない気がするのも確かだ。
それでも心を鬼にして言わねばならない。
「さあ、みんながんばりましょうね」と。
台風の影響で、本日予定されていた終業式が中止や延期になったらしい。
子どもたちにとっては、中止だろうが延期だろうがどうでも良さそうなものだが、こちらは困る。
少し調べてみると、私立は延期、公立は中止のようだ。
いきなり初日の授業から参加できない者が出てしまった。
一斉に振り替えようかとも考えたが、予定通り行わせてもらうことにした。
本当に申し訳ない。ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
さて、この夏、台風などに振り回されないことを祈りたい。
- 11.7.21 観点
-
男と女じゃ観点が違う。
そりゃ同じじゃないとは思っていたが、これほどまでとは思わなかったし、何故かと考えたこともなかった。
別に何か事件があった訳ではない。
小説を読んでいて、何となく気が付いただけなのだが。
私の一番お気に入りの作家は、現在は「重松清」。
ハニーにも頻りに勧めるのだが、余り乗り気ではない様子。
どうしてかな?と不思議だったのだが、「角田光代」の小説を読んでいて、ふと思い当たった。
はは〜ん。これか?
男は理詰めで考える。女は感覚で捉える。
なるほどね。勉強になりました。
たまには女性作家の作品を読むのも悪くない。
- 11.7.22 20周年
-
めでたくHOPES開設20周年。
何とかここまでやってこられたのも、全ては保護者の方々のおかげ。
どこまで続けられるかは分からないが、信じて下さる方がいる限りは精一杯がんばりたい。
みなさま、これからもどうぞよろしくお願いいたしま酒!
さて、ハニーと私は22年目に突入。
ここまで続けられたのは、全てハニーのおかげ。
命の続く限り、仲よくしていきたいと思う。
ヨロピコね。マイハニー!
- 11.7.23 睡魔
-
私はカッパちゃん。
これでも元スイマー。
けど、長い間泳いでいない。
陸に上がったカッパちゃん。
お皿はカピカピ。干からびちゃった。
↑睡魔と戦いながら、気が付けば意味不明な事を書いていた。
いや〜。まだ3日目だというのに眠い。眠い。
昨夜も2本目のワインを呑みながら気絶していた。
ドラマを見ていても眠くなるし、野球でも同じ。先日なんてサヨナラのシーンを見逃していた。
早く寝ているから、朝は早く目が覚める。
たいてい5:00前には起きている。
だから?昼間に眠くなる。
授業中は大丈夫だが、空き時間が曲者だ。
授業が終わる。喉が渇くので水を飲む。
眠気覚ましにコーヒーを。
いろいろあって、胃が痛い。胃薬服むのに水を飲む。
こうやって、水太りの道一直線。
あ〜あ。全てが悪循環。
- 11.7.24 2期生
-
昨日は慌ただしい1日だった。
授業終了後、面談が2件。
あれ、これで終わりの筈なのに・・・。
廊下で見慣れぬ顔が待っていた。
そうだ、卒業生と会う約束をしていたんだった。
卒業以来一度も顔を見せなかったK君だ。
でもおかしいな〜。当時の彼はぽっちゃりしていたのに、えらい精悍になっている。まるで別人だ。
そりゃそうだよね。20年も経ったんだから、変わらない方がおかしいよね。いつまでも半ズボン穿いている訳ないんだから。
もちろん、呑みに行きましたで酒よ。
「ぼく、そんなに呑めないで酒よ」と言いながらも、結構呑んだ。私より強いんじゃないか?いや私が弱くなりすぎたのか。
昔話に花が咲く。
けど、面白いことに、私と彼の記憶が食い違う。
答が整数値でないと納得できなかった彼。
「先生、答がおかしいです」
「何でやね〜ん!そんなわけないやろ」と毎回のようにくり返された。
「先生、この字読めますか?」と、不遜にも私を試しにきた彼。
「餓える=かつえる。やろ!」とあっさり答えると、不満そうな顔をしていたっけ。
私はわりと細かいことまで覚えていたが、彼はすっかり忘れていた。
そんなものなのかな〜。まあ、仕方ない。
話は彼の高校時代に。
彼は次男の先輩にあたる。何と担任が同じ先生だった。
同期の卒業生達とは殆ど連絡を取っていないそうだ。
2軒目の店で、卒業生の何人かに電話をかけた。
突然の意味不明な電話で、一体何事と思ったことだろう。ご迷惑をおかけ致しま酒た。ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
住まいが近いことも判明。
仲よく一緒に帰りましたで酒よ。お手々は繋がなかったけどね。
今秋には結婚するそうだ。おめでとう。幸せになるんだぞ。
また会いに来ておくれ。次は何年後だろう。やっぱ20年後かな。
- 11.7.25 蚊
-
一滴も呑まず横になったのが22:30。
今からなら7時間も眠れる。嬉し〜な〜。
ニコニコしながら目をつぶると、いつの間にか意識を失っていった。
違和感を覚え目が覚める。
時計を見たら1:30。何でやね〜ん!
体が痒い。灯りをつけると、足が腫れていた。
蚊にかまれたのか?
しばらくすると腕も痒くなってきた。
痕跡は残せど、姿は見えず。
何故私をかむのじゃ。隣に横たわるハニーの方が美味いはずではないか。
仕方がないから、蚊退治のスプレーを自分に振りかけ、もう一度横になった。
が、眠れ〜ん!
結局それから2時間ほど起きていた。
あ〜!ただでさえ睡眠不足だというのに。
憎っくき蚊め!貴重な時間を返しやがれ!今度出会ったら命はないと思い給え。
- 11.7.26 体調
-
生徒達(6年生)はよくがんばっている。塾内ではほぼ完璧だ。
授業中は真剣に考えているし、自習の時も、たまに緊張が解けてしまう子もいるが、脇目もふらずに集中している。
ところが、心配な事が一つ。
わずかではあるが、体調を崩している子が見られる。
毎日毎日9時間もあの固い椅子の上で勉強をしているのだ。肩も凝るだろうし、腰も痛くなるだろう。いくら若いから大丈夫と言っても、もしも私なら無理だ。
教室内の温度は寒すぎることはないように調整しているつもりだが、場所によっては冷気が直接体に当たる。
そのせいか(それとも家庭でのクーラーが原因か)夏風邪を引いてしまった子がいるようだ。
早く回復してほしい。
決して無理をせず、栄養と睡眠を十分にとり、元気になって、またがんばってもらいたい。
え?私。私は大丈夫で酒よ。
絶対に倒れるわけにはいかないので酒から、節制一番で考えておりま酒!
- 11.7.27 役
-
生きていて良かったと感じるのは、こんな私でも誰かの役に立ったと思えるとき。
喜んでもらえたら嬉しいよね。
まあ滅多にないけどね。
生徒を叱るたびに陥る自己嫌悪。
じゃ、放っとけばいいじゃないか。
それができりゃ楽なんだけど、そこまで無責任になれない。
- 11.7.28 蝉
-
最近見かけなくなった物。
チョウチョ(特にアゲハ)・カブト虫・おたまじゃくし・セミの抜け殻・・・etc
私の気のせいだろうか。
特に蝶が飛んでいる姿などは、とんと見なくなった。
昔は春になれば、あちこちに飛び回っていたものだが。
同じく、セミの声もあまり聞かなくなった。
家の近所では、遠くから聞こえてはくるものの、あの圧倒的なたたみかけるような大合唱は聞こえない。
奈良の田舎でさえこれだ。都会じゃもうダメかと、半ば諦めていたが・・・。
なんと教室の近くで、あの大合唱を聞くことができた。
時間限定(午前中)ではあるが、嬉しいじゃないか。
あの声を聞くと、夏を実感する。
「あ〜夏だな〜!暑いけど、今日もがんばろう!」
そう思える間は、まだ私も元気なのだろう。
- 11.7.29 睡眠過多
-
最近は会社員のような生活をしているカッパちゃん。
8:00に出社。18:00退社。電車は混んでいるが、なかなか悪くない。
まだ明るいうちに帰宅している。
早い時間から呑み始めるから、たいてい21:00には気絶している。
ナイターを観ていても、試合終了まで起きていられた試しがないのが勿体ないけど。
5:30に起床。なんと睡眠時間8時間以上。いや〜寝過ぎで酒よ。
まあ、おかげでむっちゃ元気で酒けどね。
けど、家に帰れば食事をして眠るだけ。これって生活していると言えるのだろうか。
今日も早く帰れるのだ。そして、ハニーとデートなのじゃ。
- 11.7.30 露天風呂と土砂降りと
-
今日はオフ。さて、何をしよう。
講習会中の休日はありがたいし、何より貴重だ。
一日中ゴロゴロするのも気楽で良いが、何せ最近寝過ぎの私。休養は足りているし、それにそれではあまりにつまらない。
昨日思いついた計画実行。ハニーと遅めのランチを取り、露天風呂へゴー。
ランチで食べ放題のパンを欲張りすぎたためか、風呂に着いた頃から腹が痛くなった。
何とか治まったので、さあ入浴。
その風呂屋(スーパー銭湯)の特徴は露天風呂。
室内には浴槽が1つしかないくせに、屋外には3つもある。
真夏の午後2時。一番暑いときだ。
しかも快晴。屋外なんてとんでもないと思いきや、意外や意外。暑さはそれ程感じない。
爽やかとまでは言い難いが、時折吹く生暖かい風が、心地よい。
こりゃいいわい。気分は避暑地の温泉。いや、ハワイのビーチ(行ったことはないけど)でパラソルよ。
真夏の午後を満喫じゃ!
と思ったのも束の間。またもや腹が痛くなった。
のんびりお湯に浸かっている訳にはいかなくなった。このままじゃ、惨劇が繰り広げられる。
結局、30分も入っていただろうか?慌てて飛び出し、間一髪セーフ。(汚い話でごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!)
十分に汗を出し切っていないため、後からどんどん汗が噴き出す。
もう一度入ろうかとも考えたが、急にめんどくさくなってしまった。
ロビーで寝ころび、ハニーを待つ。う〜ん。神田川の世界で酒ね。
喉は渇いたが、車で来ている。私だけが呑む訳にはいかん。
酒屋で今宵の酒を買い、さあ帰宅。
あれ、雲行きが怪しくなってきた。
とたんに降り出した、滝のような雨。
う〜ん。今度は陽水の世界。夕立だ。
家に到着した頃が一番激しかった。
ドアを開けたら吹きこむ雨であっという間にシートがびしょ濡れに。
ワインやビール、一升瓶を守っていたら、濡れガッパの出来上がり。
水も滴るいい男なんて言っていられない。頭の先から靴までズクズクだ。
一体何しに行ったのか、意味不明な一日だった。
でもまあ、ハニーと一緒にいられたから幸せか。
- 11.7.31 せんせい
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重松清の「せんせい」を読んだ。
様々なタイプの教師が描かれていて、とても面白かった。
と同時に、色々と考えさせられた。
一応「せんせい」と呼ばれる仕事に就いている私。
年を重ねるごとに、教えるスタイルも少しずつ変わってきた。
教え始めた頃は、ただ「熱血がよい」と信じ込んでいた。
生徒達には圧倒的な存在でありたかった。
俺の言うことに従えば大丈夫。黙って俺についてこい。
そのスタイルが、全ての生徒に当てはまる方法ではないことに気が付かなかった。
ついて来られない生徒は、彼らに非がある。と思っていた。
確かに、授業を聞いていない・復習がいい加減・答えを写すだけなど、彼ら自身の問題であることがほとんどだったが、心のどこかで「私がこんなに必死に教えているのに分からないはずがない。分からないのは分かろうとしないからだ」と決めつけていたのも確かだ。
「一生懸命やっているけど、出来ないんです」という声に耳を貸そうとしなかった。相手の弱さを認めようとしなかった。
それが自己中心的な押しつけに過ぎないと気が付いたのは、大分経ってからだった。
今でも自分が正しいと思い込んでいるきらいはある。特に算数の解法及び指導に関しては絶対の自信を持っている。
ただ、分からない子達の気持ちも分かるようになった。
彼らも分かろうとしている。1回じゃ理解できないだけで、もう一回教えれば分かるのだ。もちろんその回数は個々によって異なるが、分かろうとしていないのではない。
努力から逃げ出して、成果だけを求めようとする子どもが増えた。現在の風潮とも言えるだろう。
私はそんな子が大嫌いだった。今でも好きじゃない。
けど、最近は全否定はしなくなった。仕方ないかなと思えるようになった。
彼らは幼いのだ。親に甘やかされて育った彼ら。叱られたことなど殆ど無いだろう。
努力することが尊いことだ等と言ってもピンと来ないのも無理からぬこと。
もちろん、だからといって肯定するつもりはないが、そもそも完璧な人間なんていない。意志の強い人間ばかりではないのだ。
彼らの弱さを分かった上で指導することも大切なことだ。
甘やかすつもりはない。しかし最大限、理解したいと思う。