- 21.1.1 信念
-
「今年はどんなドラマが待っているのか?」
過去には、この日記にもこんな陳腐な言葉を書き連ねたこともある。
しかし、今ははっきり言える。
それは間違いだと。
ドラマは待っていても始まらない。ドラマは自分で作るものなのだ。
改めよう。
「今年はどんなドラマを作ろうか?」と。
もちろん、主人公は私だ。
悲しいよりはハッピーなドラマにしたいと、切に願うが、こればかりは運もある。
ただ、悔いの無いよう、精一杯生きる。
これだけは(たとえ、どんなドラマになろうが)絶対に譲れない。
私は私の思うようにしか生きられない。己の信念のままにしかね。
さあ、やったるぜ!みなさん、乞うご期待。
- 21.1.2 お正月
世間の人々がどんな正月を過ごすのかは知らない。
おそらく家族と穏やかで幸せな時間を過ごすのだろう。
しかし、私は元旦から仕事。30年以上毎年そんな正月だ。
正直、非常に慌ただしい。
大抵、大晦日は遅くまで事務所に残っているし、年が変わったからと言って感慨になど耽っている余裕はない。
傍から見れば異常とも思えるのだろう(息子のお嫁さんは驚いていた)が、受験生を預かっている私にとっては当然のこと。
不満は全く無い。
生徒達本人が、この期に及んで未だ本気にならないのは残念でたまらないが、もはや仕方ないとも思う。
何故なら、そんな子達は自分の意志で受験するのではなく、保護者の計算で受験させられているのだから。
今年の元旦は、例年ほどせわしくはなかった。
午前中から授業というのは初めてのことだったが、授業終了後は、事務所に届いた年賀状を見て、驚いたり喜んだり。
ここ数年、元旦は母の家に家族が集まる。
今年は、息子達は帰ってこれなかったが、ハニーと二人で挨拶だけは済ませてきた。
長男とはオンライン年賀。次男と連絡が取れないのが心配だが、きっと仕事が忙しいのだろう。
録画してもらった特番を少しだけ見て、あっという間に眠りに落ちた。
こんな元旦であったが、これはこれで、十分幸せな時間と言えるだろう。
- 21.1.3 教え子近況
-
年賀状から得るだけの情報だが、喜ばしいニュースもチラホラ。
元タカラジェンヌ(6期生)の結婚や45歳にしてようやく春を迎えた郵便局員。
いつの間にか結婚していた元スタッフのK君(11期生)。やっと彼女ができたと喜んでいる5期生などなど。
子どもの写真入りの年賀状も増えた。
みんな、おめれとう!
けど、道理で、最近みんな顔を見せに来ないわけだ。
元スタッフと言えば、O君に電車の中で偶然出会った。
彼女と一緒だったから声を掛けなかったが、一人になってから呼び掛けたら、驚きの声を上げ「母さん、母さん」と先ほどの女性を呼び戻す。
なんと、彼女ではなく母親だった。
電車から降りて、しばし歓談。忙しくしているようだが、元気そうで安心した。
一方、宛先不明で返ってきた年賀状もある。
消息不明の者も多い。
みんな元気で、がんばってくれていると良いのだが。
- 21.1.4 合格祈願
-
例年恒例の合格祈願。
実は、今年は、行こうか行くまいかと、正直、随分悩んだ。
けど、やはり直接お願いに上がらなければ、御利益は望めないだろう。
ただでさえ、毎年無理なお願いばかりしているのだからね。
私が祈願に伺うのは毎年4日。
住職さんは、私を覚えて下さっていて、今年も声を掛けて頂いた。
「分散参拝で、参拝客はめっきり減った」と嘆かれていたが、私には例年通りの人出のように思えた。(きっと、三が日が激減したのだろう)
しっかりお祈りしてきま酒たよ。
生徒達が受験する予定の学校はすべてお願いし、絵馬も思いを込めて書いてきま酒た。一人一人の顔を思い浮かべながらね。
ただ、住職さんの毎年仰る言葉が、特に今年は心に響いた。
「何もせずに毎日お願いばかりしていても仕方ありません。ご加護は精進努力を重ねた者に授けられるのです」とね。
おみくじは小吉だった。
昨年は大吉だったが、それほど素晴らしい年でもなかったように思える。(え、健康でいられただけで、十分幸せやんかてか?はい、その通りで酒)
境内に括って帰ろうかとも思ったが、書いてあった言葉が素敵だったので、持ち帰った。
「『夢』 夢を叶えるコツがあるとすれば何があってもやり抜くことだ 自分に正直に志のままに生きよ」と書かれていたのだ。
学業も「ようやくコツが掴める時 さらに上を目指せます」とあったしね。
お稲荷さんには「子ども達の夢を叶える応援を続ける事ができま酒ように」と、これは例年以上に真剣にお願いした。
だから、きっと聞き届けて下さるだろう。
- 21.1.5 感染拡大
-
コロナの感染拡大が止まらない。
緊急事態宣言が発令されるのも、間もなくだろう。
誰が悪いわけでもない。みな、それぞれの事情を抱えており、苦しんでいる。
なのに、こんなとき、偉そうに他人の批判を繰り返している輩がいる。
人としてのレベルの低さを自ら露呈しているようなものなのに、どうして、それを恥ずかしいと思わないのか。
私の知人にもそのようなタイプの奴は多いが、恐らく自分を特別な存在だと思い上がっているのだろう。
さて、私の場合、当面の問題は入試だ。
10日後に迫った中学入試。無事に行われることを願いたい。
追試験を行う措置もとられるようだが、できるなら統一の物差しで判定してもらいたい。ただでさえ、明暗は紙一重なのだから。
ともあれ、タイムリミットは迫っている。
本人の持っている運次第なのかも知れないが、願わくば、実力以外の要素でのアクシデントは御免被りたいものだ。
生徒諸君。最後の最後まで諦めるな。
結果を恐れず、精一杯の努力を重ねて欲しい。
- 21.1.6 ホメパゲ
-
「ホメパゲ」と言う言葉をご存知だろうか。
直ぐに分かった方は、ふふふ、経験がありま酒ね。
そう、「homepage」を日本語入力オフにせず、そのままひらがなで打つと「ホメパゲ」となるのだ。
単なる入力ミスなのだが、ツボにはまってしまい、しばらく笑いが止まらなかった。
え?自分の事か!ってかい?
ちがわい。私は禿げちゃうし。
けど、「ホメパゲ」。
想像したら、可愛くない?
なんか、クセになりそうで怖いな〜。
- 21.1.7 寒波
-
寒いの嫌だだな〜。
教室は窓開けてるし、隙間風で暖房なんて効きやしない。
まあ、換気を優先するべきだろうけどね。
明日から、四国。
折しも、大寒波が到来するらしい。
雪で飛行機飛ばないなんてこと無いだろうね。
みなさん、無事をお祈り下さい。
- 21.1.8 ホテル間違い
-
おかしい。誰もいない。
HOPESの生徒だけではなく、受験生が見当たらない。
入試応援の朝。
9:00からの入試なので、会場には8:00過ぎに着いたのだが、誰もいない。
なんたる失態。どうやら会場のホテルを間違えたようだ。
『ホテル阪急インターナショナル』を『新阪急ホテル』だと思いこんでいたのだ。
慌てて向かうも、生徒を30分近くも待たせてしまった。ご〜めんなさいよ〜!ご〜めんなさいよ〜!
その足で新阪急ホテルまで引き返し、空港行きのバスに乗る。
天候不良のための欠航になっていないか心配だったが、私の乗る便は予定通り飛んでくれるようだ。
今回の四国行きは、入試応援だけでなく、ハニーの実家に顔を出す予定。
実際、かなりタイトなスケジュールだ。
松山空港には12:20着。12:50発のバスで松山駅へ。13:24発の電車で宇和島に向かう。(飛行機が少し遅れて焦った)
14:47宇和島着で16:02発の電車で松山に戻る。
ハニーの実家には長くても30分しかいられない。
大洲辺りから雪が舞い始めた。ひょえ〜!
宇和島は雪が積もっていた。
駅前に1台だけ止まっていたタクシーに飛び乗り、実家へ。
お義母さんの顔を見たら泣くかと思っていたが、堪えることができた。
帰りのタクシーが心配だったので、行きの運転手さんに時刻を指定して、迎えに来てもらった。
駅に着いたのは15:45だった。余裕で間に合ったと胸をなで下ろしたのも束の間。
次の瞬間、大声で「しまった!」と叫んでいた私。
目の前の老人はビックリしてこけそうになっていたが、謝っている暇はない。
再びタクシーに飛び乗り、実家に引き返す。携帯を忘れていたのだ。
電池残量が少なくなっていたので、充電させてもらっていたのを、すっかり忘れ、「元気でいて下さいね」とは情けない限りだ。
運転手さんには飛ばしてもらった。雪道で心配だったが、事情を話すと、協力して下さった。
携帯をつかむや、挨拶もそこそこに飛び出した。
何とか、予定の電車には間に合った(アンパンマン号だった)が、こんなに焦ったのは久し振りだ。
松山着は17:26。やれやれ、これでホテルで少し休める。
フロントで名前を告げ、宿帳を記入していると、
「お客様。ご予約はインターネットでされたのですか?」と尋ねられる。
変なことを聞く人だな〜と思いつつも、一瞬嫌な予感が頭をよぎる。
念のために、旅行の行程表を持ってきていて助かった。
しかし、それを見せると、「ああ、このホテル。ここではありません」と言われるではないか。
予約したのは『ホテル松山ヒルズ』。現在地は『松山ターミナルホテル』。慥かに違う。似てるけど。
「失っ礼しました〜」と出て行く私を、フロントの人達は暖かい呆れ顔で見送ってくれた。
やっと、ホテルに辿り着き、生徒達に電話。
さあ、これで今日の仕事はお終い。
この後は、楽しいひとときが待っている。
はずだった。
TORAさんにお目にかかることはできたが、今回は呑み会はナシ。
いつも行く店も休業中。寒空の下を一人彷徨うカッパちゃん。
幸い、手頃な店を発見することができた。
地酒と美味い魚のおかげで、ドタバタの疲れも癒される。
宿に戻ったのはまだ20:00前。
テレビでは「チコちゃんに叱られる!」が流れていたが、いつの間にか眠りに落ちていた私。
結構大変な一日だったのね。
え?自業自得だって?はい、ごもっとも。
- 21.1.9 JAL
-
試験当日の朝。
幸い雪は降っていなかったが、むっちゃ寒かった。
駐車場などを集合場所にしたおバカな私。吹きさらしであっという間に凍えた。
校門より中には入れないというお達しがあったからなのだが、騙された〜。何のことはない。普通に入れた。
生徒達を見送って、学校を後にする。
時刻はまだ8:30。帰りの飛行機(13:10発)まではかなり時間がある。
TORAさんとずっと話をしていたかったのだが、我が儘は言っていられない。
ふと、思いついた。
そうだ!温泉に行こう!
だって、道後温泉はすぐ近くだしね。
風呂はガラガラだった。まあ、朝の早い時間から満員な訳はないけど、観光客は明らかに減っているのだろう。
冷え切った体を温めるのには、かなりの時間を要した。
初めは痛くて湯につかれないほど。
20分ほど浸かってようやく感覚が戻った。
試験と格闘している生徒達には申し訳ない気もしたが、震えながら祈っていても仕方ない。
お詫びにお土産買ったから、許してね。
今回の飛行機は行きも帰りもJALを選んだ。(あ、パックだから同じ航空会社になるのは当然なのか)
CAが美人だったから言う訳ではないぞ。
けど、ANA<JALで酒ね。
ANAの超満員詰め詰め作戦に比べて、JALは隣を空けてくれていた。
それだけのことなのだが、安心感が全く違う。
一部では、JALとANAの合併の話も出ているそうだが、おそらく実現はしないだろう。
だって、合併したら名前がね・・・。
先ほど無事帰還。
山ほど仕事がたまっている。まあ、やるしかないんだけどさ。
- 21.1.10 激励会
-
おい!楽観的過ぎるやろ!
まだ、目が覚めんか?
まだ、何とかなると思ってる?
いや、もしかして、何とでもなると思ってる?
先輩たちが心を込めて話しているのに、笑いながら聞いている当の受験生。
先輩たちがどんだけがんばって、どんな思いで夢を叶えたか、それが少しでも分かれば、ほんまなら背筋が伸びるのちゃうんか?
おかしすぎるやろ!お前は一体、何様や?!
今の子ども達って、これが当たり前なのかな〜?
頭の中の???マークは最後まで消えなかった。応援に来てくれた卒業生諸君。本当にありがとう!
また、保護者の皆様。色々とお気遣い下さり、心から感謝申し上げま酒。
逞しく、また美しく健やかに成長している彼等を目の当たりにし、とても嬉しく思いま酒た。
楽しそうに中学校生活を送っている姿を思い浮かべ、「喜びはがんばった者だけが手にできるご褒美だ」と改めて感じた。
さて、今年の受験生諸君。改めて言わせてもらおう。
甘えは棄てろ!奇跡なんてそうそう起こらないのだから。
現実から目を背け、寝言みたいな戯言を言い続けている奴は、最後に泣くのだ。
先輩たちの言葉から、何かを感じたのならば、せめて、最後くらいは必死になってみんかい!
- 21.1.11 冬期終了
-
取りあえず、講習会は終わった。
けど、実際、何も終わっていない。
受験生達の闘いはこれからだ。
流石に、ここで緊張の糸を緩めるバカはおらんだろ。
前受けの合格で喜んでいるようじゃ、金星は掴めないぞ。
彼等と過ごせる時間もあと5日。
目一杯、楽しませてもらおうじゃないか。
みんな、ふぁいと〜!お〜!
- 21.1.12 落下
-
大雪で困っている人も多いというのに、たかだかこの程度で騒ぎ立てるのは、あまりに申し訳ないので酒が・・・。
目覚めると雪が降っていた。
ヒラヒラと舞うような雪で、積もるような雪ではない。
子どもなら「わ〜い!わ〜い!」と無邪気に喜ぶところだろうが、邪気邪気の老人は顔を顰める。
案の定、電車は遅れ、環状線に至っては30分以上も来ないというではないか。
「仕方ない。歩くしかないな」と、歩き出したが、のんびり散歩というわけにはいかない。
何故なら、生徒を呼んでいる時刻にギリギリ間に合うか微妙なタイミングなのだ。
幸い、電話をかけるとまだ出発前だったので、一応セーフ。
良かったじゃない。どうして、一応なの?
おっしゃる通りでございま酒。
けど、教室オープンの際にはいろいろとする事があるのね。
通常の準備に加えて、先ずは暖房スイッチオン。(今の時期、室温は10度前後になっている)
次に、窓を開けて換気。そして、空気清浄機や加湿器の水補給。
まあ、10分程度の作業なのだが、今日は気が急いていたのだろう。
空気清浄機に補給する水を思いっ切り床にぶちまけてしまった。
キャップが緩んでいたのか。真っ直ぐに落ちて、あっという間に床はビショビショ。
慌てて雑巾で拭き取ったが、おそらくかなり(おねしょみたいな)大きなシミが残るだろう。
家に帰ると、鍋が待っていた。
ちゃう、ハニーが鍋の前に座って待っていた。
私のリクエストで、鍋が連日続いている。3日目はミルフィーユ鍋。わ〜い!わ〜い!
ただ、ここでも落下続き。
先ずは、私がレンゲを落とす。続いて、ハニーの箸がポロリ。
それを拾おうとしたハニー。
何が触れたのか?今度はワイングラスがガッシャ〜ン。
あ〜!と言う間もなかった。
まるで、今朝の再現フィルムだ。
まあ、これだけ落ち続けたら、厄払いになったはず。
これ以上の落下は御免被りたい。
来週、また飛行機に乗るしね。
- 21.1.13 新記録
-
4夜連続の鍋。恐らく新記録だろう。
味噌野菜鍋・つくね鍋・ミルフィーユ鍋・キムチ鍋。
4日連続で早く帰れたのも、初めてじゃないかな。
休養を十分にいただき、体調は悪くない。
メンタル面も大丈夫。
「はじめてのおつかい」を見て流した涙で、心はすっかり浄化された。
明日の別れは、涙をみせずに臨みたいものだ。
- 21.1.14 手紙
-
口を開けば、きっと泣いてしまう。
だから、手紙を書いた。
生徒一人一人の顔を思い浮かべ、数年間のできごとを思い出しながら。
どうしても、最近の彼等の(私からすれば)不甲斐ない様子が頭から離れず、やり切れない思いが拭いきれなかったが、そうじゃない。
彼等は彼等なりにがんばってきたのだ。
みんな良い子ばかりだった。
素直で、正直で、少し弱虫でね。
頭の中にはずっと、藤田麻衣子の「素敵なことがあなたを待っている」が、リフレインしていた。
「よく がんばってきたね♪ よく がんばってきたよ♪」
孤独な自分との闘いに向かう彼等に、私ができることはもう何もない。せめて祈るばかりだ。
さあ、行ってらっしゃい。しっかり闘ってこい。
元気な笑顔で帰ってきてくれると、信じて待っているからね。
- 21.1.15 もう欠航
-
まただ。また欠航だ。
利用客が少ないからと、便数を減らし、別の便に振り分ける。ANAのいつもの手だ。
もういい加減にして欲しい。
九州行き、これで何回取り直したことか。(まあ、1つは私のミスだけどね)
JALに変更できたので、事なきを得た(はずだ)が、本当にもう欠航は結構で酒!
- 21.1.16 初日
-
統一入試初日。
寒くもなく、雪の心配も不要で、穏やかなスタートだったのではないだろうか。
しかし、大したことはなかったが、小雨がぱらつき出したときは、少し焦った。私も保護者も傘を持っていない。
まあ、向こうの空には晴れ間も見えていたし、直ぐに雨は上がったのだが。
予定していた生徒達とは、全員会うことができた。
会えなかった子とも、電話で話ができた。
ややハイテンション過ぎる者もいたが、しょんぼりしているよりは元気があった方が良いだろう。
闘いの場に向かう彼等を見送るときは、いつものことながら胸が締め付けられそうになる。
月並みな言葉だが、健闘を祈るしかない。
待っている間は、落ち着かない。
例年なら、その間に教材整理をするのだが、今年は紙ベースの教材はゼロ。全てパソコンに保存してあるので、その必要は無い。
散髪に行き、それでも時間があったから、新年度の教材作成にとりかかる。
そこで、愕然とする私。
6年生の理科教材が全く無いことに気がついたのだ。
一から作り直す予定にしているのに、全く手を着けていなかった。
こりゃ大変だぞ。また、時間に追われる毎日になりそうだ。
けど、まあ、なんとかするさ。
午後入試に向かう生徒達とも話すことができた。
疲れているだろうに、元気を装う彼等に、涙が出そうになった。
がんばれ!みんな!!
気持ちの持ち方次第で、未来が変わるのだからね。
- 21.1.17 応援風景
-
統一入試2日目。
昨日よりは少し寒かったが、今日も晴天。良い感じだ。
入試の応援風景は、すっかり様変わりした。
いや、本来こうあるべきだったのだ。少し正常に戻ったと言った方が正しいかな。
大手塾の、集団ミニ講義や行列を作っての入場行進。挙げ句は保護者がアーチを作って拍手で送る。
吐き気がするくらい嫌な風景だったが、今年は学校側から自粛要請があったからだろう、多少の混雑はあったものの、大きな集団は見られなかった。
若干、疲労の色を滲ませてはいたものの、生徒達は健気に闘いの場に臨んでいった。
仕方が無いとは言え、この過酷な入試日程。何とかならんのかな。
受験生諸君。泣くも笑うもすべてが終わってからだ。
今は踏ん張れ、未来のために。
- 21.1.18 失せ物出づ
-
失せ物出ずの「出づ」は、「でづ」とは読まずに「いづ」と読むそうで酒ね。
出てこない場合は、「出でず(いでず)」で、「出づ」は出てくる場合の表現だそうで酒。
受験の際に持ってくるものは受験票に表記されている場合が多い。
定規・コンパス・分度器とある場合は、作図問題が出されるケースが多い。
今年は、表記されていたにもかかわらず作図問題が出題されていなかった学校が数校あったが、過去には持参したコンパスが壊れていて、作図できず涙を呑んだ子もいた。
なので、応援の際に私は、コンパスや定規を大概、人数分忍ばせている。
今年も紙袋に入れて用意していたが、幸い、忘れた者は誰もおらず、私の取り越し苦労ですんだ。
ところが昨日のこと。
その紙袋。教室を出たときには慥かに持っていたのに、近鉄に乗ったときにはなくなっていたのだ。
どこでなくしたのだろう。
あちこち寄ったもんな〜。
合格発表を見にいったところ、今年は掲示はナシだったり、その道中、何本も電話がかかってきて、その度に道ばたにかがみ込んでメモを取ったりしていたからか。
応援を終え、帰宅してから、問い合わせた。
取りあえず、乗った電車の発車時刻も座席も克明に覚えていたから、きちんと伝えることができた。
「紙袋の色は」「白です」
「中身は」「定規とコンパス3セットです」
「紙袋の大きさは」「A4サイズくらいかな」
「袋には何か書かれていますか」「my Honeyと書いてあります」
「カタカナですか」「英語です」
「少々お待ちください」
「まだ、届いてはいないようですね」ダメかな〜。明日にでも通った道を逆に辿ってみるか。と、半ば諦めていたのだが・・・。
午前中に電話があり、見つかったというではないか。
わ〜い!わ〜い!良かった!良かった!
だって、マイハニーだものね。
(その袋が、どなたからの頂き物かは思い出せないので酒けどね)
- 21.1.19 弱い者イジメ
-
いつから日本人はこんなにセコくなったのだろう。
弱っている人を見れば、本来、助けてあげようと思うのが、人情というものではないか。
なのに、最近の風潮なのか?
寄って集って、弱者を徹底的に攻撃している。
マスコミを始め、評論家と称される?有名人、政治家然り、一般人のネットの攻撃など最たる例か?
人の揚げ足とって嬉しいのか?レベルが知れるぜ。
嗚呼、情けない。
範となるべき大人が、得意気に弱い者イジメをしている。
これじゃ、子どもがまともに成長するわけないだろう。
- 21.1.20 恐縮
-
卒業生の保護者から贈り物が届いた。
何だろう?タイミング的にも不可解だし、何か頂くような事をした覚えもない。
袋を空けて合点がいった。
品名に「my Honey」と書いてある。
ああ!先日の日記に、「どなたからの頂き物かは思い出せないので酒けどね」と書いたからか。
急いで電話。
恐る恐る「以前も頂いていましたっけ?」と尋ねると、「紙袋だけ娘に持たせたのです」と仰る。
そう言えば、そうだったかな。けど、紙袋だけだなんてとんでもない。
激励会の応援に来てくれたときに、手書きのメッセージ付きの応援グッズを在校生一人一人に用意して下さった。
そのプレゼントを入れた袋が「my Honey」だったのか。
その時は、バタバタしていて、袋まで確認しなかったのだが、その袋もきっと私のためにわざわざ選んで下さったのだろう。「『その袋は私のです』と名乗りだけ出るのも気が引けて・・・」と仰るが、申し訳ない。却って気を使わせてしまった。
中身はハチミツだった。正確には、ナッツの蜂蜜漬けか。
いまだかつて見たこともなければ、もちろん、食したこともない高級品だ。
大事に頂こうと思う。ワインなんて飲みながらね。
あじがとうごじゃりま酒た。本当に本当に恐縮しておりま酒。
- 21.1.21 ポジティブ
-
とある親子の会話。
「お父さんのピークは中学生のときやったんやろ」
「違うわ!私のピークはこれからじゃ」
今朝、息子は父親の出身校を受験した。
おそらく、父親の在学時代のエピソードをたくさん聞かされたのだろう。
父親は、息子にその学校での生活が如何に楽しくて有意義だったかを伝え、受験を突破するエネルギーに変えてもらいたかったに違いない。
なのに、息子は(親の気持ちも知らず)それらを単に面白い話、父親の失敗談として受け止めただけなのか(知らんけど)と思うと、少々残念だ。
それにしても「人生のピークがこれから」と言うのは、けだし名言だ。
常に発展途上。自分は今よりさらに成長し続ける。という意味だろう。
なるほどね。
実は、その生徒は、超がつくほどのポジティブ思考の持ち主。
やはり、彼の原点は父親だったのだ。
良い言葉を教えてもらった。
これを知っただけでも、始発に乗って応援に出かけた価値はあったな。
- 21.1.22 鹿児島
-
流石、南国!なんて喜んでいられない。
空港に着いたら気温21度。うっそ〜ん!と、思わず叫んでしまったぜ。
鹿児島に行くのは初めて。
もちろん、遊びじゃない。入試応援だ。(今年15校目)けど、少しくらいは観光もしたい、なんて考えていた。
あいにくの天気で、小雨のぱらつく中、取りあえずはバスに乗る。
さて、何処に行こうか?やっぱり桜島かな。
鹿児島出身のスタッフに尋ねると、城山が良いのではと薦められる。
で、行ってはみたものの・・・。
ショボい。余りにショボかった。これが桜島なのか。(天気のせいかもね)
行きはバスだったが、帰りは歩いたため、汗ビショに。
ホテルに着いても、なかなか汗は引かなかった。
シャワーを浴びて、一先ず寛ぐ。
さあ、楽しい宴の始まりだ。
TORAさんと過ごす時間は楽しすぎ、あっという間に時が過ぎていく。
結局、店の終業まで呑み続けた。
さらに部屋で呑もうと提案しかけたが、お疲れのようだったので断念。
仕方なく、コンビニでビールを買って、一人呑み続けたおバカさんで酒た。
- 21.1.23 終了
-
30期生の入試が終了した。
怒濤の1週間だった。
生徒達には「泣くも笑うも全てが終わってから」と言い続けてきたクセに、この間、何度泣いたことか。
結果が全てではない。結果で人の値打ちは決まらない。
ここに至るまでどれだけの努力を積み重ねてきたか。それが全てだ。
この受験を通じて、生徒達も少しはこのことが理解できたのではないだろうか。
これからの彼等の人生に、プラスであったと信じたい。
まあ、何はともあれ。生徒諸君、保護者の皆様。お疲れ様でした。
- 21.1.24 バッキバキ
-
南国から帰ってきたからか。
大したことはないだろうに、寒さがこたえる。
体もバッキバキに固まっていた。
My Honeyで幸せに酔いしれようと思っていたが、ワインもそこそこに、湿布を大量に貼ってもらい、床に就いた。
夜中に、体が熱くて目が覚めた。
時刻を見ると、まだ4:00前だった。
ここ数日の応援で、すっかり早起きがクセになってしまったようだ。
ああ、今日はもう少し眠れるんだった。と、二度寝を試みたが、何故か目が冴えて眠れない。
そうだ!今年の入試問題を解こう。
灘の1日目は簡単だった。自慢じゃないが、全て見た瞬間に解法が見えた。
ところが2日目。やたら難しい。
最初はペンも持たずに頭の中だけで解こうとしていたが、こりゃあかん。
いつの間にか、包装紙の裏にびっしりと書き込んでいた。
頭の中まで、バッキバキに固まっていたようだ。
あ〜、情けない。
- 21.1.25 桜
-
きれいなグラスだ。桜富士というらしい。
卒業生と保護者が御礼にとプレゼントして下さった。
カッパグッズ以外の贈り物を頂くのは久し振り(笑)。
その方とも長いおつきあいとなった。
5年生の時に出会った少女が、もう大学受験だものね。
たくさん、たくさん、支えてもらった。
心が折れそうになったとき、何度、その方の真っ直ぐな想いと温かい言葉に励まされ、そして救われたことか。
このグラスのように、きれいな心の持ち主だ。
そして、子ども達は3人とも純粋な心で真っ直ぐに育っている。(当然か)
なんと素敵な出逢いだっただろう。
いくら感謝してもしきれない。
今宵は、このグラスで喜びに酔いしれよう。
ありがとうございま酒た。
- 21.1.26 要心
-
私が体調を崩すとすれば、大抵この時期だ。
やはり、入試が終わって、気が緩むのか。
幸い、大したことはなく、重症でも1日眠れば回復するのが常なのだが。
少し頭が痛い。
断じて、呑みすぎではない。
今日は寒くもないし、じゃあ、全体保護者会で美魔女達に精気を吸い取られたから?
それも違うだろう。
疲れているのか、最近、足もよく攣る。
要心せねば。
- 21.1.27 全員合格
-
30期生の入試。全ての結果が判明した。
今年も全員合格は果たせたが、みながみな第一志望合格ではない。
全体の合格率(合格者数/受験回数)は77%だった。
全員が合格も不合格も体験し、その意味では良い入試だったと言えよう。
ただ、私の悲願である、塾生全員の第一志望合格はまたもや達成されなかった。
飽くなき挑戦はまだまだ続くのじゃ。
- 21.1.28 取り壊し
-
教室の目の前のホテルの取り壊し工事が始まった。
半年以上前から営業していなかったので、どうなるのかなと思っていたのだが・・・。
予想以上に大きな音がする。正直、騒がしいのレベルじゃない。
5月くらいまでかかると連絡が来ていた。
授業は夕方からだし、日曜日は工事はしないそうだから、当面は土曜日だけが問題。
春休みが不安だけどな〜。
経営者の方と面識があるわけでもないが、大きなホテルが取り壊されるのだから、コロナの影響恐るべしだ。
駅前のカメラ屋さんも廃業と貼り紙がしてあった。
こちらには、何度か行ったことがあり、品の良いおばさんと無口な店主で、悪い印象は持っていなかった。
どんな事情があったのかは知らないが、寂しく思う。
私はまだまだがんばりマッセ。
みなさん、応援とご協力ヨロシクね。
- 21.1.29 ワイン
-
おっかしいな〜!
いつの間に私がワイン好きになったのだろう。
授業でよく「D(丸5=マルゴー)は高級ワイン」と謳っていたからか?
申し訳ない。
催促したつもりはないので酒が、何故か今年は、保護者からの御礼にワインが続いた。どれもこれも、高級ワインばかりだ。(2010年はワインの当たり年らしい)
けど、はっきり言って、味も分からぬ私如きには勿体なすぎる。
普段は、1本1000円程度のワインしか飲まないのに・・・。
猫に小判どころか、ブタに真珠、いや、カッパにリンスのようなものだ。
恐縮至極。感謝せねばならぬのは、私の方なのに。
アルコールに関しては、一切遠慮をしない私で酒が、本当にもう、お気持ちだけ結構で酒からね。
- 21.1.30 悔い無し
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今日は新規の入塾説明会。
その場で私はとんでもないことを言ってしまった。
「私は自分の人生を悔いていません」と。
偉そうなことを言える身分ではない。それは十分承知している。
私の仕事は、中学受験を志す生徒達の応援をする。はっきり言って、それだけのことだ。
たかが、中学受験。その結果で人生が決まるわけでも何でも無い。
ただ、そのためにがんばっている子どもがいるならば、精一杯の応援をしたくなるじゃないか。
生徒達の夢を応援し、その夢が叶った瞬間に立ち会える。素晴らしいことだ。
もちろん、結果が全てではない。結果によって、人の値打ちは決まらない。
だからこそ、途中で精一杯がんばる。悔いの残らぬようにさ。
そのがんばりの手伝いができるなら、これ以上の幸せはない。
おそらく、私は死ぬまでこの仕事を続けるだろう。
そして、最期にもう一度言うのだ。
「我が人生に悔い無し」とね。
- 21.1.31 梅
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駅までの道で、早くも梅が咲いていた。
これは吉兆!とばかり、写真に収めたのだが・・・。
ダメ!全然ダメ!
ブレブレで花がぼんやりとしか写っていない。
通勤前の慌ただしい時間に撮ろうと思ったのがいけなかったのだろう。
写真って、撮影者の心まで写すのね。
と言うことで、お目にかけられる写真はありません。
ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!