- 17.8.1 雷
-
夜中にものすごい音がして目が覚めた。
初めは、地震かと思った。
部屋は揺れているし、ゴ〜!という音が聞こえる。
恐ろしくなって、隣のハニーに声を掛ける。
「雷よ」と一言。
ハニーは起きていたのだろうか。
取りあえず再び眠ったが、程なくまたも爆音で目が覚めた。
やはり雷のようだ。
何処に落ちたのか?近くだろうか。
朝には雨も止んでいたが、夜半に警報も出ていたようだ。
電車のダイヤは乱れていた。
被害が出ていなければ良いのだが。
- 17.8.2 迷い人
-
生徒を送った帰り道。向こうからやってきた(割と)可愛い女の子。
キョロキョロしながら歩いていたから何故か目に付いた。(けして、好みどうのこうのではないぞ)
暑いのに大変だな〜。
そう思っても、すれ違いざまに声を掛けるほど、私は軟派じゃない。
教室に戻り、授業に入ろうと思った矢先、ドアがノックされた。
実は、教室のインターホンは壊れている。
そのことを知っている人は何も言わずにドアを開けるが、初めて来られた方は大抵インターホンの反応がないのを訝しみながらノックをする。(だって、中には生徒や私たちの気配がムンムンなのだからね)
関係者の方々。だから、ノックは無用で酒よ。
「ああ、またセールスか?」と、ウンザリしながらドアの方を見やる。
当然?応対もぞんざいだ。
「どなた?」(今忙しいねんと続けようと思ったが、女の子だったから止めといた)
「私、○○中学校・高等学校から参りました、△△と申します」
「え?あ〜。は、初めまして」
つき合いのない学校だった。いまだかつて受験した子はいない。
「あの、この度は・・・」と挨拶してくれるが、それを遮ったのは私。
「あれ〜!さっき、ここら辺歩いてなかった?」
「はい。実はすっかり迷ってしまいまして」
「え?ここに来るために?」(私が見かけたときから既に10分以上は経っている)
「はい。初めてだったので・・・。突然で申し訳ありません」
相手が某○○中学校だったなら、「アポなしは困りま酒ね〜。また出直してきて下さい」と突っ返すところ(だって、いつもアポなしだもん)だが、相手は女の子。
しかも額に汗を浮かべ、とても辛そう。なのにスーツを着たまま。(流石に、脱いででも良いのよ!とは言えんわな)
「そうで酒か。わざわざありがとうございま酒」と、微笑み返し。(だれじゃ!キモい!って言ったのは)
けど、いかにも新人。「取りあえず顔を出してこい」と言われて、仕方なしに来たのであろう。
要件もそこそこに帰ろうとする。(おいおい、アンタ何しに来てん?)
「で、その説明会の案内とかあるの?」
「え?あ!お要りようでしたら・・・」
(おいおい!ほんま何しに来てん?)なんて、思っていても言わないよ。
「そうだね。うちは女の子が少ないから(生徒も少ないけど)、10部もあれば助かるわ」
「はい、早速手配します」と、言い残して帰っていった。
まあ、新人さん。いろいろ経験を積めば良いわ。
塾の先生相手だと(変な奴も多いから≠私)大変だろうけどね。がんばれよ!
「今度は迷わずに来るんだよ〜!」と帰り際に声を掛けさせてもらったが、もう来ないかもね。
- 17.8.3 W
-
授業が終わり、さて今日も早く帰れる。ルンルンルン。
しかし、教室を出ようとした矢先に、電話が鳴った。
「私、○○中学校・高等学校の△△と申しますが」
「(よ〜知ってるっちゅうねん!)あ、まいど!」
「この度は、説明会の参加申し込みありがとうございました」
「(え?あ〜)よろしくお願いしま酒」
「高い所が恐いのに、申し訳ありません」
そうだ。ここの説明会。ハルカスでするのよね〜。
「高い所は嫌!」って返事したんだった。
「へ・へ・へ。ドタキャンするかもよ」
「いやいや、そう仰らずに。実は、恐くない秘策もありますよ」
「(一応聞いとこか)教えて下さいよ〜!」
「××・・△△??--・・○○」
残念!ちっとも理解できなかった。
ところが、うっかりしていた。
その時期は説明会のラッシュなのだ。
かなり前に懇意にさせていただいている学校からも案内を頂いていた。
「はい、もちろん伺いま酒!楽しみにしておりま酒!」なんて、言っていたはずだ。
こってり忘れていたぞ。
その日とこの日。あ〜れ〜〜〜〜!同じ日じゃないか。
げ!げ!げ!どうしよう?
高い所、恐いから、やっぱりや〜めた!なんて言い訳、通じないだろうな〜。
仕方が無い。馴染みの学校の方に詫びを入れよう。
う〜ん。私の八方美人(発泡酒は嫌いだよ)にも困ったもんだ。
美人に弱いのもね。
- 17.8.4 ジュース
-
突然で酒が、ここでクイズ。
私の一番好きなジュースは何でしょう。
え!麦?
慥かに好きで酒が、ここはノンアルコールで。
じゃあ、オレンジかパインでしょ?
ブッーブッー!正解は、ブドウで酒た。
長男もブドウが好きだったな。私が好きだからか、それとも彼が好きだから私も好きになったのか?因みに、次男はメロン。
やっぱりね。ワインのことでしょ!てか?
ちゃいまんがな。ノンアルコールで!って言ったでしょ。
猛烈にブドウジュースが飲みたくなって、コンビニをハシゴした。
けど、炭酸系はなかった。
やっと、一つ見つけて購入したが、残念。白ブドウだった。
私は赤が好き。って、ワインじゃなかったね。
牛乳パックサイズのがあったので、炭酸系ではなかったがそれで我慢。
早速飲んだみた。結構美味。しかし、やはり甘い。(そりゃジュースだもんね)
試しに、炭酸水と混ぜてみたところ・・・。
うん。美味い。少し理想に近づいた。
けど、こりゃ、まるでファンタだ。
柏原芳恵を思い出してしまったじゃないか。
- 17.8.5 イタリアン
-
ここのところ、呑み続け。(家でだけど)
ビールから始まり、日本酒へのコース。ま、定番で酒ね。
たまには、酒肴をかえて(ちゃう趣向だ)、イタリアンにでも行こうかと。もちろんハニーとだ。
しかし、全く良い店を知らない私。
何処が美味いのか?そして安いのか?
先日行った店は大ハズレだったしな。
ふと、散髪屋さんのお薦めの店を思い出した。
近所だし、まあ、ハズレでも良いか、と出向いたが・・・。
アタリだった。大当たり。
料理は美味しいし、スタッフも良い感じ。更に値段もリーズナブル。
う〜ん。幸せ。
ハニーにも「結婚記念日のやり直しみたいやね」と言ってもらえた。
また行きたいな。桃谷のイタリアン。
- 17.8.6 学校のカラー
-
昨夜の帰り道。電車に数人の高校生。
塾(予備校帰り)だろう。時刻は22:00頃。
何やら数学の問題について語り合っていた。
「さて、何処の学校の子だろう」
ハニーと想像し合う。
見れば、品の良さそうな子ばかり。頭も悪くなさそうだ。
ただ、車内で大声を出し、やや傍若無人の振る舞いには眉をひそめている人も居た。
「T大寺とちゃうか?」
「いや、それにしては少し垢抜けてるやん」とハニー。
「けど、高3ともなれば、あの連中(そう、T大寺生は独特な雰囲気なので酒)だって少しは目覚めるやろ」
「Nと違うかな?」
「いや、それはないで。(近鉄奈良線にしては)人数多すぎるやろ」
「けど、難しそうな問題解いてるし」
「いや、Nの子達はあんなに群れへん」
と、まあ、どうでも良いようなことをあれやこれやと言い合っていたが、確信に至るには根拠が足りない。
「よし、確かめよ」
「え〜!やめときよ。変なオッサンと思われるわよ」
「別にかまへんで。実際変なオッサンやし」
「僕ら何処の学校?」
下り際に聞いた。「T大寺?」
「はい、そうです。T大寺です」と怪訝そうにこちらを見やる。
「おお!やっぱりな。いや、あの私の息子もT大寺やってん」とお茶を濁した。
ふぉ!ふぉ!ふぉ〜!
私の勝ちだぜハニー。
しまった。何か賭けておけば良かったかな。
- 17.8.7 台風
-
迷走台風5号がやってきた。
大丈夫でしょ!と高を括りたいところだが、やはり心配だ。
今日の授業は3学年。午前中は5年生。午後からは6年生と3年生だ。(あ!個別もあった)
私が教室に入ったのは8:00前。
雨はぱらぱらで、全然大したことはなかった。
先ずは、5年生。当然、変更することなく行う。
が、彼らが帰るころには、少し雨脚が強くなってきた。
午前中から電話が数件入った。
「今日の授業はありますか?」
「やりますよ。気をつけてきて下さいね」
私にすれば、不思議でたまらない。
どうしてこの程度の雨で中止なんかにできようか。一体、何を大騒ぎしているのだ?とね。
しかし、少し気になり、気象情報を見てみると・・・。
げ!警報でまくりやん。
道理でね。
仕方ない。3年生の授業だけ中止にした。
6年生は朝から来ている子もいるし、中止にしたら振り替える日がない。
14:30現在。雨は小降りだ。
どうか、無事に一日が終わってくれま酒ように。
- 17.8.8 不調
-
そろそろ疲れがたまってきた。
いや、そんな事言いたいのとちゃいまんねん。
家のビデオの調子が悪い。
先日の『柔道』をダビングしようとしたら・・・。
できない。
折角、貸し出し希望の申し込みもあったのに・・・。(申し訳ありません。今しばらくお待ち下さい)
ハニーのお気に入り『寅さん』も何故か再生できないと言う。
原因は全く不明。
ビデオも暑さでバテたのかな〜。
- 17.8.9 小指
-
右手の小指が痛い。
骨折しているのだろうか。
激痛ではないが、ものに触れる度に痛みが走る。
いや、骨折は大袈裟か。けど、ヒビぐらいは入っているのかも知れない。
思い当たる節は、たくさんある。
生徒の不甲斐なさに激高し、机に手を叩きつけた際に痛めたのではないだろうか。
あまりに多すぎて、いつかは分からぬが・・・。(泣)
病院などに行っている時間は無いし、そもそも行くつもりもない。
あ〜あ、何かもう、何もかもが嫌になるな〜。
- 17.8.10 燈花会
-
講習会は前半戦ほぼ終了。
さて、どこから回ろう。
1日も休まず朝から晩までよく頑張った!
我ながら感心する。(6年生の方がもっと頑張っているけどね)
少しだけ、自分にご褒美をあげよう。
と、言うことで、早く帰らせてもらった。
帰宅して時計を見たら、なんと16:00。すげ〜すげ〜!
しかし、あまりの暑さにいきなりビール。日の高いうちから何という贅沢だろう。
いや違う。早く帰ったのはビールが飲みたかったからじゃない。
今日は、ハニーとお出かけなのだ。
と言っても、近場で酒けどね。
奈良公園で「燈花会」が行われているのだ。
燈花会に行くのは2回目。(この日記で調べたら7年前だった)
奈良駅駅前で団扇をゲット。ガイドブックも頂いた。
その頃に比べると、かなり規模が大きくなっているようだ。
当初は1万本だったろうそくも、今では2万本らしい。会場も何ヵ所にも分かれている。
先ずは、猿沢の池の前でビールを飲みながら夕暮れを待つ。
え!いきなり飲んでるのって?かい。
だって、点灯は19:00なんだも〜ん。
浴衣の女の子もちらほらと。若いって良いね。
時折、涼しい風が吹き渡り、とっても良い感じ。(風がで酒よ)
どのように灯をつけるんだろうか。
興味津々で待っていたが、やはりというか、予想通りでがっかり。
係の人が一つ一つチャッカマンでつけて回っていたのだ。
その人達はボランティアだそうだ。偉いな〜。大変だろうな〜。2万個もつけるのだからね。
興福寺の境内を見た後、少し歩いて、次は浮見堂。
屋台で飲みたい誘惑にかられたが、ここは我慢。
終点の目的地には、巨大な屋台村があるらしいからね。
それにしても、すごい人出だし、とにかく暑い。
正直「もう早く帰りたい。ろうそくなんて見たくもない」と言うのが本音だったが、折角ハニーと出かけているのだ。
誘っておいて、文句を言っては、バチが当たる。(大仏さんもご覧になっているだろうしね)
ようやく、到着。
おお!なかなか良い眺め。壮観だ。
屋台は大勢の人でごった返していた。
それでも何とか座る場所を確保し、ビールで乾杯。(アテはコロッケとシュウマイ)
バテバテの私には命の水のように思えた。
しかし、疲れすぎていたためか、あっという間に満腹。正直、味はよくわからなかった。
写真はこれ以外にも何枚か撮ったが、全然ダメ。(上の写真もダメで酒けどね)
フラッシュをたくと手元だけ明るくなるし、オフにすると今度はブレブレ。
暗いところでの撮影は難しいで酒ね〜。
帰り道、大道芸をしている若者に遭遇。
なかなか面白かったが、正直、上手とは言い難いレベルだった。
まあ、楽しませてもらったことに感謝しよう。
楽しかったが、正直、疲れた。
やっぱ、祭りは年寄りの行くところじゃないね。
- 17.8.11 CM
-
今日から2日。集団授業はお休み。
頑張っている6年生へのご褒美だ。
だから、朝の電話掛けもしない。
私も少しゆっくりさせてもらった。
出勤は9:00。いつもより1時間遅くなるだけでも流石に楽だ。
授業がないのに、なぜ出勤?
まあ、いろいろあるのよ。
でも、流石に手持ち無沙汰なので、一人で教室の掃除をしたり、普段は絶対にしない机の上の整理をしたりね。
そして、帰りも早い。今日も日没前に帰宅できた。
早く帰れた日の最大の楽しみは野球観戦だ。(たいがい途中で寝てしまうのだけどね)
最近は地上波での放送は少なく、BSでないと見られないことが多い。
BSはCMが限られている。スポンサーになるところが少ないためか、同じCMが繰り返される。
その中で今一番気に入っているのは、「アートネーチャー」のCMだ。
ご覧になった方も多いのではないだろうか。
あるお店(喫茶店?)にハゲばかりが集まっているのだが、最後は全員ふさふさに変わっている。
「増やしたいのは笑顔です」という決めぜりふで終わるのだが、何度見ても笑える。
あまりに不自然なのだ。
まあ、私もハゲの仲間だから、偉そうには言えないのだけどね。
- 17.8.12 焼き鳥屋
-
焼き鳥が食べたくても、店がない。
やっぱり、あの名店「南国」がなくなったのは痛い。
私なりに探して、いろいろと行ってはみたが、あの店を超える味には未だ出会っていない。
まだ許せるかな、と言うレベルの店なら数軒あるので、昨夜はその中の一軒(家の近所)にハニーと出かけた。
ところが、店が変わっていた。
場所は同じで、同じ焼き鳥屋なのだが、名前が違う。
げ!いつの間に?
まあ、最後に行ったのは5年以上前だったものな。開店記念日が私の誕生日と同じで気に入っていたのに。
店主は無愛想だったが、味はそこそこ。日本酒のバラエティが豊富で、息子とも行ったっけ。
仕方ない。引き返すのも無粋だしと、暖簾をくぐったのだが・・・。
ハズレだった。大ハズレ!
問題点を挙げればキリがないが、一番の問題は店の人間がその事に気がついていないこと。(え?HOPESと同じってか?)
あ〜あ。折角の時間が台無しだ。
家で飲み直したが、むしゃくしゃした気分で盛り上がれない。
ハニーにまで八つ当たりして、最悪の気分。
今日で私のパラダイスは終わり。
いろいろあったが、しっかり休養できたと思う。(最後に鍋も頂いたしね)
明日から、またがんばるぞ!
- 17.8.13 ハイテンション
-
6年生のテンションが異常だ。
元気が良いのは嬉しいのだけど、やたらとつまらぬ事に反応する。
私のオヤジギャグとか、失敗談に、普段ならスルーする連中が食い付いてくる。
疲れているのだろうか?少し心配だ。
今日も小ネタ2つに過剰反応。
最後の大ネタには至っては、収まりが付かなくなった。
断っておくが、一切シモは入っていない。
どやさ!ってか?
- 17.8.14 汗
-
ここ数日(少しだけだけど)涼しくないかい?
帰宅の際、駅から坂道を上るのだが、汗だくにならずに済んでいる。
ところが・・・。
夜中に猛烈に暑くなって目が覚めた。
汗びっしょりだった。
エアコンはかけていたのに何故?
一日中涼しいところにいると、汗をかかない。その反動なのか?
人間、一日一度は汗をかかないと、ダメなのかもね。
- 17.8.15 名言
-
終戦記念日の今日。
Facebookで、昔の教え子が良いことを書いていた。
「平和に働けることに感謝し、死ぬ気で働きましょう!」とね。
感動したので、パクらせてもらった。
平和を当たり前のように思ってはいけない。
戦争を知らない世代の私だが、戦争が無意味であることは分かる。
あの愚は絶対に繰り返してはならない。
私にできることは・・・。
今を精一杯生きることだけだ。
- 17.8.16 15時間
-
15時間。正確に言えば15時間30分。
昨日の私の事務所にいた時間だ。
8:00前に出勤。事務所を出たのは23:30。
しかも、その間一歩も外に出ずだった。
流石に22時を回るころになると、目がチカチカし出した。
思考は停止し、単純作業ですら、ミスの連発。もうあかんと帰宅の途についた。
自分一人で何もかもするのは、そろそろ限界かな。
けど、信頼できる奴なんておらんしな。
騙されて嫌な気分になるくらいなら、しんどい方がマシや。
まあ、こんな日もあと1日。
夏もそろそろ終わりや。
気合い入れて、もう一踏ん張りしよか。
- 17.8.17 嗜好
体調のせいもあるのだろうか、少し嗜好が変わってきた。
例えばコーヒー。
以前は甘い方が好きだった。それこそ、これはココアか?っていうくらいのね。
ところが、最近は甘さが口に残るのが気持ち悪く、ブラックで飲むこともしばしば。
私も少しは大人になったのかな?
- 17.8.18 びしょ濡れ
-
お盆集中特訓も昨日で終わり。
今日はオフにしても良かったのだが、リクエストもあって自習室を開放することに。
ただ、少しオープンを遅らせてもらった。
9:00オープンなら8:00入り。7:00には家を出なくてはいけない。
少しでもたくさん眠りたいとセコいことを考え、10:00オープンにさせてもらったのだが・・・。
それが裏目に出てしまった。
家を出る直前、空は真っ暗に。いきなり降り出した。
スマホには奈良に集中豪雨のおそれありと警告が届いていた。
まあ、一時のことだろう。駅まで5分だし、大丈夫さ。と、出発したのだが。
ヒドい降りだった。あっという間にズボンはびしょ濡れ。
それだけなら大したことはなかったのだが、途中で道が通れなくなっていた。
雨水があふれ、道路の上を流れている。
引き返そうかとも思ったが、駅はすぐそば。普段ならあと1分もあれば着く。
前を歩いている人は、躊躇うこともなく水たまりの中を突き進んでいる。
靴は完全に水没しているが、お構いなしだ。
私も真似をしてみた。
踝まで水に浸かる。ズボンの裾を持ち上げるのも馬鹿馬鹿しくて、そのまま進んだ。
ひどい水たまりは2箇所だけだったが、直ぐさま後悔した。
靴の中までグッショリ。足もとがやたらと重い。
あまりに気持ち悪いので、駅で靴を脱いで靴下を搾ったら、濡れ雑巾を搾るみたいに水が出た。
けど、大阪は晴れていた。
もう少し早く出ておけばこんな目には遭わなかったのに。
後悔しても遅いが、楽を考えると碌な事はないという、教訓の見本のような出来事だった。
現在、裸足でこれを書いている。ケロケロけろっぴのスリッパを履いてね。
幸い、外出する予定はないから何とかなるだろう。
本音を言うと、ズボンも脱ぎたいところだけど、不意の来客もあるかも知れぬので、ここは我慢。
夕方には靴が乾いているといいな。
- 17.8.19 若さ
-
お盆も終わり、低学年の生徒達が戻ってきた。
1〜3年生ばかりだと、流石に賑やかだ。
時々思う。どうして彼らはこれほどにまで元気なのだろうかと。
まるでエネルギーの塊だ。
中途半端に受け止めると、こちらが火傷をしてしまう。それ程熱い。
これが若さというものなのか。
正直羨ましい。
パワーの衰えを感じている私だが、まだまだ老け込むわけにはいかない。
カッパちゃん。ふぁいと〜!お〜!
- 17.8.20 プー
-
一時のブームは去ったが、根強い人気の『うんこドリル』。
暇さえあれば見ようとする生徒が、今でも後を絶たない。(全巻揃えてある塾も変だと思うけどね)
昨日の授業で、何故か「うんこを英語で言うと?」という話題になった。
正直言って、私は知らなかった。
調べてみると、いろいろな表現があるようだ。そりゃ日本語でもいろいろあるものね。
中の一つに、Pooh(Poo)と言うのがあった。(幼児語らしいが)
え?Poohって、くまのプーさんのPoohじゃないか。
メインキャラクターに何という恐ろしい名前をつけているのか。
知らずに嬉しそうに「プーさん。プーさん」と叫んでいる子ども達(私もだが)が、滑稽にそして少し気の毒に思えてきた。
そう言えば、無職だった時代に
「パパはプー!パパはプー!」と口ずさんでいたら、ハニーに睨まれたことがあったっけ。
- 17.8.21 畳
-
畳替えの料金っていくらくらいなのだろう。
誰かご存知ありませんか?
母が実家の畳替えをしたいと言いだした。
既に業者には依頼しているようだ。
少し気になることがあったので、「見積もり見ても、すぐに返事したらあかんよ」と伝えておいた。
その見積もりが昨日上がってきた。
驚いた。とんでもない数字が並んでいた。
「1枚2万円のところ安くしてもらって1万6500円なのよ」
と、母は喜んでいたが・・・。
あかん。完全にボラれとる。
年寄りを騙すような商売しやがって!
怒りがふつふつとこみ上げてきた。
さて、どないしてくれようか。
- 17.8.22 最悪
-
只今、最低最悪の気分。
申し訳ありませんが、日記などをのんびり書いていられる状態ではありませんので、今日は失礼いたしま酒。
- 17.8.23 災園
-
ハニーが最近始めた、家庭菜園。
トマトやキュウリが実り、喜んでいたのだが・・・。
何がいけなかったのか、ハニーの手がかぶれてしまった。
農薬など一切使っていないのに、どうしてだろう。
たいそう痒がっていて、見ているのも辛い。
欲張ったことは考えていないのに、ささやかな幸せも得られないのか。
切ないな。
- 17.8.24 ラッキー
-
授業終了後、畳屋に駆けつけた。
とにかく、素人の私。現場の人の意見が聞きたかったのだ。
取りあえず、近所のぼったくり業者(リフォーム屋)には断りを入れたが、代わりの心当たりがあったわけではない。
保護者の方も心配下さり、「知り合いの業者を紹介しましょうか」とまで言って下さった。
ハニーに母を連れてきてもらい、何とか就業時間内に話を聞くことができた。
全く知らない世界だっただけに、興味津々。
けど、今は私の好奇心を満たすより、先決すべき問題がある。
応対して下さった方も言っていた。
「この業界。基準価格があるわけではないのです。例えば、A店で1枚8000円と言われたものがB店で10000円だと言われても、どちらが正しいとは言えないのです」
成程ね。結局、購入する方の判断に任せるということなのかな。(それとも、仲間内のルールなのか?)
けど、明らかに品は上だし、価格も安い。ここはこの人の言を信じるとしよう。
人をあっっさり信じる事に関しては人後に落ちない母は、もうすっかりその気だったし。
しかし、取りあえず返事は保留し、店を後にした。
帰り道、電器屋に寄った。
実は、母はそのリフォーム屋に電灯の替えも依頼していたのだ。
品番をネットで調べると、既に製造中止。流通すらしていない数年前の品物を押しつけられていた。
価格もけして安くはない。私の不信感は的中していた。
ところが、偶々入ったそのお店。初めは、母の好みを聞くだけと思っていたのだが、何と店じまいのセール中。
こりゃ、ラッキーかも。
そこそこ新しい程度の良い品を見つけることができた。展示品処分だったのは残念だが、それでも安い。(帰宅後、ネットで検索したが、本当に安かった。そりゃ、展示品だものね)
母も納得してくれたので、即、購入。
数日かかるかと思っていた用事が、数時間で片付いてしまった。
ありがたい。今の私が一番欲しいのは時間だしね。
ラッキーを祝って、ハニーと乾杯したのは言うまでもないで酒が。
- 17.8.25 秋
-
思いもかけず、早く用事が片付き、早く寝ることもできた。
しかし、その反動はきつい。
最初に目が覚めたのは1:00過ぎだった。
流石に寝直したが、3:00過ぎに再び目が覚めた。
仕方が無いと、本など読みながら朝を待つ。
けど、早起きすると良いこともある。
意外や意外。外では虫が鳴いていた。(私は虫の息だけど)
ああ、もう秋なのね。
- 17.8.26 勘違い
-
やった〜!この夏の理科の教材作成。すべて完了!
と、喜んだのは数日前のこと。
けど、未だ1本残っていた。
いやいや、それどころか、テストが丸々手つかずだった。
教材を作り替えたのだから、テストも新しいものが要る。
当然だわね。
が〜ん!私の夏はまだまだ終わらない。
- 17.8.27 作業と思考
-
作業はできても考えることができない子がいる。
何てことを言うと、俄には信じてもらえないだろうが、事実だ。
自分では考えず、答えを待つ。出てきた答えは写すだけ。
真似はできても、応用は効かない。
当然だ。頭を使っていないから、何も残らないのだ。
教えたことがどうして伝わらないのだろう。
授業で完全に理解させたと思っていたことが、何も残っていない。
長年の疑問だったが、ようやくその謎が解けた。
手先を動かしているだけだったのだ。
頭の中を通っていないから、復習もできない。
これでは定着するはずもない。
すべては受け取る側の姿勢の問題。
理解しようとして授業に臨んでいるか、それともただ聞いているだけなのか。
本人の意識が変わらなければ、こちらは正直、手の施しようがない。
この現象は以前は低学年に多かったが、最近では高学年になっても見られる。
そして、一向に改善されない者もいる。
う〜ん。こまった。一体どうすれば良いのだ。
- 17.8.28 学力?
-
講習会もほぼ終了。
午前の授業は昨日で終わり、今日からはゆっくり目の出勤(と言っても午前出社は変わらないが)だ。
嬉しいことに帰りも早い。
久々に、リアルタイムでテレビを見ることができた。
『高校生学力王』なる番組を見た。『Qさま』の特番らしい。(と言っても『Qさま』もよう知らけどね)
有名な学校の生徒達がたくさん出場していた。みな、すごい!
結果は、大阪の私立学校の生徒が優勝。それはそれで大変喜ばしいのだが・・・。
番組のタイトルに異を唱えたい。
学力王?
違うだろう。学力ではないだろう。あれは知識だ。
知識の豊富さを貶すつもりはない。
知識を身につけるには努力が必要だ。すべてのことを関連づけて覚えようと努めなければ、知識なんて身につかないから。
けど、それでも私は思う。
知識と学力は違う。
学力とは、物を考える力。学ぶ力ではない。
一方、知識は、物を覚える力。
自分で善悪、正邪を判断し、己の進む道を決めるために必要な力はどちらなのか。言うまでもないだろう。
私は、生徒達に学力をつけたい。
その為に、正解よりも正解に至るまでの過程を重視しているし、復習を徹底させている。
なのに、勉強を覚えるものと勘違いしている生徒達の多いこと。
嘆かわしい限りだ。
- 17.8.29 自己採点
-
6年生に聞いてみた。
「今年の夏、君は自分に何点つけられる?」
60点が最低で最高は75点だった。
もう少し高い評価でも良いような気もしたが、まあ遠慮もあるのだろう。
え、私?
そうだね。
昨年は30点だったけど、今年は精一杯を尽くせたと思う。
やる気の見られない生徒を改心させられなかった点=マイナス10点。
スタッフの失態・不備=マイナス10点。
甘いと言われそうだが、80点を上げようか。
さて、今宵は大家さんとデート。本日になって急遽決まった。
80歳の老爺と飲むのに、デートでもないのだが、心が弾むのは慥か。
では、行って参る。
- 17.8.30 オフ!!!
-
いつもより「!」が多いのに気がつかれただろうか。
そう!今日はこの夏唯一、最初で最後の完全オフ日だ。
私不在の事務所に不安は残るが、スタッフには20本以上釘を刺しておいてから大丈夫だと思いたい。
さて、何処に行こうか。
涼しいところが良いな。
オフにしようと決めたのが2日前だったから、あれこれ考えてみたが、あまり良い案はうかばなかった。
取りあえず、近場で行ったことがなくて、涼しいだろうと思われる場所を思いついた。
すっかり寝ぼうして、出発が遅くなったが、いざ出発。
天気も良さそうだし、嬉しいな!
- 17.8.31 竹田城
-
オフシーズンなれど、私が今回のお出かけに選んだのは、「天空の城」竹田城だった。
雲海が見られることで有名なこのお城。しかし、雲海を見ることができるのは9月中旬以降。しかも、気象条件次第な上、時刻も早朝なのだ。
あわよくばと奇跡を期待したが、そもそも出発が遅れた段階で権利放棄だわね。
奈良からならば車で2時間強。
久し振りの運転は嬉しい反面、緊張もする。
しかし、睡眠を十分取ったおかげで絶好調。ノンストレスで、目的地到着することができた。
涼しい。気温は21度と表示されていた。
自家用車ではお城までは行けない。途中でバスに乗り換えるのだが、ラッキーにも発車寸前のバスに乗りこめた。
ただ、バスを下りてからは少し歩く。2km弱。10分強の道のりか。
真夏にこれだけ歩けば、平地なら汗だくになるところだが、気温が低い上に、気持ちよい風が吹き渡り、さほど苦ではなかった。
入場料も安い。500円。駐車代も要らないし、何と安上がりなレジャーだろう。
しかし、ここで欲を出したのがいけなかった。
JAFの特典で、ある写真を提示すればハンドタオルが貰えるらしい。
ハニーはすでにそのアプリをインストールしていたからすぐにゲットできたが、私は登録から始めなければならない。
受付の人の対応も様々だ。
「いいよ!いいよ!ほれ!」と渡してくれようとする人もいたが、一瞬真顔に戻り、目配せをする。
「ごめんね。この人(と他の係員を見て)厳しいねん」と小声で囁く。
「大丈夫。必ずゲットいたしま酒」と、インストールに挑むカッパちゃん。
しかし、スマホのパケット通信量がすでにMAXに達していた私(エントリータイプのプラン故1GBしかないのだ)。
ダウンロード一つにやたらと時間がかかる。
数十分試みたが、断念。「帰りにまた来ます」と言い残し、お城を目指して歩き始めた。
景色は良かった。
流石に高台なだけはある。
けど、正直。はっきり言って、それだけなのね。
歩いてかく汗は心地よい。日頃の運動不足が解消されるとは思わないが、何やかやと結構歩いた。
ボランティアのガイドさん?も素敵な人で、丁寧に説明をして下さった上に、写真まで撮って下さった。
ハニーとのツーショット写真なんて滅多なことでは手に入らない。
しかし、天空の城と言うほどではないような・・・。雲海があってこその値打ちなのだろう。
まあ、オフシーズンに来て、我が儘を言ってはいけないわね。
上りと下りではコースが違う。
悪戦苦闘の末、アプリをゲットした私。タオル欲しさに、再び入り口まで上ったが、今度は汗だくになった。
写真はそのタオル。どうで酒?素敵でしょ。
え?変なポーズ(股間に手を当て、意味不明)で寝そべっているナイスミドルは誰で酒かって?
ふふふ。秘密で酒。