カッパの日記 

2010年2月

10.2.1 宴

 昨日のプチ同窓会。総勢25名が集まった。
 今度こそスタートから参加しようと思っていたが、道に迷っている間にまたもや出遅れてしまった。
 私が到着したときには、オッサン達は風呂上がりで浴衣に着替え、既に呑み始めていた。
 1人だけスーツ姿の呑ちゃん。違和感バリバリ。
 落ち着いて呑んでなんかいられない。あちこちのテーブルを移動し、手みやげに持参した酒(吉乃川の唱和蔵)をついで回った。(U様有難うございま酒!大変好評でございました)
 昨夜のメイン料理は何とふぐ!酔っぱらいのオッサン達には勿体ない限りだったが、鍋奉行の作る鍋は確かに美味かったぞ。
 それにしても、よく笑った。笑いすぎて腹が痛くなった。腹の皮がねじれるとはまさにこのことか。
 しかし、やっぱり男子校で酒ね。話の内容がお下劣きわまりない。到底ここでは再現できそうもないことばかり。
 呑んで笑ってまた呑んで。宴が終わり、床に就いたのは3:00近かったろうか。目が覚めたら殆どの者は既に出勤していた。偉いな〜。
 NYに向かった者までいるというのに、私は朝食を頂いた後もう一度惰眠を貪った。宿にはもう1人残っていたが、弁護士の彼はお仕事をしていたらしい。ああ、この違いが現在の身分の違いなのね。
 次回は7月4日に決定。再会が待ち遠しい。

10.2.2 『重力ピエロ』

 伊坂幸太郎の小説。映画化もされていたようだ。今さらという気がしないでもなかったが、読んでみた。
 彼の文章は読みやすい。いつも駄文を書き連ねている私が彼を評するなんて、おこがましすぎるが、たしかに上手いと思う。
 テンポが良く、どんどんひきこまれていく。
 この話も面白かった。しかし、絵が浮かびすぎてストーリーの展開が見えてしまった。
 予想通りの結末には、ちょっと嬉しい反面、がっかりしたのも確か。
 だからといって、この作品をけなしたり、批判したりするつもりはない。
 でも、映画はきっと観ないだろうな〜。

10.2.3 時計

 「新しい時計が欲しい」と次男。
 そりゃそうだ。中学校に入学した頃から使っている。
 いつ買いに行こう?なんて思っているうちに、今度は
 「時計が動かなくなった」と長男。
 動くときもあるらしいのだが、大学入試を控えた彼。試験中に誤作動でもされたらえらいこっちゃ!早く何とかしなくては。

 時計に関しては特別な思い入れがある私。本当ならば、仲よくお出掛けして買いたいところだが、今回そんな時間はない。
 ネットで調べて購入することにした。
 いろいろある。正直びっくり!高いものから安いものまで。怪しいものまであった。
 希望の品が決まったあと、長男と「こんなんもあるで〜」と眺めていたのだが・・・。
 一つ、私でも欲しいと思う物があった。(断っておくが私は時計マニアではない)
 「これいいやん?」
 「でも高いで!」
 「オオッ!そうやな。えっ28万?」
 「それはちゃうんとちゃう?」
 「何言うてんねん?これはプレゼントできへん。自分で稼いで買い!」
 「いや。ほら、一桁違うのちゃう?」
 「な?な?何〜!」
 ほんと、びっくりで酒わ!
 その時計の消費税だけで、今回の2人分でもお釣りがきま酒!!
 恐るべし!グランドセイコー

10.2.4 節分

 今年の恵方は西南西。
 チラシを見ながら、ハニーが言う。
 「流石に高いわ〜!」
 太巻き1本で1000円近くもするらしい。
 「どないするん?それでも買うの?」
 「ううん。今年は作る。だって、子供達は1人最低3本は食べるやろうから、まともに買ってたら・・・ヒエ〜!」

 今朝、出かける前の会話だ。
 しかし、今夜は先約?があった。
 バイトのH君。目出度いことに立春が誕生日らしい。
 その日のレギュラーが無理になったのでピンチを頼んだところ、
 「お祝いして下さいよ!」ということでOKが出た。

 目一杯急いで帰宅すると、太巻きが待っていた。
 そんなに飲み食いした訳でもない(生一杯。ワイン2杯に日本酒2杯)が、しばし逡巡。
 それでも気が付くと、しっかり無言で西南西を見つめていた私。
 (結局食うたんかい?!はい。2本もいただきま酒た)
 う〜ん、デリシャス!本当に美味だった!
 流石に、豆50粒は翌朝に回させて頂いたのだが・・・。
 それにしても、家中を走りまわって豆まきしていた、息子達が幼かった頃が懐かしい。

10.2.5 寝るな〜!

 今週から低学年も新学年スタート。なかなか良い感じだ。
 今年から時間割を一部変更した。私自身まだ新しい時間割に慣れていないところがあるのだから、生徒達はなおさらだろう。
 今日は新4年生(学校ではまだ3年生)。
 5:00〜7:00の授業はまあ大丈夫。問題はその後。7:30〜9:30の授業。
 3年生なら、おそらくこんな時間まで勉強することはなかったはず。早けりゃ9:00には就寝していた子がいるかも知れない。
 未体験ゾーンに突入した頃から、視線が泳ぎ出す者が現れる。
 こちらも、笑いをとったり、緊張させたりと、懸命に集中力をつながせようと試みたが、終了間際はお手上げ状態に近かった。
 「眠ったらチュウするよ!」と言ってあるので、流石に眠る子はいなかったが、きっと脳みそは半分も働いていなかっただろう。
 まあ、最初は仕方ない。でも、私にキスされる前に、早く慣れるんだぞ。

10.2.6 大きければよいのか

 本屋がどんどん減っているらしい。10年間で書店数が3割も減少と新聞記事にあった。
 驚くとともに、なるほどなとも思う。
 大抵の本ならネットで注文できる。買いたい本が決まっているならば、ネットのほうが便利だ。割引きが効く場合もあるし。
 しかし、参考書などを選ぶ場合は、やはり現物を見比べたい。
 ところが、近所の本屋だと、わざわざ出かけても見つからないことが多く、足は自然と大型書店へと向かう。
 品揃えを良くしようと思えば、在庫を抱えることになる。倉庫代だけでも大変だ。売れ残った分は返品できない物もあると聞く。
 このような状況では、よほど特化した書店でなければ、生き残るのは確かに難しいと思う。
 私自身、最近は大きな書店ばかり行くようになってしまった。
 それでも、思うのだ。町の本屋さんの良さを忘れてはいけないと。
 注文しておいた本をニッコリ笑って渡してくれる店主(たいていお年寄りだった)。立ち読みを咎められることもないのだが、いつも何も買わずにいるも気後れしてたまに買ったりする。
 高校時代は、店内にぶら下がっていた桃井かおりさんのパネルに一目惚れ。どうしても欲しいからと言い、掲示期間が終わったら連絡してもらい、担いで帰ったのも懐かしい。(桃井様はまだ実家で微笑んでいらっしゃいま酒)
 そんな温かさが町の本屋さんにはあった。
 何でもかんでも巨大化すればいいってもんじゃない。戦隊ものじゃあるまいし。
 私の業界も然り。え?それってただの僻みだろってかい?

10.2.7 フワフワ

 生徒達ががんばっているというのに、何と言うことだ。
 今日は一日、体がフワフワしていた。寝不足もあるのだろうが、最近呑みすぎているのが原因だろう。
 新年会・謝恩会・同窓会と続き、十分回復しないうちに卒業生の誕生祝い、昨夜はまた別の卒業生と呑みに出かけた。
 もう呑むなと体が教えてくれているのだろう。昨夜はビールが逆流してしまった。
 私ももうそんなに若くない。同級生の中には化け物みたいに酒が強い奴がいる。環状線の一駅毎に降りて、そこで一杯呑んでから次の駅に向かい、一日で環状線を半周するという何とも愉快なかつ馬鹿馬鹿しい企みを実行した強者もいるのだが、私には到底真似できそうもない。
 今週もイベントが多いのだが、少し自重しようか。
 すっかり弱気な呑ちゃんで酒た。

10.2.8 移行

 胃痛は依然として治まらず。なのに朝からカレーを3杯も(しかも辛口)。完璧なドMで酒な。

 今日はパジャマの日!一日中PCと格闘していた。いや、まだ闘いは終わっていない。
 昨年早々に購入したノートパソコン。ネットが繋がらないため本格的な使用は控えていたが、ようやく、その心配もなくなった
 現在使用中のPCも、そろそろ限界が近そう?なので、完全移行を目論んだ。
 先ずは、ワープロソフトとoffice。簡単にインストールできた。(当たり前?)
 問題はメールとデータ移行だ。
 データはこまめに移していたから問題なかったが、メールがやたらとややこしい。
 そもそも、windowメールの使い勝手が悪い(特にアドレス帳)から、メールソフトを乗り換えようと思い、一太郎まで購入したのだ。
 けど、あかん。上手くできへん。
 とりあえず送受信までは大丈夫。(これまた当たり前?)
 あとは、アドレス帳と過去のメールのバックUPなのだが・・・。
 まあ、ボチボチやるべ(^_-)
 今月中が目処だな!

 それでも収穫もあった。
 整理をしていると、過去の写真が出てくるわ!出てくるわ!
 おかげで?昨年の夏以来会っていない友人にメールを送ることができた。

 ところで、天気予報では明日雨。何とかならんのかいな。
 折角の長男の卒業式!
 晴れて欲しいな〜!

10.2.9 感動

 心配していた天気も、少し雨が降っただけで、見事に晴れ。汗ばむほどの陽気で、まさに春爛漫?門出を祝うにふさわしい一日となった。

 素晴らしい卒業式だった。
 卒業生代表のあいさつ。私は今だかつてこれほど感動した答辞を聞いたことはない。
 仲間を思う気持ち、恩師を敬う気持ち、自分が生きている事への感謝の気持ち。一言一言全てに心がこもっていた。涙が止まらなかったが、息子の方を見ると、彼もボロボロに泣いていた。
 卒業生全員が歌った「仰げば尊し」。感動的だった。
 最後のフレーズ「いざ〜♪さら〜ば〜♪」には万感の思いが込められているように感じた。
 今思い出して、また涙が溢れてきた。


 息子よ。卒業おめでとう。
 貴方の灘校での学生生活は終わりました。
 素晴らしい友と出会い、そして一緒に過ごした6年間。
 泣いたことも、悩み苦しんでいたこともありましたね。それでも貴方は仲間を大切にしてきました。だから、最後は笑い合えたんだよね。みんな最高の友だちでしたね。
 彼らとも今日でお別れ。さびしくなりますね。
 みんな別々の人生を歩むことになるわけだけど、彼らとの絆は永遠だよ。これからも大切にしていこうね。(俺が言うまでもないか)
 息子よ。本当によくがんばりましたね。
 片道1時間半の通学は決して楽ではなかったはず。
 けど、クラブ活動。生徒会活動やクラス運営。もちろん勉学も。いつも精一杯努力してきたね。
 そんな貴方を息子に持てたことを、私は誇りに思います。
 これからの人生も、正々堂々力強く歩み続けて下さい。

10.2.10 遠近両用

 コンタクトの度が合わなくなってしまったようだ。
 先ず、遠方が見えにくい。
 いや、遠方どころか10m先の人の顔も識別できないような状態が続いていた。このままでは、千載一遇のチャンスを逃しかねない。車を運転するときも、結構スリリングだ。家の中でも困ることが多い。ハニーを見まちがえることはないが、テレビの画面が見えない。断っておくが、わが家は決して広いわけではない。
 また、最近小さな字が見えにくくもなってきた。
 自分のプリントの数字が読めない。携帯の文字サイズは最大だし、パソコンの画面の文字も大きめに設定してある。
 と言うわけで、今日眼科に行ってきた。
 症状を告げると、当惑気味に言われた。
 「遠近両用になさいますか?」
 ついに来た!情けないけど仕方ない。
 「はい。お願いしま酒」
 「けど・・・」と続けられた。
 近くも遠くもはっきり見えるようなレンズはないそうなのだ。
 遠方をよく見えるようにすれば手元の文字は見えにくくなり、小さな文字を見やすくしようとすれば遠くはぼやけるらしい。
 解決策も一応あるらしい。
 遠方を重視するならば、字を読むときにはコンタクトの上からさらに老眼用のメガネをかければよく、手元を明るくしたいのならば、車の運転の際は別にメガネを使用すればよい、のだそうだ。
 しかし、そもそもメガネが面倒でコンタクトにしたのに、それじゃ納得できない。
 さて、どちらを優先すればよいのだろうか。
 とりあえず、現在はお試し期間中。遠方重視で設定したもらった。
 おかげで、今までとは視界が違う。おそらくこのまま使用することになるだろう。
 けど、慣れるまでは少し時間がかかりそうだ。頭も少し痛いし。
 失って初めて分かる健康の大切さ。と言えば、大げさかも知れないが、子どものころの視力が懐かしい。

10.2.11 ピンぼけ

 卒業式の写真。感動の余韻が覚めないうちに、整理しようとしたのだが・・。
 いきなり、すっかり冷めてしまった。
 興醒めも良いところ。まともな写真がほとんどない。みんなピンぼけ。
 確かに、場内はうす暗かったし、私の場所からフラッシュは届かない。
 けれど、手ぶれを防ぐためにと一脚まで使ったというのに、何ということだ。
 涙でよく見えなかったのか?手が震えていたのか?
 望遠レンズがいけなかったのか?F値の悪い安物だったし。
 それとも、連写モードなんかにするんじゃなかったかな?
 自分の腕の未熟さを棚に上げ、カメラのせいにしている、情けない呑ちゃん(八つ当たりバージョン)で酒た。  

10.2.12 穏

 妙だ。最近の私は穏やかだ。
 生徒達が一生懸命なこともあるだろう。みんなよく頑張っている。
 と言っても、全員がではない。以前の私なら激怒していたようなケースもままある。
 なのに、優しいのだ。
 つい、「まあ、いいか!」と思ってしまう。もちろん注意はするのだが・・・。
 これは良いことなのだろうか、いけないことなのだろうか。
 厳しすぎたり、優しすぎたりと、どちらかに偏るのが良くないことは明らかだ。
 大切なのは、注意を受けたその生徒がどう変わっていくかであり、その場の反応ではない。
 なので、これからの様子を見ないことには即断できないが、今の私の状態。決して悪くないように思う。
 どうしてこうなったのか、原因が思い当たらないのが自分でも不気味ではあるが・・・。
 まあ、今年の目標をとりあえず実行できているということで、良しとしようか。

10.2.13 上京

 長男とデートで酒。
 明日、午前の授業が終わり次第、新幹線で東京へ。
 久しぶりの都会を味わってこようかと思いま酒。
 ただ、こちらを2日間留守にするので、現在その分の仕事に追われています。
 あ〜、忙しい。でも何とか間に合わせなくては・・・。
 ということで、短いで酒が、今日はこの辺で。

10.2.14 バレンタインデー

 「いいんだ。いいんだ。どうせボクなんて・・・」
 「わ〜!ボクにもく〜れる〜!!」
 このCMを覚えていらっしゃる方がいたら、完璧に私と同年代。
 確かチロルチョコレートのCMだったと思うが、セリフだけは印象に残っているが画面などは思い出せない。
 いつからこんな風習に踊らされるようになったのか?
 面白いシステム?だとも思うが、義理と欺瞞が蔓延しすぎて少々白けてしまう。
 「何、オッサンくさいこと言ってんねん!」と叱られそうで酒ね。
 純粋に心ときめかせていた少年時代が、ああ!懐かしい。

 いえ、けっして批判しているわけじゃないので酒よ。
 今年もたくさんの愛!有難うございま酒た(^o^)
 お礼は紙面を借りて・・・!って。ダメ?  

10.2.15 東京

 東京に行って来た。
 長男の受験対策をとある有名な方にお願いしたところ、快くお引き受け下さったので、厚かましくも上京したのだ。
2/14
 13:00 午前の授業を終え、大急ぎで新大阪に。何とか予定の新幹線に間に合う。
 15:30 品川着。息子と先生を引き合わせる。数日間の授業の打ちあわせ。
 17:00 ホテルにチェックイン。部屋が意外に広いのにびっくり。
 17:30 後輩と会う。そのまま宴会に突入。店の名前がスゴイ!鰓呼吸(えらこきゅう)ってどんなんよ。
    息子だけ部屋に帰し、次の店へ。先生もお呼びして、大いに盛り上がる。
 23:?? 例の如く記憶をなくし、気が付いたら、ホテルの大浴場で「熱〜!」とうなっていた。
2/15
 10:30 ホテルを移動。連泊が不可能だったのだ。今度の宿には、ましな朝食を期待したい。
 11:30 教え子とランチ。3月からHOPESメンバーに加わるS君も一緒。
    怪しげな店に連れて行かれるが、味はまともだった。
 14:00 下北沢にてお部屋探し?
 15:40 品川出発。帰りの新幹線は寂しかった。疲れと寝不足がたたったのか、缶ビール一本で早くも酔いが回る。
 19:00 無事帰宅。マフラーを忘れた事に京都で気が付き、いささか慌てた。

 一応、今回の上京の目的は全て果たせた。会うべき人にはみな会えたし、不動産屋にも行った。
 しかし、家賃が高いのには驚いた。6〜7万だと悲しくなるような物件しかない。こんな所に息子が住むことになるのかと思うと、可哀想になってきた。
 まあ、あくまでも合格できたらの話だ。そもそも、まだ試験すら受けていないのだから。
 ところで、不動産屋の兄ちゃんが冷たく感じたのは、言葉のせいだけだろうか?

10.2.16 魔女の誘い

 突如現れた美女2人。よ〜く見ると、卒業生の保護者だった。
 お子様達は卒業して久しいというのに、今でもよく訪ねて下さる。有難いことだ。
 本来、保護者と先生。この関係はある程度距離をおかなければならぬもの。いやもっと厳格に言えば、神聖視すべきなのは分かっている。
 しかし、年が近いこともあり、また気さくな方が多いので、ついつい気を許してしまい、今ではすっかりお友だちみたいになっている。
 さて、今回のご訪問の目的は・・・。
 一瞬、愛の告白かと身構えたが、そうではなかった(ホッ!それとも残念?!)。
 彼女たちは、年に何度かお集まりのようなのだが、その席にご招待下さったのだ。
 名付けて『魔女の会』。
 昨年は花見も兼ねて、盛大?に行った。
 今年もおそらく、春期講習中のいつかになるのだろう。時間割の調整は実際大変だが、何とかしましょう。(好物のシュークリームも頂いたことだし)任せなさい!
 今から楽しみだ。  

10.2.17 新幹線

 「これからは東京に行くことが多くなるかも」と思い、新幹線の回数券を購入した。
 実は、エクスプレスカードなるものを申し込んでいたのだが、今回の上京には間に合わなかった。
 エクスプレスカード。以前、由紀恵様がCMをしていた(今は長澤まさみ。悪くはないんだけどね〜)頃、無性に欲しくなり(←バカ)申し込もうかと思ったが、年会費もかかるし、そもそも上京するのは年に1回あるかないか(算数オリンピックの決勝に塾生が進出しなければまず行かない)、かえって高くつきそうだったので、見送った。
 そのカードが先日届いた。クレジット機能がついているカードは、正直嫌なのだ。既に何枚もあるし、そんなに使用していない上に、紛失とかしたら大事だ。まあこのカードは、性質上仕方ないのだろうけど。
 散々文句をつけておきながら、こんなことを言うのも変だが、新しい物を持つのは嬉しい。ついつい自慢したくなる。(とことん下らない男で酒ね)
 しかし、やっぱりよく分からない。本当にこのカード、お得なのだろうか?
 由紀恵様は「お得!」と書かれた大きなカバンを持っていらしたが、機会があったら訊いてみたい。(え?あり得ないって?!まあ、夢ということで・・・)  

10.2.18 オリンピック

 マスコミでは連日報道され、結構盛り上がっているようだが、私には馴染みのない競技ばかりで、今一つピンと来ない。
 そもそも、運動音痴の私。
 まず、スキーは殆どできない。(中学時代に学校から連れて行ってもらったのと、先輩と行ったきり。しかも、ろくに滑らず麻雀ばかりしていた)
 スケートだってリンクに立つのがやっと。いや今じゃもう無理だろう。
 そんな私が、彼らのレベルに口を挟めるはずもなく、ただただ「すげ〜!すげ〜!」と感嘆するばかり。
 しかし、あえて言わせてもらいたい。
 「メダルを獲ったらスゴイのかい?」(もちろんそうだろう)
 「じゃあ、メダルが取れなかったらダメなのかい?」
 舞台が国際試合(例えばオリンピック)になると、とたんにマスコミや、いや日本中が「日本が・・・日の丸が・・・」と騒ぎ立てるが、あんたら彼らの何を知ってるというのだ。
 普段の彼らの努力や苦労なんて全く知らんじゃろ。なのに結果ばかりで評価して、恥ずかしくないのか。
 結果至上主義にはもううんざりだ!
 あれ?以前にも似たようなこと言ってなかったっけ?

10.2.19 ドライブ

 母とドライブ。楽しいな〜!
 そんな気楽な旅ではないのだが、久しぶりに母を乗せて車を走らせた。

 先月辺りから、謎の疼痛に悩まされていた母。数年前に病院で診てもらったときには「原因不明」で終わった。
 痛みは数時間に及ぶこともあるらしく、それでも本人は「大丈夫!大丈夫!」とくり返すばかり。
 「ちゃんと検査してもらおうよ」と姉と再三勧めたところ、ようやくその気になってくれたのだ。

 義兄の勤める病院までは1時間程で行ける。車中の話題はもっぱら孫達のこと。
 初めは愛想良く相槌を打っていた私だが、次第に煩わしくなり(自分でも良くないと思っているのだが、いつもこうなる)、ラジオをつけた。オリンピックの実況をやっていたが、フィギアスケートをラジオで聞いてもさっぱり分からん。
 結局、日本人の競技が始まる前に病院到着。
 この病院は、長い間父が入院していて、そして最期に息を引き取った場所。病室に上がるエレベーターを見るたびに胸が痛くなる。

 ここで姉とバトンタッチの予定だったが、姉には会えなかった。母を1人残して私は仕事場へ。
 急ぎの仕事もなかったし、こんな日記書いているくらいなら、もっと母のそばにいてあげたら良かった。親不孝者の呑ちゃんで酒。

10.2.20 一旦帰宅

 長男が東京から帰ってきた。(マサル様。本当にお世話になりました。有難うございま酒!)
 無事らしい。
 と言うのもまだ会っていないのだ。声は元気そうだったが・・・。
 早く帰って顔を見たいのだが、まだ帰れない。
 急ぎの仕事はないので、いつでも切り上げられるのだが、宿題をやっていない生徒に付き合わなければならないのだ。
 何でやねん。「あ?忘れてた!」だと!馬鹿馬鹿しい。正直嫌になる。

 それにしても、数日間会わなかっただけで、こんなに恋しくなるとは。
 今までも1月以上会えなかったこともあるのに、どうしたのだろう。今回はおかしい。
 これで彼が一人暮らしでも始めたら、一体どうなることやら。
 早く親バカから脱却しなければならないのは分かっているのだが・・・。  

10.2.21 湯

 ざっぱ〜ん!湯船に身を沈めるとあふれ出すお湯。
 エコの時代に何をする!と言われそうだが、私はこの瞬間が大好きだ。
 確かに勿体ない気もする。しかし、(自分と入れかわりに)湯があふれると自らの存在が確認できたようで嬉しくなる。
 わが家の浴槽はけっして広くない。足を延ばして入るなんてとんでもない話だ。
 それでも、子どもたちが小さい頃は一緒に入り、キャッキャと喜んでいたものだ。まあ、狭いことは狭かったが。
 (だから?)時間があればよくスーパー銭湯に出かけたものだが、最近は行かなくなって久しい。当時が懐かしい。
 あ〜!久しぶりに温泉にでも浸かってゆっくりしたいな〜!!  

10.2.22 壮行会(今回も親バカ日記。ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!)

 いよいよ本番。明日、長男は再び上京する。
 心配すればきりがない。
 一番の気がかりは体調面だったが、何とか保ったようだ。
 今日は壮行会を兼ねて、家族で食事。私のリクエストで餃子パーティーとなった。
 何でやねーん!って?。私が風邪気味だったから、鍋は止めたのじゃ。感染っていなければよいのだが・・・。
 メンタル面の不安がないと言えば嘘になるが、おそらく大丈夫だろう。
 いつまでも子どもじゃない。この6年間でずいぶん成長した。変わっていないのは私だけってかい?!
 そうそう、母も感心していた。
 「エラいなぁ〜!一人で電車乗れるんやから!!」と。
 母の言う、電車=新幹線ではあるが、まあ、祖母からすればそんなもんだろう。
 さあ、行ってらっしゃい!悔いのないよう、思いっきりやってこい。
 君の夢に向かっての第一歩だ!!

10.2.23 昼と夜

 生徒達に「昼と夜とどっちが好きか」と尋ねると、
 大抵の子が「昼が好き」と答える。
 その理由は、圧倒的に「昼は外で遊べるから」だ。
 子どもらしい答えじゃないか。ほっと一安心。
 少数派だが「夜が好き」な子もいる。
 その理由の一つが面白かった。
 「お月様がきれいだから」
 う〜ん。素敵な感性だ。
 「お!君はロマンチストだね〜」と言うと、しきりに照れていた。
 断っておくが、その子は男の子で、けっして夢見るタイプではない。どちらかと言えばヤンチャな方だ。
 彼の口から出た意外な答えに思わず和んでしまった。
 え?私?
 以前は断然夜だった。
 理由はもちろん「呑めるから」
 でも、今は夜が哀しい。
 だって、眠ってしまうとすぐ朝になっちゃうから。
 え?似合わんこと言うなってかい?
 こりゃまた失礼いたしやした。

10.2.24 『流星ワゴン』

 重松清の小説。
 先日、東京から帰りの新幹線の中で読む本を物色中(あれこれ悩んでいるうちに、危うく乗り遅れるところだった)に、偶然見つけた。
 彼の作品は割と好きだ。この前読んだ『とんび』は最高だった。
 今回も、親子がテーマのようだし、期待して読み始めた。
 ネタバレするのは気が引けるが、

 人生に疲れた男が死を意識したときにある親子と出会う。
 彼らは交通事故で数年前に亡くなっているのだが、成仏できずに現世を彷徨っている。
 その親子の案内で、男は人生のターニングポイントと思われるいくつかの過去を巡る。
 そこで、現在の自分と同じ年の父親と遭遇し、・・・。

 時空系はムチャクチャだが、話の展開は面白かった。
 ただ、男の家庭崩壊の原因が、妻の不倫と息子の中学受験失敗にあるのが気に入らない。
 絶対に我が身には起きて欲しくないことを突きつけられ、不快に感じたのだろうが、現実に似たようなケースはあるのかも知れない。
 それでも、途中何度か泣かされて、最期はやっぱり号泣。
 くそ!何か負けたような気がする(←変で酒か?)

10.2.25 涙

 TOYOTAの豊田社長が米公聴会に呼び出されたニュースを各局とも流していた。
 「よう、あんなもん行くわ」と言うのが私の正直な感想。
 吊し上げを食うのは目に見えているのに・・・。まあ、仕方ないのかな。
 弱い者イジメを見せつけられたようで、とても嫌な気分だった。
 豊田社長は、四面楚歌の中なかなか立派な態度だったと思う。
 しかし、その後がいけない。
 記者会見で見せた涙。色んな意見があるだろうが、私は賛成しかねる。
 あれじゃ、いじめられたときは我慢していた子が、お母ちゃんの顔を見た途端に泣き出したのと同じやないか。
 最期まで毅然とした態度を貫いて欲しかった。

 と、偉そうなことを書かせてもらったが・・・。
 実は私もよく泣く。哀しいことがあれば泣くし、嬉しくて感動しても涙をこらえきれない。
 しかも、人前をはばからずにだ。(先日の保護者会でも泣いてしまった)
 少女の涙は可憐だが、オッサンの泣き顔は決して美しくない。ニュースを見ていて、ようやく悟った。
 これからは、少し?気をつけねばならないなっと!

10.2.26 大学受験

 長男の受験が、一応終了した。
 2日間の試験を終えて、本日帰宅。
 例によって、まだ会っていないが、嬉しいじゃないか。
 「無事終了しました。今までありがとうございました」とのメールを送ってくれた。
 数学がやたら難しくて青ざめたそうだが、済んでしまったことは今さら何を言っても始まらない。
 やるだけやったんだから、あとは祈るだけ。まあ、結果を楽しみにしよう。
 私の大学受験の思い出は・・・。そんなのどうでも良い。またいずれそのうちに。
 今は一刻も早く帰って、一言、労をねぎらってあげたい。

10.2.27 手料理

 昨日の探偵ナイトスクープのネタ(※)ではない。

 長男が、本日よりハニーの調理特訓を受けることになった。
 (近い将来することになるかも知れぬ)一人暮らしに備えてのことらしい。
 1回目は『オムライス』。
 作品は私にも供されるそうで、(超)楽しみにしていたのだが、何故か延期になったようだ。
 な、な、な、な、何でやね〜ん!
 まあ、楽しみはとっておこうか?
 本人は乗り気で「今日、料理の本買ってきたで〜!」らしいのだが・・・。
 私もハニーに習おうかな〜。(絶対に無理だピョ〜ン!!)

 ※ 昨日放映の分は私的には今一つだったが、先週の「ブーメランパンツ」は馬鹿馬鹿しいが最高で酒た。

10.2.28 時間を区切ってみる

 あと何年生きられるのだろうか?
 その答えは誰も知らない。
 分からないから、無駄に時間を浪費し、まあ今日はのんびりしようかなどと考える。
 私の時間の使い方は正にその通り。実にもったいない。特に最近そう思う。
 例えば、明日この命が尽きるかも知れない。
 あまりに刹那的過ぎるかとも思うが、そうは言っても10年後20年後に生きている保証は何もない。
 しかし、思うのだ。
 このままだと、死期を悟ったその瞬間にきっと後悔するだろうと。
 そこで、こう考えた。
 時間を区切ってみよう。
 例えば、自分の余命を1年だとしてみる。そして、その1年で何ができるだろうか?何をすべきか?を考えるのだ。
 そうすれば、無駄な時間の使い方はしないはず。自ずから優先順位も見えてくるだろう。
 この考え方が絶対に正しいとも思わないが、先ずは実践してみよう。
 無事に1年過ごせたら感謝したい。その時には、改めて余命を設定し、次なる目標を決めよう。

 今の私は、生きていられることに安心しきって行動している。
 目標にしても、生きている事を大前提とした上で、何をしようかなどとぬるいことを言っているが、そんなのは目標とは言えないのではないか。
 生きていく上での目標ではなくて、目標のために生きる。そうありたいと思う。

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