5月の第2日曜は「母の日」。君たちはお母さんに何か感謝の気持ちを伝えましたか。
私は男性ですから、絶対に母にはなれません。ですから、今回は君たちと一緒にお母さんの立場を考えてみたいと思います。
お母さんは、君たちが考えている以上に大変です。一人で何役もこなさなければなりません。先ずは、君たちのお母さん役。食事の世話から始まり、掃除、洗濯、家事全般一切お母さんの仕事です。その上、君たちの指導もしなければなりません。「勉強しなさい」と叱ることも、時には必要でしょう。全て君たちを正しい方向に導くためにです。けど、お母さんの言うことなどどこ吹く風の、君たち相手ですから大変でしょうね。子どもは一人とは限りませんしね。それに比べれば、お父さんは楽なものです。君たちの教育はお母さんに任せ、ただ仕事をしていれば良いのですから。(お父様方。怒らずに聞いて下さいね)けれど、中にはそのお父さん役までしなければならないお母さんもいらっしゃいます。仕事を持っているお母さんです。仕事は社会貢献だとは言え、やはり生活をするための手段でしょう。それこそ、君たちのために必死に働いているのです。さらには、子の世話ばかりではなく、親の世話もしている方もいるのです。どうです。想像以上でしょ。
にもかかわらず、お母さんは君たちのことを認めてくれます。何があっても全て受け止めてくれます。それは、君たちのことを心から愛しているからです。「え〜!いつも怒っているよ!」ですか?誤解してはいけません。優しいばかりが愛情ではありません。厳しくするのも、君たちのことを思えばこそ。叱ったあとでお母さんはいつも泣いているのですよ。
少しはお母さんの大変さが分かりましたか。分かったら、「母の日」だけ良い子を演じるのではなく、普段から感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。親孝行とは心配をかけぬこと。私は母にそう教えられました。(いまだに心配ばかりかけていますけどね)
さて、お母様方。今は確かに大変だと思います。しかし、自信を持って子育てをして下さい。みんな素晴らしい子ばかりです。いささか無責任な言い方ではありますが、その子の親であることを誇りに、今を楽しんで頂けたらと思います。ただ、全てを一人で抱え込むと行き詰まってしまいます。まわりの人たちに協力してもらえる部分は、できるだけ助けてもらって下さい。もちろん、私たちもお手伝いいたします。親の姿はいつか行く路。子の姿はかつて来た路。お子様達もいつかは理解してくれるでしょう。がんばりましょう。
今週のHOメール(6年生宛て)に次のようなことを書きました。
ところで、夢と目標の違いを知っていましたか?とね。
「夢は願っているだけでいい。その夢を実現させるために努力を始めた時、初めてそれは目標になる」のです。
君は、本当に目標を持っていますか?
学校選びのポイントについては、保護者会で申し上げてまいりましたし、この欄でも何度か触れさせていただきました。わが子に合った学校を見つけるのは保護者の務めです。ところが、保護者の中には意外と学校のことをご存じでない方もいらっしゃいます。かく言う私とて、この仕事をしておりながら、全ての学校のことを知っているわけではありません。ですから、学校説明会などにはできるだけ参加し、先生方にお目にかかる機会も大切にしております。その際に、生徒達の様子や学校の実情を(失礼の無い範囲内で)可能な限り詳しく伺うように心がけております。
世間の人は、とかく大学合格実績(○○大学に何人やら、医学部に何人とか)に目を奪われがちです。もちろんそれも大事な一要素ではありますが、所詮数字は変わるもの。増え続けるはずはありませんし、6年後に同じ実績が保障されているものでもありません。数字だけで学校を判断するのは大変危険です。
では、何を基準に学校を選べばよいのでしょうか。環境・校風・教育システム・カリキュラム。色々あるでしょうが、私はその学校の教育方針に重きを置きます。例えば、生徒の自主性に任せるのか、それとも適宜細かい指示を出しながら生徒を引っ張っていくのか。その、どちらのタイプが子どもに合っているかを考えるのです。しかし、何より大切なのは、学校が一人一人の生徒のことをどれほど大切に考えているかです。もちろん、話を聞くだけで全ては分かりません。けれど、話の中で生徒達への暖かさが感じられれば大丈夫ではないでしょうか。学校は予備校ではありません。子ども達にとって、そこで過ごす6年間はかけがえのない貴重な時間であり、そこで知り合った仲間が永遠の友になるのです。ですから、安心して子どもを預けられる信頼できる学校を選びたいものです。教育方針がコロコロと変わるような学校など、以ての外でしょう。
学校の内部を知るには、直接学校まで出向き、生徒達の様子を見るのが一番ですが、時間的制約もあり、なかなか全ての学校を回るのは難しいかと思います。そういう場合は、合同説明会のようなものを利用されては如何でしょうか。会場ではブースが設けられ、各学校の(主に)入試担当の方が説明をして下さいます。私どもに案内が届いた場合は、お知らせいたしますので、お子様が持ち帰られるプリント類には必ず目を通して下さい。
来る5月31日(日)には、阪急グランドビルで私立中学校・高等学校進学相談会が催されます。配布プリントをご覧下さい。サンケイリイビング新聞社の主催です。お問い合わせ先は06-6647-2018。HPはこちらです。
初夏を思わせるような陽気が続いています。夏と言うには、いささか気が早いようにも思いましたが、いやいや、もう6月。暦の上では、何の不思議もありません。
さて、先週の年間休講日。今回は近場をうろちょろして参りました。しばし、現実から離れ、非日常を堪能することができました。詳しくは、『カッパの日記』をご覧下さい。
けして、現実から目を背けていた訳ではありませんが、人間はずっと緊張していられるものではありません。適度な緩和も必要だと、今回改めて感じました。生徒達には厳しいことばかり要求しているくせに狡いわと、ご指摘を受けそうですが、どうぞお許し下さい。
今後は、しっかり現実を見つめ、全力で問題解決に当たりたいと考えております。
早くも梅雨入り。例年より少し早いとか。以前なら、梅雨入りと聞いただけで、これからしばらくじめじめとした鬱陶しい天気が続くのかと、憂鬱になっておりましたが、これも年のせいでしょうか、最近では、雨も仕方がないと思えるようになってまいりました。しかし、まだ雨もなかなか良いものだと受け容れられる境地には至っておりません。いや、本当のことを申しますと、それどころではないと言ったところなのですが。
生徒諸君。雨の日は視界が悪くなりますから、今まで以上に交通事故などに巻き込まれぬよう、十分注意してくださいね。保護者の方々も、雨の日に、教室の前まで車を乗り付けるのは絶対にお止め下さい。よろしくお願い致します。
暑いやら寒いやらとぼやいたり、時の経つ早さに驚いたり、とぼけたことばかり申しておりましたが、のんびりもしていられなくなってまいりました。
夏は確実にもうそこまで来ています。一ヶ月後には夏期集中講座も始まります。なのに、まだその時間割すら組めていません。
生徒達に偉そうに言うばかりで、私は何をしていたのでしょう。
誕生日だなどと浮かれてはいられません。全く進歩のない、いやむしろ衰え始めている自分に渇!!
慌ただしい1週間でした。私事で恐縮ですが、55歳の誕生日に病院で検査を受けてまいりました。1月ほど前から頭痛が続いており、気分も優れなかったからです。MRIなる検査を初めて体験しました。とても丁寧な診察を受け、丸々一日を費やしましたが、結果は「頭部には異常無し」とのことで、一安心いたしました。しかし、驚くなかれ、体調悪化の原因は、クーラーの冷気が直接当たっていたことらしいのです。人間の体は全て繋がっているのだなと、妙に納得いたしました。思いもよらぬ事から体調を崩すこともあるのですね。皆さんも注意して下さい。HPの『カッパの日記』にもこのことは書きましたので、時間があれば一度ごらん下さい。
『カッパの日記』といえば、先日3000回を数えました。書き始めてから8年と少しですから、計算上では当たり前なのですが、自分でも少し驚いております。よくもまあ、恥ずかしげも無く、駄文の数々を書き続けてきたものだと。完全に自己満足の世界で、厚顔無恥の極みですが、しばらくはまだ書いていこうかと思っておりますので、気楽におつきあい下さればありがたいです。
本業をおろそかにしているつもりはないのですが、夏休みの時間割もまだ完成していないようでは、何を言われても仕方ありません。お待たせして申し訳ありません。今週中にはお届けできると思いますので、今しばらくお待ち下さい。
あれよあれよという間に、もう7月です。今年も半分終わってしまいました。
自分のことを棚に上げて、生徒達ばかりを責めるのはいささか心苦しくもありますが、彼らを見ていると「こいつら、本当に大丈夫か?」と思うことがしばしばです。
心配なのは、学力面もさることながら、意識の問題です。いや、そもそも学力が伸びないのは全て学習に対する意識が低い(足りない)ことが原因。それなのに、彼らはその原因を振り返ろうともしません。いたって暢気。ただ何となく言われたことをし、それで満足しています。例えば、宿題一つを例に挙げてみても、やったら終わり。答えが○だろうが×だろうが、関係ありません。提出さえすればそれで十分と思っているのでしょう。低学年は特にその傾向が顕著です。分からないところは質問し、絶対に理解するぞ、と真剣に取り組んでいる生徒は数えるほどしかいません。皆無の学年もあります。「流石に6年生にはそんないい加減な人はいません」と言いたいところですが、情けない話、他の学年と似たり寄ったりの状況です。その原因は様々ですが、共通しているのは目標が設定されていないことです。明確な目標があれば、その達成に向けて計画を立てることもできます。そして、計画を実行していけば目標に近づけるのです。しかし、目標が曖昧だと、計画すら立てられません。当然、行動は伴わず、口先だけの「がんばります」で終わってしまいます。
生徒諸君。これで良いのでしょうか。少なからぬ時間とエネルギーをかけているのに、得られるものはほんのわずか。こんな状態で満足ですか?そんな訳ありませんよね。では、今一度、真剣に自分を見つめ直し、何が足りないのか、そしてその原因は何なのかを、よく考えて下さい。良くない点は改めましょう!そして変わりましょう!こればかりは周りがいくら言っても、君たち本人がその気にならないと、絶対に変わることはできません。「いつから?」なんて悠長なことは言っていられません。すぐに行動して下さい。そうです。今すぐにです。
いよいよ夏休みです。え?気が早い?とんでもない。正念場の夏がやって来ました。
先週の通信に「今すぐ改めましょう」と書いたところ、嬉しいことに、一部の生徒達には少し改善の兆しが見えてまいりました。まだまだ安心するのは早いのですが、この調子でどんどん良くなってくれたらと思います。結局、全ては気持ちの持ち方次第。同じ事をするにしても、言われて嫌々やるのと、自分から進んでやるのでは、結果に雲泥の差がつきます。どうせなら、楽しみながらやりたいものです。
さて、今週は全体保護者会があります。(個人保護者会も予定しております)文才の無い私のこと、この欄であれこれ書くよりも、直接お目にかかってお話ししたいと思います。お忙しいとは存じますが、ぜひご参加下さりますよう、よろしくお願い申し上げます。
先日の全体保護者会には、ご多忙中にも関わらず、また天候の悪い中、多数ご参加下さり、誠にありがとうございました。紙面を借りてではありますが、御礼申し上げます。
HOPESはこの7月で25回目の夏を迎えます。ここまで継続することができましたのも、全ては保護者の方々のご理解とご協力の賜です。本当にありがとうございます。
保護者会で私は、私の信念を改めて述べさせていただきました。
私は保護者からお子さまをお預かりしております。保護者は何を期待して、自分の命より大切な我が子を預けて下さるのか。私どもの使命はもちろん、生徒たちに学力をつけること。さらには、彼らが志望する中学への合格を実現させることです。そのために、全力を尽くします。言うなれば、これは保護者と私どもの間に交わされた契約です。しかし、ここで忘れてならないのは、実際に行動するのは子どもたちであること。いくら周りが必死になっても、本人がその気にならないことには何も始まりません。ですから、私は生徒たちに約束してもらいます。「精一杯努力する」こと。そして「ウソは吐かない」こと。HOPESでは、この2つが絶対のルールと言っても良いでしょう。何故なら、この約束を遂行できた人だけが、目標を達成できるからです。
問題に際したとき、逃げ出すのは簡単です。真正面から問題にぶつかって乗り越えるのは楽なことではありませんが、乗り越えられたとき、人は大きく成長します。私は、結果よりも途中の努力を尊重したいと考えております。「努力は必ず報われる」この思いはこれからも変わることはないでしょう。保護者のみなさま、そして生徒諸君。このことを理解下さった上で、ついてきていただきたいと思います。