- 07.9.1 コンサート延期
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とても悲しい報せだった。楽しみにしていた吉田拓郎のコンサートが延期になってしまった。
なんでも、拓郎は風邪を引いたらしい。サイトにはこうある。
Life is a Voyage[吉田拓郎] TOUR 2007 “Country” パルテノン多摩公演から「急性気管支炎」の為、公演を延期とさせて頂きましたが、その後の医師の再診察で「『喘息性気管支炎』により病状の回復が遅れている為、さらに約3週間の療養・安静・加療を要する見込みである」との診断を受け、本人及び主催・制作サイドと検討の結果、9/4(火)から再開を予定しておりました公演に関してもやむを得ず延期とさせていただくことになりました。
病気なら仕方がない。大事に至らないことを願っておこう。彼ももう還暦を過ぎ、いつまでも若くはない。大病からカムバックしたところなのだから、無理をせずに、早く全快してもらいたいと思う。
しかし、それにしても残念だ。これで、拓郎にふられるのは3回目。沖縄公演中止。大阪公演風邪のためキャンセル。そして今回。
まあ、今回は中止でなく、延期だから楽しみがのびたと思えばよいのだろうが、問題は振り替え公演の日だ。何と1/20(日)。そう、まさに入試のまっ最中なのだ。生徒達が真剣勝負に臨もうとしているときに、時間はちがうとはいえ、果たして心から楽しむことができるだろうか。
しばし考えてみたいと思う。 - 07.9.2 夏休み終了
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ようやく夏休みが終わった。まずは、無事にひと夏を過ごせたことに感謝したい。
今年はカレンダーの関係で講習会をギリギリまで引っぱり、昨日まで行った。本当ならば1日くらい休みを入れてもよいのだが、根が貧乏性なもので、今日からいきなり平常授業を再開した。
講習会中のスケジュールに慣れ、早起きも苦ではなくなった。折角目覚ましなしでも起きられるようになったのに、また夜型の生活に戻るのかと思うと、少し惜しいような気もする。(そう思っていられるのも今の内だけだろうが)
なぜか今日、私は妙にハイテンションだった。ハードスケジュールから解放されて嬉しかったのであろうか。調子に乗っていたら、いきなり足がつってしまい、何とも情けない気分であった。
さあ、受験生にとってはいよいよ正念場の2学期が始まる。夏のがんばりを形に残せるかどうかは、これからの気の持ち方・生活にかかってくる。
みんな、がんばれ!私も(体を労りながら?)がんばるぞ! - 07.9.3 命日
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今日は父の命日。9年前、長い闘病生活の末他界した。
父とはあまり話をしなかった。高校時代は私の方が避けていたところがあり、その頃から父の単身赴任が始まり、ほとんど顔を合わせなくなった。
2人きりで酒を呑んだ記憶もない。
もちろん、父が嫌いだったわけではない。少々照れくさかったのだけなのだが、もっと話をすれば良かった。入院中に付き添いで同じ病室に寝泊まりしていたときが、一番話をしたかも知れぬ。
思えば、親不孝な私だった。何度ウソをついただろう。医者になると言ってはすぐに断念。今度は弁護士に。これも口ばっかり。しかし何度裏切られても、決して私を否定しなかった。黙って認めてくれた。きっと悲しませることの方が多かったと思う。こうしろどうしろと言われたこともまずなかった。口に出すタイプではなかったが、まっすぐに家族を愛してくれた。本当に感謝している。
しかし、今ごろになって父のありがたさに気が付いても遅すぎる。
私の親不孝はまだ続く。今日は墓参りにも行かなかった。ごめん。父さん。必ず近いうちに行くからね。 - 07.9.4 平常授業再開
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今日から6年生は平日5時間授業が始まった。
いきなり暑い一日だった。朝からある中学校の説明会に出かけたが、終了後に冷房の効いた会場から外に出ると、軽く目眩をおこしかけた。電車の中では汗をかきながら居眠りをしてしまった。
これじゃいかんと、気合いを入れるために散髪に。(なぜ?)おかげで、スッキリとした気分で授業に臨めた。
生徒はみな元気だった。
「5時間授業なんて夏の8時間に比べたら楽なもんさ!」と言わんばかりの顔をしていた。頼もしい連中だ。
「この調子が続いてくれたら、もしかして?」なんて甘いことをつい思ってしまう。いやいや、楽天的なことを言っていてはいけない。現実は厳しいのだ。
それでも、不可能を可能に近づけるのが私の役目。さあ、がんばるべ。 - 07.9.5 兄弟
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今日はある兄弟(生徒)と一緒に帰ってきた。正確に言うと途中まで電車に乗っただけであるが・・・。
2人は3年生と4年生。2人ともまだ背も小さく、非常に幼く見える。
ところが不思議なものである。2人きりでいるときは、兄が何かしらいつもより大人びて見えた。
妹を守らなくてはという気持ちが彼のやや緊張した表情から垣間見える。ただ単に私と同席していたから緊張していただけかもしれないが、それだけではないと思う。普段は他愛もないことをべちゃべちゃとしゃべり続けているのに、今日はとても無口で、必要なことを小声で妹に伝えるだけ。とても頼もしく思えた。
我が子達もちょうど次男が通塾を始めた頃(3年生&4年生)に、ハニーの体調が悪くて、長男が代わりに天王寺まで迎えに来てくれたことがあった。私は事情を知らなかったので「気をつけて帰りや」と言っただけだった。いつもはケンカばかりしていても、その時ばかりは弟の目に兄はとても頼もしく映ったはずだ。夕食をコンビニで買って帰るようにと言われて、預かったお金でオニギリばかりをありったけ買い、お釣りはカウンター横の募金箱に全額寄付してくるという、おまけ付きであったらしいが・・・。
今はお互いにあまり口をきかなくなった息子達だが、今でも心のどこかでは通じ合っているのであろう。その時のことは覚えているのだろうか?
「君たちもいつまでも仲良くするんだよ」と、そんなことを考えながら今日の2人と別れたのであった。 - 07.9.6 気持ち
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自分の思っていることをうまく伝えられる人ばかりとは限らない。大人でも表現が上手な人もいれば、そうでない人もいる。むしろ上手い人の方が少ないのではないだろうか。
まして子どもならばなおさらだ。素直に伝えようする子が多いが、中にはオーバーな表現をしてみたり、わざと反対の行動を取ることでアピールしようとしたりと、様々だ。
しかし、それでも相手には思いが届かない場合はどうするか。
がまんする。諦める。怒る。暴れる。泣き出す。・・・。
実際色々なタイプの子がいる。
共通しているのは、みんな何らかのサインを出しているということ。そのサインが分かりにくい場合も多い。さらには、どうせ分かってもらえないからと最初から伝えようしない子もいる。
しかし、それを見落とさないのが、親の役目であり、私達の仕事だ。難しいけど、やりがいもある。みんな分かってもらいたいのだ。 - 07.9.7
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生徒諸君は気がついていたのだろうか?入口に看板が掲げられていたのを。実際に生徒達に尋ねてみたら半数以上の者は気づいていたらしい。
情けないことに私は人に言われるまで全く気がつかなかった。(大家さん本当にゴメンナサイ)
写真をご覧になった方。いかがです。なかなか素敵な仕上がりだと思いませんか?
実は私の案ではなく、HOPESの誇る男前講師陣の中でも一番のイケメンK先生のデザインなのだ。スッキリと上品に見えるのは私だけではないだろう。どーだまいったか?! - 07.9.8 腹減った
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今日は来客の多い一日だった。卒業生が入れかわり立ち替わり。予め来ると聞いていたグループもあったので、食事にでも連れて行こうかと思っていた。
ところが、それとなく予定を聞いたところ
「僕たち(私達)、今から食事に行くんです」ときっぱりと言われてしまった。
ここで躊躇する自分が悲しかった。オジサンと行くより若い者だけで行った方が楽しいのかもしれない。そのつもりで車で来ていたのであろう。車だと飲ますわけにもいかないし。そう思って
「そうか。じゃ運転気をつけてな」としか言えなかった。
それでも、久しぶりに元気な顔を見ることができて、大変嬉しかった。
また来いよ。今度は電車でな。
結局、朝家を出てから何も食べていない。あ〜腹減った。 - 07.9.9 人生の寄り道
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次男の学校の文化祭に行って来た。午後は授業があるため、午前中に少しいただけだったが、結構楽しめた。
自由な校風で知られるこの学校。今年のテーマは『人生の寄り道』。
良い言葉やな〜。まさに私の生き方そのものだ。いや、私の生き方は『寄り道の人生』か。
次男は演劇に出演。と言っても、無口な彼らしくセリフはなかった。本来は大道具係らしい。
それにしても暑かった。体育館に冷房を!とまでは言わないが、もう少し通気を良くできないものだろうか。あれじゃ、行を受けているみたいだ。
教え子たちにも会えた。中の一人は実行委員で、2晩も家に帰っていないと言っていた。裏方さんは大変だな〜!
とりたてて派手さはなかったが、まとまりのある良い文化祭だった。と思う。 - 07.9.10 靴磨き
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今日はオフ。ハニーと買い物に出かけた。文房具(ノート300冊etc)を求め、はるばる箕面まで。
ついでに、私の靴も買った。気に入っていた靴は、かかとがすり減ってもうダメになったのだ。 そんなに歩く仕事でもないのに意外にも、半年間(その間他の靴も履いていたのに)の寿命だった。
あれこれ悩んだ末、やっとこれだと決めた。しかし、ふと見ると、隣のコーナーには現品限りの処分品が。先ほど選んだメーカーと同じものがあった。デザイン的には今一つなのだが、半額に近いその値段は魅力的だった。結局、最初に選んだものは諦めることに。安いものに軍配が上がった。
家に帰ると、早速靴磨き。履く前に墨を入れ、皮の手入れをするのだ。
私はこの作業が結構好きだ。面倒くさいことこの上ないし、手はまっ黒になる。それでも「これからよろしくねっ!」という気持ちを込めて磨く。
しかし、私は綺麗に履くタイプではないらしく、靴にはすぐに傷が付く。内股なのか?靴のつま先部分だけが擦れてしまう。新しい靴を磨くときは今までの靴も磨くのだが、どの靴も同じ状態だ。その度に今度こそはと思い、気をつけて履くのだが、よく保ってせいぜい1週間。今度の靴こそはもっと記録を伸ばしたいと思う。 - 07.9.11 木耐協
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耐震強度の無料診断を申し込んだので、その説明に同席してもらいたいと、母から頼まれた。
はっきり言って私は気が進まなかった。と言うのも、以前にも一度診断をしてもらっており、そのときは「安全です」と言われていたのだ。ところが、審査基準が変わったからとの案内に惑わされ、再び申し込んだらしい。母は新しい基準もクリアーしているはずだと思いたかったのだろう。安心が欲しかっただけなのだろうが、私はいやな予感がしていた。
きっと「一応基準は満たしていますが、より安全をお勧めします」などと、高額なリフォームを提案するに違いない。前回でも断るのに大分と苦労した。数値が基準をクリアーしているからと言うことで、母も思いとどまったのだが、今回はどうだろうか。
案の定、先ずは不安のない部分を示し、こちらを持ち上げ、ひとまず安心させた後、「しかし・・・。気になるのは・・・」と切り出してきた。
予想どおりの展開だったので、私は冷静に対応できたが、母は少なからず動揺していた。また、説明をしてくれた人がとても感じの良い人だっただけに、すっかり信用してしまったようだ。自分から、リフォームにかかる費用まで尋ねていた。前回と同じ内容の提案だったにも関わらずにだ。すぐにでも発注しそうな勢いだったので、とりあえず見積もりをお願いするということで納得してもらった。
確かに、悪い人には見えず、悪意も感じられなかった。母が信じこむのも無理はないのだろうだが、もう少し冷静になってもらいたい。
しばらくは、説得に時間がかかりそうだ。 - 07.9.12 保護者会
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今日は全体保護者会。午前中は低学年、午後は6年生の部だった。
各学年とも問題は多い。言葉を選びながら話をしたつもりだったが、不適切な表現もきっと多々あったに違いない。上手く伝えることができたかは、今一つ自信がない。・・・
詳しいことは、次週のHOPES通信に書こうと思う。
ただ、今日は疲れた。保護者会は授業の3倍疲れる。よく生徒達には「お母ちゃん達に精気を吸いとられるんや」と言っていたが、あながち冗談ではないのかも知れない。
こんなことではいかん。でも、明日からはまたがんばるから、今日はお休みなさい。
ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜! - 07.9.13 スープカレー
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今晩のおかずはスープカレー。朝出かける前にハニーに予約しておいたから、間違いないだろう。
先日見つけたこの代物。パッケージには「大辛注意!」とあった。北海道の名店という謳い文句にも惹かれた。レトルトのくせに1人前800円以上もしたが、思わず購入。これで期待を裏切られたら暴れるで!
それにしても、汗かきのくせに辛い物好きの私。今日も昼間に麻婆豆腐を食べて後悔した。何度同じ失敗をしたことだろう。全く懲りないヤツだ。
さ、早く帰ろうっと!なぜかもう汗をかいている私。(やっぱり変で酒ね)
帰宅後すぐに頂いた。とてもとても辛かったが、美味しかった。
「辛さの足りない方へ」という、『DHS』(=デンジャラス・ホット・スパイス)なるものも付いていたが、私には必要なかった。
ただ、家族には今一つ不評だったようで、残念。 - 07.9.14 歎異抄
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これでも一応、仏教徒?の私。我が家の宗派は浄土真宗。しかし今までは、浄土真宗は親鸞がひらいたと言うことくらいしか知らなかった。
歎異抄とは、弟子が親鸞聖人のことを回想しているものらしいが、もちろん原典を読んだことはないし、読んでも分からないだろうと、はなから敬遠していた。
ところが、今日ふと目にした本には「私訳 歎異抄 五木寛之」とあった。
五木寛之の作品はその昔大いに読んだ。好きな作家の1人だ。
彼ならきっと平易な文章で書いてくれているだろうと思い、購入してみた。
確かに分かりやすく書いてあった。あっという間に読み終えたが、その奥は深く、簡単に理解できるようなものではなさそうだ。
まあ、少しずつでも理解できればと思う。 - 07.9.15 問題作成
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6年生の合格判定テストを作成した。合格判定テストでは、一応オリジナルのものを出題している。
数年前までなら、問題はいくらでも思いついた。大袈裟ではあるが「湧いて出た」と言ってもよいだろう。
ところが、最近は良い問題がなかなか作れなくなった。情けないかぎりであるが、現実だから仕方ない。
(算数サイトで出題し続けている人たちの偉大さがつくづく思い知らされる)
全く思いつかない場合は、過去に出題した問題を流用しながら何とか間に合わせているが、兄弟選手が多い私の教室。中にはテストの予習をしてくる者までいる。同じ問題だと正しい学力判定はできない。
今回は一題ひらめいた。もちろん元ネタはあるのだが、なかなか良い程度になったと思う。
生徒達がどれだけ反応してくれるかが今から楽しみだ。
(少し手をくわえるとさらに難しくなるのだが、それは来年の算数オリンピックに提供しようかな〜) - 07.9.16 ミュージシャン
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昨日のこと。卒業生が訪ねてきた。
彼は現在フリーター。と言っても遊んでいるわけではない。音楽活動をしている。
ライブに来てくれたお礼(私が行ったのではないが)にと自作CDを持ってきてくれた。
早速聴いてみた。PCのスピーカーからだからそれ程良い音質を期待していたわけではない。
ところが驚いた。正直、最初は「きっとやかましい曲なんだろうな〜」と半ば思い込んでいたのだが、意外にも私好みのアコースティックサウンド。結構澄んだ音色だった。
彼はベース担当。ボーカルではないので、残念ながら声は聞けなかったが、そのうちコーラスで歌う予定だという。
レベル的なことはわからない。実は、歌詞もよくわからなかったりするのだが、それは私が若くないからだろう。
楽ではないけど、好きな道を進んでいこうと決めたS君。
がんばれ〜!かげながら応援しているぞ!
だれじゃ、ハゲながら応援の間違いじゃないのなんて言うのは。 - 07.9.17 ハニー
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今日はハニーの誕生日。うん。たしか○○才になったはずだ。
結婚したのは22歳だから、随分長いつきあいになる。
そのとき、「必ずしあわせにするから」と約束した。
はたしてどうだろうか。刺激のある日々が送れたとは思うが、本人は決して望んではいなかったはずだ。それでも、信じてついてきてくれたハニー!
いつもありがとう。これからはきっと幸せにするからね。 - 07.9.18 呼友
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『呼友』 私の好きな酒の一つだ。スッキリとした飲み口、それでいてしっかりとしている。香りもそれほどきつくない。製造元は久保田で有名な朝日酒造。このメーカーの酒はほとんどはずれがない。
しかし、味もさることながら、私はこのネーミングが気に入っている。
友を呼ぶ程の酒という意味だろうか。私は逆に、特別な友を呼んだときに呑む酒と解釈している。
その酒を持って、私は明日ある人を訪ねる。お会いするのは1年ぶり。いやもう2年近くになるか。
私はその方を心から尊敬している。頭脳の明晰さはもちろんのこと、お人柄も素晴らしい。人格者といえば、厳格で近寄りがたいイメージがあるが、そうではない。とてもフランクに接して下さる。「酒の味は相手によって変わる」という名言を教えて下さった方でもある。
明日も、きっと素晴らしいお話しが伺えるだろう。
これを書きながらもワクワクしている私。今日は眠れるかな〜。 - 07.9.19 返信
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7月に送った同窓会の案内が返ってきた。締め切りは7月末日なのに、何で今ごろと思いつつも読んでみた。
2期生からだった。現在は研修医として多忙の毎日を送っているらしい。家にもほとんど帰って来ないとお母さんの代筆で書いてあった。
今でも彼のことは良く覚えている。人懐っこい生徒だった。入試は、直前に体調をくずしフラフラの状態で臨んだ。卒業後もよく顔を見せに来てくれた。ヘヤースタイルが爆発していて驚いたこともあった。
しかし15年の年月は大きい。仕方がないとは思うのだが、「今後の案内は不要」とはあまりに切ない。
こうやって返信をくれるだけありがたいことだと思う。年々生徒達からの返事は減ってきている。大変淋しいかぎりだ。
お〜い、みんな。元気でいるか〜! - 07.9.20 コスモ
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人はだれもが自分の中にコスモ(小宇宙)を持っている。人と人のふれあいはコスモの融合に他ならない。と、私は考えている。(聖闘士星矢か?!)
生き生きとしている人は、コスモの中の炎が燃えさかっているのだろう。元気のない人はその炎が弱っているのだろう。もっと簡単に言えば、炎=その人の持っているエネルギーである。
今日は私の中のコスモが冷えている。理由はわからない。まあ、こんな日もあるさ。 - 07.9.21 R35
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今春発売された、オムニバスアルバム。90年代前半にヒットした曲の中から、バラードやラブソングを中心に収録されている。
R35とは、35才未満は禁止と言う意味なのだろう。
最近、昔の少年=今の中高年をターゲットにした商売が目につく。経済的に少しゆとりができた頃だし、懐かしいものにはきっと飛びつくはずだと思われているのだろうが、少々あざとすぎて嫌な気がする。
「そんなことを言っておきながら、どうせ買ったのでしょ!」と思われそうだが、今回はレンタルCDで我慢した。洋楽のR35もあったので、それも併せて借りた。懐かしい曲ばかりだった。そっちは知らない曲もあったが・・・。
このアルバムのテーマは「もう一度妻を口説こう」というものらしい。
さて、どうだろう。ハニーは口説かれてくれるだろうか??? - 07.9.22 本気
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6年生全員と一人一人話をした。
とにかくみんな甘い。大した努力もせずに、まあ何とかなるだろうと考えている。一体何を根拠に、そこまで楽天的になれるのだろう。現実からは目をそらし、とことん自分に都合の良い解釈をしている。その甘さが命取りになることに気がついていないのだ。
おだてやおどしは一切なしで、真剣に話した。最後は涙を見せる者もいた。
時間はかかったが、何とかわかってもらえたと思う。みんなもう一度がんばると言う。
全員の気持ちがいっしょになったら素晴らしい効果が現れる。明日からを楽しみにしたい。 - 07.9.23 体育祭
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長男の学校の体育祭に出かけた。今年は母も同行し、座席確保のために朝早くの出発となった。
天気は晴。幸いテントの下に入れ、ときおり涼しい風が吹き心地よかったが、それでも暑かった。さぞ、グランド内は猛烈な暑さだっただろう。
長男は、現在体育委員をしている。私もその昔経験があるので、その大変さはよくわかっている。 自分の出場する競技だけでなく、たえずグランドを走り回っていた。
校長杯(1500m走)に出場したのも私と同じ。しかし、かなりバテているようで、結果は芳しくなかった。
応援合戦、クラブ対抗リレーなど白熱のレースが続き、非常に盛り上がっていた。最後まで観戦していたかったが、騎馬戦の途中で退席した。
それでも、恩師にお会いすることもでき、まるで高校時代に戻ったかと錯覚するような嬉しい1日であった。 - 07.9.24 ディベート
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昨年から、エンジョイ作文コースの授業に「ディベート」を取り入れている。年に1回だけだが、生徒達には大変好評だ。
本来は土曜日に行うはずだったこの授業。しかし運動会(当日・予行)のために欠席者が多く、急遽今日に振り替えた。休日だから予定もあっただろうに、ディベートをやるぞと言うと、全員が朝から参加した。
今回とりあげたテーマは「僕たちに携帯電話は必要か」。
意見交換をする前に、とりあえず必要派と不要派に分かれた。驚いたことに、全員が必要だと言う。これじゃ討論にならない。仕方がないので、私は不要派に付くと言うと、2人だけが不要派に回った。
討論開始。大切なことは、相手の意見をよく聞くこと。それは違うと決めつけず、おかしいと思っても先ずは話を聞いてみよう、と全員に約束させた。
必要派の意見は、安全のためや連絡のためと、至極当を射ていた。便利だからと言う意見も多かった。そこで、敢えて弊害を並べてみた。ゲームはアホになる。メールは不要。危険なサイトも多く、犯罪の一因にもなっている。メールやTVは集中力の妨げになる。初めは納得しかねていたようだが、次第に必要派も揺らいできた。
今回のメンバーの携帯所持率は90%。とは言え、小学生(それも4・5年生)の使用目的は、ほとんど家庭との連絡に限られている。実害が生じ始めるのは中学生以降なのだろうが、兄弟がいる者は携帯を肌身離さずもっている兄や姉の姿に疑問を感じていたのだろう。メールの害に関しては頷いていた。
一旦討論を中断して、もう一度どちらかに分かれると、今度は全員が不要だと言った。
え〜?本当に考えているのかい?
本当は決めかねているのだと思う。一瞬だが、群集心理の怖さを感じた。
結局は半分ずつに分かれ、討論再開。
けっこう活発な意見交換がなされた。頭ごなしに相手を否定する子は少なかった。面白い授業になったと思う。
最終的には自分の意見を作文にまとめて提出してもらう。どちらかが正解というものではないので、論理的に思考がまとめられてさえいればOKだ。さあ、どんなものが集まるか、とても楽しみである。 - 07.9.25 おつり
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昨日の通勤途中のこと。運良く特急が来たので、「500円は高いな〜」と思いながらも、乗ることにした。
そもそも何で特急料金なんて要るのだろう。快速急行と止まる駅も変わらなければ、時間も変わらない。ただ違うのは確実に座れることだけ。たかが20分程度の座席のために500円も払うなんてナンセンスだ。
初めて近鉄特急に乗ったとき、空いているにもかかわらず「そこは私の席なんですけど」と見知らぬ人に言われた。「頭おかしいんちゃうか」と思ったが、何のことかわからずとりあえず席を移った。すると、今度は車掌がやってきて「金払え」と言うではないか。20年以上生きてきてこんなことは初めてだった。(奈良に引っ越してきたとき、私は20才くらい)今まで利用していたのは、阪神電車と阪急電車。特急料金なんて不要だったから、てっきり近鉄も無料だと信じ込んでいたのだ。
今は「あのラッシュの混雑から逃れられるのであれば」と、それ程の抵抗もなくなったが、当時はしばらく絶対に利用しなかった。
話を昨日に戻そう。特急券の自動券売機に並んだが、前の女性が少しもたついていた。電車の到着を告げるアナウンスが聞こえてきた。私の番になって驚いた。返却口にお札が数枚残っているではないか。その女性は既にその場を離れて、指定された乗り場に向かっていた。
一瞬どうするべきかと躊躇した。なんて卑しいヤツだとお思いだろうが、誤解されては困る。私が困ったのはその人をどう呼べばよいのかという点だ。
「ちょいと、ねえちゃん」は変だし、「おばは〜ん」は失礼だろう。そもそも、後ろ姿だけで年令を判別できるほど詳しく観察していたわけではない。
結局「お嬢さ〜ん!」と叫んでしまった。
振り向いたその女性は・・・。う〜ん。お嬢さんと呼ぶのにはいささか無理があった。
しかし、まあ無事にお金を返すことができ、めでたしめでたし。
- 07.9.26 再会
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学校説明会に朝から出かけた。
今回訪れたのは、大阪で女子校No1の地位を保っていたが、それに胡座をかき努力を怠ったためその座を奪われかけている学校。さぞ本気の改革が聞けるかと期待していたが、はっきり言って失望した。
まず、今回は何故か午前中開催。受付時間の5分後に到着したのに、会場には入れてもらえず別室に案内された。まだ準備ができていないのだと言う。それならそんな時間を案内に載せるな。
しかし、おかげで懐かしい友に出会えた。以前の職場の同僚だ。嫌な思い出の多い職場だったが、彼は特別。彼に対して悪感情は一切無く、むしろ感謝している。仕事の話や子どもの話、昔話などに花が咲いている内に、ようやく案内された。が、開演までにはまだまだ時間があった。まあ、彼との話が盛り上がったのを有り難いと思おう。
さて、肝心の説明会であるが・・・。毎年参加しているが、同じビデオを流し、話の内容も同じ。校長の挨拶は原稿の棒読みだった。改革に取り組む意気込みなどは全く感じられない。疲労感だけが残る最悪の説明会だった。
会場を出ようとしたとき、またもや懐かしい人と出会った。私の元上司だ。私が上司と言えるのは2人だけ。その中の1人で、私に生徒に対する心構えを教えてくれたお方だ。
「お元気ですか」と声をかけたが、あんまり元気そうではない。昼食をご一緒させていただき、話を伺った。プライベートな面で悩んでいらっしゃった。
私には何も出来ない。「(自分の力では)どうしようもないことで悩んでいても、仕方がないのでは」と正直にお伝えしたが、何の気休めにもならなかったであろう。本人にとってはそんなに簡単な問題ではないはずだ。近いうちに一杯呑む約束を交わし別れた。
元気出そうぜ!
「元気があれば何でも出来る!」かの偉大なるA・I氏の言葉だ。 - 07.9.27 とろろラーメン
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今日も学校説明会。今回の学校は威勢がよい。かつては「一体どこからそんな元気が出るねん、あんたらおかしいんとちゃうか」と、思ったほどだ。
本日も目一杯元気だった。しかし、口だけではない。様々なことに精力的に取り組んでいる学校の姿勢そのものが表れているのだろう。
10数年間参加しているが、今年はいささか驚いた。初めて大学の合格実績には一切触れなかったのだ。合格実績なんてどうでもよい。数字はどうせ変わっていくものなのだから。私が聞きたいのは、生徒達の様子。かねてから、説明会は学園生活を中心に紹介すべきだと思っていたが、まさにその通りの説明を聞くことができ、大満足だった。
説明会終了後は懇親会。立食形式で軽食を取りながら、先生方とお話をする。現場の先生と直接お話しする機会は普段あまりないので、貴重な機会である。
しかし、人見知りが激しい私。そのような場は大の苦手。大抵懇親会には参加せずに帰ってくる。今日も説明会だけで失礼した。
それでも、空腹には勝てず、一人食べに入ったのが喜多方ラーメンの店。値段は少し高めであるが、スープが美味いので、ひいきにしている店だ。
メニューを見て驚いた。「とろろラーメン」???何じゃこれは!一瞬ぎょっとしたが、夏季限定とあり、今回を逃すとそうそう機会はないだろうと思い、決心した。
う〜ん。微妙な味だった。とろろは大好物。スープもしつこくなく私好み。だが、ラーメンとはあまりマッチしていないように感じた。太い縮れ麺だからであろうか。喉ごしの食感が今一つなのだ。あれこれと疑問に思いながら食べたせいだろうか、満腹感も得られず、悔いだけが残った。
次回はきっと別のものを注文するだろう。 - 07.9.28 桜?
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今日は母の誕生日。72才になった。
いつもありがとう。いつまでも元気で、長生きして下さいね。
会いには行けなかったが、電話で気持ちだけ伝えた。
さて、9月も終わろうかというのに、日中はまだまだ暑い。やはりどこか変だ。
「桜が咲いた」らしい。昨日の夕刊にあった。この異常気象に、桜もすっかり騙されたのであろう。
大阪の公園だそうなので、近いし今度花見にでも行こうかな。
でも、汗かきながら花見をするのは嫌だだな〜。 - 07.9.29 変わり目
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昨夜から急に涼しくなった。ネクタイを締めるのもためらっていたのがウソのよう。今日は上着が有り難く感じた。
涼しくなるのは嬉しいのだが、案の定、風邪をひいている生徒がいきなり増えた。
誰も好き好んで風邪をひくわけではない。少し疲れているときに環境が変わるだけでも、体調を崩すものだ。季節の変わり目は油断がならない。
しかし、風邪をひいたら治るまでじっとしていてもらいたい。感染った、感染されたというのも嫌らしいし、私としては被害は最小にとどめたい。かつて、入試直前に全滅に近い状態になったことがあった。もちろん、誰が悪いというのではないが・・・。
今日も、あたり構わず咳をしている生徒がおり、軽い憎しみすら憶えた。私の心が狭いのは十分承知している。子供に言いたいのではない。保護者にもっとしっかりしてもらいたいのだ。 - 07.9.30 次男元服
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今日は次男の誕生日。15才になった。先ずは、健康にここまで成長してくれたことに感謝したい。
既に我が家では一番の長身である。「寝る子は育つ」の言葉通り良く伸びた。おそらく近いうちに180cmは超えるだろう。
ひょうきんなところは私譲り。いい加減な所も私譲りである。
彼のお気に入りの色は緑。持ち物にも服にも必ずと言って良いほど緑が入っている。彼が生まれて初めてもらった自分専用の(兄と兼用ではない)おもちゃの色が緑。それ以来緑が大好きなのだ。 飼っていたカメも「ミドリ」だった。ハニーも私も、街中で緑色を見かけるとすぐに彼を連想してしまう。現在は「脱みどり」を目指しているようだ。
昔から口数の多いほうではない。かつて、あまりに意思表示が乏しいのでその訳を尋ねたことがある。
「だって、父さんに何を言ってもどうせ分かってくれへんやんか」と言われた。
ショックだった。押しつけているつもりはなかったのだが、彼には強制と感じられたのであろう。 それからは、彼の意志を尊重しているつもりだ。進学先の中学校も、彼の希望で決定した。親としては兄弟そろって同じ学校の方がありがたかったのであるが、なぜか「絶対に嫌だ」と言った。幸い(両校とも)自主性を重んじる学校だったので、彼には合っているだろうと思い、反対はしなかった。彼は通学に便利な方を選択したようだ。
今のところ、勉学には真剣に取り組めていない。しかし私は信じている。本気にさえなれば・・・と。ただ、私自身、気付いたときには手遅れだった。(本当は間に合わないこともなかったのだろうが、それだけのエネルギーは私になかった)そんなところまで、私に似ないでいいからね。