<970> 2012.5/28〜2012.6/3

 早くも6月になろうとしています。いや〜、本当に早い。ボンヤリしていると、あっという間に夏が過ぎ、そのまま1年が終わってしまいそうです。
 さて、HOPESも1年間の3分の1が終了しました。ここまでを振り返ってみて、いかがですか。勉強は順調に進んでいますか。「自分ではがんばっているつもりだけどよく分からない」と言う人もいるでしょう。そんな人には、簡単な見分け方をお伝えしましょう。私に注意されたことがありますか。もしも叱られた覚えがなければ、本当に良くがんばっている、全く問題がないと思って構わないでしょう。ただ、ほとんどの人は何かしら注意を受けているはずです。(卒業生で一回も叱られなかったという生徒は、過去に一人だけいました)では、注意された内容を覚えていますか。あまりに多すぎて何が何だか分からないと言う人は、まあ論外として、そのとき何故叱られたかを覚えていれば、おそらく大丈夫。今後、同じ間違いはきっとくり返さないでしょう。(と、信じたい)
 今回の年間休講日。1日だけですが、低学年は授業がありません。この機会に今一度、生活習慣を含めて学習スタイルを見直してみてはいかがでしょうか。6年生で修正が必要な人もいます。大至急、態勢を立て直して下さい。

<971> 2012.6/4〜2012.6/10

 私事で恐縮ですが、年間休講日を利用して旅に出ておりました。行き先は北海道。(今回は仕事抜き、100%遊びです)
 旅は非日常を味わうもの。特に遊びがメインの場合は、現実との乖離が大きければ大きいほど楽しめる。と、頭では分かっていたものの、体の方はいきなりの変化に驚いてしまいました。関西は、初夏を迎え汗ばむほどの陽気だというのに、北海道は寒かったのです。空港に降り立った時に吐く息が白く、なんと気温は10℃。季節が逆戻りしたかのような錯覚に陥りました。実際、桜の花もまだあちらこちらに残っており、新緑が眩しく目に痛いほどでした。それでも、幸い風邪も引かずに無事に戻ってまいりました。旅のようすはHPの「カッパの日記」に書かせてもらいましたので、良かったら読んでみて下さい。
 さて、旅から戻った私を待っていたのは、厳しい現実でした。
 先ずは、6年生の合格判定テスト。覚悟はしておりましたが、予想以上の凄まじい結果に言葉を失いました。応用力の欠如がはっきりと現れていました。今年の生徒はみな真面目に勉強に取り組んでいます。おそらく本人なりに精一杯がんばっているはず。なのに何故?と彼らにすれば解せぬ気持ちだと思います。しかし、原因は明らかなのです。復習の甘さ。これに尽きます。応用力を身につけるには、とことん理解するまでじっくり考えることが必要です。表面上だけでの復習では、真の実力は培われません。きっと、今回の結果で、彼らもその事に気づいたことでしょう。今後の取り組み方に期待したいと思います。
 他学年にも、問題は山積されております。一つずつ解決を図っていこうと考えておりますが、要は本人達の意識をどのように高めていくかです。「言うは易し、行うは難し」を痛感しております。
 

<972> 2012.6/11〜2012.6/17

 ようやく梅雨入り。と言っても、別に待ち望んでいたわけではありません。昨年より大分遅れていたから「もしかしたら今年は梅雨がないのかな」などと勝手に思っていただけで、「ああ、やっぱりね」と今は諦めに似たような心境です。そうです。甘い期待はたいてい裏切られるものなのです。
 しばらくはジメジメとした鬱陶しい毎日が続くのかと思うと、いささか気分も滅入りますが、自分の都合で世の中を判断してはいけませんね。雨は農業に絶対必要ですし、私たちの生活も水不足になれば大変です。ただでさえ、節電が叫ばれているこの夏。節水まで要求されたらたまったもんじゃありませんものね。すかっと晴れた夏の日を楽しみに、今は我慢いたしましょう。
 梅雨時を迎え、私からのお願いはただ一つ。雨の日は視界が悪くなります。通塾の際のみならず、事故には十分注意して、普段にも増して落ち着いた行動を心がけて下さい。

<973> 2012.6/18〜2012.6/24

 私事で甚だ恐縮ですが、先週誕生日を迎え、また一つ年を取ってしまいました。いつの間にかもう52才です。
 生徒達や保護者の方々からは、おめでとうのメッセージやプレゼントをたくさんいただきました。ありがとうございます。
 けれど、嬉しいことは嬉しいのですが、何となく寂しさの方が勝ってしまうのです。この気持ち、おそらく生徒諸君には理解しがたいでしょう。何故なら、若者には輝かしい未来が待っています。希望に満ちあふれ、夢に向かって一歩ずつ進んでいく。何と素晴らしいことか。それに比べて、この私。確実に人生の半分は過ぎてしまったのかと思うと、力が抜けていくと言うか、虚しくなると言うか。
 もちろん、こんな考えが間違っているのは分かっております。生徒達には「誕生日はプレゼントをもらう日ではない。この世に生を受けたことを感謝する日だ」と、いつも偉そうに言っているくせに、何とも情けない。そもそも、健康でいられるだけでも感謝すべきなのに、何を寝ぼけたことを言っているのでしょうか。どんな状況であれ、今を精一杯生きる。大切なのは、どれだけ生きたかではなく、どのように生きたかであり、長さより密度ですよね。
 そうだ!まだまだ老け込むには早い。元気出して、がんばって行こ〜!

<974> 2012.6/25〜2012.7/1

 6月に台風が上陸するのは久しぶりだとか。
 生徒諸君は、警報が発令されると学校が休みになるから、喜んでいるでしょうが、私たちはその度にヤキモキします。「生徒達は登塾できるだろうか」「授業を決行して大丈夫だろうか」「交通機関は正常に動いているだろうか」などと、インターネットで気象情報などを見ながら、窓の外を気にしつつ、決断を迫られるギリギリの時間まで悩んでいるのです。「警報発令=即休講」としてしまえば、確かに気は楽なのですが、休講にした分の授業をいつ行えばよいのか、実際日程的にはほとんど余裕がない状態なので、正直申して休講にするのは気が進みません。もちろん、生徒達の安全が一番大切なのは言うまでもないことです。過去には何度か授業を中止にしました。けど、もし交通機関が止まったとしても保護者による送迎が可能であるならば、できるだけ授業は行いたいというのが本音なのです。
 今回も悩みましたが、結局決行しました。幸い交通機関にはさしたる乱れもなかったようで、生徒達が帰る頃には雨もほとんど上がっており、胸を撫で下ろしました。けれど、これはあくまでも結果論に過ぎません。
 生徒諸君、そして保護者の方々にお願いがあります。私たちも慎重に判断いたしますが、警報が出ている出ていないに拘わらず、通塾には最大限の注意を払って下さい。もし危険だと感じたら、無理に登塾はせず、安全を優先して下さい。よろしくお願いいたします。

<975> 2012.7/2〜2012.7/8

 とうとう7月になりました。それにしても時の経つのは早い。自分ではそれなりに充実した日々を過ごしてきたつもりでいたものの、ふと、一体私は何をしているのだ、何をしてきたのだと、焦りにも似た感情にとらわれることもしばしばです。
 さて、いよいよ夏休みが近づいてきました。正念場を迎え、私も気合いが入って参りました。しかし、肝心の生徒達はどうでしょうか。本当に精一杯努力している人はどれほどいるでしょうか。私の勘違いであればよいのですが、がんばっていると言い切れる極めて少ないように思います。目標を見失っている6年生。目標の設定すらできていない5年生。言われたことさえこなしていればよいと思っている3・4年生。彼らからやる気オーラは感じられません。何となく投げやりで、その場しのぎ。まあ、何とかなるさと楽観的に構え、いつまでたっても本気を見せません。「1つを諦めることは100の可能性をすてること」どこかで見聞きした言葉の受け売りで甚だ恐縮ですが、的を射ているのではと思います。
 今度の全体保護者会では、現在のこの閉塞感をいかに打ち破ればよいのか、私なりの考えをお話しさせて頂きたいと思っております。

<976> 2012.7/9〜2012.7/15

 先日の全体保護者会には、多数ご出席いただき、誠にありがとうございました。また、平素は私どもの教育方針にご理解を下さり、心より感謝いたします。紙面を借りてではありますが、厚く御礼を申し上げます。
 と、少しかしこまった挨拶をいたしましたが、おかげさまでHOPESはまもなく22年目の夏を迎えます。ここまで続けることができましたのも、偏に保護者の皆様のご理解とご協力の賜物と、改めて感謝申し上げます。
 HOPES開設当時のことは今でも良く覚えております。夏休みからのスタートで、その夏も猛暑でした。毎日汗でネクタイが1本ずつダメになっていきましたが、私自身はそれ程暑いとは感じておりませんでした。くさい表現ですが、外の暑さより自分の熱さが勝っていたのでしょう。
 以来、20年と少し、がむしゃらに走り続けてまいりました。単なる自己満足かも知れませんが、この20年間は私の誇りです。しかし、理想の教育はまだ実現しておりません。永遠に到達できない境地なのでしょうか。いや、まだまだ私の努力が足りないのでしょう。目標実現に向けて、今後も精進を重ねていきたいと考えております。

<977> 2012.7/16〜2012.7/22

 早いもので1学期も終了。いよいよ夏休みが始まります。さて、今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。熱い夏!今から楽しみです。
 さて、生徒諸君はこの夏の目標を立てましたか。目標はできるだけ具体的なものがいいですね。「一生懸命がんばる」のように抽象的だと、いつの間にか目標がぼやけてしまいがちです。「○○だけは絶対にやりぬく」「何が何でも○○は実行する」とはっきりしたものが良いでしょう。学習面に限らず、生活面でも目標を立て、必ず実行していきましょう。
 私は今年も「完全燃焼」を目標にいたします。え?少しも具体的でないですって。確かにそうですね。じゃあ、もう少し。「絶対にあきらめない!」これを追加しましょう。ますます分からん!と言われそうですが、生徒指導において「あきらめる」ことは絶対にしてはならないことなのです。例えば、何度教えても理解できない生徒に対して、もういいやと説明を放棄してしまえば、それっきりです。その生徒との信頼関係も終わってしまいます。また、学習習慣が確立していない生徒に対しても、同じことが言えます。いい加減なことをくり返す生徒がいたとしても、復習や宿題の必要性を説き、家庭学習の大切さを理解させる。もちろん、そのような生徒は一度言ったくらいで態度を改めるはずはありません。それでもあきらめない。ねばり強く接する。私にはその根気強さが足りなかったように思います。反省とともに、この夏の一番の目標、いや、誓いといたします。

<978> 2012.7/23〜2012.8/3

 夏期集中講座が始まりました。HOPES22年目の夏です。長いようでもあっという間の40日間。悔いのないよう、充実した毎日を送りたいと思います。
 受験生にとっては、言うまでもなくこの夏が正念場。この夏の過ごし方次第で、これからの人生が決まるといってもけっして大袈裟ではありません。何よりも大切なのは目的意識です。ただ何となく過ごすのではなく、きちんとした計画を立て、しっかり目標を定めて実行していきましょう。

<979> 2012.8/4〜2012.8/19

 いや〜!夏真っ盛り。毎日暑いですね。みなさんお元気ですか。
 と、書き出してみたものの、私自身それほど暑いと感じておりません。と言うのも、日中はほとんど塾にいるからで、教室内は快適そのもの。猛暑とは無縁の生活を送ることができるありがたさをかみしめております。
 さて、6年生諸君。毎日とてもよくがんばっていますね。授業は、最低8時間。授業のない日にも自習にきて、脇目もふらずひたすら勉強。本当にすごいと思います。目標があるからがんばれるのですね。この努力が報われる日は必ず来ます。今は毎日大変でしょうが、精一杯のがんばりを続けていきましょう。ただ、ここに来て少し疲れてきたのでしょうか。集中力の途切れや、やる気の(一時)消失が目につく人も現れてきました。自分の目標をもう一度思い出し、気持ちを引き締め、体勢を立て直してもらいたいと思います。
 低学年の諸君。勉強は計画どおり進んでいますか。少しずつでも毎日すれば、大幅に遅れるようなことにはなりません。けれど、溜めてしまうと、結局いい加減になってしまい、そうなると全く身にはつきません。しばらく授業はありませんが、(5年生はお盆集中特訓があるよ)気を緩めすぎないように注意して下さい。規則正しい生活を心がけ、やるべき事はきちんとこなしていきましょうね。

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