S
秋の訪れを喜びたいところですが、心配な事も出てきました。そうです。体調不良の生徒が増えてきたのです。いや、生徒ばかりでなく、スタッフや先生までもが・・・。事務所は、さながら病院の待合室のような有様です。体調を崩した者はしっかり休養を取って、早めに治して下さい。健康な人達も、予防には細心かつ最大限の注意を払って下さいね。
さて、今回は5年生のお話。先日、第1回の合格判定テストを行いました。結果はともあれ、私をおののかせたのは、生徒達の志望校です。みなさん、なかなか高い志をお持ちで、(まあ、これは毎年のことですが)中には「本気か」と叫びたくなるようなケースもありました。おっと、誤解しないでもらいたい。無理だから止めろと言うのではありません。しかし、目標を口にした以上は、行動に移さなければなりません。実行の伴わない目標など、ただの寝言です。いいえ、寝言にもなりません。単なるホラに過ぎないでしょう。
過去にも似たような例はたくさんありましたが、多くの人達は夢を実現していきました。夢を叶えることができた人は、決して諦めず精進を続けた人達です。一方、口先だけで終わってしまった残念な人が少なくないのも事実です。さあ、君たちはどっちを選ぶ?
秋の好天とは裏腹に、どうもすっきりしない気分が続いております。
いきなり鬱陶しい書き出しで申し訳ありませんが、私にはどうにも理解できないのです。「6年生諸君は、いよいよ入試まで3ヶ月を切り、全員が必死になって、最後の仕上げに精一杯努めています」と、書きたいのはやまやまですが、ウソは書けません。残念ながら、未だに本気になれない人がいるのです。しかも、信じられないことに一人ではありません。彼らは、この時期になってもまだ、見せかけの勉強だけしかしておりません。
どうしてでしょう。自分なりには精一杯だと言いたいのでしょうか。それとも、そんなに必死にならなくても大丈夫。なんとかなるさ。とでも思っているのでしょうか。一体何を根拠に。そりゃ、世の中にはしゃかりきにならなくても通用することも多いでしょう。けれど、入試はそんなに甘いものではありません。一点足りなくても不合格は不合格。「惜しかったからおまけしてあげよう」などとは、誰も言ってくれません。はっきりと明暗が分かれます。甘い考えで何とかなるさと思っていた人は、そこで初めて呆然とするのです。そして、「そんな馬鹿な、こんな筈じゃなかった」と、まるで自分が悲劇の主人公であるかのように、不運を嘆くのです。しかし、そんなのは不幸でも不運でもありません。極めて、当然の結果なのです。
私はこれまで、そのような結果を嫌というほど見てきました。中には、精一杯の努力にもかかわらず、力及ばす、無念!というケースもありました。さぞ、口惜しかったでしょう。納得できぬ結果に涙も流したはずです。けれど、精一杯がんばった人は、そこで挫けることなく立ち直っていきました。事実は事実として受けとめ、心を新たに、次なる目標へと向かっていきました。そこそこの努力しかせず、そこそこの結果しか出せなかった人に限って、それを他人のせいにしてしまうのです。自分は悪くない。悪いのは○○だと。
おっと、話が少し逸れてしまいました。本題に戻しましょう。
誤解しないでいただきたいのですが、私は君たちに良くない結果を望んでいるのではありません。「ほら見たことか。中途半端なことをするからこうなったんだ」と言いたいのでもありません。君たち全員に、希望通りの中学校に入学してもらいたい。そして次のステージでも一生懸命がんばってもらいたい。心からそう願っております。
だからこそ、もっと必死になってほしいのです。結果が出てからでは遅すぎます。今しかできないのです。あと、たったの80日ほどじゃないですか。もっとがむしゃらに、もっと猛然と、真っ直ぐ目標に向かって突き進んでもらいたいのです。慌てず・焦らず・諦めず。さあ、ふんばれ!
とうとう11月です。毎月こんなこと書いているようにも思うのですが、時の過ぎ行く速さには戸惑うばかりです。
6年生諸君にとっても、一日一日と残り時間が減っていくのは、たまらないことだと思います。けれど、条件はみな同じ。焦っても仕方ありません。やるべきことを一つずつ片付けていくしかないのです。たくさんすることがあるからと、慌てて中途半端に終わらせるより、たとえ一つでも確実にできるようにした方がはるかに値打ちがあります。
ここまでの努力不足は否めないとしても、そればかり悔やんでいても何も始まりません。大切なのはこれからの日々をどう過ごすかです。
最後の最後まで諦めずに、最善を尽くしていきましょう。
今回は敢えて何も書きません。いえ、ネタがないのではありません。書きたいことはあるのですが、今までも何度も書いてきたことですし、これ以上くり返すのもどうかと思いまして。そもそも、生徒達の心に届かなければ何を書いても無意味なのですが・・・。
口頭でも伝えました。もちろん、一人一人にも直接。しかし、同じでした。その場は一応神妙な顔つきで聞くものの、行動は改まりませんでした。手紙を書いても、メールを送っても同じ。ひどい場合は読んでもいません。当然ながら、状況は全く改善されず。変わったのは、残り時間が少なくなったことくらいでしょう。
いや、もう止しておきましょう。これ以上愚痴を書いても仕方ありません。精一杯頑張っている人にまで気分の悪い思いをさせてしまいます。
来週こそは明るい話題が提供できることを願いつつ、今回はここまでとさせて頂きます。
なぜ私は怒るのでしょう。不思議に思われている方も少なからずおられるはずです。当然の疑問だと思います。何故なら、自分でも分からないことがあるのですから。などと言ったら、とうとうおかしくなったのかと疑われかねませんね。ですから、少し弁明を。
理由はいくつかあります。
先ずは、中途半端が嫌いなこと。しかし、これでは自分の好き嫌いを他人に押しつけているだけですね。表現を改めましょう。いい加減なことをしていても満足のいく結果は得られないからです、と。子ども相手に何をそこまでと思われるでしょう。いいえ、相手が子どもだから言うのです。彼らには経験がありません。ですから、今の自分の行動がどのような結果につながるかを予想できません。私とて、それ程多くのことを経験してきたわけではありませんが、少なくとも打算と妥協の末には後悔しか待っていないことは知っております。また、一度崩れてしまったものを元に戻すにはとてつもないエネルギーが必要であり、たいていは元には戻せず、途中で諦めてしまうことが多いことも。努力もせずに結果を望むな。と言うのは、現代の風潮からすれば無理な事かも知れませんが、私は彼らに中途半端な人間になってもらいたくありません。いい加減なことを繰り返す子どもたちを見ると怒りがこみ上げてくるのは、自らの可能性を捨てて欲しくないからです。
そして、何よりも努力の尊さを分かってもらいたいのです。精一杯がんばったあとの達成感。これを一度味わった者は少々の困難でくじけはしません。人を成長させるのは、結果ではないのです。たとえ結果がどうであれ、自分の精一杯が尽くせたのならば納得できるでしょう。目標に向かって努力した経験は何物にも代え難い大きな力になるはずです。
しかし、人間は弱い存在です。自分を律し続けることの出来る人間なんてそうそういません。私なんぞその最たる例です。結局、自分にないものを子どもたちに求めているだけなのかも知れませんね。しかし、言われなければ気がつかない子どもたちには、厳しいことを言う者も必要ではないでしょうか。
ただ、問題はその方法です。厳しすぎることが逆効果なのも確かです。ここまで自己弁護を続けましたが、今の方法がベストだとは思っておりません。厳しく言いすぎ、相手を傷つけてしまったこともあります。改めねばならぬことは多いと反省しております。
少々長くなりましたので、具体的な改善策は来週以降に書かせて頂きたいと思います。
先週は「なぜ私は怒るのか?」その言い訳を書かせてもらいました。今週はその続き。
私が怒る理由はもう一つあります。いや、一番の理由と言ってもよいかも知れません。それは、相手に理解してもらえないからです。例えば、授業中。「何度も同じような問題をしたはずなのにどうして同じ間違いをするのだ」→「(理由は明白)復習が不完全だから」→「そのような学習では効果はないから方法を改めよう!と、今まで何度もくり返し指摘してきたのに、何故?!」となるわけです。まあこれは高学年ですね。低学年で多いのは、宿題や復習をやってこないケース。「(やっても)間に合わなかったのなら、(今回だけは)期限を延ばしてあげよう。それなら大丈夫だよね」と約束したにもかかわらず、期限までにしてこない。もしくは、ただ書き写しただけのものを平気な顔で提出する。あるいは、その時は何とか間に合わせたものの、しばらくするとまた同じことをくり返す。となると、私は「約束を破られた」と悲しく思うと同時に、「裏切られた」と怒るのです。
しかし、どうやら全て、私の独りよがりだったようです。
自分では十分に説明したつもりでも、生徒達には不十分だったのです。1回教えて分からないならばもう1回。これは覚悟しております。2回教えてもまだならばもう1回。これも実行しております。けれど、5回6回くり返しても理解してもらえなければ、相手が悪いと思ってしまうのです。そう、自分の教え方に足りない点があるなどとは考えもせずに。例えば、過去の生徒は5回目で全員理解できたとしても、今の生徒が5回目までに理解できるとは限らないのに、それを彼らの復習不足と決めつけていたのです。もちろん、生徒達の取り組み方や考え方にも問題はあると思います。しかし、昔と今では子ども達の生活習慣も気質も変わってきているというのに、判断基準を改めようとせず、一方的に責めるだけでは、生徒達から受け容れられないのも当然かも知れません。
また、今の子ども達は叱られることに免疫がありません。これも時代なのでしょうか。ちょっと厳しい口調で咎められただけで、萎縮してしまう者が少なくありません。「叱るより誉めよ!」よく言われることですね。私もできるだけ誉めるように心がけております。全ての者に当てはまる方法ではないにしろ、効果があるのは確かです。特に低学年においては、覿面です。
私とて、好きで怒っているのではありません。叱らずに済むのならいつもニコニコとしていたいのです。しかし、少しの甘さが取り返しのつかないことにつながりかねません。特に受験生にとっては、人生を左右するほどのことにも。しまったと後悔するくらいなら、そのときは多少辛い思いをしても、すぐに改めたほうが良いと思うのです。
まあ、今後は私も最大限の辛抱をいたしましょう。ただし、生徒諸君。勘違いはしないで下さいね。何をやっても、叱られないで誉めてもらえる、などとは思わないことですよ。私は君たちを甘やかすつもりは毛頭ありませんし、ウソやごまかしは絶対に認めませんからね。
数年前にも似たようなことを書いておりました。
「ぎゃ〜!」と叫び出したい思いを堪えながら、今これを書いております。
やらねばならぬことが山積みです。まだ、冬期集中講座の時間割すら組めておりません。これじゃ、とても生徒達に偉そうには言えません。
どうしてこうなってしまったのでしょう。弁解がましいですが、けっして無計画だった訳ではないのです。いついつまでにはこれこれをすると、大まかですが少なくとも2週間単位で計画は立てておりました。スケジュールも把握して行動してきたつもりです。突発的なことがあったとしても十分対応できるはずでした。なのに、何故?体調を崩したこともありましたが、結局は意志の弱さが最大の原因でした。「何が何でもこの日のうちに仕上げるんだ」とは思わず、「今日はこの辺で止めておこう。やってできないこともないのだろうけど、まあ(明日で)いいか」と妥協してしまったのです。些細なことが積み重なり、少しずつ少しずつ計画がずれていったのです。「こりゃいかん」と気が付いたときにはもう手遅れ。こうなると、あとは悪循環です。無理をして体調を崩し、さらに予定が狂う。気分が乗らないから、時間がかかる。捗らないからますます嫌になる。
あれ?これって、いつも生徒達に言っている『典型的なだめパターン』じゃないですか。宿題をためにためて途方にくれていた○○君と、まるで同じです。そんな彼に私は何と言ってきたでしょうか。「無計画だからこうなるんだ。ちゃんと計画を立て、強い意志で実行しろ」と、冷たい言葉を浴びせていたのです。何と恥ずかしい。私に生徒を責める資格はありません。追いつめられてしまった者の悲しさが少しは分かったように思えます。だからと言っても、できなかったことを肯定するつもりはありませんよ。原因を突き止め、同じ過ちをくり返さないようにせねばなりません。反省なき者に進歩なし。責めているのではありません。気付きがあれば、改善されるはずだと言いたいのです。
それにしても、あ〜情けない。
とうとう師走です。何かと慌ただしい毎日ですが、できるだけ平常心を失うことなく落ち着いて行動したいものだと(頭の中では)考えております。
先日、6年生の保護者会は終了しました。多数のご参加ありがとうございました。この方々の前で話すのもこれで最後かと思うと、こみ上げてくるものがありましたが、そんな感傷に浸っていられる状況ではありませんでした。事態はそれ程深刻なのです。6年生諸君。どうしてそんなに悠長に構えていられるのですか。本当にそろそろ本気を出しなさい。もはや、間に合う・間に合わないのレベルではありません。確かに、仕上がりは大きく遅れています。だからもう諦めてしまったのですか。それでも、もっとあがきましょうよ。最後の最後まで弛んだままでどうするつもり。できる限りのことを精一杯しましょうよ。必死にならなければ、後悔しか残りませんよ。
さて、今週は低学年の全体保護者会です。いや、いつまでも低学年とは言っていられません。5年生は年が明けると、じきに新6年生の授業が始まります。改善されてきたとは言え、まだまだ問題の多い学年です。詳しいことは保護者会でお伝えしたいと思います。ぜひご参加下さりますようお願いいたします。
冬到来。いきなり寒くなりましたね。と言うより、今までが温かすぎただけで、やっと12月らしくなったと言った方が良いのかも知れません。今一つ実感がわかない私ですが、街のイルミネーションなどを眺めていると、年の瀬なのだと気付かされます。まあ、入試が終わるまで落ち着かないのは毎年の事。私たちと受験生には、クリスマスも正月も関係ありませんものね。
さて、先日の全体保護者会には、多数ご参加下さり、誠にありがとうございました。各学年の学習状況を報告させていただきました。1年前のことを思えば、どの生徒も著しい成長を見せてくれました。こつこつと努力を積み重ねることが力をつける唯一の方法であることが証明されたようで、私も嬉しい限りです。特に4年生が素晴らしい。全員が楽しそうに塾に通っています。まるで、学ぶことが嬉しくてたまらないかのように。当然の事ながら、授業もスムーズに進みます。生徒達は集中しており、私が注意をする必要もありません。授業中に説明をしっかり聞いているので、家庭での復習も捗ります。難しい内容でも理解できるから、ますます嬉しくなり、さらに集中して授業に臨むようになります。まさに、理想的な状態と言えるでしょう。楽しく学ぶことができれば、学力は自然についていきます。全ての学年において、このような状態が実現できるように、生徒達一人一人と向かい合っていきたいと思います。
受験生諸君。諦めるのはまだ早い。まだ時間はあります。このまま手をこまねいて時が過ぎるのを眺めていても仕方ありません。最後の最後まで歯を食いしばり、精一杯の努力を続けましょう。ただ、健康には十分注意して下さい。体調管理は自分の責任ですよ。
今年もあと1週間。年の瀬と言っても特別な感情は湧きませんが、流石にあと1週間となると驚いてしまいます。このHOPES通信も今年最後の号となりました。
1年を振り返ってみると、特に今年は反省することばかりでした。一体いつになったら満足のいく年を過ごせるのでしょうか。情けない限りですが、今後の課題といたします。
さて、6年生諸君、いよいよ入試まで3週間。ここにきてようやく少しずつ仕上がってきたように感じます。さあ、これからが正念場ですよ。きっちり仕上げて大きな夢をつかんで下さいね。君たちは今、きっと不安な気持ちと戦いながらも、精一杯の努力を続けていることでしょう。ここで、(くどいようですが)残りの日々を充実したものにするため、最後のアドバイスを送りたいと思います。
1.あきらめないこと。最後の最後まで、歯を食いしばってがんばりましょう。残念ながら、現段階では誰一人として安心できません。けど、諦めなければ間に合います。いや、間に合わせましょう。
不安な気持ちは誰も同じ。結果をあれこれ心配するより、今はとにかく必死に取り組むこと。苦手科目・苦手分野をそのまま放置してはいけません。苦手を1つでも克服できれば、それは自信につながります。そうなれば、精神的にも全然ちがってきます。
2.あわてないこと。
時間がないからとあれもこれも手を付け、不完全な状態で残すより、1つでも確実に解けるようにしていきましょう。特に、暗記分野はあやふやなままにしないように。
3.あせらないこと。
気持ちに余裕が無くなり、ついついイライラしがちですが、あせっても仕方ありません。周りの人たちに、八つ当たりをするなんてもっての外ですよ。協力して下さっている家族への感謝の気持ちを忘れてはいけません。
4.健康管理に注意すること。
インフルエンザが流行し始めているようです。手洗い・うがい・外出時のマスク着用な どは当然のこと。予防には最大の注意を払いましょう。体調がすぐれないときは、早めに休養を取り、けっして無理をしないこと。早寝早起きを心がけ、体を徐々に朝型にしていきましょう。体が慣れるまでには、けっこう時間がかかりますよ。