トップページ > 過去のコメント集 > 440〜449号
- <440> 2001.3/23〜2001.4/8 春期号
-
すっかり暖かくなり、穏やかな毎日が続いています。
卒業した6年生に集まってもらうたこやきパーティーのときも好天に恵まれ、1年間で一番のんびりとした時間を過ごさせてもらいました。いま、そのときの写真を見ながら書いています。どの生徒もとても嬉しそうな表情をしており、2ヶ月前までの緊張がうそのようです。思えば、彼らには厳しいことばかり要求してきました。もっと楽な方法もあったのかも知れません。けれども、私には徹底的にやる以外の方法はできませんでした。適当に妥協していい加減な結果に終わるのが恐いのです。生徒達にはずいぶん恨まれているとは思いますが、今の喜びは精一杯がんばったからあるのです。きっとそのうち分かってもらえると信じております。
さて、春期集中講座が始まりました。後輩諸君もがんばりましょう。特に6年生は、徹底的に鍛えてあげますから、しっかりついてきて下さい。学校が休みの間は、自由になる時間がたくさんあります。そのせいか、ついだらだらとしてしまいがちです。何も勉強ばかりする必要はありませんが、計画を立てて、メリハリのある毎日を過ごしましょう。一番大切なのは、自覚ですよ。
- <441> 2001.4/9〜2001.4/15
-
日中は汗ばむほどの陽気になって参りました。春期集中講座も無事に終了し、正直なところ少々ほっとしております。生徒諸君は、この2週間で平常授業の約1ヶ月分の内容を学習したことになります。しっかりと復習していればかなりの学力がついたはずです。一生懸命がんばっている人が多かったので、今後が楽しみです。しかし中には努力することから逃げ出している人もいました。その場しのぎのごまかしは、何の役にも立ちません。がんばってみたけどできなかった、というのならば構いません。けれども、初めから努力しようともせずに、そのくせ結果(=評価)ばかり欲しがる。はっきり言ってそれは最低です。何のために努力するのか、もう一度よく考えてみてください。また、時間に追われて仕方なく楽な方法を選んでしまった人もいるでしょう。そういう人は、なぜそうなってしまったのかを深く反省して下さい。
さて、2002年度からの新指導要綱に基づく教科書が発表になったそうです。その内容の軽さにはあきれるばかりです。一体文部省は何を考えているのかと、嘆いても仕方ありません。公教育に期待できない以上、私達は、できる限りのことを生徒達に伝えていかなければいけません。かと言って知識偏重には陥りたくはありません。何をすべきか、真剣に考えていこうと思っております。
- <442> 2001.4/16〜2001.4/22
-
- <443> 2001.4/23〜2001.4/29
-
いつの間にか、街の色が淡いピンクから鮮やかな緑へと変わっていました。それもそのはず、もうすぐ5月です。世間では今週末からゴールデンウイークが始まります。とにかく、時間がたつのが早い。のんびりしているつもりはないのですが、あっという間に仕事が山積み状態になっています。また、気候のせいもあるのでしょうか、最近どうも緊張感が薄れてしまい、とんでもないミスをよく犯します。昨日も、本日使用する教材をとうに作成したつもりでおりましたが、実は2本もこの世に存在しない状態でした。幸い何とか間に合いましたが、危ういところでした。この他にもいろいろとミスがあり、気を引き締めなければと思っております。
さて、来春の中学入試の日程が1月後半になるそうです。詳細は分かり次第お知らせいたしますが、私としては大変よいことだと喜んでおります。試験日がどんどん早くなっていった背景には、各学校ともいろいろ事情があったのでしょうが、それに振り回された受験生は少しかわいそうな気がします。もっともっと遅くなればよいのにとさえ思います。たとえ2週間でも、それだけ十分に準備できるからです。けれど条件はみんな同じですから、余り関係はありません。時間に余裕があると思って、油断しないようにしましょう
- <444> 2001.4/30〜2001.5/6
-
先日の保護者対象勉強会には、ご多忙中にもかかわらずご出席いただき、誠にありがとうございました。他の用事と重なっていたのでしょうか、出席いただいた方はわずか15名と大変さびしい勉強会となりました。
今回取り上げたテーマは、算数が「ニュートン算」、社会は「時事問題」でした。「ニュートン算」は今から約30年前にブームになった文章題です。当時は難関校で競って出題されました。現在の中学入試でも、あまり多くありませんが、毎年数校から出題されています。解き方を知らなければできませんが、パターンを理解していれば簡単です。HOPESの生徒は、5年で1回、6年で2回学習します。今回はその基本パターンを保護者の方に説明いたしました。時間的な制約があったため、お母様方には大変急がせることになってしまい、申し訳ございませんでした。しかし、みなさん割とよくできていたように思います(失礼)。いつもお子様には「さあ勉強しなさい」「早くしなさい」とおっしゃっていることでしょうが、たまには立場を変えて苦しんでみるのもよいのではないでしょうか。
「時事問題」の方は、私も一緒に授業を受けました。楽しい授業でしたが、私の成績は秘密です。
- <445> 2001.5/7〜2001.5/13
-
みなさん連休はいかがお過ごしでしたか。楽しい休日でしたか。どこへ出かけるにしても渋滞がひどくて大変だったのではないでしょうか。人が少なく静かで落ち着ける、しかも移動の楽な、そんないい場所をご存じの方がいらっしゃいましたら、私だけにこっそり教えていただきたいと思います。
私の場合は、祝日だからといって特別なことはありません。普段と違うことといえば、朝食を全員で食べるくらいです。子供たちと遊べるのは大変うれしいのですが、その分の時間をやりくりするのにかえって忙しくなります。
子供時代の連休の思い出と言ってもあまりありません。ただ、現在のように5/4は休みではなく、振り替え休日という制度もありませんでした。当然、土曜日は学校がありました。ですからせいぜい2連休で、うまく日曜日が間に入ると3連休になる程度でした。(1日おきの休みを飛び石連休と言っていました)その上、当時の日本は今ほど豊かではなく、働くことが美徳とされていた時代でした。家族でどこかへ出かけた記憶はほとんどありません。(実は行ったこともあるらしいのですが)けれども、それがあたり前でしたから不満はありませんでした。休日は家でのんびりと過ごすものでした。そう考えると、休日=お出かけという図式が成り立っている今の子どもたちの方が、時間に追われ、気の毒なように思えます。
さて6年生諸君は、今年1年だけは休日は全く関係ありません。自分の決めた目標に向かってひたすら努力してください。
- <446> 2001.5/14〜2001.5/20
-
下記の日程で、若野房夫先生(前帝塚山学園中学高校校長・現大阪学芸中学高校校長)をお招きして、教育講演会を行います。お忙しいこととは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加下さい。
若野先生は、帝塚山中学高校に40年間在籍され、常に教育現場の最前線を歩んで来られました。化学の教鞭を執られる傍ら、生活指導にも積極的に関わられ、生徒や保護者からは絶大の信頼と尊敬を受けておられました。常に生徒の学力向上に腐心され、お会いするたびに「生徒達に学力をつけるためには、もっと教師の資質を向上させないといけない、カリキュラムも工夫しなければいけない」などと話しておられました。女子英数コースの導入も先生のご功績です。その手腕を買われ、大阪学芸中学校に校長として迎えられたのが今から3年前。新天地でも積極的に改革に取り組まれ、大阪学芸中学校は今まさに進学校へと変わりつつあります。
先生と私は10数年のおつきあいになります。いろいろな場所へご一緒させていただきましたが、お偉い方なのに気さくな方で、どこでもその穏和なお人柄で周りの人から慕われていらっしゃいます。
今回も「生徒の学習意欲をもっと高めたい。保護者の方々に、学力をつけるための工夫や注意点をお話しいただけないか」とお願いにあがると、お忙しい身であるにもかかわらず、快くお引き受け下さいました。
テ ー マ 『学力を伸ばすために−学校教育と家庭学習について−』
日 時 6/7(木)10:00〜(2時間程度とお考え下さい)
会 場 天王寺教室
参加は予約制とさせていただきます。別紙にて申込用紙を配布いたしますので、出席ご希望の方はご提出下さい。塾外生の保護者の方の参加もお待ちしておりますが、その際は直接お電話などでお申し込み下さい。
- <447> 2001.5/21〜2001.5/27
-
- <448> 2001.5/28〜2001.6/3
-
- <449> 2001.6/4〜2001.6/11
-
早くも6月。汗ばむ季節となりました。楽しみにしていた年間休講日もあっという間に終わってしまい(今回もあまり遠出はせず、家族とのんびり過ごしました)、また忙しい毎日がもどって来ました。やらなければいけないことの多さに悲鳴を上げたくなりますが、あせらずにできることから1つ1つ片づけていこうと思っています。幸い、気力は充実しております。生徒達にいつも偉そうに言っている手前、逃げ出すわけにはまいりません。
さて、今週より「ガンバリUP点」のポイントを、ガンバリましてんグッズと交換しております。10ポイントで鉛筆2本(とても書きやすい高級鉛筆、しかもHOPESのネーム入り。記念にしまっておかずにどんどん使ってください)。30ポイントで鉛筆けずり(授業中に丸くなった鉛筆をいつまでも使っている人がいます。小型で携帯可能ですから、いつも筆箱に入れておき、鉛筆が丸くなったらすぐに使ってください)。60ポイント獲得するとノート(豪華?5冊セット)のプレゼント。最後は100ポイントです。何をプレゼントするかは未定ですが、うれしくなるような何かを検討中です。生徒諸君のがんばりの励みになればと思って始めた制度です。多い人は50ポイント以上獲得していますが、まだ10ポイントに達していない人もいます。品物をもらうためにがんばれと言うのではありません。自分の努力の跡が確認できれば、きっと一生懸命になるはずです。何度もくり返しますが、一瞬だけがんばるのを努力とは言いません。日々の継続した努力が、真の実力を養うのです。一番大事なのは自分の気持ちです。精一杯することを忘れないように。
←前のページ ↑先頭へ 次のページ→
Copyright © 2001-2024 HOPES