<430> 2001.1/15〜2001.1/21
 6年生の授業が終了してしまいました。ぽっかりと穴があいたようでとても寂しく感じます。非常に私を悩ませた学年でしたが、いなくなるとよけいに色々なことが頭に浮かびます。厳しいことばかり要求されたにも関わらず、みんな最後までよくがんばりました。彼らなりに精一杯の努力をしてきたはずです。もっと彼らのがんばりを認めてあげれば良かったかと思います。しかし、ちょっと誉めるとすぐゆるんでしまいそうな子ばかりだったので、途中で安心されるのが心配でした。そんな、本当に頼りない、幼い彼らでしたが、随分とたくましくなりました。受験を通じて成長してくれたことと信じます。入試の結果が次々と出ます。厳しい現実が待っているかも知れません。しかし、たとえどんな結果であれ、一つの事実として、浮かれず、落ち込まずに受け止めて欲しいと思います。彼らには、それだけの精神力がもう十分に身についているはずです。自分が精一杯やったのならば、堂々と胸を張っていればよいのです。中学入試は最終目標ではありません。勉強の本来の目的は、人間として正しい判断ができる能力を身につけること、人生の目的を見つけることにあります。入試はその勉強をどこで行うかを選択するだけのことで、合格したらそれで終わりというわけではありません。本当の勉強はこれから始まるのです。
 さて、低学年の諸君。次は君たちの番です。特に5年生。徹底的に鍛えてあげますから、信じてついてきて下さい。
<431> 2001.1/22〜2001.1/28
 それにしても寒い一週間でした。これまでが暖かすぎたために、よけい寒く感じたのかも知れません。しかし、受験生にとってはありがたくない寒波到来だったことでしょう。
 この一週間、応援のためにいろいろな試験会場に行きました。応援といっても大したことをするわけではありません。みんなと会って、しっかりやってらっしゃいと見送る程度です。間違っても旗をふったり、大声をあげたりするような愚かなことはいたしません。会場にはできるだけ早く着くようにし、生徒達の到着を待ちます。けれど30分も立っているともうだめです。手足の感覚がなくなってしまいます。全員と会え、みんなを送り出すと、正直ほっとします。しかし年をとったせいでしょうか、手足がもとの状態にもどるまでにまた、ものすごく時間がかかるのです。ひどいときは午前中ずっとしびれたままのときもありました。日頃、温室のような所にばかりいる報いかもしれません。
 さて、この寒さで体調をこわさないかと心配しましたが、HOPESの生徒達は全員無事だったようです。むしろ、寒さでぴりっと気がひきしまったのでしょうか。暖かった時より厳しい寒さの時の方が試験の結果がよかったように思います。結果も次々と届いております。第一志望の学校に合格できた人、本当におめでとう。ただ、その結果におごることなく、ここでのがんばりを忘れずにさらに精進努力をして欲しいと思います。惜しくも残念な結果だった人も、くじけてはいけません。大事なのは結果ではなく、途中でどれだけがんばれたかです。努力は決して無駄にはなりません。堂々と胸を張って生きて下さい。
<432> 2001.1/29〜2001.2/4
 先日の新年度説明会には、ご多忙中にも関らず多数ご参加いただきまして、誠に有り難うございました。今年度の入試の結果ならびに反省すべき事の報告と、新学年に進むにあたって注意すべき点(主に授業の受け方と家庭学習について)を述べさせていただきました。ただ、説明が足りなかっため、受講コースの選択などでわかりにくいことが多くあったようです。申し訳ございません。ご不明な点は、お電話で結構ですからお問い合わせ下さいますよう、お願いいたします。
 さて、いよいよ新年度のスタートです。各自、目標を定め、それに向かってがんばろうと心を新たにしていることと思います。夢が実現できるかどうかは本人の努力次第です。精一杯やれば出来ないことはありません。本当に大丈夫かな、一体どれだけやればよいのだろうかと、少し不安になっている人もいるでしょう。心配するのも無理のないことです。特に、新入会の人にとっては、分からないことばかりかも知れません。けれども、悩むより前に「よーし、やってやろ」と元気よく頑張ってもらいたいと思います。先輩達もやってきたことです。何も一人でやるわけではありません。一緒にがんばる友だちもいますし、家族の方も応援してくれています。私たちは決して無理はさせません。必要最低限のことを効率よく提供していくつもりです。もし分からないことがあったら、何でも聞いて下さい。さあ、元気よく一緒にがんばっていきましょう。
<433> 2001.2/5〜2001.2/11
 立春とはいえ、まだまだ寒い日が続いています。生徒達の中には体調を崩している人もいるようです。無理をせず、十分休養を取り、早く元気になって下さい。
 新学年がスタートしてまだ1週間も経っていませんが、みんな元気そうで安心しました。生徒達からやる気が伝わってきます。新しい授業の時間帯に、まだ慣れずにとまどっている人もいるようです。(新五年生は眠そうでした)けれども、心配はいりません。そのやる気があれば大丈夫です。
 ただ、通塾には十分注意して下さい。交通事故だけではありません。信じられないような事件が多発しています。怪我や事故はおこってからでは遅いのです。一瞬のすきが重大事故につながることもあります。常に周囲の状況を見、細心の注意を払いましょう。自分の身は自分で守るというくらいのつもりで、行動には最大の注意を払って下さい。できるだけ単独行動は避け、友達と一緒に通塾しましょう。帰宅が遅くなる場合は、必ずお家に電話連絡をするようにして下さい。また、保護者の方々には、欠席する際の電話連絡だけではなく、遅刻の際にも必ず連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。
<434> 2001.2/12〜2001.2/18
<435> 2001.2/19〜2001.2/25
<436> 2001.2/26〜2001.3/4
 確実に春に向かっているのでしょうが、暖かい日が続いたと思えばまた寒くなり、まさに三寒四温の言葉通りです。そのためか、体調をくずしている生徒がとても多くて心配です。新学年の時間割に変わって、生活のペースがまだつかめていないことも原因の一つでしょう。早く新しい状況に慣れてもらいたいと思います。私は少し調子が変かなと思ったときは、睡眠を十分にとるようにしております。アルコールで体内を消毒してたっぷり眠れば、大ていの場合、症状は軽くてすみます。逆に睡眠不足が続いたときは、どうもいけません。年齢のせいもあるのでしょうか、肩こりがひどくてかないません。また、このたび新しいパソコンを購入したのですが、全然わからないことだらけで、当分振り回されそうです。けれども、今年の私の目標は、今までの2倍働くことですので、機械ごときに負けてはいられません。一日も早く使いこなせるよう、がんばりたいと思っております。
<437> 2001.3/5〜2001.3/11
 新学年がスタートしてちょうど1ヶ月たちました。みなさん、生活のリズムはつかめてきましたか。授業中は、全員、集中して勉強に取り組んでいます。ところが、保護者の方に話をうかがうと、家での時間の使い方に問題が多いようです。「やるべき事が多すぎて時間が足りない」・「精一杯がんばっているのだけれど、どうしてもやり残しができてしまう」などという相談を一番多く受けます。場合場合に応じてアドバイスさせていただいていますが、どの相談にも共通している事が1つあります。やるのは本人です。まわりの人の応援も必要ですが、先ずは自分がその気になることが大切です。やらされていると感じているようでは、どんな方法をとろうと効果は上がりません。自分の為にやっているのだということを早く分かって欲しいと思います。
<438> 2001.3/12〜2001.3/18
 季節はずれの雪が降り、寒さが戻ってきましたが、これで冬も終わりでしょう。いよいよ春です。もともと、春は好きな季節ではありませんでした。緊張感をなくすのがいやだったのです。けれども、最近は穏やかなのも悪くないと思うようになりました。やはり年齢のせいでしょうか。
 春期集中講座の時間割りを作成いたしました。お知らせするのが大変遅くなり、申し訳ありませんでした。日程調査のアンケートをなかなか回収できず、調整に手間取りました。全員の希望にお応えすることはできませんでしたが、1人でも多くの人が受講できるように組んだつもりです。できるだけ欠席せずにがんばって通って来て欲しいと思います。
 さて、新企画を発表いたします。がんばっている生徒諸君を応援するためのものです。名付けて「がんばりup点」。学生のS君にはおやじが入っていると言われましたが、これで「がんばりましてん」と読みます。相対評価ではなく、一人一人のがんばりを評価できるように考えました。欠席がなければ3点。小テスト、宿題テスト等で満点を取れば1点。(復習テストは2点)1ヶ月単位でポイントを計算していきます。ポイントがたまれば、文具などのプレゼントを用意しております。どんどんポイントを獲得してください。なお、このポイント制度の名称が不評の場合は、すぐに変更いたします。遠慮なくご感想をお聞かせ下さい。
<439> 2001.3/19〜2001.3/22
 先日の保護者会には、ご多忙中にも関わらず多数の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
 3年生から5年生の部では、授業の受け方と、家庭での学習に保護者がどこまで関わるかということについて、主に話をいたしました。
 言うまでもないことですが、授業はただ出席しているだけでは意味がありません。一番大切なのは、話をよく聞くことです。この基本中の基本ができていない生徒が、低学年だけでなく、5年生や6年生にも何人かいます。自分だけの世界に没頭して回りが見えなくなる、集中力が足りないなど、原因はいろいろ考えられますが、人の話を聞かない子には自己中心的な子が多いようです。また、授業にはもっと積極的に参加しなければいけません。中には自分で考えようとせず、ひたすら答えが出るのを待つだけの人もいます。いちいち「はい、これを書いて」とか「はい、ここまで写して」とか言われないと何もしない、答えだけを写して帰る、これでは復習はできません。特に新入生や低学年の人に多く見られます。間違えてもかまいませんから、どんどん解いていってください。どこで間違えたかが分かれば次からは間違えなくなるはずです。授業中はいくらでも間違えてよいのです。ただし、その後で必ずもう一度考え直すようにしましょう。
 次に、家庭の学習における保護者の協力ですが、これに関しては一概にこうしてはいけませんとか、こうするべきですとは言えません。自分で学習する習慣がすでについている子どもにいちいち干渉する必要はありませんし、何をすればよいのかがまだ分かっていなければアドバイスが必要だからです。ただ、どの生徒も時間の使い方が余りうまくないようです。ですから、保護者の方々には、時間を有効に利用できるようにスケジュール面での協力をお願いいたしました。当然の事ながら、勉強するのは本人です。保護者が代わってやるのではありません。それでも、本人が学習しやすい環境を整えることは保護者として必要なことでしょう。そして、怠けていれば叱責し、がんばっているときはそれを認め、たとえ成果がすぐに出なくても、途中の努力を最大に評価してあげて欲しいと思います。また、本人が何のために勉強するのか分からずに困っているときは、勉強することの意義や努力することの大切さを話してあげてください。精神面でのサポートさえあれば、子どもは自然とがんばるはずです。
 6年生の部では、もっと本人たちの自覚を促していただきたいとお願いいたしました。全体としては優秀な集団ですが、1人1人について言えば甚だ心配です。先ず、本人たちに危機感が欠けています。生徒たちのほとんどが、何とかなるだろうと、非常に楽観的に考えているように思えて仕方ありません。次に、定着の悪さが気になります。以前学習した内容なのに、確認するとできていないことがとても多いのです。6年生の勉強は5年生までとは違います。5年生までならば、理解できていれば十分でした。しかし、6年生ならば、分かっただけではいけないのです。正確にできなければどうしようもありません。復習の不足が最大の原因でしょうが、1つ1つ仕上げていくんだという意識を持って学習することが必要です。また、バランスよく学習することも忘れないでください。入試は限られた時間内でどれだけがんばれるかの勝負です。後悔しないよう精一杯努力しましょう。
 新学年が始まり、早1ヶ月半。まだ生活のリズムがつかめないで困っている人もいるようです。春休みを軌道修正のよい機会としてください。

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