おかげさまをもちまして、HOPES通信が800号を迎えました。1年に50回弱発行してきましたので、17年で800号。計算はあっておりますから、当然だと言われればそれまでですが、私としては結構感慨深いものがあります。この欄も、最近はできるだけ毎週書くことを心がけておりますが、以前は書いたり書かなかったりしておりました。昔のものを読み返してみると、赤面するものばかり。よくぞあれほど稚拙な文章を書き連ねながら、平気でいられたものです。まあ、今も大して変わりはありませんが・・・。
ここまで続けてこられたのも、全て保護者の方々のご支援のおかげです。心より感謝申し上げます。厚かましい限りですが、これからもどうぞご理解とご協力よろしくお願いいたします。
さて11月です。いつまでも時の流れの早さに驚いてばかりではいられません。そろそろエンジン全開で取り組んでいこうと思います。生徒諸君。しっかりついてきて下さいね。
先日の冨士中学校学校説明会には、ご多忙にもかかわりませず多数ご出席をたまわり、誠にありがとうございました。
実は、当初参加申し込みがとても少なく、大変困っておりました。参加者が少ないことに関しては、仕方のない面もあるかと思います。冨士中学校の説明会はこれで5年目。中には毎年参加して下さっている方もいます。いくら素晴らしいお話だとはいえ、まあ今年はいいか?とお思いになるのも無理からぬことでしょう。しかし、私が困っているのを見かねて?お友だちに声を掛けて下さった方もいらっしゃり、正直とても助かりました。
今回も素晴らしいお話でした。参加された方は、きっと満足されたと思います。学校説明会と言うよりは、教育講演会です。土居校長先生のお話には、胸をうつ熱いものがあります。常に生徒達と接し、彼らのことを真剣に考えておられるからでしょう。
お話を伺っているうちに、自分の未熟さが情けなくなりました。今回もたくさんのことを学びました。教えて頂いた数々のことは、少しずつでも必ず実践していくつもりです。
なお、当日参加できなかった方で、ご希望の方には講演の様子を撮影したビデオを貸し出しいたしますので、お申し付け下さい。
小春日和の穏やかな天候が続いておりましたが、どうやら今週あたりから寒くなるそうです。また嫌な季節がやって来ます。と言うのも、毎年この時期に体調をくずす生徒が増えてくるから、気が気じゃないのです。個人的には秋も冬も大好きなのですが・・・。
先ずは、最大の注意を払って予防に努めて下さい。うがい・手洗いの励行だけでも大分効果はあるそうです。塾内では生徒達に食事前は必ず手洗いをさせていますが、今後はうがいもしてもらおうと考えております。保護者の方にはお手数をお掛けしますが、マイコップを持参させて下さるようお願いいたします。
受験生にとっては、これからの体調管理が今まで以上に重要になってきます。予防注射も、体調の良いときに早めに終わらせておきましょう。
なお、体調が悪いときは無理せずに十分休養をとって下さい。授業を休みたくないという気持ちは分かりますが、こじらせては大変です。周囲への影響もありますので、咳などの症状がひどい場合は帰宅させることがあります。予めご承知おき下さい。
さあ、体力・気力ともに充実させて、あと2ヶ月。ファイト〜!オ〜!
今をしっかりと見つめることはもちろん大切なことですが、一歩先を考えながら行動することができればと(自戒の念を込めて)いつも感じております。今まで何度失敗してきたことか。
自分が出来ないことを生徒達に求めるのもおかしな話ですが、成績が伸びない子に共通しているのは、計画性のなさです。目先のことに追われているからでしょう。何もかもが行き当たりばったりになっている子が多く、悩みの種です。(6年生にさえもいて、本当に頭が痛い。受験する意志があるのかと疑いたくさえなります)
私自身、冬期集中講座の時間割作成(何とか骨組みだけは完成)・来年度の予定(頭の中ではボンヤリと)・保護者会や新年度入塾説明会の資料(まだ全然)等々、やらねばならないことが山積みです。もちろん授業や日々の業務は減りません。とうとう追いつめられてしまいました。(本当に酒を飲む時間もないくらい)ただ、幸い体は元気です。気持ちが萎えてしまわないよう、踏ん張りたいと思っております。ファイト〜!オ〜!
時々「俺はここだ〜!ここにいるぞ〜!」と無性に叫びたくなることがあります。(危ないオッサンですね)
時の過ぎてゆく早さに押し流されそうになったとき、または、日々のもろもろに追われ、自分を見失いかけているときにです。何かに抵抗したくなるのです。
しかし、叫んでみたところで何も変わりはしません。やるべきことが減るわけでも、気分が晴れるわけでもありません。
そんなとき、以前はこう考えるようにしていました。
「こんなにやらなければいけない」のではなく「これだけのことさえすればよい」のだと。やるべき内容に変わりはないのですが、こう思うだけでもずいぶん気が楽になります。
最近はさらにこう考えています。
「今やろうとしていることは、誰かにやらされているのではない。仕方なくやっているのでもない。全ては自分の意志で選んだことなのだ」と。やる気がわいてきます。
塾生諸君の中にも、似たような思いをしている人はいませんか。やってもやっても、次から次へと出される宿題。少しでも気を抜くとあっという間にたまってしまう。いつも時間に追われているような気がしている人もいるのではないでしょうか。6年生の場合はなおさらです。受験は期限が決められた中での勝負です。当然プレッシャーもきつくなり、ストレスもたまってきます。もし本当に嫌なのならば、そこで投げ出してもかまわないのです。それも1つの選択です。しかし、自分の意志でしているならば最後まで歯を食いしばってやり抜きましょう。やりとげたとき、きっと何かが変わるはずです。
がんばれ!努力は必ず報われます。
先日の全体保護者会には、多数ご出席下さり、誠にありがとうございました。
早いもので6年生は今回が最終となりました。つい熱が入ってしまい、気が付けば1時間も話しておりました。しかも重たい内容ばかりで、お聞きになられた方はさぞお疲れになったことでしょう。(お母様方にやる気になってもらっても仕方がないのですけどね)けれど、6年生はそれほど危機的状態なのです。どの生徒も仕上がっていません。全員が苦手テーマを抱えており、それが克服できていません。科目間のアンバランスも解消されずじまいです。中には半ば諦めているのかと思えるような生徒もいます。残り時間を考えるともうほとんどリミットです。ただ、このまま腕をこまねいていても何も変わりません。最後くらいは根性を見せてもらいたいものです。
午前中の低学年の部では、これまで取り組んできたことの経過報告をいたしました。私たちが目指しているのは双方向の教育です。教えっぱなし、習いっぱなしにならぬよう、生徒達との距離を出来るだけ近くしたいと考えております。もちろんある程度の距離は必要ですが、そのためにいろいろと工夫をしてまいりました。まだ十分とは言えませんが、ある程度の効果が出始めているようです。今後も可能なかぎり様々なことに取り組んでいこうと考えておりますので、どうぞご期待下さい。
学力を伸ばすために必要なものは何か。私は3つあると思います。
1.塾においては、授業のレベル。それは、教師の力量や教材の質にかかってきます。
2.家庭内では、生活習慣の確立。自学自習のスタイルが身についている生徒は確実に力をつけていきます。目標を持ち、計画を立てることが大切です。
3.授業と家庭学習のどちらが疎かになっても生徒は伸びません。その両方がうまくかみ合うためには、生徒・教師・家庭の間に信頼関係が成立していることが不可欠です。
と、このように考え、私たちは日々努めております。
自分で言うのも憚られますが、先ず、授業に関しては絶対の自信があります。20年以上も毎日授業をしているのですから、当然だと言われれば当然ですが。
次の、生活習慣の確立は容易ではありません。少しでもプラスになればと思い、「MYDOノート」を考案しました。ノートに貼る「目標OHシール」も同じ趣旨です。上手く利用してもらいたいと思います。
最も大切でかつ難しいのが、信頼関係の構築です。今年は特にこの点に留意し、生徒達に接してきたつもりです。ある程度の成果を収められたと思っていたのですが、果たしてどうだったでしょうか。私が生徒と築けたと考えている関係と、保護者が抱いているイメージとのズレを感じることがあります。例えば、私が生徒に注意したとしましょう。生徒は保護者にそのことをどのように伝えるでしょうか。正直に自らの非を認めるケースは稀で、大抵は、その原因は言わず、叱られたことだけを訴えます。その都度、保護者へ連絡すればよいのかも知れませんが、些細なこと(例えば、授業中の集中が切れた・宿題のやり方が雑だ。など)ならば、いちいち報告はしません。小さな行き違いが積み重なって、次第に大きくなっていくのです。最近では、これ以上ないほどていねいに教え、生徒も理解したはずでしたが、「分からないと言うと怒られるから、ふりをしていただけだ」と言われ、愕然としたことがありました。そんなことくらいでめげていてはいけないのですが、一体どうすればよいのかと、かなり落ち込みました。
「まだまだ努力が足りないのだ」という結論に達しましたが、指導の難しさを改めて痛感させられました。
あと10日ほどで2008年も終わりです。いつもの事ながら、時の流れの早さには驚かされます。年の変わりに特別な思い入れはありません。単なる区切りにすぎないと考えておりますし、そもそも入試が済まないことには私の1年は終わりません。
しかし、私にとって今年はなかなか大変な年でした。職員の裏切りにも似た退職。信頼し、かなりの部分を任せていただけに大変でした。後任探しに、一体何人と会ったことでしょう。なかなか思うような人には巡り会えません。お預かりしている生徒達に無責任なことは出来ず、困りはてておりましたが、窮状を見かねて、山下先生が助けてくれました。彼には感謝しています。幸い、生徒達や保護者の方からも暖かく迎え入れられたようです。彼の加入により改善されたことも多く、ありがたく感じております。ただ、決して今の状況をベストとは思っておりません。これからも進化し続けていきたいと考えております。
さて、いよいよ冬期集中講座の始まりです。6年生にとっては最後のふんばりどころ。いや、正念場と言うよりは土壇場ですね。誰一人としてまだ仕上がっておりません。残り時間はわずかですが、最後までがんばりましょう。あきらめない限り、可能性は残ります。
低学年の生徒諸君にとっては、待ちに待った冬休みですね。(ただし、5年生は別です。5年生はそろそろ真剣に取り組まないと、大変危険な状態ですよ)イベントや行事など楽しいことが多いと思いますが、生活のリズムだけは乱さないように。生活習慣の確立こそが、学力向上のキーポイントですよ。
先ずは、新年のご挨拶を。
旧年中は大変お世話になりました。本当にありがとうございました。新年の抱負を語る前に、昨年立てた目標を振り返ってみたいと思います。私の昨年の目標は「直」でした。自分の気持ちに正直に行動する。と同時に、生徒指導においては、妥協や甘えを一切捨て真っ直ぐぶつかっていく。この2点を標榜しましたが、はたしてどれ程実行できたでしょうか。ある程度は達成できたと思います。しかし100%とは言い切れません。今後の継続課題として、今年もこの目標は掲げていくつもりです。けれど、全く同じでは進歩がありません。そこで、「報」も目標に加えたいと思います。保護者から寄せられた期待と信頼。それに応えるのは当然のこと。また受けた恩は必ず返す。そして、生徒達には(自分を含め)「努力は必ず報われる」ことを伝えていこうと、考えております。
これからも、ご指導ご鞭撻の程どうぞよろしくお願いいたします。
6年生にとっては、今回のHOPES通信が最終となりました。
ついこの間、新学年が始まったように思っていたのですが、あっという間にお別れの時が来てしまいました。淋しい限りです。
よく頑張った子たちでした。そりゃ、いい加減な子もいましたよ。また、つい手を抜いてしまったことがある人もいますよ。でも、きっとそれが彼らの精一杯だったのでしょう。叱られながらもへこたれず、なかなか思うように伸びない成績でもあきらめず、歯を食いしばってここまで来ました。それだけで十分立派なことです。誇りに思って良いはずです。
ただ、あえて言わせてもらうと、彼らの中でどれだけの人が「勉強する本来の目的」を理解してくれたのでしょうか。もしかしたら、志望校に合格するためだけと思っているのではないかと、不安になります。勉強の本来の目的は、・・・。まあ言わないでおきましょう。すでに何度か話しておりますし、これから自分で探してもらいたいと思います。
せめて、これだけは分かって欲しい。大切なのはこれからなのです。ここまでは、まわりの人に支えてもらいながらやって来ました。でも、これからは、自分で考え、自分の意志で行動していかねばなりません。いろいろなことがあるでしょう。楽しいことばかりではないはずです。苦しいことや辛いことが待っているかも知れません。それでも、逃げ出さずに、真正面からぶつかり、乗りこえていってもらいたいと思います。それだけの精神力は、おそらくHOPESで培われたはずです。
入試前哨戦も終わり、いよいよ本命の試験を待つばかりとなりました。体調に留意し、最後までがんばりましょう。君たちの「破顔一笑」待ってます。