<540> 2003.5/5〜2003.5/11
 教育講演会のお知らせ
 甲陽学院中学校の大川貴史先生をお招きして


 下記の日程で、甲陽学院中学校の大川貴史先生をお招きして、教育講演会を行います。お忙しいこととは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加下さい。
 みなさまご存知のように、甲陽学院中高は進学校でありながら、自由でのびのびとした校風の学校です。生徒たちの自主性と個性を尊重した指導を通じて、学力だけではなく人間としての成長をも可能にしてくれる、素晴らしい学校です。また、出口先生の出身校でもあります。
 大川先生は化学を担当なさり、熱意あふれる指導で優秀な生徒を育てていらっしゃいます。たいへん学識の深い方で、昨年『高校化学とっておき勉強法(講談社ブルーバックス)』という本を出版されました。先日ご挨拶にうかがい、HOPESの教育講演会を依頼したところ、快諾をいただきました。実験もまじえてお話しくださるとのことで、私どもも今から楽しみにしております。
   テ ー マ 『理科の楽しさ、科学の面白さ』
 日  時  6/19(木)10:00〜    (2時間程度とお考え下さい)
 会  場  天王寺教室
 参加は予約制とさせていただきます。別途、申込用紙を配布いたしますので、出席ご希望の方はご提出下さい。塾外生の保護者の方の参加もお待ちしておりますが、その際は直接お電話などでお申し込み下さい。
<541> 2003.5/12〜2003.5/18
 先日の保護者対象勉強会。家を出たときは大雨。教室に着く頃は小雨になっていましたが、雨に濡れた家内の携帯電話は二度と鳴らなくなってしまいました。そんな悪天候にも関わらずご出席下さった方々、誠にありがとうございました。そして、お疲れさまでした。
 勉強会も今年で13回目。(年1回ですから当たり前ですが)しかし、年々参加者が少なくなっているのはどうしたことでしょうか。最初の頃、ホールまで借り、それでも満員・立ち見の状態だったのが本当に嘘のようです。生徒数が当時の三分の一以下になっているので、仕方ないと言えばそれまでですが、正直、寂しい思いがいたします。本来の趣旨は、「お母さんに賢くなってもらおう」ではありません。「子どもたちはこんな事をやっているんですよ。難しそうな問題でもこのように考えると出来るんですよ」ということを理解していただくことにあるわけで、見方を変えればそれだけ「安心して預けてもらっている」とも考えられないこともありません(苦しいかな)。ですから、まあこれはこれでよしといたしましょう。とりあえず今回を持ちまして、勉強会は終了とさせていただきたいと思います。
 さて、今日は「母の日」。みなさんはお母さんに何かプレゼントをしましたか?かつて「プレゼントなんかいらない。心配かけないことが一番の親孝行よ」と言われたことを思い出します。私はいまだに親不孝の馬鹿息子です。
<542> 2003.5/19〜2003.5/25
 風薫る5月。1年の中で一番爽やかな頃。私はこの季節が大好きです。
 西大寺教室のあるビルには、例年通りツバメがやって来て、巣作りを始めました。自宅付近ではウグイスが啼いています。3月頃と比べると、大分上手に啼けるようになった気がします。普段は鳥のことなど余り気にしない私ですが、愛鳥週間にちなんで、少しだけ書いてみました。鳥と言えば、実はもう一つ気になっていることがあるのですが、それはまたそのうちに・・・。
 しかしこの季節、油断は大敵です。暑かったり、少し肌寒かったり、また昼と夜とで気温が大きく変わるため、体調を崩しやすくなります。生徒達の中にも、咳をしている人が少なくありません。実は私も2,3日調子が悪かったのですが、今はもう回復しました。みなさんも、ご注意ください。
<543> 2003.5/25〜2003.6/1
 爽やかな気候とは裏腹に、なぜか妙に苛立つ毎日です。細かいことを言い出したらキリがありません。たいていは、自分さえ我慢すれば良いことばかりなのですが、どうにもこらえられないのが「やる気の見られない生徒たち」のことです。
 例えば宿題一つやるにしても、見せるためだけにしている者の何と多いことか。最近は「宿題をしていかなければ叱られる」→「分からなくても、とりあえず答えだけは書いておこう」→「けど、余り露骨だとすぐばれるから、適当に間違いも入れておこう」というパターンの生徒が目立ちます。手口も巧妙です。一体、誰のためにしているのか。もっとひどい場合は「怒られるのは嫌だから、行きたくない」。挙げ句は「先生が恐いから行けない」など・・・。どこに原因があるのか、考え直してもらいたいものです。努力しようともせずに、できなかったことを他人のせいにする。最近は親子そろってそう考えている人もいるようで、閉口してしまいます。「宿題せえへんと、般若先生に怒られるで」この程度ならまあ良しとしましょう。(これも間違っているとは思いますが)しかし、授業直前に「やってないから行きたくないと言ってます」とか「怒られるのが嫌みたいですから、怒らないでください」とかの電話はかけてこないでいただきたいのです。何も子どもの学習を管理して欲しいわけではありません。むしろその逆です。できるだけ自主性に任せて、本人の意思で取り組ませてください。やるもやらぬも本人の自由。しかし、その結果がどうなろうとも、全ての責任は自分にあるのです。ズルをしたら怒られるのは当然でしょう。その場だけを切り抜けても何にもなりません。そんなことを繰り返していて、学力が付くはずもありません。全ては自分の責任です。「大変だから嫌だ」→「嫌だから逃げ出す」じゃなくて、「大変だけど頑張ってみる」→「完璧じゃないけど、精一杯やった」と言えるように、本気で取り組んでください。
<544> 2003.6/2〜2003.6/8
 いよいよ6月になりました。ここ数日は夏を思わせるような蒸し暑い天気です。
 今回の年間休講日は旅行にも行かず、家でじっくりと休養しました。(決してごろごろしていただけではありません??)良い天気だっただけに少々残念な気もいたしましたが、たまにはこんな過ごし方もよいでしょう。
 さて、6年生諸君。第1回の合格判定テストも終わりました。少しは現実に目覚めましたか。テストの結果は、私たちが予想していた以上に惨憺たるものでした。基本的な知識が大きく欠落している人や、文章を読みとる力が不足している人がとても目立ちました。その原因は、やはり日頃の学習にあるように思えます。授業中に解けなかった問題や、宿題で間違えた問題を、分かった分かったと安易に考え、真剣に解き直していない。わずかなことのようですが、その積み重ねが非常に大きいのです。応用力がないのは、基本がしっかりしていないから。そして、その基本は徹底した復習によってのみ身に付くのです。また、科目によっては、明らかに学習量が不足している人がいます。その人達は、当然答えられねばならない基本問題ですら、ほとんどできていません。偏った勉強になっているのではありませんか。勉強はバランス良くしなければいけません。注意されないからしない、叱られるからする、というようなことでは、はっきり言って話にもなりません。(これは、他の学年にも共通することです)
 しかし、まだ時間はあります。現段階の判定に一喜一憂していても仕方ありません。たとえば、今回C判定だったからと、志望校を変えてしまうのは簡単です。けれど君たちは、夢を現実にするために努力しているはずです。あきらめてはいけません。復習すべき所はしっかりとおさえ、弱点は必ず早めに補強しておきなさい。それさえ怠らなければ、現時点で不可能なんてことは何もありません。ただ1番怖いのは、何も対策を立てずそのままにしてしまうことです。さあ、気を取り直して、がんばりなさい。
<545> 2003.6/9〜2003.6/15
 先日、夜中に何気なく点けたテレビに引き込まれてしまいました。NHKの「私はあきらめない」という番組です。その時は、綾戸智絵(ジャズシンガーです)の特集でした。ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。残念ながら、私には芸術は理解できません。だから、彼女の歌がいかに素晴らしいのか、またどれほどパワフルなのかは判断しかねます。ただ、彼女の生き様がパワフルだということだけは、私にも理解できました。彼女は、立て続けに訪れた災難(17歳で単身渡米・癌発症・発病後の出産・離婚・声帯疲労による発声困難などなど)に負けることもなく、自分のおかれた状況を冷静に判断し、持ち前のポジティブシンキングでその苦境をプラスに転じていきます。彼女の「一生懸命とは、ただ毎日を精一杯生きることだけ。あきらめないで生き続けること」という言葉にはとても感動しました。そして、番組を見終わった後、私はすっかり元気になっていました。素晴らしい元気をいただき、本当に嬉しく思いました。これを書いているとき、番組チェックをしたところ、ちょうど再再放送がBSで行われていましたので録画しました。もしも観てみようかなという方がおられましたら、お知らせ下さい。ビデオをお貸しいたします。
<546> 2003.6/16〜2003.6/22
 また一つ年をとりました。今日(6/15)は43回目の誕生日です。(ある人に言われるまで44才になったとばかり思い込んでおり、なんだか得した気分です)しかし、それにしても情けない誕生日の瞬間でした。ある算数サイトの問題を考えている間に、日が変わっていました。解けるまでに何と2時間以上もかかってしまったのです。何でも有名なパズル問題だそうです。プログラムでも組めればよいのですが、私はひたすら試行錯誤しておりました。使用した計算用紙は数十枚。そうそう、ちょうど昨日エンジョイの授業で学習した虫食い算みたいな問題です。生徒達には偉そうに言っているくせに、本当に情けない。もっと勉強しなくてはいけませんね。先程、やっとワインで妻と乾杯することができました。しかし、そろそろ休みます。だって今日は9時間授業。頑張らなくっちゃ。
 目覚めたら、お祝いのメールが何通か届いていました。生徒達からもおめでとうぐらい言ってもらえるかと、密かに楽しみにしていたのですが、悲しいことに反応は全くゼロでした。仕事仲間からも何の祝福も受けずにいささか拗ねながら書いております。ま、祝うような年でもありませんが。
<547> 2003.6/23〜2003.6/29
 先日の教育講演会には、ご多忙中にもかかわらず多数の方々に参加いただきまして、誠にありがとうございました。心配していた天候も、雨は降らず幸いでした。
 実に素晴らしい講演でした。
 「理科実験」と聞くと、私などは「楽しそう。面白そう」というより「難しいだろうな。分かるかな」という不安が先に立ち、しかも化学が中心とお聞きしていたので、化学式の難解なイメージから、どうしても堅苦しいものを想像してしまいます。しかし、その心配は全く不要でした。本当は難しいことなのでしょうが、大川先生は大変分かりやすく説明してくださり、どの実験も楽しく拝見することが出来ました。お話は理科だけにとどまらず、国語や算数、教育全般にも及びました。また、それらが全て見事なまでにつながっているのです。流石はいつも生徒の指導にたずさわっておられる教育者の言葉と、感心して聞いておりました。予定の時間になっても先生のお話は終わりません。後で尋ねると、「みなさんが熱心に聞いて下さったから熱が入った」とのことでした。(今回は本当にみなさん静かでした)根っから教えることが好きな方だと、私は先生のことがますます好きになりました。「本当は生徒さん達にも見せてあげたかった。面白いことに接したときの子どもの目の輝きは素晴らしい」とおっしゃっていました。全く同感です。
 講演会の後、食事をご一緒させていただきました。その席でも先生の教育に対するお考えを伺うことが出来、大変有り難く思いました。しかし出口先生は、やはり昔の先生と生徒の関係が強いのでしょうか、終始緊張気味でした。
 さて、今回の講演会は一部ビデオに撮影いたしました。ご希望の方がいらっしゃいましたら貸し出しいたしますので、お申し付け下さい。
 また、いつでもお越し下さいというお言葉に甘え、9月頃に「甲陽学院中・化学実験見学会」(生徒対象保護者同伴)をお願いしようと思っております。詳細は後日お知らせいたしますので、楽しみにお待ち下さい。
<548> 2003.6/30〜2003.7/6
 夏期集中講座の時間割をようやく作成しました。今年は各学校とも例年より夏休みが早く始まるため、集中講座もスタートが早くなりました。授業時間数に変わりはないので、比較的余裕のある時間割となりました。とは言え、まだ教科も入っていません。予め、欠席の日をお聞きしており、できるだけ調整したいと思いますが、全員のご希望には到底応えられそうにありません。どうかご了承下さい。
 6年生諸君。何と言っても夏休みは学力を伸ばす最大のチャンスです。今年も例年通り200時間の授業を予定しています。気合いを入れて臨みましょう。大切なことは目標を持つことです。成績は突然良くなることはありません。一つ一つの積み重ねこそがとても大きな力になるのです。自分の可能性を信じて、さあ、がんばりましょう!
<549> 2003.7/7〜2003.7/13
 先週、甲陽学院中学校に行って参りました。先日の教育講演会のお礼と今度予定している実験見学会のお願いを兼ねてご挨拶に伺ったのです。その日は梅雨の晴れ間で、爽やかな良い天気でした。前回は車で行きましたが、今回は出口先生に案内してもらい、実際の通学路を通ってみました。夙川沿いの遊歩道(オアシスロードと呼ばれているそうです。とても素敵な路でした。桜の頃はさぞかし素晴らしいことでしょう)を歩くこと約10分。思っていたより早く到着しました。まだ少し時間があるからと、そのまま海まで歩いてみました。海では、ボートに興じている若者達もいて、もうすっかり夏の風情です。何故か、潮の香りがしなかったのは少々残念でした。人工浜だからでしょうか。
 さて、大川先生は今回のお願いも快くお引き受け下さり、科学実験見学会は9月13日(土)に決定いたしました。対象は3年生から6年生。(男女は問いません。ただし、保護者同伴です)集合場所等の詳細は次週発表いたします。

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