トップページ > 過去のコメント集 > 470〜479号
- <470> 2001.11/26〜2001.12/2
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- <471> 2001.12/3〜2001.12/9
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とうとう12月になりました。時が経つのが早く感じられるのは、やはり年令のせいでしょうか。このままでは、また何も新しいことに挑戦しないまま今年も終わってしまう、そんなのは嫌だ、と焦りにも似た思いにかられ、かねてから計画だけでストップしていた諸々のこと(実にたくさんあります)を実行に移すことにしました。
先ずは、ホームペ−ジ作成です。そもそも数年前のHOPES同窓会で、卒業生に「ホームページはないのですか?」と聞かれ「そのうちにな」と返事をしたのが事の始まり。以来、同窓会の度にまだかまだかとせっつかれ、また、他の人からは「そんなの簡単にできます。3日あれば十分です」などと言われ、それならすぐにできるだろうと、甘く甘く考えておりました。ずーっとそのままにしていましたが、そろそろ作ろうかなと、本屋で「すぐにできる!ホームページ作成教室」なるものを買ったのが半年前。しかし、見ても訳の分からない記号ばかりが並んでおり、3日目に断念。(だいたい、私は英語が大の苦手。ローマ字にすら抵抗を覚え、ワープロも周りの人達に笑われつつ10年間もひらがな入力をしておりました)「何が簡単や、何が3日でできるや、ちーとも分からへんやんか、どうせ私は驚くべきローテク人間ですよーだ」と半ば自棄におちいっておりました。そんな折り、あるサイトから広告を出しませんかとのお誘い。とりあえずホームページを作ってもらう(もちろん有料)ことにしました。この通信にてお知らせしたところ、割と好評をいただきました。しかし、他人に作ってもらったものを「はい、私のホームページですよ」なんて偉そうにするのも気が引け、この度本気で取りかかることにした次第です。
いやはや大変でした。3日どころか3週間近くもかかってしまいました。それでもとりあえず開設しました。まだまだ未完成ですが、一度のぞいて見てください。アドレスは、http://www1.sphere.ne.jp/hopes/です。顔写真も載せておりますが、大変疲れた顔をしております。お知り合いの方にご紹介下さる際は、実物はもっともっと素敵な方よという一言をお忘れなくお願いいたします。なお、今回の作成にご協力いただいた尾崎良介君(HOPES4期生・現在スタッフ)、本当に本当に有り難う。すべて貴方のおかげです。
さて、お遊びはこれ位にしておきましょう。
6年生諸君。いよいよ土壇場、正念場。冬期集中講座が終われば、すぐに入試が始まります。今、本気を出さねば、いつ出すの!さあ、最後の最後までとことんつき合いますよ。いっしょに頑張っていきましょう。
- <472> 2001.12/10〜2001.12/16
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ホームページを開設してから、毎日そのカウンターを見るのが楽しみになりました。おかげさまでこの1週間に100以上(何分の一かは本人ですが)のアクセスをいただきました。ありがとうございます。メールも何通かいただき、暖かい励ましのお言葉に感激いたしております。多くの方々に支えてもらいながら、ここまで来れたのだということを、改めて感じました。
さて、開設準備のために昔のHOPES通信を読み返しておりました。初期の通信は見栄えも悪く、私の文章も今以上に稚拙で読めたものではありませんでした。それでも10年前のことが鮮やかによみがえってきました。当時は、何もかもが試行錯誤の繰り返し。ただがむしゃらに突き進むだけで、本当に無我夢中でした。懐かしくも感じましたが、その頃の情熱は今も失っていないつもりです。不思議なことに、生徒たちへの要求(授業の受け方、復習の仕方、宿題及び家庭での学習方法、さらには受験に対する考え方まで)は、当時も今も全く同じことを書いております。私が進歩していないだけなのかも知れませんが、おそらく今から10年後も同じようなことを書いているような気がいたします。生徒たちはずいぶん進歩しております。当時のコメントに「○月○日は私の誕生日です。プレゼントは要りません。けれど、お願いですから、全員宿題をやって来てください」とありました。現在はそんなことを書かなくても大丈夫です。やり方に多少不満が残りますが、全員がやっています。何のために勉強するのか、誰のためにやることなのかが、きっと分かっているのでしょう。いや、分かっているはずだと、信じたい。
これからも、初心を忘れず頑張っていこうと思っております。今後とも、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
- <473> 2001.12/17〜2001.12/21
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先日の保護者会には、ご多忙中にも関わらず、ご出席いただき有り難うございました。
6年生はいよいよ最後の追い込みの時期になりました。その席で申し上げたことは、生徒達の自覚の乏しさ、危機感の欠如であります。各人とも授業中は一生懸命に問題を解き、解説も真剣に聞いています。ところが、残念なことにそれで終わっているのです。説明を聞いて「ああ、そうか。分かった、もう大丈夫」と思いこんでしまっているのです。大丈夫ではありません。もう1度その問題を解いて、次に似たような問題をやったときに正解してこそ、初めて大丈夫といえるのです。その確認を怠っているため、確実性に欠けるのです。「時間がないから」と言う声をよく聞きますが、いくら多くの問題をこなしても不完全では仕方ありません。それより1問でも確実に仕上げていった方がはるかに有効です。
次に、意識の甘さが問題です。全員に共通していることですが、現実を甘く考えすぎています。例えば、自分の志望校よりも難度が低い学校ならば、受験さえすれば楽に合格できると思っているようです。はっきりと言いますが、楽に合格できる学校など存在いたしません。過去の卒業生たちは、受験した学校をほぼ全員合格してきました。しかしどの合格をとっても楽勝だった等といえるものはありません。みんな必死にがんばって、ようやく手にした合格なのです。今の6年生の意識の甘さは、実戦演習などの点数にも明らかに現れています。5点、10点をミスや勘違いで落とす人が後を絶ちません。しかもそれで平気な顔をしています。本番で1点がいかに大きな重みを持つのか、全く分かっていないのです。残されたわずかな時間でどれだけのことができるか、全ては今後の取り組み次第です。そこで提案いたします。自分がいま補わなければいけない弱点30個を早急に見つけなさい。科目は問いません。苦手と知りつつもそのままにしておいたテーマです。そして1日に1テーマずつ補強していくのです。つまり、1日1日を目標を持って臨むのです。それだけでもずいぶん違うはずです。必ず実行して下さい。
低学年においては、といつも申しておりましたが、いつまでもそうは言っていられません。5年生はもうすぐ6年生です。今の6年が抱えている問題のほとんどは、5年生の時の学習に原因がありました。同じ轍を踏ませないためにも、今から意識を高めて真剣に学習に取り組みましょう。
- <474> 2001.12/22〜2002.1/5 冬休み号
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いよいよ冬休みが始まります。クリスマスやお正月と行事が続きます。帰省する人も多いことでしょう。そんな楽しい冬休みですが、生活のリズムだけは崩さないようにして下さい。休みだからといって、夜更かしをしたり昼ごろまで寝たりするのはやめましょう。何も勉強ばかりしなさいとは言いません。ふだんは時間に追われているためか、雑な勉強になってしまっている人も、休みの間はいつもより時間があるのですから、余裕を持ってできるはずです。しっかりとした計画を立て、丁寧にやっていきましょう。全ては自分の気持ち次第ですよ。
さて6年生は、楽しい冬休みなどと悠長なことは言っていられません。20日・21日の両日で6年生全員の保護者の方とお会いし、受験校の最終確認をしました。「大丈夫ですよ」と安心できる人は、誰一人としていません。しかし、だからと言って安易な方へ逃げていては何も始まりません。みんな自分で目標を立て、それを実現するために努力してきたのです。ここまで来たのですから、最後の最後まで歯を食いしばって頑張りましょう。
「難関に挑戦する。それが人生だ」(これはある生徒の言葉です)
- <475> 2002.1/1〜2002.1/5 新年号
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新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。今年が皆様にとって素晴らしい年であることを願っております。
正月といっても、私たちにはほとんど関係ありません。それでもやはり妙に改まった気分になります。昨年は、年頭に立てた目標を元旦初日にやぶってしまい、最悪のスタートでした。今年は、今まで計画だけで終わっていた色々な事を必ず実行していこうと思っております。
さて、6年生諸君。いよいよ入試が始まります。ここまできたら、びびっていても仕方ありません。結果はともかくとして、入試はここまでの努力と合格への熱意とがすべてです。さあ、健康に注意して、最後の仕上げに全力を出しましょう。
- <476> 2002.1/6〜2002.1/13
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冬休みももうすぐ終わりますが、みなさんは楽しい冬休みでしたか。私は、慌ただしい正月でした。ゆっくり呑んでいる時間もないほど。というのも、ノートパソコンの調子が以前から良くなく(1日に数回、画面が真っ黒に)、修理に出そうとは思うものの、手元になければ教材は作れないといった状態。完全につぶれてしまう前に、代わりになるものを用意しなければならないと思ってはいたのですが、安い物ではありません。仕方なく我慢して使っておりました。ところが、冬休みに入ってすぐ、コンピューターウイルスにまで感染する始末(幸い1日で回復したのですが)。「こりゃ、もうあかん」と新しい機械を購入することにしました。元来、私は新しい物を買うとき、色々と比較してあれこれ悩む(=楽しむ)方です。しかし、今回はワクワクするヒマもなく、1日で決めてしまいました。しかも私は、筋金入りのローテク人間。新しいものをすぐに使いこなせるはずもありません。未だにメールの設定すらできていない状態です。機械がどんどん進歩するのは良いことなのでしょうが、その度に分からないことが増えるのは困ったものです。
さて6年生諸君。正月返上でよく頑張りました。少しずつ仕上がってきているようです。しかし、完成にはまだまだほど遠い状態です。今回も弱点がいくつか見つかったと思います。必ず補っておきなさい。そして万全の態勢で本番に臨みましょう。
- <477> 2002.1/14〜2002.1/20
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いよいよ入試が始まります。その結果もすぐに出てきます。厳しい現実が待っているかもしれません。しかし、生徒たちは、どんな結果であろうとも、きっとそれをあくまでも一つの事実として受け止め、浮かれず、落ち込まず、次の目標へと向かってくれると信じています。中学入試は最終目標ではありません。勉強の本来の目的は、人間として正しい判断ができる能力を身につけること、人生の目的を見つけることにあります。入試はそのための勉強をどこで行うかを選択するだけのことで、合格したらそれで終わりというわけではありません。本当の勉強はこれから始まるのです。6年生諸君はそのことを十分理解できているはずです。それでも、ここしばらくは、精神的に大変厳しい時期が続くと思います。最後の最後まで歯を食いしばって頑張って欲しいものです。泣くのも笑うのも全てが終わってからにしましょう。
さて低学年のみなさん、次は君たちの番です。特に5年生、1年後には入試に挑むわけですから、この1年間はわき目もふらず、精進、努力して下さい。
- <478> 2002.1/21〜2002.1/27
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6年生にとっては、とうとう最後の1週間となりました。のんびりとした生徒ばかりでずいぶんイライラとさせられましたが、ようやくひきしまった顔になって来たようです。中には、今からそんなに緊張してどないするのんと言いたくなるような人もいます。平常心を保つということは、難しいものだとつくづく思いました。けれど、試験はそんなにこわいものではありません。先日の激励会でも言いましたが、結果によってその人の値打ちが変わるわけではありません。合格だろうと不合格だろうと、結果など気にせず、気楽に受けてらっしゃい。もちろん、試験中は気を抜いてはいけませんよ。最後の1分1秒まで集中して、とにかく全力を出しきってください。それだけでいいじゃありませんか。
本当にここまでよく頑張りました。そのことは自分が一番よく知っていると思います。努力は決して無駄にはなりません。ここでみんなとがんばってきたことを忘れずに、これからの人生を堂々と生きてほしいと思います。君たちには色々と厳しいことばかり要求してきましたが、ここまで努め励んだ君たちのことを、私は誇りに思っています。
- <479> 2002.1/28〜2002.2/3
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たった今、6年生の最後の授業を終え、なかば放心状態でこれを書いています。
この学年が特別というわけではありませんが、思い入れの強い学年でした。良きにつけ悪しきにつけ目一杯悩まされました。楽天的な子が多かったことは事実です。何を根拠に安心しているんや、全然大丈夫ちゃうねんでと、夢の中で叫んだこともありました。かと言って厳しく注意すると、今度は萎縮して、すぐに自信なさそうにします。優秀な生徒が多かったので、レベルの高い授業ができたと思いますが、一方、その楽観主義のために定着が悪く、いつもハラハラ、イライラさせられました。
そんな彼らとも、もうお別れです。本当に大きな穴があいたようで寂しく感じます。
ただ、私は確信しております。彼らは精一杯のことをやりました。ですから、たとえこれからどんな試練が彼らを待っているとしても、くじけることなく正々堂々とその試練に立ち向かってくれるだろうということを。今度の試験でも自分のベストを尽くして戦って来るはずです。そして、きっと笑顔で帰ってきてくれることでしょう。
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