<1340> 2020.4/20〜2020.4/26

 一向に終息の気配を見せないコロナウイルスの感染拡大。報道は毎日コロナのことばかりです。医療崩壊が危ぶまれ、外出自粛も叫ばれ続けています。学校は依然として休校。本当に再開されるのだろうかと、不安が募るばかりですが、そんな中でも私たちは生活できています。有り難いことだと思いませんか。これは、私たちの生活を支えて下さっている人たちのおかげなのです。その人たちの事を「エッセンシャルワーカー」と呼びます。
 その人たちは休みたくても休めません。それこそ命がけで人の為に働いています。そんな人いるの?みんな休んでいるのと違うの?などと言う人もいるかも知れませんが、思い当たりませんか。お医者さんや看護師さんは正に命がけで患者と向き合っています。警察官、消防士も休むことは許されません。まだまだいます。学校の先生も休んでいませんし、役所の人たちも大変な思いをしています。それだけではありません。スーパーの店員さんもそうですし、郵便屋さんや宅配ドライバー、ゴミを収集してくれる人も同じです。彼等がいなければ、私たちの生活は成り立ちません。私たちの平和な生活は、当たり前の権利ではありません。とても有り難いことなのです。
 だから、多少の窮屈はがまんしましょうよ。文句ばかり言っていても何も始まりません。こんな状況でも、住む場所があり、毎日食べることができる。家族と一緒に暮らせる。そして何より、君たちは健康なのです。これ以上の幸せがあるでしょうか。
 この状況でも、学ぶことができ、自分の目標達成のためにがんばることができる。この幸せをかみしめながら、今できることを精一杯やっていこうではありませんか。

<1341> 2020.4/27〜2020.5/3

 早いもので、4月が終わろうとしています。例年ならば、そろそろ大型連休。生徒達の間では、何して遊ぶとかどこへ行くのだとかの明るい話題が飛び交う頃なのですが、今年はそれどころではありません。新型コロナウイルスの感染は終息するどころか、拡大する一方で、未だに学校の再開時期すら不明です。よりいっそうの外出自粛が求められている今、旅行やレジャーなどもっての外でしょう。つまらないですね。おもしろくないですね。
 けど、考えてみて下さい。例えば、私が安全な部屋の中でこれを書いているこの時にも、危険と隣り合わせになりながら命がけで働いている人がいるのです。しかも、その人たちは、家族や友達のためにではなく、名前も知らない赤の他人の為に必死に働いているのです。すごいことだと思いませんか。その人たちのおかげで私たちは生活できているのです。(彼等=エッセンシャルワーカーのことは、先週も書きましたよね)その事を考えれば、少しくらいの不自由は辛抱できるはずです。多少のストレスはあるでしょうが、それにしたって大したことではないと思えませんか。
 今、私たちがすべきことは、人に迷惑をかけないことです。その為には、自分でできることは自分でする。勉強なんて正に自分でできること(いや、自分でしなければならないこと)の代表みたいなものです。人に言われてすることでもなければ、人の為にすることでもありません。不謹慎だと言われるかも知れませんが、この非常時にでも勉強できる機会を与えてもらっていることの幸せを、今一度考え直してもらいたいと思います。

<1342> 2020.5/4〜2020.5/10

 一体、いつになったら終息するのでしょうか。新型コロナウイルスの感染拡大防止のための緊急事態期間は延長されそうですし、学校の休校もまだしばらく続くでしょう。このままでは夏休みが大幅に短縮されるか、若しくは無くなるか。一部では、冬休みまで無くなるのではないかと報道されていました。9月入学の話も出てきています。いろんな意見が飛び交い、もう、何が何だか分からなくなって来ますね。
 しかし、それらの情報に一々動揺していてはいけません。どうなろうとも私たちはその決定に従うしかないのです。残念ですが、これは仕方ありません。ですから、今できることを精一杯やる。それは、どんな状況にも対応できるだけの学力をつけることです。私たちができることは、これだけしかありません。不自由なこともたくさんあるでしょうが、健康でいられるだけで幸せなのです。今は辛抱。この騒動も必ず治まります。それまで自分を守りましょう。

<1343> 2020.5/11〜2020.5/17

 爽やかに季節になりました。世間の騒ぎとは無関係に季節は確実に移り変わっているのですね。自然の偉大さ、ひいては宇宙の広大さを改めて感じるとともに、人間の小ささを痛感させられてしまいます。大袈裟ですかね。
 さて、5月10日は「母の日」です。君たちはお母さんに何かしましたか。肩たたき券、お手伝い券、それともプレゼント。お母さんはきっと喜んでくれたでしょうね。けど、君たちが「母の日」にだけ良い子を演じても、お母さんは嬉しくありません。「え〜!じゃあ、毎日プレゼントするの?」いいえ、とんでもない。お母さんが欲しいのは物ではありません。お母さんが望むのは君たちの成長なのです。お母さんは、君たちが生まれた時から今日まで、ずっと優しく見守ってくれています。多くを望みはしません。何よりも先ず、君たちには健康でいてもらいたいのです。元気でいてさえくれれば、それで十分なのです。だから、君たちの事を全身で愛し、全力で守り、そして全てを許してくれているのです。君たちから何かをしてもらおうなんて、これっぽっちも思っていません。素晴らしいですよね。何の見返りも求めず、ひたすら愛し続ける。なかなかできることではありません。
 けど、ちょっと待って下さい。君たちはその事に甘えていませんか。親だから当たり前だなんて思ってはいないでしょうね。親の愛ほどありがたいものはありません。感謝しましょう。生きていることに。そして、育ててもらっていることにね。
 感謝の気持ちを忘れなければ、自分の為すべき事が分かるはずです。

<1344> 2020.5/18〜2020.5/24

 全国一斉の緊急事態宣言も解除され、ようやく新型コロナウイルスの感染も終息に向かいつつあるのでしょうか。そう願いたいものです。3月から始まったこのコロナ騒動。長かったようでもまだ2ヶ月なのですね。未だ完全に終わっていないことを言うのもおかしいのですが、この間は実に大変な期間だったのです。多くの人が病気になり、亡くなったことはもちろん悲しい事ですし、あってはならない事です。しかし、それだけではありません。君たちにすれば、学校が休校になり、ずっと家に閉じ込められていた不自由な時間に過ぎないかも知れませんが、人の流れが滞り、世界中の経済が死にかけていたのです。経済というのは簡単に言えばお金の動きです。お金が無ければ生活ができなくなります。大人の世界では、これまたとても大変な事なのですよ。(まだ、難しいかな)
 ほどなく、学校の授業も再開されるでしょう。以前の生活がもどってくるのは、うれしいことですし、ありがたいことです。でも、お願いです。十分注意して下さい。コロナウイルスが完全に消滅したわけではありません。みなが外出を自粛し、辛抱したからこそ、治まりつつあるだけで、ここで気を緩めたり、衛生面での注意を怠ったりすれば、事態は悪い方へ急変してしまいます。今まで以上の用心が必要になります。また、学校が再開されれば、当然、時間的な制約も出てきます。のんびりした時間はなくなります。気を引き締めて、充実した毎日を送ることを心がけましょう。

<1345> 2020.5/25〜2020.5/31

 あれよあれよという間に、5月も終わろうとしています。新型コロナウイルスの感染拡大も抑えられつつあるようで、6月からは学校の休校も解除となりそうです。
 ようやく始まる新学期。嬉しいですね。楽しみですね。この2ヶ月のブランクは確かに大きいですが、これからの取り組み次第で十分に取り返せると思います。気を緩めることなく、健康に細心の注意を払いながら、学校生活を満喫してもらいたいと思います。
 しかし、しばらくは違和感がつきまとうのではないでしょうか。最近よく耳にする「新しい生活様式」に慣れるまではね。特に新入生は戸惑う事が多いでしょう。
 でも、きっと大丈夫ですよ。自分の目標さえ見失わなければ、必ず前に進むことはできます。みなさん、がんばって下さいね。

<1346> 2020.6/1〜2020.6/7

 6月になりました。本来なら、5月は1年の内でも格別に素敵な季節。なのに、外出自粛のためどこにも行けず、みなさんもさぞかし苦々しい思いをされたことと思います。でも、大丈夫ですよ。日常は必ず戻ってきます。そのときに、思う存分笑おうではありませんか。今はその準備の期間と考えましょう。
 学校もようやく休校解除となり、授業が行われるようですね。みなさんにとっては、待ちに待った学校再開。良かったですね。はしゃぎすぎないようになんて、つい老婆心からよけいなことを言ってしまいますが、要らぬお世話ですかね。でも、用心に越したことはありません。気を緩めることのないよう、お願いしますよ。
 保護者の皆様。私どもが休校期間中に行ってきた平日の追加授業も、これで一旦終了とさせていただきます。(一部の学年は継続致します)残念ながら、期待していたほどの効果はなかったものの、ここまで無事に行えたことをありがたく思います。偏に、ご協力下さった皆様のおかげと感謝致します。本当にありがとうございました。今後、大幅に短縮される夏休みの期間中に、どれほど時間が確保できるのか等、心配は尽きませんが、生徒たちの学力向上のために、できる精一杯のことを行わせていただきたいと考えております。どうかよろしくお願い致します。

<1347> 2020.6/8〜2020.6/14

 学校での本格的(?)な授業が始まって1週間たちました。みなさん、いかがですか。生活のリズムはつかめましたか。「バタバタしているうちに一日が終わってしまうわ。何か慌ただしいな〜」と、感じている人が多いのではないでしょうか。そりゃそうですね。今までとは違って、学校に行かなくてはいけませんものね。しかも、決まった時間にね。さらに、一旦登校すれば、途中で学校の外に出たり、勝手に家に帰ったりはできません。そう考えると、学校生活って結構不自由ですよね。
 けれど、勘違いしないで下さい。この状態が当たり前なのです。そう、この数ヶ月が自由すぎたのです。本来、集団生活において、自分の好き勝手は認められません。割と長い時間拘束されますし、これだけ言えば、良いことなんてないじゃないと思われそうですが、全く違いますよ。この学校生活のおかげで、生活習慣が確立されているのです。たしかに、時間の流れは学校中心になりますが、そのおかげで規則正しい生活が送れるのです。
 当然、自由になる時間は少なくなります。しかし、時間が少なくなったことを言い訳にしないで下さい。時間は与えられるものではありません。自分で確保するものです。そのためには、先ずは自分の気持ちをしっかりとさせること。自分で決めた目標達成に向けて、どのような時間の使い方をすればよいか考えて下さい。計画も大切になってきます。MYDOノートを活用して下さいね。しかし、繰り返しますが、一番大事なのは自分の気持ちですよ。

<1348> 2020.6/15〜2020.6/21

 今回のコロナ騒動。予断は許されない状況ですが、取りあえず、ひとまず沈静化しつつあると思ってもよいのではないでしょうか。ということで、今回は個人的なお話です。
 私、この度の誕生日で60歳になります。60歳と言えば還暦。十干十二支が60通りの組み合わせからできていることから、生まれた時(赤ちゃん)にもどると言われていますが、いやいやどう見ても赤ちゃんには見えませんね。私が子どもの頃は(そう、今の君たちの年頃です)、還暦を迎えた人=とんでもないお年寄りのように思っていました。自分がその老人の仲間入りをするとは、俄には信じたくありませんが、これは紛う事なき事実。素直に受け容れなければならないのです。
 正直、複雑な心境です。誕生日がいやなのではありません。本来、誕生日とは、産んでくれ育ててくれた親に感謝すべき日なのですが、周りから祝っていただけるのは嬉しいものです。しかし、1つ年を重ねる度に人生の終わりに確実に近づいているのですから、単純に喜んではいられないのです。残りの人生が少なくなっているのですから、もったいない生き方をしてはいられません。
 では、これからどう生きるべきなのでしょうか。端的に言えば、充実した毎日を送る。即ち、時間の使い方が大切となるのでしょうが、それだけではダメです。なぜなら、私の仕事は教育。好き勝手なことを言うだけの自己満足で終わっていては意味がありません。いくら熱弁をふるおうが、相手の心に私の想いが届かなければ、私はただの迷惑な老人。そうならないためにも、今後は自分のことだけではなく、より相手のことを考えて生きていこうと思います。
 もちろん、まだまだ老け込むつもりはありません。(本人は青年のつもりでいますしね)熱い心も失いたくはありません。けれど、同時に温かい心を忘れずに生きていきたいと考えております。私は年だけ重ねた未熟者。甘えたことを申しますが、これからもどうぞよろしくお願い致します。

<1349> 2020.6/22〜2020.6/28

 夏期集中講座の時間割を作成しました。今年は例年になく大変困難な作業でした。新型コロナウイルスの影響で休校期間が長引き、夏休みが大幅に短縮されるのは想定内でしたが、各学校がこれほどまでにバラバラな日程を出してくるとは思っておりませんでした。そのため、かなり変則的なものとなりましたが、なんとか例年通りの授業時間は確保することができました。現在、詳細を見直しておりますので、正式な発表まで今しばらくお待ちください。

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