カッパの日記 

2025年12月

25.12.1 原因解明?

 体調不良は治まらない。
 夜中に腹痛で目覚めること数回。2時間も経っていない。
 その度にトイレに行くが、食べていないから、水のような便がほんの少し出るばかり。
 ただ、頭痛は少しマシになってきた。悪寒もない。

 それでも行かねばならぬ。
 今日は午前中から授業だ。
 通勤途中で腹痛に見舞われたらどうしようかと、ハラハラしていたが、幸い、教室までは無事だった。

 保護者に伺った。(その方は内科医)
 「生もの食べられませんでしたか?」
 そう言えば、一昨日、ブリの刺身を半額でゲットして喜んで食べていた。
 「ああ、きっとそれですね」
 原因が分かっただけで、元気になる単純男。
 整腸剤まで頂いて、ご機嫌至極。

 しかし、依然として、腹痛は治まらない。
 教訓:生ものの賞味期限切れには注意しよう!(正確には賞味期限前だったが)
 体重が1kg減ったのは、不幸中の幸いとしておこう。

25.12.2 読了

 「はるか、ブレーメン」をようやく読み終えた。
 設定にいきなり違和感を覚えていたため、あまり読む気にならなかったのだが、1時間おきにトイレに駆け込むここ数日。
 嫌でも読んでしまうわな。(あ、トイレに本を置いているので酒よ)

 違和感は最後まで拭いきれなかったが、作者の気持ちが分からぬでもなかった。
 後書きを読むと、ちょうどその執筆当時に何度か入退院をくり返していたらしい。
 おそらく、死生観が変わったのだろう。
 大げさに聞こえるかもしれないが、私もあの事故を境に人生観が変わった。

 ただ、作者のように死に対して達観はできない。
 まだまだ、生にしがみついていたい。というのが、正直な気持ち。

 それでも、流石に重松さんで酒ね。
 文は上手い。細かな設定も気が利いている。
 しかし、私は昔の彼の作品の方が好きだ。(特に少年少女の心理を描いた作品)
 次回作に期待しようかな。

25.12.3 完成間近

 昨日は一日、一歩も外に出なかった。
 生徒が体調不良とのことで、授業がなくなったのだ。(最近、こんなのばっかり)

 しかし、これは私にとって良かったのかも知れぬ。
 私の体調も絶不調。
 外を出歩ける状態ではない。
 水分を極力控え、ひたすら横になっていたら、今度は足が攣った。

 やるべき事は多い。教材作成は当然だが、今は何をおいても時間割作成だろう。
 各ご家庭からの聞き取りは完了した。
 おそらく、ほぼ全員の希望にお応えすることができるだろう。そもそもバッティングしている時間帯がないからね。
 ということで、割と楽に完成。
 スカスカの時間割には寂しさ(+哀しさ)すら覚えるが、まあ仕方あるまい。私がメインの時代は終わったのだ。

 個人個人の表を作成し、送信完了。
 後は確認のお返事を待つだけだ。
 お休みなさい。あれ?日が変わっていた。

25.12.4 悟り

 コマギレの睡眠は続く。
 それでも1時間おきだった腹痛は、3時間間隔になったぞ。
 だから、意外と睡眠は足りているのかも。

 目覚めて、先ずはメール確認。
 さあ、お返事は?
 お、来ている来ている。
 え?げ!なんと、間違いの指摘ばかりだ。
 ダメだな〜。全員のリクエストにお応えしたつもりだったのに。
 中には全くの見当外れなセッティングもあった。
 いきなり、お詫びメールからなんて、なんとも冴えない一日の始まりだった。

 さて、食欲はないが、何か食べねば頭は働かぬ。(食べても一緒だろってかい?慥かにね)
 おっと、その前にお楽しみの体重測定だ。
 ふふふ、今日も1kg減っていた。
 久し振りの73kg台だ。(これでも多いのだが)

 ここで、突然悟った私。
 体調不良で体重が減ったのではない。
 単に、今までが食べすぎ呑みすぎだったのだ。
 アルコール1Lにおかずは3品以上(必ず油物を含む)。
 これが毎日だったものね。しかも、食べて呑んだら即就寝。
 今は、アルコール0。(だからアテは要らない)ウドンの1杯も食べれば十分満腹。
 そうだ。これで良いのだ。
 体調が戻っても、不摂生な食生活には戻らぬように気をつけたい。

25.12.5 お帰り

 ハニーが帰ってきた。
 50日ぶりの再会だ。
 お互い、体調は万全ではないが、ともかく祝宴じゃ。
 さあ、4日ぶりの美酒に酔いしれようか。

25.12.6 激痛→

 尾籠な話で申し訳ない。

 下痢症状は一段落?したが、ここ数日水のような下痢が続いたものだから、肛門が変になってしまった。
 排便時に激痛が伴うのだ。毎回、脂汗をかいている。

 体が本能的に痛みを避けようとしているのか、今度は便秘だ。
 折角減った体重も、あれよあれよという間に元に戻った。
 これぞ、正に悪循環。

 あ〜あ。冴えないな〜。
 これって、健康の有り難みを忘れていた罰なのかな。

25.12.7 緩やかなる

 激痛でのたうち回るシーンは減った。
 少しずつ回復しているのかな。
 しかし、入ってくる(食べる)量に比べて、出ていく量が圧倒的に少ない。
 怖いな〜。どうなるんだ私。

25.12.8 鍋

 昨日は、久し振りの10時間授業。
 帰宅後、酒も呑まずにすぐ寝た。
 夜中に目が醒めたが、原因は腹痛ではなく、足が攣ったから。
 薬をのんで、すぐにまた眠りに落ちた。

 さあ、今日は飲むぞ。
 体調も戻りつつあるしね。
 となると、メニューは当然鍋。
 鍋は、ハニーが帰って来た日にも頂いたのだが、その日はお互い疲れていたからね。

 そろそろ宴の準備が整ったようだ。
 では。いざ!

 気合い入れまくりの自分がチョッピリおかしい。
 現在時刻は18:00。幸せだな〜。

25.12.9 バタバタ

 幸せな時間って、短いのね。
 昨夜は18:00開宴。ひたすら呑んで20:00には意識喪失。あっという間に夢の中へ。
 足の痙攣で目覚めた時、時計を見て我が目を疑ったね。
 もう朝かと思ったら、なんとまだ22:20。2時間ほどしか眠っていない。
 私の体内時計は、完全に狂ってしまったようだ。
 流石に、もう一回寝たけどね。

 さあ、今日は忙しい。
 午前中に少し仕事をし、それから母の施設に。
 ハニーが母に会うのは久し振り。
 ハニーを見て、「何処行ってたの?」と母。
 「何言ってるの?帰って来たんやで」と私。
 「ああ、そう。新婚旅行に行っていたのね」
 母は、ジョークを言っているのではない。
 多分、ハニーを認識できなくなっていたのだろう。
 切ない気持ちで、「多分、違うと思うよ」とだけ答えるのが精一杯だった。

 その後は、お孫ちゃんのXmasプレゼントを買いに。
 私の勘違いで、最初に訪れた店には取り扱いがなく、結局京都まで。(と言っても、高の原だけどね)
 品物はゲットできたが、ゆっくり昼食を取る時間も無く、大急ぎで教室へ。
 生徒の到着10分前にギリギリ間に合った。

 授業でもいろいろあったが、まあそれは言うまい。
 なんやかんやで、気疲れの多い1日だったな。

25.12.10 送金

 今日もバタバタ。

 先日の事故で私の愛車は廃車となった。
 しかし、幸い車両保険に加入しており、また加害者の会社の社長のご厚意により、車両代金と保険金額の差額は負担して頂けることになっていた。
 つまり、私は次の車を実質負担ゼロで購入できるのだ。(車屋さんによると、大変レアなケースだそうだ)
 その差額の入金が本日あった。
 従って、私の個人の通帳には、結構な(過去に見たことのない)数字が並んでいた。

 納車はまだ先なのだが、持っていると使ってしまう(そう、私は潔い性格のバカなのだ)ので、購入代金をディーラーに送金することに。
 一度の送金額としては過去最高かな。
 気分は割と良かったのだが、残高は一気にいつもの数字に。
 げ!やばいやん。
 数字を見て、青ざめている私。
 どうやら、私は計算間違いをしていたようだ。
 もっと残ると、勝手に思い込んでいたのだ。

 けれど、よくよく考えれば当たり前で酒ね。
 だって、そのお金は元々私の懐に入るお金ではなかったので酒から。
 本当におバカで酒。
 ま、早く気がついて良かったけどね。危なく、車を購入できないところだった。
 散髪をしてもらいながら、深くうな垂れていた私で酒た。
 暫くは、倹約の日々が続くかな?(無理そうで酒が)

25.12.11 紅葉

 連日バタバタしていたが、今日は時間を気にせずに過ごしたい。
 ということで、ハニーと紅葉観賞へ。

 さて、何処に行こう。
 遠出はよそう。あの悪夢が蘇る。
 去年は近場で選び、時期が早かった事もあるが、残念な思いをした。
 しかし、今はもう12月。流石に、何処に行っても時期遅れかも。

 選んだのは、未だ行ったことのない「不退寺」。
 近い。あっという間に着いた。
 想像以上に小さなお寺だった。
 受付は無人。事務所にお越し下さいと掛札がかかっていた。
 しばらくして、お寺の人が事務所に走ってきた。
 御朱印を頼むと、本堂にお越し下さい、と言われた。
 本堂に向かう途中、先程の女性が走っている。
 本堂に入れば、ビンゴ!先程の方が硯で墨を刷っていた。
 どの世界も人手不足なのね。けど、ワンオペって大変だよね。

不退寺

 その方が仰るとおり、紅葉は見頃を過ぎていた。
 それでも、十分に美しい。
 モミジの絨毯。色褪せてはいたが、旬の頃なら素晴らしかっただろう。
 池の上にもモミジが敷き詰められていた。
 カメラマンの腕は未熟だが、幻想的な雰囲気を味わってもらえれば嬉しいな。
 滞在時間はほんの数十分だったが、遅い秋を感じるには十分だった。
 来年は、旬の時期の紅葉を楽しめたらと願う。

25.12.12 浅田次郎

 浅田次郎の「獅子吼」を読んだ。
 もちろん文庫本(短編集)でだが、どの話も過去にどこかで読んだ記憶があった。
 内容ははっきり蘇った。しかし、いつ読んだのかが思い出せない。

 それはさておき、どの作品も素晴らしかった。
 素人の私が評するのはおこがましいが、格が違うように感じた。
 文の美しさや表現の巧みさをどうのこうのと言いたいのではない。
 物語の裏に、作者の人間性がそのまま現れているように思えた。

 素敵だな。
 まあ、私(の日記)に品格を求めるのは、所詮無理な話なのだが、あのような美しい文が書けたらなとも思う。

 さて、次は誰を読もうかな。
 伊坂幸太郎、奥田英朗、有川ひろ、あさのあつこ、未読の本がまだまだ一杯あるからな。

25.12.13 ナイトスクープ

 ナイトスクープの事は過去にも何度も取り上げさせてもらったが、今回は久々に泣いた。

 末期がんで余命半年を宣告された夫が、妻のために特別な料理を食べさせたいと言う。
 妻は妻で、夫にしてあげられる事は何かを考え続け、番組に依頼した。

 年令が自分に近いこともあり、感情移入しまくり。
 冒頭から、涙腺緩みっぱなしだった。
 念願叶って、夫の好きな芸人が振る舞う料理を食することができた二人。
 そのシーンに至っては号泣だった。
 今思いだしても、涙が止まらない。

 何より素晴らしいのは、妻が夫の前では一度も涙を見せていないということ。
 おそらく、かげでは泣いているだろうに、なんという健気さ。なんと強い精神力。
 相手のことだけを考え、支え合ってる二人。なんと美しいことか。

 私たちは幸せだ。
 愛する家族がいる。
 ハニーと一緒にいつまでも元気に過ごしたいと願う。
 

25.12.14 起動3日

 自宅で使用しているPC(ノート)は2台ある。
 1台はバックアップ用で、教材作成とかには使用していないのだが、そろそろ寿命なのかもしれない。
 起動にやたら時間がかかるのだ。
 この前など、3日経っても起動しなかった。

 8年前に中古で購入したものだから、仕方ないのかもしれないが、気に入っていただけに残念だ。
 機械の調子が悪くなるのは避けられないことなのか。
 自宅のもう一台も中古で購入したものだし、事務所のPCも最近少しおかしい。
 そんなにハードな使い方はしていないのだから、お願い。あと5年は元気でいてね。

25.12.15 完調か?

 ようやく体調が戻った。

 今回は、回復までになんと2週間もかかった。
 年を取った証左か。

 それにしても、健康のなんとありがたいことよ。
 体に不安がないだけで、心も軽やかになるんだからね。

 まあ、これからはこの体と付き合っていかねばならないのだから、無理はすまい。
 ともかく、今宵も乾杯じゃ。

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