<1427> 2022.2/1〜2022.2/6

 先日の全体保護者会には、ご多忙にも関わらず多数参加下さり、誠にありがとうございました。今年度の入試結果報告とともに、新学年に進むに当たって必要な心構えなどを話させて頂きました。
 何事もやってできないことはありません。できないのはやらないからです。やろうとしないからです。今年度の反省をふまえ、私も今一度初心に立ち返り、全力で生徒の指導に当たる所存です。どうぞよろしくお願い致します。
 新入生諸君。初めのうちは、戸惑うことも多いでしょう。遠慮は要りません。分からない事は何でも聞いて下さい。楽しく、そして元気いっぱいにやっていきましょう。

<1428> 2022.2/7〜2022.2/13

 立春も過ぎたと言うのに、ここ数日の寒さはどうしたことでしょう。新型コロナウイルスの感染も爆発的に拡大していますし、正直、外に出るのが嫌になります。みなさんも用心に用心を重ねて、予防には最大の注意を払って下さいね。
 さて、新学年が始まりそろそろ一週間。新入会のみなさん。どうですか、やっていけそうですか?きっと、初めてのことばかりで戸惑っていることでしょう。仕方ありませんよ。慣れるまでには少々時間がかかります。でも、心配要りません。先輩たちも通ってきた道です。君たちができないはずはありません。先ずは、やる気です。しかし、むやみにがんばると言うだけでは上手くいきません。大切なのは計画です。今日は何をするのか、そして次の日は何をする。その程度は分かっておいた方が良いでしょう。行き当たりばったりだと、どうしてもやり残しややり忘れができてしまいます。理想は、1週間のスケジュールを(大まかでも良いですから)決めてしまうことです。スケジュール表を配りますので、MYDOノートと併せて、活用して下さいね。

<1429> 2022.2/14〜2022.2/20

 冬季オリンピックが北京で行われています。日本選手の活躍も連日報道されています。
 私は、単純に「すごいな〜」と感心しておりますが、疑問に思うこともあります。それは、「金メダルを獲ったから素晴らしい」だけではなく、「メダルを獲れなかったから大したことない」と評される風潮です。努力の成果が最高の結果として表れるのはもちろん素晴らしいことです。しかし、結果が全てではないはずです。運や不運もあります。どれだけ練習を積み重ねてきてもミスもあるでしょう。結果がメダルに結びつかなかったからと言って、彼等の努力を否定する権利は誰にもないはずです。ある選手が言っていました。『結果には満足していません。けど、悔いはありません』と。素晴らしいじゃないですか。全くその通りだと思います。そして、その言葉が言えるのは、精一杯の努力を積み重ねてきた者だけなのです。
 君たちも、けして結果至上主義には染まらないで下さい。目標に向けて努力を惜しまず、悔いのない毎日を過ごしていきましょう。

<1430> 2022.2/21〜2022.2/27

 春期集中講座の時間割を作りました。やや変則的な物になりましたが、例年通りの時間数を確保することができました。ただ、私にとってはいささかハードな日程になりました。それでも、このように授業が行えることに感謝しつつ、精一杯がんばりたいと思います。
 生徒諸君、悔いのない毎日を送りましょうね。そのためには、目標・計画。そして、何よりも「やったるで〜!」という、強い気持ちが必要ですよ。

<1431> 2022.2/28〜2022.3/6

 春の訪れが待ち遠しい今日この頃ですが、皆さん如何お過ごしですか。
 などと、のんびりしたことを書いている場合ではありません。世界情勢はとんでもないことになっています。そう、ロシアのウクライナ侵攻です。
 政治的な難しいことは私には分かりません。けれども、国益がどうのこうのという前に、多くの人の命が奪われていく、(いや既に犠牲者はたくさん出ています)この事実は、絶対に許されるべきことではないと思います。
 私たちは、戦争を知りません。本で読んだり、映像で見たりする事で、戦争は悲惨だと分かったフリをしていますが、それはあくまでも想像の域を超えないのです。実際に戦ったこともなければ、突然命を奪われることもありません。しかし、その戦争は現に起きているのです。生徒諸君の中には、海外のことだから(関係ないや)と、思っている人もいるでしょう。いいえ、他人事ではありません。日本でも戦争はあったのです。たった80年ほど前の事です。
 今の私たちは、平和を当たり前のように甘受しておりますが、平和はけして当たり前ではありません。コロナ禍も然り。無事に生きられることは、とても有り難いことなのです。改めて、平穏無事な日常を過ごせる幸せに感謝したいと思います。そして、今を精一杯生きたいと思います。

<1432> 2022.3/7〜2022.3/13

 あっという間に月日は流れていきます。「2月はにげる・3月はさる」の言葉通り、特に最近は時間の流れが早いように感じます。(え?!年のせい?)
 低学年のみなさんも、新学年を迎えて早一月。いかがですか。ペースはつかめてきましたか?現在、保護者の方にお目にかかり、ご家庭での様子を伺っておりますが、順調そうに見える子でも、完全に自分の意志で計画を立て、実行できている子は少ないようです。もちろん、最初から全部一人でできる子はいないでしょう。保護者のある程度のサポートは必要です。ただ、生徒諸君。いつまでも周りに頼っていてはいけませんよ。試行錯誤をくり返しながらでもかまいませんから、自分で計画を立ててみましょう。早く自分の意志で行動できるようになって下さいね。

<1433> 2022.3/14〜2022.3/20

 何もせずとも時は過ぎていきます。必死に何かに取り組んでいる時間とぼんやりしている時間。物理的には同じ長さでも密度が違います。生きていく上ではどちらも大切な時間ですが、同じ長さなら中身の濃いものにしたいと思います。と言いつつ、私自身「ああ、今日も一日大したことはできなかった」と、日々、後悔の連続です。
 何を今さらの感はありますが、どこがいけなかったのか、自分なりに分析してみました。充実感を得て一日が終われたときと、そうでなかったときの決定的なちがいは、その日の始まりにありました。「今日は絶対にこれをするぞ!」と決めてスタートした日は、その目標が達成できていました。一方、「あれとこれ、できるかな〜。できたら良いな〜」と気楽に考えていた日は、ほとんど何も達成できていませんでした。
 これは私個人のことですが、君たちにも思い当たる節はありませんか。たった一日だけをとってみてもこれだけ違うのです。それが毎日になると・・・。とんでもない差になりますよね。
 目標を決め、その目標達成のために行動する。大切なことだと思います。なにも大きな目標でなくてもかまいません。小さなことから始められたらそれで十分です。君たちも『目標』を意識して行動してみてはいかがでしょう。きっと何かが変わると思いますよ。

<1434> 2022.3/21〜2022.3/31

 先日の全体保護者会には、ご多忙中にも関わらず参加下さり、ありがとうございました。低学年の部では、例年になく集まりが悪く、些か気がかりではありましたが、お仕事をされている方も多いのでしょう。仕方ないのかなとも思います。次回は平日を避けて行わせて頂こうかと考えております。
 その場で申し上げたかったことは、保護者の役割です。受験するのは本人ですが、中学受験では保護者のサポートが絶対に不可欠です。勉強内容に関しては私どもにお任せ下されば大丈夫。しかし、保護者の方々には、メンタル面のサポート、それ以上に学習環境を整えてもらわなければなりません。極論かも知れませんが、生活習慣が確立していない子に、受験は無理です。目標達成のために注意すべきこと等を述べさせていただきました。私どもと本人、そして保護者との間に信頼関係が成り立っていなければならないのは、言うまでもありませんが。
 生徒諸君。春休みの間は時間がたっぷりあります。しかし、無計画に過ごすと、何も残りません。この欄でも再三再四繰り返していますが、小さな事でも構いませんから、必ず目標を持って行動しましょう。日々の積み重ねが最終的には大きなものとなりますよ。

<1435> 2022.4/1〜2022.4/10

 街中が桜色に染まり、正に春爛漫。いよいよ4月です。4月は新生活のスタート。新社会人や新1年生の初々しい姿を目にするとこちらまで嬉しくなります。緊張や不安もあるでしょうが、今のフレッシュな気持ちを忘れず、これからも頑張ってもらいたいと思います。
 君たちも、今一度目標を確認し、気持ちを新たに、精一杯の努力を積み重ねていきましょう。

<1436> 2022.4/11〜2022.4/17

 春期集中講座が終了しました。みなさん、充実した時間を過ごせたでしょうか。
 短期間とは言え、目標を持って臨んだ者とただ何となく日々を送った者との差は、とても大きかったようです。と申しますのも、授業中は目立つ程の違いはありませんが、定着具合を見るとその差は歴然。その原因は家庭での取り組み方にあるのではないでしょうか。1日1日の目標設定や時間の使い方。そもそも復習することの意義。それらの全てが、漠然としたままの者は、残念ですが、大した成果を収めることができなかったように思えます。
 けれど、まだチャンスは残されています。改めるべき点は改め、今後に活かしてもらいたいと思います。

<1437> 2022.4/18〜2022.4/24

 桜の花は散ってしまいましたが、緑の眩しい、爽やかな季節になってきました。新入生や新社会人の人たちは新生活にも少しずつ慣れてきた頃ではないかと思います。それとも、まだ環境の変化についていけずに戸惑っているのでしょうか。
 さて、この度、3年ぶりにGW特別授業を復活させることにいたしました。コロナ禍で補習どころではなくなり、一時期中断しておりました。今回のテーマは「作文」です。生徒達の作文や読書感想文を目にする度に「こりゃ、何とかせなあかんな」と感じていました。過去(20年ほど前)には隔週で作文講座(エンジョイ作文コース)を開いておりましたが、いつの間にかそれも立ち消えとなり、今に至っている次第です。
 今回の特別授業は、低学年と6年生に分けて行います。低学年の部では「主題を明確にしよう」を、6年生の部では「インパクトのある文を作ろう」をテーマに予定しております。僭越ながら、指導は私が担当させて頂きます。連休で予定もお有りでしょうが、多くの方の参加をお待ちしております。

<1438> 2022.4/25〜2022.5/1
 「勉強を好きになるには」と訊かれても即答できませんが、「勉強を嫌いにならない」ために心がけるべきことなら、お答えできます。それは「苦手をつくらないこと」です。
 誰でも、イヤだなと思うことからは逃げようとします。できればやらずに済ませたいと思い、後回しにしたり、問題を極力避けようとしたりします。みなさんも思い当たる事があるでしょう。しかし、逃げ回っているだけでは、問題は解決されません。たとえその場は何とかしのげても、次に同じ問題に直面したときに困り果てるだけです。似たようなことが続くと、次第に苦手意識が強くなってしまい、さらには見ただけで「もうダメだ」と思うようになってしまいます。
 では、どうすれば良いのでしょうか。難しいことではありません。そこまでこじれる前に手を打つのです。何かに躓いたときには、その原因から目を逸らさず、早めに対処するのです。え?抽象的すぎて良く分からないですか。では、算数を例に挙げてみましょう。例題が理解できていないのに応用問題に取り組もうとしても解けるはずはありませんよね。先ずは、基本をしっかり理解することです。授業でいきなり難しい問題を解けとは要求されません。ところが、その第一歩を軽く見ているのか、真剣に受け止めようとしない人が多いのです。説明を聞かなかったり、単に板書を写すだけで考えようとしなかったり。自分で考えていないのですから、先に進もうとしても無理が生じます。結局、また写すだけで終わり、挙げ句に「分からへん。難しい」となってしまうのです。もちろん、一度説明を聞いただけで全てを理解できる人はいないでしょう。間違えて当然。しかし、そのときに間違えた原因に気づいて欲しいのです。計算間違いなのか、ちょっとした勘違いなのか。それとも、決定的な間違いなのか。それに気がつくために復習が必要になるのですが、これまた、答えを訂正するだけで「復習した」と勘違いしている人がとても多いのです。
 幸い、低学年では基本から学べます。基本を勉強している段階で「苦手をつくらない」こと、いや「苦手だと思いこまない」ことが大切です。そのくり返しが、次第に「得意」につながっていくのです。実は「勉強を好きになる」秘訣もここら辺にあるのですが、このことについてはまたいずれ。

<1439> 2022.5/2〜2022.5/8

 新緑の眩しい季節となりました。世間は連休。中には10連休の人もいるようで、羨ましい限りです。非日常を存分に楽しんでもらいたいと思います。
 ただ、私たちには無縁の話です。授業は通常通りに行います。低学年の諸君には申し訳なく思いますが、どうかご了承下さい。6年生諸君は、この連休をまとまった勉強時間が確保できる絶好の機会ととらえ、精一杯がんばってもらいたいと思います。来年以降のこの時期が楽しい時間になるためにもね。

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