<1040> 2013.11/25〜2013.12/1

 お待たせいたしました。ようやく、冬期集中講座の時間割を作成いたしました。期間は短いですが、内容はなかなか濃いものができたと思います。
 6年生は改めて言うまでもなくラストチャンスです。年が明けるといきなり入試が始まりますし、もう後がありません。最後の仕上げをしくじらないよう、全力で臨みましょう。私自身、入試が終わるまでは休みは全くなし。皆さんと一緒に燃え尽きるまでがんばりたいと思っております。
 他学年においても、そろそろ次の学年を見据え、真剣になってもらいたいところなのですが、はたしてどうでしょうか。詳しいことは、全体保護者会でお話しさせていただきたいと思います。

<1041> 2013.12/2〜2013.12/8

 いよいよ12月です。俄には信じられませんが、紛うことなき事実。あと1ヶ月で今年は終わるのです。世間一般の人にとっては、クリスマスやら正月やらと楽しいイベントが続き、わくわくする季節でしょうが、私たちにはほぼ無縁。と言うのも、年が変わるとすぐ入試が始まり、そしてあっという間にそれも全て終わるからです。
 先日、6年生の全体保護者会を行いました。「この方々の前でお話しするのもこれが最後か」と思うと、感慨深いものがありましたが、感傷に浸っている暇はありません。「さあ、いよいよですね〜。楽しみですね〜」などと気楽なことを言えれば、どんなに嬉しいでしょうか。けど、とんでもありません。まだ誰も仕上がっていないのです。なのに、生徒達ときたら・・・。一体、何を根拠に気楽に構えているのでしょうか。中にはもう全てが終わったかのような余裕を見せている者もおります。確かに、プレテストや模擬テストなどが続き、ここしばらくは慌ただしい日々でした。それらが終わってほっとする気持ちも分からなくはないですが、実はまだ何も始まっておりません。それどころか、準備も完了していないのです。焦る気持ちを抑えるが為の反動かも知れませんが、それにしても気楽すぎませんか。残り50日を切ったのです。そろそろ目の色も変えて、顔つきも締まってもらいたい。いや、見せかけだけを変えても仕方ありません。気持ちが顔に表れるのです。一切の甘えと妥協を捨て、ひたすら目標に向かって邁進してもらいたいと思います。

<1042> 2013.12/9〜2013.12/15

 先日の全体保護者会(低学年の部)には、ご多忙中にも関わらず多数ご出席いただき、誠にありがとうございました。
 各学年のここまでの学習状況と今後の課題についてお話するつもりでしたが、久し振りのほぼ全員参加に舞い上がってしまったようです。あまり上手く話すことはできませんでした。本当に申し訳なく思います。私の考えをご理解いただけたならば嬉しいのですが・・・。
 さて、その席でも申し上げましたが、学力は授業を受けているだけでは定着しません。家庭において、ていねいな復習を怠ると、折角身につきかけた大切な事柄も時間の経過とともにことごとく抜け落ちていきます。また、例えば、宿題一つを例にとっても、きちんと仕上げずに中途半端に終わらせると、その場は分かったような気になっていても、確実に解けるようにはなっていません。そこそこ時間はかけているのに成果には繋がらず、そのため次第に意欲が失われてしまうこともよくある話。勿体ない限りです。ほんの少しのことが大きな違いになってしまうのです。幸い、生徒達の授業の受け方には(少なくとも私が見る限りでは)問題はありません。真剣に説明を聞き、しっかり考えています。その点においては、どの学年も素晴らしい成長を見せてくれました。ただ、次なる段階に進むには、家庭学習をより充実させる必要があります。冬休みは、短いとはいえ、日頃の学習スタイルを見直すには良い機会だと思います。ていねいな学習を心がけて下さい。

<1043> 2013.12/16〜2013.12/26

 早いもので、この号が今年最後のHOPES通信になりました。いつもバタバタとしているからでしょうが、今年は、例年以上に「年の瀬」という感じがいたしません。まあ、入試まであと30日となったわけですから、のんびりなんてしてはいられませんけどね。
 さて、冬休みです。先ずは、主役の6年生。泣いても笑ってもこれが最後のチャンス。しっかりと目標を見据え、歯を食いしばって必死の思いで取り組まねばなりません。なのに、妙に落ち着きをなくし、浮き足だっている者が多く、心配でたまりません。気休めを言っているときではないのです。現実とまともに向き合いなさい。不安に打ち勝つには、練習しかないのです。最後の最後まで、あきらめない・あわてない・あせらないことが大切ですよ。健康管理にも十分注意して、ラストスパートをかけていきましょう。
 低学年の諸君にとっては、楽しい冬休みですね。ただ、生活習慣を崩すことなく、やるべきことはきちんとやる。メリハリのついた充実した毎日を送って下さいね。

<1045> 2014.1/1〜2014.1/5
    旧年中は大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
    これからも、ご指導ご鞭撻の程どうぞよろしくお願いいたします。

 毎年同じ挨拶を繰り返しているうちに、あれよあれよと言う間にHOPESも開設24年目を迎えました。ここまで続けることができたのは、ひとえに保護者の方々のご理解とご協力があったからです。心から感謝申し上げます。
 生徒達にはいつも「反省なきところに進歩はない」と言い続けてきた私ですが、自分はどうなのだと振り返れば、口を閉ざすしかありません。毎年、偉そうに新年の誓いを立ててはこの欄にも書いておりましたが、口先だけで全く実行が伴っておらず、お恥ずかしい限りです。今年からは思いは胸に秘めることにいたしました。今後は、言葉ではなく行動で示していきたいと思います。

 さて、6年生諸君。いよいよ入試本番を迎えます。ここまで来たら腹を括るしかありません。不安な気持ちは誰も同じです。やるべき事もせず、結果ばかり心配するのは愚の極み。さあ、ラスト2週間。まだ時間はあります。精一杯を尽くして、本番に臨みましょう。全てが終わるまでは、絶対に「泣かない。笑わない」歯を食いしばって、がんばれ!!

<1046> 2014.1/6〜2014.1/12

 今年の正月は、好天に恵まれ、寒くもなく、穏やかな年明けだったように思います。みなさんは、いかがお過ごしでしたか。
 それにしてもあっという間の冬休みでした。個人的には、息子たちと一緒の時間を過ごせて嬉しい正月でしたが、受験生のことを考えると、気が安らぐ間もありません。ここまで来たら、もう腹を括るしかないのですが、私はやはりまだ不安です。仕上がり具合がどうのこうのと言いたいのではありません。心配なのは彼らの精神状態です。妙に冷めているように思えて仕方ないのです。もっと内面からほとばしる、燃え上がるような情熱を感じたいと言えば、欲張り過ぎでしょうか。戦う前から結果ばかりを気にして、浮き足立っているようでは、勝負には勝てません。あえて、勝負という表現を使いましたが、誤解しないでいただきたい。入試は他人との戦いではありません。自分との戦いです。ここまで精一杯がんばってきたことをいかに発揮するか。本番で実力を出し切れるかどうかは、結局は自分次第。その意味では戦いなのです。
 入試に先立ち行った入試激励会では、精神面の重要性を中心に諸注意をいたしました。応援に駆けつけてくれた先輩方のアドバイスもきっと心に届いたことでしょう。
 さあ、いよいよ入試本番。最後の踏ん張りどころです。健康には注意して、燃え上がりましょう。

<1047> 2014.1/13〜2014.1/19

 6年生諸君にとっては、この号が最後のHOPES通信となりました。
 これから君たちは、ここまでの集大成を確かめるべく、晴れの舞台に臨むわけですね。きっと今、君たちの胸中には、さまざまな想いが去来していることと思います。苦しいことや辛いことも多かったはず。泣きたくなって途中でやめたくなったこともあるでしょう。けれど君たちは諦めなかった。自分の目標に向かってがんばり続けた。それは素晴らしいことです。きっとこれからの人生の支えになるはずです。
 今は、君たちのその努力が実を結ぶことを祈るばかりです。ここまで精一杯頑張ってきた君たち。さあ、もう一踏ん張りです。今まで培ってきた全てを惜しみなく発揮して、全力で闘ってきて下さい。
 もし、望むような結果が得られなくても、けっしてくじけないこと。大切なのは、君たちがこれからどう生きていくかで、結果ではありません。胸を張って堂々と生きて下さい。君たちにとって、けっして良い先生ではなかった私ですが、これを最後のメッセージとさせてもらいます。
 君たちが笑顔で戻ってきてくれることを信じております。

<1048> 2014.1/20〜2014.1/26

 いよいよ、近畿統一入試が始まりました。私たちも早朝より応援に向かいました。折しもの寒波到来で、寒風吹きすさぶ中、生徒の到着を待つのはなかなか厳しいものがありましたが、そんな生ぬるいことは言っていられません。受験生達にとっては、今までの集大成を確かめる大舞台。大げさに聞こえるかも知れませんが、人生を賭けた真剣勝負に挑むのです。寒さなんて関係ありません。幸い、教え子達はみな元気そうな顔で現れ、一安心。ただ、やはり緊張気味で、やたらとハイテンションの者もいました。それでも、しばらく話をしているうちに、緊張もほぐれていつもの表情に戻り、試験場に向かう姿からは気合いも感じられ、頼もしく思いながら、見送らせてもらいました。
 と、ここまでは平気そうに書かせていただきましたが、実は、その後が大変なのです。待つ身の辛さとは、正にこのこと。生徒達が、会場内に入る後ろ姿を見ているだけで、胸が締め付けられます。中には、涙ぐんでいる保護者もいます。しかし、入試は自分との闘い。誰も助けはしてくれません。一人で越えていかねばならない壁なのです。ただ、いくら頭の中では分かっていても、やはり辛いのです。祈るだけしかできない無力さにじりじりしながら、ひたすら待つしかないのですから。「終わったよ」と、疲れた表情を見せながらも、健気に笑うその姿には、思わず「ようやった。もうこれで十分。結果なんてどうでも良い」と叫びたくなってしまいます。
 加えて、昨今はやりの「午後入試」。ホッとするまもなく、次の試験会場に向かわなければなりません。12歳の少年少女達にとって、何と過酷な試練なのでしょう。
 学校関係者の皆さん。そりゃ、生徒確保に必死にならざるを得ない事情も分かりますよ。けど、あなた方に、もしも生徒の気持ちを考える心が少しでもあるのであれば、即刻、ばかげた入試制度は止めていただきたい。空しい叫びだとは思いますが、敢えて言わせていただきました。

 さあ、かわいい教え子達よ。もう少しの辛抱だ。最後の最後まで、歯を食いしばって闘っておいで。

<1049> 2013.10/27〜2013.11/2

 あっという間の一週間でした。近畿統一入試はほぼ終了。いや、まだ生徒たちの闘いは続いています。ですから、まだ終了ではありませんが、まもなく結果も出そろいます。
 みんな、よくがんばりました。残念ながら、全員が第一志望の中学校に合格とはまいりませんでしたが、精一杯の結果ではなかったでしょうか。人間は、合格したから偉くなったり、不合格だったからダメになったりはしません。事実は事実として受け止め、反省すべき点は改めねばなりませんが、正々堂々と闘ったのです。結果に対して卑屈になる必要はありません。これからも胸を張って堂々と生きていってもらいたいと思います。
 さて、一足早く新6年生の授業がスタートいたしました。中には、本当にやっていけるかどうかと不安になっている人もいるようですが、心配は要りません。今までの先輩たちも乗り越えられたのです。君たちにできないはずはありません。もちろん、楽な道ではありません。苦しいこともきっとあるでしょう。けれど、努力は必ず報われます。強い意志を持って、困難に立ち向かって下さい。精一杯がんばる人には、私たちも精一杯の応援をさせていただきます。

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